JP2011245523A - クロス加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クロス加工時の加工反力によるガタの発生を防止することが可能なクロス加工装置の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のクロス加工装置10は、メイン加圧部材200と搬送方向スライダ220とに設けられて互いに面当接し、それらメイン加圧部材200及び搬送方向スライダ220の直動方向に対して共に傾斜し、メイン加圧部材200が加工ステージS2側に前進したときに互いに摺接して搬送方向スライダ220をワーク搬送方向Xの一方側に直動させることで切刃をワークに押し付ける1対の第1摺接斜面201,225を備えている。ワークに対してトリミング加工を行う場合に、メイン加圧部材200の動力を直接、搬送方向スライダ220に伝達することができかつ、第1摺接斜面201,225同士が面当接するので、加工反力の集中を緩和してガタの発生を防止することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、メイン加圧部材から動力を受けた搬送方向スライダがワーク搬送方向に直動してクロス加工ツールをワーク搬送方向からワークに押し付けてクロス加工を行うクロス加工装置に関する。
この種の従来のクロス加工装置としては、図13に示すように、メイン加圧部材1と搬送方向スライダ2との間を方向変換レバー3にて連結したものが知られている。方向変換レバー3は、メイン加圧部材1の側部と搬送方向スライダ2の側部に形成された係合溝1A,2Aにその両端部が凹凸係合しており、メイン加圧部材1がワーク搬送方向と直交した搬送直交方向で直動することで、搬送方向スライダ2がワーク搬送方向で直動する構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−292438号公報(段落[0037]、第12図)
ところが、上述した従来のクロス加工装置では、搬送方向スライダ2及びメイン加圧部材1と方向変換レバー3との凹凸係合部分が、点接触又は線接触により力を伝達する構成になっていたため、そこで加工反力により応力集中を受けて、疲労劣化によりガタが生じる虞があった。特に、近年はワークの大型化に伴い加工反力が増大傾向にあり、この問題の解決が急がれていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、クロス加工時の加工反力によるガタの発生を防止することが可能なクロス加工装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るクロス加工装置は、ワーク搬送方向から間欠的に加工ステージに送給されたワークを保持した状態で、その加工ステージの側部に備えたメイン加圧部材がワーク搬送方向と直交する搬送直交方向に直動し、そのメイン加圧部材から動力を受けた搬送方向スライダが加工ステージでワーク搬送方向に直動してクロス加工ツールをワークにワーク搬送方向から押し付けてクロス加工を行うクロス加工装置において、メイン加圧部材に対してワーク搬送方向で横並びに配置されたサブ加圧部材と、サブ加圧部材がメイン加圧部材に対して従動して逆向きに直動するように連結する中継部材と、メイン加圧部材と搬送方向スライダとに設けられて互いに面当接し、それらメイン加圧部材及び搬送方向スライダの直動方向に対して共に傾斜し、メイン加圧部材が加工ステージ側に前進したときに互いに摺接して搬送方向スライダをワーク搬送方向の一方側に直動させることでクロス加工ツールをワークに押し付ける1対の第1摺接斜面と、サブ加圧部材と搬送方向スライダとに設けられて互いに面当接し、それらサブ加圧部材及び搬送方向スライダの直動方向に対して共に傾斜し、サブ加圧部材が加工ステージ側に前進したときに互いに摺接して搬送方向スライダをワーク搬送方向の他方側に直動させることでクロス加工ツールをワークから退避させる1対の第2摺接斜面とを備えたところに特徴を有する。ここで、本発明における「ワーク搬送方向に直動」とは、「ワークが搬送される向きに直線移動すること」と、「ワークが搬送される向きとは逆向きに直線移動すること」の両方を含む意味である。また、「1対の第1摺接斜面」及び「1対の第2摺接斜面」は、互いに面当接可能であればよく、常に面当接しているものに限定するものではない。
請求項2の発明は、請求項1に記載のクロス加工装置において、メイン加圧部材及びサブ加圧部材を側部に備えた加工ステージを、ワーク搬送方向に対にして設け、それら1対の加工ステージの間で、メイン加圧部材を前進させた際の搬送方向スライダの直動方向が逆向きになって、一方の加工ステージでメイン加圧部材を前進させたときに、ワークに対してワーク搬送方向の一方側からクロス加工を行う一方、他方の加工ステージでメイン加圧部材を前進させたときに、ワークに対してワーク搬送方向の他方側からクロス加工を行うように構成したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のクロス加工装置において、1対の加工ステージの間で、メイン加圧部材、サブ加圧部材、中継部材及び搬送方向スライダを、線対称又は点対称に配置したところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載のクロス加工装置において、ワークは、一端有底、他端開放の角筒構造をなし、メイン加圧部材及びサブ加圧部材を側部に備えた1対の加工ステージとしての後半トリミング用の加工ステージに対するワーク搬送方向の上流側に、ワークのうち搬送直交方向で対向する1対の第1側壁の開口縁を前半クロス加工ツールにて直線状に切断する前半トリミング用の加工ステージを設けて、後半トリミング用の加工ステージで、ワークのうちワーク搬送方向で対向する1対の第2側壁の開口縁を直線状に切断するように構成し、前半トリミング用の加工ステージの側部には、搬送直交方向に直動する前半メイン加圧部材を設けると共に、前半トリミング用の加工ステージに、前半メイン加圧部材から動力を受けて搬送直交方向に直動し、その搬送直交方向で前半クロス加工ツールをワークに押し付けるための搬送直交スライダを設けたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1に記載のクロス加工装置において、搬送方向スライダをメイン加圧部材側に付勢する付勢手段を備えたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1又は5に記載のクロス加工装置において、第1摺接斜面及び第2摺接斜面の搬送直交方向に対する傾斜角を45度未満とし、1対の第2摺接斜面同士の摺接により、搬送方向スライダがワーク搬送方向の他方側に直動したときにワークに押し付けられてクロス加工を行うサブクロス加工ツールを設けたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1のクロス加工装置では、メイン加圧部材が加工ステージ側に前進すると、メイン加圧部材と搬送方向スライダとに設けられた1対の第1摺接斜面が互いに面接触して、搬送方向スライダがワーク搬送方向の一方側(サブ加圧部材側)に直動し、クロス加工ツールがワークに押し付けられてクロス加工が行われる。このように、本発明によれば、ワークに対してクロス加工を行う場合に、メイン加圧部材の動力を直接、搬送方向スライダに伝達することができ、しかも、メイン加圧部材と搬送方向スライダとが第1摺接斜面で面接触してクロス加工時の加工反力を受けるので、その加工反力の応力集中が緩和されてガタの発生を防止することが可能となる。また、メイン加圧部材が加工ステージ側に前進すると、サブ加圧部材が加工ステージから後退するので、メイン加圧部材及び搬送方向スライダをスムーズに直動させることができる。
