JP2000108586A - 棒状物繰り出し装置付き筆記具 - Google Patents

棒状物繰り出し装置付き筆記具

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JP2000108586A
JP2000108586A JP10279727A JP27972798A JP2000108586A JP 2000108586 A JP2000108586 A JP 2000108586A JP 10279727 A JP10279727 A JP 10279727A JP 27972798 A JP27972798 A JP 27972798A JP 2000108586 A JP2000108586 A JP 2000108586A
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cylinder
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shaft
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Takemoto Taguchi
雄基 田口
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Kotobuki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減することができる棒状物繰り
出し装置付き筆記具とする。 【解決手段】 筆記具の軸筒10の後端に棒状物繰り出
し装置30が取り付けられる。棒状物繰り出し装置30
は、内周面に螺旋溝32aが形成された後筒32と、螺
旋溝32aに摺動可能に嵌合する突起34aを有し後筒
32に対して軸方向移動可能であると共に棒状物36を
保持する棒状物受部34bを有する棒状物保持筒34
と、からなり、棒状物保持筒34が軸筒10に相対回転
不能に結合される。軸筒10と後筒32との間の相対回
転により棒状物保持筒34が後筒32に対して回転さ
れ、突起34aが螺旋溝32aを摺動し、棒状物受部3
4bに保持される棒状物36が後筒32から繰り出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状物を繰り出す
ことができる棒状物繰り出し装置付き筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の棒状物繰り出し装置付き
筆記具としては、例えば、実公平8−1910号公報に
記載されたものがある。この棒状物繰り出し装置付き筆
記具は、筒状体の後方部に螺旋溝を設け、案内筒を筒状
体に相対回転可能且つ軸方向に移動不能に挿設し、案内
筒の後方部分にスリットを設け、このスリットに棒状物
受台を摺動自在に嵌め込み、棒状物受台の突起を前記螺
旋溝に嵌合し、案内筒の前方部分を筆記具の外筒に対し
て軸方向に移動自在で相対回転不能とする構成としたも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の棒状物繰り出し装置付き筆記具では、部品点数が
多く、製造コストが高くなるという課題がある。また、
各部品の組立に手間がかかるという課題がある。また、
かかる従来の棒状物繰り出し装置付き筆記具では、棒状
物を繰り出す際に、筆記具の外筒と筒状体とをそれぞれ
指で握り、いずれか一方を他方に対して回転する。これ
により、外筒と相対回転不能となった案内筒と筒状体と
の間で相対回転が起こり、案内筒のスリットに対して摺
動自在となった受台が筒状体内を移動し、受台に保持さ
れた棒状物が繰り出される。受台は、筆記具の外筒とも
筒状体とも一体的に連結されておらず、使用者の指によ
って直接支持されていないため、筒状体内を棒状物がが
たつきながら移動するおそれがあるという課題がある。
【0004】本発明はかかる課題に鑑みなされたもの
で、請求項1ないし4記載の発明は、部品点数を低減す
ることができ、安定して棒状物を繰り出すことができる
棒状物繰り出し装置付き筆記具を提供することをその目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、軸筒を有し、軸筒の後端に
棒状物繰り出し装置が取り付けられた棒状物繰り出し装
置付き筆記具であって、棒状物繰り出し装置は、内周面
