JP2011241057A - 被記録媒体スタッカーおよび記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出された被記録媒体を安定してスタックすることができるとともに、耐荷重性を有する被記録媒体スタッカー及びそのような被記録媒体スタッカーを備えた記録装置を提供する。
【解決手段】第2スタッカー50には、その幅方向の両側面において引き出し方向の基端部から幅方向外側に突出する基端側軸状突起部51と先端側軸状突起部52が設けられ、第1スタッカー40には、各軸状突起部51,52が引き出しの際に摺動するガイドレールと、引き出し時に先端側軸状突起部52の通過は非当接状態で許容する一方、基端側軸状突起部51の通過はこれに当接することによって規制する当接部45と、当接部45に基端側軸状突起部51が当接した状態となるときに先端側軸状突起部52を支持する支持部が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録装置から排出される被記録媒体をスタックする被記録媒体スタッカー、およびこの被記録媒体スタッカーを備える記録装置に関する。
被記録媒体(例えば用紙)に、記録材(例えば液体)を付着させることによって、所定の画像(文字や図形などを含む)を記録する記録装置が知られている。このような記録装置には、装置外に排出された被記録媒体を支持してスタックする被記録媒体スタッカー(以降、単に「スタッカー」とも呼ぶ)が、通常備えられている。そして、こうしたスタッカーでは、記録装置が使用されていないときのコンパクト化を図るため、排出された被記録媒体を支持する支持面を複数の部材によって形成し、一方の部材から他方の部材を引き出すことによってその支持面の面積を大きくする引き出し構造が採用されている。
例えば、特許文献1には、スタッカー基部から第1引き出し部が引き出されると共に、第1引き出し部から第2引き出し部が引き出されることにより、略水平姿勢の支持面(スタック面)を繋ぎ形成するようにしたスタッカーが提案されている。このようなスタッカーによれば、排出された被記録媒体をスタッカー基部と第1引き出し部及び第2引き出し部により繋ぎ形成された略水平な支持面に沿って滑らかに移動させることが可能である。
しかしながら、この特許文献1のスタッカーでは、支持面が複数の部材により略水平方向に長く延びるように形成されるため、使用状態での水平方向におけるスタッカーの占有スペースが大きくなるという問題がある。そこで、例えば、特許文献2に記載されるように、近時、一方の部材から他方の部材を引き出すことで繋ぎ形成される支持面を途中で傾ける構成が提案されている。すなわち、特許文献2の排紙スタッカー装置では、中間スタッカーから先端スタッカーが引き出された時点で、その先端スタッカーを、保持機構部により先端スタッカーの先端部を持ち上げた傾斜姿勢で中間スタッカーに保持するようにしている。
特開2003−95518号公報 特開2008−303000号公報
ところで、特許文献2に記載された排紙スタッカー装置では、保持機構部が、先端スタッカーにおいて引き出し方向と反対側の可撓性を有する基端部分に形成された係止凸部と、中間スタッカーにおいて引き出し方向の基端部分に形成された係止突起及び先端部分に形成された係止溝によって構成されている。つまり、先端スタッカーを引き出す際に可撓性を有する基端部分が撓み変形することにより係止凸部が係止突起を乗り越え、引き出し後に係止凸部と係止溝とが引き出し方向において係合するように構成されている。従って、引き出された状態において、スタックされた被記録媒体の重さによって先端スタッカーに荷重が加わると、原理的に先端スタッカーの基端部分(具体的には、係止溝に係合した係止凸部の形成部分)に力が加わるようになっていた。このため、先端スタッカーの基端部分は引き出す際の撓み変形を担保するために可撓性を有することから、荷重によって変形や破壊が生ずる虞があり、このような保持機構部は特に大きな荷重が加わるスタッカーには不適な構成であった。
本発明は、上記課題を解決するためなされたものである。その目的は、排出された被記録媒体を安定してスタックすることができるとともに、耐荷重性を有する被記録媒体スタッカー及びそのような被記録媒体スタッカーを備えた記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の被記録媒体スタッカーは、記録装置から排出される被記録媒体を支持してスタックする被記録媒体スタッカーであって、前記被記録媒体を支持可能な第1の支持面が設けられた第1のスタック部材と、前記第1のスタック部材に対して引き出し及び押し込み可能に収納されるとともに、前記第1のスタック部材から引き出された使用状態において前記被記録媒体を支持可能な第2の支持面が設けられた第2のスタック部材とを備え、前記第2のスタック部材には、前記第1のスタック部材からの引き出し方向と交差するとともに前記第2の支持面に沿う方向である幅方向の両側面に、当該両側面における前記引き出し方向の基端部から前記幅方向外側に向けて各々突出する基端側軸状突起部と、当該基端側軸状突起部よりも前記引き出し方向の先端側において、当該基端側軸状突起部よりも短い突出長さで前記幅方向外側に向けて各々突出する先端側軸状突起部が設けられ、前記第1のスタック部材には、前記各軸状突起部が前記引き出しの際に摺動するガイドレールと、前記引き出し時に前記先端側軸状突起部の通過は非当接状態で許容する一方、前記基端側軸状突起部の通過は当該基端側軸状突起部に当接することによって規制する当接部と、前記当接部に前記基端側軸状突起部が当接した状態となるときに前記先端側軸状突起部を支持する支持部が設けられている。
この構成によれば、第2のスタック部材は、第1のスタック部材から引き出された状態において、第1のスタック部材からの引き出し時に基端部分を撓み変形させる必要がないので、引き出された状態で荷重を受けたときに力が加わる基端部分には、耐荷重性を担保する剛性を持たせることができる。従って、例えばサイズが大きな被記録媒体が支持されて第2のスタック部材が重い荷重を受けた場合にも、第2のスタック部材は耐荷重性を有しているので、排出された被記録媒体を安定してスタックすることができる。
本発明の被記録媒体スタッカーにおいて、前記支持部は、前記当接部に前記基端側軸状突起部が当接した状態となるときに、前記先端側軸状突起部を前記基端側軸状突起部よりも重力方向で上方位置にガイドする傾斜部である。
この構成によれば、第2のスタック部材は、第1のスタック部材から引き出された状態において、先端側軸状突起部が基端側軸状突起部よりも上方位置となるように傾斜した姿勢で保持されるので、排出された被記録媒体を安定してスタックすることができる。
本発明の被記録媒体スタッカーにおいて、前記第1のスタック部材には、前記第1の支持面と反対側の面に第1の係合部が設けられるとともに、前記第2のスタック部材には、前記第2の支持面に前記第1の係合部に対して係合可能な第2の係合部が設けられ、前記第1の係合部及び前記第2の係合部は、前記第2のスタック部材が前記基端側軸状突起部を前記当接部に当接させることによって前記引き出し方向への移動を規制された状態において、前記第2のスタック部材が前記押し込み方向に移動することを規制するように、前記先端側軸状突起部よりも前記引き出し方向の基端側となる位置で係合する。
この構成によれば、第2のスタック部材が荷重を受けた場合、引き出し方向で前側となる先端側軸状突起部を中心として第1の係合部と第2の係合部との係合量を増加する方向に回転力が加わる。従って、例えば、各軸状突起部とガイドレール間に隙間(ガタ)が存在しても、第1のスタック部材から第2のスタック部材を引き出して傾斜させた状態を安定して維持することができる。
本発明の被記録媒体スタッカーにおいて、前記第1の係合部は、前記第1の支持面の前記幅方向における中央部に設けられ、前記第2の係合部は、前記第2の支持面の前記幅方向における中央部に設けられている。
この構成によれば、第1の係合部と第2の係合部が係合する位置が幅方向の中央部であることから、例えば引き出し時にスタック部材が引き出し方向に対して傾いて引き出されても、幅方向の中央部においてはこの傾きの影響は少ない。従って、安定した係合が得られるので、引き出し操作を円滑に行うことができる。また逆に押し込む場合も、同様に中央部では傾きの影響が少ないので、中央部での係合を安定して解除でできる。従って、押し込み操作を円滑に行うことができる。
本発明の被記録媒体スタッカーにおいて、前記第2のスタック部材の前記第2の支持面には、前記引き出し方向に長手方向を有する凹条が設けられると共に、前記第1のスタック部材には、前記幅方向において前記凹条と対応する位置に当該凹条に対して摺接可能な凸部が設けられ、前記引き出し及び押し込みに際しては、前記凸部と前記凹条を摺接させながら前記第2のスタック部材は移動する。
この構成によれば、凸部が第2のスタック部材の引き出し及び押し込みに際して、引き出し及び押し込み方向と交差する幅方向において凹条と係合することにより幅方向への移動を規制する。従って、第2のスタック部材を引き出したり押し込んだりする際において、幅方向のガタを抑制することができるので、第2のスタック部材の引き出しあるいは押し込み操作を円滑に行うことができる。
本発明の記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録部と、記録された前記被記録媒体を排出する排出部と、上記被記録媒体スタッカーと、を備える。
この構成によれば、支持面が耐荷重性を有する被記録媒体スタッカーを備えた記録装置を提供することができる。
第1実施形態のプリンターの概略構成を示す模式図。 本実施形態の被記録媒体スタッカーを示す斜視図。 第1スタッカーの図で、(a)は下方向から見た斜視図、(b)は(a)における矢印Aで示した破線円内部分を下方向から見た部分底面図。 第2スタッカーの図で、(a)は上方向から見た斜視図、(b)は(a)における4b−4b線矢視断面図。 保持機構部の説明図で、(a)はスタッカーの平面図、(b)は(a)における5b−5b線矢視断面図、(c)は(a)における5c−5c線矢視断面図、(d)は(a)における矢印Eで示した破線楕円内部分を下方向から見た部分底面図。 第2実施形態のスタッカーで、(a)は上方向から見た斜視図、(b)は真上方向から見た平面図、(c)は(b)における6c−6c線矢視断面図。
以下、本発明を、被記録媒体スタッカーを備えた記録装置の一種であるインクジェット式プリンター(以下、「プリンター」と略す場合もある)に具体化した実施形態について、図を用いて説明する。なお、本実施形態では、以降の説明において、重力方向を下方向、反重力方向を上方向、スタッカーの引き出し方向を前方、スタッカーの押し込み方向を後方、そして、スタッカーの引き出し方向に対して水平に直交する方向を左右方向及び幅方向として説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のプリンター11は、略箱型のケーシング12を有している。そして、このケーシング12内には、被記録媒体としての用紙Pに対して液体としてのインクを噴射して所定の画像を記録する記録部20と、記録部20を通過した用紙Pをケーシング12外へ排出する排出部30が設けられている。また、ケーシング12外には、給紙トレイ13が傾斜した状態で設けられている。
給紙トレイ13には用紙Pが積層状態で蓄積され、図示しない駆動手段によって回転駆動される給紙ローラー14によって、用紙Pは1枚ずつケーシング12内の記録部20に対して供給されるようになっている。
記録部20は、用紙Pに対してインクを噴射する記録ヘッド17、紙送りローラー15、従動ローラー16、排紙ローラー18、及び従動ローラー19を有している。なお、記録ヘッド17の下方には、インクが噴射される用紙Pの支持台となるプラテン(図示略)が設けられている。紙送りローラー15は図示しない駆動手段によって回転駆動され、給紙トレイ13から供給された用紙Pを従動ローラー16との間で挟持して、記録ヘッド17とプラテンとの間に搬送するようになっている。
記録ヘッド17は、紙送りローラー15によってプラテン上に搬送された用紙P上の所定の位置にインクを噴射して画像を形成する。なお、記録ヘッド17は、用紙Pの搬送方向と交差する用紙Pの幅方向(図1では紙面と直交する方向)に往復移動してインクを噴射したり、あるいは移動することなく用紙Pの幅方向に用紙幅全体に渡るように架設された状態でインクを噴射したりするようになっている。また、用紙Pは、記録ヘッド17からのインクの噴射に応じて、排出部30側となる下流側に連続移動や間欠移動の状態で搬送されるようになっている。
そして、排紙ローラー18は、同じく図示しない駆動手段によって回転駆動され、記録ヘッド17とプラテンとの間を通過した用紙Pを従動ローラー19との間で挟持して、排出部30に向けて搬送するようになっている。
排出部30は、排出ローラー31と従動ローラー32とを有している。そして、図示しない駆動手段によって回転駆動される排出ローラー31は、排紙ローラー18の回転駆動によって搬送される用紙Pを従動ローラー32との間で挟持して、ケーシング12外へ排出するようになっている。
さて、このプリンター11には、排出された用紙Pを載置してスタックするスタッカー(被記録媒体スタッカー)100が備えられている。スタッカー100は、第1のスタック部材としての第1スタッカー40、第2のスタック部材としての第2スタッカー50、第3のスタック部材としての第3スタッカー60を有している。そして、第3スタッカー60は第2スタッカー50に、第2スタッカー50は第1スタッカー40に、それぞれ収納可能に設けられている。また、第1スタッカー40は、第3スタッカー60を収納した第2スタッカー50を収納した状態で、プリンター11の収納部12aに収納可能に設けられている。
収納部12aは、プリンター11がテーブルなどの設置台TBに設置された状態のときにケーシング12の底部側となる位置において、スタッカー100を収納するための収納空間が底部と略平行となるように設けられている。また、収納部12aの収納空間内にはスライド構造(不図示)が設けられ、スタッカー100(第1スタッカー40)は、そのスライド構造によって収納部12aから引き出し方向となる前方に引き出されたり、その位置から押し込み方向となる後方に押し込まれたりするようになっている。もとより、スタッカー100は、使用されない状態では収納部12a内に収納されている。
そして、スタッカー100が用紙Pをスタックする使用状態では、まず、第1スタッカー40が収納部12aから用紙Pの排出方向となる前方に引き出されて用紙Pを支持可能な第1の支持面SP1(図2参照)を排出部30の前方に形成する。次に、第2スタッカー50が第1スタッカー40から前方に引き出されて第1の支持面SP1に連なる第2の支持面SP2を形成する。このとき、第2スタッカー50は、第1スタッカー40から引き出された状態で、後述する保持機構部HK(図5(b)、(c)参照)によって第2の支持面SP2が先上がりの傾いた状態となる傾斜姿勢に保持されるようになっている。さらに、第3スタッカー60は、第2スタッカー50の先端部(前端部)を回動中心にして回動することによって第2スタッカー50の先端側で先上がりに傾斜した第3の支持面SP3を形成するようになっている。
本実施形態では、図1に示すように、第1スタッカー40の第1の支持面SP1における基端側支持面SP1a(図2a参照)と第2スタッカー50の第2の支持面SP2(図2a参照)との間で、用紙Pの排出速度を緩和させる先上がり勾配の角度αが形成されるようになっている。また、同じく第2スタッカー50の第2の支持面SP2と第3スタッカー60の第3の支持面SP3(図2a参照)との間で、用紙Pの排出速度を緩和させる先上がり勾配の角度βが形成されるようになっている。この結果、用紙Pの排出方向で最も基端側に位置する第1スタッカー40における第1の支持面SP1の基端側支持面SP1aと最も先端側に位置する第3スタッカー60の第3の支持面SP3との間では、角度αよりも大きい角度γ(=α+β)が形成される。このように、本実施形態のスタッカー100では、用紙Pの排出方向でもあるスタッカー100の引き出し方向に、複数の支持面SP1(SP1a,SP1b),SP2,SP3が段階的に傾いた支持面を繋ぎ形成するようになっている。
さらに、本実施形態では、収納部12aがプリンター11のケーシング12の底面と略平行になるように設けられている。プリンター11は、通常、ケーシング12の底面が略水平状態に設置されるので、こうすることで収納部12aは内部の収納空間が略水平方向に向けて延設されることになる。この結果、収納部12aから引き出される第1スタッカー40の引き出し方向は略水平方向になるので、排出された用紙Pが最初に支持される第1の支持面SP1の基端側支持面SP1aは水平方向に沿うようになる。
次に、本実施形態のスタッカー100の構造について図を参照しながら詳しく説明する。図2は、それぞれ平面視略四角形状をなす第1スタッカー40、第2スタッカー50、第3スタッカー60が、収納部12aから全て引き出された状態すなわち使用状態にあるスタッカー100を示した斜視図である。なお、ケーシング12および給紙トレイ13については図示を省略している。
第1スタッカー40の表面には、図示するように、用紙Pを支持可能な第1の支持面SP1が設けられている。この第1の支持面SP1は、第1スタッカー40における引き出し方向の基端側で平面状をなす基端側支持面SP1aと、同じく引き出し方向の先端側において先上がりの傾斜した平面状をなす先端側支持面SP1bとを含んで構成されている。第1スタッカー40の第1の支持面SP1において、基端側支持面SP1aは、排出された用紙Pを最初に支持する引き出し方向に沿った主たる平面として形成される。そして、同じく先端側支持面SP1bは、第1スタッカー40における引き出し方向の前方領域40aに、基端側支持面SP1aと幅方向がおおよそ同じであって引き出し方向に対して先上がりに傾斜するように基端側支持面SP1aから先端側へ滑らかに連続形成されている。すなわち、第1の支持面SP1における基端側支持面SP1aと先端側支持面SP1bとは、角度αを有して交差する受け渡し部分を形成しているが、その受け渡し部分には継ぎ目がなく、アール形状の屈曲部を有して2つの支持面SP1a,SP1bが滑らかに連続した屈曲状支持面を繋ぎ形成している。
図2に示すように、第1スタッカー40の引き出し方向前端の幅方向中央部分には、第2スタッカーを引き出しやすくするための切り欠き部40bが形成されている。また、第1スタッカー40におけるその引き出し方向と交差する幅方向の両側には、第1スタッカー40のねじり強度を向上させるなどのために、基端側支持面SP1aよりも厚さ方向となる上下方向で下方向に少し低くなった面が形成されている。そして、この低くなった面の引き出し方向と逆の後端部分には、第1スタッカー40を引き出した際に、プリンター11の収納部12aから抜け出ないように収納部12a内に設けられた突起(図示略)に係合して引き出し方向への移動を規制するストッパー49が形成されている。また、本実施形態では、図示するように、少なくとも第1の支持面SP1の基端側支持面SP1aと先端側支持面SP1bとの各表面に、第1の支持面SP1上を移動する用紙Pとの摩擦抵抗を下げるように、表面からわずかに飛び出した帯状突起が、引き出し方向に長手方向を有するように且つ幅方向に所定間隔をおいて複数本設けられている。
一方、引き出された第2スタッカー50には、図示するように、用紙Pを支持する第2の支持面SP2が設けられている。この第2の支持面SP2は、第2スタッカー50において、引き出し方向に沿った主たる平面として形成される。そして本実施形態では、第2スタッカー50が第1スタッカー40から引き出された状態において、第1の支持面SP1の先端側支持面SP1bと第2の支持面SP2とが略平行になるように、換言すると、両者が同一方向に延びて略同一平面を形成するように、第2スタッカー50を傾斜姿勢に保持する保持機構部HKが備えられている。
また、第2スタッカー50には、その引き出し方向の前方領域部分で幅方向の中央となる部分に、第3スタッカー60を重合状態にして収納可能な収納凹部50aが設けられている。この収納凹部50aにおける幅方向両側の各内側面には、第3スタッカー60の基端部両側面から幅方向外側に突設された軸部(図示略)を回動自在に軸支するための軸孔50dがそれぞれ形成されている。そして、第3スタッカー60は、収納凹部50a内において第3の支持面SP3が第2の支持面SP2に沿うように第2スタッカー50に重合した収納姿勢から展開方向(図1において時計方向)に回動することによって、図1及び図2に示すように先上がりの傾斜した展開姿勢に引き出されるようになっている。そして、第3スタッカー60は、このように展開姿勢に引き出されたとき、第2の支持面SP2よりも幅方向において狭い面域の第3の支持面SP3を第2の支持面SP2に対して用紙Pの排出方向前側に更に先上がりに傾斜させて繋ぎ形成するようになっている。
なお、第2スタッカー50における引き出し方向の前方領域部分は、第2スタッカー50の構造的な補強と、第3スタッカー60を回動自在に収納するための構造を形成するために、その表面部分が第2の支持面SP2よりも引き出し方向に対して上方に(つまり先上がりに)少し傾いた傾斜面に形成されている。但し、この傾斜面は、第2スタッカー50が第1スタッカー40に押し込まれて収納された状態では、第1スタッカー40における第2スタッカー50との対向面となる下面と干渉しないように形成されている。また、本実施形態では、図示するように、第2の支持面SP2の表面において収納凹部50a以外の面域には、第2の支持面SP2上を移動する用紙Pとの摩擦抵抗を下げるように、表面からわずかに飛び出した帯状突起が、引き出し方向に長手方向を有するように且つ幅方向に所定間隔をおいて複数本設けられている。
次に、保持機構部HKについて説明する。本実施形態の保持機構部HKは、第1スタッカー40と第2スタッカー50とにそれぞれ設けられた構造物によって構成されている。従って、まず、第1スタッカー40の構造を説明し、次に第2スタッカー50の構造を説明する。その後、第2スタッカー50が第1スタッカー40から引き出された状態を用いて保持機構部HKがどのように構成されているのかを説明する。
まず第1スタッカー40の構造について、図3を参照して説明する。図3(a)は、第1スタッカー40を斜め下方から見た斜視図であり、図3(b)は、(a)において矢印Aで示した部分(破線円内の部分)を、下方向から見た部分底面図である。
図3(a),(b)に示すように、第1スタッカー40の裏面側における幅方向の両側寄り位置には、表面側の第1の支持面SP1における基端側支持面SP1aと平行な平面を有する略帯板状のガイド板41が、第1スタッカー40の引き出し方向の基端(後端)から表面側の先端側支持面SP1bの略中央位置と対応する位置まで延設されている。また、このガイド板41に対して厚さ方向で上側から対向するように、第1スタッカー40の下側の面(裏面)には、ガイド板41と平行に延びる略帯状のガイド面42が設けられている。そして、このガイド板41とガイド面42とを、互いの帯状の幅方向外側で互いに連結するように、上下方向に壁面を有するガイドリブ43が引き出し方向に沿って設けられている。本実施形態では、これらのガイド板41、ガイド面42、ガイドリブ43によって、幅方向の中心側に向いた開口を有する横向き凹状のガイドレール44が構成されている。ガイドレール44は、第1スタッカー40の幅方向において第2スタッカー50の幅方向寸法とほぼ対応した所定の間隔を有して一対形成され、第2スタッカー50の一部と幅方向において平面的な重なり領域を有するように構成されている。従って、第2スタッカー50は、ガイドレール44に沿って引き出されたり押し込まれたりすることができるようになっている。なお、後述する第2スタッカー50の両側面に設けられた軸状突起部51,52(図4参照)は、このガイドレール44内を摺接するようになっている。
それぞれのガイド板41には、引き出し方向の前側で所定長さの先端領域41eが上側に持ち上がって、表面側の傾斜した先端側支持面SP1bに近づくように、先上がりの傾斜部41s(図3(b)のハッチング部分と紙面直交方向で反対側となる部分)がガイド板41における基端側からの延設面である平坦部から先端側に連続形成されている。そして、ガイド板41における先端領域41eが持ち上がったことによって傾斜部41sの下側に生じた空間領域部分には、ガイド板41(傾斜部41s)の下方向への変形(撓み)を抑制するための補強リブ41a(図では3本)が形成されている。なお、ガイド板41において、この傾斜部41sを形成する先端領域41eは、第2スタッカー50を一対のガイドレール44に沿って引き出し及び押し込みするときの通過空間を確保できるように、ガイド板41の他の部分(平坦部分)よりも幅方向外側へ切り欠いた狭い幅で形成されている。こうすることで、第2スタッカー50は、一対の傾斜部41s間を干渉することなく通過して、ガイド板41との幅方向における平面的な重なり部分(軸状突起部51,52)を支持されながら移動することで、第1スタッカー40内に収納可能となっている。
また、ガイドリブ43における傾斜部41sと対応した部位の手前(引き出し方向と逆方向)となる位置には、図示するように先端部分がガイドリブ43の壁面から幅方向内側に所定量飛び出すように周りを切り抜いて曲げ形成された片持ち状の弾性片からなる当接部45が形成されている。この当接部45は、本実施形態ではガイドレール44の構成部材(ガイドリブ43)に切り込みを設けることで、曲げ形成された先端側が可撓性を有するように形成されている。なお、このように片持ち状の弾性片からなる当接部45を型抜き形成するために、第1スタッカー40において当接部45と対応する位置には型抜き用の開口部45h(図3(b)参照)が形成されている。
また、本実施形態では、傾斜部41sや当接部45は、第1の支持面SP1における先端側支持面SP1bの裏側となる空間領域内に形成されている。すなわち、第1スタッカー40を平面視した場合の外形範囲内において、図5(b)に示すように、第1スタッカー40における基端側支持面SP1aと平行な底面(ガイド板41の下面)を含む仮想平面KH1と先端側支持面SP1bを含む仮想平面KH2との間の空間領域S内に形成されている。従って、第1スタッカー40の裏面側は、複数形成された補強リブ41aを含めて、ガイド板41の下面を含む第1スタッカー40の下面から下側に飛び出しのないほぼ平坦な底面形状になっている。
また、第1スタッカー40には、図3(a)に示すように、第1の支持面SP1と反対側の裏面において、幅方向の略中央部に第1凸部(第1の係合部)46と第2凸部47が形成されている。第1凸部46は、引き出し方向の前側において、ガイドリブ43から切り抜き形成された当接部45と引き出し方向で対応する位置に1つ設けられ、第2凸部47は、引き出し方向の後側において、表面側に設けられたストッパー49と引き出し方向で対応する位置に同じく1つ設けられている。従って、第2凸部47は、第1スタッカー40の裏面側に第2スタッカー50が押し込まれて収納された状態で、第2スタッカー50の表面における幅方向の中央で後端側に設けられた突起部(第2の係合部)55(図4参照)と引き出し方向においてほぼ平面的に当接する位置に形成されている。
次に第2スタッカー50について、図4を参照して説明する。図4(a)は、第2スタッカー50を上方から見た斜視図であり、図4(b)は、図4(a)における4b−4b線矢視断面図である。
図4(a),(b)に示すように、第2スタッカー50には、引き出し方向と直交するとともに第2の支持面SP2に沿う方向である幅方向の両側面から各々2つずつの軸状突起部51,52が幅方向外側に向けてそれぞれ突出形成されている。すなわち、引き出し方向において基端部(後端部)の側面からは長軸の基端側軸状突起部51が突設されるとともに、その基端側軸状突起部51よりも引き出し方向の先端側に所定距離(具体的には、傾斜部41sの上面略中央位置と当接部45の先端との間の距離)をおいた位置からは短軸の先端側軸状突起部52が突設されている。つまり、基端側軸状突起部51は、先端側軸状突起部52よりも側面からの飛び出し量が多くなっている。この2つの軸状突起部51,52は、前述したように、第1スタッカー40から第2スタッカー50を引き出す際に、第1スタッカー40に設けられた一対のガイドレール44に案内されて摺接するようになっている。
また、第2スタッカー50には、同じく引き出し方向の後端側であって表面における幅方向の略中心位置において、相対的に平面部分から飛び出すように突起部55が形成されている。この突起部55を形成することによって、図4(b)に示すように、その引き出し方向において突起部55の前側に相対的な第1凹部50bと、後側に相対的な第2凹部50cとを形成している。そして、第2スタッカー50が第1スタッカー40から引き出された状態となる過程において、第1スタッカー40の前側に形成された第1凸部46は、第2スタッカー50に形成された突起部55を前側の第1凹部50b側から乗り越えたのち、この後側の第2凹部50cと係合することにより、第2スタッカー50の押し込み方向への移動規制を図るようになっている。なお、このとき、第1凸部46が突起部55を乗り越える状態において、第1スタッカー40または第2スタッカー50の少なくとも一方が撓み、そして乗り越えが終了した時点で撓みが解消されるようになっている。
また、第2スタッカー50が第1スタッカー40の裏面側に収納された状態となる過程において、第1スタッカー40の後側に形成された第2凸部47は、第2スタッカー50に形成された突起部55を後側の第2凹部50c側から乗り越えたのち、この前側の第1凹部50bと係合することにより、第2スタッカー50の引き出し方向への移動規制を図るようになっている。なお、このとき、第2凸部47が突起部55を乗り越える状態において、第1スタッカー40または第2スタッカー50の少なくとも一方が撓み、そして乗り越えが終了した時点で撓みが解消されるようになっている。
この結果、第1凸部46および第2凸部47と、この突起部55との乗り越え時における第1凹部50b又は第2凹部50cとの係合動作を伴ったカチッという係合音によって、使用者は、第2スタッカー50の引き出しや押し込み操作などを行った際に、クリック感が得られるようになっている。
このように第1スタッカー40と第2スタッカー50とにそれぞれ形成された係合構造によって、どのように保持機構部HKが構成されているかを、図5を参照して説明する。図5は、第2スタッカー50が第1スタッカー40から引き出された状態を示しており、図5(a)はこれらを上方向から見た平面図、図5(b)は(a)における5b−5b線矢視断面図、図5(c)は(a)における5c−5c線矢視断面図である。また、図5(d)は(a)における矢印Eで示した破線楕円内部分を下方向から見た部分底面図である。このうち、特に図5(b)と図5(c)が、保持機構部HKの構成を示す図に相当する。
図5(a)〜(d)に示すように、第2スタッカー50は、引き出された状態において、長軸の基端側軸状突起部51が当接部45における後端側に向いた先端と引き出し方向において係合(当接)することによって、引き出し方向への移動が規制される。このとき、図5(b)に示すように、引き出し方向の前側に設けられた短軸の先端側軸状突起部52は、当接部45と係合することなく当接部45が形成された位置を引き出し方向の前側に通過したのち、基端側軸状突起部51が当接部45と当接する。先端側軸状突起部52は、この当接によって移動規制された状態で、ガイド板41に設けられ支持部として機能する傾斜部41sによって、上方向に持ち上げられる。一方、基端側軸状突起部51はガイド面42によって上方向への移動が規制され、持ち上げられることがないようにガイド板41の平坦部分に位置するようになっている。従って、第2スタッカー50は、第1スタッカー40に対して引き出し方向の前端側が持ち上げられ、第2の支持面SP2は第1スタッカー40の第1の支持面SP1における先端側支持面SP1bと略平行になるように保持される。言い換えれば、第2の支持面SP2が第1の支持面SP1における先端側支持面SP1bと略平行になるように、傾斜部41sが形成されている。
なお、傾斜部41sは、持ち上げられて生じた下側のスペースを利用して、前述するように3本の補強リブ41aがその下側に設けられている。この結果、図5(b)に示すように、第2スタッカー50に対して、スタックされた用紙Pの重量による力F1が加わることで先端側軸状突起部52に荷重F2が加わっても、第1スタッカー40は強度的に充分耐えることができるようになっている。
さらに、第2スタッカー50が引き出された状態において、図5(c)に示すように、第2スタッカー50に設けられた突起部55は、第1スタッカー40に設けられた第1凸部46と前側から当接して係合するようになっている。この結果、第2スタッカー50は引き出し方向と反対側に移動しないように規制され、引き出された状態を保持するようになっている。
従って、図5(b)、(c)の説明から判るように、保持機構部HKは、主として第1スタッカー40に設けられたガイド板41(傾斜部41s)、ガイド面42、当接部45、第1凸部46と、第2スタッカー50に設けられた基端側軸状突起部51、先端側軸状突起部52、突起部55とによって構成される。
このとき、本実施形態では、図5(a)に示したように、突起部55と第1凸部46とは、平面的に互いに当接する位置が、先端側軸状突起部52の中心位置に対して、引き出し方向の後側に所定の距離d1離れた位置になるように形成されている。この結果、図5(c)に示したように、第2の支持面SP2に対して、スタックされた用紙Pの重量によって力F1が加わった場合、突起部55は、先端側軸状突起部52を回転中心として上側に持ち上げられるため、第1凸部46との係合量を増加させるようになっている。
このように、スタックされた用紙Pによる力F1が加わった場合など、第2スタッカー50に対して加重が行われた場合、基端側軸状突起部51と先端側軸状突起部52に相応の荷重が加わることになる。このため、第2スタッカー50が引き出された状態で基端側軸状突起部51と先端側軸状突起部52とが位置する場所において、ガイドレール44は、基端側軸状突起部51および先端側軸状突起部52を介して加わる荷重に耐える強度が要求される。
ところで、本実施形態においては、ガイドレール44において弾性片からなる当接部45が存在する部分は機械的な強度が弱くなっている。これは、上述するように当接部45がガイドレール44の構成部材であるガイドリブ43に切り込みを入れて形成されていることによる。これを考慮して、本実施形態では、図5(a),(d)に示したように、当接部45は、引き出し方向後側の長軸の基端側軸状突起部51と係合して引き出し方向への移動を規制することから、この基端側軸状突起部51に対して引き出し方向前方に位置するようになっている。従って、ガイドレール44において、基端側軸状突起部51が位置する場所には切り込みが形成されないことになる。この結果、基端側軸状突起部51を介して加わる荷重に対して機械的な強度を充分備えたガイドレール44となっている。
また、引き出し方向前側の短軸の先端側軸状突起部52は当接部45と係合せず通過するため、当接部45は先端側軸状突起部52よりは引き出し方向の後側に位置するようになっている。従って、先端側軸状突起部52を介して加わる荷重については、切り込みが形成されないことに加えて、上述するように補強リブ41aで補強されていることを含め、先端側軸状突起部52を介して加わる荷重に対して強度的に充分耐えることができるガイドレール44となっている。
なお本実施形態では、図5(d)に示したように、当接部45と基端側軸状突起部51との係合(当接)が確実に行われるように、幅方向における第1スタッカー40および第2スタッカー50の形状寸法誤差を考慮した係合量(図5(d)では長さd2)で係合するように設定されている。従って、例えば、第2スタッカー50を、第1スタッカー40に対して最初に引き出し方向と逆の方向から挿入させて(すなわち、収納状態となるように押し込んで)スタッカー100を組み立てる場合、弾性片からなる当接部45は基端側軸状突起部51を押し込み方向に通過させるように、型抜き用の開口部45h側に所定量(ここでは長さd2分)撓むことができる可撓性を有している。また、先端側軸状突起部52は、第2スタッカー50の引き出しに際して、当接部45とは係合(当接)しないように、同じく、幅方向における第1スタッカー40および第2スタッカー50の形状寸法誤差を考慮した離間量(図5(d)では長さd3)で離間するように設定されている。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)第2スタッカー50の先端側軸状突起部52とは当接することなく基端側軸状突起部51と当接することにより第2スタッカー50の引き出し方向への移動を規制する当接部45は、引き出し方向において基端側軸状突起部51と先端側軸状突起部52との間に位置する。従って第2スタッカー50が引き出された状態において、引き出し方向の前側の先端側軸状突起部52および後側の基端側軸状突起部51がそれぞれ当接するガイドレール44の部分には、例えば先端側軸状突起部52と当接して撓み変形させるための可撓性を担保する必要がないことから、ガイドレール44の剛性を強く保つことができる。この結果、例えばサイズが大きな用紙Pが支持されたときなど、第2スタッカー50が重い荷重を受けた場合において、引き出し方向の前側の先端側軸状突起部52およびこれを保持するガイドレール44に加わる重力方向の荷重に抗する好適なスタッカー100を提供できる。
(2)第2スタッカー50は、第1スタッカー40から引き出された状態において、先端側軸状突起部52が基端側軸状突起部51よりも上方位置となるように傾斜した姿勢で保持されるので、排出された用紙Pを安定してスタックすることができる。
(3)第2スタッカー50が荷重を受けた場合、引き出し方向で前側となる先端側軸状突起部52を中心として、第1スタッカー40に形成された第1凸部46と第2スタッカー50に形成された第2凹部50cとの係合量を増加する方向に回転力が加わる。従って、例えば、各軸状突起部51,52とガイドレール44との間に隙間(ガタ)が存在しても、この隙間によって係合量が減少することなく、第1スタッカー40から第2スタッカー50を引き出して傾斜させた状態を安定して維持することができる。
(4)第1凸部46および第2凸部47、ならびに第1凹部50bと第2凹部50cは、第1スタッカー40および第2スタッカー50において、幅方向の端部よりも撓み易い幅方向の中央部に形成されている。従って、例えば、別途第1の支持面に第1凸部46が撓み易い形状を得るためのヒンジ部などを形成する必要がないので、排出された用紙Pの移動を阻害する形状を有しない支持面SP1を形成することができる。また、例えば、第1凸部(第1の係合部)46と突起部(第2の係合部)55が幅方向の中央部で係合することから、引き出し時に第2スタッカー50が第1スタッカー40に対して傾いて引き出されても、幅方向の中央部における傾きの影響は少ないので安定した係合が得られる。従って、引き出し操作を円滑に行うことができる。また逆に押し込む場合も、中央部の係合については傾きの影響が少ない状態で解除することができるので、押し込み操作を円滑に行うことができる。
(5)第2スタッカー50が第1スタッカー40から引き出された状態において、保持機構部HKが機械的な強度を有して支持面を形成するスタッカー100を備えることによって、耐荷重性を有する被記録媒体スタッカーを備えたプリンター11を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。上記第1実施形態において、例えば、樹脂材料の成型によって第1スタッカー40を形成する場合は、成型条件や樹脂材料の特性に応じて、傾斜部41s間の幅方向において寸法誤差が生じ易い。同様に、樹脂材料の成型によって第2スタッカー50を形成する際において幅方向の寸法誤差が生じ易い。ところで、上記第1実施形態において説明したように、第2スタッカー50は、第1スタッカー40の幅方向(左右方向)両側に形成された左右一対のガイド板41の傾斜部41s間に挿入されて第1スタッカー40の裏面側に重合状態となって収納されるようになっている。このため、第1スタッカー40と第2スタッカー50との間には、これらの寸法誤差に相当する隙間(ガタ)を幅方向において設けておく必要がある。この結果、この隙間によって、第2スタッカー50が第1スタッカー40に対して傾くことがあり得る。
また、同じく第2スタッカー50は、第1スタッカー40の幅方向両側に形成されたガイドリブ43間に、幅方向両側の基端側軸状突起部51が押し込み方向に挿入されて収納されるようになっている。従って、第1スタッカー40を形成する際に生ずるガイドリブ43の幅方向における寸法誤差と、第2スタッカー50を形成する際に生ずる基端側軸状突起部51の幅方向(突起部の突出方向)の寸法誤差とに起因して、第1スタッカー40と第2スタッカー50との間には、これらの誤差に相当する幅方向の隙間(ガタ)ができる。この隙間によっても、第2スタッカー50が第1スタッカー40に対して傾くことがあり得る。
そこで、本実施形態は、第1スタッカー40と第2スタッカー50との間における幅方向の隙間(ガタ)が少なくなるようにしたものである。本実施形態について図6を用いて説明する。図6(a)は、第2スタッカー50を斜め上方から見た斜視図である。図6(b)は、スタッカー100を上方から見た平面図である。図6(c)は、(b)における6c−6c線矢視断面図である。
図6(a)に示すように、本実施形態では、第2スタッカー50には、第2の支持面SP2が、第3スタッカー60を収納する収納凹部50aの幅方向中央部に所定幅を有して引き出し方向に延在する延在部57が設けられている。そして、この延在部57を含む第2の支持面SP2の中央部に、引き出し方向に長手方向を有する帯状の凹条56が突起部55に隣接するように設けられている。
図6(b)は、このように凹条56が設けられた第2スタッカー50を第1スタッカー40に対して途中まで引き出した状態(言い換えれば、途中まで押し込んだ状態)を示している。図示するように、第1スタッカー40には、上記第1実施形態における第1凸部46に相当する第1凸部46aが設けられている。そして、本実施形態では、第1凸部46aは、第2スタッカー50に設けられた凹条56と摺接係合するようになっている。また、図6(c)に示すように、本実施形態の第1凸部46aは、上記第1実施形態における第1凸部46よりも下方向に長い形状を有し、凹条56と上下方向において所定量(ここでは長さd5)係合するようになっている。つまり、本実施形態では、第1凸部46aは、引き出し操作を開始した時点から突起部55と係合する時点まで、第2スタッカー50に設けられた凹条56と摺接係合するようになっている。従って、本実施形態によれば、第1スタッカー40と第2スタッカー50との間の幅方向における隙間は、第1凸部46aの幅方向の寸法誤差と凹条56の幅方向の寸法誤差のみによって定まる隙間となる。
なお、第1凸部46aは、第2スタッカー50を引き出し状態とするとき、突起部55を乗り越える状態で上記第1実施形態の第1凸部46よりも多く撓むことになるが、上述するように幅方向の中央部に形成されているので、問題なく撓むことができる。また、図6(b)に示すように、第3スタッカー60は、第2スタッカー50へ収納されたとき、延在部57から離間して平面的に係合しないように、幅方向におけるほぼ中央部に切り欠き部が形成されている。
上記説明した第2実施形態によれば、上記第1実施形態における(1)〜(5)の各効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
(6)第1凸部46aが凹条56と第2スタッカー50の引き出し及び押し込みに際して少ない隙間で係合することで、第1スタッカー40に対する第2スタッカー50の幅方向の移動を規制する。従って、第2スタッカー50を引き出したり押し込んだりする際において、幅方向のガタを抑制することができるので、第2スタッカー50の引き出しあるいは押し込み操作を円滑に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、基端側軸状突起部51および先端側軸状突起部52は、例えば図4において示したようにそれぞれ断面が円形の柱状形状としているが、必ずしもこのような形状でなくてもよい。例えば断面が四角形や楕円などの形状であってもよい。あるいは断面が中空な筒型の形状であってもよい。要は、第2スタッカー50を引き出す際、ガイドレール44を摺動できる形状であって、荷重に対して充分に耐えることができる形状であれば、どのような形状であってもよい。
・上記各実施形態において、第1凸部46と突起部55との係合位置は、必ずしも先端側軸状突起部52よりも引き出し方向の後側である必要はない。第1凸部46と突起部55との係合が確保できる位置であれば、例えば、先端側軸状突起部52と同じ位置あるいは、先端側軸状突起部52よりも引き出し方向の前側であっても差し支えない。
・上記各実施形態において、第1凸部46あるいは第2凸部47を必ずしも第1スタッカー40の幅方向の中央部に形成しなくてよい。従って、突起部55も第2スタッカー50の幅方向の中央部に形成しなくてもよい。第1凸部46あるいは第2凸部47と突起部55との平面的な係合時において、それぞれの撓みが確保できる位置であればよい。
・さらに、第1凸部46あるいは第2凸部47を複数設けてもよい。従って、突起部55も複数設けてもよい。この場合、引き出し方向において、位置がずれるように設けるようにしてもよい。こうすれば、第2スタッカー50を第1スタッカー40から引き出す際に複数の位置でクリック感が得られるとともに、クリック感が得られる位置で、第2スタッカー50の引き出しを容易に停止させることができるので、例えば、支持面の大きさを、所望する大きさに容易に調節することができる。
