JP2009248316A - 記録装置 - Google Patents

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JP2009248316A
JP2009248316A JP2008094763A JP2008094763A JP2009248316A JP 2009248316 A JP2009248316 A JP 2009248316A JP 2008094763 A JP2008094763 A JP 2008094763A JP 2008094763 A JP2008094763 A JP 2008094763A JP 2009248316 A JP2009248316 A JP 2009248316A
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Mikinobu Abe
幹伸 安部
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Abstract

【課題】 キャリッジカバーの半開き状態をユーザが明確かつ容易に認識することが可能
な記録装置を低コストに実現する。
【解決手段】 検出部材11は、キャリッジ61がインク交換ポジションにある状態にお
いて、キャリッジカバー611が半開きのときにプリンタカバー2が半開きになるように
キャリッジカバー611とプリンタカバー2との間に介在する。検出部材11は、プリン
タカバー2の内側に、キャリッジ61の往復動方向へ弾性変位可能に支持されている。キ
ャリッジカバー611が完全に閉じられた状態でキャリッジ61が往復動する際には、検
出部材11がキャリッジカバー611に接触することがあっても、検出部材11が弾性変
位する。また、半開きになっているプリンタカバー2を閉方向へ押動することで、半開き
のキャリッジカバー611を閉方向へ押動して完全に閉じた状態にすることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、筐体内でキャリッジが往復動する記録装置に関する。
インクジェットプリンタやドットインパクトプリンタ等、記録ヘッドやインクカートリ
ッジ等を搭載したキャリッジが筐体内で往復動するの記録装置が公知である。このような
記録装置のキャリッジには、インクカートリッジ等の収容部を開閉可能に支持されたキャ
リッジカバーが設けられているのが一般的である(例えば、特許文献1を参照)。このよ
うなキャリッジカバーを設けることによって、キャリッジ内部に埃や異物等が進入してし
まう虞を低減させることができる。また、閉じた状態のキャリッジカバーでインクカート
リッジ等をキャリッジ本体にホールドすることができるので、キャリッジの往復動時に生
ずる振動等に起因したインクカートリッジ等の脱落等を防止することができる。
特開2006−7734号公報
キャリッジカバーは、インクカートリッジ等の交換時にユーザによって開閉操作がなさ
れるものである。そのため、例えば、操作に不慣れなユーザの場合、インクカートリッジ
等の交換後にキャリッジカバーが完全に閉じていない状態、つまり半開き状態にしてしま
う可能性がある。また、例えば、インクカートリッジ等の装着状態が不完全である場合、
インクカートリッジ等の向きや色等を間違えて装着した状態である場合等に、キャリッジ
カバーが半開き状態になってしまうことがある。
そして、キャリッジカバーが半開きの状態で被記録材への記録を実行してしまうと、記
録実行中にインクカートリッジ等が脱落等してしまう虞が生ずる。また、インクカートリ
ッジ等の装着状態が不完全である場合、インクカートリッジ等の向きや色等を間違えて装
着した状態である場合等には、そのインクカートリッジのインクが記録ヘッドに供給され
ず、被記録材への記録が正常に実行できない虞が生ずる。さらに、キャリッジカバーの一
部が記録装置の筐体の内壁面や他の構成要素に接触等して、キャリッジの往復動作を正常
に行うことができない虞が生ずるとともに、キャリッジの損傷等の虞が生ずる。
ところが、一般的なインクジェットプリンタやドットインパクトプリンタ等の記録装置
は、記録装置の筐体内にキャリッジが往復動可能に配設されているため、筐体カバーを閉
じた状態ではキャリッジカバーの半開き状態を容易に視認することができない場合が多い
。したがって、ユーザは、インクカートリッジ等の交換時にキャリッジカバーが半開き状
態であることに気付かないまま筐体カバーを閉じてしまうと、あらためて筐体カバーを開
かない限り、キャリッジカバーの半開き状態に気付かない場合が多い。
また、例えば、キャリッジカバーの半開き状態を検出するセンサをキャリッジに設けれ
ば、エラー表示等でキャリッジカバーの半開き状態をユーザに知らせることが可能になる
し、キャリッジカバーの半開きの状態では被記録材への記録が実行されないように制御す
ることも可能になる。しかし、センサ及び制御装置の入力ポート等を追加する必要があり