そして、メイン加圧部材が加工ステージから後退すると、サブ加圧部材がメイン加圧部材に従動して加工ステージ側に前進し、サブ加圧部材と搬送方向スライダとに設けられた1対の第2摺接斜面が互いに面接触して、搬送方向スライダがワーク搬送方向の他方側(メイン加圧部材側)に直動することで、クロス加工ツールをワークから退避させることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の構成によれば、加工ステージがワーク搬送方向に対にして設けられ、一方の加工ステージでは、ワークに対してワーク搬送方向の一方側からクロス加工を行う一方、他方の加工ステージでは、ワークに対してワーク搬送方向の他方側からクロス加工を行う。このように、ワークに対してワーク搬送方向で一方側と他方側とからクロス加工を行うことができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、1対の加工ステージの間で、メイン加圧部材、サブ加圧部材等を、線対称又は点対称に配置したので、1対の加工ステージの設計が容易になる。特に、点対称に配置した場合には、1対の加工ステージの間で部品(メイン加圧部材、サブ加圧部材、中継部材及び搬送方向スライダ)の共通化を図ることが可能となる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、前半トリミング用の加工ステージでは、搬送直交スライダが前半メイン加圧部材から動力を受けて搬送直交方向に直動し、その搬送直交方向で前半クロス加工ツールが角筒構造のワークに押し付けられる。すると、ワークのうち搬送直交方向で対向する1対の第1側壁の開口縁が前半クロス加工ツールにて直線状に切断される。前半トリミング用の加工ステージの下流側に設けられた後半トリミング用の加工ステージでは、搬送方向スライダが、メイン加圧部材から動力を受けてワーク搬送方向に直動し、そのワーク搬送方向からクロス加工ツールがワークに押し付けられる。すると、ワークのうちワーク搬送方向で対向する1対の第2側壁の開口縁が直線状に切断される。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、メイン加圧部材、サブ加圧部材及び搬送方向スライダをスムーズに連動させるために「あそび(隙間)」を設けた場合でも、付勢手段によって、メイン加圧部材と搬送方向スライダとに設けられた1対の第1摺接斜面を常に面接触させておくことができ、ワーク搬送方向での搬送方向スライダのガタつきを防止することができる。また、搬送方向スライダをワーク搬送方向の他方側に直動させる際に中継部材とサブ加圧部材及びメイン加圧部材との連結部分にかかる負荷を軽減することができる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、搬送方向スライダのワーク搬送方向の一方側への直動過程と、他方側への直動過程との両過程でそれぞれワークにクロス加工を行うことができる。また、第1及び第2の摺接斜面の傾斜角を45度未満にすることで、メイン加圧部材及びサブ加圧部材から搬送方向スライダに付与される力が増大化し、その増大化の前の比較的小さい力を中継部材とメイン加圧部材及びサブ加圧部材との間で伝達するので、それら中継部材とメイン加圧部材及びサブ加圧部材との連結部分にかかる負荷を軽減することができ、その連結部分でのガタの発生を抑えることが可能になる。
本発明の第1実施形態に係るクロス加工装置の背面図 第2及び第3の加工ステージの正面断面図 第2及び第3の加工ステージに備えた搬送方向スライダの正面断面図 (A)待機位置における搬送方向スライダの正面断面図、(B)ワーク搬送方向で移動した搬送方向スライダの正面断面図 搬送方向スライダが待機位置のときの第2及び第3の加工ステージの平面図 搬送方向スライダがワーク搬送方向で移動したときの第2及び第3の加工ステージの平面図 クロス加工装置の側面断面図 第1の加工ステージの主要部の側面断面図 (A)中立位置における搬送直交スライダの側面断面図、(B)搬送直交方向の前端位置における搬送直交スライダの側面断面図、(C)搬送直交方向の後端位置における搬送直交スライダの側面断面図 (A)トリミング前のワークの斜視図、(B)一方の短辺筒壁をトリミングしたワークの斜視図、(C)1対の短辺筒壁をトリミングしたワークの斜視図、(D)1対の短辺筒壁と一方の長辺筒壁をトリミングしたワークの斜視図、(E)短辺筒壁と長辺筒壁を全てトリミングしたワークの斜視図 第2実施形態に係る(A)中立位置における搬送方向スライダの正面断面図、(B)ワーク搬送方向の上流側に変位した搬送方向スライダの正面断面図、(C)ワーク搬送方向の下流側に変位した搬送方向スライダの正面断面図 (A)中立位置における搬送方向スライダの平面図、(B)ワーク搬送方向の上流側に変位した搬送方向スライダの平面図、(C)ワーク搬送方向の下流側に変位した搬送方向スライダの平面図 従来のクロス加工装置の平面図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1には、本発明のクロス加工装置10を背面から見た全体が示されている。クロス加工装置10では、同図における右側から左側に向かってワークWが間欠的に搬送され、そのワーク搬送方向Xに沿って複数の加工ステージS1〜S3が並べて設けられている。
ワーク搬送方向Xにおけるクロス加工装置10の上流側(図1における右側)には、図示しないトランスファプレス機が設置されており、そのトランスファプレス機により板材からワークWが成形される。即ち、ワークWは、例えば、図10(A)に示すように一端有底、他端開放の四角筒構造をなしている。クロス加工装置10は、図10(B)〜同図(E)に示すように、ワークWにおける4つの筒壁の開口縁をそれぞれ直線状に切断して切り揃えるトリミング加工を行う。
図1に示すように、クロス加工装置10は、フレーム11の上部に昇降ベース12を備えている。フレーム11には上下両端部が回転可能に支持された複数のボールネジシャフト14,14が備えられ、それらボールネジシャフト14,14が昇降ベース12に固定されたボールナット13,13に螺合して貫通している。そして、フレーム11の天井部に取り付けられた昇降用サーボモータ15,15によって各ボールネジシャフト14,14を回転駆動することで昇降ベース12が上下方向に直動する。
フレーム11のうち昇降ベース12の下方には固定ベース16が対向配置され、その固定ベース16の上面には複数のステージS1〜S4をワーク搬送方向Xに並べてなるステージセットSTが配置されている。ステージセットSTは、ワーク搬送方向Xにおける上流側(図1における右側)から順に、第1の加工ステージS1、アイドルステージS4、第2の加工ステージS2、アイドルステージS4、第3の加工ステージS3を備えている。なお、本実施形態では、第1の加工ステージS1に対する動力装置と第2及び第3の加工ステージS2,S3に対する動力装置20,20とが、ステージセットSTを搬送直交方向Y(図1の紙面と直交する方向)で挟んだ両側に備えられている(図1には、第2及び第3の加工ステージS2,S3に対する動力装置20,20のみが示されている)。
