JP6147775B2 - スライド可能な押し部材を備えるシャープペンシル - Google Patents

スライド可能な押し部材を備えるシャープペンシル Download PDF

Info

Publication number
JP6147775B2
JP6147775B2 JP2014561487A JP2014561487A JP6147775B2 JP 6147775 B2 JP6147775 B2 JP 6147775B2 JP 2014561487 A JP2014561487 A JP 2014561487A JP 2014561487 A JP2014561487 A JP 2014561487A JP 6147775 B2 JP6147775 B2 JP 6147775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing device
core
mechanical pencil
annular
tubular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014561487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015513490A (ja
Inventor
フランク・ロリオン
ルドヴィック・ファーグ
Original Assignee
ソシエテ ベ イ セ
ソシエテ ベ イ セ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ソシエテ ベ イ セ, ソシエテ ベ イ セ filed Critical ソシエテ ベ イ セ
Publication of JP2015513490A publication Critical patent/JP2015513490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6147775B2 publication Critical patent/JP6147775B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K24/00Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units
    • B43K24/02Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for locking a single writing unit in only fully projected or retracted positions
    • B43K24/04Mechanisms for selecting, projecting, retracting or locking writing units for locking a single writing unit in only fully projected or retracted positions operated by means sliding in longitudinally-slotted casings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/006Pencil-barrels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/06Writing-core feeding mechanisms with the writing-cores fed by means sliding in longitudinally-slotted casings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/16Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/16Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores
    • B43K21/18Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores having ratchet means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/22Writing-cores gripping means, e.g. chucks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K25/00Attaching writing implements to wearing apparel or objects involving constructional changes of the implements
    • B43K25/02Clips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K29/00Combinations of writing implements with other articles
    • B43K29/02Combinations of writing implements with other articles with rubbers

Description

本発明はシャープペンシルに関し、より具体的には、第一開口を有する後端と、芯が通って出てくることのできる第二開口を有する前端との間を、長手方向軸に沿って延びる管状体と、該管状体の内部に配された芯を、繰り出すための機構とを備えるシャープペンシルであって、該繰り出し機構は、
‐該長手方向軸に対して平行にスライドするのに適しており、該管状体に対して外方向に延びる外側部分と、該第一開口を通って該管状体の中に挿入された内側部分とを有する押圧装置と、
‐芯を締め付けることができる、該管状体の前端側に位置したチャックと、
‐少なくとも一本の芯を格納するための、該長手方向軸に沿って延びる芯貯蔵部であって、該押圧装置の該内側部分によって囲まれた後端と、該押圧装置が前端に向かってスライドする際、該チャックを動かすのに適した前端とを有する、該芯貯蔵部とを備えている。
