JPH11309992A - 棒状物繰り出し容器 - Google Patents

棒状物繰り出し容器

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Publication number
JPH11309992A
JPH11309992A JP10121361A JP12136198A JPH11309992A JP H11309992 A JPH11309992 A JP H11309992A JP 10121361 A JP10121361 A JP 10121361A JP 12136198 A JP12136198 A JP 12136198A JP H11309992 A JPH11309992 A JP H11309992A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
rod
annular body
front cylinder
feeding container
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10121361A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Wakushima
武雄 涌島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kotobuki and Co Ltd filed Critical Kotobuki and Co Ltd
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Publication of JPH11309992A publication Critical patent/JPH11309992A/ja
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に片手で棒状物を繰り出すことができる
棒状物繰り出し容器とする。 【解決手段】 先筒12と後筒1とが相対回転自在に連
結され、消ゴム36を保持すると共に該先筒12に対し
て軸線方向に移動可能な棒状物ホルダー16が先筒12
内に配設されている。先筒12の外周側にはゴム状の円
環体20が装着されている。円環体20を紙面上で転動
させると、円環体20と一体となった先筒12が後筒1
に対して回転し、棒状物ホルダー16が先筒12内を軸
線方向に移動して棒状物36を繰り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消ゴム、固形糊、
色芯、固形化粧料、パス等の棒状物を繰り出す棒状物繰
り出し容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の棒状物繰り出し容器とし
ては、例えば、実開平6−75784号公報に記載され
たものがある。この公報に記載された棒状物繰り出し容
器は、筆記軸を兼ねる後筒と、内面に螺旋溝が形成され
た先筒と、この先筒に軸方向移動不能で回転自在に嵌挿
され、軸方向に伸びる案内溝を有する案内筒と、案内溝
を通して前記螺旋溝に嵌合する突起を側面に有し、案内
筒に嵌挿され棒状物を保持するホルダーとを備えてい
る。案内筒は、後筒に回転不能に連結される。
【0003】そして、先筒を後筒に対して一方方向に回
転させると、後筒に回転不能となった案内筒に対して先
筒が回転し、案内筒に対して相対回転不能となったホル
ダーと先筒との間で相対回転が生ずるため、ホルダーの
突起が先筒の螺旋溝に沿って前方へ移動する。これによ
って、ホルダーに保持された棒状物が先筒の先端よりも
繰り出される。また、先筒を後筒に対して先と反対方向
に回転させると、ホルダーが後方へ移動し、ホルダーに
保持された棒状物が先筒の先端よりも奥方へ退没する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の棒状物繰り出し容器にあっては、棒状物を繰り出
しまたは退没させるためには、一方の手で後筒(または
先筒)を保持し、他方の手で先筒(または後筒)を回転
させなければならない。従って、使用中に棒状物をさら
に繰り出したい場合には、一度紙面等から離して、繰り
出し操作を行わなければならず、手間がかかり、煩わし
いという問題がある。
【0005】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、請求項1ないし請求項6記載の発明は、簡単に棒状
物の繰り出し、退没を行うことができる棒状物繰り出し
容器を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、先筒と後筒とが相対回転自在
に連結され、棒状物を保持すると共に該先筒に対して軸
線方向に移動可能な棒状物ホルダーが該先筒内に配設さ
れており、先筒と後筒との間の相対回転により棒状物ホ
ルダーが先筒内を軸線方向に移動して棒状物を繰り出す
棒状物繰り出し容器において、先筒の外周に軟質弾性体
よりなる円環体が設けられていることを特徴とする。
【0007】後筒を片手で握った状態で、円環体を紙
面、机上、手の上等で転動させることにより、先筒が後
筒に対して回転し、棒状物が繰り出される。また、反対
方向に円環体を転動させることにより、棒状物が退没す
る。他方の手で先筒を回転させる必要がないので、簡単
に棒状物の繰り出しを行うことができる。また、転動さ
せる方が回転させるよりも早く動かすことができるの
で、瞬時に棒状物を繰り出し、退没させることができ
る。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記円環体が、先筒の外周面に被着
されることを特徴とする。また、請求項3記載の発明
は、請求項1記載のものにおいて、前記円環体が、先筒
の外周面に設けた環状溝にはめ込まれていることを特徴
とする。また、請求項4記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載のものにおいて、前記円環体の最大
