JP2005247437A - 被記録媒体支持装置、被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

被記録媒体支持装置、被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 、装置を複雑化することなく、極めて小さくコンパクト化を図ることができる支持装置を提供すること。
【解決手段】 記録用紙の背面側に配置されるとともに記録用紙を傾斜姿勢に支持する支持装置50は、記録用紙Pの長手方向にスライド可能なスライド部材52と、スライド部材52の上部に設けられ、収縮状態において記録用紙Pをセットする間口を塞ぐ様な形状を成す鍔部53と、記録用紙Pを支持する支持手段を構成する下プレート54及び上プレート55を備えている。支持手段は下プレート54及び上プレート55によってアコーディオン式に収縮及び拡開する面を形成する様に構成されるとともに、前記収縮及び拡開する面の用紙長手方向一端側が鍔部53に取り付けられたことにより、スライド部材52のスライド動作に伴って収縮又は拡開する。
【選択図】図5

Description

本発明は、被記録媒体の背面側に配置されるとともに被記録媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段が収縮及び拡開可能に構成された被記録媒体支持装置及びこれを備えた給送装置、記録装置に関する。また、本発明は液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
記録装置或いは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。以下、当該インクジェットプリンタを例に説明する。インクジェットプリンタは、装置後部に被記録媒体或いは被噴射媒体の一例としての用紙を複数枚傾斜姿勢でセット可能な給送装置(ASF)を備え、当該給送装置から、用紙をインクジェット記録ヘッドの下へと搬送する搬送ローラへ向けて1枚ずつ給送する構成を有している。
ここで、給送装置には、用紙を傾斜姿勢に支持する支持装置(所謂「ペーパーサポート」と呼ばれるもの)が設けられている。この支持装置はインクジェットプリンタの後方に張り出す様な姿勢をとるため、非使用時においてコンパクト化を図るために、インクジェットプリンタに対して着脱自在に構成されるのが一般的である。
特開2003−201034号公報
しかし、上述の様に支持装置をインクジェットプリンタに対して着脱自在に構成する場合には、装置のコンパクト化を図ることができる反面、これらを別々に管理する必要がある為、ユーザにとっては管理が煩雑となるという欠点があった。また、支持装置をインクジェットプリンタと一体に構成するとともに収縮及び拡開可能に構成する場合には、収縮状態において極めて小さくコンパクト化が可能であること、また、装置が複雑化せず、低コストであるとともに美観を損ねないこと、が強く望まれる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、装置を複雑化することなく、極めて小さくコンパクト化を図ることができる支持装置を提供することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様に係る被記録媒体支持装置は、被記録媒体の背面側に配置されるとともに被記録媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段が収縮及び拡開可能に構成された被記録媒体支持装置であって、前記支持手段が収縮及び拡開する面を形成する様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体支持装置において被記録媒体の背面側に配置されるとともに被記録媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段は収縮及び拡開する面を形成する様に構成されているので、収縮状態においてコンパクト化を図ることができる。また、収縮及び拡開する面によって外観が煩雑とならず、美観を損ねることがない。