上記の種類のシャープペンシルは、該押圧装置にかかる軸圧力に反応して、該管状体に対して芯をスライドさせることにより、芯の前端の損耗を補うものであり、ここで、該締め付けチャックは、その後、周知の方法により、該芯によってとられた新たな位置を固定するものである。該芯貯蔵部の中に芯を補充する作業の際、使用者は、該芯貯蔵部よりも通常は狭く、従来は押圧装置の中に形成された中央開口を通って、芯をただスライドさせなければならない。通常、取り外し可能な消しゴムが、該押圧装置の上に取り付けられ、シャープペンシルの操作構造の中の、この中央開口を覆っている。
一例として、特許文献1または同文献に対応する特許文献2には、消しゴム保持部と、消しゴムカバーを備えてもよい消しゴムキャップとからなり、円筒形の筒部の中にスライド可能に取り付けられた押圧装置を含む、シャープペンシルが開示されている。こうしたタイプの押圧装置によって、繰り出し機構の作動、及び、消す作業を容易に行うことができる。
米国特許第5,354,141号明細書 国際公開第92/15462号
前記押圧装置の内側部分は、前記芯貯蔵部に係合可能であり、該芯貯蔵部の直径は、前記管状体の内径と比較して小さくなっている。押圧動作により、該芯貯蔵部を前方に動かすために、該芯貯蔵部の後端の環状周縁において、軸方向に止まる。該管状体よりも著しく狭い芯貯蔵部であることにより、消しゴムを取り出すことや、繰り出し機構の把持領域で、新しい芯を素早く中心に置くことが有利となる。
上記文献に記載されたシャープペンシルでは、前記押圧装置の内側部分には、該押圧装置を保持する止め具を形成するために、内側肩部または筒部の窓と係合する一個または数個の突出タブを備えた、弾性的に変形可能な先細部が備えられている。しかしながら、該押圧装置の内側部分の柔軟性による難点は、例えば、組み立て工程時または著しい力が該押圧装置に作用するとき(例えば、強い力で消すときなど)、この内側部分の変形可能部分が壊れやすくなることである。このため該押圧装置が筒部から外れ、失くしてしまうという危険性がある。
本発明の目的は、押圧装置の破損の危険性を減らし、使用者に快適な操作性を優先的に提供するシャープペンシルを提案することである。
上記目的のために、本発明によるシャープペンシルは、押圧装置保持のための環状壁を、その後端に有し、該環状壁は、二つの長手方向の凹部、好ましくはその後縁に二つのスリットを備えた内側表面を有し、この二つの凹部またはスリットは、前記環状部の内側表面の残りの部分に対して半径方向内向きに突出しているタブによって画定されており、ここで、該押圧装置の該内側部分は、管状壁を備えており、該管状壁は、
‐芯貯蔵部の後端を取り付けるための内側表面と(芯貯蔵部が、押圧装置の前方及び後方への動きに伴って、緊密に動くように)、
‐少なくとも一つの突起が半径方向外側に突出する外側表面であって、該突起は前記タブの前に位置し、前記タブに接して止まるのに適しており、このタブにより、押圧装置の内側部分は、該管状体の内側に保持される、該外側表面とを有している。
芯貯蔵部の後端における把持による支持機能と、該押圧装置の内側部分の領域において、該管状体の該タブに対して停止する機能とは、従って、脆弱な可動部品を用いることなく、組み合わせることができる。タブが、間隔を空けられて、環状の保持部分の外縁の僅かな部分に配置されていることを考慮すると、該管状体への該押圧装置の挿入は、変わらず容易である。これらの構成により、より賢固な押圧装置は、かなりの程度に堅牢なものとなり、誤っても外れてしまうことがない。
留意すべきであることに、芯貯蔵部の後端が押圧装置を直接把持することより、押圧装置内に形成された芯貯蔵部アクセス経路に、芯貯蔵部をより近づけることができ、この経路はそのため、芯貯蔵部と同じ大きさの直径を有することができる。それ故に、芯貯蔵部と接触していない押圧装置(ここでは芯の挿入は必然的により細心の注意を要する)を用いた場合と比較すると、使用者は、補充芯を芯貯蔵部の中に、より容易に挿入することができる。
一つの特徴によれば、該長手方向の凹部は、直径方向に対向する二つのスリットを有しており、この二つのスリットの少なくとも一つは、複数のタブの一つによって画定された後端を有するリブを通じて半径方向内側に開口し、また該リブは、長手方向軸とほぼ平行に該タブから前端にかけて延びている。係止するために柔軟な領域を用いることは、該二つのタブをそれぞれリブ内の凹部によって形成することによって避けられることが理解できる。これにより、該押圧装置の内側部分の上の突出している突起の柔軟性を非常に低くすることができる(係止時、後部からの組み立てをより容易にする斜角の表面を使用が優先され、突起と該二つのタブを軽く圧迫することにより、該内側部分を挿入することができる)。
一つの特徴によれば、芯貯蔵部の後端は、管状壁の内側表面上に形成された長手方向リブと接触している。リブを使用することで、この後端の内側部分への挿入がより容易となり、芯貯蔵部はより容易に挿入空洞の底部に達することができる。
別の特徴によれば、該押圧装置は、消しゴムを格納するための部品からなる消しゴム保持部を備え、この消しゴム保持部は、
‐内側部分と、
‐底部と壁部を備える取り付け部材であって、該壁部は、長手方向軸の周りを該底部から後方開口までほぼ環状に延びており、消しゴムを格納するための空洞を画定し、該取り付け部材は該内側部分を延長し、外側部分の一部を形成する、取り付け部材と、
‐該取り付け部材の底部を横断し、芯貯蔵部に直接開口している経路孔(これにより、芯貯蔵部に補充することが容易となる)とを備えている。
本発明によるシャープペンシルの様々な実施例中で、以下の規定のうち、一つ及び/または複数がさらに利用されてもよい。
‐内側部分の管状壁は、該取り付け部材の底部とは反対側に軸方向開口を有し、前記底部と該軸方向開口との間で、芯貯蔵部の後端を受けるための空洞を画定し、このとき、該空洞は該軸方向開口の近くで拡大する。
‐該内側部分の管状壁は、該突起から距離を置いて形成された外側肩部を有する(該内側部分の領域の中の該外側肩部の配置により、誤って使用者の指を挟んでしまうことを避けることができ、該押圧装置が、芯を前進させるのに十分である範囲より先には、前部分にスライドするのを阻止することができる)。
‐該突起は、該管状壁の周囲を、該内側部分から連続して延びる環状のリブである(この配置により、該内側部分の半径方向の圧力が最小化され、該押圧装置の保持が特に効果的になる。さらに、この構成により、本体の後端と該押圧装置の間の遊び部分を、大きく減らすことができ、これにより、外部の粒子(例えば砂粒)が挟まってしまう危険性が制限される)。