後に詳説するが、第1の加工ステージS1は固定ベース16の上面に取り付けられたハウジング16Aをベースとし、ワークWにおける1対の短辺筒壁Wa,Wa(本発明に係る「第1側壁」に相当する)の開口縁を直線状に切断する(図10(B)及び同図(C)参照)。第2の加工ステージS2は固定ベース16の上面に取り付けられたハウジング16Cをベースとし、ワークWにおける1対の長辺筒壁Wb,Wb(本発明に係る「第2側壁」に相当する)のうち一方の開口縁を直線状に切断する(図10(D)参照)。さらに、第3の加工ステージS3は、第2の加工ステージS2と同じくハウジング16Cをベースとし、前記1対の長辺筒壁Wb,Wbのうち他方の開口縁を直線状に切断する(図10(E)参照)。なお、第1と第2の加工ステージS1,S2の中間に配置されたアイドルステージS4は、固定ベース16の上面に取り付けられたハウジング16Bをベースとし、第2と第3の加工ステージS2,S3の中間に配置されたアイドルステージS4は、第2及び第3の加工ステージS2,S3と共通のハウジング16Cをベースとしている。これらアイドルステージS4,S4では加工が行われない。
図7に示すように、ステージセットSTの上面にはワーク搬送方向X(図7の紙面と直交する方向)に往復移動する1対のトランスファバー17,17と、1対のトランスファバー17,17の各ステージS1,S2,S3,S4に対応する位置でワークWをワーク搬送方向Xと直交する搬送直交方向Y(図7における左右方向)から把持する1対のフィンガ17F,17Fとが備えられている。これらトランスファバー17,17とフィンガ17F,17Fにより、ワークWがワーク搬送方向Xの下流側に順送りされる。
第2及び第3の加工ステージS2,S3の搬送直交方向Yにおける側方には、後述するメイン加圧部材200,300にそれぞれ動力を付与するための動力装置20,20が備えられている。各動力装置20は、それぞれリンク機構25とこれを作動させるサーボモータ29とから構成されている(図1参照)。一方の動力装置20のリンク機構25は、第2の加工ステージS2の側部に備えたメイン加圧部材200と連結し、他方の動力装置20のリンク機構25は第3の加工ステージS3の側部に備えたメイン加圧部材300と連結している。
動力装置20について詳説すると、固定ベース16のうち搬送直交方向Yにおける一側面(例えば、図1に示すようにクロス加工装置10の背面)から1対の支持パネル22,22が張り出しており、それら1対の支持パネル22,22の間に1対のリンク機構25,25が備えられかつ、1対の支持パネル22,22にそれぞれサーボモータ29,29が固定されている。
支持パネル22,22には、それぞれにクランク軸23,23(図7参照)が回転自在に軸支され、それらクランク軸23,23の一端が各サーボモータ29,29の出力軸に継手を介して連結されている。また、クランク軸23,23の偏心軸部23A,23Aにそれぞれコンロッド24,24の一端が相対回転可能に軸支され、これらコンロッド24,24の他端に各リンク機構25,25の一端が回転可能に連結されている(図7には、一方のコンロッド24とリンク機構25のみが示されている)。
クランク軸23が回転すると、その偏心軸部23Aの偏心回転によりコンロッド24が揺動し、そのコンロッド24の揺動により、リンク機構25における第1揺動リンク26が垂直パネル22に支持された軸26Aを中心にして揺動すると共に、第2揺動リンク27が垂直パネル22に支持された軸27Aを中心にして揺動する。これにより、各リンク機構25,25の第2揺動リンク27,27に連結されたメイン加圧部材200,300が、搬送直交方向Yで直動する。なお、図7には、メイン加圧部材300と動力装置20との連結構造のみが示されているが、メイン加圧部材200と動力装置20との連結構造も同一である。
そして、メイン加圧部材200,300が搬送直交方向Yで直動(加工ステージS2,S3側に前進)すると、その動力を受けて第2,第3の各加工ステージS2,S3に備えた後述する搬送方向スライダ220,320がワーク搬送方向Xで直動する。
ここで、第1の加工ステージS1の搬送直交方向Yにおける側方にも図示しない前半メイン加圧部材に動力を付与するための図示しない動力装置が備えられている。この動力装置は、固定ベース16に取り付けられており、例えば、第2及び第3の加工ステージS2,S3に対して設けられた動力装置20,20と同じ構成であり、サーボモータの回転運動を前半メイン加圧部材の搬送直交方向Yへの直動に変換する。そして、前半メイン加圧部材が搬送直交方向Yで直動すると、第1の加工ステージS1に備えた後述する搬送直交スライダ120が搬送直交方向Yで直動する。以下、第1の加工ステージS1の構成について説明する。
図8には、第1の加工ステージS1の主要部が拡大して示されている。同図に示すように搬送直交スライダ120は、その中央部に、ワークホルダ120Aと1対のカッター120B,120B(本発明の「前半クロス加工ツール」に相当する)とワーク保持孔120aとを備えている。ワーク保持孔120aは、ワークホルダ120Aを昇降ベース12の上下動方向に貫通して延びている。ワーク保持孔120aは、ワークWの形状に対応した形状、具体的には、搬送直交方向Yが長辺でかつワーク搬送方向Xが短辺になった角筒構造をなし、ワークWの全体を受容可能となっている。また、1対のカッター120B,120Bはワークホルダ120Aの上面に固定され、ワーク保持孔120aを挟んで搬送直交方向Yで対向配置されている。ワーク保持孔120aの奥には、ばねで上昇付勢されたノックアウト124が配置されている。ノックアウト124は、搬送直交スライダ120がその直動ストロークの中間位置(図9(A)参照。以下、「中立位置」という)に位置するときにワーク保持孔120a内で上下動可能となる。
図1には図示されていないが、昇降ベース12には、第1の加工ステージS1に向かって垂下した心金パンチ110が備えられている。心金パンチ110はワークWの内側に遊嵌可能な帯板形状をなしている。昇降ベース12の上下動によりワーク保持孔120a内及びワークW内に心金パンチ110が挿抜される。また、昇降ベース12が下端位置になると、図9(A)に示すように心金パンチ110とノックアウト124との間でワークWの底壁が挟まれてワークWが位置決めされる。
図8に示すように、ワーク保持孔120aを挟んで対向した1対のカッター120B,120Bの上縁部には、矩形切欠部123,123が形成されており、その矩形切欠部123,123の縁部が切刃123A,123Aとなっている。また、心金パンチ110のうち搬送直交方向Yの両側面には、矩形切欠部123,123に対応した矩形段差形のカッター111,111が突出形成されており、そのカッター111,111の縁部が切刃111A,111Aとなっている。