に螺旋溝が形成された後筒と、前記螺旋溝に摺動可能に
嵌合する突起を有し後筒に対して軸方向移動可能である
と共に棒状物を保持する棒状物受部を有する棒状物保持
筒と、からなり、棒状物保持筒が前記軸筒に相対回転不
能に結合され、軸筒と後筒との間の相対回転により棒状
物保持筒に保持される棒状物が繰り出されることを特徴
とする。軸筒と後筒との間で相対回転を生じさせると、
軸筒に相対回転不能に結合された棒状物保持筒が後筒に
対して相対回転し、棒状物保持筒の突起が後筒の螺旋溝
を摺動する。これにより、棒状物保持筒は後筒に対して
回動しながら軸方向に移動して、棒状物保持筒に保持さ
れた棒状物が後筒の後端から繰り出される。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記棒状物保持筒は、その前部に同
心状に形成された外筒部と内筒部とを有し、外筒部と内
筒部との間の空間に軸筒の後端が挿入されることを特徴
とする。また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の
ものにおいて、外筒部の内周面が多角形形状をなすと共
に、軸筒の後端の外周面が該外筒部の内周面に合致する
多角形形状をなすことを特徴とする。また、請求項4記
載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1に記載のも
のにおいて、前記螺旋溝の断面で見て両側の溝側壁のう
ちの少なくとも一方が、後筒の軸方向に対して直角では
なく傾斜していることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態
を表す側面図、図2はその縦断面図である。この実施の
形態は、筆記具としてシャープペンシルに適用した例と
している。図において、10は軸筒であり、軸筒10の
先端に螺着された接続筒12に先具14が螺着されるこ
とで、軸筒10と先具14とが連結されている。軸筒1
0は、その外周面が非円形形状である多角形(6角形)
形状をなしており、好ましくは押出成形で成形されると
よく、これにより簡単に且つ効率的に製造することがで
きる。
【0008】先具14を含む軸筒10内には公知の芯送
り出し機構15が挿設されている。芯送り出し機構15
は、芯を繰り出す繰出チャック16と、繰出チャック1
6の頭部に外嵌され繰出チャック16の頭部を締め付け
るチャックリング18と、チャックリング18の後端に
当接する筒状体20と、繰出チャック16に連結される
芯タンク22と、芯タンク22の前端と筒状体20の前
端部との間に介挿され、芯タンク22を介して繰出チャ
ック16を軸線方向後方へ常時付勢するチャックスプリ
ング24と、筒状体20の後端と接続筒12の後端のフ
ランジ12aとの間に介挿され、筒状体20の前端を先
具14の内周面に形成された段部14aに押し付けるク
ッションスプリング26と、を備えている。また、先具
14内には、先端パイプ28及び先端パイプ28に連結
されたスライダー29が軸方向に移動可能に配設されて
いる。
【0009】軸筒10の後端には、棒状物繰り出し装置
30が取り付けられている。棒状物繰り出し装置30
は、内周面に螺旋溝32aが形成された後筒32と、後
筒32に対して軸方向移動可能である棒状物保持筒34
と、からなる。後筒32の螺旋溝32aは、その断面で
見て、図4に示したように、両側の溝側壁32a1、3
2a2のうちの少なくとも一方の溝側壁32a1が、後
筒32の軸方向に対して直角ではなく傾斜しており、他
方の溝側壁32a2は後筒32の軸方向に対して直角と
なっている。これによって、後筒32を成形する際に、
螺旋溝32aを形作るコアピンを、軸方向に沿って他方
の溝側壁32a2から一方の溝側壁32a1の方(図の
矢印)へ向かうように成形品から引き抜くことで、螺旋
溝32aを損傷させることなくコアピンの無理抜きを行
うことができ、簡単に且つ効率的に製造することができ
る。
【0010】後筒32の内周面の螺旋溝32aよりも前
方には、突出部32bが形成されており、後述の棒状物
保持筒34の突起34aに干渉して、棒状物保持筒34
の後筒32からの抜け防止を行っている。突出部32b
は全周、即ち環状に形成してもよいが、上述のようにコ
アピンを無理抜きする際に大きな抵抗とならないよう
に、2つの突起34aのいずれかに干渉することができ
るよう、半周程度にわたって形成すればよい。