、それによって、記録装置のコストが上昇してしまうことになる。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、キャリッジカバー
の半開き状態をユーザが明確かつ容易に認識することが可能な記録装置を低コストに実現
することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、筐体内でキャリッジが往復動する記
録装置において、前記筐体に開閉可能に支持された筐体カバーと、前記キャリッジに開閉
可能に支持されたキャリッジカバーと、前記筐体カバー又は前記キャリッジカバーのいず
れか一方に配設され、前記キャリッジカバーが半開きのときに前記筐体カバーが半開きに
なるように前記キャリッジカバーと前記筐体カバーとの間に介在する検出部材と、を備え
、前記検出部材は、前記キャリッジの往復動方向へ弾性変位可能に支持されている、こと
を特徴とした記録装置である。
キャリッジカバーが半開きのときには、キャリッジカバーと筐体カバーとの間に介在す
る検出部材によって、筐体カバーを閉じようとしても筐体カバーが必然的に半開き状態に
なる。それによって、ユーザは、キャリッジカバーの半開き状態を明確かつ容易に認識す
ることができる。また、このような検出部材を設けることによって、キャリッジカバーの
半開き状態を検出するセンサ等を設けることなく、キャリッジカバーの半開き状態を明確
かつ容易にユーザが認識することが可能になる。
そして、検出部材は、キャリッジの往復動方向へ弾性変位可能に支持されている。それ
によって、キャリッジカバーが完全に閉じられた状態でキャリッジが往復動する際には、
検出部材がキャリッジカバー又は筐体カバー等に僅かに接触することがあっても、キャリ
ッジの往復動方向へ検出部材が弾性変位することになる。したがって、キャリッジカバー
が完全に閉じられた状態でキャリッジが往復動する際に、キャリッジカバーと筐体カバー
との間に介在する検出部材によってキャリッジの往復動作が妨げられることはない。
これにより、本発明の第1の態様に記載の記録装置によれば、キャリッジカバーの半開
き状態をユーザが明確かつ容易に認識することが可能な記録装置を低コストに実現するこ
とができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様に記載の記録装置において、前記検出部材
は、前記筐体カバーを閉じる方向へ押動することで前記キャリッジカバーを閉じる方向へ
押動可能に支持されている、ことを特徴とした記録装置である。
例えば、単にキャリッジカバーの閉じ方が不完全であるためにキャリッジカバーが半開
きになっている場合には、半開きになっている筐体カバーを閉じる方向へ押動することに
よって、キャリッジカバーを完全に閉じた状態にすることができる。すなわち、ユーザは
、筐体カバーとキャリッジカバーとの間に介在している検出部材を利用して、あらためて
筐体カバーを開いた状態にすることなく半開きのキャリッジカバーを完全に閉じた状態に
することができる。
他方、例えば、インクカートリッジ等の誤装着等によってキャリッジカバーが半開きに
なっている場合には、キャリッジカバーを完全に閉じた状態にすることが物理的に不可能
な状態にある。そのため、そのままでは、半開きになっている筐体カバーを閉じる方向へ
押動してもキャリッジカバーを完全に閉じた状態にすることはできない。このとき、仮に
ユーザが過大な力で筐体カバーを閉じる方向へ押動してしまったとしても、筐体カバーと
キャリッジカバーとの間に介在している検出部材は、往復動方向のいずれかの方向へ逃げ
るように弾性変位することになる。それによって、その過大な力で筐体カバー又はキャリ
ッジカバー或いは検出部材が破損等してしまうことを回避することができる。
本発明の第3の態様は、前述した第2の態様に記載の記録装置において、前記筐体カバ
ー又は前記キャリッジカバーの前記検出部材が当接する部分に凹部が設けられている、こ
とを特徴とした記録装置である。
このように、検出部材が当接する部分に凹部を設けることによって、検出部材は、先端
がその凹部に嵌り込んだ状態で筐体カバー又はキャリッジカバーに当接することになる。
それによって、例えば、検出部材が筐体カバー又はキャリッジカバーに斜めに当接した状
態においても、筐体カバーを押動する力を確実にキャリッジカバーに伝達することが可能
になる。したがって、半開きになっている筐体カバーを閉じる方向へ押動して半開きのキ
ャリッジカバーを完全に閉じた状態にする操作の確実性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、本発明は以下説明する実施
例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能
であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
<インクジェットプリンタの概略構成>
まず、本発明に係る「記録装置」の一例であるインクジェットプリンタ50の概略構成
