JP6047194B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
そこで本発明は、使用者の好み又は選択によりシャープペンシルにもボールペンにも、あるいはその他の筆記具あるいは塗布具、たとえばマーカーペンや修正ペン等にもカスタマイズ可能なノック式筆記具において、リフィルの構造をできるだけ簡素化し、リフィルの交換をより安価でかつ容易に行えるようにすることを課題とする。
前記軸筒20内部に収容されるとともに前記先端の開口部22から出退可能な筆記先端82を有する筆記部材70と、
前記軸筒20後部にノック部材40を備えたノック機構30を有する筆記具10であって、
前記ノック機構30は、
前記ノック部材40と、
前記ノック部材40の先端側に位置しノック部材40の前方への押圧に伴い所定の周方向に回転可能な回転部材50と、
前記軸筒20後端付近の内周面に設けられるカム機構60と、
前記回転部材50を常に後方へ付勢する復帰スプリング26と、
を備えるとともに、
前記ノック部材40は、その外側面に突出して設けられる摺動突起41を有し、
前記回転部材50は、その外側面に突出しかつ軸方向に延伸して設けられるとともにその後端縁が前記回転方向の反対方向に向かって先端方向へ傾斜している摺動突条51を有し、
前記カム機構60は、
前記軸筒20後端付近の内周面に内方に突出しかつ軸方向に延伸して複数組等配して設けられる係止突条61と、
前記各係止突条61間の溝として形成されるカム溝64と、
を有し、
前記カム溝64内では前記摺動突起41及び前記摺動突条51が軸方向に前後に摺動可能となっており、
前記係止突条61の先端縁のうち、前記カム溝64の前記回転方向側に位置する部分は、同回転方向に向かって後端方向へ傾斜することで、前記摺動突条51の後端縁が係止可能となっている係止縁62として形成され、
前記係止突条61の先端縁のうち、前記カム溝64の前記回転方向側に対し反対側に位置する部分は、同前記係止縁62よりも先端寄りに位置しかつ同回転方向に向かって後端方向へ傾斜することで前記摺動突条51を同カム溝64へ誘導する誘導縁63として形成され、
前記筆記部材70として、前記筆記先端82から芯88を繰り出すチャック機構86を備えたシャープペンシルリフィル80、又は、インク92a及びその後方に位置するインク追従体92bを内蔵するインク収容管91a並びにボールペンチップ93aを備えたボールペンリフィル90aが前記軸筒20内に収容され、
前記ボールペンリフィル90aの後端は前記ノック機構30に固定され、
前記筆記部材70は交換可能であり、
前記ボールペンリフィル90aのインク収容管91aの先端には前記ボールペンチップ93aが装着され、該インク収容管91aの先端部分は、該ボールペンチップ93aの外径より大径となっており、かつ、前記軸筒20の先端の開口部22よりも大径な先端段部95が形成され、
前記シャープペンシルリフィル80は、ノック動作によって動くことがない部分を構成する不動部81と、ノック動作で前後に移動する可動部84との間にノックスプリング85が介装され、該可動部84の後端からは芯収容管87が挿入され、該芯収容管87の後端には尾栓89が圧入され、該尾栓89はノック機構30に固定され、
前記シャープペンシルリフィル80のノックストロークをX及び、
前記ボールペンチップ93aが前記軸筒20の先端の開口部22から露出した状態における前記先端段部95と前記軸筒20の先端の開口部22との距離をAとそれぞれ定義したとき、
X<A
との関係を満たし、
前記ノック部材40の押圧により前記シャープペンシルリフィル80の前記筆記先端82が前記先端の開口部22から突出した際には、さらに該ノック部材40を前方へ押圧しても該筆記先端82は突出した状態を保つとともに、
前記ノック部材40の押圧により前記ボールペンリフィル90aのボールペンチップ93aが前記先端の開口部22から突出した際には、前記先端段部95が前記軸筒20の先端の開口部22へ当接してそれ以上先端方向へ移動することができないことを特徴とする。