‐該管状体は、該長手方向軸の周囲を長手方向に延び、該押圧装置の長さより非常に長い(管状の)筒部と、該筒部の延長部に配置され、該タブを含む環状の保持壁を備える取り外し可能なクリップ保持部とを備えており、ここで、該押圧装置はこのクリップ保持部の中にスライド可能に取り付けられている(このようにして、該管状体の後端を形成する該クリップ保持部は、該筒部に固く連結されている芯貯蔵部に補充するために、必要であれば取り外すことができ、これは、該押圧装置の取り付け、または消しゴムの取り付けを妨げることなく行うことができる)。
‐該クリップ保持部は、該筒部の軸方向の該延長部に配置され、クリップを受けるのに適した後方片と、該長手方向軸の周囲を延びるほぼ管状であって、該筒部の中に同軸上に挿入された前方片とを含み、このとき該前方片は、該筒部に取り付けるための管状部分を含み、この管状部分は、外側ねじを備え、芯貯蔵部の周囲を、芯貯蔵部と距離をあけて延びている。
‐該前方片はさらに、管状取付け部の延長部に配置された、ほぼ環状の末端部分を備えている。ここで、該末端部分は、芯貯蔵部の周囲に配置された被覆管と接触する環状縁と、前記第一開口の内径よりも少なくとも30%小さい内径を持つ軸方向孔を備えている。
‐該クリップ保持部は、該筒部の後縁と接触する外側肩部と、該押圧装置の該管状壁の上に形成された、外側肩部と軸方向において対向する内側肩部とを含む。該内側肩部は、止め部を形成するか、または該押圧装置が前方へスライドするのを止めるためのシステムを補完する(該押圧装置の外側肩部の内部構造により、本体の後端に取り付けられる外側要素によってスライドが阻害される危険性を取り除くことができる)。
‐該環状保持壁の長手方向スリットまたは隙間は、クリップ保持窓を形成し、ここで該クリップ保持部の該外側肩部は、この窓と該内側肩部との軸方向の間に、かつ前記内側肩部よりも該窓に対して近くなるよう位置している。
‐該窓または凹部は、該クリップ保持部の該内側肩部と、該押圧装置の該管状壁に形成された該外側肩部との間の距離よりも長い距離に亘って長手方向に延びている。
本発明のその他の特徴と利点は、以下に記載する、非限定的な実施例として提示される、本発明の一つの実施例の記述によって、添付された図面を参照することで明らかになるであろう。
押圧装置が静止状態であるときの、本発明によるシャープペンシルの後方部分の長手方向断面図である。 押圧装置が静止状態であるときの、本発明によるシャープペンシルの前方部分の長手方向断面図である。 図1のシャープペンシルの二つの構成要素を図示する側面図である。 図1において既に図示した構成要素を示す、長手方向断面の分解図である。 図1のシャープペンシルで使われる押圧装置の消しゴム保持部形成部分の長手方向断面図である。 図5Aの消しゴム保持部の上面図である。 図1のシャープペンシルの二つの構成要素の断面斜視図である。 シャープペンシルの筒部と消しゴム保持部との間の中間構成要素を形成するクリップ保持部の長手方向断面図である。 図7Aの中間構成要素の横断面図である。
異なる図面において、同一の参照記号は同一のまたは同様の構成要素を指し示す。
図1及び図2を特に参照すると、シャープペンシル1は管状体2を備え、該管状体は後端2aと前端2bとの間を、長手方向軸Xに沿って延びている。管状体2の前端2bは、ポイント3によって画定されている。穴3aと開口3bが、ポイント3に備えられ、芯保持ポイント4がスライドすることを許すものである。周知の方法においては、芯5の破損を防ぐために、芯保持ポイント4は、飛び出ている芯5に沿うものである。
押圧装置6は、管状体2の後端2aの中に形成された第一開口7を通って取り付けられている。この押圧装置6は、外側に向かって軸方向に向いている作動面6aを有している。この押圧装置6は、芯5の前進を作動させるための押し下げられた位置と、スプリング8または類似の弾性復元手段の力による初期状態で取られる後退位置との間を、長手方向軸Xに対して平行にスライドするように取り付けられている。図1及び図2は、押圧装置が後退位置を取っている、使用時の構成のシャープペンシル1を図示している。
図1及び図4において明らかに示されるように、押圧装置6は消しゴムEと、消しゴムEを格納するための一つの部品から成る消しゴム保持部Hと、消しゴムEを覆うためのキャップ9とを含んでいる。消しゴム保持部Hは、第一開口7を通って管状体2に挿入され、かつ押圧装置6を導くための管状体2と接触する内側部分11を含んでいる。消しゴム保持部Hはまた、内側部分11を延長し、かつ消しゴムEを格納するための空洞13を画定するように、底部12aから後方開口12bまでの長手方向軸Xの周囲をほぼ環状に延びる壁を有する取り付け部材12を含んでいる。この取り付け部材12は消しゴム保持部Hの外側部分の一部である。
押圧装置6の外側部分10は、ここではキャップ9と、消しゴムEと、消しゴム保持部Hの外側部分とを含んでおり、芯5の繰り出し機構15のための作動ボタンを形成している。
図1及び図2を参照すると、芯5の繰り出し機構15は、ここでは管状体2の中に配置され、
‐長手方向軸Xに対して平行にスライドする押圧装置6と、
‐管形状であって長手方向軸Xの周囲を延びる、一またはそれ以上の芯を格納するための芯貯蔵部16と、
‐締付位置において芯5を締め付けることができ、管状体2の前端2bの側面に位置するチャック17であって、管状部分と周知の構成によるヘッド17aを備えているチャック17と、
‐芯5を固定するための締付リング18aを有する締付部材18であって、ここでは周知の方法により、チャック17を取り囲んでいる、締付部材18と、
‐圧縮された状態(らせん状の圧縮スプリング)にあり、芯貯蔵部に接して支えられている後端8aと、締付部材18の内側肩部に接して支えられている前端8bとの間を延びるスプリング8とを含む。
図1及び図2において明らかに示されるように、芯貯蔵部16は、よって押圧装置6とスプリングとの間を延びている。芯貯蔵部16は、ほぼ円筒形状で、管状体2の中に同軸上に配置されている。芯貯蔵部16の後端16aは、押圧装置6の内側部分11によって囲まれている。この内側部分11は(押圧装置6と芯貯蔵部16の間の、関連する軸方向の動きの可能性を阻止することによって)芯貯蔵部16のための保持機能を提供することが理解される。芯貯蔵部16の前端16bは、チャック17の管状部分へと固定され、押圧装置6が前端に向かってスライドする際に、締付位置へと、このチャック17を動かすのに役立つ。管状体2の前端2bに形成された内側止め部Bは、チャック17が、周知の方法によって芯5の締め付けるのを弱めている間に、チャック17が前進し続けられるよう、締付部材の前進を選択的に止めるのに役立つ。スプリング8が、押圧装置6及び芯貯蔵部16に働く圧力に対して、弾性的復元力を発揮するために、チャック17は、図2に示されるように、元の位置に戻り、芯5は再び緊密に保持される。