について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1及び図2は、本発明に係るインクジェットプリンタの外観斜視図である。図3は、
本発明に係るインクジェットプリンタの内部構造の要部側断面図である。
インクジェットプリンタ50は、「筐体」としてのプリンタ本体1で覆われている。プ
リンタ本体1の上面には、「筐体カバー」としてのプリンタカバー2が符号Aで示した開
閉方向へ揺動可能に配設されている。ユーザは、プリンタカバー2を開くことによって、
開口部8を通じてプリンタ本体1の内部へアクセスすることが可能になるとともに、開口
部7を通じて後述するキャリッジに搭載されたインクカートリッジの交換作業を行うこと
が可能になる。
プリンタ本体1の前面には、電源スイッチ等のスイッチ類5が配設されている他、排紙
スタッカ3及びディスクトレイカバー4が前方へ開閉可能に配設されている。排紙スタッ
カ3は、記録実行時には前方へ開いた状態で使用され、記録実行後の「被記録材」として
の記録紙Pが排紙スタッカ3の上に排出されて積重される。ディスクトレイカバー4は、
前方へ開いた状態で、ディスクトレイやボード紙等を前方からユーザが手差し挿入するた
めのディスクトレイ挿入口9へのアクセスが可能になる。
インクジェットプリンタ50の後部には、自動給送装置70が配設されている。自動給
送装置70の上部には、上方向へ開閉可能な給紙トレイカバー6が配設されている。給紙
トレイカバー6は、開いた状態で、自動給送する記録紙Pを載置するための載置面の一部
を構成する。自動給送装置70は、ホッパ71、給送用ローラ72及び図示していない分
離手段等を備えている。ホッパ71に載置された記録紙Pは、ホッパ71が給送用ローラ
72へ揺動することによって給送用ローラ72の外周面に押圧され、給送用ローラ72の
回転によって、搬送駆動ローラ51の外周面と搬送従動ローラ52の外周面との当接面へ
向けて1枚ずつ給送される。
インクジェットプリンタ50は、記録紙Pを搬送方向Yへ搬送する手段として、搬送駆
動ローラ51及び搬送従動ローラ52を備えている。さらに、インクジェットプリンタ5
0は、プラテン53に支持されている記録紙Pの記録面にインクを噴射する記録ヘッド6
2を備えている。さらに、インクジェットプリンタ50は、記録実行後の記録紙Pを搬送
方向Yへ排出するための排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55を備えている。
搬送駆動ローラ51は、表面に高摩擦被膜が施されており、図示していない搬送用モー
タの回転駆動力が伝達されて回転する。搬送従動ローラ52は、従動回転可能に軸支され
、図示していないばね等の付勢手段によって搬送駆動ローラ51の外周面に押圧付勢され
ている。自動給送装置70により給送された記録紙Pは、搬送駆動ローラ51と搬送従動
ローラ52とで挟持され、搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向Yへ所定の搬送
量でプラテン53上を搬送される。
記録ヘッド62は、キャリッジ61の底部に配設されている。記録ヘッド62のヘッド
面には、インクを噴射するための多数の噴射ノズル(図示せず)が配設されている。キャ
リッジ61は、記録ヘッド62のヘッド面とプラテン53上の記録紙Pの記録面とが略平
行となる状態を維持しつつ記録紙Pの幅方向X(搬送方向Yと交差する方向)へ往復動可
能に、キャリッジガイド軸56に支持されている。キャリッジ61は、図示していないキ
ャリッジ駆動用モータの回転軸に配設された駆動プーリ(図示せず)と従動プーリ(図示
せず)との間に掛架された無端ベルト(図示せず)が連結されており、その無端ベルトを
介してキャリッジ駆動用モータの回転駆動力が伝達されて幅方向Xへ往復動する。
プラテン53は、記録紙Pの搬送方向Yに沿って形成された多数のプラテンリブ(図示
せず)を有している。プラテン53上を搬送される記録紙Pは、このプラテンリブの頂部
で裏面側から支持される。記録紙Pは、このプラテン53に支持された領域において、記
録ヘッド62により記録面にドットを形成されて記録が実行される。記録ヘッド62のヘ
ッド面と記録紙Pの記録面との間隔は、プラテンリブの頂部によって規定される。
プラテン53上を搬送される記録紙Pは、キャリッジ61が幅方向Xへ往復動しながら
記録ヘッド62のヘッド面から記録紙Pの記録面にインクを噴射してドットを形成する動
作と、搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向Yへ所定の搬送量で搬送する動作と
が交互に繰り返されることによって、記録面への記録が実行される。インク噴射後の記録
紙Pは、排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持され、排出駆動ローラ54の
駆動回転により搬送方向Yへ搬送されて排紙スタッカ3の上に排出される。これらの一連