また、本発明は、上記の特徴に加え、前記ボールペンリフィル90aの後端は該ノック機構30に圧入固定され、前記筆記部材70は前記ノック機構30に関与する構造が一切設けられないものとするとともに前記尾栓89は該ノック機構30に圧入固定されることを特徴とする。
ここで、「塗布リフィル90」とは、「流動体92」の種類によって様々なものが可能である。たとえば、流動体92としてボールペン用インクが収容される場合には、塗布リフィル90は塗布先端93として筆記ボール93bを抱持したボールペンチップ93aを備えたボールペンリフィル90aとなる。また、流動体92としてマーカーペン用インクが収容される場合には、塗布リフィル90はたとえば繊維束体で塗布先端93が形成されたマーカーペンリフィルとなる。さらに、流動体92として誤字・誤記等の修正に用いられる修正液が収容される場合には、塗布リフィル90はたとえばボールペンチップ様の筆記ボールを塗布体として備えた塗布先端93を有する修正ペンリフィルとなる。なお、本発明においては「塗布」とは「筆記」をも包含する概念として使用している。
「ノック機構30」とは、筆記部材70の筆記先端82を操作するための機構である。具体的には、筆記部材70がボールペンリフィル90aの場合には、ノック機構30の操作でボールペンチップ93aが出退することになる。また、筆記部材70がシャープペンシルリフィル80の場合には、ノック機構30の操作で芯88が繰り出されることになる。
「カム機構60」は、軸筒20後端付近の内周面において内方に突出する突条としての「係止突条61」と、この係止突条61が形成されることで存在することとなる溝としての「カム溝64」とを有する。そして、この「係止突条61」の先端縁は、軸筒20の円周に対して、一定方向に傾斜しており、かつ、その「一定方向」に対して正方向側の部分が、逆方向側の部分より先端側に位置している。すなわち、係止突条61の先端縁はその「一定方向」に沿って見た場合、カム溝64の次に、より後方側に位置する部分(「係止縁62」)がまず来て、そして次により前方側に位置する部分(「誘導縁63」)が来て、そしてまた次のカム溝64が来る、というように形成されている。
「回転部材50」とは、上記ノック部材40の押圧により押圧されることで、前記カム溝64の説明における「一定方向」に回転するようになっている部材である。この回転部材50には、前記カム溝64に沿って摺動するとともに、該カム溝64を脱して前記係止縁62と係止可能な「摺動突条51」が設けられている。さらに、この回転部材50の先端部分には、前記筆記部材70が装着されることが望ましい。ここでその装着の方法としては、たとえば「リフィル装着孔52」を回転部材50の軸心部分に設けて、そこに筆記部材70の後端を圧入して装着することとしてもよいし、回転部材50の軸心に突出構造を設けて、これを筆記部材70の後端に設けた開口ないし孔に圧入して装着することとしてもよい。なお、「リフィル装着孔52」を設ける場合の方が、リフィルの有効長をより長くできるので収容できるインク等の流動体量をより多くすることができる。さらに、筆記部材70が直接この回転部材50に装着されなくとも、たとえばこれらの間のなんらかの部材を介して間接的に装着されるようなものであってもよい。
ここで、筆記部材70が塗布リフィル90の場合、その先端付近には塗布先端93としての外径より大径でかつ前記軸筒20の先端の開口部22よりも大径な先端段部95が形成されている。したがって、塗布リフィル90が先端方向へ移動する際、この先端段部95が軸筒20の先端の開口部22へ当接するとそれ以上先端方向へ移動することができない。このとき、塗布先端93が軸筒20の先端の開口部22から露出した状態において、この先端段部95と軸筒20の先端の開口部22との距離が「A」の定義となっている。たとえば、塗布リフィル90がボールペンチップ93aの場合は、塗布先端93としてのボールペンチップ93aが、流動体収容管91の先端に圧入固定されるか、又は流動体収容管91とボールペンチップ93aとを介する継手94の先端に圧入固定されることとなるが、この、流動体収容管91の先端なり、継手94の先端なりはボールペンチップ93aの外径より径が大きくなっており、この部分が先端から見て段を構成することとなる。この段が先端段部95となるのである。