図9(A)に示すように、心金パンチ110とノックアウト124とによりワーク保持孔120a内にワークWを位置決めした状態で、例えば、搬送直交スライダ120を中立位置から搬送直交方向Yの前端位置まで直動(前進)させると、搬送直交スライダ120のうち搬送直交方向Yの後側(図9(A)における左側)に位置するカッター120Bと心金パンチ110のカッター111とが接近して、それらに設けられた各切刃123A,111Aにより、ワークWにおける1対の短辺筒壁Wa,Waのうち搬送直交方向Yの後側に位置する短辺筒壁Waの開口縁がトリミングされる(図9(B)及び図10(B)参照)。また、搬送直交スライダ120を搬送直交方向Yの後端位置まで直動(後退)させると、搬送直交スライダ120のうち搬送直交方向Yの前側(図9(A)における右側)に位置するカッター120Bと心金パンチ110のカッター111とが接近して、それらに設けられた各切刃123A,111Aにより、1対の短辺筒壁Wa,Waのうち搬送直交方向Yの前側に位置する短辺筒壁Waの開口縁がトリミングされる(図9(C)及び図10(C)参照)。即ち、第1の加工ステージS1では、搬送直交スライダ120が搬送直交方向Yで一往復する過程で、ワークWにおける1対の短辺筒壁Wa,Waの両方がトリミングされる。
上記した第1の加工ステージS1は、本発明の「前半トリミング用の加工ステージ」に相当する。これに対し、第1の加工ステージS1の下流側に設けられた第2の加工ステージS2と第3の加工ステージS3は、本発明の「後半トリミング用の加工ステージ」に相当する。第2の加工ステージS2と第3の加工ステージS3とは、搬送直交方向Yに延びた直線を対称軸とした線対称な構成となっている(図5参照)。
第2の加工ステージS2には、メイン加圧部材200から動力(押圧力)を受けて、ワーク搬送方向Xの上流側に直動する搬送方向スライダ220が備えられている。搬送方向スライダ220は、ハウジング16Cに形成されてワーク搬送方向Xに延びたガイド凹部16aとガイド凹部16aの上面を覆った天板16Dとにより直動が案内される。搬送方向スライダ220は、その中央部に、ワークホルダ222とワーク保持孔222aとを備えている。ワーク保持孔222aは、ワークホルダ222を昇降ベース12の上下動方向に貫通して延びており、天板16Dにはワーク保持孔222aを上方に開放した開口部16D1(図2参照)が貫通形成されている。ワーク保持孔222aは、ワークWの形状に対応した構造、具体的には、図5に示すように、搬送直交方向Yが長辺でかつワーク搬送方向Xが短辺になった角筒構造をなし、ワークW全体を受容可能となっている。ワーク保持孔222aの奥には、ばねで上昇付勢されたノックアウト224が配置されている。ノックアウト224は、搬送方向スライダ220が図2及び図5に示す直動ストロークの一端位置(以下、「待機位置」という)に位置するときにワーク保持孔222a内で上下動可能となる。
昇降ベース12には、第2の加工ステージS2に向かって垂下した心金パンチ210が備えられている。心金パンチ210はワークWの内側に遊嵌可能な帯板形状をなしている。昇降ベース12の上下動によりワーク保持孔222a内及びワークW内に心金パンチ210が挿抜される。また、昇降ベース12が下端位置のときに心金パンチ210とノックアウト224との間でワークWの底壁が挟まれワークWが位置決めされる(図3参照)。ここで、心金パンチ210とノックアウト224との間で底壁を挟まれたワークWが、それら心金パンチ210とノックアウト224とに対してワーク搬送方向Xで移動可能となるように、ノックアウト224を上昇付勢するばねの付勢力が設定されている。
ワークホルダ222のうち、ワーク保持孔222aよりもワーク搬送方向Xで下流側(図3における右側)の上部には、切欠部が形成されその切欠部には、カッター223が搬送方向スライダ200に渡して固定されている。そのカッター223のうち、ワーク搬送方向Xにおける上流側の上縁部には、横長の矩形切欠部223aが形成され、その矩形切欠部223aの下縁部が切刃223A(図4参照)となっている。また、心金パンチ210のうちワーク搬送方向Xの下流側を向いた側面には、矩形切欠部223aに対応した矩形段差形のカッター211が突出形成されており、そのカッター211の下縁部が切刃211Aとなっている(図2参照)。
心金パンチ210とノックアウト224とでワーク保持孔222a内にワークWを位置決めした状態で、図4(A)から同図(B)への変化に示すように、搬送方向スライダ220を待機位置からワーク搬送方向Xの上流側にワークWと共に直動させると、搬送方向スライダ220のカッター223が心金パンチ210のカッター211に接近して、ワークWの1対の長辺筒壁Wb,Wbのうち下流側の長辺筒壁Wbに押し付けられる。そして、両カッター223,211に設けられた各切刃223A,211Aにより、前記下流側の長辺筒壁Wbの開口縁がトリミングされる(図10(D)参照)。ここで、カッター211,223は、本発明の「クロス加工ツール」に相当する。
図2及び図5に示すように、第3の加工ステージS3に備えた搬送方向スライダ320は、搬送直交方向Yに延びた直線を対称軸として、第2の加工ステージS2に備えた搬送方向スライダ220と線対称な構造をなしている。搬送方向スライダ320は、第3の加工ステージS3の側方から伸びたメイン加圧部材300から動力(押圧力)を受けて、ハウジング16Cに設けられたワーク搬送方向Xのガイド凹部16aとガイド凹部16aの上面を覆った天板16Dとに案内されて、第2の加工ステージS2に備えた搬送方向スライダ220とは逆向き、即ち、ワーク搬送方向Xの下流側に直動する。
搬送方向スライダ320のワークホルダ322のうち、ワーク保持孔322aよりもワーク搬送方向Xで上流側(図3における左側)の上部には、切欠部が形成されてその切欠部には、カッター323が搬送方向スライダ320に渡して固定されている。そのカッター323のうち、ワーク搬送方向Xの下流側の上縁部には、横長の矩形切欠部323aが形成され、その矩形切欠部323aの下縁部が切刃323Aとなっている。また、第3の加工ステージS3に向かって垂下した心金パンチ310のうち、ワーク搬送方向Xの上流側を向いた側面には、矩形切欠部323aに対応した矩形段差形のカッター311が突出形成されており、そのカッター311の下縁部が切刃311Aとなっている(図2参照)。なお、ノックアウト324は、第2の加工ステージS2に備えたものと同じである。
第3の加工ステージS3では、図3に示すように心金パンチ310とノックアウト324とによりワーク保持孔322a内にワークWを位置決めした状態で、搬送方向スライダ320をワーク搬送方向Xの下流側(図3及び図5における右側)にワークWと共に直動させると、搬送方向スライダ320のカッター323が心金パンチ310のカッター311に接近して、ワークWの1対の長辺筒壁Wb,Wbのうち上流側の長辺筒壁Wbに押し付けられる。そして、両カッター323,311に設けられた各切刃323A,311Aにより、前記上流側の長辺筒壁Wbの開口縁がトリミングされる(図10(E)参照)。ここで、カッター311,323は、本発明の「クロス加工ツール」に相当する。
なお、上述した第1〜第3の加工ステージS1〜S3には、搬送直交スライダ120,搬送方向スライダ220,320及びハウジング16A,16Cを貫通してトリミングによるワークWの切れ端を外部に排出するための排出路63,63,63が備えられている。
さて、サーボーモータ29,29の動力を搬送方向スライダ220,320に伝達するメイン加圧部材200,300は以下のような構成となっている。
図5に示すように、メイン加圧部材200,300は、搬送直交方向Yに延びた棒状をなし、その先端部が搬送方向スライダ220,320に対してワーク搬送方向Xの側部に配置されている。メイン加圧部材200,300のうち加工ステージS2,S3から離れた後端部には動力装置20(詳細には、リンク機構25,25の第2揺動リンク27,27)が連結されている。
