JPH0730391Y2 - 棒状体繰り出し装置の固定装置 - Google Patents

棒状体繰り出し装置の固定装置

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JPH0730391Y2
JPH0730391Y2 JP1989086073U JP8607389U JPH0730391Y2 JP H0730391 Y2 JPH0730391 Y2 JP H0730391Y2 JP 1989086073 U JP1989086073 U JP 1989086073U JP 8607389 U JP8607389 U JP 8607389U JP H0730391 Y2 JPH0730391 Y2 JP H0730391Y2
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Japan
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tubular
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秀平 陰山
良英 光谷
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Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は筒状体に対し筒状キャップを回転することによ
り筒状体のスリットに沿ってホルダを摺動させ、このホ
ルダに保持した棒状体を筒状体の後端部に設けられたス
トッパー部より出没させる棒状体繰り出し装置に係り、
特に筒状体に対し筒状キャップを回転自在で、かつ軸方
向に係止させる固定装置に関する。
〔従来技術〕
この種の従来例には実願昭62−155301号及び実願昭62−
155302号に記載されたものがある。
これらの従来例には、筒状キャップの内面に段部と螺旋
溝を設け、この段部に係止させた突出片を有する筒状体
にスリットを設け、このスリットに、ホルダの挟持片を
摺動自在に嵌装し、この挟持片に棒状体を挟持せしめ、
筒状キャップの螺旋溝に、当該挟持片に設けられた突起
をスリットを通して嵌合すると共に、筒状体の後端部
に、突出片とで筒状キャップを係止させるストッパー部
10を設けてなる棒状体繰り出し装置の固定装置が記載さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来例にあっては、筒状体に対し筒状キャップを突
出片とストッパー部により回転自在で、かつ軸方向に係
止させることができるものであるが、突出片を筒状体の
外面に切り込みにより設けているので、その形式,構造
が複雑になり、安価に実施できないという課題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案装置は上記の課題を解決するため、図示のように
筒状キャップ1の内面に段部2と螺旋溝3を設け、この
段部2に係止させた突部4を有する筒状体5にスリット
6を設け、このスリット6にホルダ7を摺動自在に嵌装
し、このホルダ7に棒状体8を保持せしめ、筒状キャッ
プ1の螺旋溝3に、ホルダ7に設けられた突起9をスリ
ット6を通して嵌合すると共に、筒状体5の後端部に、
突部4とで筒状キャップ1を係止させるストッパー部10
を設け、筒状体5のストッパー部10側にV形切り込み11
を設けてなる構成としたものである。
〔作用〕
本考案装置は上記のような構成であるから、筒状体5に
対し筒状キャップ1を突部4とストッパー部10により回
転自在で、かつ軸方向に係止させることができ、突部4
を筒状体5の外面に設けるだけで、切り込みにより設け
られる突出片に比して突部4の形成,構造が簡単にな
り、安価に実施できることになる。又、筒状体5のスト
ッパー部10側にV形切り込み11を設けているためにスト
ッパー部10の内方への撓みは容易となり、筒状キャップ
1に筒状体5を極めて容易に嵌着でき、作業性が向上す
ることになる。
〔実施例〕
以下図面により本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案装置の第1実施例を示す縦断面図、第2
図はその要部の部分分解斜視図、第3図は本考案におけ
る筒状体のスリットに、棒状体を挟持したホルダを嵌め
込んだ状態を示す斜視図、第4図は本考案における筒状