そして、筆記部材70としてのシャープペンシルリフィル80の場合、そのノックストローク、すなわち、芯88を繰り出すために要する1回のノックで前方に移動する距離が「X」で定義されている。この距離Xは、たとえば、芯88の繰り出し機構である「チャック機構86」の移動可能距離で定義することも可能である。また、リフィル先端の前記先端開口に当接する不動部81と、ノックにより前後方向に移動可能な可動部84と、これら不動部81と可動部84との間に介装され可動部84を常に後方へ付勢するノックスプリング85とを構成として備える場合、このノックスプリング85の、ノックがされないときの最大長とノックがされて押圧されたときの最短長との差として定義されるノックストロークがこの距離Xである、としてもよい。
X<L<A
との関係式が成立することとなっている。この関係式の意義について、以下で、筆記部材70としてシャープペンシルリフィル80を使用した場合と、塗布リフィル90を代表してボールペンリフィル90aを使用した場合とで説明する。
(1)シャープペンシルリフィル80の場合
軸筒20にシャープペンシルリフィル80を装着した場合、装着時の位置関係によっては、回転部材50の摺動突条51が、カム溝64に位置している場合と、係止突条61の係止縁62で係止している場合とのいずれかの状態を取ることとなる。
そして、摺動突条51が係止突条61の先端を超えて押圧されると、係止突条61の係止縁62の傾斜に沿うようにして摺動突起41が係止縁62と係止することとなる。これに伴い、係止縁62が軸筒20内周の円周に占める弧の長さの分だけ、回転部材50が回転することとなる。この状態で、シャープペンシルリフィル80の筆記先端82が軸筒20先端の開口縁から突出した位置を取ることとなる。
軸筒20にボールペンリフィル90aを装着した場合、装着時の位置関係によっては、回転部材50の摺動突条51が、カム溝64に位置している場合と、係止突条61の係止縁62で係止している場合とのいずれかの状態を取ることとなる。
まず、回転部材50の摺動突条51が、カム溝64に位置している場合は、装着直後は塗布先端93としてのボールペンチップ93aは軸筒20先端からは露出しない状態にある。この状態でノック部材40を押圧すると、カム溝64内に位置している摺動突起41が、カム溝64内でその直前に位置している摺動突条51を前方に押圧する。これによって、回転部材50も前方に押圧される。
次に、軸筒20にボールペンリフィル90aを装着した時点で回転部材50の摺動突条51が係止縁62と係止している場合、又は、ノック動作により摺動突条51が係止縁62と係止した状態となった場合において、ノック部材40を押圧すると、回転部材50も再び前方へ押圧されることになる。このとき、摺動突条51が誘導縁63を乗り越えるためには、距離Lを超えて押圧される必要がある。しかし、塗布先端93が軸筒20先端の開口部22から突出している状態において、ボールペンリフィル90aは、先端段部95が軸筒20先端の開口部22に当接するまで移動可能である。この移動可能な距離がすなわち、前記の距離Aである。
なお、塗布部材として、ボールペンリフィル90a以外、たとえばマーカーペンリフィルとか修正ペンリフィルとかが装着される場合の動作についてもボールペンリフィル90aの場合と同様である。
図1は、ノック部材40及び回転部材50を備えた状態の軸筒20を、正面図(A)及び正面断面図(B)で示したものである。軸筒20は、後軸23に先軸21が螺着されて形成される。軸筒20後端の開口部24からはノックボタン42が外挿されたノック部材40が突出しており、この前方の軸筒20内部に回転部材50が位置している。この回転部材50の軸心にはリフィル装着孔52が設けられている。ノック部材40先端付近からは外方へ摺動突起41が3個等配されて突出している。回転部材50の後端側外側面には、軸心に沿った方向を長手方向として外方へ突出する摺動突条51がこれもまた3個等配されて突出している。これら摺動突起41と摺動突条51との位置関係及び動作の詳細については後述する。
図2は、本発明に係る筆記具10において、軸筒20に、筆記部材70としてシャープペンシルリフィル80が装着された場合を正面図(A)及び正面断面図(B)で示したものである。