引き続き図2を参照すると、筆圧を弱めるための追加のスプリング19を、締付部材18と、管状体2の筒部20の中に並進移動するように設定され、かつ芯貯蔵部16の周囲に配置された被覆管21との間に備え付けてもよい。
シャープペンシルの前端領域における繰り出し機構15の運動学はこれ以上は記述しない。本発明は、それよりむしろ、管状体2の後端における押圧装置6の組み込みが重要であるからである。
図1、図3、図4、及び図5Aを参照すると、消しゴム保持部Hの外側部分は、特にコンパクトで、外側肩部も喉部も備えないことがわかる。押圧装置6が取る後退位置では、消しゴム保持部Hの長さの約60〜65%が、管状体2の内側に位置しており、これにより、シャープペンシルが後端2aの領域で把持されている時、消す作業がより容易となる。
図4及び図5Aを参照すると、消しゴム保持部Hの前部分によって形成された、押圧装置6の内側部分11は、芯貯蔵部16の後端16aの緊密な取り付け(摩擦を伴う取り付け)に役立つ内側表面f1と、半径方向外側に少なくとも一つの突起22が突き出る外側表面f2とを備える管状壁を備えている。この突起22は、ここでは、内側部分11の管状壁の周囲に連続的に延びる環状リブである。このリブは、好ましくはほぼ平面かつ長手方向軸Xに対して垂直である面を後部に有している。この環状リブは、ここでは円筒形状であり、スリットはなく(完全なリブ)、このため半径方向には変形せず、非常に堅く曲がらない。消しゴム保持部Hはプラスチックでできているため射出形成が可能であり、組立時には内側部分11を僅かに圧迫するのに役立つ。
内側部分11の中には、長手方向リブ23が備えられており、これは芯貯蔵部16の後端16aと摩擦接触するため、管状壁の内側表面f1の上に形成されている。これら複数のリブ23のそれぞれは、斜角の先細形状の前端23aを有している(リブ間に形成された溝は前方に向かって拡大している)。二つの連続するスロープは、内側表面f1の上に形成されることができ、第一のスロープ24は、より急勾配であって、内側部分11の前端に向かって延びており、第二のスロープ25は、これより傾斜が緩く、リブ23の前端23aによって画定されており、ここでは突起22とリブ23の移行帯23bとの間を延びている。そのため、管状壁によって区切られた空洞26は、軸方向開口27の近くで拡大する。消しゴム保持部Hにおいて、空洞26は、取り付け部材12の底形成面28から軸方向開口27に向かって、軸方向前方に延びるものであることが理解される。芯貯蔵部16の後端16aは、空洞26の中に入り底部28まで押し下げられ、ここで内側部分11の長さの半分以上の上に亘って締め付けられ、そのため第一開口7の領域の上に見えることになる。
ここで、図1、図3、図4、図6、図7A及び図7Bを参照すると、管状体2の後端2aは、筒部20に延びるクリップ保持部30によって形成されていることがわかる。クリップ保持部30は、管状筒部20の後端において形成された後縁20aと接触する、外側肩部30aを含んでいる。この一体成形型のクリップ保持部30は、押圧装置6の長さよりも長くすることができ、筒部20の長さよりもかなり短く、クリップCの長さよりも僅かに短い。クリップ保持部30は、押圧装置6を保持するための環状壁31を含む。好ましさはやや劣る変形例において、押圧装置6を取り付けるのに役立つ、一体成形クリップのない部品をクリップCの代りに用いることができる。
図1及び図4において明らかに示されるように、クリップ保持部30は、ねじまたはその他の取り付け手段によって筒部20の上に取り付けられ、そのため、クリップ保持部30が取り外されているとき、押圧装置6は筒部20から独立させることができる。クリップ保持部30のねじ構造において、クリップ保持部30は筒部20に対して(肩部30aと筒部の周縁20aとの間の接触を伴って)固定されており、シャープペンシル1の管状体2の後端2aを画定している。図示された例において、押圧装置6保持のための環状壁31は、消しゴム保持部Hが、図1に示される後退位置と、芯5の繰り出しを作動させる前進位置との間を、スライドすることを可能にするものであって、ここで、消しゴム保持部Hの内側部分11は、クリップ保持部30の内側肩部30bに接する止め部となる。この内側肩部30bは、消しゴム保持部Hの管状壁の外側表面f2の上に形成された外側肩部11aと係合することにより、押圧装置6の前方へのスライドの止め縁部を形成してもよい。クリップ保持部30のねじ30cは、ここでは筒部20の中に形成された雌ねじ20cと係合する雄ねじであるが、肩部30aと30bよりも前方に、しかし末端部30dからは離れた位置に、形成されている。
図3から6を参照すると、ここでは環形状である突起22が、内側肩部30bの近くの環状保持壁31と一体的に形成された前方タブR1及びR2に接して止まるときに、消しゴム保持部Hは後退位置となる。タブR1及びR2の前方表面S1、S2は好ましくは平坦でかつ長手方向軸Xに対して直角である。図6において明瞭にわかるように、二つのスリット31b及び31cは環状保持壁31の内側表面31aの上に形成されている。より詳しく述べると、これらスリット31b及び31cは、リブ32及び33を通して形成され、半径方向内側に開口しており、環状突起22と掛け合わせるのに役立つものである。リブ32、33のそれぞれの各後端は、押圧装置6の後方へのスライドを阻止するタブR1またはR2を形成し、これにより同時にスプリング8は圧縮された状態を維持する(図2に明示)。各スリット31b及び31cは、ここではタブR1、R2の幅と同じ長さの幅を有することが理解される(例えば、2mm幅)。二つのリブ32、33はそれぞれ、関連したタブR1またはR2から前端32a、33aまで、長手方向軸Xに対してほぼ平行に延びている。タブR1及びR2は、同一の円周方向領域に(内側肩部30bから同一の軸方向距離をおいて)配置されており、好ましくは、直径方向に対向している。