【0011】図2及び図3に示したように、棒状物保持
筒34は、その後部において、螺旋溝32aに摺動可能
に嵌合する2つの突起34aと、棒状物36を保持する
棒状物受部34bとを有し、その前部において、同心状
に形成された外筒部34cと内筒部34dとを有してい
る。外筒部34cの内周面は、非円形形状である多角形
(6角形)形状をなしており、軸筒10の外周面の多角
形形状に合致している。軸筒10の後端は、外筒部34
cと内筒部34dとの間に形成される空間に挿入され、
軸筒10と棒状物保持筒34とは、相対回転不能に結合
される。勿論、この軸筒10と棒状物保持筒34とを相
対回転不能に結合する構成としては、多角形形状同士の
嵌合だけでなく、キーとキー溝の嵌合構造としてもよ
く、または棒状物保持筒34の内筒部34dと軸筒10
との間にかかる相対回転阻止構造を設けることとしても
よい。内筒部34dと軸筒10との間で相対回転阻止構
造を設ける場合には、外筒部34cを省略することも可
能である。しかしながら、棒状物36の外径をある程度
大きく確保すると、後筒32の内径が大きくなり、軸筒
10との間に隙間ができて、棒状物繰り出し装置30が
がたつく恐れがあるので、外筒部34cによって、この
隙間を充填することが好ましい。軸筒10の後端が、外
筒部34cと内筒部34dに挟まれることで、安定的に
棒状物繰り出し装置30が軸筒10に取り付く。
【0012】内筒部34dの内部には、芯送り出し機構
15の芯タンク22が挿入されて、内筒部34dの底面
34eに当接される。内筒部34dの底面34eの中央
部には、棒状物受部34bに連通する中央孔34fが穿
設されている。この中央孔34fは、棒状物保持筒34
を成形する際に、内筒部34dの内周面を形作るコアピ
ンをこの中央孔34fに相当する部分まで伸ばして、棒
状物受部34bの内周面を形作る別のコアピン(または
キャビティ側)に当接させるためのものである。このよ
うにコアピン同士、またはコアピンとキャビティとを付
き当てることにより、内筒部34dの内周面を形作るコ
アピンの長さが長くなっても、成形時にコアピンがぐら
ついて偏心することを防止することができる。
【0013】棒状物36としては、消しゴム、固形マー
カー、固形塗布体等の棒状物の形状をなしたものであれ
ば、どんなものでも用いることができる。棒状物繰り出
し装置30を組み立てるには、棒状物保持筒34を後筒
32の前方から挿入して、棒状物保持筒34の突起34
aに後筒32の突出部32bを乗り越えさせて、螺旋溝
32aに嵌合させるだけで、組立が完成する。
【0014】以上のように構成される棒状物繰り出し装
置付き筆記具の棒状物の繰り出し動作について説明す
る。後筒32を軸筒10に対して(またはその逆に)回
転させて、両者の間に相対回転を生じさせると、軸筒1
0に相対回転不能に連結された棒状物保持筒34が後筒
32に対して回動するため、棒状物保持筒34の突起3
4aが後筒32の螺旋溝32aを摺動する。これによ
り、棒状物保持筒34は後筒32に対して回動しながら
軸方向に移動して、棒状物保持筒34に保持された棒状
物36が、後筒32の後端から繰り出される。こうし
て、棒状物36を使用することができるようになる。
【0015】また、後筒32を軸筒10に対して(また
はその逆に)先と逆の方向に回転させると、逆の動作に
より、棒状物36が、後筒32の中へと退没される。こ
うして、棒状物36を格納した状態にすることができ
る。棒状物繰り出し動作時に、軸筒10及び後筒32
は、使用者の指にそれぞれ握られ、棒状物36を保持す
る棒状物保持筒34は、軸筒10と一体的になっている
ため、結果として、棒状物保持筒34は軸筒10を介し
て指によって支持されることになる。従って、棒状物保
持筒34に保持された棒状物36の繰り出し時に、棒状
物36がかたつくことを防止することができる。
【0016】棒状物36を後筒32の後端から長く繰り
出そうとすれば、後筒32と軸筒10は重なり合う長さ
が長くなり、筆記具全体の全長は短くなる。同様に、棒
状物36を使用するに連れて棒状物36の長さが短くな
っていくが、これに連れて長くなり、筆記具全体の全長
は短くなる。しかしながら、最大短くなる量は、棒状物
36の初期長さ分だけであるので、筆記に影響を及ぼす
ことはない。尚、棒状物36が最大繰り出された状態に
おいて、棒状物保持筒34の後端外周面に形成された縮
径部34gが、後筒32の後端内周面の縮径部32cに
