JP4074448B2 - 記録装置及び記録媒体の排出スタッカ - Google Patents

記録装置及び記録媒体の排出スタッカ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ等の記録装置及び排出される記録媒体を保持する排出スタッカに関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は、従来のプリンタにおける排紙スタッカの周辺部を示す断面側面図である。この排紙スタッカ1は、プリンタ本体2の排紙口3に対して開閉可能なように軸支ボス4を介して装着されている。このような構成のプリンタに供給される用紙は、印字ヘッド5により印字され、排紙ローラ6により排紙口3へ送り出され、排紙スタッカ1上に排出されて保持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、排紙スタッカは、プリンタの外観を損なわないように、プリンタ本体の前面形状に合わせた形状に形成されている。特に最近のプリンタ本体の前面形状は丸みを帯びた形状が主流となっており、上述した従来の排紙スタッカ1も、図12に示すように、丸みを帯びたプリンタ本体2の前面形状に合わせて湾曲した形状に形成されている。このため、排紙スタッカ1の先端の高さは、排紙ローラ6により排紙口3へ送り出されたときの用紙(図示点線)の高さより高くなる傾向にある。
【0004】
このような排紙スタッカ1を用いると、図12の実線で示す用紙P1のように、用紙P1が排紙ローラ6により送り出されている途中で用紙P1の先端が排紙スタッカ1の先端上に載った場合、用紙P1の重さが用紙P1の排紙ローラ6付近に集中して排出負荷が増大してしまい、排紙ローラ6が空回りして用紙P1を排出することができないおそれがある。
【0005】
さらに、図12の一点鎖線で示す用紙P2のように、用紙P2が自重により座屈して排紙スタッカ1上に垂れ下がった場合、用紙P2の後端が印字ヘッド5に接触して汚染されるおそれがある。このような事態を回避するには、排紙スタッカ1の先端までの長さを短くして、排紙スタッカ1の先端の高さを排紙ローラ6により排紙口3へ送り出されたときの用紙の高さより低くすればよいが、用紙が排紙スタッカ1の先端からはみ出してずり落ちるおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、上述した課題に鑑みなされたものであり、記録媒体を汚染させることなく確実に排出させることができる排出スタッカを有する記録装置及びその排出スタッカを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明に係る記録装置では、記録装置本体と、当該記録装置本体に回転自在に支持された排出スタッカとを有し、記録書込みした記録媒体を前記排出スタッカに排出して載置する記録装置において、前記排出スタッカは、湾曲した形状に形成されている第1スタッカ部材と、当該第1スタッカ部材に対し出し入れ可能な第2スタッカ部材とを備え、前記第1スタッカ部材は、前記記録媒体の載置面における上面の先端が前記第2スタッカ部材の略幅分だけ切り欠かれており、前記第2スタッカ部材は、前記第1スタッカ部材から引き出されると、当該第2スタッカ部材の先端が、当該第1スタッカ部材における前記記録媒体の載置面の延長面より所定距離降下し、当該第2スタッカ部材の前記記録媒体の載置面が、当該第1スタッカ部材の切り欠かれた部分の縁部と密着して保持され、前記第1スタッカ部材の前記記録媒体の載置面と前記第2スタッカ部材の前記記録媒体の載置面との間に生じる隙間を無くすように形成し、前記第2スタッカ部材は、先端高さが少なくとも前記記録媒体の排出高さ以下で保持されることを特徴としている。これにより、第2スタッカ部材の先端の高さを排出ローラにより排出口へ送り出されたときの記録媒体の高さより低く設定することができるので、記録媒体を排出スタッカの上面に沿って排出し載置することができ、記録媒体の排出不良や汚染を防止することができる。また、第2スタッカ部材が第1スタッカ部材から降下したときに、第2スタッカ部材と第1スタッカ部材の間に生じる隙間を無くすことができるので、美観を損なうことがなくなる。
【0008】
また、本発明に係る記録装置では、前記第1スタッカ部材は、その先端内部に前記第2スタッカ部材の後端部を下方に向けて案内する案内部が形成されていることを特徴としている。これにより、複雑な機構を備えずに第2スタッカ部材を第1スタッカ部材から降下させることができるので、部品コストの上昇を抑えることができる。
【0009】
また、本発明の記録装置では、前記第1スタッカ部材の内部には、ラッチボスと軸支ボスとを有するラッチ機構が配設されており、前記ラッチボスが、前記記録装置本体に設けられた係止穴部に突出して係入することにより、前記第1スタッカ部材の倒立状態と起立状態とを維持することを特徴としている。
【0010】
上記目的達成のため、本発明に係る記録媒体の排出スタッカでは、記録装置本体に回転自在に支持され、排出される記録媒体を保持する排出スタッカにおいて、請求項1〜5の何れか一項に記載の構造を有することを特徴としている。これにより、上記各作用効果を奏する排出スタッカを提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施の形態に係る記録装置としてのインクジェットプリンタ101の外装構成の全体を斜め前方から見た斜視図であり、その排紙スタッカ200を起立させた状態を示す。図2は、その排紙スタッカ200を倒伏させた状態の斜視図、図3は、その上部ハウジングを取り去り、排紙スタッカ200を取り外した状態の斜視図である。
【0013】
インクジェットプリンタ101は、図1に示すように、全体が幅方向に長く延びる図示の形状のハウジング103を備えており、このハウジング103は、上部ハウジング105と、下部ハウジング107とから構成されている。上部ハウジング105の後方側には、給紙トレイ205aと図示しない給紙口から成る給紙部109が形成され、前方側には、排紙スタッカ200を倒伏させた状態の図2に示すように、排紙部113が形成されている。
【0014】
上部ハウジング105の上部から前面にかけて窓部115が設けられており、該窓部115は、透明な湾曲したプラスチックカバー117によって開放可能な状態で閉鎖されている。上部ハウジング105の後方側には、幅方向の一端にスイッチ部121が設けられており、このスイッチ部121には、パワー系のスイッチ121aと2つの操作系のスイッチ121b、121bが形成されている。
【0015】
排紙スタッカ200は、その下部の回動軸を中心に下部ハウジング107の前面側に回動可能に取り付け、使用時は倒伏方向に、収納時は起立方向に所定の角度だけ回動させるものである。排紙スタッカ200は、基端側の1段目のスタッカ部材202及びこの1段目のスタッカ部材202に格納・引出自在に設けられた先端側の2段目のスタッカ部材204との2段構成から成る。
【0016】
1段目のスタッカ部材202は、排出された用紙を積み重ねておくための内側の排紙受け部材202A及びこの排紙受け部材202Aを保持する外側のホルダ部材202Bとから構成されている。排紙受け部材202Aには、回動軸としての軸支ボス12、13(図4等参照)が配設され、一方、図3に示すように、下部ハウジング107の対応する内側面206には、軸受け穴206Aが設けられている。
【0017】
また、下部ハウジング107の内側面206には、排紙スタッカ200の回動角度を規制するための円弧状のガイド穴206Bが設けられている。この円弧状のガイド穴206Bには、例えば、それぞれ排紙スタッカ200の倒伏状態と起立状態とを維持するために係止穴部206b1、206b2が設けられている。そして、排紙受け部材202Aには、上記した軸支ボス12、13の他に、突出・引っ込み可能なラッチボス11(図4等参照)が配設されており、このラッチボス11が、倒伏状態では係止穴部206b1内に突出して係入し、起立状態では係止穴部206b2内に突出して係入することで、排紙スタッカ200の倒伏状態と起立状態とを維持するようになっている。
【0018】
図3は、上部ハウジング105を取り外した状態の斜視図であり、下部ハウジング107上に形成されたインクジェットプリンタ101の内部機構の主要部が表れている。即ち、図3には、プリンタコントローラを構成するメイン基板201が縦置きに配置されると共に、プリントエンジンを構成するキャリッジ機構203、紙送り機構205、印字ヘッド208等が配されている。
【0019】
メイン基板201には、図示しないCPU、ROM、RAM、ASIC等の制御素子や記憶素子、及びその他の各種回路素子が形成されており、その上端には、上述したパワー系のスイッチ121a、操作系のスイッチ121b、121bが押された時にそれぞれ発光することによりユーザがスイッチONを確認し得るように配置された発光ダイオード210a、210b、210bが突設されている。
【0020】
キャリッジ機構203は、キャリッジ203a、タイミングベルト203b、キャリッジモータ203c等から成り、印字データに合わせて所定のタイミングで印字ヘッド208を主走査させるものである。紙送り機構205は、紙送りモータ205b、図示しない給紙ローラ及び紙送りローラ、給紙ガイド205c、更に、上述した給紙トレイ205a、排紙スタッカ200等から成り、印字データに合わせて所定のタイミングで記録紙を上記主走査方向と直交する方向に紙送りすることにより副走査させるものである。
【0021】
印字ヘッド208には、キャリッジ203a上に収納された、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの計4色のインクカートリッジ208aから各色インクが供給され、フルカラー印刷が可能なように構成されている。そして、印字ヘッド208の各色インクの吐出タイミング及びキャリッジ機構203及び紙送り機構205の駆動制御が、メイン基板201上に形成されたCPU等から成るプリンタコントローラにより実行され、高精度なインクドット制御、ハーフトーン処理等が実行されるようになっている。
【0022】
また、給紙ガイド205cから供給される記録用紙は、給紙ローラ等により自動的に送り出され、紙送りローラを構成する駆動ローラとその従動ローラとに挟持されて印字ヘッド208の主走査面の下方に形成される印刷部(図示せず)に送り出され、この印刷部内で印刷が施された後、排紙部113から排紙スタッカ200上に排出される。
【0023】
図4は、排紙スタッカ200を示す斜視図、図5は、それを裏から見たときの分解斜視図、図6は、排紙受け部材202Aの裏面を示す平面図である。図4に示すように、2段目のスタッカ部材204は、1段目のスタッカ部材202を構成する排紙受け部材202Aとホルダ部材202Bとで形成される内部空間に格納された状態から、図示矢印a方向に引き出されて使用状態とされる。このとき、2段目のスタッカ部材204は1段目のスタッカ部材202に対して所定距離降下するようになっており、以下で詳述する。なお、図4に示す2段目のスタッカ部材204の引き出し側を先端と言い、その引き出し方向に対して下方と言うこととする。
【0024】
図5及び図6に示すように、排紙受け部材202Aの裏面には、2本のガイドレール21、21が、2段目のスタッカ部材204の略幅分あけて平行に形成されている。これにより、2段目のスタッカ部材204は、図5に示す両端部204a、204aがガイドレール21、21にはめ込まれてスライドするようになっている。
【0025】
さらに、図5に示す2段目のスタッカ部材204の両端部204a、204aの各後端部には幅方向に突出した案内部204b、204bが形成され、図5及び図6に示すガイドレール21、21の先端部の各内側面には突出し、かつ傾斜した案内部22、22が形成されている。これにより、2段目のスタッカ部材204が引き出されたときに、2段目のスタッカ部材204の案内部204b、204bがガイドレール21、21の案内部22、22に沿って下方に向かって案内されるようになっている。
【0026】
また、図5に示す2段目のスタッカ部材204の両端部204a、204aの各後端部には突起204c、204cが形成され、図5及び図6に示すガイドレール21、21の各先端部には凹み23、23が形成されている。これにより、2段目のスタッカ部材204が引き出されたときに、各突起204c、204cが各凹み23、23にはまり込んで、2段目のスタッカ部材204が1段目のスタッカ部材202から抜け落ちないようになっている。
【0027】
このような構成の排紙スタッカ200において、2段目のスタッカ部材204が1段目のスタッカ部材202から引き出されるときの状態を図7及び図8を参照して説明する。先ず、図7に示すように、2段目のスタッカ部材204は、案内部204b、204bがガイドレール21、21の案内部22、22に達するまで、ガイドレール21、21に案内されながら排紙スタッカ200の用紙載置面の延長線(図示一点鎖線)に沿って引き出される。
【0028】
続いて、図8に示すように、2段目のスタッカ部材204の案内部204b、204bは、ガイドレール21、21の案内部22、22に沿って下方に向かって案内される。すなわち、2段目のスタッカ部材204は、用紙載置面の延長線(図示一点鎖線)の下方に先端の向きを下げることになる。これにより、2段目のスタッカ部材204は、先端高さが少なくとも排紙ローラ122により排紙口123へ送り出されたときの用紙(図示点線)の高さより低くすることができる。
【0029】
したがって、用紙が排紙ローラ122により送り出されている途中で用紙の先端が排紙スタッカ200の先端上に載ってしまうような事態を防止することができ、排紙ローラ122の空転による用紙の排出不良や、用紙先端の垂れ下がりによる用紙後端が印字ヘッド208に接触することによる汚染、さらには排紙スタッカ200の先端からはみ出すことによる用紙のずり落ちを無くすことができる。
【0030】
図4〜図6に示すように、排紙受け部材202Aの一側面側の後方内部には、ラッチボス11と軸支ボス12を有するラッチ機構10が配設されている。このラッチ機構10は、後で詳述するが、ラッチボス11と軸支ボス12が略平行に配置されて共に伸縮自在に一体成形された構成となっている。
【0031】
そして、ラッチ機構10は、ラッチボス11と軸支ボス12が排紙受け部材202Aの一側面に設けられている孔202Aa、202Abから突き出るように、排紙受け部材202Aの一側面側の後方内部に配設されている。また、排紙受け部材202Aの他側面には、軸支ボス12に対応した軸支ボス13が排紙受け部材202Aと一体成形されている。
【0032】
ラッチ機構10は、例えばプラスチック等の弾性材料で射出成形されており、略平行に配置された略円筒状のラッチボス11と軸支ボス12の各後端には、山形に形成されたシートバネ14、15の一端がそれぞれ一体成形され、各シートバネ14、15の各他端には、長板状のプレート16の各端部がそれぞれ一体成形された構成となっている。
【0033】
そして、このプレート16の略中央内側には、ラッチ機構10を排紙受け部材202Aに係止しておくための図示しない凸部が形成されている。また、ラッチボス11と軸支ボス12の周面には、例えばピン等を差し込んでラッチボス11と軸支ボス12を軸方向にそれぞれ移動させるための図示しない溝部が設けられている。
【0034】
このような構成によれば、例えばラッチボス11と軸支ボス12にプレート16方向に向かう軸方向の外力を掛けると、各シートバネ14、15の山形部分が閉じてラッチボス11と軸支ボス12はプレート16方向に押し込まれる。この状態では、ラッチボス11と軸支ボス12には外力にバランスした各シートバネ14、15の復元力が掛かっている。そして、外力を取り除くと各シートバネ14、15の山形部分は復元力により開くので、ラッチボス11と軸支ボス12は外方に向かって突き出る。
【0035】
排紙受け部材202Aにおけるラッチ機構10の取付部には、孔202Aa、202Abから突き出るラッチボス11と軸支ボス12を押さえるアーチ状のラッチボス押さえ202Acと軸支ボス押さえ202Ad、プレート16を挟み込んで押さえる2枚の押さえ板202Ae、202Afが一体成形されている。
【0036】
そして、押さえ板202Aeには、プレート16の凸部がはめ込み可能な図示しない穴が設けられている。さらに、軸支ボス押さえ202Adの近傍の底面には、排紙スタッカ200の外側から軸支ボス12の溝部にピン等を差し込むことができるように、溝部の形状に合わせた貫通溝部202Ahが設けられている。
【0037】
このような構成の取付部にラッチ機構10を取り付ける場合は、先ず、ラッチボス11と軸支ボス12の各先端部をラッチボス押さえ202Acと軸支ボス押さえ202Adにそれぞれ挿入して孔202Aa、202Abから突き出させる。続いて、プレート16を押して各シートバネ14、15を縮ませつつプレート16を押さえ板202Ae、202Afの間に挿入する。そして、プレート16を押さえ板202Ae、202Afの間に押し込むことにより凸部を押さえ板202Aeの穴内にはめ込む。これにより、排紙受け部材202Aの取付部におけるラッチ機構10の取付を完了する。
【0038】
このラッチ機構10が取り付けられた排紙スタッカ200を下部ハウジング107に装着する場合は、先ず、排紙受け部材202Aに一体成形されている軸支ボス13側が下部ハウジング107を向くように排紙スタッカ200を斜めに持って、軸支ボス13を下部ハウジング107に設けられている対応する軸受け穴206A内に挿入する。続いて、排紙受け部材202Aに設けられている貫通溝部202Ahから排紙受け部材202Aに取り付けられているラッチ機構10の軸支ボス12の溝部にピン等を差し込んで、軸支ボス12が排紙受け部材202Aに設けられている孔202Abから引っ込む方向に溝部端部を引っ張る。
【0039】
この状態で排紙スタッカ200の傾斜端を下部ハウジング107内に差し込むことにより、排紙受け部材202Aに取り付けられているラッチ機構10のラッチボス11を下部ハウジング107の壁面に当接させて排紙受け部材202Aに設けられている孔202Aaから引っ込ませ、下部ハウジング107に設けられているガイド穴206Bにてラッチボス11をシートバネ14の復元力により孔202Aaから突き出させて係止させる。
【0040】
そして、排紙受け部材202Aに設けられている孔202Abを下部ハウジング107に設けられている対応する軸受け穴206Aに一致させて、軸支ボス12の溝部からピン等を引き抜くことにより、軸支ボス12をシートバネ14の復元力により孔202Abから突き出させて下部ハウジング107に設けられている対応する軸受け穴206Aに係止させる。これにより、下部ハウジング107におけるラッチ機構10が取り付けられた排紙スタッカ200の装着を完了する。
【0041】
図9は、別構成の排紙スタッカの排紙受け部材の裏面を示す斜視図であり、図5の排紙受け部材202Aと同一構成箇所は同一番号を付す。また、図10は、図9の排紙受け部材を有する排紙スタッカを備えたインクジェットプリンタの外観斜視図、図11は、その排紙スタッカ周辺の拡大斜視図である。
【0042】
この排紙受け部材202Cは、先端上面が2段目のスタッカ部材204の略幅分だけ切り欠かれている点で図5の排紙受け部材202Aと異なる構成となっている。このように、排紙受け部材202Cの先端上面に大きな切り欠き部202Caを形成することにより、図10及び図11に示すように、2段目のスタッカ部材204が用紙載置面の延長線の下方に先端の向きを下げたときに、2段目のスタッカ部材204の上面と排紙受け部材202Cの切り欠き部202Caの縁部とが密着するので、2段目のスタッカ部材204と1段目のスタッカ部材202の間に生じる隙間を無くすことができ、美観を保持することができる。
【0043】
以上、本発明を種々の実施形態に関して述べたが、本発明は以上の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態についても適用されるのは勿論である。例えば、記録装置としてインクジェット式のプリンタを例に説明したが、これに限られるものではなく、排紙スタッカを有する記録装置であれば、例えば熱転写式等のプリンタ、インクジェット式、熱転写式等のファクシミリ装置やコピー装置等にも適用可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第2スタッカ部材の先端の高さを排出ローラにより排出口へ送り出されたときの記録媒体の高さより低く設定することができる。このため、記録媒体を排出スタッカの上面に沿って排出し載置することができ、記録媒体の排出不良や汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る記録装置としてのインクジェットプリンタの外装構成の全体を斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1のインクジェットプリンタの排紙スタッカを倒伏させた状態の斜視図である。
【図3】図1のインクジェットプリンタの上部ハウジング及び排紙スタッカを取り外した状態の斜視図である。
【図4】図1のインクジェットプリンタの排紙スタッカを示す斜視図である。
【図5】図4の排紙スタッカを裏から見たときの分解斜視図である。
【図6】図4の排紙受け部材の裏面を示す平面図である。
【図7】図4の2段目のスタッカ部材を1段目のスタッカ部材から引き出すときの第1の状態を示す断面側面図である。
【図8】図4の2段目のスタッカ部材を1段目のスタッカ部材から引き出すときの第2の状態を示す断面側面図である。
【図9】別構成の排紙スタッカの排紙受け部材の裏面を示す平面図である。
【図10】図9の排紙受け部材を有する排紙スタッカを備えたインクジェットプリンタの外観斜視図である。
【図11】図10の排紙スタッカ周辺の拡大視図である。
【図12】従来のプリンタにおける排紙スタッカの周辺部を示す断面側面図である。
【符号の説明】
21 ガイドレール
22 案内部
23 凹み
101 インクジェットプリンタ
103 ハウジング
105 上部ハウジング
107 下部ハウジング
109 給紙部
113 排紙部
115 窓部
117 プラスチックカバー
121 スイッチ部
200 排紙スタッカ
201 メイン基板
202 1段目のスタッカ部材
204 2段目のスタッカ部材
204a 両端部
204b 案内部
204c 突起
202A 排紙受け部材
202B ホルダ部材
202C 排紙受け部材
202Ca 切り欠き部
203 キャリッジ機構
205 紙送り機構
206A 軸受け穴
206B ガイド穴
208 印字ヘッド
210a 発光ダイオード
210b 発光ダイオード

Claims (4)

  1. 記録装置本体と、当該記録装置本体に回転自在に支持された排出スタッカとを有し、記録書込みした記録媒体を前記排出スタッカに排出して載置する記録装置において、
    前記排出スタッカは、湾曲した形状に形成されている第1スタッカ部材と、当該第1スタッカ部材に対し出し入れ可能な第2スタッカ部材とを備え、
    前記第1スタッカ部材は、前記記録媒体の載置面における上面の先端が前記第2スタッカ部材の略幅分だけ切り欠かれており、
    前記第2スタッカ部材は、前記第1スタッカ部材から引き出されると、当該第2スタッカ部材の先端が、当該第1スタッカ部材における前記記録媒体の載置面の延長面より所定距離降下し、当該第2スタッカ部材の前記記録媒体の載置面が、当該第1スタッカ部材の切り欠かれた部分の縁部と密着して保持され、
    前記第1スタッカ部材の前記記録媒体の載置面と前記第2スタッカ部材の前記記録媒体の載置面との間に生じる隙間を無くすように形成し、前記第2スタッカ部材は、先端高さが少なくとも前記記録媒体の排出高さ以下で保持されることを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1スタッカ部材は、その先端内部に前記第2スタッカ部材の後端部を下方に向けて案内する案内部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  3. 前記第1スタッカ部材の内部には、ラッチボスと軸支ボスとを有するラッチ機構が配設されており、前記ラッチボスが、前記記録装置本体に設けられた係止穴部に突出して係入することにより、前記第1スタッカ部材の倒立状態と起立状態とを維持することを特徴とする請求項1又は2の何れか一項に記載の記録装置。
  4. 記録装置本体に回転自在に支持され、排出される記録媒体を保持する排出スタッカにおいて、
    請求項1〜の何れか一項に記載の構造を有することを特徴とする記録媒体の排出スタッカ。
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