JPH0728144Y2 - 繰り出し式棒状物容器 - Google Patents

繰り出し式棒状物容器

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JPH0728144Y2
JPH0728144Y2 JP1987175579U JP17557987U JPH0728144Y2 JP H0728144 Y2 JPH0728144 Y2 JP H0728144Y2 JP 1987175579 U JP1987175579 U JP 1987175579U JP 17557987 U JP17557987 U JP 17557987U JP H0728144 Y2 JPH0728144 Y2 JP H0728144Y2
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JP
Japan
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inner cylinder
outer cylinder
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cylinder
rod
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JP1987175579U
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JPH0178584U (ja
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秀平 陰山
洋一 中里
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Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外筒に対して内筒を回転することにより、内
筒のスリットに沿って棒状物ホルダを摺動させ、この棒
状物ホルダに保持された消ゴム,印鑑,口紅等の棒状物
を回転方向に応じて外筒より出没させる繰り出し式棒状
物容器に関する。
〔従来の技術〕
従来は例えば消ゴム受台の筒部内に、消ゴムを圧着して
保持した消ゴム保持具を着脱自在に密着した構成になっ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来例にあっては消ゴムが減った場合、その都度、
受台筒部より消ゴム保持具を取り出し、この保持具を開
いて消ゴムを減少分だけ引き出し、保持具を閉じて受台
筒部内に嵌め込むという厄介な作業を繰り返し行う必要
があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案容器は上記の問題点を解決するため、図示のよう
に外筒1の内面に螺旋溝2を設け、外筒1に対し回転自
在で軸方向にロックする手段によって内筒3を嵌装し、
この内筒3にスリット4を設け、当該内筒3にはこのス
リット4に案内される突起5を有する棒状物ホルダ6を
摺動自在に嵌め込み、前記螺旋溝2にこの棒状物ホルダ
6の突起5を係合せしめ、内筒3の前部に環状ストッパ
ー部15を形成して外筒1の前端に当接して、環状ストッ
パー部15の内径を外筒1の内径よりも小さくすると共
に、前記外筒1に対し回転自在で軸方向にロックする手
段は、外筒1の一端部内面に設けた環状突起7と、該環
状突起7に係合する内筒3の外面に切り込みにより設け
られた突出片9を含む構成としたものである。
〔作用〕
外筒1に対して内筒3を回転すると、外筒1の螺旋溝2
に、棒状物ホルダ6の突起5が係合されているので、棒
状物ホルダ6がその突起5を嵌め込んだ内筒3のスリッ
ト4に沿って案内されながら軸方向に移動し、棒状物ホ
ルダ6の保持された棒状物13を回転方向に応じて内筒3
より出没することができる。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案容器の第1実施例を示す断面図、第2図
は第1図のII−II線断面図、第3図は第1実施例におけ
る内筒の斜視図である。
図中1は外筒で、その内面には螺旋溝2が設けられてい
る。この外筒1に対し回転自在で軸方向にロックされた
内筒3が嵌装されている。この第1実施例の場合、外筒
1の後部内面に環状突起7が設けられており、内筒3の
後部外面にはこの環状突起7に係合される係合部8が設
けられている。係合部8は内筒3の外面に切り込みによ
り設けられた突出片9と、内筒3の段部10により形成さ
れている。
内筒3の対向する部分にはスリット4が設けられ、この
内筒3内にはこの両スリット4に棒状物ホルダ6の2つ
の挟持片14が前方に向くよう摺動自在に嵌め込まれてい
る。この両挟持片14には消ゴム13が挟持されており、当