はめ込まれるようになっているため、棒状物保持筒34
を後筒32の後端近くまで移動することができる。こう
して、使えずに無駄になる棒状物の量を減らすことがで
きる。
【0017】筆記を行うときには、後筒32を軸筒10
に対してノックすると、後筒32の螺旋溝32aに突起
34aが嵌合していることから、棒状物保持筒34が軸
筒10に対して押し出されて芯タンク22を押圧し、芯
送り出し機構15の繰出チャック16が芯を所定量送り
出すと共に、先端パイプ28を押し出す。こうして、筆
記することができる。
【0018】芯の補充を行う際には、棒状物保持筒34
と後筒32を共に軸筒10から離して、芯タンク22を
露出させて、芯を芯タンク22内に補充することができ
る。この第1の実施の形態によれば、棒状物繰り出し装
置30が基本的に後筒32と棒状物保持筒34の2部品
のみで構成されるため、部品点数が従来のものに比べて
少なくなり、製造コストを低減させることができる。ま
た、棒状物保持筒34と後筒32の組立も簡単に行うこ
とができる。
【0019】次に、図5は、本発明の第2の実施の形態
を表す縦断面図である。第2の実施の形態は、筆記具と
してボールペンに適用した例としている。図において、
40は軸筒であり、軸筒40の先端には先具42が螺着
されている。軸筒40は、軸筒10と同様にその外周面
が多角形形状をなしており、好ましくは、押出成形によ
り簡単に且つ効率的に製造することができるものであ
る。
【0020】先具42を含む軸筒40には、インキが充
填され先端にボールチップが装着されたレフィール44
が挿設されている。レフィール44は、レフィール44
のバネ受部44aと先具42との間に介挿されたリター
ンスプリング46によって常時後方に付勢されている。
レフィール44の後端は、レフィールを送り出す公知の
カム機構48の回転カム50に挿入されてそこで当接さ
れる。
【0021】カム機構48は、回転カム50と、回転カ
ム50を前方へ押し出し可能なノック継手52と、軸筒
40の内周面に固定されるカム本体54とから構成され
る。カム本体54は、その内周面に先端が鋸歯状になっ
たカム部と溝部とが周方向に交互に形成され、回転カム
50のカム突起をカム部に係止させて前進させた状態
と、回転カム50のカム突起を溝部内に収納して後退さ
せた状態とに、それぞれ保持することができる。
【0022】軸筒40の後端には、棒状物繰り出し装置
60が取り付けられている。棒状物繰り出し装置60
は、棒状物繰り出し装置30と同様に、内周面に螺旋溝
62aが形成された後筒62と、後筒62に対して軸方
向移動可能である棒状物保持筒64と、からなる。そし
て、棒状物保持筒64は、その後部において、螺旋溝6
2aに摺動可能に嵌合する2つの突起64aと、棒状物
36を保持する棒状物受部64bとを有し、その前部に
おいて、同心状に形成された外筒部64cと内筒部64
dとを有している。外筒部64cの内周面は、非円形形
状である多角形(6角形)形状をなしており、軸筒40
の外周面の多角形形状に合致している。軸筒40の後端
は、外筒部64cと内筒部64dとの間に形成される空
間に挿入される。こうして、軸筒40と棒状物保持筒6
4とは、相対回転不能に構成される。また、内筒部64
dとノック継手52とは、連結筒56を介してその軸方
向の運動が伝達されるようになっている。
【0023】後筒62及び棒状物保持筒64は、それぞ
れ後筒32及び棒状物保持筒34と同様の部品であるた
め、その詳細説明は省略する。棒状物36を繰り出す場
合には、後筒62と軸筒40との間に相対回転を生じさ
せることによって、行うことができる。また、レフィー
ル44の前進、退没を行うには、後筒62を軸筒40に
対してノックすると、後筒62の螺旋溝62aに突起6
4aが嵌合していることから、棒状物保持筒64が軸筒
40に対して押し出されて、連結筒56を介してカム機
構48のノック継手52を押圧するので、回転カム50
の前進位置と退没位置との切替を行うことができる。こ
うして、第1の実施の形態と同様の作用・効果が得られ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、棒状物繰り出し装置が基本的に後筒と棒状
物保持筒の2部品のみで構成されるため、部品点数が従
来のものに比べて少なくなり、製造コストを低減させる
ことができる。また、棒状物保持筒と後筒の組立も簡単
に行うことができる。棒状物繰り出し動作時に、軸筒及
び後筒は、使用者の指にそれぞれ握られ、棒状物を保持
する棒状物保持筒は、軸筒と一体的になっているため、
結果として、棒状物保持筒は軸筒を介して指によって支
持されることになる。従って、棒状物保持筒に保持され
た棒状物の繰り出し時に、棒状物がかたつくことを防止
することができ、安定して繰り出し、または収納を行う
ことができる。
【0025】また、請求項2記載の発明によれば、軸筒
の後端を棒状物保持筒の外筒部と内筒部とで挟むことに
なるため、軸筒と棒状物保持筒との間の結合を安定して
行うことができる。また、請求項3記載の発明によれ
ば、棒状物保持筒と軸筒との間を相対回転不能に結合す
ることができる。棒状物保持筒が軸筒に対して着脱可能
に連結される場合に、外筒部の内周面及び軸筒の後端の
外周面は多角形形状となっており、多角形形状同士で
は、その周方向に整合する確率が高くなるため、その着
脱操作を簡単に行うことができる。また、請求項4記載
の発明によれば、後筒を成形する際に、成形終了後、螺
旋溝を形作るコアピンを成形品から引き抜く際に、傾斜
している溝側壁に向かって引き抜くことにより、螺旋溝
を損傷させることなく無理抜きすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を表す側面図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の縦断面図である。
【図3】(a)は図2の棒状物保持筒の側面図、(b)
は(a)の3b方向から見た図、(c)は(a)の3c
−3c線に沿って見た端面図である。
【図4】図2の後筒の螺旋溝の拡大図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の縦断面図である。
【符号の説明】
10、40 軸筒 30、60 棒状物繰り出し装置 32、62 後筒 32a、62a 螺旋溝 32a1 溝側壁 34、64 棒状物保持筒 34a、64a 突起 34b、64b 棒状物受部 34c、64c 外筒部 34d、64d 内筒部 36 棒状物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒を有し、軸筒の後端に棒状物繰り出
    し装置が取り付けられた棒状物繰り出し装置付き筆記具
    であって、 棒状物繰り出し装置は、 内周面に螺旋溝が形成された後筒と、 前記螺旋溝に摺動可能に嵌合する突起を有し後筒に対し
    て軸方向移動可能であると共に棒状物を保持する棒状物
    受部を有する棒状物保持筒と、からなり、 棒状物保持筒が前記軸筒に相対回転不能に結合され、軸
    筒と後筒との間の相対回転により棒状物保持筒に保持さ
    れる棒状物が繰り出されることを特徴とする棒状物繰り
    出し装置付き筆記具。
  2. 【請求項2】 前記棒状物保持筒は、その前部に同心状
    に形成された外筒部と内筒部とを有し、外筒部と内筒部
    との間の空間に軸筒の後端が挿入されることを特徴とす
    る請求項1記載の棒状物繰り出し装置付き筆記具。
  3. 【請求項3】 外筒部の内周面は多角形形状をなすと共
    に、軸筒の後端の外周面は該外筒部の内周面に合致する
    多角形形状をなすことを特徴とする請求項2記載の棒状
    物繰り出し装置付き筆記具。
  4. 【請求項4】 前記螺旋溝は、その断面で見て両側の溝
    側壁のうちの少なくとも一方が、後筒の軸方向に対して
    直角ではなく傾斜していることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1に記載の棒状物繰り出し装置付き筆
    記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011509848A (ja) * 2008-01-16 2011-03-31 ソシエテ・ビック スリーブによって保護された消しゴムを有する筆記用具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011509848A (ja) * 2008-01-16 2011-03-31 ソシエテ・ビック スリーブによって保護された消しゴムを有する筆記用具
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