ノック機構30として、ノック部材40、回転部材50、カム機構60及び復帰スプリング26が設けられている。
図3は、本発明に係る筆記具10において、軸筒20に、筆記部材70としての塗布リフィル90として、ボールペンリフィル90aが装着された場合を正面図(A)及び正面断面図(B)で示したものである。
軸筒20の内部には、流動体92としてのインク92a及びその後方に位置するインク追従体92bを、流動体収容管91としてのインク収容管91aに内蔵し、塗布先端93としてのボールペンチップ93aを備えたボールペンリフィル90aが装着されている。筆記ボール93bを先端に抱持したボールペンチップ93aは、軸筒20先端の開口部22から突出している。回転部材50のリフィル装着孔52に、ボールペンリフィル90aの後端が圧入され固定されている。
図5は、軸筒20に筆記部材70として装着されるシャープペンシルリフィル80を正面図(A)及び正面断面図(B)で示したものである。ノック動作によって動くことがない部分を構成する不動部81と、ノック動作で前後に移動する可動部84との間にノックスプリング85が介装されている。可動部84の後端からは芯収容管87が挿入される。また、芯収容管87の後端には尾栓89が圧入されており、この部分が回転部材50のリフィル装着孔52に圧入固定されることとなっている(図2参照)。なお、可動部84には、芯88を直接把持して、ノック動作に伴って芯88を前方へ繰り出すチャック機構86も含む。
図9aは、筆記部材70としてボールペンチップ93aが装着されている場合には塗布先端93が軸筒20先端の開口部22から突出していない状態を表している。一方、筆記部材70としてシャープペンシルリフィル80が装着されている場合には装着時に偶々筆記先端82が軸筒20先端の開口部22から突出していない状態を取ったときを表している。いずれの場合においても、係止突条61間のカム溝64内には、ノック部材40の摺動突起41が後方側に、及び回転部材50の摺動突条51が前方側に、それぞれ位置している。
図9bの状態からさらにノック部材40が押圧されると、摺動突条51の後端縁が係止突条61の係止縁62を乗り越え(図9c)、この係止縁62の傾斜に沿って摺動突条51が、反時計回りに移動し(図9d)、そして摺動突条51と係止縁62とが完全に係合することとなる(図9e)。この摺動突条51が回転することにより回転部材50も同様に、係止縁62の円周方向のこの長さに相当するピッチ分だけ回転することとなる。ここで、ボールペンリフィル90aの場合における先端段部95も、及びシャープペンシルリフィル80の場合における先端段差83のいずれも、軸筒20先端の開口部22に当接するまでの間に、この図9eに示す、摺動突条51と係止縁62との係止状態が出現することとなり、このとき、塗布先端93及び筆記先端82はいずれも軸筒20先端の開口部22から突出する位置を取ることとなる(図8及び図6参照)。
ここで、筆記部材70としてシャープペンシルリフィル80が装着されている場合、図6に示す距離Xのノックストローク分しかノック部材40を押圧することができず、よって摺動突条51はこの距離Xより大きい距離Lの長さを有する係止縁62と誘導縁63との段差(図4参照)を乗り越えることができない。よってこの場合は、この図9fの状態から再び図9eの状態に戻り、以後ノック部材40の押圧によってこの両図の状態を繰り返すこととなり、図9aに示す状態に戻ることはない。
20 軸筒 21 先軸 22 先端の開口部
23 後軸 24 後端の開口部 25 スプリング支持部材
26 復帰スプリング
30 ノック機構
40 ノック部材 41 摺動突起 42 ノックボタン
50 回転部材 51 摺動突条 52 リフィル装着孔
60 カム機構 61 係止突条 62 係止縁
63 誘導縁 64 カム溝
70 筆記部材
80 シャープペンシルリフィル
81 不動部 81a 縮径段部 82 筆記先端
83 先端段差 84 可動部 85 ノックスプリング
86 チャック機構 87 芯収容管 88 芯
89 尾栓
90 塗布リフィル 90a ボールペンリフィル 91 流動体収容管
91a インク収容管 92 流動体 92a インク
