JP2011256918A - ギヤの潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのバッフルプレートによって形成される絞り(隙間、溝)を介してギヤ側油室に潤滑油を供給する潤滑構造において、バッフルプレートの寸法・組付けに要求される精度を下げる。
【解決手段】ファイナルギヤ1fの潤滑構造は、ファイナルギヤ1fの下部を囲み、ファイナルギヤ1fと変速機ケース10との間の空間をギヤ側油室Xとケース側油室Yとに分割する一対のバッフルプレート11、13を備える。フロントバッフルプレート11が有するフランジ11cの表面に対してリヤバッフルプレート13のフランジ13cの表面を対向させることによってギヤ側油室Xとケース側油室Yとを連通する隙間20が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ギヤを潤滑するための潤滑構造に関する。
変速機、デファレンシャル機構等のギヤを利用した動力伝達機構におけるギヤの潤滑構造の一つとして、ギヤの下部をケース底部に溜まった潤滑油に浸し、潤滑油をギヤによって掻き上げ、潤滑油をギヤの噛合部、ギヤの軸部等に向けて飛散させることによって、これらの部位を潤滑する構造が知られている。
しかしながら、この潤滑構造では、ギヤが潤滑油に浸される部分、すなわち、潤滑油の油面レベルが増大するにつれギヤが潤滑油から受ける摩擦抵抗が増大する。このため、ギヤの下部をプレート、仕切り板等で囲む等してギヤ側油室を形成し、ギヤ側油室の油面レベルをケース底部の油面レベルよりも低いレベルに調整することが行われている。
特許文献1に開示される潤滑構造では、2つのバッフルプレートを組み合わせることによってギヤ側油室を形成している。さらに、2つのバッフルプレートの端面を対向させてそれらの間に隙間を形成し、この隙間を介して潤滑油がギヤ側油室に流入するようにしている。この潤滑構造によれば、隙間が絞りとして機能してギヤ側油室に流入する潤滑油の流量が制限されるので、ギヤ側油室の油面レベルを調整することができる。
特許第4074278号明細書
しかしながら、特許文献1に開示される構造では、端面の位置がずれて隙間が増大すると、隙間からギヤ側油室に流入する潤滑油の流量が増大し、ギヤ側油室の油面レベルが必要以上に高くなってしまう可能性がある。このため、バッフルプレートの寸法・組付けには高い精度が必要とされていた。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、2つのバッフルプレートによって形成される絞り(隙間、溝)を介してギヤ側油室に潤滑油を供給する潤滑構造において、バッフルプレートの寸法・組付けに要求される精度を下げることを目的とする。
本発明のある態様によれば、ケース内に配置されるギヤの潤滑構造であって、前記ギヤの下部を囲み、前記ギヤと前記ケースとの間の空間をギヤ側油室とケース側油室とに分割する一対のバッフルプレートを備え、一方のバッフルプレートが有する第1の面に対して他方のバッフルプレートが有する第2の面を対向させることによって前記ギヤ側油室と前記ケース側油室とを連通する絞りが形成され、前記第1の面及び前記第2の面のうち少なくとも一方はバッフルプレート本体から前記ギヤの半径方向に沿って延設される平面である、ことを特徴とするギヤの潤滑構造が提供される。
上記態様によれば、一方のバッフルプレートが有する第1の面の位置と他方のバッフルプレートが有する第2の面の位置とがギヤの回転軸に直角な方向にずれたとしても、第1の面と第2の面とが部分的に対向している限り、必要とされる幅の隙間を形成することができる。したがって、バッフルプレートの寸法・組付けに要求される精度を下げることができる。
本発明の第1実施形態を示し、ファイナルギヤの潤滑構造を示している。 ファイナルギヤをエンジン(フロント)側から見た図である。 図1のA矢視図である。 第1実施形態の作用効果を説明するための図である。 本発明の第2実施形態を示した図である。 本発明の第3実施形態を示した図である。 本発明の第4実施形態を示した図である。 本発明の第5実施形態を示した図である。 本発明の第6実施形態を示した図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明をファイナルギヤの潤滑構造に適用した第1実施形態について説明する。以下の説明において、変速機から見てエンジン側を「フロント」と称し、エンジンと反対側を「リヤ」と称する。また、ファイナルギヤの径方向を単に「径方向」と称する。
図1は前輪駆動車用自動変速機におけるファイナルギヤ1fの潤滑構造を示している。図2はエンジン側から見たファイナルギヤ1fを示している。