ここで、スリット31b、31cは、長方形であって(芯貯蔵部16の外径D1よりも小さい一定の幅、例えば2mmを有する)、また各スリットは、消しゴム保持部Hの、最も前進した位置と後退位置との間の並進移動距離よりも大きい長さを有する。タブR1、R2はそれぞれ、スリット31b、31cの後縁を画定し、環状部分31の内側表面31aの残り部分に対して半径方向内側に突出している。換言すれば、これらのタブR1、R2はそれぞれ、関連するスリット31bまたは31cそれぞれと同程度に狭く、このため押圧装置6と管状体2をより容易に掛け合わせることができる。実施する変形例では、より幅広の長手方向開口が備えられてもよい。
図1、3、及び6を参照すると、スリット31b、31cは、クリップ保持部の内側肩部30bと、押圧装置6の管状壁の上に形成された外側肩部11aとの間の距離dよりも長い距離d1を、長手方向に延びている。この構造により、リブ32、33の後部に形成された止め部R1、R2に対して環状突起22が接触している際、後方へのスライドのみが止められるため、環状方向に非連続的なリブ32、33は押圧装置6の前方へのスライドを阻止することはなく、管状体2の内側で押圧装置6が保持されることを可能にする。
図1、図2、図6から図7Bを参照すると、管状体2の内側の繰り出し機構15の押圧装置6の保持は、単純に、スリット31b、31cに沿ってスライドする突起22と、環状保持壁31の内側表面31aの上に形成された二つの固いタブR1、R2との間の係合によって、クリップ保持部30により可能になるということは、留意すべきである。突起22は、好ましくは掛け合わせリブの形状に形成され、0.2mmという非常に低い高さであり(スライド中、タブR1、R2と対向する表面f2のほぼ円筒形状の表面に対して計測された半径方向の高さ)、より一般的には、消しゴム保持部Hの組み立て時に二つの保持タブR1、R2の上を通過できるよう0.6mm以下である。この高さは、後方への動きの際、これらのタブR1、R2に接して止まるのに十分な高さであり、これにより消しゴム保持部Hは、クリップ保持部30から抜けることがない。
図5Aには、突起22によって画定された外径D5が、クリップ保持部30の軸方向通路の後方開口の中に形成された直径D7(図7A)にほぼ相当する消しゴム保持部Hのより大きな直径よりもかなり小さいことが示されている。同じく、この直径D5は、保持力を提供する二つのタブR1、R2間の分離距離L5(図7B)よりも僅かに大きい。一例として、この二つの寸法の差は0.5mmか、それ以下である。
好ましい実施例において、及び図3、図4、図6及び図7Bに示されるように、スリット31b、31cと環状保持壁31は、クリップ保持部30のための窓を形成し、外側肩部30aよりも前方に位置している。この外側肩部30aは、後方へより遠くに位置する内側肩部30bよりも、窓に対しより近くにある。窓が備えられたクリップ保持部30は、リブ32、33を備えるスリット31b、31cの干渉を考慮すると、射出成形によるのが得やすいであろう。図3及び図6に明瞭に示されるように、外側肩部30aから延びる窓は、クリップ保持部30の外側ねじ30cと干渉するのに十分な長さである(対応するねじは分断されている)ことが留意されるべきである。外側ねじ30cの位置は、ねじ係合がより容易になるよう、外側肩部30aに比較的近くにある。
図4、図6から図7Bを参照すると、クリップ保持部30は、ほぼ管形状であり、
‐筒部20の軸方向延長部の中に位置し、周知の方法によってクリップCを取り付けるための取り付けソケット35を備える後方片34と、
‐長手方向軸Xの周囲を延びるほぼ管形状であって、筒部20の中に同軸上に挿入される前方片36とを備えている。
クリップ保持部30の前方片36は、筒部20への取り付けのための管状部36aを含み、管状部36aは外側ねじ30cを含み、芯貯蔵部16の周囲を、距離を空けて延びている。末端部30dは、ほぼ環状形状をしており、管状取り付け部36aの延長部分の中に配置されている。末端部30dは、芯貯蔵部16の周囲に配置された被覆管21と接触する環状縁と、管状取り付け部36aによって画定された通過断面積と比べて小さい円形断面を有する軸方向孔37とを有する。一例として、軸方向孔37は、第一開口7の内側直径D7よりも少なくとも30%小さい内側直径D2を有する。これにより、クリップ保持部30は、(直径D2よりもわずかに小さいD1を有する)狭い芯貯蔵部16の通路のための前方部と、より大きな消しゴム保持部Hの通路のための後方部との間を、通路のための断面積を大幅に変えるのに役立つものである。
図5A及び図6から図7Bを参照すると、環状保持壁31は、例えば、後方片34と前方片36の間の接合帯に配置され、外側肩部30aの両側まで延びている。このため、タブR1、R2は後方片34の中に配置され、一方でスリット31b、31cは前方片36の中に配置される。この位置付けによって、消しゴム保持部Hは、(消しゴム保持部Hの最も大きな部分によって)後方片34の内側表面34aに対してもスライドすることができ、(環状突起22によって)環状保持壁31の上に形成されたその他の内側表面に対してもスライドすることができ、長手方向軸Xに沿った並進移動ガイドを向上させるものである。
図4、図6、及び図7Aの実施例では、リブ32、33は、クリップ保持部30の末端部30dに隣接した前端32a、33aを有していることがわかり、これら前端は、クリップ保持部30の前方片36を著しく強固にしている。
図1、図5A、及び図5Bの実施例では、消しゴム保持部Hは、一方の側(前方)は空洞26の底部28を画定し、他方の側(後方)では、消しゴムEを格納するための空洞13の底部12aを画定している、横断壁40を備えていることがわかる。この横断壁40の中には、好ましくは中央に、軸方向通路孔42が形成されており、これは管状体2の外側から芯貯蔵部16へのアクセスを提供するものであり、この中に芯を挿入するためのものである。ここで、通路孔42は、芯貯蔵部16の中に直接開口している。
図1を参照すると、消しゴムEは、後退している時にあっては、静止位置において、管状体2によって画定された内部体積からは完全に外側で保持されていることがわかる。スプリング8は、この静止位置を達成すべく、タブR1、R2の表面S1、S2の上の突起22の領域と係合することになる押圧装置6を後方にあるよう強制するものである。この静止位置において、すなわち押圧装置6をなんら作動させることなく、芯5は固定された状態になる。
