JP3560842B2 - 回転式棒状物繰り出し具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、口紅、アイブロー、アイライナー等の棒状化粧品、棒状消しゴム、鉛筆用色芯等の棒状物を回転操作によって繰り出すための回転式棒状物繰り出し具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の回転式棒状物繰り出し具としては、例えば特開平10−77075号の公報に記載のようなものが提案されている。即ち、この従来例によると、先軸と相互に回転可能である後軸とからなる回転式棒状物繰り出し具の棒状物保持部分をカセット式構成として化粧品等の棒状物を直接手で触れなくとも棒状物の交換を可能としたものである。
【0003】
また、材質、色、太さ等の異なったアイライナー等の異なった棒状物を共通軸筒内に一体的に収納した内部繰り出し機構によって交互に反対方向に繰り出す、いわゆるツインタイプの回転式棒状物繰り出し具が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の回転式棒状物繰り出し具は、主に断面真円の棒状物を用いており、かつ繰り出し操作によってスライダが先軸内側の螺旋溝に沿って回転しながら前進するので棒状物が回転しながら繰り出されていた。即ち、この従来例では後軸と一体的に回転する中軸のスリットを介して後軸と相互に回転可能な先軸内の螺旋溝にスライダの保持部が係合されているので先軸または後軸が回転操作されるとスライダは先軸に関して回転しながら前進される様に構成されている。
【0005】
特に、アイライナー等の化粧品では、細線を描くために断面楕円形の棒状物を用いることが必要とされる。ところが、断面楕円形の棒状物を従来のものに用いると、棒状物が回転しながら繰り出される際に棒状物の断面に方向性があるので棒状物が先軸の内壁等によって損傷されるおそれがあった。また、断面楕円形の棒状物を用いると先軸等の内壁とのクリアランスによりガタツキが大きく、過って落とした場合に収納された棒状物を折損したり、またスライダの移動範囲に必要な回転操作を越えて操作を行った時には、無理な回転操作によって部品を破損するおそれがあった。
【0006】
そこで、この発明はかかるカセット式の機能を有するにもかかわらず、構成部品点数を少くして、組立を容易とすると共に繰り出し操作の際に棒状物が回転せずに前進するので細線を引くに適した断面楕円形の棒状物を用いても操作性に問題がなく、かつクリアランスを極めて少なくして落下による棒状物の折損をなくし、かつ限界を越えた無理な回転操作によっても部品が破損されることのない繰り出し操作性の良好な回転式棒状物繰り出し具を提供することを目的とする。
【0007】
さらに、従来の回転式棒状物繰り出し具において、特に細芯を装着した場合には、落下等による衝撃によって細芯が挟持された受け部において折損し易いとう問題があった。
【0008】
またさらに、従来のツインタイプの回転式棒状物繰り出し具は、内部繰り出し機構が独立していなかったので一方の棒状物を繰り出そうとすると他方の棒状物が連動して一方の棒状物の繰り出し分だけ引っ込んでしまうので、両方の棒状物を両方とも繰り出し状態で使用可能とすることができなかった。
【0009】
そこでこの発明は、上記従来の欠点を解消したものであって、スライダの受け部に緩衝機能を付与することによって、落下等による衝撃によっても細芯などの棒状物がが折損するおそれがない回転式棒状物繰り出し具を提供することを目的とするものである。
【0010】
さらに、この発明はツインタイプの回転式棒状物繰り出し具において、簡単な構造で夫々内部繰り出し機構を独立せしめて同時に2本の棒状物を繰り出し状態において使用可能とした回転式棒状物繰り出し具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る回転式棒状物繰り出し具は、内周に螺旋手段が設けられかつ外側に係合手段を備えた中軸と、この中軸の前部が内部に位置しかつ回転可能に設けられた先軸と、この先軸と着脱可能でかつ上記中軸の外側に設けられた係合手段と係合する手段が内側に設けられた後軸と、前部に棒状物受け部を備えると共に後部が中軸内の上記螺旋手段と係合して長手方向に移動可能であるが先軸に関して回転不能に設けられたスライダとから構成されてなり、かつ先軸の側壁に窓孔が形成されてあり、この窓孔に係止される係止部が上記中軸の外壁に設けられてなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの発明の実施の形態による回転式棒状物繰り出し具を詳細に説明する。