第2の加工ステージS2に対して設けられたメイン加圧部材200の先端部分は先細りとなっており、ハウジング16Cに固定されたメイン直動ガイド壁18と搬送方向スライダ220との間に割り込んでいる。
メイン加圧部材200とメイン直動ガイド壁18とには、搬送直交方向Yに延びたメイン直動ガイド面18A,200Aが備えられ、それらの摺接によりメイン加圧部材200の搬送直交方向Yへの直動がガイドされている。
また、メイン加圧部材200と搬送方向スライダ220とには、メイン加圧部材200の直動方向(搬送直交方向Y)に対して傾斜して互いに面当接する1対の第1摺接斜面201,225が設けられている。これら1対の第1摺接斜面201,225は、メイン加圧部材200が搬送直交方向Yで前進(加工ステージS2側に直動)したときに互いに摺接して、搬送方向スライダ220をワーク搬送方向Xの上流側(図5における左側)に直動させる。
第3の加工ステージS3に対して設けられたメイン加圧部材300は、搬送直交方向Yに延びた直線を対称軸として、メイン加圧部材200と線対称となっている。メイン加圧部材300の先端部分は先細りとなっており、ハウジング16Cに固定されたメイン直動ガイド壁18と搬送方向スライダ320との間に割り込んでいる。
メイン直動ガイド壁18とメイン加圧部材300とには、搬送直交方向Yに延びたメイン直動ガイド面18A,300Aが備えられ、それらの摺接によりメイン加圧部材300の搬送直交方向Yへの直動がガイドされている。
また、メイン加圧部材300と搬送方向スライダ320とには、メイン加圧部材300の直動方向(搬送直交方向Y)に対して傾斜して互いに面当接する1対の第1摺接斜面301,325が設けられている。これら1対の第1摺接斜面301,325は、メイン加圧部材300が搬送直交方向Yで前進(加工ステージS3側に直動)したときに互いに摺接して、搬送方向スライダ320をワーク搬送方向Xの下流側(図5における右側)に直動させる。
つまり、メイン加圧部材200,300が搬送直交方向Yで前進すると、第2,第3の各加工ステージS2,S3に備えた搬送方向スライダ220,320は、ワーク搬送方向Xで互いに離れるように移動する。
ここで、搬送直交方向Yに対する第1摺接斜面201,225,301,325の傾斜角度は、45[度]未満(例えば、10〜15[度])となっており、「くさび」を利用した倍力構造となっている。即ち、メイン加圧部材200,300を加工ステージS2,S3側に前進させる力よりも大きい力で、搬送方向スライダ220,320をワーク搬送方向Xでスライドさせることが可能となっている。なお、搬送直交方向Yに対する第1摺接斜面201,225,301,325の傾斜角度は、ワークWの材質や板厚等に応じて適宜変更すればよい。
図2及び図5に示すように、搬送方向スライダ220を挟んでメイン加圧部材200とは反対側には、サブ加圧部材240が配置されている。同様に、搬送方向スライダ320を挟んでメイン加圧部材300とは反対側には、サブ加圧部材340が配置されている。これらサブ加圧部材240,340は、搬送直交方向Yに延びた棒状をなし、その先端部が搬送方向スライダ220,320に対してワーク搬送方向Xの側部に配置されている。また、サブ加圧部材240,340は、搬送直交方向Yに延びた直線を対称軸として互いに線対称な構造となっている。
第2の加工ステージS2の側部に備えたサブ加圧部材240とハウジング16Cに固定されたサブ直動ガイド19とには、搬送直交方向Yに延びたサブ直動ガイド面19A,240Aが備えられ、それらの摺接によりサブ加圧部材240の搬送直交方向Yへの直動がガイドされている。
同様に、第3の加工ステージS3の側部に備えたサブ加圧部材340とハウジング16Cに固定されたサブ直動ガイド19とには、搬送直交方向Yに延びたサブ直動ガイド面19A,340Aが備えられ、それらの摺接によりサブ加圧部材340の搬送直交方向Yへの直動がガイドされている。
サブ加圧部材240,340の先端側部分は、第2,第3の各加工ステージS2,S3に備えた搬送方向スライダ220,320と面当接している。詳細には、サブ加圧部材240と搬送方向スライダ220とには、サブ加圧部材240が搬送直交方向Yで前進(搬送方向スライダ220側に直動)したときに互いに摺接して、搬送方向スライダ220をメイン加圧部材200側(ワーク搬送方向Xの下流側)に直動させる1対の第2摺接斜面221,241が設けられている。
同様に、サブ加圧部材340と搬送方向スライダ320とには、サブ加圧部材340が搬送直交方向Yで前進(搬送方向スライダ320側に直動)したときに互いに摺接して、搬送方向スライダ320をメイン加圧部材300側(ワーク搬送方向Xの上流側)に直動させる1対の第2摺接斜面321,341が設けられている。
つまり、サブ加圧部材240,340が搬送直交方向Yで前進すると、第2,第3の各加工ステージS2,S3に備えた搬送方向スライダ220,320は、ワーク搬送方向Xで互いに接近するように移動する。
ここで、搬送直交方向Yに対する第2摺接斜面221,241,321,341の傾斜角は、45[度]未満(例えば、10〜15[度])となっており、「くさび」を利用した倍力構造となっている。即ち、サブ加圧部材240,340を加工ステージS2,S3側へ前進させる力よりも大きい力で、搬送方向スライダ220,320をワーク搬送方向Xでスライドさせることが可能となっている。
第2の加工ステージS2に対して進退するメイン加圧部材200とサブ加圧部材240との間はシーソーレバー60(本発明の「中継部材」に相当する)によって連結されている。即ち、メイン加圧部材200の長手方向の中間部と、サブ加圧部材240の後端寄り位置に、それぞれ係合溝61,61が形成され、それら両係合溝61,61に、シーソーレバー60の両端部が凹凸係合している。これにより、サブ加圧部材240がメイン加圧部材200に対して従動して逆向きに直動するようになっている。これと同様に、第3の加工ステージS3に対して進退するメイン加圧部材300とサブ加圧部材340との間もシーソーレバー60によって連結され、サブ加圧部材340がメイン加圧部材300に対して従動して逆向きに直動するようになっている。
搬送方向スライダ220,320のうち、第2摺接斜面221,321が形成された側の側面とハウジング16Cに固定されたばね受け62A,62Aとの間には、圧縮コイルバネ62,62が備えられており、それら圧縮コイルバネ62,62の弾発力により搬送方向スライダ220,320が、それぞれメイン加圧部材200,300側に付勢されている。圧縮コイルバネ62,62は、それぞれの搬送方向スライダ220,320に対し、例えば、搬送直交方向Yに複数ずつ並べて設けられている。
以上がクロス加工装置10の構成であり、次に動作について説明する。図示しないトランスファプレス機にて絞り加工された角筒状のワークWは、最終の絞り加工工程から、クロス加工装置10における第1の加工ステージS1に搬送される。このとき、クロス加工装置10では、各ステージS1〜S4上のワークWがトランスファバー17,17によって1つずつ下流側のステージに順送りされる。