図1、図4、及び図6を参照すると、キャップ9はエラストマー製の消しゴムEを受けることができ、このキャップ9の内側表面に形成された内側肩部9aは、例えば、消しゴム保持部Hの環状縁12cに対して係合する。この環状縁12cは、ここでは取り付け部材12の開口12bを取り囲んでいる。消しゴムEは、取り付け部材12の空洞13の中に、周知の方法、例えば、底部12aから開口12bの近くまで、長手方向軸Xに対して平行である方向に延びる内側リブ12dによって固定されている。消しゴムEの把持力をもたらすために、一つまたはそれ以上の内側リブが、キャップ9の側面に形成されてもよい。
図1を参照すると、押圧装置6の作動面6aに圧力を加えることによって、押圧装置6の前方への移動は、距離dと同じか、またはそれより僅かに少ない距離であってもよい距離を超える結果となる。芯保持点4の後方表面4aは、例えば、押圧装置6の前方へのスライドを停止させる、チャック17のヘッド17aの前進を止めるのに役立つ軸方向止め部を形成する。前方へのスライドが終わると、肩部11aは内側肩部30bの近くに位置し、ほぼその上に静止するように位置している。肩部11aと30bは、前方へのスライド停止システムを補足する物または補完する物である。
芯貯蔵部16とチャック17から形成される組立品が、押圧装置6と同時に前進するため、芯5は、管状体2の点3と、芯保持点4に対して、いくぶんかの距離を前進することもできる(該芯保持点は、芯保持点4と芯5の間の摩擦力よりも大きい随伴した摩擦力によって、点3の穴3aの中で固定されている)。しかしながら、芯5の前進距離は、締付部材18に対して前方にオフセットしているために、チャック17の前方への移動のほぼ中間で起こるチャックのヘッド17aの緩まりによって、距離dよりも小さくなる。芯保持点4と芯5の間の摩擦力は、よって、芯貯蔵部16とチャック17と協働する押圧装置6の前進が終わっている間、芯5を適切な位置に維持するのに十分である。
使用者が押圧装置6の圧力を緩めると、スプリング8は芯貯蔵部16と、チャック17と、押圧装置6とを後方に押し戻す。チャック17のヘッド17aは、この戻り動作の長さほぼ全体にわたって開口しているため(ヘッド17aは、芯5に対して非締め付け構造をしているため)、芯5は非常に小さな戻り動作しか行わない。この戻り動作の最後には、図1に示されるように、繰り出し機構15の組み立て品は、静止位置に戻り、チャック17のヘッド17aは、芯5の上で再び固定される。
使用者が、消す作業をするためにシャープペンシル1を使おうとするときは、使用者は、クリップ保持部30によって形成された比較的大きな把持部45を掴む。図7A及び図7Bからわかるように、クリップ保持部30の外径D3は、末端部側30dに形成された内径D2の2倍以上であってよく、このサイズ設定により、通常、より効果的な、力を込めた消し作業をするのに役立つ、より大きな把持力を込めるのに役立つものである。さらに、把持部45が消しゴムEに対して近くにあることによっても、消す作業を容易にするものである。非限定的な実施例において、クリップ保持部30の前方片34の後方の直径D4は、10mmであってよく、直径D3は、直径D4よりもわずかに小さい、例えば9mmであってもよい。そのような寸法により、管状体の後部の直径がわずか6mmである従来のシャープペンシルと比較して、消す作業の効率にとって有利となる。さらに、この構成は、約6mmの直径を有する標準的な形の消しゴムEを用いることを妨げるものではない。
本発明の有利な点は、例えば、消しゴムEを管状体2の後端2aの近くに配置する可能性もある、シャープペンシル1の後ろ部分の堅牢性と人間工学性にある。
これまで記述された各実施例及び各実現詳細は、独立して、または組み合わせて使用されうることが理解される。さらに、クリップ保持部30と消しゴム保持部Hを形成する部品は、望ましい応用例では、異なる外観を有していてもよい。よって、取り付け部材12はあるいは取り除かれてもよく、クリップCが別に取り付けられ、及び/又は、クリップ保持部30が、押圧装置6と筒部20の間のクリップなしで、中間要素によって置き換えられてもよい。それゆえ、この分野に熟知している人間にとり、本発明は、請求された本発明の出願の領域から逸脱しない範囲で、その他多くの特定の形状による実施例を提供することが、明らかである。
1 シャープペンシル
2 管状体
2a 後端
2b 前端
3 点
3a 穴
3b 第二開口
4 芯保持点
5 芯
6 押圧装置
6a 作動面
7 第一開口
8 スプリング
8a 後端
8b 前端
9 キャップ
10 外側部分
11 内側部分
11a 外側肩部
12 取り付け部材
12a 底部
12b 後方開口
12c 環状縁
12d 内側リブ
13 空洞
15 繰り出し機構
16 芯貯蔵部
16a 後端
16b 前端
17 チャック
17a ヘッド
18 締付部材
18a 締付リング
19 追加のスプリング
20 筒部
20a 縁
20c 雌ねじ
21 被覆管
22 突起
23 リブ
23a 前端
23b 移行帯
24 第一のスロープ
25 第二のスロープ
26 空洞
27 軸方向開口
28 底部
30 クリップ保持部
30a 外側肩部
30b 内側肩部
30c ねじ
30d 末端部
31 環状壁
31a 内側表面
31b スリット
31c スリット
32 リブ
32a 前端
33 リブ
33a 前端
34 後方片
36 前方片
36a 管状取り付け部
37 軸方向孔
40 横断壁
42 通路孔
45 把持部
D1 直径
D2 直径
D3 直径
D4 直径
D5 直径
D7 直径
L5 分離距離
S1 表面
S2 表面
R1 タブ
R2 タブ
X 長手方向軸
d 距離
f1 内側表面
f2 外側表面
C クリップ
E 消しゴム
H 消しゴム保持部

Claims (10)

  1. 第一開口(7)を有する後端(2a)と、第二開口(3b)を有する前端(2b)との間を、長手方向軸(X)に沿って延びる管状体(2)と、第二開口(3b)を通って外部に移動する芯(5)と、管状体(2)の内部に配された芯を、繰り出すための繰り出し機構とを備えたシャープペンシル(1)であって、繰り出し機構(15)は、
    長手方向軸(X)に対して平行にスライドするのに適しており、管状体(2)に対して外方向に延びる外側部分と、第一開口(7)を通って管状体(2)の中に挿入された内側部分(11)とを備える押圧装置(6)と、
    管状体(2)の前端(2b)側に位置し、締め付け位置において、芯(5)の上に締め付けられることができる、チャック(17)と、