本発明の第2の態様に係る被記録媒体支持装置は、被記録媒体の背面側に配置されるとともに被記録媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段が収縮及び拡開可能に構成された被記録媒体支持装置であって、被記録媒体の長手方向にスライド可能なスライド部材と、当該スライド部材をスライド可能に支持するフレームと、前記スライド部材の上部に設けられ、前記支持手段が収縮した状態において被記録媒体をセットする間口を塞ぐ様な形状を成す鍔部と、を備え、前記支持手段が収縮及び拡開する面を形成する様に構成されるとともに、前記収縮及び拡開する面の被記録媒体長手方向一端側が前記鍔部に、他端側が前記フレームに取り付けられたことにより、前記スライド部材のスライド動作に伴って収縮又は拡開する様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段は、収縮及び拡開する面を形成する様に構成されているので、上述した第1の態様と同様に収縮状態においてコンパクト化を図ることができるとともに、外観が煩雑とならず、美観を損ねることがない。また、これに加え、収縮状態ではスライド部材の上部に設けられた鍔部によって被記録媒体をセットする間口が塞がれるので、装置内部への塵埃等の進入を防止することができる。更に、拡開状態では前記鍔部によって形成される空間が前記収縮及び拡開する面によって覆われるので、被記録媒体をより適切に支持することができるとともに、美観を向上させることができる。
本発明の第3の態様に係る被記録媒体給送装置は、上記第1のまたは第2の態様において、前記支持手段が、アコーディオン式に収縮及び拡開する面を形成する様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記支持手段が、アコーディオン式に収縮及び拡開する面を形成する様に構成されているので、収縮状態において極めて小さくコンパクト化を図ることができる。また、簡単な構成によって収縮及び拡開する面を形成することができ、構成を単純化することができるので低コスト化を図ることができるとともに外観が煩雑とならず、美観を損ねることがない。
本発明の第4の態様に係る被記録媒体給送装置は、被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を下流側に給送する給送ローラを備えた被記録媒体給送装置であって、上記第1から第3の態様のいずれかに係る前記被記録媒体支持装置を備えていることを特徴とする。本態様によれば、被記録媒体給送装置において、上述した第1から第3の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録手段を備えた記録装置であって、上記第4の態様に係る前記被記録媒体給送装置を備えていることを特徴とする。本態様によれば、記録装置において、上述した第1から第3の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様に係る液体噴射装置は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、被噴射媒体と接して回転することにより被噴射媒体を前記液体噴射手段へ給送する被噴射媒体給送手段と、前記被噴射媒体給送手段に設けられ、被噴射媒体の背面側に配置されるとともに被噴射媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段が収縮及び拡開可能に構成された被噴射媒体支持装置と、を備えた液体噴射装置であって、前記支持手段が収縮及び拡開する面を形成する様に構成されていることを特徴とする。
以下、図1乃至図5を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2は同側断面概略図、図3は本発明に係る「被記録媒体給送装置」としての給送装置2の斜視図、図4(A)は収縮状態にある、本発明に係る「被記録媒体支持装置」としての支持装置50の斜視図、図4(B)は同側断面図、図5(A)は拡開状態にある支持装置50の斜視図、図5(B)は同側断面図である。尚、以下では、用紙搬送経路(副走査方向)の上流側(図2の右側)を単に「上流側」と言い、用紙搬送経路の下流側(図2の左側)を単に「下流側」と言うこととする。
先ず、図1乃至図3を参照しながらプリンタ1及び給送装置2の構成について概説する。プリンタ1は、「被記録媒体」「被噴射媒体」の一例としての、比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙(以下「記録用紙P」と言う)への記録に適した小型サイズに構成されたものである。
図1において、プリンタ1はハウジング3によって外観が構成され、A4サイズの記録に好適であるインクジェットプリンタと同様に、装置後部に記録用紙Pを傾斜姿勢で複数枚セット可能な給送装置2を備え、装置前部には記録の行われた記録用紙Pをスタックするスタッカ6を備えている。
プリンタ1の装置上面中央には電源ボタン、印刷設定ボタン等によって構成された操作部5と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部4が配置され、装置前方右上には、画像データ等が記憶された半導体メモリ媒体を装着可能なカードスロット(図示せず)を覆う開閉自在なカバー3aが設けられている。即ち、プリンタ1は、外部のホスト・コンピュータと接続して印刷データを受信するのみならず、画像データを記憶した半導体メモリから直接画像データを読み込み、そして印刷用のデータを生成して自ら印刷実行可能に構成されている。
次に、プリンタ1の内部構成について図2を中心に、適宜図3をも参照しながら説明する。図2において、給送装置2は、ホッパ10と、可動ガイド9と、固定ガイド8と、給送ローラ11と、アイドルローラ14と、摩擦分離材13と、戻しレバー12と、支持装置50と、更に例示したこれら以外の種々の構成要素を備えている。ホッパ10は記録用紙Pを傾斜姿勢に支持するとともに、揺動支点10aを中心にカム機構(図示せず)によって揺動駆動され、給送ローラ11に記録用紙Pを圧接させる姿勢と、離間させる姿勢とを切換可能となっている。ホッパ10に設けられた固定ガイド8(図3参照)と可動ガイド9は、記録用紙Pの側端をガイドするとともに、可動ガイド9においては、記録用紙Pの各サイズに対応する様に、記録用紙Pの幅方向にスライド可能に設けられている。
給送ローラ11は側面視略D形の形状を成し、図3にも示す様に給送ローラ軸11aと一体的に形成されたローラ本体部11b(鍔部を備えたドラム形状を成している)に、ゴム材11cが巻回されることによって構成されている。尚、ローラ本体部11bとゴム材11cの関係が、円弧部においてはゴム材11cが記録用紙Pと接触し、平坦部においてはローラ本体部11bが記録用紙Pと接触する様に成されている。そして、当該給送ローラ11(給送ローラ軸11a)は、紙送りモータ39及び図示しないクラッチ機構によって用紙給送時にのみ選択的に回転駆動される。用紙給送時には、給送ローラ11はその円弧部分によって給送ローラ11に圧接した記録用紙Pの最上位のものを下流側へ給送し、用紙給送が終了すると、下流側の搬送駆動ローラ21による用紙搬送動作の際に搬送負荷を生じさせない様、図2に示す様に側面視略D形の形状における平坦部が摩擦分離材13と対向する様に駆動制御される。
ここで、下流側の搬送駆動ローラ21による用紙搬送中に、給送ローラ11に接触すると搬送負荷が生じる他、記録面に搬送方向に延びる様な接触痕が形成されてしまう虞がある。従ってこれを防止する為に、本実施形態では符号14で示す自由回転可能なアイドルローラを設け、これによって用紙搬送中における給送ローラ11への接触を防止して、搬送負荷や接触痕の発生を防止している。また、アイドルローラ14は図3に示す様に用紙幅方向においてほぼ均等に配置されていることから、これによって用紙幅方向における姿勢を均一化することができ、用紙搬送中(印刷中)におけるスキュー等の発生を防止することが可能となる。
続いて、給送ローラ11と対向する位置には、分離手段としての摩擦分離材13が設けられている。摩擦分離材13は用紙給送時に給送ローラ11の円弧部分と圧接して圧接点を形成し、これにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する。更に、給送ローラ11と対向する位置には戻しレバー12が設けられている。戻しレバー12は、その回動範囲が給送ローラ11と摩擦分離材13との圧接点とオーバーラップする様に、回動軸12aを中心に回動可能に設けられ、そして図示しないカム機構によって駆動制御される。この戻しレバー12は、給送ローラ11の1回転動作中に、図2に示す待機状態から用紙給送経路から退避する様に一旦倒れ、そして再び図2に示す様に起き上がることにより、重送されようとした次位以降の記録用紙Pを上流側に戻す。
次に、給送装置2の後部(記録用紙Pの背面側)に取り付けられる支持装置50は、図3に示すようにホッパ10から上方に突出する様に設けられる、下プレート54及び上プレート55を備えて構成された支持手段を有し、セットされる記録用紙Pを傾斜姿勢に支持する。この支持装置50の構成については、後に詳しく説明する。
尚、給送装置2は、その基体を構成するフレーム7に上記各構成要素が取り付けられてユニットを形成するとともに、当該ユニットが給送ローラ軸11aを回動軸として回動可能に設けられ、使用状態では図2に示すように後方に張り出す様な傾斜姿勢となり、逆に収納状態においては、略垂直に立設された状態となり(図示せず)、プリンタ1のコンパクト化を図ることができる様になっている。
以上が給送装置2であり、給送装置2の下流側には、給送ローラ11と搬送駆動ローラ21との間に、レバー15と検出部16とを備えて成る紙検出器17が設けられている。レバー15は揺動軸15aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動軸15aから上側部分が、給送される記録用紙Pと接触可能に構成されている。検出部16は光学センサであり、レバー15の揺動軸15aから下側部分が図示する様に検出部16に入り込むことにより、発光部から受光部へ向かう光が遮断され、記録用紙Pの未通過状態が検出される。そして、レバー15が、記録用紙Pの通過に伴って揺動すると、レバー15の揺動軸15aから下側部分が検出部16から外れ、これにより、記録用紙P先端の通過を検出することができる様になっている。また、記録用紙P後端が通過すると、再びレバー15の下端部が検出部16に入り込み、これにより、記録用紙P後端の通過を検出可能となる。
次に、紙検出器17の下流側には、搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とが設けられている(以下当該ローラ対を適宜「搬送ローラ」と言う)。搬送駆動ローラ21は図示しない紙送りモータによって回転駆動され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21に圧接して従動回転する。そして、給送ローラ11によって給送された記録用紙Pは当該搬送ローラにニップされ、記録ヘッド26の下へと搬送される。
搬送従動ローラ22を軸支する搬送従動ローラホルダ20の下流側端部には、自由回転可能なガイドローラ23が設けられている。ガイドローラ23は、記録用紙Pのプラテン28からの浮き上がりを防止する為のローラであり、これにより、記録用紙Pと記録ヘッド14との距離が一定に保たれ、記録品質の低下やヘッド擦れを防止する。
次に、搬送ローラの下流側には、記録ヘッド26とプラテン28とが対向する様に設けられている。記録ヘッド26はキャリッジ25の底部に設けられ、インク滴を記録用紙Pに向けて吐出することにより、記録(印刷)を実行する。キャリッジ25は主走査方向に延びるキャリッジガイド板27によってガイドされながら、図示しないモータの動力を受けて主走査方向に往復駆動される。尚、本実施形態では、キャリッジ25はインクカートリッジを搭載せず、プリンタ1の装置本体底部に固設されるインクカートリッジ(図示せず)から、インクチューブ(図示せず)を介して記録ヘッド26へとインクが供給される様に構成されている。
プラテン28は、記録用紙Pを下から支持することにより、記録用紙Pと記録ヘッド25との間のギャップを規定するが、記録ヘッド25と対向する面には、凹部28aが形成されている。これは、記録用紙Pに余白無く印刷を行う為のものであり、記録用紙Pの端部にインク滴を吐出する際に、記録用紙P端部から外れた部分にもインク滴を吐出し、そして凹部28aへと打ち捨てることにより、所謂縁無し印刷が実行される。尚、凹部28aには、インク滴を吸収するインク吸収材(図示せず)が配設されている。凹部28aに打ち捨てられたインク滴は図示しない排出孔から下部へ排出され、そしてプラテン28の下部には、この排出されたインク滴を受ける廃液トレイ34が設けられている。廃液トレイ34の内部には廃液吸収材35が設けられ、廃液トレイ34内のインク廃液を確実に保持する。
続いて、記録ヘッド26の下流側には、回転駆動される排出駆動ローラ29と、当該排出駆動ローラ29に接して従動回転する排出従動ローラ30と、排出駆動ローラ29の下流側に設けられ、排出駆動ローラ29と同期して回転駆動される補助駆動ローラ32と、補助駆動ローラ32のやや上流側近傍に補助駆動ローラ32から離間して設けられ、記録用紙Pの記録面と接して従動回転する補助従動ローラ33とが設けられている。記録が行われた記録用紙Pは、排出駆動ローラ29と排出従動ローラ30とにニップされることにより、スタッカ6へ向けて排出される。このとき、補助駆動ローラ32は、記録用紙Pの後端をスタッカ6に向けて確実に落とす機能を果たし、補助従動ローラ33は、記録用紙P後端の浮き上がりを防止して、記録用紙P後端と補助駆動ローラ32との接触状態を維持する機能を果たす。