第1の加工ステージS1に搬送されたワークWには、昇降ベース12の降下により心金パンチ110が挿入され、更なる心金パンチ110の降下により心金パンチ110とノックアウト124との間にワークWの底壁が挟持された状態で、ワークWがワーク保持孔120a内に受容されワーク保持孔120a内でワークWが位置決めされる。第2及び第3の各加工ステージS2,S3でも、第1の加工ステージS1と同様にワークWがワーク保持孔222a,322a内に受容され、心金パンチ210,310とノックアウト224,324とによりワークWが位置決めされる。
なお、図2に示すように、アイドルステージS4上のワークW内には、昇降ベース12からアイドルステージS4に向かって垂下したワーク保持具64が挿入されて、第2の加工ステージS2及び第3の加工ステージS3にてワークWの加工が行われている間、ワーク保持具64がワークWを保持する。
各加工ステージS1,S2,S3のワークホルダ120A,222,322にワークWが保持されると、各加工ステージS1〜S3の側部に備えた前半メイン加圧部材及びメイン加圧部材200,300が搬送直交方向Yで前進する。すると各加工ステージS1,S2,S3において、ワークWの開口縁が以下のようにトリミングされる。
第1の加工ステージS1の側部に備えた前半メイン加圧部材(図示せず)が搬送直交方向Yで加工ステージS1側に前進すると、図9(A)から同図(B)への変化に示すように、搬送直交スライダ120が中立位置から搬送直交方向Yで前進して、搬送直交スライダ120のうち搬送直交方向Yの後側に位置するカッター120Bと心金パンチ110のカッター111とに設けられた各切刃123A,111Aにより、ワークWの1対の短辺筒壁Wa,Waのうち搬送直交方向Yの後側に位置する短辺筒壁Waの開口縁がトリミングされる(図10(B)参照)。
第2の加工ステージS2の側部に備えたメイン加圧部材200が搬送直交方向Yで加工ステージS2側に前進すると、メイン加圧部材200と搬送方向スライダ220とに設けられた1対の第1摺接斜面201,225が互いに摺接して、図5から図6への変化に示すように、搬送方向スライダ220がワーク搬送方向Xにおける上流側にスライドする。このとき、シーソーレバー60を介して連結されたサブ加圧部材240はメイン加圧部材200とは逆向き、即ち、搬送直交方向Yで加工ステージS2から後退するので、搬送方向スライダ220及びメイン加圧部材200をスムーズに直動させることができる。そして、図4(A)から同図(B)への変化に示すように、ワークWの1対の長辺筒壁Wb,Wbのうちワーク搬送方向Xの下流側に位置する長辺筒壁Wbに対して、搬送方向スライダ220のカッター223と心金パンチ210のカッター211とがワーク搬送方向Xから押し付けられ、それら両カッター223,211に設けられた各切刃223A,211Aが交差することにより、前記下流側に位置する長辺筒壁Wbの開口縁がトリミングされる(図10(D)参照)。
第3の加工ステージS3の側部に備えたメイン加圧部材300が搬送直交方向Yで加工ステージS3側に前進すると、メイン加圧部材300と搬送方向スライダ320とに設けられた1対の第1摺接斜面301,325が互いに摺接して、図5から図6への変化に示すように、搬送方向スライダ320がワーク搬送方向Xにおける下流側にスライドする。このとき、シーソーレバー60を介して連結されたサブ加圧部材340はメイン加圧部材300とは逆向き、即ち、搬送直交方向Yで加工ステージS3から後退するので、搬送方向スライダ320及びメイン加圧部材300をスムーズに直動させることができる。そして、搬送方向スライダ320がスライドすることで、ワークWの1対の長辺筒壁Wb,Wbのうちワーク搬送方向Xの上流側に位置する長辺筒壁Wbに対して、搬送方向スライダ320のカッター323と心金パンチ310のカッター311とがワーク搬送方向Xから押し付けられ、それら両カッター323,311に設けられた各切刃323A,311Aが交差することにより、前記上流側に位置する長辺筒壁Wbの開口縁がトリミングされる(図10(E)参照)。
各加工ステージS1〜S3において上述したトリミング加工が行われると、今度は、前半メイン加圧部材及びメイン加圧部材200,300が搬送直交方向Yで加工ステージS1,S2,S3から離れるように後退する。
第1の加工ステージS1から前半メイン加圧部材が後退すると、搬送直交スライダ120も搬送直交方向Yで後退し、搬送直交スライダ120のうち搬送直交方向Yの前側に位置するカッター120Bと心金パンチ110のカッター111とに設けられた各切刃123A,111Aにより、ワークWの1対の短辺筒壁Wa,Waのうち、搬送直交方向Yで前側に位置する短辺筒壁Waの開口縁がトリミングされる(図10(C)参照)。
第2の加工ステージS2からメイン加圧部材200が後退すると、シーソーレバー60を介してメイン加圧部材200に連結されたサブ加圧部材240が搬送直交方向Yで前進する。すると、サブ加圧部材240と搬送方向スライダ220とに設けられた1対の第2摺接斜面221,241が互いに摺接して、搬送方向スライダ220をメイン加圧部材200側(ワーク搬送方向Xの下流側)に押す。このサブ加圧部材240の押圧力と圧縮コイルバネ62の弾発力とによって搬送方向スライダ220はメイン加圧部材200側にスライドして待機位置に戻り、ワークWがカッター211から退避する。圧縮コイルバネ62を設けたことで、搬送方向スライダ220をメイン加圧部材200側に戻す際にシーソーレバー60とサブ加圧部材240及びメイン加圧部材200との連結部分にかかる負荷を軽減することができる。
第3の加工ステージS3からメイン加圧部材300が後退すると、シーソーレバー60を介してメイン加圧部材300に連結されたサブ加圧部材340が搬送直交方向Yで前進する。すると、サブ加圧部材340と搬送方向スライダ320とに設けられた1対の第2の摺接斜面321,341が互いに摺接して、搬送方向スライダ320をメイン加圧部材300側(ワーク搬送方向Xの上流側)に押す。このサブ加圧部材340の押圧力と圧縮コイルバネ62の弾発力とによって搬送方向スライダ320はメイン加圧部材300側にスライドして待機位置に戻り、ワークWがカッター311から退避する。圧縮コイルバネ62を設けたことで、搬送方向スライダ320をメイン加圧部材300側に戻す際にシーソーレバー60とサブ加圧部材340及びメイン加圧部材300との連結部分にかかる負荷を軽減することができる。
ここで、第1の加工ステージS1では、搬送直交スライダ120の搬送直交方向Yの一方側への直動過程と他方側への直動過程との両過程でワークWにトリミング加工を行うように、切刃123A,111A(カッター120B,111)が配置されている。
これに対し、第2の加工ステージS2と第3の加工ステージS3では、搬送方向スライダ220,320のワーク搬送方向Xの一方側への直動過程と他方側への直動過程とのうち、一方側(サブ加圧部材240,340側)への直動過程でのみワークWにトリミング加工を行うように、切刃223A,211A,323A,311A(カッター223,211,323,311)が配置されている。
第1の加工ステージS1に備えた搬送直交スライダ120が中立位置に戻りかつ、第2及び第3の加工ステージS2,S3に備えた搬送方向スライダ220,320が待機位置に戻ると昇降ベース12が上昇する。また、昇降ベース12の上昇に追従してノックアウト124,224,324が上昇し、ワーク保持孔120a,222a,322a内の各ワークWが各加工ステージS1〜S3の上面に押し出されると共に、各ワークW内から心金パンチ110,210,310が抜ける。各ステージS1〜S4上のワークWは、1対のトランスファバー17,17に備えたフィンガ17F,17Fで把持されて1つずつ下流側のステージに順送りされる。そして、上述した動作を繰り返すことで、ワークWにおける1対の短辺筒壁Wa,Waと1対の長辺筒壁Wb,Wbの各開口縁が順次トリミングされる。
