JP4257379B1 - フィーダー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィーダー機構部を取り外すことなく、その往復揺動半径を任意値に容易に変更調節することができるばかりか、往復直線移動させることもできて、鋼板の板幅や板厚に幅広く対応し得る汎用性の高いフィーダー装置を提供する。
【解決手段】コイル状に巻回形成されてアンコイラーに装着された長尺な鋼板Pを、フィーダー機構部104で繰り出しながら打ち抜きプレス機に向けて供給するフィーダー装置2Cであって、フィーダー機構部104とこれを載置する機台102との間に、当該フィーダー機構部104を鋼板Pの幅方向に直線平行移動可能に支持する直線平行移動機構126と、鋼板Pの幅方向中心位置をプレス機の打ち抜き加工位置において揺動させるように当該フィーダー機構部104を回動可能に支持する回動機構128とを介在させ、フィーダー機構部に任意値の直線平行移動変位と回動変位とを与えて複合させて作動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイル状に巻回形成されてアンコイラーに装着された長尺な帯状の鋼板を、打ち抜きプレス切断機に向けて所定長ずつ間欠的にジグザグ供給するフィーダー装置に関するものである。
従来から、熱間圧延や冷間圧延等にて製造された鋼板から円形状や多角形状のワークを打ち抜きプレス機で打ち抜き形成することが行われているが、上記鋼板には長尺な帯状のものを巻回形成したコイル材が用いられるのが一般的である。このコイル材はアンコイラーに装着されて繰り出され、フィーダー装置によって所定長ずつ間欠的に打ち抜きプレス機に向けて供給される様になっている。また、フィーダー装置にはアンコイラーから繰り出される鋼板の巻き癖を矯正するレベラー機能も備え付けられていて、打ち抜きプレス機には平坦な鋼板材として供給される様になっている。
ここで、帯状の鋼板からワークを打ち抜き形成するにあたっては、その板取効率を高めて廃材量を減少させることによって経済性の向上を可及的に図るのが望ましい。そのためには、鋼板の長手方向に沿わせてワークを複数列で打ち抜き形成するのが良い。これ故、長尺な帯状の鋼板を打ち抜きプレス機に向けて供給するに際して、当該鋼板を逐次にその幅方向にも平行移動させてジグザクに供給するようにした所謂ジグザク送り装置と称されるフィーダー装置が知られている。
即ち、当該ジグザク送り装置は、アンコイラーとフィーダー装置とを共通の基盤上に設置し、これらを基盤ごと一体的に鋼板の幅方向に逐次に直線的に往復平行移動させつつ、鋼板を所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けてジクザグに供給することで、単一の型枠で複数列の打ち抜きを行えるようにしたものである。
なお、アンコイラーとフィーダー装置との間には、ループガイドが配置されている。このループガイドは、上に凹の円弧状に湾曲したプレート部材でなり、アンコイラーからフィーダー装置へと向かう鋼板をループ状に蓄えるバッファーとして機能する以外に、コイル材の装填時にアンコイラーからフィーダー装置へ送出される鋼板の先端の移動下限位置を規定しつつ、当該鋼板の先端をフィーダー装置の方へ案内するガイド部材としても機能する。
すなわち、アンコイラーから前方斜め下方へ送り出された鋼板は、ループガイドの凹状の上面に対面し、このループガイド上を前方へ進む間に、凹状の懸垂ループ(コイルアキューム)を形成しながらフィーダー装置内に入っていくようになっている。
ところで、上記のようにアンコイラーとフィーダー装置とを共通の基盤上に載置して、それらを一体的に往復平行移動させるようにしたジグザグ送り装置であると、装置全体が大型化してその設置スペースを大きく占有してしまうばかりか、その重量も嵩んでしまう。このため、その往復駆動用のモータには大型のものを採用する必要が生じるだけでなく、その往復作動の高速運転化にも限界があって、結果として生産効率の向上を図るのが困難であった。
そこで、図10の側面図と図11の平面図とに示すジクザグ送り装置のように、アンコイラー1を固定設置式としてフィーダー装置2Aのみを鋼板Pの幅方向に往復直線移動させる可動式にしたものも提供されている。図示するように、このジクザグ送り装置は基盤4上にアンコイラー1を固定設置する一方、フィーダー装置2Aは基盤4上に敷設したレール42上に台車44を介して載置してある。上記レール42は鋼板Pの長手方向に直交して幅方向に延設されており、台車44は送りねじ機構46を介して電動モータ48によって鋼板Pの幅方向に直線的に往復平行移動されるようになっている。即ち、上記アンコイラー1は、これに装着するコイル状の鋼板Pの幅方向の中心線が打ち抜きプレス機3の加工中心を通る直線に平面上で一致するように固定設置される一方、フィーダー装置2Aは台車44上に載置されて、台車44の往復平行移動ストロークの中点位置で鋼板P幅方向の中心線が上記打ち抜きプレス機械3の加工センターを通る直線に平面上で一致するように設置されている。
従って、当該従来例のジグザグ送り装置にあっては、アンコイラー1を固定設置式としてフィーダー装置2Aのみを鋼板Pの幅方向に往復直線移動させる可動式に構成したので、往復直線平行移動される可動部の重量が軽くなって高速運転化を図れるようになるとともに、設置スペースの縮小化も図れる。なお、当該従来例では、図11に示してあるように、鋼板Pを幅方向の両側に平行直線移動させて、ワークWを3列で打ち抜き形成する場合を示してある。また、フィーダー装置2Aを平行移動させると、当該フィーダー装置2A部位にある鋼板Pとアンコイラー1部位にある鋼板Pとには、幅方向の変位差が生じるが、この変位差はアンコイラー1とフィーダー装置2Aとの間のループガイド(図示せず)上で凹状に形成されている鋼板Pの懸垂ループ部5に、ねじれやよじれ等の弾性変形を生じさせることで吸収されるようになっている。
なお、上記のようなジグザク送り装置の特許文献としては、例えば特開平10−118730号公報等がある。
また、図12の側面図と図13の平面図とに示すように、アンコイラー1を固定設置式とする一方、フィーダー装置2Bのフィーダー機構部50を往復揺動させることで打ち抜きプレス機3に対して鋼板Pをジクザグに供給するように構成したジグザク送り装置も従来より提供されている。なお、図13の平面図ではフィーダー機構部を取り外した状態で示してある。図12と図13とに示すように、このジグザク送り装置にあっては、アンコイラー1とフィーダー装置2Bとは基盤4上に固定設置されている。そして、当該フィーダー装置2Bはそのフィーダー機構部50が、機台52上に揺動機構54を介して載置されている。
即ち、上記フィーダー機構部50はベースプレート56上に固定設置されており、このベースプレート56と機台52との間に揺動機構54が介設されていて、当該揺動機構54によってフィーダー機構部50が揺動されるようになっている。この揺動機構54は、上記ベースプレート56を鋼板Pの幅方向に揺動自在に支持する支持機構58と、このベースプレート56を鋼板Pの幅方向に往復移動させる駆動手段60とからなっている。支持機構58は鋼板Pの送り方向の前後に位置されて機台52上に固定配設された一対のガイドレール62と、その各ガイドレール62に沿って滑動するスライダー64とを有している。
一対のガイドレール62は共に円弧状に湾曲しており、その円弧中心は同一点とされ、アンコイラー1とフィーダー装置2Bとの間のループガイド(図示せず)上で凹状に形成されている鋼板Pの懸垂ループ部5に位置されている。スライダー64は各ガイドレール62毎に2つずつ設けられており、それぞれがベースプレート56下面の鋼板P幅方向の両側に取り付けられて、ベースプレート56を介してフィーダー機構部50を鋼板Pの幅方向に揺動自在に支持している。
