JP2011503064A5

JP2011503064A5 -

Info

Publication number: JP2011503064A5
Application number: JP2010533099A
Authority: JP
Filing date: 2008-11-07
Publication date: 2011-12-22

Claims

臍帯血および胎盤幹細胞を含む、未熟児の障害または状態を治療するための医薬組成物であって、前記障害または状態が早産によって引き起こされるまたは早産に伴うものである、医薬組成物。
血液添加剤をさらに含み、前記血液添加剤は、エリスロポエチン、鉄補充物質、ビタミン、または臍帯血以外の供給源由来の赤血球である、請求項１に記載の医薬組成物。
前記エリスロポエチンが、組換えエリスロポエチンである、請求項２に記載の医薬組成物。
前記組換えエリスロポエチンは、天然のエリスロポエチンと比較して、血清半減期が延長されるように遺伝子操作されている、請求項３に記載の医薬組成物。
前記ビタミンが、リボフラビン（ビタミンＢ２）、ピリドキシン（ビタミンＢ６）、葉酸、ビタミンＢ１２またはビタミンＥである、請求項２に記載の医薬組成物。
前記鉄補充物質が、元素鉄（elemental iron)である、請求項２に記載の医薬組成物。
前記赤血球が、少なくとも２５００ｃＧｙの放射線を照射されたものである、請求項２に記載の医薬組成物。
前記赤血球から、白血球が除去されている、請求項２に記載の医薬組成物。
前記未熟児が、出生時に妊娠約２３〜約２５週、約２６〜約２９週、約３０〜約３３週または約３４〜約３７週を経ている、請求項１に記載の医薬組成物。
出生時の前記未熟児の体重が、約８００グラム以上、約５００グラム〜約８００グラムまたは約５００グラム未満である、請求項１に記載の医薬組成物。
前記障害または状態が、呼吸促迫症候群（ＲＤＳ）、急性呼吸促迫症候群（ＡＲＤＳ）、貧血、神経学的な欠損、脳室内出血、壊死性腸炎、未熟児網膜症、慢性肺疾患（気管支肺異形成症）、感染症、動脈管開存、無呼吸、低血圧、高ビリルビン血症または臓器の不完全な発達によって引き起こされる障害もしくは状態である、請求項１に記載の医薬組成物。
前記臓器が、肺、眼、免疫系、脳、心臓、肝臓または腎臓である、請求項１１に記載の医薬組成物。
前記臍帯血が、未熟児にとって自己由来である、請求項１に記載の医薬組成物。
胎盤幹細胞が、未熟児にとって自己由来である、請求項１に記載の医薬組成物。
前記臍帯血が、正期産分娩後の哺乳動物の胎盤から得られたものである、請求項１に記載の医薬組成物。
前記臍帯血が、早産分娩後の哺乳動物の胎盤から得られたものである、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤が、前記未熟児の胎盤である、請求項１６に記載の医薬組成物。
前記胎盤が、妊娠約２３〜約２５週、約２６〜約２９週、約３０〜約３３週または約３４〜約３７週で出生した乳児の胎盤である、請求項１７に記載の医薬組成物。
前記臍帯血が、臍帯血バンクから得られたものである、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤幹細胞が、胎盤灌流液から単離された幹細胞または胎盤灌流液内に含有される幹細胞である、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤幹細胞が、ＣＤ３４^＋細胞；ＣＤ３４ ⁻ 細胞；ＯＣＴ−４ ^＋細胞；ＣＤ７３ ^＋、ＣＤ１０５ ^＋およびＣＤ２００ ^＋である細胞；ＣＤ２００ ^＋もしくはＨＬＡ−Ｇ ^＋である細胞；ＣＤ２００ ^＋およびＯＣＴ−４ ^＋である細胞；または、ＣＤ７３ ^＋、ＣＤ１０５ ^＋およびＨＬＡ−Ｇ ^＋である細胞を含む、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤幹細胞には、ＣＤ７３^＋およびＣＤ１０５^＋である細胞であって、前記細胞を含む胎盤細胞集団を、胚様体様の物体の形成を可能にする条件下で培養する場合、前記集団中における１つまたは複数の胚様体様の物体の形成を促進する細胞が含まれる、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤幹細胞には、ＯＣＴ−４^＋である細胞であって、前記幹細胞を含む胎盤細胞集団を、胚様体様の物体の形成を可能にする条件下で培養する場合、前記集団中における１つまたは複数の胚様体様の物体の形成を促進する細胞が含まれる、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤幹細胞が、正期産分娩後または早産分娩後の哺乳動物の胎盤から得られる、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤幹細胞が、前記未熟児の胎盤から得られる、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤幹細胞が、妊娠約２３〜約２５週、約２６〜約２９週、約３０〜約３３週または約３４〜約３７週で出生した乳児の胎盤から得られる、請求項１に記載の医薬組成物。
前記臍帯血または前記胎盤幹細胞は免疫型が決定されていないものである、請求項１に記載の医薬組成物。
前記組成物は、前記未熟児に対し、前記未熟児の出生後１回または複数回投与してよいものである、請求項１に記載の医薬組成物。
前記組成物は、前記未熟児に対し、前記未熟児の出生後１時間以内、１２時間以内、２４時間以内または１週間以内に投与してよいものである、請求項１に記載の医薬組成物。
前記臍帯血が、前記未熟児の体重１キログラム当たり約１×１０^５〜約１×１０^６個のＣＤ３４^＋細胞を含む、請求項１に記載の医薬組成物。
前記胎盤幹細胞および前記臍帯血が併せて、前記未熟児の体重１キログラム当たり約１×１０^５〜約１×１０^６個のＣＤ３４^＋細胞を含む、請求項１に記載の医薬組成物。
前記組成物は、静脈内注射により投与してよいものである、請求項１に記載の医薬組成物。