    押圧装置(6)の内側部分(11)によって囲まれた後端(16a)と、該押圧装置が該前端に向かってスライドする際、チャック(17)を移動させるのに適した前端(16b)とを有する、少なくとも一本の芯を格納するための、長手方向軸(X)に沿って延びる芯貯蔵部(16)とを備えており、
    管状体(2)は、その後端(2a)において押圧装置(6)の保持のための環状壁(31)を有し、環状壁(31)は、内側表面(31a)上に二つの長手方向凹部を備え、各々が、環状壁(31)の内側表面(31a)の残りの部分に対して半径方向内側に突出するタブ(R1、R2)によって画定された後縁を有し、前記タブ(R1、R2)は前記環状壁(31)の一部であることを特徴とし、かつ、
    押圧装置(6)の内側部分(11)は、管状壁を備え、該管状壁は、
    芯貯蔵部(16)の後端(16a)の取り付け部を提供する内側表面(f1)と、
    少なくとも一つの突起(22)が半径方向外側に突出する外側表面(f2)であって、突起(22)は、第二開口(3b)に向かって、タブ(R1、R2)の前に配置されており、該タブに接して止まるのに適しており、これにより押圧装置(6)の内側部分(11)は管状体(2)の中に保持される、外側表面(f2)とを有していることを特徴とするシャープペンシル(1)。
  2. 前記長手方向凹部は、直径方向に対向する二つのスリット(31b、31c)であって、これら二つのスリット(31b、31c)の内少なくとも一つは、タブ(R1、R2)の内一つによって画定された後端を有するリブ(32、33)を通って、半径方向内側に開口しており、リブ(32、33)は、タブ(R1、R2)から前端(32a、33a)まで長手方向軸(X)に対してほぼ平行に延びている、請求項1に記載のシャープペンシル。
  3. 押圧装置(6)は、消しゴム(E)を格納するための一つの部品からなる消しゴム保持部(H)を備え、該消しゴム保持部は、
    内側部分(11)と、
    消しゴム(E)を格納するための空洞(13)を画定するように、底部(28)と、底部(28)から後方開口までの、長手方向軸(X)の周囲をほぼ環状に延びる壁とを備える取り付け部材(12)であって、内側部分(11)を延長し、前記外側表面の一部を形成している取り付け部材(12)と、
    取り付け部材(12)の底部(28)を横断し、芯貯蔵部(16)の中に直接開口している、通路孔(42)とを備えている、請求項1または請求項2に記載のシャープペンシル。
  4. 内側部分(11)の前記環状壁は、取り付け部材(12)の底部(28)と対向する軸方向開口(27)を有し、底部(28)と軸方向開口(27)の間で、芯貯蔵部(16)の後端(16a)を受けるための空洞(26)を画定しており、該空洞は該軸方向開口の近くで幅広くなっている、請求項3に記載のシャープペンシル。
  5. 突起22が、内側部分(11)の前記環状壁の外周上を連続的に延びる環状リブである、請求項1から4のいずれか一項に記載のシャープペンシル。
  6. 管状体(2)が、
    長手方向軸(X)の周囲を、長手方向に延び、押圧装置(6)の長さよりさらに大きい長さを有する、管状の筒部(20)と、
    筒部(20)の延長部に配置され、タブ(R1、R2)を含む環状保持壁(31)を備える取り外し可能なクリップ保持部30であって、管状体(2)の後端(2a)を形成するこのクリップ保持部(30)内に、押圧装置(6)がスライド可能に取り付けられる、クリップ保持部(30)とを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のシャープペンシル。
  7. クリップ保持部(30)が、
    筒部(20)の軸方向延長部の中に配置され、クリップ(C)を受けるのに適した後方片(34)と、
    長手方向軸(X)の周囲を延びるほぼ管形状で、筒部(20)の中に同軸上に挿入された前方片(36)であって、貯蔵部(16)の周囲を、これから距離をあけて延びる筒部(20)へ取り付けられるための環状部分(36a)を備える、該前方片(36)とを備えており、
    前記環状取り付け部分(36a)には外側ねじ(31c)が設けられる、請求項6に記載のシャープペンシル。
  8. 前方片(36)がさらに、環状取り付け部分(36a)の延長部に配置されたほぼ環状形状の末端部(30d)を備え、末端部(30d)は、芯貯蔵部(16)の周囲に配置された被覆管(21)と接触する環状縁と、第一開口(7)の内側直径(D7)より少なくとも30%小さい内側直径(D2)を有する軸方向孔(37)とを有する、請求項7に記載のシャープペンシル。
  9. クリップ保持部(30)が、筒部(20)の後縁(20a)と接触する外側肩部(30a)と、押圧装置(6)の前記管状壁の上に形成された外側肩部(11a)から軸方向に横断する内側肩部(30b)とを備えている、請求項6から8のいずれか一項に記載のシャープペンシル。
  10. 二つの長手方向凹部が、クリップ保持部(30)の内側肩部(30b)と押圧装置(6)の前記管状壁の上に形成された外側肩部(11a)との間の距離(d)よりも長い距離(d1)を超えて長手方向に延び、該二つの長手方向凹部がクリップ保持部(30)の窓を形成する、請求項9に記載のシャープペンシル。
JP2014561487A 2012-03-16 2013-03-01 スライド可能な押し部材を備えるシャープペンシル Expired - Fee Related JP6147775B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1252418A FR2988028B1 (fr) 2012-03-16 2012-03-16 Porte-mine avec organe poussoir coulissant
FR1252418 2012-03-16
PCT/FR2013/050435 WO2013135989A1 (fr) 2012-03-16 2013-03-01 Porte-mine avec organe poussoir coulissant

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015513490A JP2015513490A (ja) 2015-05-14