また、駆動手段60には送りねじ機構が用いられている。即ち、機台52の前部にはベースプレート56よりも前方に突出する支持台66が固定され、この支持台66上に、鋼板Pの幅方向に沿って延びる送りねじ68がその両端部を軸受け70に支持されて回転自在に設けられている。この送りねじ68に螺合されている雌ねじ部材72の上面には、後方に延びるステー74が固定されている。当該ステー74の延出端は、送りねじ68と平行に設けられたリニアガイドレール76上を滑動するスライダー78に固定されており、雌ねじ部材72は送りねじ68の軸周りの回転が規制されている。即ち、送りねじ68が回転されると、その回転量に応じて雌ねじ部材72が送りねじ68上を直線移動するようになっている。
そして、上記ステー74の中間部にはカムフォロワー80が上方に突出して取り付けられおり、このカムフォロワー80にはベースプレート56の前端中央部から一体的に延びる平面視コ字状の係合片82の溝部84が係合している。つまり、送りねじ機構の雌ねじ部材72が鋼板Pの幅方向に直線的に変位すると、その変位がカムフォロワー80を介してベースプレート56前端部の係合片82に伝えられて当該ベースプレート56と共にフィーダー機構部50が支持機構58の円弧状のガイドレール62に沿って揺動するようになっている。また、この揺動に伴って鋼板Pの送り方向に角度変位が生じるが、当該角度変位はループガイド上に形成されている鋼板Pの凹状の懸垂ループ部5にねじれやよじれ等の弾性変形が生じることで吸収される。
また、打ち抜きプレス機3での加工後の廃材、即ち使用されなかった部分の鋼板Pは、プレス加工の1ショット毎にスケルトンとなって排出されるが、当該スケルトンの処理は、打ち抜きプレス機3の金型の後方端に組み込まれたチョッパーの切断刃で逐次に小片に裁断して回収すようにしている。ここで、当該スケルトンの処理は平行移動型と揺動移動型との両ジクザグ装置に共通している。
特開平10−118730号公報
ところで、フィーダー装置2Aを鋼板Pの幅方向に直線的に往復平行移動させるようにした、図10と図11とに示してある従来のジクザグ送り装置では、打ち抜きプレス機3の加工センター位置にて要求される鋼板Pの変位幅に等しくフィーダー装置2Aを往復平行移動させる必要があるので、アンコイラー1から繰り出される部位における鋼板Pの中心線と、フィーダー装置2Aから打ち抜きプレス機3へと送り出される部位における鋼板Pの中心線とには、鋼板Pの幅方向に向けて平行な変位が生じることになる。
一方、フィーダー装置2Bを鋼板Pの幅方向に円弧状に往復揺動移動させるようにした、図12と図13とに示してある従来のジグザグ送り装置では、アンコイラー1から繰り出される部位における鋼板Pの中心線と、フィーダー機構部50から打ち抜きプレス機3へと送り出される部位における鋼板Pの中心線とには、鋼板Pの幅方向に向けて角度変位が生じることになる。
即ち、フィーダー機構部50を往復揺動移動させるジグザグ送り装置では、フィーダー機構部50の揺動幅よりも、打ち抜きプレス機3の加工センター位置に供給された鋼板Pの揺動幅の方が拡大されて大きくなるので、打ち抜きプレス機3の加工センター位置にて要求される鋼板Pの変位幅に対し、フィーダー機構部50自体の揺動幅は小さくて済む。これ故、フィーダー機構部50を往復揺動移動させるジグザグ送り装置の方が、フィーダー装置2Aを直線的に往復平行移動させるジグザグ送り装置よりも、その往復移動量を小さくできるので、高速運転化を図る上で有利になる。
また、平行移動型と揺動移動型との両ジクザグ装置は、ともにそれぞれの鋼板Pに生じる平行変位あるいは角度変位を、アンコイラー1とフィーダー装置2A,2Bとの間に形成した鋼板Pの凹状の懸垂ループ部5にて、当該鋼板Pにねじれやよじれ等の弾性変形を生じさせることで吸収しているが、平行変位の方が角度変位よりも弾性変形による吸収性に劣る。つまり、フィーダー装置2Aを直線的に往復平行移動させるジクザグ装置の方が、使用し得る鋼板の幅寸法や板厚寸法の制限が厳しくなるので、フィーダー機構部50を往復揺動させるジグザグ送り装置の方が使用し得る鋼板Pに対する対応度が広いという点でも有利になる。
しかしながら、上記従来の揺動型のジクザグ装置では、平行移動型のジクザグ装置に比して、高速運転化と使用し得る鋼板Pに対する対応度との面で利点があるものの、その使用可能な鋼板Pの厚み寸法や幅寸法の範囲には、設定された揺動半径(設置されたガイドレール62の円弧径)に応じた限界があった。従って、その使用範囲を超えた鋼板Pに対応させるためには、揺動半径を決定するガイドレール62に、その円弧径が大小異なる複数種のものを用意しておいて、当該ガイドレール62を適宜に交換する必要があった。しかるに、当該交換作業を行うためには、フィーダー機構部50を脱着しなければならないので、その交換作業は甚だ面倒なものであった。
本発明は、上記のような事情に鑑みて創案されたものであり、その目的は、フィーダー機構部を往復直線移動させることができるだけでなく、当該往復直線移動に回動移動を複合させることで擬似的な往復揺動作動をさせることができて、鋼板の板幅や板厚に幅広く対応し得る汎用性の高いフィーダー装置を提供することにある。また、他の目的として、フィーダー機構部を取り外すことなく、その往復揺動半径を任意値に容易に変更調節することができるフィーダー装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に係るフィーダー装置は、
コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板をアンコイラーに装着し、該アンコイラーから繰り出される鋼板をフィーダー機構部で所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けて間欠供給するフィーダー装置であって、
該フィーダー機構部と該フィーダー機構部を載置する機台との間に、該フィーダー機構部を鋼板の幅方向に往復直線平行移動させる直線平行移動機構と、該打ち抜きプレス機の加工センターに供給する該鋼板を幅方向に揺動させるように該フィーダー機構部を回動可能に支持する回動機構とが介在されており、
該直線平行移動機構は該機台上に設けられ、該回動機構は該直線平行移動機構上に設けられて、該回動機構に該フィーダ機構が取り付けられており、
前記直線平行移動機構が、前記機台上に前記鋼板の幅方向に沿って直線的に延設されたガイドレールと、該ガイドレール上を移動するスライダーと、該スライダーに取り付けられた支持板と、該支持板を往復直線平行駆動する駆動手段とからなり、
前記回動機構が、該支持板上に支軸を介して回動自在に設けられた回動板と、該回動板を回転駆動する駆動手段とからなり、
該回動板に前記フィーダー機構部が取り付けられ、
前記直線平行移動機構のガイドレールが前記機台の前部側と後部側とに一対で配設され、前記支持板は該各ガイドレール上を移動するスライダー間に掛け渡されて設けられ、
前記回動機構の駆動手段が、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、
前記直線平行移動機構の駆動手段が、前記回動機構の駆動手段と共通化されていて、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、該回動板と前記支軸とを介して前記支持板が平行移動される、
ことを特徴とする。
本発明の請求項に係るフィーダー装置は、
コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板をアンコイラーに装着し、該アンコイラーから繰り出される鋼板をフィーダー機構部で所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けて間欠供給するフィーダー装置であって、
該フィーダー機構部と該フィーダー機構部を載置する機台との間に、該フィーダー機構部を鋼板の幅方向に往復直線平行移動させる直線平行移動機構と、該打ち抜きプレス機の加工センターに供給する該鋼板を幅方向に揺動させるように該フィーダー機構部を回動可能に支持する回動機構とが介在されており、
該直線平行移動機構は該機台上に設けられ、該回動機構は該直線平行移動機構上に設けられて、該回動機構に該フィーダ機構が取り付けられており、
前記直線平行移動機構が、前記機台上に前記鋼板の幅方向に沿って直線的に延設されたガイドレールと、該ガイドレール上を移動するスライダーと、該スライダーに取り付けられた支持板と、該支持板を往復直線平行駆動する駆動手段とからなり、
前記回動機構が、該支持板上に支軸を介して回動自在に設けられた回動板と、該回動板を回転駆動する駆動手段とからなり、
該回動板に前記フィーダー機構部が取り付けられ、
前記直線平行移動機構のガイドレールが前記機台の前部側と後部側とに一対で配設され、前記支持板は該各ガイドレール上を移動するスライダー間に掛け渡されて設けられ、
前記回動機構の駆動手段が、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、
前記変位伝達手段が、前記送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板とのいずれか一方支持されて設けられたカムフォロワーと、該雌ねじ部材と該回動板とのいずれか他方に設けられて該カムフォロワーが係合する係合凹部とからなる、ことを特徴とする。
本発明の請求項3に係るフィーダー装置は、
コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板をアンコイラーに装着し、該アンコイラーから繰り出される鋼板をフィーダー機構部で所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けて間欠供給するフィーダー装置であって、
該フィーダー機構部と該フィーダー機構部を載置する機台との間に、該フィーダー機構部を鋼板の幅方向に往復直線平行移動させる直線平行移動機構と、該打ち抜きプレス機の加工センターに供給する該鋼板を幅方向に揺動させるように該フィーダー機構部を回動可能に支持する回動機構とが介在されており、
該直線平行移動機構は該機台上に設けられ、該回動機構は該直線平行移動機構上に設けられて、該回動機構に該フィーダ機構が取り付けられており、
前記直線平行移動機構が、前記機台上に前記鋼板の幅方向に沿って直線的に延設されたガイドレールと、該ガイドレール上を移動するスライダーと、該スライダーに取り付けられた支持板と、該支持板を往復直線平行駆動する駆動手段とからなり、
前記回動機構が、該支持板上に支軸を介して回動自在に設けられた回動板と、該回動板を回転駆動する駆動手段とからなり、
該回動板に前記フィーダー機構部が取り付けられ、
前記直線平行移動機構のガイドレールが前記機台の前部側と後部側とに一対で配設され、前記支持板は該各ガイドレール上を移動するスライダー間に掛け渡されて設けられ、
前記回動機構の駆動手段が、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、
前記直線平行移動機構の駆動手段が、前記回動機構の駆動手段と共通化されていて、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、該回動板と前記支軸とを介して前記支持板が平行移動され、
前記変位伝達手段が、前記送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板とのいずれか一方に支持されて設けられたカムフォロワーと、該雌ねじ部材と該回動板とのいずれか他方に設けられて該カムフォロワーが係合する係合凹部とからなる、
ことを特徴とする。
本発明の請求項に係るフィーダー装置は、
コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板をアンコイラーに装着し、該アンコイラーから繰り出される鋼板をフィーダー機構部で所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けて間欠供給するフィーダー装置であって、
該フィーダー機構部と該フィーダー機構部を載置する機台との間に、該フィーダー機構部を鋼板の幅方向に往復直線平行移動させる直線平行移動機構と、該打ち抜きプレス機の加工センターに供給する該鋼板を幅方向に揺動させるように該フィーダー機構部を回動可能に支持する回動機構とが介在されており、
該直線平行移動機構は該機台上に設けられ、該回動機構は該直線平行移動機構上に設けられて、該回動機構に該フィーダ機構が取り付けられており、
前記直線平行移動機構が、前記機台上に前記鋼板の幅方向に沿って直線的に延設されたガイドレールと、該ガイドレール上を移動するスライダーと、該スライダーに取り付けられた支持板と、該支持板を往復直線平行駆動する駆動手段とからなり、
前記回動機構が、該支持板上に支軸を介して回動自在に設けられた回動板と、該回動板を回転駆動する駆動手段とからなり、
該回動板に前記フィーダー機構部が取り付けられ、
前記直線平行移動機構のガイドレールが前記機台の前部側と後部側とに一対で配設され、前記支持板は該各ガイドレール上を移動するスライダー間に掛け渡されて設けられ、
前記直線移動機構のガイドレールが前記機台上の前部と中間部とに一対で配設され、
前記支持板は該前部のガイドレール上を移動するスライダーと該中間部のガイドレール上を移動するスライダーとの間に掛け渡されて設けられ、
該支持板に支軸を介して回動自在に設けられた前記回動板は、その後端部が支持板よりも後方に延びており、
前記直線平行移動機構の駆動手段と回動機構の駆動手段とが、
該機台の前部と中間部とに一対で配設されたガイドレールと平行にそれらの間の機台上に設けられた前部側送りねじ機構と、
該前部と中間部との各ガイドレールと平行に配されて機台上の後部に設けられたガイドレールと、
該後部のガイドレールの側方に平行に配設された後部側送りねじ機構と、
該後部側送りねじの雌ねじ部材と該後部ガイドレールのスライダーとに掛け渡されて取り付けられた平行移動板と、
該平行移動板と該回動板とのいずれか一方に固定されたカムフォロワーと、
該平行移動板と該回動板とのいずれか他方に設けられて該カムフォロワーが係合される係合凹部とからなり、
該前部側送りねじ機構の雌ねじ部材に該支持板が固定されている、ことを特徴とする。
本発明の請求項8に係るフィーダー装置は、請求項3において、
前記支持板の中央部に前記支軸が回動自在に設けられ、
該支軸の下端には、該支軸を回転駆動させる駆動モータが該支持板に支持されて設けられ、
該支軸の上端には、回動板が固設されている、ことを特徴とする。
本発明のフィーダー装置によれば、フィーダー機構部を直線平行移動機構により往復直線移動動作させることができるばかりか、当該往復直線移動動作に回動機構による回動動作を複合させて擬似的な揺動作動を行わせることができ、もって鋼板の幅寸法や板厚寸法に幅広く対応しつつ、長尺な帯状の鋼板を打ち抜きプレス機に向けてジクザグに供給することができる。
また、直線平行移動機構と回動機構との駆動手段に送りネジ機構を用いて機台上に設けることで、フィーダー機構部を取り外すことなく、その往復揺動半径や揺動幅を所望の任意値に容易に変更調節することができる。
以下に、本発明に係るフィーダー装置の実施の形態例について、添付図面を参照して説明する。
===第1実施形態===
図1は本発明に係るフィーダー装置2Cの第1実施形態を示す側面図である。同図におけるフィーダー装置2Cは、図示していないが前述した従来例と同様に、コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板を装着したアンコイラーと打ち抜きプレス機との間に介在されて設置される。そして、アンコイラーから送り出された鋼板は凹状の懸垂ループを形成しながらフィーダー装置2C内に挿通されて打ち抜きプレス機に向けて所定長ずつ間欠的に送り出されるようになっている(図14と図15とを参照)。
図1に示すように、このフィーダー装置2Cは、機台102とフィーダー機構部104とを有している。フィーダー機構部104はハウジング106内に設けられた上下一対のフィードローラ110と、同じくハウジング106内に設けられた上下一対の矯正ロール群112とを備えている。矯正ロール群112は上側矯正ロール群112a及び下側矯正ロール群112bとからなり、それぞれ、前後方向に所定の配置ピッチで並ぶ複数本の水平ロール113を有して構成されている。上側矯正ロール群112aは下側矯正ロール群112bに対して前後方向に前記配置ピッチの半分だけずらされて配置されている。また、下側矯正ロール群112bは、昇降不能にハウジング106に固定されているが、上側矯正ロール群112aは、油圧シリンダー等のアクチュエータ114により昇降可能に設けられている。よって、下側の矯正ロール群112bとのロール間隙を所定開度に設定した状態で、このロール間隙に鋼板Pを通過させることにより、鋼板Pには繰り返し曲げ変形が付与されて、鋼板Pの巻き癖等が矯正されるようになっている。そして、略平坦形状に矯正された鋼板Pは、前方の前記打ち抜きプレス機(不図示)へと送り出される。
フィードローラ110の上下一対のフィードローラー110a,110bは、上記矯正ロール群112の後方位置に配設されており、上側フィードローラー112aと下側フィードローラー112bとで鋼板Pを挟みつつ駆動回転することにより、フィーダー装置2C内の鋼板Pは前方へ送出される。下側フィードローラ110bは駆動側となっており、その軸端に設けられた従動プーリー116と駆動モータ118の駆動プーリー120とに巻回されたベルト122を介して駆動されるようになっている。また、上側フィードローラ110aは油圧シリンダー等のアクチュエータ124により昇降可能に設けられており、当該上側フィードローラ110aが下方に加圧されて下側フィードローラ110bとの間に鋼板Pを挟み込むようになっている。また、フィードローラ110の後方と矯正ロール群112の前方とには、それぞれハウジング106に立設されて鋼板Pの幅方向へのズレを規制するガイドローラ126,126が取り付けられている。
そして、上述の様に構成されてレベラー機能(矯正機能)も有しているフィーダー機構部104は、機台102上に直線平行移動機構126と回動機構128とを介して載置されている。直線平行移動機構126は当該フィーダー機構部104を鋼板Pの幅方向に直線平行移動可能に支持するものであり、また回動機構128は打ち抜きプレス機の加工センターに供給する鋼板Pを幅方向に揺動させるものである。また、直線平行移動機構126と回動機構128とは、それぞれ支持手段と駆動手段とを備えている。ここで、当該第1実施形態では、直線平行移動機構126と回動機構128とは、その駆動手段が共通のものとなっている。
先ず、直線平行移動機構126の支持手段130から説明する。図2は図1中の直線平行移動機構126の支持手段130部分を抜き出して示したものであり、(a)は側面図、(b)は同図(a)中のIIb−IIb線矢視断面図である。図1と図2とに示すように、この第1実施形態にあっては、直線平行移動機構126の支持手段130は機台102の天板103上に、鋼板Pの送り出し方向の略中央部に位置されて鋼板Pの送り出し方向の前後に一対で配設された第1リニアガイド132a,132b、及びこれら両第1リニアガイド132a,132bの各ガイドレール136a,136b上を滑動するスライダー138a,138b間に掛け渡されて当該スライダー138a,138bに両端が固定された支持板140とからなる。
前後の第1リニアガイド132a,132bは鋼板Pの幅方向に沿って一直線上に延びて機台102の天板103上に平行に取り付けられており、その各ガイドレール136a,136bには各々にスライダー138a,138bが2つずつ滑動自在に設けられている。これらのスライダー138a,138bは支持板140下面の4隅に取り付けられていて、これにより支持板140が鋼板Pの幅方向に往復直線移動可能に支持されている。
そして、当該支持板140の中央部に回動機構128の支持手段142が設けられている。図3は図1中の回動機構128の支持手段142を抜き出して示したものであり、(a)は側面図、(b)は(a)中のIIIb−IIIb線矢視断面図である。図1と図3とに示すように、当該回動機構128の支持手段142は、直線平行移動機構126の支持板140の中央部に固定されて上方に突出する支軸144と、当該支軸144を中心に回転自在に設けられた回動板146とからなる。この回動板146と支軸144との間にはラジアルベアリング148が介在されるとともに、回動板146と支持板140との間にはスラストベアリング150が介在されており、回動板146は支持板140上で円滑に回転し得るようになっている。
次に、支持板140と回動板146とを作動させる、それらに共通化された駆動手段152a,152bについて説明する。図4は図1中の駆動手段152a,152b部分を抜き出して示したものであり、(a)は側面図、(b)は同図(a)の下面図である。図1及び図4に示すように、駆動手段152a,152bは直線平行移動機構126の支持手段130をなす前後一対の第1リニアガイド132a,132bの外側に平行に位置されて、機台102上の前部側と後部側とに同じく一対で配設された送りねじ機構154a,154bを備える。この送りねじ機構154a,154bは機台102の天板103上に固定された軸受け部材158a,158bに回転自在に支持された送りねじ160a,160bと、この送りねじ160a,160bのねじ部161a,161bに螺合された雌ねじ部材162a,162bとを有する。
送りねじ160a,160bは一端が機台102の側方に突出し、その基端側の軸端に従動プーリー164a,164bが固設されている。この従動プーリー164a,164bの下方には、機台102に取り付けられた駆動モータ166a,166bの回転駆動軸に固設された駆動プーリー168a,168bが位置しており、この駆動プーリー168a,168bと従動プーリー164a,164bとの間にはタイミングベルト169a,169bが巻回されている。また、上記軸受け部材158a,158bは従動プーリー164a,164bに近接して天板103の幅方向一側部に配置されており、送りねじ160a,160bの他端は天板103の幅方向中央部を超えて他側部に向けて所定長延びている。
また、上記送りねじ機構154a,154bの送りねじ160a,160bに螺合する雌ねじ部材162a,162bと前記回動板146との間に介在されて、雌ねじ部材162a,162bの変位を当該回動板146に伝達する変位伝達手段170a,170bが設けられている。この変位伝達手段170a,170bは、送りねじ機構154a,154bの送りねじ160a,160bに螺合する雌ねじ部材162a,162bと、回動板146とのいずれか一方に支持されて設けられたカムフォロワー、及び雌ねじ部材162a,162bと回動板146とのいずれか他方に設けられて当該カムフォロワーが係合する係合凹部とからなる。
即ち、当該変位伝達手段170a,170bについてより具体的に説明すると、上記雌ねじ部材162a,162bには矩形状の平行移動板171a,171bが一体的に取り付けられており、この平行移動板171a,171bは送りねじ160a,160bに直交して外側に向けてそれぞれ前方及び後方に延びている。そして、各平行移動板171a,171bの延出端の下方には、機台102の天板103に取り付けられて第2リニアガイド172a,172bが設けられている。この第2リニアガイド172a,172bのガイドレール137a,137bは送りねじ160a,160bと平行に配されて、天板103の幅方向の中央部に所定長さに亘って設けられており、上記平行移動板171a,171bの延出端はガイドレール137a,137b上を滑動するスライダー139a,139bに一体的に取り付けられている。従って、雌ねじ部材162a,162bは平行移動板171a,171bと第2リニアガイド172,172とによって送りねじ160a,160bとの供回りが規制されており、送りねじ160a,160bが回転されると、雌ねじ部材162a,162bと平行移動板171a,171bとスライダー139a,139bとが一体的に送りねじ160a,160bの軸方向に沿って平行移動するようになっている。
そして、各平行移動板171a,171bには、その上面に突出して、カムフォロワー174a,174bが取り付けられている。即ち、カムフォロワー174a,174bは平行移動板171a,171bを介してスライダー139a,139bに支持されている。一方、回動板146下面の前部及び後部のそれぞれの部位には、図3に示すように、当該カムフォロワー174a,174bが係合する係合凹部としての溝部178a,178bが形成されている係合板176a,176bが、その溝部178a,178bを幅方向の中央に位置されて取り付けられることによって駆動手段152a,152bが構成されている(図1、図2、図3、図4参照)。
即ち、前部と後部とに設けられた送りねじ機構154a,154bの平行移動板171a,171bを送りねじ160a,160bの軸方向に沿って移動させると、その変位はカムフォロワー174a,174bと係合板176a,176bとを介して回動板146の前部側と後部側とに伝えられるようになっている。なお、上記カムフォロワー174a,174bと溝部178a,178b等の係合凹部との配置上の取り合い関係は、上下逆にして、平行移動板171a,171b側に溝部178a,178b等の係合凹部を形成する一方、回動板146側にカムフォロワーを設けるようにしても良い。
そして、上記のように構成される駆動手段152a,152bによって、前部と後部との平行移動板171a,171bをそれぞれ同一方向に等しい変位で移動させると、回動板146の前部側と後部側とにも同一方向に等しい変位が伝えられるので、回動板146は鋼板Pの幅方向に直線的に平行移動する。また、その平行移動変位は当該回動板146を回転自在に支持する支軸144を介して当該支軸144が固定されている支持板140にも伝えられて、回動板146と支持板140とは相対変位を生じることなく一体となって直線的に平行移動する。つまり、前後の平行移動板171a,171bを同一方向に所定の等しい変位で移動させるように駆動モータ166a,166bを正逆回転させれば、回動板146上に固定載置されているフィーダー機構部104は鋼板Pの幅方向に直線的に往復平行移動されることになる。
図5(a),(b)は回動板146の揺動状態を概略的に説明する平面図である。この図5(a)及び(b)に示すように、前部側の平行移動板171aの変位x1を大きくする一方、後部側の平行移動板170bの変位x2を小さくして、それぞれ同一方向に移動させると、回動板146は前部側が大きく変位して後部側は小さく変位することになる。このとき、回動板146を回動自在に支持する支軸144は、前部側の平行移動板171aに係合しているカムフォロワー174aの移動点と後部側の平行移動板171bに係合しているカムフォロワー174bの移動点との中間点に移動することになる。そして、当該支軸144の移動により、この支軸144が固定されている支持板140(図示省略)は鋼板Pの幅方向に直線的に平行移動する。そして、当該支持板140の平行移動と同時に、回動板146はその前部側と後部側との変位差x1−x2に応じた分だけ支軸144を中心に回転して首振り作動し、支持板140に対して相対角度変位を生じる。
つまり、回動板146は直線的な平行移動動作と支軸144廻りの首振り動作とが複合された挙動をするが、その前部側と後部側とがそれぞれ所定位置まで変位して移動した後の停止状態にあっては、結果的にアンコイラー側の所定点を揺動中心Oとして揺動作動させた場合と同じになり、擬似的ではあるが揺動作動されると見なし得る。そしてこの揺動作動に際しては、回動板146の前部側と後部側との直線移動変位の変位差x1,x2を大きく設定すればするほど、回動板146の首振り角度は大きくなって、その揺動中心Oと見なし得る点はフィーダー機構部104側により近接することになる(図5(a)参照)。また、回動板146の前部側と後部側との直線移動変位x1,x2の変位差x1−x2を小さく設定すればするほど、回動板146の首振り角度は小さくなって、その揺動中心Oと見なし得る点はフィーダー機構部104から離間することになる(図5(b)参照)。
従って、図1に示してあるように、一対の送りねじ機構154a,154bのそれぞれの駆動モータ166a,166bの回転を個別に制御することで、フィーダー機構部104の揺動幅や揺動角度を、及び往復直線移動の振れ幅を、所望する任意値に設定して鋼板Pを打ち抜きブレス機の加工センターに向けてジグザグに供給することができる。また、当該ジグザグ供給する際に必要となる、アンコイラー側における鋼板Pの凹状の懸垂ループ部での弾性変形を、使用する鋼板Pの板厚や板幅等に応じて適切に生じさせつつ円滑にジグザク供給することができ、加工対象である鋼板Pの板厚寸法や板幅寸法等に幅広く対応できるようになる。
図6は上述した第1実施形態の変形例を示す側面図である。この変形例のフィーダー装置2C’では駆動手段152の前部側の送りねじ160aと、後部側の送りねじ160bとを駆動する駆動モータを共有させて、1つの駆動モータ166で双方の送りねじ160a,160bをタイミングベルト169を介して回転駆動させるように構成している点が異なり、その他の構成は全く同じである。
この変形例のフィーダー装置2C’のように構成した場合には、フィーダー機構部104を平行に往復直線移動させる設定とする際には、駆動手段152a,152bの双方の送りねじ160a,160bのねじピッチと、各送りねじ160a,160bに固設する従動プーリー164a,164bの径とを各々等しく設定すれば良い。また、往復揺動移動させる設定とする際には、前部側の従動プーリー164aの径を小さくする一方、後部側の従動プーリー164aの径を大きくして、回動板146の前部側の変位値と後部側の変位値とが所望値になるように、両従動プーリー164a,164bの径(プーリー比)を設定すれば良い。即ち、従動プーリー164a,164bの選定変更によって鋼板Pの板厚や板幅等に幅広く対応できる。また、送りねじ160a,160bを交換してそのねじピッチを相違させるようにすることでも同様に、設定変更を容易に行い得る。
なお、上述した第1実施形態およびその変形例では、直線平行移動機構126の支持手段130としての第1リニアガイド132a,132bと、直線平行移動機構126及び回動機構128の駆動手段152としての第2リニアガイド172a,172bとを並設しているが、当該駆動手段152の第2リニアガイド172a,172bは設けずに、直線平行移動機構126の支持手段130としての第1リニアガイド132a,132bを兼用させるようにしても良い。即ち、この場合には、特に図示はしないが、直線平行移動機構126の支持手段130における第1リニアガイド132a,132bの各ガイドレール136a,136bに3つめのスライダーを中間部に増設し、この各スライダーと駆動手段152の送りねじ機構154の雌ねじ部材162a,162bとにそれぞれ掛け渡して平行移動板171a,171bを配設し、この平行移動板171a,171bに取り付けたカムフォロワーカムフォロワー174a,174bを回動板146の下面に設けた係合板176a,176bの溝部178a,178bに係合させる構成とする(図2参照)。このような構造にすれば、リニアガイドの設置数を減らして製造コストの低減化が図れる。
===第2実施形態===
図7と図8とは第2実施形態のフィーダー装置2Dを示すものであり、図7は側面図、図8(a)は図7中のIIXa−IIXa線部の矢視断面図、図8(b)は回動板の平面図である。この第2実施形態のフィーダー装置2Dにあっては、フィーダー機構部204を機台202上で支持する直線平行移動機構226と回動機構228とが、その部品の一部を共有されて部品点数の省略化が図られている。
即ち、図7と図8とに示すように、機台202の天板203上の前部と後部とその中間部とに位置されて3つのリニアガイド232,233,234がそれぞれ鋼板Pの幅方向に沿って設けられている。また、中間部のリニアガイド233は後部側に寄って配置されている。そして、直線平行移動機構226の支持手段230は、前部のリニアガイド232と中間部のリニアガイド233との各々のガイドレール236a,236bに係合したスライダー238a,238b間に、支持板240が掛け渡されて配設されて、その両端をスライダー238a,238bに固定れて構成されており、これにより支持板240は鋼板Pの幅方向に往復直線移動自在になっている。
また、前部のリニアガイド232と中間部のリニアガイド233との間に位置されて、支持板240を往復平行移動させるための駆動手段252aをなす前部側送りねじ機構254aが設けられている。この前部側送りねじ機構254aの送りねじ260aは、機台202の天板203上の側部に固設された軸受け部材258aに支持されている。また、この送りねじ260aは、鋼板Pの幅方向に沿ってリニアガイド232,233と平行に延設されている。さらに、この送りねじ260aはその延出端が機台202の中央部を超える所定の長さに形成されており、この送りねじ260aのねじ部261aに螺合された雌ねじ部材262aに上記支持板240が固定されている。送りねじ260aの軸受け部材258a側の基端部には従動プーリー264aが固設されていて、当該従動プーリー264aに駆動モータ266の正逆回転がタイミングベルト269を介して伝達されることによって、支持板240が往復直線移動されるようになっている。
そして、当該支持板240には、回動機構228の支持手段242が設けられている。この支持手段242は支持板240の前部上面に突出して設けられた支軸244と、この支軸244を中心に回動する回動板246とからなり、回動板246は支持板240上に載置されてこれに支持されていて、回動時には当該支持板240の上面を滑動するようになっている。また、回動板246の後端部は支持板240の後端部よりも後方に延びている。
一方、後部のリニアガイド234は、回動板246を駆動する駆動手段252bを構成している。即ち、機台202の天板203上には後部のリニアガイド234のガイドレール236cの内側に位置して、これと平行に後部側送りねじ機構254bが設けられている。この後部側送りねじ機構254bは機台202の天板203上に固定された軸受け部材258bに回転自在に支持された送りねじ260bと、この送りねじ260bのねじ部261aに螺合された雌ねじ部材262bとを有する。また、この送りねじ260bは一端が機台202の側方に突出し、その基端側の軸端に従動プーリー264bが固設されている。
上記従動プーリー264bの下方には、機台202に取り付けられた駆動モータ266の回転駆動軸に固設された駆動プーリー268が位置しており、この駆動プーリー268と従動プーリー264a,264bとの間にはタイミングベルト269が巻回されている。また、上記軸受け部材258bは従動プーリー264bに近接して天板203の一側部に配置されており、送りねじ260bの他端は天板203の幅方向中央部を超えて他側部に向けて所定長延びている。
また、上記後部側送りねじ機構254bの雌ねじ部材262bと前記回動板246との間には雌ねじ部材262bの変位を回動板246に伝達する変位伝達手段270が介在されている。この変位伝達手段270は、送りねじ機構254bの送りねじ260bに螺合する雌ねじ部材262bと回動板246とのいずれか一方に支持されて設けられたカムフォロワー、及び雌ねじ部材262bと回動板246とのいずれか他方に設けられて当該カムフォロワーが係合する係合凹部とからなる。
即ち、当該変位伝達手段270についてより具体的に説明すると、上記雌ねじ部材262bには、矩形状の平行移動板271が一体的に取り付けられており、この平行移動板271は送りねじ260bに直交して外側に向けて後方に延びている。そして、この平行移動板271の延出端が上記後部のリニアガイド234のガイドレール236c上を滑動するスライダー238cに一体的に取り付けられている。従って、後部側送りねじ機構254bの雌ねじ部材262bは、平行移動板271と後部のリニアガイド234とによって送りねじ260bとの供回りが規制されており、送りねじ260bが回転されると、雌ねじ部材262bと平行移動板271とスライダー238cとが一体的に送りねじ260bの軸方向に沿って平行移動するようになっている。
そして、平行移動板271には、その上面に突出して、カムフォロワー274が取り付けられている。即ち、カムフォロワー274は平行移動板271を介してスライダー238cに支持されている。一方、回動板246には、当該カムフォロワー274が係合する係合凹部としての長穴278が幅方向の中央に位置されて形成されている。この長穴278は鋼板Pの送り出し方向に沿って延びており、当該長穴278内にカムフォロワー274が挿入係合されることによって回動板246の駆動手段252bが構成されている。なお、上記カムフォロワー274と長穴278等の係合凹部との配置上の取り合い関係は、その上下を逆にして、平行移動板271側に長穴等の係合凹部を形成する一方、回動板246側にカムフォロワーを設けるようにしても良い。
つまり、このフィ−ダー装置2Dにあっては、直線平行移動機構226と回動機構228とを駆動する駆動手段は、直線平行移動機構226の支持板240を駆動する駆動手段252aと、回動機構228の回動板246を駆動する駆動手段252bとの双方によって構成されていて、双方の駆動手段252a,252bが共に作動されることで回動板246の平行直線移動あるいは揺動移動が実現される構成になっている。
即ち、直線平行移動機構226の支持手段230をなすガイドレール236a,236bは、機台202上の前部と中間部とに一対で配設されていて、支持板240は前部のガイドレール236a上を移動するスライダー238aと中間部のガイドレール236b上を移動するスライダー238bとの間に掛け渡されて設けられている。また、支持板240に支軸244を介して回動自在に設けられた回動機構228の回動板246は、その後端部が支持板240よりも後方に延びている。
そして、機台202の前部と中間部とに一対で配設されたガイドレール236a,236bとの間に位置されて、それらと平行に機台202上に前部側送りねじ機構254aが設けられて、回動板246の前方側を変位させるための前方側駆動手段が構成されている。また、中間部のガイドレール236bと平行に機台102上の後部に配設されたガイドレール236cと、後部のガイドレール136cと平行に側方に配設された後部側送りねじ機構254bと、後部側送りねじ260bの雌ねじ部材262bと後部ガイドレール136cのスライダー138cとに掛け渡されて取り付けられた平行移動板271と、平行移動板271に固定されたカムフォロワー274と、回動板246に設けられて当該カムフォロワー274が係合される係合凹部としての長穴278とによって回動板246の後部側を変位させるための後部側駆動手段が構成されている。そして、前部側送りねじ機構254bの雌ねじ部材262bに支持板240が固定されている構成となっている。
従って、前方側駆動手段をなして支持板240を直接駆動する駆動手段252aと、後部側駆動手段をなして回動板246を直接駆動する駆動手段252bとの双方の送りねじ機構254a,254bを作動させることで、回動板246を直線平行移動および揺動移動させ得るようになっている。即ち、回動板246の駆動手段252bにおける送りねじ機構254bによって平行移動板270を後部側送りねじ260bの軸方向に沿って移動させると、その変位はカムフォロワー274と長穴278とを介して回動板246の後部側に伝えられる。一方、支持板240の駆動手段252aにおける送りねじ機構254aによって支持板240を送りねじ260aの軸方向に沿って移動させると、その変位は支軸244を介して回動板246の前部側に伝えられるようになっている。
このため、前部側の支持板240と後部側の平行移動板170とをそれぞれ同一方向に等しい変位で移動させると、回動板246の前部側と後部側とにも同一方向に等しい変位が伝えられるので、回動板246は鋼板Pの幅方向に直線的に平行移動し、回動板246と支持板240とは相対変位を生じることなく一体となって直線的に平行移動する。つまり、このように回動板246を直線平行移動させる場合には、前部側の支持板240の送りねじ260aに固設された従動プーリー264aと、後部側の平行移動板270の送りねじ260bに固設された従動プーリー264bとに同一の径のものを選定して取り付けるとともに、双方の送りねじ260a,260bにもそのねじピッチが同一のものを選定して取り付ければ、駆動モータ266を正逆回転させることで、回動板246上に固定載置されているフィーダー機構部204は鋼板Pの幅方向に直線的に往復平行移動されることになる。
また、前部側の支持板240の変位を大きくする一方、後部側の平行移動板270の変位を小さくしてそれぞれ同一方向に移動させるようにすれば、図5の(a)及び(b)に示した場合と同様に、回動板246の前部側が大きく変位して後部側は小さく変位することになる。これにより回動板246はその前部側と後部側との変位差に応じた分だけ支軸244を中心に回動して首振り作動し、支持板240に対して相対角度変位を生じることになる。
つまり、この第2実施形態にあっても前述の第1実施形態と同様に、回動板246は直線的な平行移動動作と支軸244廻りの首振り動作とが複合された挙動をするが、その前部側と後部側とがそれぞれ所定位置まで変位して移動した後の停止状態にあっては、結果的にアンコイラー側の所定点を揺動中心として揺動作動させた場合と同じになり、擬似的ではあるが揺動作動されると見なし得る。そしてこの揺動作動に際しては、回動板246の前部側と後部側との直線移動変位の変位差を大きく設定すればするほど、回動板246の首振り角度は大きくなって、その揺動中心と見なし得る点はフィーダー機構部204側により近接することになる。また、回動板246の前部側と後部側との直線移動変位の変位差を小さく設定すればするほど、回動板246の首振り角度は小さくなって、その揺動中心と見なし得る点はフィーダー機構部204から離間することになる。
そして、上記のような揺動作動を行わせるにあたっては、第1実施例の場合と同様に、前部側の従動プーリー264aの径を小さくする一方、後部側の従動プーリー264bの径を大きくして、回動板246の前部側の変位値と後部側の変位値とが所望値になるように、それら2つの従動プーリー264a,264bの径とプーリー比とを設定すれば良い。即ち、プーリーの選定変更によって鋼板Pの板厚や板幅等に幅広く対応できる。また、送りねじ260a,260bを適宜に交換して、それらのねじピッチを相違させることでも、設定変更を同様に容易に行い得る。
従って、一対の送りねじ機構254a,254bの従動プーリー264a,264bをそれぞれ適宜適正に選択することで、フィーダー機構部204の揺動幅や揺動角度を、あるいは往復直線移動の振れ幅を、所望する任意値に設定して鋼板Pを打ち抜きプレス機の加工センターに向けてジグザグに供給することができる。また、当該ジグザグ供給する際に必要となる、アンコイラー側における鋼板Pの凹状の懸垂ループ部での弾性変形を、使用する鋼板Pの板厚や板幅等に応じて適切に生じさせつつ円滑にジグザク供給することができ、加工対象である鋼板Pの板厚や板幅等に幅広く対応できるようになる。
なお、図9は支持板240及び回動板246の支持構造の変形例であり、(a)は側面図、(b)は平面図である。この変形例のフィーダー装置2D’では、当該支持構造のみが前述のフィーダー装置2Dと異なり、他の構成は同一となっている。即ち、支持板240は1つのリニアガイド232によって直線平行移動可能に支持されている。つまり、支持板240はその一端のみが前部のリニアガイド232のガイドレール236a上を滑動するスライダー238aに固定されて支持されている。そして、支持板240の他端は駆動手段252aの送りねじ機構254aにおける雌じ部材262aに固定されている。また、回動板246を回動自在に支持する支軸244はリニアガイド232のスライダー238aの直上部に位置されて支持板240に立設固定されている。また、回動板246の後部側には、図示しないが、その幅方向の少なくとも2カ所にキャスター付きの車輪等を設けて、機台202上を転動可能に支持するか、あるいは当該車輪に代えて回動板246の下面に当接して摺動自在に支持する支持ブロックを機台202上に設けておく。このような支持構造にすれば、リニアガイドの設置数を減らして製造コストダウンを図ることができる。
本発明に係るフィーダー装置の実施形態の一例を示す側面図である。 図1中の直線平行移動機構の支持手段を抜き出して示したものであり、(a)は側面図、(b)は同図(a)中のIIb−IIb線矢視断面図である。 図1中の回動機構の支持手段を抜き出して示したものであり、(a)は側面図、(b)は(a)中のIIIb−IIIb線矢視断面図である。 図1中の駆動手段部分を抜き出して示したものであり、(a)は側面図、(b)は(a)の下面図である。 回動板の揺動状態を概略的に説明する平面図である。 第1実施形態のフィーダー装置の変形例を示す側面図である。 第2実施形態のフィーダー装置 を示す側面図である。 (a)は図7中のVIIIa−VIIIa線部の矢視断面図、(b)は回動板の平面図である。 第2実施形態のフィーダー装置の支持板及び回動板の支持構造の変形例を示すものであり、(a)は側面図、(b)は平面図である。 従来の平行移動型ジグザク送り装置を示す側面図である。 図10の平行移動型ジグザク送り装置の平面図である。 従来の揺動型ジグザク送り装置を示す側面図である。 図12の揺動型ジグザク送り装置の平面図である。 図12の揺動型ジグザク送り装置の平面図である。
符号の説明
P鋼板
2C,2C’,2D,2D’ フィーダー装置
102,202 機台
103,203 天板
104,204 フィーダー機構部
126,226 直線平行移動機構
128,228 回動機構
130,230 直線平行移動機構の支持手段
136a,136b,236a,236b,236c ガイドレール
138a,138b,238a,238b,238c スライダー
140,240 支持板
142,242 回動機構の支持手段
144,244 支軸
146,246 回動板
152a,152b,252a,252b 駆動手段
154a,154b,254a,254b 送りねじ機構
160a,160b,260a,260b 送りねじ
161a,161b,261a,261b ねじ部
162a,162b,262a,262b 雌ねじ部材
170a,170b,270a,170b 変位伝達手段
171a,171b 平行移動板
174a,174b,274 カムフォロワー
178a,178b 溝部(係合凹部)
278a,278b 長穴(係合凹部)

Claims (4)

  1. コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板をアンコイラーに装着し、該アンコイラーから繰り出される鋼板をフィーダー機構部で所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けて間欠供給するフィーダー装置であって、
    該フィーダー機構部と該フィーダー機構部を載置する機台との間に、該フィーダー機構部を鋼板の幅方向に往復直線平行移動させる直線平行移動機構と、該打ち抜きプレス機の加工センターに供給する該鋼板を幅方向に揺動させるように該フィーダー機構部を回動可能に支持する回動機構とが介在されており、
    該直線平行移動機構は該機台上に設けられ、該回動機構は該直線平行移動機構上に設けられて、該回動機構に該フィーダ機構が取り付けられており、
    前記直線平行移動機構が、前記機台上に前記鋼板の幅方向に沿って直線的に延設されたガイドレールと、該ガイドレール上を移動するスライダーと、該スライダーに取り付けられた支持板と、該支持板を往復直線平行駆動する駆動手段とからなり、
    前記回動機構が、該支持板上に支軸を介して回動自在に設けられた回動板と、該回動板を回転駆動する駆動手段とからなり、