図は、この発明の実施の形態によるアイライナー等の棒状化粧品を回転操作によって直進的に繰り出すための棒状物繰り出し具、特に断面楕円形の棒状物を用いる例を示している。図1において、この回転式棒状物繰り出し具は外装部材として先端に棒状物が繰り出される開口1aを有する先軸1と、この先軸1に関して回転可能に設けられた有底の後軸2とから構成され、全体としてペンシル形状に形成されている。
【0013】
そして、図2に明示するように、先軸1の前部は先端の開口1aに向かって漸次径が小さく形成されてなり、開口1aからやや離間した内周に案内用の傾斜部1bが形成されている。他方、先軸1後部の外側には後軸2と回転可能で着脱容易とするための一対の嵌合凸部1c(図3)が形成されている。従って、この嵌合凸部1cによって先軸1は後軸2と部分的に嵌合しているために相互に回転し易くかつ後軸2との着脱が容易である。
【0014】
また、この嵌合凸部1cからやや離間した後方位置には後述するOリング5が取り付けられる環状溝1dが形成されている。さらに、環状溝1dから離間した後端近傍には組立を容易とするための窓孔1e(図4)が形成されている。なお、先軸1の前部内側には後述するスライダ4の受け部4aの係合割り溝4bと係合してスライダ4の回転を防止するためのガイドリブ1f(図3)が長手方向に設けられている。
【0015】
次に、この先軸1の後部が回転可能に組み込まれる後軸2について説明する。後軸2の前部内側には長手方向に6本の係合リブ2a(図5)が長手方向に等間隔で形成されており、強度的に許容されるならば後述する中軸3の組込みの観点から出来るだけ細い方が良い。
【0016】
また、図6〜図8は筒状の中軸3を示し、この中軸3は後軸2の先部内側に位置し、後軸2と一体となって回転するために中軸3の後端部が後軸2と係合して設けられている。即ち、この中軸3の内周には螺旋手段として螺旋溝3aが形成されている。そして、この中軸3の後端部外側には上述した後軸2の係合リブ2aと係合して回り止めとして作用する一対の係合突部3bが設けられている。なお、この係合突部3bは、図6に示すように端部に先鋭部3bbが形成されている。そして、この先鋭部3bbは中軸3が後軸2に組み込まれる際に係合突部3bが後軸2の6本の係合リブ2aの間に挿入し易いように誘導する作用を有する。
【0017】
さらに、係合突部3bの後部と一体に環状突起3cが設けられており、この環状突起3cから所定の間隔を置いて環状係止部3dが設けられ、かつこの環状係止部3dの前面には前下がりの斜面部3ddが形成されている。そして、これら環状突起3cと環状係止部3dは図8に示すように先軸1に形成された窓孔1eの後方部分を挟持するように組み込まれる。そして、一旦組み込まれると先軸1と中軸3とは窓孔1eの後端縁に環状係止部3dが係止されるので先軸1を引っ張っても中軸3から抜けることがない。
【0018】
また、上記中軸3内には断面楕円形の棒状物を保持して中軸3内を摺動するスライダ4が設けられている。このスライダ4について図9〜図11を用いて詳しく述べると、スライダ4の前部には棒状物を支持する大径の受け部4aが設けられている。さらに、この受け部4aの外壁には一対の係合割り溝4bが夫々形成されており、それらの係合割り溝4bの間には一対の棒状物保持片4cが形成されている。
【0019】
そこで、スライダ4が中軸3と共に先軸1内にセットされると、係合割り溝4bは先軸1のガイドリブ1fに係合してスライダ4の回転を阻止して長手方向のみの移動を可能とする。なお、棒状物保持片4cには、先端に向かって次第に細くなった先鋭部4ccが夫々設けられている。そこで、スライダ4が先軸1内にセットされる際に、この先鋭部4ccによって係合割り溝4bが先軸1のガイドリブ1fに誘導されて容易に係合せしめられる。また、棒状物保持片4cに棒状物が装填された状態で、側方への衝撃力が加えられた場合に、この先鋭部4ccのために棒状物保持部にスペースが形成されているので横方向の力に対する逃げが働いて棒状物の折損が防止される利点もある。
