JP3497568B2 - 複合筆記具 - Google Patents
複合筆記具Info
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- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
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- B43K24/10—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for selecting, projecting and locking several writing units
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- B43K24/146—Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for selecting, projecting and locking several writing units operated by turning means with cam control
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- B43K27/00—Multiple-point writing implements, e.g. multicolour; Combinations of writing implements
- B43K27/02—Combinations of pens and pencils
Description
ゴム等の棒状物を繰り出す機構とを設けてなる複合筆記
具に関する。
ープペンシル要素とボールペン要素とを1本の軸筒に収
納した複合筆記具が提案されていた。例えば、特公昭5
5−38280号の公告公報にはこのような複合筆記具
が開示されている。すなわち、この従来例では、スライ
ダと係合するスリーブ状作動カムと軸方向に延びる直径
的に相対向する2つのガイド溝とを有し、かつ軸ケース
の後端に固着されたガイドとによってシャープペンシル
要素とボールペン要素とを選択的に使用する筆記具であ
った。
の構造は複雑であり、後部に消しゴム等の棒状物を繰り
出す機構を設けることすら考えるだけのスペースを確保
できなかった。他方、近年事務の迅速化に伴いかかる多
機能の筆記具の需要は増大している。そこでこの発明
は、このような多様な構成であっても簡便で操作性の良
い複合筆記具を提供することを目的とする。
シルの芯の補充およびボールペンレフィールや消しゴム
等の棒状物の取り替えを簡単にして操作性を良くした複
合筆記具を提供することを目的とする。特にシャープペ
ンシルの芯の補充時に芯こぼれがなく、短いボールペン
レフィールも使用することができ、その上消しゴム等の
棒状物の残留分すなわちロス部分を最小限にくいとめて
なる複合筆記具を提供することを目的とする。
めに、この発明によれば、複数のレフィールを有する筆
記具機構と棒状物繰り出し機構とを備えた複合筆記具に
おいて、先軸と後軸との間に設けられた中軸と、この中
軸に一端が係止されて上記レフィールを夫々後方に付勢
する戻しバネと、上記レフィールの後部に取り付けられ
てかつこれらの戻しバネの他端に係止されて夫々後方に
付勢される摺動カムと、上記後軸と係合して共に回転さ
れるカム本体であって、摺動カムのいずれかの後端を押
圧して上記レフィールを選択的に前進せしめるカム作動
部を前部に有し、上記中軸と係合して先軸方向に摺動さ
れるとともに回転自在とされる係合部を備え、更に後部
内周に螺旋溝が形成されたカム本体と、このカム本体と
回転自在に嵌合されかつ軸方向にガイド溝が形成された
案内筒と、この案内筒内に設けられて上記カム本体の螺
旋溝と係合する係合突起を備えかつ棒状物を保持して案
内筒のガイド溝に沿って軸方向に摺動可能なスライダと
から構成されてなり、さらに上記中軸の後端部に係合片
を設け、カム本体に設けた突起と係合して、該カム本体
の回転を制御する複合筆記具が得られる。
ずれかのレフィールを選択して突出せしめる。選択され
たレフィールがシャープペンシルの時には後軸の後端を
ノックして芯を繰り出す。なお、消しゴム等の棒状物を
使用する時には、案内筒の後端操作部を持って回転せし
めるとスライダがカム本体の螺旋溝と案内筒の案内溝に
案内されて上昇し、消しゴム等が後端より繰り出され
る。
を詳細に説明する。図1において、複数のレフィール、
すなわち一方はシャープペンシルレフィール1であり、
他方はボールペンレフィール2であり、このような複式
機能を有する筆記具機構を前部に備え、後部には棒状物
繰り出し機構、この場合消しゴム繰り出し機構を備えた
複合筆記具が示されている。
の部分を収納する先軸3と後部に位置した消しゴム繰り
出し機構を収納した後軸4とからなる。そして先軸3の
後部内周には雌ネジ3aが形成されている。また後軸4
は、図2および図3に示されたとおり、後述する消しゴ
ムが繰り出される開口4aが後端に形成されており、か
つこの開口4aに隣接した部分を基部としてクリップ4
bが一体的に設けられている。また、この後軸4の内周
面には回り止めのための多数の刻み目4cが軸方向に形
成されている。
中軸5が介在されている。図4〜図6に示されたとお
り、この中軸5の先部の小径部には雄ネジ5aが形成さ
れ、この部分が先軸3の雌ネジ3aと螺合されており、
必要に応じて取り外されてシャープペンシルの芯等が補
充・交換される。また、中軸5の後端にストッパ用係合
片5bが一体に設けられており、この係合片5bの両側
に組立後ノック代として機能する2本の切り欠き5cが
軸方向に形成されている。
bの上辺と切り欠き5cの底辺との中間の高さの中間ガ
イド部5dが形成されており、後述するカム本体10の
突起10bは、径方向に一方の切り欠き5cから中間ガ
イド部5dを経て他方の切り欠き5cの間を動いて、い
ずれかの切り欠き5cに到達するとレフィール1,2を
選択的に繰り出す。なお、選択されたレフィール1がシ
ャープペンシルである場合にはノックされてこの切り欠
き5c内を軸方向に移動して芯を繰り出す。
の厚肉部5fには透孔5eが穿設されると共に中軸5の
内周部に対向するガイド用リブ5gが軸方向に形成され
ている。
ル1,2を夫々後方に付勢する戻しバネ6,7が一端が
係止されている。そして摺動カム8,9が、上記レフィ
ール1,2の後部に取り付けられ、かつこれらの戻しバ
ネ6,7の他端に係止されて夫々後方に付勢される。図
7〜図12に示されるとおり、これらの摺動カム8,9
は、上記レフィール1,2のいずれかの後端を押圧して
を選択的に前進せしめるカム作動部8a,9aを前部に
夫々有する。
けた凹部8b,9bが前記中軸5の内部に設けたガイド
用リブ5gと夫々噛み合うことにより、摺動カム8,9
の上下動を円滑にさせる。また摺動カム8,9の後方部
にD形状部8c,9cを有し、このD形状部8c,9c
がカム本体10の先端部内側に摺動自在に挿入されてい
る。従って、前記特公昭55−38280号の公告公報
に記載の従来例のようにスライダと係合するスリーブ状
作動カムと軸方向に延びる直径的に相対向する2つのガ
イド溝や軸ケースの後端に固着されたガイド等の複雑な
構成を必要としないという利点がある。なお、図9及び
図12において符号8d,9dは、いずれも押し出し成
形によって作られたレフィールのパイプ径のばらつきを
調整するための嵌合調整用突起を示す。
本体10は、上記中軸5と係合して先軸3方向に摺動さ
れるとともに回転自在とされるリング状の係合突起10
aをその外周に備えている。この点を詳述すると、前述
の中軸5は後部に対向する一対の厚肉部5fは透孔5e
が穿設されているので、この中軸5内にカム本体10の
先部を圧入するとリング状の係合突起10aが挿入に際
して厚肉部5fを押し開き透孔5e内に至って回転自在
に嵌合され、前方向に摺動可能であるが後方向にはロッ
クされる。
自在ではあるが、カム本体10の前部外壁には軸方向に
ストッパ突起10bが形成されていてこのストッパ突起
10bは、中軸5の後方に突出した係合片5bによって
回転方向が規制されているので1回転はせずに、たかだ
か摺動カム8,9を選択するに十分な角度、すなわち係
合片5bの一端縁から他端縁までの間を回動されるにす
ぎない。
螺旋溝10cが形成されている。なお、この二条の螺旋
溝10cのために、後述するようにスライダ12が安定
して最上位迄上昇することができ、残留消しゴムのロス
を少なくすると共に残留消しゴムの除去及び新たな消し
ゴムの取り付けが簡単であるという利点がある。またカ
ム本体10の後方外周には、上述した後軸4の内周に形
成された刻み目4cと係合して回り止め機能を果たす刻
み目10dが形成されている。さらにカム本体10内に
設けられた嵌合突起10eによって後述する案内筒11
が回転するが軸方向に抜けないように構成されている。
軸4の前方から挿入し易いように、その外径が後方に向
かって次第に小さく形成しておくと良い。また前記カム
本体10の刻み目10dに代えて多角形状に形成してお
くことも可能であり、また単に圧入可能な形状にしてお
いても良い。なお図中符号10fは,カム本体10の前
部のカム作動部の頂点に形成された係止部である。
転自在に嵌合されかつ側壁部には軸方向に対向して長い
ガイド溝11aが形成されている。図16〜図19から
明らかなとおり前記案内筒11の先端部に、カム本体1
0の内方に張出した嵌合突起10eと係合する抜け止め
用の係止突起11bを設けてある。さらに、案内筒11
の後端には、組立てられた時後軸4の後端から露出して
消しゴムを繰り出す際に径大の回転操作部11dが形成
されている。なお、この回転操作部11dの操作をしや
すくするために図示のようにローレットを設けると良
い。
ダ12は、この案内筒11内に設けられて上記カム本体
10の螺旋溝10cと係合する二対の係合突起12aを
備え、かつ消しゴム等の棒状物を保持して案内筒11の
ガイド溝11aに沿って軸方向に摺動可能とされる。こ
のスライダ12は、消しゴム等の棒状物を受ける受け口
側が内方への撓むように軸方向に延出している一対のア
ーム部12bを有している。従ってスライダ12は、こ
のアーム部12bを内方に撓めることによって案内筒1
1の先端から挿入・セットすることが極めて容易に出来
るので作業性が良いという利点がある。
について説明する。まず、シャープペンシルの芯を突出
するためは、後軸4を回転してカム本体10の作動部に
よっシャープペンシルレフィール1を選択して突出せし
めた後、筆記具の後端をノックするとカム本体10が前
進せしめられて摺動カム8を介して芯タンク1aも前進
せしめられる。この時図示しないレフィール1内のチャ
ックがチャックリングから解放されて芯を繰り出すこと
ができ、ノックを止めるとチャックは再び後退してチャ
ックリングと係合して芯を挟持して筆記可能状態にな
る。
ある時は、さらに案内筒11の後端に露出した径大の回
転操作部11dを持って回転すると、スライダ12が案
内筒11と共に回転してカム本体10の螺旋溝10cに
案内されることによって案内筒11のガイド溝11aに
沿って上昇して消しゴムが後端から繰り出される。使用
後、消しゴムを収納したい時には案内筒11の後端に露
出した径大の回転操作部11dを持って繰出時の回転と
逆回転せしめれば良い。また消しゴム収納後は後軸4を
逆転すればシャープペンシルも収納することが出来る。
したい時には、上記シャープペンシルのレフィール1を
突出した時と反対方向に後軸4を回転すればカム本体1
0の前部に形成されたカム作動部によってボールペン用
レフィール2が前進せしめられて先軸3の開口から突出
されて筆記可能となる。なお、使用後は後軸4を逆方向
に回転すればレフィール1を容易に筆記具内に収納する
ことが出来る。
ボールペン用のレフィールの取り替えは、先軸3を回し
てと中軸4との螺合を解除して先軸3を外すことによっ
て容易に行うことができる。すなわち中軸5の先部の小
径部には雄ネジ5aが形成され,この部分が先軸3の雌
ネジ3aと螺合されており、必要に応じて取り外されて
シャープペンシルの芯等が補充・交換することができる
ので、特に後部の棒状物繰り出し機構全体を取り外して
後端から芯等を補充するという煩わしさから解放される
という利点がある。
とも1本のレフィール1が前記摺動カム8と一体に形成
されてなる。すなわち前記複数のレフィール1のうち少
なくとも1本がシャープペンシルのレフィール1であっ
て、このレフィール1を構成する芯タンクが1aが摺動
カム9と一体的に形成し、レフィール1の先部は、ペン
先1bが取り外し自在に芯タンク1a内に圧入しておけ
ば、芯の補充時にこのペン先1bを外して芯タンク1a
内に補充することができるので芯こぼれのおそれがない
という利点がある。さらにボールペンフィール2の後部
に摺動カム9と一体にパイプ状コネクタを形成しておけ
ばこれに短いボールペンレフィールを差し込むことも可
能となる。
の変形例を示し、本例のスライダ12は、図20のもの
に比べて軸方向の長さが短く形成されており、二条の螺
旋溝10c夫々係合する突起12aが径方向に対応する
位置に一対だけ形成されいる。従ってこの変形例によれ
ば、スライダ12のアーム部12bの基端から最上位の
突起12aまでの距離が従来例の1本の螺旋溝における
斜めに設けられた一対の突起または図20の2対の突起
12aを有するスライダ12に比べて短くてすむので消
しゴムのロス部分を少なくすることが可能である。いず
れにしてもこの発明におけるスライダ12の突起12b
はカム本体10の螺旋溝10cが二条に形成されている
ので、スライダ12の上下動に安定性があり、かつ一条
の螺旋溝のものに比べて同じ回転操作量であればてその
上下動も2倍に速いという利点もある。
では中軸5の内径部が前方に向かって次第に小さく形成
され、レフィール1,2が押し出された時に、その先端
が軸心方向に付勢されてなる。さらに、図25〜図26
に示されたように、摺動カム8,9の成形時に軸心方向
にコアピンを倒すことによってレフィール1,2が挿入
される摺動カム8,9の内壁8e,9eを軸心方向に傾
かして形成するとレフィール1、2が押し出された時
に、その先端が軸心方向に付勢される。このように構成
すると、レフィール1,2が押し出された時、その先端
が無理なく先軸3の開口から突出されという利点があ
る。
示し、符号8f,9fは、側面ガイド用のリブを夫々示
す。これらのリブ8f,9fは、摺動カム8,9がカム
本体10内に平面同志を対向してセットされた時にそれ
らの断面円弧状の外径がカム本体10の真円形状の内周
に合致するようにしている。このように形成されたリブ
8f,9fによって摺動カム8,9は、互いの摩擦面積
が小さくなりかつカム本体10の内壁ともガタツキがな
くなるのでスムーズな上下動が得られる利点がある。
ル1、2の場合を説明したが3本以上の場合も可能であ
り、かつ棒状物として消しゴム以外にも色芯や修正棒等
も含むものである。
から複数の筆記体と後部に消しゴム等の棒状物を繰り出
す機構とを設けてなり芯の補充およびボールペンレフィ
ールや消しゴム等の棒状物の取り替えを簡単にして操作
性を良くした簡便な複合筆記具が得られる。
省略した縦断面図である。
の正面図である。
面図である。
る。
ムの変形例の縦断面図である。
変形例の縦断面図である。
軸内にセットした状態を示す平面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 複数のレフィールを有する筆記具機構と
棒状物繰り出し機構とを備えた複合筆記具において、先
軸と後軸との間に設けられた中軸と、この中軸に一端が
係止されて上記レフィールを夫々後方に付勢する戻しバ
ネと、上記レフィールの後部に取り付けられてかつこれ
らの戻しバネの他端に係止されて夫々後方に付勢される
摺動カムと、上記後軸と係合して共に回転されるカム本
体であって、摺動カムのいずれかの後端を押圧して上記
レフィールを選択的に前進せしめるカム作動部を前部に
有し、上記中軸と係合して先軸方向に摺動されるととも
に回転自在とされる係合部を備え、更に後部内周に螺旋
溝が形成されたカム本体と、このカム本体と回転自在に
嵌合されかつ軸方向にガイド溝が形成された案内筒と、
この案内筒内に設けられて上記カム本体の螺旋溝と係合
する係合突起を備えかつ棒状物を保持して案内筒のガイ
ド溝に沿って軸方向に摺動可能なスライダとから構成さ
れてなり、さらに上記中軸の後端部に係合片を設け、カ
ム本体に設けた突起と係合して、該カム本体の回転を制
御することを特徴とする複合筆記具。 - 【請求項2】 前記中軸の内部に設けた凹凸部と摺動カ
ムに設けた凹凸部と噛み合うことにより、摺動カムの上
下動を円滑にさせることを特徴とする請求項1記載の複
合筆記具。 - 【請求項3】 前記案内筒の先端部に、カム本体の内方
突起と係合する抜け止め用の係止突起を設けてなること
を特徴とする請求項1記載の複合筆記具。 - 【請求項4】 前記摺動カムの前方部にカムを備え、後
方部がD形状部を有し、このD形状部がカム本体の先端
部内側に摺動自在に挿入されてなることを特徴とする請
求項1記載の複合筆記具。 - 【請求項5】 前記複数のレフィールのうち少なくとも
1本のレフィールが前記摺動カムと一体に形成されてな
ることを特徴とする請求項1記載の複合筆記具。 - 【請求項6】 前記複数のレフィールのうち少なくとも
1本がシャープペンシル用のレフィールであって、この
レフィールを構成する芯タンクが前記摺動カムと一体に
形成されてなることを特徴とする請求項5記載の複合筆
記具。 - 【請求項7】 前記スライダは、案内筒への挿入のため
に棒状物を受ける受け口側が内方へ撓むように形成して
なることを特徴とする請求項1記載の複合筆記具。 - 【請求項8】 前記中軸の内径が前方に向かって次第に
小さく形成され、レフィールが押し出された時に、その
先端が軸心方向に付勢されてなることを特徴とする請求
項1記載の複合筆記具。 - 【請求項9】 前記レフィールが挿入される摺動カムの
内壁を軸心方向に傾斜して形成することにより、レフィ
ールが押し出された時に、その先端が軸心方向に付勢さ
れてなることを特徴とする請求項1記載の複合筆記具。 - 【請求項10】 前記カム本体の後部内周に形成された
螺旋溝が2条の螺旋溝であり、かつ前記スライダが径方
向の対応する位置に上記螺旋溝と係合する少なくとも一
対の突起を有してなることを特徴とする請求項1記載の
複合筆記具。
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