外径寸法が、後筒の先端の外径寸法以上であることを特
徴とする。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし4のいずれかに記載のものにおいて、前記円環体
が、先端に向かうに従って漸次外径が細くなることを特
徴とする。また、請求項6記載の発明は、請求項1ない
し5のいずれかに記載のものにおいて、前記円環体の外
周表面には、凹凸部が形成されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の棒状物繰り出し容
器の実施の形態を表す縦断面図である。本例では、棒状
物繰り出し容器は、後端ノック式のシャープペンシルと
一体になっており、棒状物として消ゴムを使用してい
る。
【0011】図において、棒状物繰り出し容器は、筆記
軸を兼ねる後筒1と、後筒1に対して相対回転自在に連
結され、内周面に螺旋溝12aが形成された先筒12と
を有している。先筒12内には、先筒12に対して相対
回転自在でかつ軸線方向に移動不能となった案内筒14
が挿設されている。案内筒14には、軸線方向に伸びる
2つの案内孔14a、14aが周方向に180度離間さ
れて形成されている。そして、案内筒14の後端は受台
2に対して着脱可能且つ回転不能にはめ込まれている。
受台2はさらに後筒1に対して相対回転不能となってい
るため、結果として、案内筒14は後筒1に対して相対
回転不能となっている。
【0012】先筒12内には、さらに先筒12に対して
軸線方向に移動可能な棒状物ホルダー16が配設されて
いる。棒状物ボルダー16の外周面には突起16a、1
6aが形成されており、突起16a、16aは案内孔1
4a、14aを通って先筒12の螺旋溝12aに嵌合し
ている。棒状物ホルダー16には、棒状物である消ゴム
36が保持されている。
【0013】先筒12の外周側の先端には、軟質弾性体
よりなる円環体20が設けられている。軟質弾性体は、
具体的にはゴム,合成樹脂またはエラストマーで構成さ
れる。円環体20は、先筒12の外周面を覆うように被
着されており、その摩擦または接着剤等により先筒12
に固着されている。このように円環体20を先筒12の
外側に被着する代わりに、先筒12の外周面に環状溝を
設け、この環状溝に円環体20をはめ込むようにしても
良い。または、先筒12と一体に円環体20を形成する
こととしても良い。
【0014】操作性を考慮すると、図示のように、円環
体20の最大外径寸法は、後筒1の先端の外径寸法より
も大きくなっていると好ましい。しかしながら、あまり
大きくすると見栄えを悪くするので、後筒1の先端の外
径寸法と同じ位か、または後筒1の先端の外径寸法より
もやや小さくても良い。また、好ましくは、図示のよう
に円環体20の外周表面に凹凸部20aが形成されてい
るとよい。凹凸部20aはローレット状とするか、また
は、図2に示したように、複数の溝を設けることによっ
てできる凹凸でもよい。
【0015】以上のように構成される棒状物繰り出し容
器において、消ゴム36を繰り出す場合、後筒1を握っ
た状態で、図2に示すように使用する紙面Pに円環体2
0を押し付けて紙面P上で転動させる。これにより、円
環体20と一体となった先筒12が後筒1に対して回転
するために、後筒1に相対回転不能となった案内筒14
に対して先筒12が回転し、さらに案内筒14に対して
相対回転不能となった棒状物ホルダー16と先筒12と
の間で相対回転が生ずる。このため、棒状物ホルダー1
6の突起16aが先筒12の螺旋溝12aに沿って前方
へ移動する。こうして、棒状物ホルダー16に保持され
た消ゴム36が先筒12の先端よりも繰り出される。
【0016】後筒1を握った状態で操作ができるため、
棒状物繰り出しの際に棒状物繰り出し容器自体を持ち直
す必要がなく、また片手で操作をすることができ、繰り
出した後は、そのまま消ゴム36を使用することができ
る。回転させるよりも転動させる方がすばやく動かすこ
とができるため、消ゴム36を瞬時に繰り出すことがで
きる。また、消ゴム36を長く繰り出す場合に、従来で
あると、先筒を複数周回転させるために先筒を回転させ
る手を何度が持ち替えなければならないが、本発明で
は、円環体20を転動させる直線長さを長くするだけで
よいので、後筒1を持ち替える必要はない。
【0017】消ゴム36の使用が終了し収納したい場合
には、先と反対方向に円環体20を転動させる。これに
より、先筒12が後筒1に対して先と反対方向に回転
し、棒状物ホルダー16が後方へ移動し、これに保持さ
れた消ゴム36が先筒12の先端より奥方へ退没する。
円環体20に凹凸部20aが形成されていると、紙面P
に対して滑ることなく確実に円環体20を転動させるこ
とができる。
【0018】さらには、円環体20の外径寸法が大き
く、後筒1の先端の外径寸法以上となっていると、棒状
物繰り出し容器を紙面Pに対してなるべく立てた状態で
も、円環体20を転動させることができるため、操作性
が良いものとなる。図3は、本発明の第2の実施の形態
を表す要部正面図である。この例の円環体20’は、そ
の先端が、先端に向かうに従って漸次外径が細くなる円
錐台状となっている点で異なり、その他の点は第1の実
施の形態と同一である。
【0019】このように円環体20’を先細り形状とす
ることによって、消ゴム36を使用する際に、消ゴム3
6の先端が円環体20’によって死角にならないように
することができる。尚、棒状物の繰り出し機構は、第1
の実施の形態で示した例に限らず、先筒と後筒との間で
相対回転する機構であればすべてに適用することができ
る。
【0020】また、第1の実施の形態では、先筒12が
筆記芯を繰り出すためのノック体を兼ねているため、後
筒1との間でノック代を設ける必要があり、このノック
代部分には円環体20を設けることはできない。しかし
ながら、サイドノック式シャープペンシルと一体になっ
た棒状物繰り出し容器の場合には、図4に示すようにノ
ック代が必要ないため、先筒12’の後筒1’より露出
した部分全体にわたって円環体20”を設けることがで
きる。