【0020】
また、スライダ4の後端部には中軸3の螺旋溝3aの傾きに合わせて形成された一対の係合ネジ片4dが係合部4eに一体に設けられている。そこで、スライダ4が中軸3にセットされて先軸1または後軸2が回転されると、係合ネジ片4dは中軸3の螺旋溝3a内に係合してスライダ4を回転して前進するようにして作用する。しかしながら、スライダ4の受け部4aの係合割り溝4bが先軸1内のガイドリブ1fに係合されて回転が阻止されているのでスライダ4の後部は中軸3内を回転せずに上昇すなわち前進する。
【0021】
なお、このスライダの係合部4eには後端から対向して一対の割り溝4fが形成されており、この割り溝4fはスライダ4が最上位もしくは最下位にある時さらに無理な回転がなされた場合にこの割り溝4fが内方に撓んでスライダ4が空回りする利点がある。
【0022】
また、図1において符号5は、ゴム等の弾性材からなるOリングであって、先軸1の環状溝1dにセットされて、先軸1と後軸2との組み込みを容易にすると共に相互の回転をスムーズにする。
【0023】
上記実施の形態による回転式棒状物繰り出し具の構成をより理解するために、その組立手順を述べると次の通りである。即ち、まず中軸3にスライダ4を組み入れて螺旋溝3aにネジ片4dを係合せしめる。次にセットされた中軸3とスライダ4とのアセンブリを先軸1に挿入する。即ち、中軸の係合突部3b端部の先鋭部3bbが後軸2に組み込まれる際に係合突部3bが後軸2の6本の係合リブ2aの間に挿入し易いように誘導する作用を有する。
【0024】
さらに中軸3の環状突起3cと環状係止部3dは先軸1に形成された窓孔1eの後方部分を挟持するように組み込まれる。そして、一旦組み込まれると先軸1と中軸3とは窓孔1eの後端縁に環状係止部3dが係止されるので先軸1を引っ張っても中軸3から抜けることがない。そしてスライダ4の受け部4aの係合割り溝4bを先軸1内側のガイドリブ1fに係合させながら中軸3とスライダ4とを完全に押し込むと、係合構造によって噛み合い共に回動するようになる。
【0025】
その後、先軸1の環状溝1dにOリング5を組付けて後軸2を先軸1に被せながら先軸1と嵌合して組立を完了する。なお、この場合の棒状物の装着は、工場内における作業であってユーザーがなすものでないので衛生上問題がない。
【0026】
以下、この発明の上記実施の形態による回転式棒状物繰し出し具の動作について説明する。まず、使用に際し棒状物が先軸1内に収納された状態で後軸2を持って先軸1を回転する。すると、中軸3は後軸2に対して係合リブ2aと係合突部3bとの係合により回転がロックされているので共に回転し、スライダ4のネジ片4dが中軸3の螺旋溝3aに案内されると共にスライダ4の受け部4aの割り溝4bが先軸1の内側に形成されたガイドリブ1fに係合しているので、このガイドリブ1fに規制され前進せしめられる。その結果、スライダ4に保持された棒状物が先軸1先端の開口1aから突出されて使用可能となる。
【0027】
なお、スライダ4は、後端部に割り溝4fが形成されているので最先端迄移動すると、棒状物が非常に摩耗するか又は過って後軸2に関して先軸1を回転せしめ過ぎてもスライダ4は、空回りして必要以上に前進されることはない。なお、使用後は上記と逆の方向に先軸1を回転すると、スライダ4に保持された棒状物を先軸1内に容易に収納することが出来る。
【0028】
また、使用による摩耗のため棒状物が使用不能となった時には、先軸1、中軸3及び残留棒状物が取り付けられたスライダ4は、全体がユニット化されているので、これら全体を後軸2から取り外して新しい棒状物のカセットを前方から後軸2に装填すればよい。
【0029】
即ち、先軸1と後軸2を夫々異なった手で持って異なった方向に引っ張ると、先軸1と後軸2との嵌合手段を構成する嵌合凸部1cと嵌合凹部との嵌合が外れる。なお、前記先軸1の側壁に窓孔1が形成されてあり、この窓孔1が係止される環状係止部3dが前記中軸3の外壁に設けられてなる。従って、上記のように先軸1を引っ張っても先軸1が中軸3から外れることがない。その結果、後軸2以外の棒状物保持機構、即ち先軸1、中軸3及びスライダ4は棒状物共々全てカセットとして一体的に取り外すことが出来る。従ってこの場合、特に化粧品等の棒状物に直接に指で触れなくても新しいものと交換することが出来る利点がある。
