JP2009286574A - 被記録材積重装置、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】基体と基体の先端部に揺動可能に支持される揺動体とを有し、被記録材の積重面を構成する積重部と、基体を支持するとともに、基体を押し入れて収容可能な収容部と、を備えた被記録材積重装置において、基体を収容部に押し入れる際の操作性を向上させる。
【解決手段】排出用トレイは、第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2をトレイ収容部57から引き出した状態において、第2トレイ部材2の左側部の外側に突出した左係止爪部43Lに左被係止部が係止され、第2トレイ部材2の右側部の外側に突出した右係止爪部43Rに右被係止部が係止される。第1トレイ部材1をトレイ収容部57に押し入れて収容した状態では、左規制部材4Lの左係止爪部43Lが第2トレイ部材2の内部に退避し、右規制部材4Rの右係止爪部43Rが第2トレイ部材2の内部に退避し、第3トレイ部材3の係止が解除される。
【選択図】図7

Description

本発明は、基体と基体の先端部に揺動可能に支持される揺動体とを有し、被記録材の積重面を構成する積重部と、基体を支持するとともに、基体を押し入れて収容可能な収容部と、を備えた被記録材積重装置、該被記録材積重装置を備えた電子機器に関する。
排出した用紙等の被記録材を積重可能な排出用トレイ等を有する被記録材積重装置を備えた電子機器が公知である。例えば、被記録材の記録面に文字や画像等の記録を実行する手段を備えたインクジェットプリンタ等の記録装置、記録実行済みの被記録材の記録面に記録されている文字や画像等を読み取る手段を備えたファクシミリ、コピー機、スキャナ装置等である。このような電子機器においては、記録実行後の被記録材又は読み取り実行後の被記録材は、排出用トレイ等に排出されて積重される。
このような電子機器の従来技術の一例としては、被記録材が積重される排出用トレイが電子機器内に収容可能であるとともに、電子機器内に収容した状態で排出用トレイの一部が被記録材の排出口を覆うカバーとなる画像形成装置が公知である(例えば、特許文献1を参照)。当該従来技術によれば、電子機器を使用しないときに、排出用トレイを電子機器内に収容しておくことができる。それによって、当該電子機器を使用しないときの占有スペースを小さくすることができるとともに、使用しないときにおける当該電子機器の美的外観を損ねない、といった効果が得られる。
しかし、特許文献1に記載された従来技術においては、電子機器内に排出用トレイをそのまま収容する空間を確保する必要があるため、排出用トレイの大きさによっては電子機器が大型化してしまう虞があった。
このような課題を解決可能な従来技術の一例としては、排出用トレイを多段スライド収容構造としたファクシミリ装置が公知である(例えば、特許文献2を参照)。排出用トレイを多段スライド収容構造とすることによって、電子機器内に設ける排出用トレイを収容するための空間を小さくすることが可能になるため、電子機器が大型化してしまう虞を低減させることができる。
しかし、特許文献2に記載された多段スライド収容構造の排出用トレイは、そのスライド収容の段数が増加するに従って排出用トレイそのものが大型化してしまうとともに、排出用トレイの操作性が低下してしまうというデメリットがあった。
このような課題を解決可能な従来技術の一例は、例えば特許文献3に開示されている(特に特許文献3の明細書の段落0032、0033、図5〜図8を参照)。具体的には、特許文献3に記載されたプリンタは、基体(特許文献3の第2スタッカ52)と基体の先端部に揺動可能に支持される揺動体(特許文献3の第1スタッカ51)とを有し、被記録材の積重面を構成する積重部(特許文献3のスタッカ152)と、基体を支持するとともに、基体を押し入れて収容可能な収容部(特許文献3の案内機構20)と、を備えている。当該プリンタは、多段スライド収容構造の基体を収容部に収容した状態で、被記録材の排出口を揺動体で覆うことができる。当該従来技術によれば、同じ大きさの排出用スタッカを多段スライド収容構造だけで構成する場合と比較して、揺動体を設けた分だけ、スライド収容構造の段数を一段少なくすることができる。それによって、排出用トレイそのものが大型化してしまう虞及び排出用トレイの操作性が低下してしまう虞を低減させることができる。