このように、本実施形態のクロス加工装置10によれば、メイン加圧部材200,300が第2,第3の加工ステージS2,S3側に前進してワークWに対してトリミング加工を行う場合に、メイン加圧部材200,300の動力を直接、搬送方向スライダ220,320に伝達することができる。しかも、トリミング加工時にはメイン加圧部材200と搬送方向スライダ220とが第1摺接斜面201,225で面当接し、メイン加圧部材300と搬送方向スライダ320とが第1摺接斜面301,325で面当接するので、加工反力の応力集中を緩和してガタの発生を抑えることが可能となる。
また、第1摺接斜面201,225,301,325の搬送直交方向Yに対する傾斜角を45[度]未満(例えば、10〜15[度])とすることで、メイン加圧部材200,300から搬送方向スライダ220,320に付与される力が増大化し、その増大化の前の比較的小さい力をシーソーレバー60とメイン加圧部材200,300との間で伝達するので、トリミング加工時にシーソーレバー60とメイン加圧部材200,300との連結部分にかかる負荷を軽減することができ、その連結部分でのガタの発生を抑えることが可能になる。また、第2摺接斜面221,241,321,341の摺接により搬送方向スライダ220,320をメイン加圧部材200,300側に直動させるときはトリミング加工が行われないので、シーソーレバー60とサブ加圧部材240,340との連結部分に加工反力はかからず、その連結部分におけるガタの発生を抑えることができる。
また、万が一、トリミング加工時の加工反力の影響で、圧縮コイルバネ62の弾発力に抗して搬送方向スライダ220,320がサブ加圧部材240,340側で拘束された場合でも、メイン加圧部材200,300の後退によりサブ加圧部材240,340が搬送方向スライダ220,320をメイン加圧部材200,300側に押すので、搬送方向スライダ220,320の拘束を解消して、搬送方向スライダ220,320をメイン加圧部材200,300側に戻すことができる。このとき、シーソーレバー60,60とサブ加圧部材240,340及びメイン加圧部材200,300との連結部分にかかる負荷は、トリミング加工時の加工反力に比べて軽微であり、ガタを生じさせるまでには至らない。
また、第2と第3の加工ステージS2,S3の間で、メイン加圧部材200,300、サブ加圧部材240,340、シーソーレバー60,60及び搬送方向スライダ220,320を、線対称に配置したので、第2と第3の加工ステージS2,S3の設計が容易となる。
また、メイン加圧部材200,300、サブ加圧部材240,340及び搬送方向スライダ220,320をスムーズに連動させるために「あそび(隙間)」を設けた場合でも、圧縮コイルバネ62によって、メイン加圧部材200と搬送方向スライダ220とに設けられた1対の第1摺接斜面201,225及び、メイン加圧部材300と搬送方向スライダ320とに設けられた1対の第1摺接斜面301,325を常に面当接させておくことができ、ワーク搬送方向Xでの搬送方向スライダ220,320のガタつきを防止することができる。
また、1対の長辺筒壁Wb,Wbのトリミング加工を2つの加工ステージS2,S3に分けて行うようにしたので、1つの加工ステージで1対の長辺筒壁Wb,Wbの両方をトリミング加工するように構成した場合に比べて、搬送方向スライダの直動ストロークを小さくすることができる。
[第2実施形態]
この第2実施形態は、上記第1実施形態において第2の加工ステージS2と第3の加工ステージS3とに分けて行っていた1対の長辺筒壁Wb,Wbに対するトリミング加工を、第2の加工ステージS2にて纏めて行うように構成して、第3の加工ステージS3を無くしたものである。具体的には、1対の第2摺接斜面221,241同士の摺接により、搬送方向スライダ220がメイン加圧部材200側(ワーク搬送方向Xの下流側)に直動したときに、ワークWの長辺筒壁Wbに押し付けられてトリミング加工を行うためのカッター211,223(本発明の「サブクロス加工ツール」に相当する)を追加したものである。その他の構成は、上記第1実施形態と同一であるので、重複する説明は省略する。
以下、本実施形態を図11及び図12を参照しつつ説明する。図11(A)に示すように、第2の加工ステージS2に備えたワークホルダ222の上面には、ワーク保持孔222aを挟んでワーク搬送方向Xで対向した1対のカッター223,223が備えられており、それらカッター223,223に形成された横長の矩形切欠部223a,223aの下縁部に切刃223A,223Aが設けられている。また、心金パンチ210のうちワーク搬送方向Xを向いた両側面に矩形切欠部223a,223aに対応した矩形段差形のカッター211,211が突出形成され、それら1対のカッター211,211の下縁部に切刃211A,211Aが設けられている。
図11(A)及び図12(A)に示すように、搬送方向スライダ220の直動ストロークの中間位置(中立位置)でワークWをワーク保持孔222aに受け入れた状態で、メイン加圧部材200を第2の加工ステージS2側に前進させると、第1摺接斜面201,225同士の摺接により、図12(B)に示すように搬送方向スライダ220が中立位置からワーク搬送方向Xの上流側にスライドする。すると、図11(B)に示すように、ワーク搬送方向Xの下流側で対峙したカッター211,223が交差してその切刃211A,223Aにより、1対の長辺筒壁Wb,Wbのうちワーク搬送方向Xの下流側に位置する長辺筒壁Wbがトリミングされる(図10(D)参照)。
次いで、メイン加圧部材200を第2の加工ステージS2から後退させる。すると、第2摺接斜面221,241同士の摺接により、図12(C)に示すように搬送方向スライダ220が中立位置を越えてワーク搬送方向Xの下流側にスライドする。すると、図11(C)に示すようにワーク搬送方向Xの上流側で対峙したカッター211,223が交差してその切刃211A,223Aにより、1対の長辺筒壁Wb,Wbのうちワーク搬送方向Xの上流側に位置する長辺筒壁Wbがトリミングされる(図10(E)参照)。
本実施形態の構成によっても上記第1実施形態と同等の効果を奏する。また、搬送方向スライダ220のワーク搬送方向Xの一方側への直動過程と、他方側への直動過程との両過程でそれぞれワークWにトリミング加工を行うことができるから、一方側と他方側とからのトリミング加工を2つの加工ステージに分けて別々に行う構成に比べて、加工ステージの数を減らすことができる。また、第1摺接斜面201,225及び第2摺接斜面221,241の搬送直交方向Yに対する傾斜角を何れも45[度]未満(例えば、10〜15[度])とすることで、メイン加圧部材200及びサブ加圧部材240から搬送方向スライダ220に付与される力が増大化し、その増大化の前の比較的小さい力をシーソーレバー60とメイン加圧部材200及びサブ加圧部材240との間で伝達するので、トリミング加工時にシーソーレバー60とメイン加圧部材200及びサブ加圧部材240との連結部分にかかる負荷を軽減することができ、その連結部分でのガタの発生を抑えることが可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、搬送方向スライダ220,320をメイン加圧部材200,300側に押圧する付勢手段として、圧縮コイルバネ62を備えていたが、他の弾性部材や、互いに反発する1対の磁石を、本発明の付勢手段として備えていてもよい。また、シーソーレバー60,60をトーションバネによって回転付勢して、サブ加圧部材240,340が搬送直交方向Yで前進するように付勢してもよい。