キャップと筒状体の後部の係止状態を示す断面図であ
る。
図中1は筒状キャップで、この筒状キャップ1の前部内
面には段部2が設けられ、同じく筒状キャップ1の後方
部内面には螺旋溝3が設けられている。5は筒状キャッ
プ1の前端から挿入される筒状体で、この筒状体5のほ
ぼ中央部の外面には段部2に係止させた突部4を有して
おり、同じく筒状体5の後方部の対向する部分にはスリ
ット6が設けられている。突部4は筒状体5の外面に設
けられ、筒状キャップ1の段部2により係止されてい
る。
両スリット6にはホルダ7の2つの挟持片12が後方に向
くように摺動自在に嵌め込まれており、この両挟持片12
には棒状消ゴム8が挟持されている。13,10はスリット
6の前,後部に形成されたホルダ7のストッパー部であ
る。従ってホルダ7はスリット6の前,後部のストッパ
ー部13,10に当接するまで、軸方向に移動することにな
る。また、筒状キャップ1の螺旋溝3には挟持片12に設
けられた突起9がスリット6を通して嵌合せしめられて
いる。又、筒状体5のストッパー部10側にV形切り込み
14が設けられている。
上記の構成において第1実施例による装置の組み立て方
法について説明する。
まず、筒状体5のスリット6にホルダ7をその両挟持片
12が後方に向くように筒状体5内に嵌挿し、当該両挟持
片12を両スリット6に摺動自在に嵌装する。次いで消ゴ
ム8を筒状体5の後端より挿入して両挟持片12に挟持
し、この筒状体5を筒状キャップ1の前端より挿入して
押し込み、ストッパー部10がV形切り込み11により内方
に撓んで筒状キャップ1の段部2に突部4が当接するま
で押し込むと、ストッパー部10が外方に復帰し、筒状キ
ャップ1の後端部に係止し、組み立てを終了する。この
場合、筒状体5のストッパー部10側にV形切り込み11を
設けているためにストッパー部10の内方への撓みが容易
となり、筒状キャップ1に筒状体5を極めて容易に嵌着
でき、作業性が向上することになる。
消ゴム8の両挟持片12への挟持は、筒状体5の筒状キャ
ップ1への組付け後に行ってもよい。組み立て終了時
は、筒状体5の後部のストッパー部10が筒状キャップ1
の後部に係止した状態になる。このような状態になるよ
う部品寸法が決定されていることは記す迄もない。
次にその作用を説明する。
消ゴム8の未使用時は第1図示のようにホルダ7が筒状
体5の前部のストッパー部13に当接しており、消ゴム8
の先端は、筒状体5の後部のストッパー部10の端面に丁
度一致した状態になっている。
この状態で、筒状体5に対して筒状キャップ1を回転す
ると、筒状キャップ1の螺旋溝3に、ホルダ7の挟持片
12に設けられた突起9が嵌合されているので、ホルダ7
がその2つの挟持片12を嵌め込んだ筒状体5の両スリッ
ト6に沿って案内されながら軸方向に移動し、ホルダ7
の2つの挟持片12に挟持された消ゴム8を回転方向に応
じて,筒状体5のストッパー部10より出没することがで
きる。
消ゴム8の繰り出しは、減少分だけ筒状キャップ1を回
転させてホルダ7を軸方向,図例では右方向に移動させ
ることにより行うことができ、使用後は、筒状キャップ
1を逆回転させてホルダ7を左方向に移動させることに
より消ゴム8を引っ込めることができる。
また、消ゴム8はスリット側の筒状体5内に収められて
いるホルダ7の2つの挟持片12により挟持され、この挟
持片12はスリット6に摺動自在に嵌め込まれていると共
に挟持片12の突起9が筒状キャップ1の螺旋溝3に嵌め
込まれているため、消ゴム8は2つの挟持片12と2つの
スリット側の筒状体5の部分及び筒状体5のストッパー
部10に保持されていることになり、字消し時に消ゴム8
がふらつかないだけでなく、消ゴム8全体を同一径のも
のにできるので、二次加工等により消ゴムの挟持部に当
たる部分を細くする必要もなく、スリット側筒状体5の
部分の内径にほぼ等しい太さの消ゴム8を使用できるた
め、筒状キャップ1の大きさを太くすることなく、最大
限の太さの消ゴムを使用できる。
本考案装置をシャープペンシルに適用する場合には、筒
状体5の前方部をスリット側の後方部の外径よりも細く
し、筒状体5の前方部内面に芯タンク14の後端が当接す
る受部15を設けると共に、外筒16の内面に形成した多角
形部17に嵌合する多角形部18を筒状体5の前方部外面に
形成せしめる。
このような構成にすると、筒状体5の前方部外面の多角
形部18が外筒16の内面に形成した多角形部17に嵌合され
て筒状体5が軸方向移動自在で、かつ回転方向にロック
され、また、受部15に芯タンク14が当接しているので、
筒状体5,これに組付けられた筒状キャップ1及び芯タン
ク14が公知のシャープペンシルと同様にバネに抗してあ
るいはそのバネ力により前方あるいは後方に移動し、チ
ャックを開閉して芯の繰り出しができる。また、筒状キ
ャップ1を回転した場合は上記の如く、消ゴム8の出没
を行うことができる。
第5図は本考案装置の第2実施例における要部の部分分
解斜視図である。この第2実施例はスリット6にホルダ
7を摺動自在に嵌装し、このホルダ7に棒状消ゴム8を
保持せしめ、筒状キャップ1の螺旋溝3に、ホルダ7に
設けた突起9をスリット6を通して嵌合する以外、上記
第1実施例と同様の構成になっており、また同様の作用
をなすものである。
ただし、この第2実施例では、2つの挟持片12で消ゴム
8を挟持していないので、2つの挟持片12を使用してい
るホルダ7と同一外径の消ゴムを使用しようとするとき
は、消ゴム8の基部を2次加工等により細くする必要が
あることは言う迄もない。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、筒状体5に対して筒状キ
ャップ1を回転することによりホルダ7を軸方向に移動
させることができ、筒状体8を回転方向に応じて,筒状
体5のストッパー部10より出没することができるので、
棒状体8の使用時に棒状体8を必要量,繰り出して使用
に供することができ、また不使用時は棒状体8を引っ込
めておくことができ、棒状体8の出没を回転操作だけで
簡便に行うことができる。又、筒状体5のストッパー部
10側にV形切り込み11を設けているためにストッパー部
10の内方への撓みが容易となり、筒状キャップ1に筒状
体5を極めて容易に嵌着でき、作業性を向上することが
できる。
棒状体8としては棒状消ゴムに限定されることはなく、
棒状クレヨン、パス,印鑑,ハケ等の棒状体にも適用で
きる。また、筒状体5に対し筒状キャップ1を突部4と
ストッパー部10により回転自在で、かつ軸方向に係止さ
せることができ、突部4を筒状体5の外面に設けるだけ
で、切り込みにより設けられる突出片に比して突部4の
形成,構造を簡単にでき、安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の第1実施例を示す縦断面図、第2
図はその要部の部分分解斜視図、第3図は本考案におけ
る筒状体のスリットに、棒状体を挟持したホルダを嵌め
込んだ状態を示す斜視図、第4図は本考案における筒状
キャップと筒状体の後部の係止状態を示す断面図、第5
図は本考案装置の第2実施例における要部の部分分解斜
視図である。 1……筒状キャップ、2……段部、3……螺旋溝、4…
…突部、5……筒状体、6……スリット、7……ホル
ダ、8……棒状体(棒状消ゴム)、9……突起、10……
ストッパー部、11……V形切り込み、12……挟持片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B43K 29/02 D B43L 19/00 C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状キャップの内面に段部と螺旋溝を設
    け、この段部に係止させた突部を有する筒状体にスリッ
    トを設け、このスリットにホルダを摺動自在に嵌装し、
    このホルダに棒状体を保持せしめ、筒状キャップの螺旋
    溝に、ホルダに設けられた突起をスリットを通して嵌合
    すると共に、筒状体の後端部に、突部とで筒状キャップ
    を係止させるストッパー部を設け、筒状体のストッパー
    部側にV形切り込みを設けてなる棒状体繰り出し装置の
    固定装置。
JP1989086073U 1989-07-21 1989-07-21 棒状体繰り出し装置の固定装置 Expired - Fee Related JPH0730391Y2 (ja)

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JPWO2009133587A1 (ja) * 2008-04-30 2011-08-25 株式会社メニコン 複数色組合せの視力補正用使い捨て型コンタクトレンズ
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