    該回動板に前記フィーダー機構部が取り付けられ、
    前記直線平行移動機構のガイドレールが前記機台の前部側と後部側とに一対で配設され、前記支持板は該各ガイドレール上を移動するスライダー間に掛け渡されて設けられ、
    前記回動機構の駆動手段が、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、
    前記直線平行移動機構の駆動手段が、前記回動機構の駆動手段と共通化されていて、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、該回動板と前記支軸とを介して前記支持板が平行移動される、
    ことを特徴とするフィーダー装置。
  2. コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板をアンコイラーに装着し、該アンコイラーから繰り出される鋼板をフィーダー機構部で所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けて間欠供給するフィーダー装置であって、
    該フィーダー機構部と該フィーダー機構部を載置する機台との間に、該フィーダー機構部を鋼板の幅方向に往復直線平行移動させる直線平行移動機構と、該打ち抜きプレス機の加工センターに供給する該鋼板を幅方向に揺動させるように該フィーダー機構部を回動可能に支持する回動機構とが介在されており、
    該直線平行移動機構は該機台上に設けられ、該回動機構は該直線平行移動機構上に設けられて、該回動機構に該フィーダ機構が取り付けられており、
    前記直線平行移動機構が、前記機台上に前記鋼板の幅方向に沿って直線的に延設されたガイドレールと、該ガイドレール上を移動するスライダーと、該スライダーに取り付けられた支持板と、該支持板を往復直線平行駆動する駆動手段とからなり、
    前記回動機構が、該支持板上に支軸を介して回動自在に設けられた回動板と、該回動板を回転駆動する駆動手段とからなり、
    該回動板に前記フィーダー機構部が取り付けられ
    前記直線平行移動機構のガイドレールが前記機台の前部側と後部側とに一対で配設され、前記支持板は該各ガイドレール上を移動するスライダー間に掛け渡されて設けられ、
    前記回動機構の駆動手段が、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、
    前記変位伝達手段が、前記送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板とのいずれか一方に支持されて設けられたカムフォロワーと、該雌ねじ部材と該回動板とのいずれか他方に設けられて該カムフォロワーが係合する係合凹部とからなる、
    ことを特徴とするフィーダー装置。
  3. コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板をアンコイラーに装着し、該アンコイラーから繰り出される鋼板をフィーダー機構部で所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けて間欠供給するフィーダー装置であって、
    該フィーダー機構部と該フィーダー機構部を載置する機台との間に、該フィーダー機構部を鋼板の幅方向に往復直線平行移動させる直線平行移動機構と、該打ち抜きプレス機の加工センターに供給する該鋼板を幅方向に揺動させるように該フィーダー機構部を回動可能に支持する回動機構とが介在されており、
    該直線平行移動機構は該機台上に設けられ、該回動機構は該直線平行移動機構上に設けられて、該回動機構に該フィーダ機構が取り付けられており、
    前記直線平行移動機構が、前記機台上に前記鋼板の幅方向に沿って直線的に延設されたガイドレールと、該ガイドレール上を移動するスライダーと、該スライダーに取り付けられた支持板と、該支持板を往復直線平行駆動する駆動手段とからなり、
    前記回動機構が、該支持板上に支軸を介して回動自在に設けられた回動板と、該回動板を回転駆動する駆動手段とからなり、
    該回動板に前記フィーダー機構部が取り付けられ、
    前記直線平行移動機構のガイドレールが前記機台の前部側と後部側とに一対で配設され、前記支持板は該各ガイドレール上を移動するスライダー間に掛け渡されて設けられ
    前記回動機構の駆動手段が、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、
    前記直線平行移動機構の駆動手段が、前記回動機構の駆動手段と共通化されていて、前記機台の前部側と後部側とに一対で配設された各ガイドレールの側方に平行に配設されて一対で設けられた送りねじ機構と、該送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板との間に介在されて、該雌ねじ部材の変位を該回動板に伝達する変位伝達手段とからなり、該回動板と前記支軸とを介して前記支持板が平行移動され、
    前記変位伝達手段が、前記送りねじ機構の送りねじに螺合する雌ねじ部材と前記回動板とのいずれか一方に支持されて設けられたカムフォロワーと、該雌ねじ部材と該回動板とのいずれか他方に設けられて該カムフォロワーが係合する係合凹部とからなる、
    ことを特徴とするフィーダー装置。
  4. コイル状に巻回形成された長尺な帯状の鋼板をアンコイラーに装着し、該アンコイラーから繰り出される鋼板をフィーダー機構部で所定長ずつ打ち抜きプレス機に向けて間欠供給するフィーダー装置であって、
    該フィーダー機構部と該フィーダー機構部を載置する機台との間に、該フィーダー機構部を鋼板の幅方向に往復直線平行移動させる直線平行移動機構と、該打ち抜きプレス機の加工センターに供給する該鋼板を幅方向に揺動させるように該フィーダー機構部を回動可能に支持する回動機構とが介在されており、
    該直線平行移動機構は該機台上に設けられ、該回動機構は該直線平行移動機構上に設けられて、該回動機構に該フィーダ機構が取り付けられており、
    前記直線平行移動機構が、前記機台上に前記鋼板の幅方向に沿って直線的に延設されたガイドレールと、該ガイドレール上を移動するスライダーと、該スライダーに取り付けられた支持板と、該支持板を往復直線平行駆動する駆動手段とからなり、
    前記回動機構が、該支持板上に支軸を介して回動自在に設けられた回動板と、該回動板を回転駆動する駆動手段とからなり、
    該回動板に前記フィーダー機構部が取り付けられ、
    前記直線平行移動機構のガイドレールが前記機台の前部側と後部側とに一対で配設され、前記支持板は該各ガイドレール上を移動するスライダー間に掛け渡されて設けられ、
    前記直線移動機構のガイドレールが前記機台上の前部と中間部とに一対で配設され、前記支持板は該前部のガイドレール上を移動するスライダーと該中間部のガイドレール上を移動するスライダーとの間に掛け渡されて設けられ、該支持板に支軸を介して回動自在に設けられた前記回動板は、その後端部が支持板よりも後方に延びており、
    前記直線平行移動機構の駆動手段と回動機構の駆動手段とが、該機台の前部と中間部とに一対で配設されたガイドレールと平行にそれらの間の機台上に設けられた前部側送りねじ機構と、該前部と中間部との各ガイドレールと平行に配されて機台上の後部に設けられたガイドレールと、 該後部のガイドレールの側方に平行に配設された後部側送りねじ機構と、該後部側送りねじの雌ねじ部材と該後部ガイドレールのスライダーとに掛け渡されて取り付けられた平行移動板と、該平行移動板と該回動板とのいずれか一方に固定されたカムフォロワーと、該平行移動板と該回動板とのいずれか他方に設けられて該カムフォロワーが係合される係合凹部とからなり、該前部側送りねじ機構の雌ねじ部材に該支持板が固定されている、
    ことを特徴とするフィーダー装置。
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