特開平03−162360号公報 実開平04−127756号公報 特開2007−137631号公報
しかしながら、特許文献3に記載されたプリンタは、基体部分を収容部内に収容する際には、その構造上、基体部分をスライドさせながら収容部内に押し入れる必要がある。このとき、押動してスライドさせるべき基体の先端部には揺動体が支持されているため、その基体の先端をユーザが直接手で押動することを容易に行えない可能性がある。その場合ユーザは、揺動体の先端近傍を押動することで間接的に基体の先端を押動し、それによって、基体をスライドさせながら収容部内に押し入れる操作を行うと考えられる。
ところが、揺動体は、基体の先端部に揺動可能に支持されている。そのため、揺動体の先端部を押動することで間接的に基体の先端を押動する操作は、不安定になり易く、揺動体を押動する力の加減や力を作用させる方向等を調整しながら行う必要があり、その操作性は良好なものとは言い難かった。つまり、特許文献3に記載された構造の被記録材積重装置は、その構造上、操作性に課題があった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、基体と基体の先端部に揺動可能に支持される揺動体とを有し、被記録材の積重面を構成する積重部と、基体を支持するとともに、基体を押し入れて収容可能な収容部と、を備えた被記録材積重装置において、基体を収容部に押し入れる際の操作性を向上させることにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、基体と前記基体の先端部に揺動可能に支持される揺動体とを有し、被記録材の積重面を構成する積重部と、前記基体を支持するとともに、前記基体を押し入れて収容可能な収容部と、を備えた被記録材積重装置において、前記基体を前記収容部から引き出した状態では前記揺動体の揺動を係止し、前記基体を前記収容部に押し入れて収容した状態で前記揺動体の揺動の係止を解除する揺動規制機構を備えている、ことを特徴とした被記録材積重装置である。
このように、基体を収容部から引き出した状態では揺動体の揺動が係止されるので、揺動体の先端近傍を押動する際に、揺動体を押動する力の加減や力を作用させる方向等にかかわりなく、その力を確実に基体に伝達して基体を押し入れることができる。それによって、揺動体の先端近傍を押動することで間接的に基体の先端を押動して基体を収容部内に押し入れる操作を安定的に行うことが可能になる。したがって、当該操作を行う際の操作性を良好なものにすることができる。そして、基体を収容部に押し入れて収容した状態では、揺動体の揺動の係止が解除されるので、揺動体を揺動させて被記録材の排出口を揺動体で覆うこと等が可能になる。したがって、揺動体の本来的な機能も維持することができる。
これにより、本発明の第1の態様に記載の被記録材積重装置によれば、基体と基体の先端部に揺動可能に支持される揺動体とを有し、被記録材の積重面を構成する積重部と、基体を支持するとともに、基体を押し入れて収容可能な収容部と、を備えた被記録材積重装置において、基体を収容部に押し入れる際の操作性を向上させることができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様に記載の被記録材積重装置において、前記基体は、多段スライド収容構造である、ことを特徴とした被記録材積重装置である。
本発明の第2の態様に記載の被記録材積重装置によれば、基体を多段スライド収容構造とすることによって、前述した第1の態様に記載の発明による作用効果に加えて、より大きな被記録材の積重面を構成することが可能になるという作用効果が得られる。
本発明の第3の態様は、被記録材に記録を実行する手段又は被記録材に記録されている情報を読み取る手段と、被記録材を排出する被記録材排出手段と、前記被記録材排出手段により排出される被記録材が積重される前述した第1の態様又は第2の態様に記載の被記録材積重装置と、を備えた電子機器である。
本発明の第3の態様に記載の電子機器によれば、被記録材に記録を実行する手段又は被記録材に記録されている情報を読み取る手段と、被記録材を排出する被記録材排出手段と、を備えた電子機器において、前述した第1の態様又は第2の態様に記載の発明による作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<インクジェットプリンタの概略構成>