【0021】さらに、図5に示すようにシャープペンシ
ルと一体となったものではなく、棒状物繰り出し容器単
体となっており、先筒12”と後筒1”との相対回転に
よって棒状物36が繰り出されるものであっても同じよ
うに円環体20'''を設けることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし6
記載の発明によれば、円環体を紙面、机上、手の上等で
転動させることにより、手を持ち替えることなく、簡単
且つ迅速に棒状物の繰り出し、退没を行うことができ
る。また、請求項4記載の発明によれば、円環体の最大
外径寸法が後筒の先端の外径寸法以上であるため、棒状
物繰り出し容器を紙面、机上等に対してなるべく立てた
状態でも、円環体を転動させることができ、操作性が良
いものとなる。
【0023】また、請求項5記載の発明によれば、円環
体が先端に向かうに従って漸次外径が細くなっているた
め、棒状物を使用する際に、棒状物先端が円環体によっ
て死角になることがなく、円環体が邪魔になることがな
い。また、請求項6記載の発明によれば、円環体の外周
表面には凹凸部が形成されることから、円環体が滑るこ
となく、確実に転動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の棒状物繰り出し容器の第1の実施の形
態を表す縦断面図である。
【図2】使用状態を表す部分図である。
【図3】本発明の棒状物繰り出し容器の第2の実施の形
態を表す要部正面図である。
【図4】本発明の棒状物繰り出し容器の第3の実施の形
態を表す要部正面図である。
【図5】本発明の棒状物繰り出し容器の第4の実施の形
態を表す要部正面図である。
【符号の説明】
1、1’、1” 後筒 12、12’、12” 先筒 14 案内筒 16 棒状物ホルダー 20、20’、20”、20''' 円環体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B43K 29/02 B43K 23/00 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先筒と後筒とが相対回転自在に連結さ
    れ、棒状物を保持すると共に該先筒に対して軸線方向に
    移動可能な棒状物ホルダーが該先筒内に配設されてお
    り、先筒と後筒との間の相対回転により棒状物ホルダー
    が先筒内を軸線方向に移動して棒状物を繰り出す棒状物
    繰り出し容器において、 先筒の外周に軟質弾性体よりなる円環体が設けられてい
    ることを特徴とする棒状物繰り出し容器。
  2. 【請求項2】 前記円環体は、先筒の外周面に被着され
    ることを特徴とする請求項1記載の棒状物繰り出し容
    器。
  3. 【請求項3】 前記円環体は、先筒の外周面に設けた環
    状溝にはめ込まれていることを特徴とする請求項1記載
    の棒状物繰り出し容器。
  4. 【請求項4】 前記円環体の最大外径寸法は、後筒の先
    端の外径寸法以上であることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の棒状物繰り出し容器。
  5. 【請求項5】 前記円環体は、先端に向かうに従って漸
    次外径が細くなることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の棒状物繰り出し容器。
  6. 【請求項6】 前記円環体の外周表面には、凹凸部が形
    成されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載の棒状物繰り出し容器。
JP10121361A 1998-04-30 1998-04-30 棒状物繰り出し容器 Withdrawn JPH11309992A (ja)

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JP10121361A JPH11309992A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 棒状物繰り出し容器

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JPH11309992A true JPH11309992A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14809358

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JP10121361A Withdrawn JPH11309992A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 棒状物繰り出し容器

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JP (1) JPH11309992A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000925A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Sdi Corp 文房具
CN105711300A (zh) * 2016-01-22 2016-06-29 孙硕 一种英语划线器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013000925A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Sdi Corp 文房具
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Date Code Title Description
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Effective date: 20050705