変速機ケース10により画成される変速機の下部空間には、デファレンシャル機構1が配置される。図示しない動力源から変速機に入力される回転は、図示しないトルクコンバータ、変速機構、及び、リダクションギヤを介して、デファレンシャル機構1のファイナルギヤ1fに伝達される。デファレンシャル機構1は、この回転を図示しない左右のドライブシャフトに配分、伝達する。
変速機ケース10は、ファイナルギヤ1fの回転軸Afに対して直交する分割面によって3つに分割されており、トルクコンバータを収容するフロントケース10aと、変速機構、リダクションギヤ及びデファレンシャル機構1を収容するリヤケース10bと、リヤケース10bのリヤ側開口を封止する図示しないカバーとで構成される。
フロントケース10aにはフロントバッフルプレート11がボルト12によって取り付けられている。同様に、リヤケース10bにはリヤバッフルプレート13がボルト14によって取り付けられている。バッフルプレート11、13の板厚は、例えば、3mm〜5mmである。
フロントケース10aとリヤケース10bとを組合せ、両者をボルト15により連結すると、フロントバッフルプレート11とリヤバッフルプレート13とが組み合わされ、ファイナルギヤ1fの下部がフロントバッフルプレート11とリヤバッフルプレート13とによって囲まれる。バッフルプレート11、13は、ファイナルギヤ1fと変速機ケース10との間の空間をギヤ側油室Xとケース側油室Yとに分割する隔壁として機能する。
また、フロントバッフルプレート11とリヤバッフルプレート13との間には隙間20が形成され、隙間20を介してギヤ側油室Xとケース側油室Yとが連通する。隙間20については後述する。
フロントバッフルプレート11は、側面プレート11aと、フランジ11cとを備える。側面プレート11aは、ファイナルギヤ1fの側面に沿って、かつ、ファイナルギヤ1fの回転軸を中心として扇形に延びる部分であり、フロントバッフルプレート11をフロントケース10aに固定するための取付けボスを有する。フランジ11cは、側面プレート11aから径方向外側(ファイナルギヤ1fの半径方向)に延び、かつ、側面プレート11aと同一の平面上に形成され、フロントバッフルプレート11の端面11dに接続する平坦な部分である。側面プレート11aはギヤ側油室Xの形成に利用され、フランジ11cは隙間20の形成に利用される。
リヤバッフルプレート13は、側面プレート13aと、歯面プレート13bと、フランジ13cとを備える。側面プレート13aは、ファイナルギヤ1fの側面に沿って、かつ、ファイナルギヤ1fの回転軸を中心として扇形に延びる部分であり、リヤバッフルプレート13をリヤケース10bに固定するための取付けボスを有する。歯面プレート13bは、側面プレート13aの外縁から直角に、ファイナルギヤ1fの歯面に沿って、かつ、フロントバッフルプレート11に向けて延びる部分である。フランジ13cは、歯面プレート13bのフロント側から直角方向(ファイナルギヤ1fの半径方向)に延び、リヤバッフルプレート13の端面13dに接続する平坦な部分である。側面プレート13a及び歯面プレート13bはギヤ側油室Xの形成に利用され、フランジ13cは隙間20の形成に利用される。
隙間20は、フランジ11c、13cの表面を、所定の間隔(例えば、1mm〜3mm)をおいて、かつ、平行となるように対向させることによって形成される。隙間20は図3に示すように、フランジ11c、13cに沿って円弧状に形成される細長い隙間(スリット)である。潤滑油が隙間20を通過する時、潤滑油がフランジ11c、13cの表面から摩擦抵抗を受けるので、隙間20は両油室X、Yの間の潤滑油の移動を規制する絞りとして機能する。
フランジ11c、13cの径方向の幅は、フランジ11c、13cがファイナルギヤ1fの回転軸Afに直角な方向にずれてもフランジ11c、13cが少なくとも対向するように、フランジ11cに対するフランジ13cの最大ずれ量よりも大きく設定される。
ギヤ側油室Xに貯留される潤滑油は、ファイナルギヤ1fにより掻き上げられてファイナルギヤ1fの回転方向に飛散し、デファレンシャル機構1(軸部、ギヤの噛合部)の潤滑に供される。ケース側油室Yに貯留される潤滑油は、図示しないオイルポンプによって吸い上げられ、変速機の各種油圧要素(クラッチ、ブレーキ、バルブ等)に供給されるとともに、変速機の各部位の潤滑に供される。
ギヤ側油室Xの油面レベルは、ケース側油室Yからギヤ側油室Xに流入する潤滑油の流量が隙間20によって規制されるので、ケース側油室Yの油面レベルよりも低くなる。ギヤ側油室Xの油面レベルは、隙間20の幅を変更して絞り効果を調整することで調整することができる。例えば、ギヤ側油室Xの油面レベルを下げたい場合は隙間20の幅を縮小し、逆に油面レベルを上げたい場合は隙間20の幅を増大すればよい。ギヤ側油室Xの油面レベルを適切なレベルに調整することによって、デファレンシャル機構1の潤滑に必要な油量を確保するとともに、潤滑油を掻き上げる時に潤滑油からファイナルギヤ1fに作用する摩擦抵抗(油の撹拌抵抗)を低減することができる。