【0030】
次に、図12〜図14は、この発明の他の実施の形態による回転式棒状物繰り出し具のスライダを示し、特に細芯を装填する場合においても、落下等の衝撃によって芯が折損しないように受け部4aに衝撃吸収のための工夫がなされている例を示す。
【0031】
即ち、図において受け部4a内に図14に示すような弾性物質からなる有底の筒状緩衝体6が治具によって密着された状態で装着されている。そこで、特に細芯を装着した場合において、落下等による衝撃が加えられると細芯の基部と受け部4aとの間にゴム等の弾性物質からなる筒状緩衝体6が介在しているので衝撃が吸収されて細芯の折損が防止される。なお、この場合においては棒状体の基部は受け部4a内に設けられた緩衝体6の肉厚を考慮して小径としておくと良い。
【0032】
また、図15は、この発明のさらに他の実施の形態による回転式棒状物繰り出し具の組立て前のスライダを示し、この場合受け部4aと軸本体4gとは別部品で成形され、かつ受け部4aは緩衝体として作用するために熱可塑性エラストマー等の弾性物質から成形されてなる。一方、軸本体4gの方は例えばPOM(アセタール樹脂)等の合成樹脂から成形されてなる。
【0033】
さらに、これら受け部4aと軸本体4gとは組み立てられてスライダ4とされるために受け部4a後方の取り付け部に嵌合用の軸方向の挿入孔4aaが形成されている。これに対して、軸本体4g先端の小径部4ggの外周にはアンダーカット部4hが形成されており、かつ先端角部には面取り部4iが形成されている。なお、上記軸体4gの面取り部4iは受け部4aの挿入孔4aaへの挿入に際して誘導作用を有し、かつアンダーカット部4hは挿入後の受け部4aと軸本体4gとの一体化を確実にするための抜け止め機能を有している。
【0034】
図16は、さらに他の実施の形態によるツインタイプの回転式棒状物繰り出し具を示す一部を省略した部分縦断面図である。この場合、一方の内部繰り出し機構(図中上部)には第一の棒状体として例えば黒色のアイライナが装填されており、他方の繰り出し機構(図中下部)には第二の棒状体として例えば茶色のアイライナが装填されている。
【0035】
なお、この場合の軸筒は共通なものとし、図17に示すような共通軸筒12が用いられる。即ち、軸筒12は図18からも明らかなように内部中央部に長手方向に6本のリブ12aがそれぞれ設けられている。即ち、この複数のリブ12aには、中軸3、13の後端部がそれぞれ嵌合して回転がロックされている。そして、両開口端の近傍には環状の嵌合溝12bがそれぞれ形成されている。
【0036】
上記の実施の形態の回転式棒状物繰り出し具を使用する場合について説明する。まず、図中上部の先軸1を共通軸筒12に関して回転せしめるとスライダ4の受け部4aに挟持された第一の棒状物が中軸3によって回り止めがされた状態で上昇して第一の棒状物を突出せしめる。この時、第二の棒状物は第一の棒状物の繰り出し機構とは別個独立しているので、第二の棒状物は全く移動しない。
【0037】
なお、第一の棒状物を突出した状態で第二の棒状物を突出させたければ、図中下部の他方の先軸11を共通軸筒12に関して回転せしめれば中軸13によって回り止めがされた状態スライダ14が前進して第二の棒状物がを突出させられる。なお、この場合においても、両繰り出し機構は夫々独立しているのでスライダ14の受け部14aに挟持された第二の棒状物を突出させてもスライダ4の受け部4aに挟持された第一の棒状物が連動しては退没することはない。
【0038】
【発明の効果】
この発明の構成は上記したとおりであるので、回転操作にもかかわらず棒状物が装填されたスライダが回転せずに先軸内を直進するので断面楕円形状の棒状物に好適である。また、棒状物保持部分を棒状物を装填したカセット式構成として、化粧品等の棒状物を直接指で触れなくても棒状物の交換を可能とすると共に、断面楕円形の棒状物を用いた場合にクリアランスを少なくしてガタツキをなくすことができるので、落下による棒状物の折損の恐れをなくして繰り出し操作性を良好とする等の効果を奏する。
【0039】
さらに、この発明によれば、組立を容易としかつ限界を越えた無理な回転操作によってもスライダが空回りすることによって部品が破損されることのないという効果を奏する。
【0040】