の記録制御は、図示していない制御装置により実行される。
<第1実施例>
つづいて、本発明に係るインクジェットプリンタ50の第1実施例について、図4〜図
10を参照しながら説明する。
図4〜図7は、インクジェットプリンタ50の要部側断面図である。図4は、プリンタ
カバー2を閉じた状態を図示したものであり、図5は、プリンタカバー2を開いた状態を
図示したものである。図6及び図7は、プリンタカバー2が半開きの状態を図示したもの
である。
キャリッジ61は、キャリッジカバー611を備えている。キャリッジカバー611は
、一端側に設けられた軸部612でキャリッジ61に軸支されており、符号Bで示した開
閉方向へ揺動可能に支持されている。キャリッジカバー611の他端側には、係止爪61
3が設けられている。キャリッジカバー611は、係止爪613がキャリッジ61の内壁
面に設けられた凸部614に係合した状態で、完全に閉じた状態となり、その閉じた状態
が保持される。また、キャリッジカバー611は、キャリッジカバー611に設けられた
レバー(図示せず)で係止爪613を凸部614から離間する方向へ変位させて、係止状
態を解除することによって、開方向B1へ揺動させて開くことが可能な状態になる。
キャリッジ61の内部のインクカートリッジICを交換する際には、ユーザは、まずプ
リンタカバー2を開方向A1へ揺動させて開いた状態にする。そして、インク交換ボタン
(図示せず)を押下すると、キャリッジ61が開口部7(図2)に対応する位置(以下、
「インク交換ポジション」という。)へ移動する。その状態において、ユーザは、開口部
7を通じてキャリッジカバー611を開方向B1へ揺動させて開くことができ、開口部7
を通じてインクカートリッジICを交換する作業を行うことができる。
そして、本発明に係るインクジェットプリンタ50は、プリンタカバー2の内側に、検
出部材11が配設されている。検出部材11は、キャリッジ61がインク交換ポジション
にある状態において、キャリッジカバー611が半開きのときにプリンタカバー2が半開
きになるようにキャリッジカバー611とプリンタカバー2との間に介在する部材である
(図6、図7)。ここで、キャリッジカバー611が半開き状態になる場合としては、単
にキャリッジカバー611の閉じ方が不完全な状態である場合がある(図6)。また、誤
装着等によって本来の正常な装着位置から浮き上がった状態にあるインクカートリッジI
Cによって、物理的にキャリッジカバー611を完全に閉じることができない状態である
場合がある(図7)。
いずれの場合においても、キャリッジカバー611が半開きのときには、キャリッジカ
バー611とプリンタカバー2との間に介在する検出部材11によって、プリンタカバー
2を閉じようとしてもプリンタカバー2が必然的に半開き状態になる。それによって、ユ
ーザは、キャリッジカバー611の半開き状態を明確かつ容易に認識することができる。
また、このような検出部材11を設けることによって、キャリッジカバー611の半開き
状態を検出するセンサ等を設けることなく、キャリッジカバー611の半開き状態を明確
かつ容易にユーザが認識することが可能になる。
つづいて、検出部材11の支持構造について、図8〜図10を参照しながら説明する。
図8は、プリンタカバー2の内側に配設された検出部材11を拡大図示した正面図であ
る。
検出部材11は、矩形平板形状の部材であり、プリンタカバー2の内側に、幅方向X(
キャリッジ61の往復動方向)へ弾性変位可能に支持されている。より具体的には、プリ
ンタカバー2の内側には、軸受部13が固設されており、検出部材11は、一端側に設け
られた軸部12で軸受部13に軸支されている。また、軸部12には、ねじりコイルばね
14が環装されている。ねじりコイルばね14は、一端側の棒部141が検出部材11の
側面に掛止されており、他端側の棒部142がプリンタカバー2の内側に掛止されている
。つまり、検出部材11は、ねじりコイルばね14のばね力によって、略垂直姿勢となる
揺動位置に付勢されている。このようにして、検出部材11は、符号Cで示した揺動方向
へ弾性変位可能に支持された状態となる。
これによって、キャリッジカバー611が完全に閉じられた状態でキャリッジ61が幅
方向Xへ往復動する際には、検出部材11がキャリッジカバー611に僅かに接触するこ
とがあっても、検出部材11が符号Cで示した揺動方向へ弾性変位することになる。した
がって、キャリッジカバー611が完全に閉じられた状態でキャリッジ61が幅方向Xへ
往復動する際に、キャリッジカバー611とプリンタカバー2との間に介在する検出部材
11によってキャリッジ61の往復動作が妨げられることはない。
図9は、検出部材11とキャリッジカバー611との係合状態を拡大図示した正面図で
あり、キャリッジカバー611及びプリンタカバー2を完全に閉じた状態を図示したもの
である。
キャリッジカバー611及びプリンタカバー2を完全に閉じた状態では、図示の如く、