続いて第1実施形態の作用効果について説明する。
第1実施形態によれば、隙間20による絞り効果によりケース側油室Yからギヤ側油室Xへと流入する潤滑油の流量が規制されるので、ギヤ側油室Xの油面レベルを適切なレベルに調節することができる。
特に、第1実施形態では、フランジ11c、13cの表面(バッフルプレート本体からファイナルギヤ1fの半径方向に沿って延設されるフランジ11c、13cによって形成される平面)を対向させて隙間20を形成するようにしたので、フランジ11c、13cがファイナルギヤ1fの回転軸Afに直角な方向にずれたとしても、フランジ11c、13cの表面が部分的に対向している限り、必要とされる幅の隙間20を形成することができ、バッフルプレート11、13の寸法・組付けに要求される精度を下げることができる、という作用効果がある(請求項1から6に対応する作用効果)。
また、第1実施形態では、フロントバッフルプレート11のフランジ11cを側面プレート11aと同一平面上(バッフルプレート本体と同一平面上)に形成するようにしたので、フロントバッフルプレート11の製造が容易になり、製造コストを低減することができる、という作用効果がある(請求項4に対応する効果)。
なお、本作用効果が奏されるためには、隙間20を形成するために対向させる面の両方がフランジ11c、13cの表面であることは必須ではなく、少なくとも一方がフロントバッフルプレート11の端面11d又はリヤバッフルプレート13の端面13dに接続する平坦面であればよい(後述する第3実施形態参照)。
図4は上記構成を採用したことによる作用効果を示している。この例では、リヤバッフルプレート13が有するフランジ13cの位置が、フロントバッフルプレート11が有するフランジ11cよりも図中下方にずれているが、フランジ11c、13cの表面が部分的に対向しているので、破線で示す位置のずれがない場合と同じ幅Wの隙間20が形成され、隙間20が絞り効果を発揮することができる。
続いて本発明の第2実施形態について説明する。
図5は本発明の第2実施形態を示している。第2実施形態は、フロントバッフルプレート11の構造が第1実施形態と相違する。第2実施形態のフロントバッフルプレート11は、リヤバッフルプレート13と同様に、側面プレート11aと、歯面プレート11bと、フランジ11cとを有している。
第2実施形態によれば、隙間20の配置に関する自由度が高い、すなわち、ファイナルギヤ1fの回転軸Afの方向であれば隙間20の位置を自由にずらすことができるので、ファイナルギヤ1fによるポンプ効果や、変速機ケース10とバッフルプレート11、13との干渉を考慮して、最適な位置に隙間20を配置することができる、という作用効果がある。その他の作用効果は第1実施形態と同じである。
続いて本発明の第3実施形態について説明する。
図6は本発明の第3実施形態を示している。第3実施形態は、リヤバッフルプレート13の構造が第1実施形態と相違する。第3実施形態のリヤバッフルプレート13は、フランジ13cを有しておらず、リヤバッフルプレート13の端面13dをフロントバッフルプレート11が有するフランジ11cの表面に対向させている。
このようにフロントバッフルプレート11のみがフランジ11cを有する構成であっても、フランジ11cの表面とリヤバッフルプレート13の端面13dとが対向している限り、必要とされる幅の隙間20を形成することができ、第1実施形態と同様の作用効果が奏される。
また、第3実施形態の構成は、リヤバッフルプレート13にフランジ13cを形成する必要がないので、その分、製造コストを低減することができる、という作用効果がある(請求項3に対応する作用効果)。
なお、この例では、リヤバッフルプレート13の端面13dをフロントバッフルプレート11が有するフランジ11cの表面に対向させているが、逆に、フロントバッフルプレート11の端面11dをリヤバッフルプレート13が有するフランジ13cの表面に対向させるようにしてもよい。また、フロントバッフルプレート11が有するフランジ11cを側面プレート11aと同一平面上に配置するのではなく、第2実施形態のように側面プレート11aとフランジ11cとの間に歯面プレート11bを設けてもよい。
続いて本発明の第4実施形態について説明する。
図7は本発明の第4実施形態を示している。第4実施形態は、ケース側油室Yからギヤ側油室Xに流入する潤滑油の流量を規制する絞りの形成方法が第1実施形態と相違する。具体的には、第4実施形態は、リヤバッフルプレート13が有するフランジ13cの表面に溝21を形成し、かつ、フロントバッフルプレート11が有するフランジ11cとリヤバッフルプレート13が有するフランジ13cとを密着させることによって絞りを形成している。溝21は、フランジ13cの表面に放射状に複数形成され、ギヤ側油室Xからケース側油室Yまで延びて両油室を連通する。溝21の位置、溝幅、深さ及び本数は、必要とされる絞り効果が得られるよう適宜調整される。