JP6147775B2 true JP6147775B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=48014085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014561487A Expired - Fee Related JP6147775B2 (ja) 2012-03-16 2013-03-01 スライド可能な押し部材を備えるシャープペンシル

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9340061B2 (ja)
EP (1) EP2825394B1 (ja)
JP (1) JP6147775B2 (ja)
BR (1) BR112014022783B8 (ja)
FR (1) FR2988028B1 (ja)
MX (1) MX350479B (ja)
WO (1) WO2013135989A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022530737A (ja) * 2019-04-30 2022-07-01 ソシエテ ビック 筆記用具のための後退可能な要素

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4619539A (en) 1984-02-13 1986-10-28 Kotobuki & Co, Ltd. Mechanical pencil equipped with lead-storing cartridge
BR8403212A (pt) * 1984-06-29 1985-02-20 Jose Eduardo Rocha Cabral Lapiseira
GB2260104B (en) 1991-03-04 1995-04-12 Pilot Precision Mechanical pencil with shaking type lead-feeding mechanism
JPH10166783A (ja) * 1996-10-07 1998-06-23 Kotobuki Kk ダブルチャック式シャープペンシル
JP3831071B2 (ja) * 1997-06-13 2006-10-11 パイロットプレシジョン株式会社 振出式シャープペンシル
JP2002059686A (ja) * 2000-08-18 2002-02-26 Kotobuki:Kk キャップ固定構造
FR2936739B1 (fr) * 2008-10-03 2013-03-22 Bic Soc Instrument d'ecriture comprenant un organe d'extremite monte par emmanchement.
JP5215281B2 (ja) * 2009-12-03 2013-06-19 三菱鉛筆株式会社 シャープペンシル

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013135989A1 (fr) 2013-09-19
FR2988028A1 (fr) 2013-09-20
US20150043956A1 (en) 2015-02-12
MX350479B (es) 2017-09-07
CN104379359A (zh) 2015-02-25
JP2015513490A (ja) 2015-05-14
EP2825394B1 (fr) 2020-08-12
FR2988028B1 (fr) 2014-04-11
BR112014022783B8 (pt) 2021-01-12
BR112014022783B1 (pt) 2020-10-27
MX2014011012A (es) 2015-03-10
US9340061B2 (en) 2016-05-17
EP2825394A1 (fr) 2015-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9573410B2 (en) Writing utensil
JP2015123689A (ja) 筆記具
TWI696557B (zh) 自動筆元件及具備該自動筆元件之書寫工具
JP4842651B2 (ja) 多色出没式筆記具
JP4648818B2 (ja) クリップ
US8915663B2 (en) Writing instrument with eraser protected by a sleeve
US10434815B2 (en) Slide-type writing instrument having drying-prevention device
TW201529357A (zh) 書寫工具
US20210162797A1 (en) Writing instrument and method for manufacturing writing instrument
JP6147775B2 (ja) スライド可能な押し部材を備えるシャープペンシル
JP6670136B2 (ja) シャープペンシルユニット及び該シャープペンシルユニットを具備した出没式筆記具
JP5006110B2 (ja) 筆記具の軸構造
JP6373693B2 (ja) 出没式筆記具
JP4643426B2 (ja) 伸縮式筆記具
JP6670137B2 (ja) シャープペンシルユニット及び該シャープペンシルユニットを具備した出没式筆記具
JP7319168B2 (ja) 摩擦具
JP7319167B2 (ja) 摩擦具
JPH10129182A (ja) サイドノックシャープペンシル
JP6716476B2 (ja) シャープペンシルユニット及び該シャープペンシルユニットを具備した筆記具
JP3788341B2 (ja) サイドノック式シャープペンシル
JP2560818Y2 (ja) シャープペンシルのスライダ
JP6954829B2 (ja) 多芯筆記具
JP2018108662A (ja) 熱変色性筆記具
US20020031393A1 (en) Cap fixing construction
US20190344602A1 (en) Barrel assembly, writing instrument, and container

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6147775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees