JP2002356263A - 記録装置及び該記録装置における排紙スタッカ構造 - Google Patents

記録装置及び該記録装置における排紙スタッカ構造

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JP2002356263A
JP2002356263A JP2001164769A JP2001164769A JP2002356263A JP 2002356263 A JP2002356263 A JP 2002356263A JP 2001164769 A JP2001164769 A JP 2001164769A JP 2001164769 A JP2001164769 A JP 2001164769A JP 2002356263 A JP2002356263 A JP 2002356263A
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stacker
discharge stacker
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JP2001164769A
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Yoshihiro Hashizume
良博 橋爪
Kazuyoshi Iwama
和義 岩間
Katsumi Okuhara
勝美 奥原
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非使用時には記録装置本体に収納し得る上
に、使用時には記録装置本体から引出し得る、簡単な構
成の排紙スタッカを少ない部品点数で記録装置本体に装
着可能とすることにより、低コストの記録装置を提供す
ること。 【解決手段】 排紙スタッカ111を下部ハウジング1
07の裏面側に収納・引出自在に装着すると共に、記録
用紙の搬送方向に交差して上方に湾曲した形状に形成し
たので、排紙受け面111Cを上昇させるため等の他の
部品を何等必要とすることなく、所定の高さにセットさ
れ得る。従って、構成が簡単な上に、部品点数の増加、
コストの増大を招くこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等の記録
装置に関し、特に、該記録装置における排紙スタッカの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるプリンタ等における排紙ス
タッカには、例えば、第1の従来例として、プリンタ等
のハウジング前面側に排紙スタッカをその下部の回動軸
を中心に回動可能に取り付け、使用時は倒伏方向に、収
納時は起立方向に所定の角度だけ回動させて用いるもの
がある。
【0003】また、第2の従来例として、比較的安価な
プリンタ等では、平坦な排紙スタッカをプリンタ等とは
別体に構成してユーザに提供し、使用時にはユーザが排
紙スタッカをプリンタ等の本体に組み付けて用いるもの
もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排紙ス
タッカをプリンタ等のハウジングに回動可能に取り付け
る第1の従来例では、例えば、排紙スタッカを、排出さ
れた用紙を積み重ねておくための内側の排紙受け部材及
びこの排紙受け部材を保持する外側のホルダ部材とから
構成し、更に、排紙スタッカに回動軸としての軸突起部
を設ける一方、ハウジング側には排紙スタッカの回動角
度を規制するためのガイドリブを設ける等、少なくとも
4乃至5部品が必要となる。従って、構成が複雑とな
り、部品点数の増加、組立工数の増大を招き、いきおい
プリンタ等のコストも高くなってしまう。
【0005】一方、プリンタ等とは別体の平坦な排紙ス
タッカを使用時に組み付けて用いる第2の従来例では、
プリンタ等の商品が展示される際、排紙スタッカが無造
作に横に置かれる等、意匠的な問題があり、更に、プリ
ンタ等を購入したユーザも排紙スタッカを使用しない場
合が生じる等の問題があった。また、ユーザが排紙スタ
ッカをプリンタ等の本体に組み付けた場合でも、本体側
の固定部材との関係で十分な強度が得られない場合もあ
った。
【0006】ところで、このような平坦な排紙スタッカ
を、例えば、プリンタ等本体の下面側に収納・引出自在
に装着し、使用時にユーザが排紙スタッカを引き出して
用いる構成も考えられる。
【0007】しかしながら、かかるプリンタ等における
排紙スタッカは、プリンタ等本体内の搬送機構との関係
で記録用紙等が所定の高さ位置に排出されることから、
その排紙受け面がある程度の高さ位置に存在する必要が
あるため、平坦な排紙スタッカをプリンタ等本体の下面
側等から引き出して用いる場合には、引き出した排紙ス
タッカを当該高さ位置まで上昇させる何らかのリフト機
構が必要となってしまうので、やはり構成の複雑化、部
品点数の増加、組立工数の増大等を避けられない。
【0008】本発明の目的は、非使用時には記録装置本
体に収納し得る上に、使用時には記録装置本体から引出
し得る、簡単な構成の排紙スタッカを提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、上記構成の排紙スタ
ッカを少ない部品点数で記録装置本体に装着可能とする
ことにより、低コストの記録装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係る記録装置では、記録装置本体と、
該記録装置本体に装着される排紙スタッカとを有し、記
録媒体に情報を記録する記録装置において、前記排紙ス
タッカを前記記録媒体の搬送方向に交差して上方に湾曲
した形状に形成すると共に、前記記録装置本体に収納・
引出自在に装着したことを特徴としている。
【0011】かかる構成によれば、記録装置本体に収納
・引出自在に装着しながらも、記録装置本体から引き出
された場合に排紙スタッカは記録媒体の搬送方向に交差
して上方に湾曲しているので、プリンタ等本体内の搬送
機構との関係で記録用紙等が所定の高さ位置に排出され
ても、排紙スタッカの排紙受け面はある程度の高さ位置
に保持され得る。
【0012】請求項2に係る発明では、前記記録装置本
体には、前記排紙スタッカが引き出された場合に該排紙
スタッカの基端部を面で保持するスタッカ保持部材が設
けられていることを特徴とする。排紙スタッカの基端部
を面で保持するため、排紙スタッカが引き出された場合
にも十分な強度が得られる。
【0013】請求項3に係る発明では、前記排紙スタッ
カは、前記記録装置本体のハウジング下面に収納され、
また、該ハウジング下面から引き出されることを特徴と
する。
【0014】これにより、排紙スタッカは、非使用時に
記録装置本体のハウジング下面に収納され得るので、非
使用時にも意匠的な問題はなくなる。
【0015】請求項4に係る発明では、前記排紙スタッ
カは、一部品にて構成されて成ることを特徴とする。
【0016】これにより、部品点数の増加、組立工数の
増大等を招くことなく、簡単な構成の排紙スタッカを提
供し得る。
【0017】請求項5に係る発明では、前記ハウジング
下面には前記排紙スタッカの湾曲した形状に対応して湾
曲した軌道を有するガイドレールを設けると共に、前記
排紙スタッカには前記ガイドレールと係合するガイド溝
を設けたことを特徴とする。
【0018】これにより、排紙スタッカを記録装置本体
に収納し引き出すのが容易になる。
【0019】請求項6に係る発明では、前記排紙スタッ
カに係止手段を設けると共に、前記ハウジング下面には
前記係止手段と係合する第1の係合部を設け、前記排紙
スタッカを前記ハウジング下面に収納した時に前記係止
手段が前記第1の係合部と係合することを特徴とする。
【0020】これにより、排紙スタッカの収納状態をよ
り確実に維持することができる。
【0021】請求項7に係る発明では、前記ハウジング
下面には、更に、前記係止手段と係合する第2の係合部
を設け、前記排紙スタッカを前記ハウジング下面から引
き出した時に前記係止手段が前記第2の係合部と係合す
ることを特徴とする。
【0022】これにより、引き出した状態での排紙スタ
ッカをより確実に保持し、そのガタつきを防止し得る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施の形態に係る記録
装置としてのインクジェットプリンタ101の外装構成
の全体を斜め前方から見た斜視図、図2は、その上部ハ
ウジングを取り外した状態の斜視図である。インクジェ
ットプリンタ101は、全体が幅方向に長く延びる図示
の形状のハウジング103を備えており、このハウジン
グ103は、上部ハウジング105と、下部ハウジング
107とから構成されている。上部ハウジング105の
後方側には、給紙トレイ109aと図示しない給紙口か
ら成る給紙部109が形成され、前方側には、後述する
排紙スタッカ111が引き出される排紙部113が形成
されている。上部ハウジング105の上部から前面にか
けて窓部115が設けられており、該窓部115は、透
明な湾曲したプラスチックカバー117によって開放可
能な状態で閉鎖されている。
【0025】排紙部113には、排紙口113aが形成
されており、該排紙口113aには、排紙スタッカ11
1が引き出された時に排紙スタッカ111の非排紙側の
端部111Aを幅方向に沿って保持するスタッカ保持部
119が設けられている。尚、図1では、排紙スタッカ
111が引き出されず、その排紙側端部111Bを残し
て、後述するように、下部ハウジング107の裏面側に
収納された状態が示されている。
【0026】上部ハウジング105の後方側には、幅方
向の一端にスイッチ部121が設けられており、このス
イッチ部121には、パワー系のスイッチ121aと操
作系のスイッチ121bが形成されている。
【0027】図2は、上部ハウジング105を取り外し
た状態の斜視図であり、下部ハウジング107上に形成
されたインクジェットプリンタ101の内部機構の主要
部が表れている。即ち、図2には、プリンタコントロー
ラを構成するメイン基板202が縦置きに配置されると
共に、プリントエンジンを構成するキャリッジ機構20
4、紙送り機構206、印字ヘッド208等が配されて
いる。メイン基板202には、図示しないCPU、RO
M、RAM、ASIC等の制御素子や記憶素子、及びそ
の他の各種回路素子が形成されており、その上端には、
上述したパワー系のスイッチ121a、操作系のスイッ
チ121bが押された時にそれぞれ発光することにより
ユーザがスイッチONを確認し得るように配置された発
光ダイオード210a、210bが突設されている。
【0028】キャリッジ機構204は、キャリッジ20
4a、タイミングベルト204b、キャリッジモータ2
04c等から成り、印字データに合わせて所定のタイミ
ングで印字ヘッド208を主走査させるものである。
【0029】紙送り機構206は、紙送りモータ206
b、図示しない給紙ローラ及び紙送りローラ、給紙ガイ
ド206c、更に、上述した給紙トレイ206a、排紙
スタッカ111等から成り、印字データに合わせて所定
のタイミングで記録紙を上記主走査方向と直交する方向
に紙送りすることにより副走査させるものである。
【0030】印字ヘッド208には、キャリッジ204
a上に収納された、例えばイエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの計4色のインクカートリッジ208aか
ら各色インクが供給され、フルカラー印刷が可能なよう
に構成されている。そして、印字ヘッド208の各色イ
ンクの吐出タイミング及びキャリッジ機構204及び紙
送り機構206の駆動制御が、メイン基板202上に形
成されたCPU等から成るプリンタコントローラにより
実行され、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処
理等が実行されるようになっている。
【0031】また、給紙ガイド206cから供給される
記録用紙は、給紙ローラ等により自動的に送り出され、
紙送りローラを構成する駆動ローラとその従動ローラと
に挟持されて印字ヘッド208の主走査面の下方に形成
される印刷部(図示せず)に送り出され、この印刷部内
で印刷が施された後、排紙口113aから排紙スタッカ
111上に排出される。
【0032】ここで、本発明の特徴的部分である排紙ス
タッカ111と、排紙スタッカ111をインクジェット
プリンタ101本体に収納・引出自在に装着する構造に
ついて、図3乃至図5を参照しつつ説明する。
【0033】排紙スタッカ111は、図3及び図4に示
すように、一枚の可撓性の合成樹脂材料から成り、図示
の如く湾曲した形状に加工して形成されており、その上
面側は排紙口113aから排出された記録用紙を積み重
ねておくための排紙受け面111Cとなっている。排紙
受け面111Cには、記録用紙の搬送方向に沿って複数
(8)本の線状突起111dが形成されており、これら
線状突起111dにより記録用紙は排紙受け面111C
に面接触することなく(線接触するようにして)排紙受
け面111C上に排出・積層される。また、排紙受け面
111Cには、該排紙受け面111Cの用紙搬送方向中
心線の両側に所定の間隔でそれぞれガイド溝111eが
形成されており、これらガイド溝111e、111e
が、スタッカ保持部119の下部から(図6参照)、後
述するように、下部ハウジング107の裏面側の奥まで
形成されたガイドレール[後述するように、これらガイ
ドレールは、下部ハウジング107の裏面のリブ(補強
部材)をも兼ねている]107e、107eによりガイ
ドされつつ排紙スタッカ111を下部ハウジング107
の裏面側から引出し、或いは裏面側に収納することによ
り、排紙スタッカ111が幅方向にガタつくことなく、
スムーズに引出され、或いは収納される。更に、排紙受
け面111Cの非排紙側の端部111Aの中央部には、
係止突起111Fが設けられている。この係止突起11
1Fの周囲は略コの字状に切り欠かれて形成されてお
り、これにより、係止突起111Fは、下方(排紙スタ
ッカ111の裏面側)に撓むようになっている。尚、排
紙受け面111Cの排紙側の端部111Bの中央部に
は、面状の凹み111Gが形成されており、この面状の
凹み111Gは、排紙スタッカ111をインクジェット
プリンタ101の本体(下部ハウジング107の裏面)
から引出す際の目印になると共に、排紙スタッカ111
を引出そうとするユーザがその手指等を掛ける部分にも
なる。
【0034】図5には、下部ハウジング107の裏面側
が示されている。下部ハウジング107の裏面側は、後
半部107Bが平坦面107bを有し、前半部107A
が空隙部107aを有するように形成されている。これ
ら前半部107A及び後半部107Bにおいて、縦リブ
107e、107e[前述したように、排紙スタッカ1
11のガイド溝111e、111eと係合しつつ案内す
るガイドレールを兼ねる]の頂線は、排紙スタッカ11
1の湾曲形状、即ち、排紙スタッカ111が非使用時に
収納のために下部ハウジング107の裏面側に押し込ま
れた時に、その軌道に合わせて湾曲した線を描く。平坦
面107bの後端部中央には、係止突起111Fと係合
する係合突起107Cが設けられており、排紙スタッカ
111が下部ハウジング107の裏面側の最奥部まで押
し込まれると、係止突起111Fが係合突起107Cと
係合して掛止される。平坦面107bの空隙部107a
との境界部中央には、空隙部107aと平坦面107b
の段差を係止突起111Fが通過し易いように、係止突
起111Fが通過する軌道上を係止突起111Fの形状
に合わせて切り欠いた切り欠き107Dが形成されてい
る。
【0035】また、空隙部107aの低部(換言すれ
ば、下部ハウジング107の表側)は下部ハウジング1
07上に搭載される紙送り機構等のメカ体との関係上、
階段状に形成されており、その2段目の面上には、横リ
ブ107fが上述した縦リブ107e、107eと交差
して形成されている。この横リブ107fの後半部10
7B側には、突片107g、107gが、相互に係止突
起111Fの幅よりもやや広い所定の間隔をおいて形成
されている。また、空隙部107aには、排紙スタッカ
111が押し込まれ、又は引き出されるための隙間10
7Hが、図示の形状に形成されている。
【0036】さて、本実施形態において、排紙スタッカ
111をインクジェットプリンタ101本体に装着する
場合には、まず、下部ハウジング107の隙間107H
から排紙スタッカ111の非排紙側の端部111Aを挿
入し、排紙受け面111Cのガイド溝111e、111
eをそれぞれガイドレール107e、107eと係合さ
せた状態で押し込む。これにより、係止突起111Fが
排紙スタッカ111の裏側に弾性変形して横リブ107
fの頂線を通過した後、元の状態に復帰することにより
横リブ107fの後半部107B側の面に係止される。
この時、係止突起111Fは突片107g、107g相
互の間隔内に収まって横方向の動きを規制される結果、
排紙スタッカ111のガタつきが防止される。この状態
から、更に、排紙スタッカ111を押し込むと、係止突
起111Fは切り欠き107Dに当たってやや弾性変形
しつつ当該切り欠き107Dを通過する。更に、排紙ス
タッカ111を押し込むことにより、係止突起111F
は弾性変形しつつ後半部107Bの平坦面107bを摺
動する。排紙スタッカ111が下部ハウジング107の
裏面側の最奥部まで押し込まれると、係止突起111F
は係合突起107Cと係合して掛止され、これにより、
排紙スタッカ111は下部ハウジング107の裏面側に
完全に収納される。
【0037】以上とは反対に、排紙スタッカ111をイ
ンクジェットプリンタ101本体から引き出す場合に
は、まず、図2に示した状態から、ユーザは面状の凹み
111G部分をその手指等で挟んで引き出すと、係止突
起111Fが係合突起107Cから外れ、ガイド溝11
1e、111eがガイドレール107e、107eによ
りガイドされつつ係止突起111Fが横リブ107fの
後半部107B側の面に係止された状態で停止する。こ
の時の状態を図6に示す。即ち、図6に示すように、記
録用紙の搬送方向に交差して上方に湾曲した形状の排紙
スタッカ111が所定の長さ及び高さまで引き出された
状態でセットされる。この時、係止突起111Fは突片
107g、107g相互の間隔内に収まって横方向の動
きを規制される結果、排紙スタッカ111の横方向のガ
タつきは防止される。このように、本実施形態では、排
紙スタッカ111が下部ハウジング107の裏面側に収
納・引出自在に装着されると共に、排紙スタッカ111
を記録用紙の搬送方向に交差して上方に湾曲した形状に
形成したので、他の下部ハウジング107の裏面側から
引出すだけで、排紙受け面111Cを上昇させる等のた
めの他の部品を何等必要とすることなく、その排紙受け
面111Cは、例えばA4サイズの記録用紙を積み重ね
るのに必要な所定の長さ及び排紙口に対応した所定の高
さにセットされ得る。
【0038】以上に説明したように、本実施形態では、
排紙スタッカ111が引き出された場合に、記録用紙等
の搬送方向に交差して上方に湾曲した形状に形成されて
いるので、平坦な排紙スタッカとは異なり、排紙口から
排紙されてくる記録用紙等に対し必要な高さを得るの
に、引き出した後、更にリフトさせる機構等を必要とし
ない。従って、構成が簡単な上に、リフト機構等のため
の部品点数の増加、コストの増大を招くこともない。
【0039】また、排紙スタッカ111が引き出された
場合に上方に湾曲しているので、排出された用紙が積み
重ねられた時に、用紙の重量による排紙スタッカ111
の排紙方向での撓みを防止可能である。
【0040】更に、排紙スタッカ111の収納状態から
使用状態への変更は、下部ハウジング107の裏面側か
ら引出すだけで容易且つ素早く排紙スタッカ111を使
用可能な状態にすることができる。
【0041】以上、本発明を種々の実施形態に関して述
べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の
実施形態についても適用されるのは勿論である。
【0042】例えば、上述した実施形態では、排紙スタ
ッカ111を下部ハウジング107の裏面側に収納・引
出自在に装着したが、下部ハウジング107の表側に収
納・引出自在に装着しても良く、また、ハウジングを上
部と下部に分けることなく一体となったプリンタの場合
には、当該一体となったハウジングに収納・引出自在に
装着しても良い。要は、排紙スタッカが記録装置本体に
収納・引出自在に装着されると共に、該排紙スタッカが
引き出された場合に記録媒体の搬送方向に交差して上方
に湾曲した形状に形成されていれば良い。
【0043】また、排紙スタッカに係止手段として係止
突起を設け、ハウジング下面には係止突起と係合する第
1の係合部として係合突起を設け、排紙スタッカが収納
された時に係止突起を係合突起と係合させるようにした
が、例えば、排紙スタッカに係止手段として係止穴を設
け、この係止穴に係入する係入(係合)突起をハウジン
グ下面に設けても良く、反対に、排紙スタッカに係止手
段として係止突起、ハウジング下面に係合穴を設けても
良い。
【0044】また、排紙スタッカが引き出された時に排
紙スタッカの係止手段と係合する第2の係合部として横
リブと所定間隔の2つの突片をハウジング下面に設けた
が、第2の係合部の構成は、これら以外のものでも良
く、例えば、排紙スタッカが引き出された時に排紙スタ
ッカの係止突起が係入する穴をハウジング下面に設けて
も良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非使用時には記録装置本体に収納し得る上に、使用時に
は記録装置本体から引出し得る、簡単な構成の排紙スタ
ッカ構造を提供することができる。
【0046】また、排紙スタッカを少ない部品点数で記
録装置本体に装着可能とし得るので、低コストの記録装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインクジェットプリ
ンタの構成例を斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1に示したインクジェットプリンタの上部ハ
ウジングを取り外した状態の斜視図であり、その排紙ス
タッカが収納された状態をも示す。
【図3】図1に示したインクジェットプリンタに装着さ
れる排紙スタッカを斜め前方から見た斜視図である。
【図4】図1に示したインクジェットプリンタに装着さ
れる排紙スタッカを示す図であり、(a)はその平面
図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
【図5】図1に示したインクジェットプリンタの下部ハ
ウジングの裏面側を示す図である。
【図6】図1に示したインクジェットプリンタの上部ハ
ウジングを取り外した状態の斜視図であり、その排紙ス
タッカが引き出された状態をも示す。
【符号の説明】
101 インクジェットプリンタ 103 ハウジング 105 上部ハウジング 107 下部ハウジング 109 給紙部 111 排紙スタッカ 113 排紙部 115 窓部 117 プラスチックカバー 113a 排紙口 111A 非排紙側の端部 111B 排紙側端部 119 スタッカ保持部 121 スイッチ部 121a パワー系のスイッチ 121b 操作系のスイッチ 202 メイン基板 204 キャリッジ機構 206 紙送り機構 208 印字ヘッド 210a 発光ダイオード 210b 発光ダイオード 113a 排紙口 111C 排紙受け面 111d 線状突起 111e ガイド溝 107e ガイドレール 111F 係止突起 111G 面状の凹み 107B 後半部 107A 前半部 107a 空隙部 107e 縦リブ 107b 平坦面 107C 係合突起 107D 切り欠き 107f 横リブ 107g 突片 107H 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥原 勝美 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 3F054 AA01 AC05 BA04 BC02 BC09 DA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録装置本体と、該記録装置本体に装着
    される排紙スタッカとを有し、記録媒体に情報を記録す
    る記録装置において、 前記排紙スタッカを前記記録装置本体に収納・引出自在
    に装着すると共に、前記記録装置本体から引き出された
    場合に前記記録媒体の搬送方向に交差して上方に湾曲し
    た形状に形成したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置本体には、前記排紙スタッ
    カが引き出された場合に該排紙スタッカの基端部を面で
    保持するスタッカ保持部材が設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記排紙スタッカは、前記記録装置本体
    のハウジング下面に収納され、また、該ハウジング下面
    から引き出されることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記排紙スタッカは、一部品にて構成さ
    れて成ることを特徴とする請求項1乃至3に記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジング下面には前記排紙スタッ
    カの湾曲した形状に対応して湾曲した軌道を有するガイ
    ドレールを設けると共に、前記排紙スタッカには前記ガ
    イドレールと係合するガイド溝を設けたことを特徴とす
    る請求項3又は4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記排紙スタッカに係止手段を設けると
    共に、前記ハウジング下面には前記係止手段と係合する
    第1の係合部を設け、非使用時に前記排紙スタッカを前
    記ハウジング下面に収納した時に前記係止手段が前記第
    1の係合部と係合することを特徴とする請求項3乃至5
    に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記ハウジング下面には、更に、前記係
    止手段と係合する第2の係合部を設け、使用時に前記排
    紙スタッカを前記ハウジング下面から引き出した時に前
    記係止手段が前記第2の係合部と係合することを特徴と
    する請求項6に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 記録装置において、記録媒体が載置され
    る排紙スタッカを記録装置本体に装着する排紙スタッカ
    構造であって、前記排紙スタッカを前記記録装置本体に
    収納・引出自在に装着すると共に、前記記録装置本体か
    ら引き出された場合に前記記録媒体の搬送方向に交差し
    て上方に湾曲した形状に形成したことを特徴とする排紙
    スタッカ構造。
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