・上記実施形態において、当接部45は必ずしも可撓性を有する弾性片となるように設けなくてもよい。例えば、スタッカー100を組み立てる際、第1スタッカー40に対して第2スタッカー50を最初に引き出し方向に挿入するように構成されている場合など、最初に引き出し方向と反対側への挿入が行われない組み立て構成を有する場合は、当接部45は可撓性を有する必要はない。
・上記実施形態において、第2スタッカー50が第1スタッカー40から引き出された状態で、第2の支持面SP2は必ずしも引き出し方向に対して第1の支持面SP1の基端側支持面SP1aより上側に傾かなくてもよい。例えば、第1スタッカー40の第1の支持面SP1の基端側支持面SP1aおよび先端側支持面SP1b、と第2スタッカー50の第2の支持面SP2とが略平行になるように構成されていることとしてもよい。この場合は、先端側軸状突起部52の下側には補強リブ41aが形成されないことになるが、ガイドレール44が耐荷重性を有する場合はこのようにしても差し支えない。
・上記実施形態において、第1スタッカー40と第2スタッカー50との構成を有するスタック部材を複数有する被記録媒体スタッカーとしてもよい。例えば、第2スタッカー50と第3スタッカー60との構造関係を、上述した第1スタッカー40と第2スタッカー50との構造関係と同じ構成にすればよい。
・上記実施形態において、第1スタッカー40、第2スタッカー50、第3スタッカー60は、樹脂材料を用いた一体成型によって製造されることとしてもよい。あるいは、一体でなく、複数の樹脂部材を接着やねじによって結合して形成されることとしてもよい。
・また、材料も樹脂に限るものでなく、金属であってもよい。あるいは、これらの材料が複合されたものであっても差し支えない。
・上記実施形態において、記録装置は、レーザー方式のプリンターや感熱方式のプリンターなど、インクジェット方式以外のプリンターであってもよい。
・また、上記実施形態において、被記録媒体として用紙Pを用いたが、特にこれに限らず、樹脂板や金属板など被記録媒体スタッカーにスタック可能な媒体であれば、被記録媒体として用いることができる。
・上記実施形態では、記録装置をインクジェット式のプリンター11に具体化したが、記録装置として、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
11…記録装置としてのプリンター、12…ケーシング、12a…収納部、20…記録部、30…排出部、40…第1スタッカー(第1のスタック部材)、41…ガイド板、41s…傾斜部、44…ガイドレール、45…当接部、46…第1凸部(第1の係合部)、47…第2凸部、50…第2スタッカー(第2のスタック部材)、51…基端側軸状突起部、52…先端側軸状突起部、55…突起部(第2の係合部)、56…凹条、60…第3スタッカー(第3のスタック部材)、100…被記録媒体スタッカー、P…被記録媒体としての用紙、SP1(SP1a,SP1b),SP2,SP3…支持面、HK…保持機構部。

Claims (6)

  1. 記録装置から排出される被記録媒体を支持してスタックする被記録媒体スタッカーであって、
    前記被記録媒体を支持可能な第1の支持面が設けられた第1のスタック部材と、
    前記第1のスタック部材に対して引き出し及び押し込み可能に収納されるとともに、前記第1のスタック部材から引き出された使用状態において前記被記録媒体を支持可能な第2の支持面が設けられた第2のスタック部材とを備え、
    前記第2のスタック部材には、前記第1のスタック部材からの引き出し方向と交差するとともに前記第2の支持面に沿う方向である幅方向の両側面に、当該両側面における前記引き出し方向の基端部から前記幅方向外側に向けて各々突出する基端側軸状突起部と、当該基端側軸状突起部よりも前記引き出し方向の先端側において、当該基端側軸状突起部よりも短い突出長さで前記幅方向外側に向けて各々突出する先端側軸状突起部が設けられ、
    前記第1のスタック部材には、前記各軸状突起部が前記引き出しの際に摺動するガイドレールと、前記引き出し時に前記先端側軸状突起部の通過は非当接状態で許容する一方、前記基端側軸状突起部の通過は当該基端側軸状突起部に当接することによって規制する当接部と、前記当接部に前記基端側軸状突起部が当接した状態となるときに前記先端側軸状突起部を支持する支持部が設けられていることを特徴とする被記録媒体スタッカー。
  2. 請求項1に記載の被記録媒体スタッカーにおいて、
    前記支持部は、前記当接部に前記基端側軸状突起部が当接した状態となるときに、前記先端側軸状突起部を前記基端側軸状突起部よりも重力方向で上方位置にガイドする傾斜部であることを特徴とする被記録媒体スタッカー。
  3. 請求項1または2に記載の被記録媒体スタッカーにおいて、
    前記第1のスタック部材には、前記第1の支持面と反対側の面に第1の係合部が設けられるとともに、
    前記第2のスタック部材には、前記第2の支持面に前記第1の係合部に対して係合可能な第2の係合部が設けられ、
    前記両係合部は、前記第2のスタック部材が前記基端側軸状突起部を前記当接部に当接させることによって前記引き出し方向への移動を規制された状態において、前記第2のスタック部材が前記押し込み方向に移動することを規制するように、前記先端側軸状突起部よりも前記引き出し方向の基端側となる位置で係合することを特徴とする被記録媒体スタッカー。
  4. 請求項3に記載の被記録媒体スタッカーにおいて、
    前記第1の係合部は、前記第1の支持面の前記幅方向における中央部に設けられ、
    前記第2の係合部は、前記第2の支持面の前記幅方向における中央部に設けられていることを特徴とする被記録媒体スタッカー。
  5. 請求項3または4に記載の被記録媒体スタッカーにおいて、
    前記第2のスタック部材の前記第2の支持面には、前記引き出し方向に長手方向を有する凹条が設けられると共に、
    前記第1のスタック部材には、前記幅方向において前記凹条と対応する位置に当該凹条に対して摺接可能な凸部が設けられ、
    前記引き出し及び押し込みに際しては、前記凸部に前記凹条を摺接させながら前記第2のスタック部材は移動することを特徴とする被記録媒体スタッカー。
  6. 被記録媒体に記録を行う記録部と、
    記録された前記被記録媒体を排出する排出部と、
    請求項1ないし5のいずれか一項に記載の被記録媒体スタッカーと、
    を備える記録装置。
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