該両挟持片14の外面には外筒1の螺旋溝2に係合する突
起5が設けられている。15,16はスリット4の前,後部
に形成された棒状物ホルダ6の環状ストッパー部であ
る。従って棒状物ホルダ6はスリット4の前,後部の環
状ストッパー部15,16に当接するまで、軸方向に移動す
ることになる。17は外筒1の後部外面に設けられたクリ
ップである。
上記の構成において第1実施例の組み立て方法について
説明する。
まず、内筒3のスリット4の両側を外方に撓ませて当該
スリット4より棒状物ホルダ6をその両挟持片14が前方
に向くように内筒3内に嵌挿し、両挟持片14を両スリッ
ト4に摺動自在に嵌め込む。次いで消ゴム13を内筒3の
前端より挿入して両挟持片14に挟持し、この内筒3を外
筒1の前方より挿入して、突起5を螺旋溝2に係合さ
せ、さらに内筒3を外筒1の中に挿入し、突出片9が環
状突起7の当接した所で内筒3を押し込むと、突出片9
が内方に撓んで外筒1の環状突起7を乗り越えてこの突
出片9と段部10との間に形成された係合部8に嵌合し、
組み立てを終了する。
消ゴム13の両挟持片14への挟持は内筒3の外筒1への組
付け後に行ってもよい。組み立て終了時は、内筒3の前
部の環状ストッパー部15が外筒1の前端に当接した状態
になる。このような状態になるよう部品寸法が決定され
ていることは記す迄もない。このような状態にすること
によって外筒1に対し内筒3の軸方向のロックを確実に
し、外筒1と内筒3の相対回転のぶれを小さくすること
もできる。さらに、図示のように環状ストッパー部15は
内筒3の前部であり、その内径は、外筒1の内径よりも
小さくなる。従って、容器の先端で消ゴムと容器との間
隙を小さくして消ゴムを保持しやすくすることができる
ので、消ゴムを使用する際に消ゴムの揺れを小さくする
ことができる。クリップ17を内筒3の操作部3aに設ける
ときは組み立て終了後に別部品として設ければよい。
次に第1実施例の作用を説明する。
消ゴム13の未使用時は、第1図示のように棒状物ホルダ
6の後部が内筒3の環状ストッパー部16に当接してお
り、消ゴム13の前端は内筒3の環状ストッパー部15の端
面に丁度一致した状態になっている。
この状態で、外筒1に対して内筒3の後端部を回転する
と、外筒1の螺旋溝2に、棒状物ホルダ6の挟持片14に
設けられた突起5が嵌合されているので、棒状物ホルダ
6がその2つの挟持片14を嵌め込んだ内筒3の両スリッ
ト4に沿って案内されながら軸方向に移動し、棒状物ホ
ルダ6の2つの挟持片14に挟持された消ゴム13を回転方
向に応じて内筒3より出没することができる。
消ゴム13の繰り出しは、減少分だけ内筒3を回転させて
棒状物ホルダ6を軸方向,図例では左方向に移動させる
ことにより行うことができ、使用後は、内筒3を逆回転
させて棒状物ホルダ6を右方向に移動させることにより
消ゴム13を引っ込めることができる。
また、消ゴム13は、内筒3内に収められている棒状物ホ
ルダ6の2つの挟持片14に挟持され、この挟持片14はス
リット4に摺動自在に嵌め込まれているため、消ゴム13
は2つの挟持片14と内筒3のスリット4の両側部分で保
持されていることにより字消し時に消ゴム13が振らつか
ないだでなく、消ゴム13全体を同一径のものにできるの
で、二次加工等により消ゴム13の保持部に当たる部分を
細くする必要もなく内筒3の内径に等しい太さの消ゴム
13を使用できる。
第4図は第2実施例を示す断面図、第5図はその部分分
解斜視図、第6図はその組み立て状態を示す斜視図であ
る。
図中1は外筒で、この外筒1の後部内面には環状突起7
が設けられ、同じく外筒1の内面には螺旋溝2が設けら
れている。3は外筒1の前端から挿入される内筒で、こ
の内筒3の外面には環状突起7に係合させた係合部8を
有しており、同じく内筒3の対向する部分にはスリット
4が設けられている。
両スリット4にはスリット4より挿入された棒状物ホル
ダ6の2つの挟持片14が前方に向くように摺動自在に嵌
め込まれており、この両挟持片14には消ゴム13が挟持さ
れている。15,16はスリット4の前,後部に形成された
棒状物ホルダ6の環状ストッパー部である。従って棒状
物ホルダ6はスリット4の前,後部の環状ストッパー部
15,16に当接するまで、軸方向に移動することになる。
また、外筒1の螺旋溝2には挟持片14に設けられた突起
5が嵌合せしめられている。
この第2実施例の組立方法は第1図の第1実施例と同一
なのでその説明を省略する。
次にその作用を説明する。
消ゴム13の未使用時は第2図示のように棒状物ホルダ6
が内筒3の後部の環状ストッパー部16に当接しており、
消ゴム13の先端は、内筒3の前部の環状ストッパー部15
の端面に丁度一致した状態になっている。
この状態で、外筒1に対して内筒3を回転すると、外筒
1の螺旋溝2に、棒状物ホルダ6の挟持片14に設けられ
た突起5が嵌合されているので、棒状物ホルダ6がその