92b インク追従体 93 塗布先端 93a ボールペンチップ
93b 筆記ボール 93c 直流防止スプリング 94 継手
95 先端段部
Claims (2)
- 先端と後端とにそれぞれ開口部を有する軸筒と、
前記軸筒内部に収容されるとともに前記先端の開口部から出退可能な筆記先端を有する筆記部材と、
前記軸筒後部にノック部材を備えたノック機構を有する筆記具であって、
前記ノック機構は、
前記ノック部材と、
前記ノック部材の先端側に位置しノック部材の前方への押圧に伴い所定の周方向に回転可能な回転部材と、
前記軸筒後端付近の内周面に設けられるカム機構と、
前記回転部材を常に後方へ付勢する復帰スプリングと、
を備えるとともに、
前記ノック部材は、その外側面に突出して設けられる摺動突起を有し、
前記回転部材は、その外側面に突出しかつ軸方向に延伸して設けられるとともにその後端縁が前記回転方向の反対方向に向かって先端方向へ傾斜している摺動突条を有し、
前記カム機構は、
前記軸筒後端付近の内周面に内方に突出しかつ軸方向に延伸して複数組等配して設けられる係止突条と、
前記各係止突条間の溝として形成されるカム溝と、
を有し、
前記カム溝内では前記摺動突起及び前記摺動突条が軸方向に前後に摺動可能となっており、
前記係止突条の先端縁のうち、前記カム溝の前記回転方向側に位置する部分は、同回転方向に向かって後端方向へ傾斜することで、前記摺動突条の後端縁が係止可能となっている係止縁として形成され、
前記係止突条の先端縁のうち、前記カム溝の前記回転方向側に対し反対側に位置する部分は、同前記係止縁よりも先端寄りに位置しかつ同回転方向に向かって後端方向へ傾斜することで前記摺動突条を同カム溝へ誘導する誘導縁として形成され、
前記筆記部材として、前記筆記先端から芯を繰り出すチャック機構を備えたシャープペンシルリフィル、又は、インク及びその後方に位置するインク追従体を内蔵するインク収容管並びにボールペンチップを備えたボールペンリフィルが前記軸筒内に収容され、
前記ボールペンリフィルの後端は前記ノック機構に固定され、
前記筆記部材は交換可能であり、
前記ボールペンリフィルのインク収容管の先端には前記ボールペンチップが装着され、該インク収容管の先端部分は、該ボールペンチップの外径より大径となっており、かつ、前記軸筒の先端の開口部よりも大径な先端段部が形成され、
前記シャープペンシルリフィルは、ノック動作によって動くことがない部分を構成する不動部と、ノック動作で前後に移動する可動部との間にノックスプリングが介装され、該可動部の後端からは芯収容管が挿入され、該芯収容管の後端には尾栓が圧入され、該尾栓はノック機構に固定され、
前記シャープペンシルリフィルのノックストロークをX及び、
前記ボールペンチップが前記軸筒の先端の開口部から露出した状態における前記先端段部と前記軸筒の先端の開口部との距離をAとそれぞれ定義したとき、
X<A
との関係を満たし、
前記ノック部材の押圧により前記シャープペンシルリフィルの前記筆記先端が前記先端の開口部から突出した際には、さらに該ノック部材を前方へ押圧しても該筆記先端は突出した状態を保つとともに、
前記ノック部材の押圧により前記ボールペンリフィルのボールペンチップが前記先端の開口部から突出した際には、前記先端段部が前記軸筒の先端の開口部へ当接してそれ以上先端方向へ移動することができないことを特徴とする筆記具。 - 前記ボールペンリフィルの後端は前記ノック機構に圧入固定され、前記筆記部材は該ノック機構に関与する構造が一切設けられないものとするとともに前記尾栓は該ノック機構に圧入固定されることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
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JP2015127149A JP2015127149A (ja) | 2015-07-09 |
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2015
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