また、この発明によれば、棒状物がスライダに設けられた緩衝体によって受けられてなるので、スライダの受け部に装填した棒状物が特に細芯であっても、落下等による衝撃がこの緩衝体によって吸収されるので棒状物の折損が防止されるという効果を奏する。
【0041】
さらに、この発明によれば、ツインタイプの回転式棒状物繰り出し具において、簡単な構造で夫々内部繰り出し機構を独立せしめたので同時に2本の棒状物を繰り出し状態において使用可能とする効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態による回転式棒状物繰り出し具の縦断面図である。
【図2】図1の先軸のみの拡大縦断面図である。
【図3】図2の先軸のB−B線に沿った拡大断面図である。
【図4】図2の先軸のC−C線に沿った拡大断面図である。
【図5】図1のA−A線に沿った拡大断面図である。
【図6】図1の中軸の正面図である。
【図7】図6の中軸の縦断面図である。
【図8】図1の要部拡大縦断面図である。
【図9】図1のスライダのみの正面図である。
【図10】図9のスライダの先端部分の部分拡大図である。
【図11】図9のスライダのD−D線に沿った拡大縦断面図である。
【図12】この発明の他の実施の形態による回転式棒状物繰り出し具のスライダの正面図である。
【図13】図12のE−E線に沿った拡大断面図である。
【図14】図12の緩衝体のみを示す斜視図である。
【図15】この発明のさらに他の実施の形態による回転式棒状物繰り出し具のスライダの分解正面図である。
【図16】この発明のさらに他の実施の形態によるツインタイプの回転式棒状物繰り出し具の一部を省略した部分縦断面図である。
【図17】図16の軸筒のみの縦断面図である。
【図18】図17のF−F線に沿う拡大横断面図である。
【符号の説明】
1 先軸
1a 開口
1b 傾斜部
1c 係合凸部
1d 環状溝
1e 窓孔
1f ガイドリブ
2 後軸
2a 係合リブ(係合手段)
3 中軸
3a 螺旋溝(螺旋手段)
3b 係合突部(係合手段)
3c 環状突起
3d 環状係止部
4 スライダ
4a 受け部
4b 係合割り溝
4c 保持片
4d 係合ネジ片
4e 係合部
4f 割り溝
5 Oリング
6 緩衝体
12 共通軸筒

Claims (9)

  1. 内周に螺旋手段が設けられかつ外側に係合手段を備えた中軸と、この中軸の前部が内部に位置しかつ回転可能に設けられた先軸と、この先軸と着脱可能でかつ上記中軸の外側に設けられた係合手段と係合する手段が内側に設けられた後軸と、前部に棒状物受け部を備えると共に後部が中軸内の上記螺旋手段と係合して長手方向に移動可能であるが先軸に関して回転不能に設けられたスライダとから構成されてなり、かつ先軸の側壁に窓孔が形成されてあり、この窓孔に係止される係止部が上記中軸の外壁に設けられてなることを特徴とする回転式棒状物繰り出し具。
  2. 前記スライダの棒状物受け部は対向した棒状物保持片からなり、これらの棒状物保持片には先鋭部が形成されてなる請求項記載の回転式棒状物繰り出し具。
  3. 前記スライダの後端部にはスライダが最上位および最下位において空回りするための割り溝が形成されてなる請求項1記載の回転式棒状物繰り出し具。
  4. 前記棒状物がスライダに設けられた緩衝体によって受けられてなる請求項1記載の回転式棒状物繰り出し具。
  5. 前記緩衝体がスライダの受け部内に密着された有底の筒状体からなる請求項記載の回転式棒状物繰り出し具。
  6. 前記緩衝体がスライダの軸本体と別体に形成された弾性物質からなる受け部である請求項記載の回転式棒状物繰り出し具。
  7. 前記後軸が共通軸筒を形成し、かつこの共通軸筒内にスライダを含む内部機構をそれぞれ独立して背合わせ方向に配し、棒状物をそれぞれ独立して上記共通軸筒から突出可能としてなる請求項1から請求項のいずれか記載の回転式棒状物繰り出し具。
  8. 前記共通軸筒の中央部内側において長手方向に複数のリブを形成してなる請求項記載の回転式棒状物繰り出し具。
  9. 前記中軸の外側に設けられた係合手段が係合突部であり、かつ前記後軸の内側に設けられた手段が長手方向に等間隔に設けられた係合リブである請求項1載の回転式棒状物繰り出し具。
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