以上がプリンタ1の概略であり、以下、支持装置50について詳説する。支持装置50は、図3及び図4に示す様に給送装置2の後部を覆う様な形状を成すフレーム51に、プレート形状を成すスライド部材52を備えている。フレーム51の側壁51e、51fの基端には、記録用紙Pの長手方向に延びるガイド部(図4及び図5では片側のガイド部51cのみ図示する)が形成されていて、当該ガイド部により、スライド部材52はフレーム51に保持されるとともに記録用紙Pの長手方向(図3乃至図5の上下方向)にスライド可能となっている。
そしてスライド部材52の上部には、プリンタ1の前方側にせり出す様な形状を成す鍔部53がスライド部材52と一体的に形成され、スライド部材52とともに記録用紙Pの長手方向に変位する。この鍔部53は、図1にも示す様に支持装置50の収縮状態において記録用紙Pをセットする間口を塞ぐ形状を成し、これにより、プリンタ1内部への塵埃等の進入が防止される様になっている。
続いて、フレーム51と鍔部53との間には、下プレート54と上プレート55とを備えて構成された支持手段が設けられる。この支持手段は記録用紙Pを傾斜姿勢に支持するものであるとともに、アコーディオン式に収縮(縮小)及び拡開(展開)可能に構成されている。
より詳しくは、図5に示す拡開状態において、下プレート54の下端両側にはフレーム51の側壁51e、51fに向けて突出する軸54a、54bが形成され、当該軸54a、54bが、側壁51e、51fにそれぞれ形成された軸受部51a、51bに嵌入することで、回動自在に軸支される。一方、上プレート55には、図5に示す拡開状態において鍔部53の側壁53c、53dに向けて突出する軸55c、55dが上端両側に形成され、当該軸55c、55dが、側壁53c、53dにそれぞれ形成された軸受部53a、53bに嵌入することで、回動自在に軸支される。
また、下プレート54と上プレート55とは、下プレート54の上端両側に形成された軸54c、54dが、上プレート55の下端両側に形成された軸受部55a、55bに嵌入することによって双方が回動自在に連結される。以上により、下プレート54と上プレート55とを備えた支持手段は、スライド部材52のスライド動作に伴って、図4及び図5に示す様にアコーディオン式に収縮及び拡開する面を形成する。
以上の様に構成された支持装置50は以下の様な作用効果を奏する。即ち、記録用紙Pの背面側に配置されるとともに記録用紙Pを傾斜姿勢に支持する支持手段が収縮及び拡開可能に構成された支持装置50において、前記支持手段が、下プレート54と上プレート55とが回動自在に連結されることにより、アコーディオン式に収縮及び拡開する面を形成する様に構成されている。そして、当該収縮及び拡開する面の一端側(上プレート55の上部)が鍔部53に取り付けられ、他端側(下プレート54の下部)がフレーム51に取り付けられたことにより、スライド部材52のスライド動作に伴って収縮及び拡開する様に構成されている。
従って、収縮状態においては図4に示すようにコンパクト化を図ることができる。また特に、アコーディオン式に収縮及び拡開する構成であるので、極めて小さくコンパクト化を図ることができるとともに、構成を単純化することができるので、低コスト化を図ることができ、そして外観が煩雑とならず、美観を損ねることがない。
尚、「アコーディオン式に収縮及び拡開する面」(以下「収縮拡開面」と言う)は、本実施形態においては下プレート54と上プレート55のプレート面によって形成されるが、これは必ずしもその全面を利用して記録用紙Pを均一に支持する必要は無い。例えば、本実施形態においては図5(B)に示すように拡開状態において収縮拡開面は側断面視において窪んだ形状を成しており、専ら記録用紙Pの背面に向けて突出した部分(図5(A)の符号a、bで示す部分)によって記録用紙Pを支持する。つまり、鍔部53を設けたことによって記録用紙Pとスライド部材52との間に空間が形成されるが、当該空間に収縮拡開面を配置することによって、記録用紙Pを支持する支持点を増やすことができ、より適切に記録用紙Pを支持することができるとともに、支持装置50の美観を向上させることができる。尚、拡開状態において収縮拡開面を例えばフラットな面或いは緩やかな凸面とすることにより、その全面を利用して記録用紙Pを均一に支持する様に構成すれば、記録用紙Pの湾曲を防止することができ、より一層好適である。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 本発明に係る給送装置の斜視図。 (A)は収縮状態にある支持装置の斜視図、(B)は同側断面図。 (A)は拡開状態にある支持装置の斜視図、(B)は同側断面図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 給紙装置、3 ハウジング、4 表示部、5 操作部、6 スタッカ、7 フレーム、8 固定ガイド、9 可動ガイド、10 ホッパ、11 給送ローラ、12 紙戻しレバー、13 摩擦分離材、14 アイドルローラ、15 レバー、16 検出部、17 紙検出器、18 紙案内部材、20 搬送従動ローラホルダ、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 ガイドローラ、25 キャリッジ、26 記録ヘッド、27 キャリッジガイド板、28 プラテン、29 排出駆動ローラ、30 排出従動ローラ、32 補助駆動ローラ、33 補助従動ローラ、34 廃液トレイ、35 廃液吸収材、37 排出補助ローラ、50 支持装置、51 フレーム、52 スライド部材、53 鍔部、54 下プレート、55 上プレート、P 記録用紙

Claims (6)

  1. 被記録媒体の背面側に配置されるとともに被記録媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段が収縮及び拡開可能に構成された被記録媒体支持装置であって、
    前記支持手段が収縮及び拡開する面を形成する様に構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体支持装置。
  2. 被記録媒体の背面側に配置されるとともに被記録媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段が収縮及び拡開可能に構成された被記録媒体支持装置であって、
    被記録媒体の長手方向にスライド可能なスライド部材と、
    当該スライド部材をスライド可能に支持するフレームと、
    前記スライド部材の上部に設けられ、前記支持手段が収縮した状態において被記録媒体をセットする間口を塞ぐ様な形状を成す鍔部と、を備え、
    前記支持手段が、収縮及び拡開する面を形成する様に構成されるとともに、前記収縮及び拡開する面の被記録媒体長手方向一端側が前記鍔部に、他端側が前記フレームに取り付けられたことにより、前記スライド部材のスライド動作に伴って収縮又は拡開する様に構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体支持装置。
  3. 請求項1または2において、前記支持手段が、アコーディオン式に収縮及び拡開する面を形成する様に構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体支持装置。
  4. 被記録媒体と接して回転することにより被記録媒体を下流側に給送する給送ローラを備えた被記録媒体給送装置であって、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の前記被記録媒体支持装置を備えている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  5. 被記録媒体に記録を行う記録手段を備えた記録装置であって、前記記録手段の上流側に、請求項4記載の前記被記録媒体給送装置を備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、
    被噴射媒体と接して回転することにより被噴射媒体を前記液体噴射手段へ給送する被噴射媒体給送手段と、
    前記被噴射媒体給送手段に設けられ、被噴射媒体の背面側に配置されるとともに被噴射媒体を傾斜姿勢に支持する支持手段が収縮及び拡開可能に構成された被噴射媒体支持装置と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記支持手段が収縮及び拡開する面を形成する様に構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007279273A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Fuji Xerox Co Ltd 開閉部の開閉機構及び画像形成装置

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