第4実施形態によれば、フランジ11c、13cが密着しさえすれば所望の絞り効果を発揮させることができるので、所望の絞り効果が得られるようフランジ11c、13cの表面の距離を管理する必要がある第1実施形態に比べて、バッフルプレート11、13の寸法・組付けに要求される精度をさらに下げることができる、という作用効果がある(請求項6に対応する作用効果)。その他の作用効果は第1実施形態と同じである。
同様に、第2実施形態の構成において、リヤバッフルプレート13のフランジ13cに溝21を形成し、フランジ11c、13cを密着させる構成(図8、第5実施形態)、第3実施形態の構成において、リヤバッフルプレート13の端面13dに溝21を形成し、フランジ11cと端面13dとを密着させる構成も可能である(図9、第6実施形態)。
なお、第4〜第6実施形態では、リヤバッフルプレート13が有するフランジ13cの表面又は端面13dに溝21を形成しているが、これに代えて、又は、これと共に、フロントバッフルプレート11が有するフランジ11cの表面又は端面11dに溝21を形成する構成であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、ここでは本発明をファイナルギヤ1fの潤滑構造に適用した例について説明したが、本発明はファイナルギヤ1f以外のギヤの潤滑構造にも適用可能である。
また、本発明は、上記実施形態のようにバッフルプレート11、13によって形成される隙間20又は溝21を介して潤滑油の供給・排出の両方を行う構成に限らず、ギヤ側油室Xへの潤滑油の供給のみをバッフルプレート11、13によって形成される隙間20又は溝21を介して行う構成(例えば、特許文献1の構成)であっても適用することができる。
X ギヤ側油室
Y ケース側油室
1 デファレンシャル機構
1f ファイナルギヤ
10 変速機ケース
11 フロントバッフルプレート
11c フランジ(第1の面)
13 リヤバッフルプレート
13c フランジ(第2の面)
13d 端面(第2の面)
20 隙間
21 溝

Claims (6)

  1. ケース内に配置されるギヤの潤滑構造であって、
    前記ギヤの下部を囲み、前記ギヤと前記ケースとの間の空間をギヤ側油室とケース側油室とに分割する一対のバッフルプレートを備え、
    一方のバッフルプレートが有する第1の面に対して他方のバッフルプレートが有する第2の面を対向させることによって前記ギヤ側油室と前記ケース側油室とを連通する絞りが形成され、前記第1の面及び前記第2の面のうち少なくとも一方はバッフルプレート本体から前記ギヤの半径方向に沿って延設される平面である、
    ことを特徴とするギヤの潤滑構造。
  2. 請求項1に記載のギヤの潤滑構造であって、
    前記一対のバッフルプレートは、各々前記バッフルプレート本体から前記ギヤの半径方向に沿って延設されるフランジを有しており、
    前記第1の面及び前記第2の面は各々前記フランジによって形成される、
    ことを特徴とするギヤの潤滑構造。
  3. 請求項1に記載のギヤの潤滑構造であって、
    前記一方のバッフルプレートは、前記バッフルプレート本体から前記ギヤの半径方向に沿って延設されるフランジを有し、
    前記第1の面は、前記フランジによって形成され、
    前記第2の面は、前記他方のバッフルプレートの端面である、
    ことを特徴とするギヤの潤滑構造。
  4. 請求項2又は3に記載のギヤの潤滑構造であって、
    前記一方のバッフルプレートが有する前記フランジは、前記一方のバッフルプレート本体と同一平面上に形成される、
    ことを特徴とするギヤの潤滑構造。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載のギヤの潤滑構造であって、
    前記第1の面と前記第2の面とは間隔をおいて対向し、
    前記絞りは、前記第1の面と前記第2の面との間に形成される隙間である、
    ことを特徴とするギヤの潤滑構造。
  6. 請求項1から4のいずれか一つに記載のギヤの潤滑構造であって、
    前記第1の面と前記第2の面とは接触しており、
    前記第1の面及び前記第2の面の少なくとも一方は、前記ギヤ側油室から前記ケース側油室まで延び前記絞りとして機能する溝を有している、
    ことを特徴とするギヤの潤滑構造。
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