まず、本発明に係る「電子機器」の一例であるインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、インクジェットプリンタ50の要部平面図であり、図2は、その要部側断面図である。
インクジェットプリンタ50は、「被記録材」としての記録紙Pをインクジェットプリンタ50の内部へ給送するための自動給送装置70を備えている。また、インクジェットプリンタ50は、記録紙Pを搬送方向Yへ搬送する手段として、搬送駆動ローラ51及び搬送従動ローラ52を備えている。さらに、インクジェットプリンタ50は、記録紙Pに記録を実行する手段として、プラテン53、キャリッジ61及び記録ヘッド62を備えている。さらに、インクジェットプリンタ50は、記録実行後の記録紙Pを搬送方向Yへ搬送して排出するための手段として、排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55を備えている。
自動給送装置70は、ホッパ71、エッジガイド71a及び給送用ローラ72を備えている。ホッパ71は、給送する記録紙Pが載置され、給送用ローラ72の回転に連動して動作する揺動機構(図示せず)により、給送用ローラ72へ向けて揺動する。それによって、ホッパ71に載置されている記録紙Pは、給送用ローラ72の外周面に押圧される。エッジガイド71aは、記録紙Pの幅方向X(搬送方向Yと交差する方向)へスライド変位可能にホッパ71に配設されている。給送用ローラ72は、図示していない給送用モータの回転力で回転する。記録紙Pは、給送用ローラ72の回転により、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52との当接面へ向けて給送される。
搬送駆動ローラ51及び搬送従動ローラ52は、プラテン53に支持されている記録紙Pを搬送方向Yへ搬送する。搬送駆動ローラ51は、外周面に高摩擦被膜が施されており、図示していない搬送用モータの回転駆動力が伝達されて回転する。搬送従動ローラ52は、従動回転可能に軸支され、図示していないばね等の付勢手段によって搬送駆動ローラ51の外周面に押圧付勢されている。自動給送装置70により給送された記録紙Pは、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とで挟持され、搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向Yへ所定の搬送量でプラテン53上を搬送される。
記録ヘッド62は、キャリッジ61の底部に配設されている。記録ヘッド62のヘッド面には、インクを噴射するための多数の噴射ノズル(図示せず)が配設されている。キャリッジ61は、記録ヘッド62のヘッド面とプラテン53上の記録紙Pの記録面とが略平行となる状態を維持しつつ記録紙Pの幅方向Xへ往復動可能に、キャリッジガイド軸56に支持されている。キャリッジ61は、図示していないキャリッジ駆動用モータの回転軸に配設された駆動プーリ(図示せず)と従動プーリ(図示せず)との間に掛架された無端ベルト(図示せず)が連結されており、無端ベルトを介してキャリッジ駆動用モータの回転駆動力が伝達されて幅方向Xへ往復動する。
プラテン53は、記録紙Pの搬送方向Yに沿って形成された多数のプラテンリブ(図示せず)を有している。プラテン53上を搬送される記録紙Pは、このプラテンリブの頂部で裏面側から支持される。記録紙Pは、このプラテン53に支持された領域において、記録ヘッド62により記録面にドットが形成される。記録ヘッド62のヘッド面と記録紙Pの記録面との間隔は、プラテンリブの頂部によって規定される。
プラテン53上を搬送される記録紙Pは、キャリッジ61が幅方向Xへ往復動しながら記録ヘッド62のヘッド面から記録紙Pの記録面にインクを噴射してドットを形成する動作と、搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向Yへ所定の搬送量で搬送する動作とが交互に繰り返されることによって、記録面への記録が実行される。インク噴射後の記録紙Pは、排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持され、排出駆動ローラ54の駆動回転により搬送方向Yへ搬送されて排出口58から排出され、排出用トレイ10に積重される。これらの一連の記録制御は、図示していないマイコン制御回路を有する制御装置により実行される。
<本発明に係る「被記録材積重装置」の構成>
つづいて、本発明に係る「被記録材積重装置」の構成について、図3〜図8を参照しながら説明する。
図3は、本発明に係る「被記録材積重装置」の概略構成及び排出用トレイ10を使用可能な状態にするときの動作を図示した要部側面図である。
本発明に係る「被記録材積重装置」は、記録実行後に排出される記録紙Pの積重面を構成する「積重部」としての排出用トレイ10と、「収容部」としてのトレイ収容部57を備えている。排出用トレイ10は、「基体」としての第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2並びに「揺動体」としての第3トレイ部材3を有している。
第1トレイ部材1は、トレイ収容部57にスライド変位可能に支持されるとともに、トレイ収容部57に押し入れて収容することができる。第2トレイ部材2は、第1トレイ部材1にスライド変位可能に支持されるとともに、第1トレイ部材1に押し入れて収容することができる。つまり、第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2は、多段スライド収容構造の「基体」を構成する。第3トレイ部材3は、第2トレイ部材2の先端部に揺動可能に支持されている。より具体的には、第3トレイ部材3は、第2トレイ部材2の先端部に設けられた揺動軸部2L、2Rに軸支されている。
排出用トレイ10は、使用しないときには第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2をトレイ収容部57に収容することができる。また、その状態では、第3トレイ部材3を排出口58側へ揺動させて、第3トレイ部材3で排出口58を覆い隠すことができる。この状態において、第3トレイ部材3はインクジェットプリンタ50の筐体の一部を構成する(図3(a))。
排出用トレイ10を使用するときには、ユーザは、まず第3トレイ部材3を符号Aで示した揺動方向へ揺動させる(図3(b))。それによって、排出口58が開いた状態となる。次に、第3トレイ部材3を符号Bで示した方向へ引っ張ることによって、トレイ収容部57から第1トレイ部材1を引き出す(図3(c))。そして、第3トレイ部材3を符号Cで示した方向へさらに引っ張ることによって、第1トレイ部材1から第2トレイ部材2を引き出す(図3(d))。この状態においては、第1トレイ部材1、第2トレイ部材2及び第3トレイ部材3によって、排出口58から排出される記録紙Pの積重面が構成される。
尚、第3トレイ部材3は、第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2とともに記録紙Pの積重面を構成する揺動位置と(図3(d))、第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2をトレイ収容部57に収容した状態でインクジェットプリンタ50の排出口58を覆い隠すことが可能な揺動位置と(図3(a))の間の揺動範囲で揺動可能に支持されている。
図4及び図5は、インクジェットプリンタ50から引き出されて使用可能な状態((図3(d)に図示した状態)にある排出用トレイ10を図示したものである。ここで、図4は、排出用トレイ10の一部を拡大図示した要部平面図であり、図5は、排出用トレイ10の一部を拡大図示した要部側面図である。
第2トレイ部材2の先端部には、前記の通り、第3トレイ部材3を軸支するための揺動軸部2L、2Rが設けられている。より具体的には、第2トレイ部材2の先端部の左側部には、揺動軸部2L(以下、「左揺動軸部2L」と言う。)が設けられており、第2トレイ部材2の先端部の右側部には、揺動軸部2R(以下、「右揺動軸部2R」と言う。)が設けられている。
また、第3トレイ部材3の後端部には、左側部に左腕部31Lが、右側部に右腕部31Rが、それぞれ突設されている。左腕部31Lには、左軸受孔32Lが設けられている。右腕部31Rには、右軸受孔32Rが設けられている。第3トレイ部材3は、左揺動軸部2Lが左軸受孔32Lに軸受され、右揺動軸部2Rが右軸受孔32Rに軸受された状態で、第2トレイ部材2の先端部に軸支されている。そして、左腕部31Lの先端には左被係止部33Lが設けられており、右腕部31Rの先端には右被係止部33Rが設けられている。
ここで、排出用トレイ10に設けられている「揺動規制機構」について説明する。
排出用トレイ10は、「揺動規制機構」を構成する左規制部材4L、右規制部材4R及び2つのコイルばね21を備えている。これらは、第2トレイ部材2の内部に設けられた空間に配設されている。左規制部材4Lは、左軸部41Lで回動可能に軸支されている。左規制部材4Lは、左軸部41Lを挟んで一端側に左ばね支持部42L、他端側に左係止爪部43Lが設けられている。コイルばね21は、左ばね支持部42Lと第2トレイ部材2の内壁面との間に縮設されている。左規制部材4Lは、コイルばね21のばね力によって、第2トレイ部材2の左側部に設けられた孔(図示せず)を通じて左係止爪部43Lが第2トレイ部材2の左側部の外側に突出する回動位置へ付勢されている。
また、右規制部材4Rは、左規制部材4Lと左右対称形状の部材であり、右軸部41Rで回動可能に軸支されている。右規制部材4Rは、右軸部41Rを挟んで一端側に右ばね支持部42R、他端側に右係止爪部43Rが設けられている。コイルばね21は、右ばね支持部42Rと第2トレイ部材2の内壁面との間に縮設されている。右規制部材4Rは、コイルばね21のばね力によって、第2トレイ部材2の右側部に設けられた孔(図示せず)を通じて右係止爪部43Rが第2トレイ部材2の右側部の外側に突出する回動位置へ付勢されている。
排出用トレイ10は、第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2をトレイ収容部57から引き出した状態において、第2トレイ部材2の左側部の外側に突出した左係止爪部43Lに左被係止部33Lが係止され、第2トレイ部材2の右側部の外側に突出した右係止爪部43Rに右被係止部33Rが係止される。それによって、排出用トレイ10は、第3トレイ部材3の揺動が係止される。
図6は、排出用トレイ10をインクジェットプリンタ50に収容するときの動作を図示した要部側面図である。
ユーザは、使用可能な状態(図6(a))にある排出用トレイ10をインクジェットプリンタ50に収容するときには、まず第3トレイ部材3の先端部を符号Dで示した方向へ押動して、第2トレイ部材2を第1トレイ部材1に押し入れる。このとき、第3トレイ部材3は、前記の「揺動規制機構」によって、その揺動が係止されている。したがって、第3トレイ部材3の先端部を押動する際に、第3トレイ部材3を押動する力の加減や力を作用させる方向等にかかわりなく、その力を確実に第2トレイ部材2に伝達させて、第2トレイ部材2を第1トレイ部材1に押し入れることができる(図6(b))。
つづいて、第3トレイ部材3の先端部をさらに符号Eで示した方向へ押動して、第1トレイ部材1をトレイ収容部57に押し入れる。このときも、第3トレイ部材3は、前記の「揺動規制機構」によって、その揺動が係止されている。したがって、第3トレイ部材3の先端部を押動する際に、第3トレイ部材3を押動する力の加減や力を作用させる方向等にかかわりなく、その力を確実に第1トレイ部材1に伝達させて、第1トレイ部材1をトレイ収容部57に押し入れることができる(図6(c))。
そして、第1トレイ部材1をトレイ収容部57に押し入れて収容した状態では、前記の「揺動規制機構」による第3トレイ部材3の揺動の係止が解除される。それによって、第3トレイ部材3を符号Gで示した方向へ揺動させて排出口58を第3トレイ部材3で覆うことが可能になる(図6(d))。
図7及び図8は、インクジェットプリンタ50に収容された状態((図6(d)に図示した状態)にある排出用トレイ10を図示したものである。ここで、図7は、排出用トレイ10の一部を拡大図示した要部平面図であり、図8は、排出用トレイ10の一部を拡大図示した要部側面図である。尚、図7においては、より図面を観やすくするため、第1トレイ部材1の図示を簡略化して一点鎖線で図示してある。
トレイ収容部57の内壁面の左側部には、左規制解除部57Lが突設されている。同様に、トレイ収容部57の内壁面の右側部には、右規制解除部57Rが突設されている。左規制解除部57L及び右規制解除部57Rは、図示の如く、略L形の薄板形状の突部であり、第1トレイ部材1をトレイ収容部57に押し入れて収容した状態において、第3トレイ部材3の左被係止部33L及び右被係止部33Rと干渉しないように設けられている。したがって、左規制解除部57L及び右規制解除部57Rによって第3トレイ部材3の揺動が妨げられることはない。
第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2をトレイ収容部57に押し入れて収容した状態では、左規制部材4Lは、左係止爪部43Lが左規制解除部57Lに押動されることによって、符号FLで示した揺動方向へ揺動する。それによって、左係止爪部43Lが第2トレイ部材2の内部に退避し、左係止爪部43Lによる第3トレイ部材3の左被係止部33Lの係止が解除される。同様に、右規制部材4Rは、右係止爪部43Rが右規制解除部57Rに押動されることによって、符号FRで示した揺動方向へ揺動する。それによって、右係止爪部43Rが第2トレイ部材2の内部に退避し、右係止爪部43Rによる第3トレイ部材3の右被係止部33Rの係止が解除される。
このようにして、第1トレイ部材1をトレイ収容部57に押し入れて収容した状態では、第3トレイ部材3の揺動の係止が解除され、それによって、第3トレイ部材3を符号Gで示した方向へ揺動させることが可能な状態になる。
以上説明したように、本発明に係る「被記録材積重装置」によれば、第1トレイ部材1及び第2トレイ部材2をトレイ収容部57に押し入れる際の操作性を向上させることができる。
さらに、排出用トレイ10の「基体」となる部分は、上記実施例のように、第1トレイ部材1と第2トレイ部材2とからなる多段スライド収容構造とするのが好ましい。それによって、より大きな記録紙Pの積重面を構成することが可能になる。尚、排出用トレイ10の「基体」となる部分を多段スライド収容構造とせずに、単一の板状のトレイ部材で構成してもよく、そのような態様においても本発明の実施は可能であり、本発明による作用効果を得ることができるのは言うまでもない。
<他の実施例>
本発明の適用範囲は、特にインクジェットプリンタに限定されるものではなく、例えば、レーザプリンタ、ドットインパクトプリンタ等、記録紙等に記録を実行する手段を備えた記録装置の全てにおいて、本発明の実施は可能であり、本発明による作用効果を得ることができる。さらに、記録紙等に記録されている情報を読み取る手段を備えたスキャナ装置、コピー機、ファクシミリ等の電子機器においても本発明の実施は可能であり、本発明による作用効果を得ることができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
インクジェットプリンタの要部平面図。 インクジェットプリンタの要部側断面図。 排出用トレイを使用可能な状態にするときの動作を図示した要部側面図。 使用可能な状態における排出用トレイの一部を拡大図示した要部平面図。 使用可能な状態における排出用トレイの一部を拡大図示した要部側面図。 排出用トレイを収容するときの動作を図示した要部側面図。 収容状態における排出用トレイの一部を拡大図示した要部平面図。 収容状態における排出用トレイの一部を拡大図示した要部側面図。
符号の説明
1 第1トレイ部材、2 第2トレイ部材、3 第3トレイ部材、10 排出用トレイ、21 コイルばね、4L 左規制部材、4R 右規制部材、50 インクジェットプリンタ、51 搬送駆動ローラ、52 搬送従動ローラ、53 プラテン、54 排出駆動ローラ、55 排出従動ローラ、56 キャリッジガイド軸、57 トレイ収容部、57L 左規制解除部、57R 右規制解除部、58 排出口、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、P 記録紙、X 幅方向、Y 搬送方向

Claims (3)

  1. 基体と前記基体の先端部に揺動可能に支持される揺動体とを有し、被記録材の積重面を構成する積重部と、
    前記基体を支持するとともに、前記基体を押し入れて収容可能な収容部と、を備えた被記録材積重装置において、
    前記基体を前記収容部から引き出した状態では前記揺動体の揺動を係止し、前記基体を前記収容部に押し入れて収容した状態で前記揺動体の揺動の係止を解除する揺動規制機構を備えている、ことを特徴とした被記録材積重装置。
  2. 請求項1に記載の被記録材積重装置において、前記基体は、多段スライド収容構造である、ことを特徴とした被記録材積重装置。
  3. 被記録材に記録を実行する手段又は被記録材に記録されている情報を読み取る手段と、
    被記録材を排出する被記録材排出手段と、
    前記被記録材排出手段により排出される被記録材が積重される請求項1又は2に記載の被記録材積重装置と、を備えた電子機器。
JP2008140506A 2008-05-29 2008-05-29 被記録材積重装置、電子機器 Withdrawn JP2009286574A (ja)

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