(2)上記実施形態では、搬送方向スライダ220,320をメイン加圧部材200,300側に押圧するための圧縮コイルバネ62,62を備えていたが、これら圧縮コイルバネ62,62を備えていなくてもよい。
(3)上記実施形態では、第2の加工ステージS2に進退するメイン加圧部材200と、第3の加工ステージS3に進退するメイン加圧部材300を、それぞれ専用のサーボモータ29,29にて作動させていたが、共通の1つのサーボモータ29で作動させてもよい。具体的には、上記実施形態において、各メイン加圧部材200,300に動力を伝達するリンク機構25,25の一端に連結したクランク軸23,23同士を連結すればよい。
(4)上記実施形態では、ワーク搬送方向Xで対をなした第2の加工ステージS2と第3の加工ステージS3との間で、メイン加圧部材200,300、サブ加圧部材240,340、シーソーレバー60,60及び搬送方向スライダ220,320を線対称に配置していたが、これら各部品を点対称に配置してもよい。この場合には、第2と第3の加工ステージS2,S3間で各部品(メイン加圧部材200,300、サブ加圧部材240,340、シーソーレバー60,60及び搬送方向スライダ220,320)の共通化を図ることができる。
(5)上記実施形態では、メイン加圧部材200,300とサブ加圧部材240,340とを互いに逆向きに直動させる本発明の「中継部材」としてシーソーレバー60を備えていたが、メイン加圧部材200,300サブ加圧部材240,340とにギヤ連結する歯車を「中継部材」として備えていてもよい。
(6)上記実施形態では、ワークWにおける1対の短辺筒壁Wa,Waのトリミング加工を行った後で、1対の長辺筒壁Wb,Wbのトリミング加工を行っていたが、これとは逆の順番でトリミング加工を行ってもよい。
(7)上記実施形態では、ワークを切断(トリミング加工)するクロス加工装置10を例示したが、クロス加工ツールを押し付けてワークに穿孔加工又は凹み加工を行うクロス加工装置に本発明を適用してもよい。
10 クロス加工装置
60 シーソーレバー(中継部材)
62 圧縮コイルバネ(付勢手段)
120 搬送直交スライダ
120B カッター(前半クロス加工ツール)
201,225,301,325 第1摺接斜面
211,223 カッター(クロス加工ツール)
220,320 搬送方向スライダ
221,241,321,341 第2摺接斜面
240,340 サブ加圧部材
311,323 カッター(クロス加工ツール)
S1 第1の加工ステージ(前半トリミング用の加工ステージ)
S2 第2の加工ステージ(後半トリミング用の加工ステージ)
S3 第3の加工ステージ(後半トリミング用の加工ステージ)
W ワーク
Wa,Wa 短辺筒壁(第1側壁)
Wb,Wb 長辺筒壁(第2側壁)
X ワーク搬送方向
Y 搬送直交方向

Claims (6)

  1. ワーク搬送方向から間欠的に加工ステージに送給されたワークを保持した状態で、その加工ステージの側部に備えたメイン加圧部材が前記ワーク搬送方向と直交する搬送直交方向に直動し、そのメイン加圧部材から動力を受けた搬送方向スライダが前記加工ステージで前記ワーク搬送方向に直動してクロス加工ツールをワークに前記ワーク搬送方向から押し付けてクロス加工を行うクロス加工装置において、
    前記メイン加圧部材に対して前記ワーク搬送方向で横並びに配置されたサブ加圧部材と、
    前記サブ加圧部材が前記メイン加圧部材に対して従動して逆向きに直動するように連結する中継部材と、
    前記メイン加圧部材と前記搬送方向スライダとに設けられて互いに面当接し、それらメイン加圧部材及び搬送方向スライダの直動方向に対して共に傾斜し、前記メイン加圧部材が前記加工ステージ側に前進したときに互いに摺接して前記搬送方向スライダを前記ワーク搬送方向の一方側に直動させることで前記クロス加工ツールをワークに押し付ける1対の第1摺接斜面と、
    前記サブ加圧部材と前記搬送方向スライダとに設けられて互いに面当接し、それらサブ加圧部材及び搬送方向スライダの直動方向に対して共に傾斜し、前記サブ加圧部材が前記加工ステージ側に前進したときに互いに摺接して前記搬送方向スライダを前記ワーク搬送方向の他方側に直動させることで前記クロス加工ツールをワークから退避させる1対の第2摺接斜面とを備えたことを特徴とするクロス加工装置。
  2. 前記メイン加圧部材及び前記サブ加圧部材を側部に備えた前記加工ステージを、前記ワーク搬送方向に対にして設け、
    それら1対の加工ステージの間で、前記メイン加圧部材を前進させた際の前記搬送方向スライダの直動方向が逆向きになって、一方の前記加工ステージで前記メイン加圧部材を前進させたときに、ワークに対して前記ワーク搬送方向の一方側からクロス加工を行う一方、他方の前記加工ステージで前記メイン加圧部材を前進させたときに、ワークに対して前記ワーク搬送方向の他方側からクロス加工を行うように構成したことを特徴とする請求項1に記載のクロス加工装置。
  3. 前記1対の加工ステージの間で、前記メイン加圧部材、前記サブ加圧部材、前記中継部材及び前記搬送方向スライダを、線対称又は点対称に配置したことを特徴とする請求項2に記載のクロス加工装置。
  4. 前記ワークは、一端有底、他端開放の角筒構造をなし、
    前記メイン加圧部材及び前記サブ加圧部材を側部に備えた前記1対の加工ステージとしての後半トリミング用の加工ステージに対する前記ワーク搬送方向の上流側に、前記ワークのうち前記搬送直交方向で対向する1対の第1側壁の開口縁を前半クロス加工ツールにて直線状に切断する前半トリミング用の加工ステージを設けて、前記後半トリミング用の加工ステージで、前記ワークのうち前記ワーク搬送方向で対向する1対の第2側壁の開口縁を直線状に切断するように構成し、
    前記前半トリミング用の加工ステージの側部には、前記搬送直交方向に直動する前半メイン加圧部材を設けると共に、前記前半トリミング用の加工ステージに、前記前半メイン加圧部材から動力を受けて前記搬送直交方向に直動し、その搬送直交方向で前記前半クロス加工ツールを前記ワークに押し付けるための搬送直交スライダを設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載のクロス加工装置。
  5. 前記搬送方向スライダを前記メイン加圧部材側に付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1に記載のクロス加工装置。
  6. 前記第1摺接斜面及び前記第2摺接斜面の前記搬送直交方向に対する傾斜角を45度未満とし、
    前記1対の第2摺接斜面同士の摺接により、前記搬送方向スライダが前記ワーク搬送方向の他方側に直動したときにワークに押し付けられてクロス加工を行うサブクロス加工ツールを設けたことを特徴とする請求項1又は5に記載のクロス加工装置。
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