2つの挟持片14を嵌め込んだ内筒3の両スリット4に沿
って案内されながら軸方向に移動し、棒状物ホルダ6の
2つの挟持片14に挟持された消ゴム13を回転方向に応じ
て,内筒3より出没することができる。
消ゴム13の繰り出しは、減少分だけ内筒3を回転させて
棒状物ホルダ6を軸方向,図例では右方向に移動させる
ことにより行うことができ、使用後は、内筒3を逆回転
させて棒状物ホルダ6を左方向に移動させることにより
消ゴム13を引っ込めることができる。
なお、本考案は棒状物13として消ゴムの外に印鑑,口紅
等にも適用でき、棒状物13の保持は2つの挟持片14によ
らず、棒状物ホルダ6の基端側の筒部で行ってもよい。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、外筒1に対して内筒3を
回転することにより棒状物ホルダ6を軸方向に移動させ
ることができ、棒状物13を回転方向に応じて,外筒1よ
り出没することができるので、棒状物13の出没を回転操
作だけで簡便に行うことができる。そのため棒状物13が
消ゴムの場合、従来のような厄介な作業を繰り返し行う
必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案容器の第1実施例を示す断面図、第2図
は第1図のII−II線断面図、第3図は第1実施例におけ
る内筒の斜視図、第4図は第2実施例を示す断面図、第
5図は第2実施例の部分分解斜視図、第6図は第2実施
例の組み立て状態を示す斜視図である。 1……外筒、2……螺旋溝、3……内筒、3a……操作
部、4……スリット、5……突起、6……棒状物ホル
ダ、7……環状突起、8……係合部、9……突出片、10
……段部、11……環状溝、12……係合子、13……棒状物
(消ゴム)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭64−20392(JP,U) 実開 昭62−90181(JP,U) 実開 昭57−8010(JP,U) 実開 昭62−115389(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒1の内面に螺旋溝2を設け、外筒1に
    対し回転自在で軸方向にロックする手段によって内筒3
    を嵌装し、この内筒3にスリット4を設け、当該内筒3
    にはこのスリット4に案内される突起5を有する棒状物
    ホルダ6を摺動自在に嵌め込み、前記螺旋溝2にこの棒
    状物ホルダ6の突起5を係合せしめ、内筒3の前部に環
    状ストッパー部15を形成して外筒1の前端に当接して、
    環状ストッパー部15の内径を外筒1の内径よりも小さく
    すると共に、前記外筒1に対し回転自在で軸方向にロッ
    クする手段は、外筒1の後端部内面に設けた環状突起7
    と、該環状突起7に係合する内筒3の外面に切り込みに
    より設けられた突出片9を含むことを特徴とする繰り出
    し式棒状物容器。
JP1987175579U 1987-11-16 1987-11-16 繰り出し式棒状物容器 Expired - Lifetime JPH0728144Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0178584U JPH0178584U (ja) 1989-05-26
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1046475C (zh) * 1994-03-31 1999-11-17 株式会社寿 条状物送出容器
EP2826637A1 (en) 2013-07-19 2015-01-21 Kotobuki & Co., Ltd. Stick-shaped material propelling container

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1046475C (zh) * 1994-03-31 1999-11-17 株式会社寿 条状物送出容器
EP2826637A1 (en) 2013-07-19 2015-01-21 Kotobuki & Co., Ltd. Stick-shaped material propelling container
US9067233B2 (en) 2013-07-19 2015-06-30 Kotobuki & Co., Ltd. Stick-shaped material propelling container

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JPH0178584U (ja) 1989-05-26

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