検出部材11の先端とキャリッジカバー611の対応する部分の外周面とが略隙間無く一
致した状態となるのが好ましい。それによって、ユーザは、より明確かつ容易にキャリッ
ジカバー611の半開き状態を認識することが可能になる。また、前記の通り、検出部材
11がキャリッジカバー611に接触することがあっても、検出部材11が符号Cで示し
た揺動方向へ弾性変位するので、検出部材11によってキャリッジ61の往復動作が妨げ
られることはない。
さらに、検出部材11は、プリンタカバー2を閉方向A2へ押動することで半開きのキ
ャリッジカバー611を閉方向B2へ押動可能に支持されているのが好ましい。例えば、
図示の如く、検出部材11の先端にキャリッジカバー611と面接触可能な平坦面を設け
れば、検出部材11を介して、プリンタカバー2を閉方向A2へ押動する力(符号D)を
半開きのキャリッジカバー611に安定的に作用させることができる。
それによって、例えば、単にキャリッジカバー611の閉じ方が不完全であるためにキ
ャリッジカバー611が半開きになっている場合には(図6)、ユーザは、半開きになっ
ているプリンタカバー2を閉方向A2へ押動することで、半開きのキャリッジカバー61
1を閉方向B2へ押動することができ、それによってキャリッジカバー611を完全に閉
じた状態にすることができる。すなわち、ユーザは、プリンタカバー2とキャリッジカバ
ー611との間に介在している検出部材11を利用して、あらためてプリンタカバー2を
開いた状態にすることなく半開きのキャリッジカバー611を完全に閉じた状態にするこ
とができる。
図10は、検出部材11とキャリッジカバー611との係合状態を拡大図示した正面図
であり、キャリッジカバー611が半開きの状態を図示したものである。
他方、例えば、インクカートリッジ等の誤装着等によってキャリッジカバー611が半
開きになっている場合には(図7)、インクカートリッジICを正しく装着し直さない限
り、半開きのキャリッジカバー611を完全に閉じた状態にすることは不可能である。し
たがって、この状態においては、プリンタカバー2を閉方向A2へ押動しても半開きのキ
ャリッジカバー611を完全に閉じた状態にすることはできない。
このとき、仮にユーザが過大な力で半開きのプリンタカバー2を閉じる方向へ押動して
しまったとしても、検出部材11が幅方向Xのいずれかの方向へ逃げるように弾性変位す
る(符号CL)。それによって、その過大な力でプリンタカバー2又はキャリッジカバー
611或いは検出部材11が破損等してしまうことを回避することができる。この場合、
どの程度の力が作用したときに検出部材11が逃げるように弾性変位するかは、例えば、
検出部材11の先端形状やねじりコイルばね14のばね力、キャリッジカバー611に対
する検出部材11の当接角度等を適宜調整することで適切に設定することができる。
以上説明したように、本発明よれば、キャリッジカバー611の半開き状態をユーザが
明確かつ容易に認識することが可能なインクジェットプリンタ50を低コストに実現する
ことができる。尚、検出部材11は、キャリッジカバー611側に設けても良く、そのよ
うな態様においても本発明の実施は可能であり、本発明による作用効果を得ることができ
るのは言うまでもない。
<第2実施例>
つづいて、本発明に係るインクジェットプリンタ50の第2実施例について、図11を
参照しながら説明する。
図11は、第2実施例のインクジェットプリンタ50の要部側断面図である。
第2実施例のインクジェットプリンタ50は、第1実施例に加えて、キャリッジカバー
611には、キャリッジ61がインク交換ポジションにある状態で検出部材11の先端が
当接する部分に凹部615が設けられている。尚、それ以外の構成については、第1実施
例と同様であるため、共通する部分の説明は省略する。
凹部615は、検出部材11の先端形状に沿って形成されている。したがって、検出部
材11の先端は、図示の如く、この凹部615に嵌り込んだ状態でキャリッジカバー61
1に当接係合することになる。それによって、例えば、検出部材11の先端がキャリッジ
カバー611の外周面に斜めに当接した状態においても、プリンタカバー2を押動する力
(符号D)をより安定的にキャリッジカバー611に伝達することが可能になる。したが
って、半開きになっているプリンタカバー2を閉方向A2へ押動して半開きのキャリッジ
カバー611を完全に閉じた状態にする操作の確実性を向上させることができる。尚、当
該実施例においては、凹部615の形状や深さ等を適宜調整することで、どの程度の力が
作用したときに検出部材11が逃げるように弾性変位するかを調整することもできる。
本発明に係るインクジェットプリンタの外観斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンタの外観斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンタの内部構造の要部側断面図。 プリンタカバーを閉じた状態を図示した要部側断面図。 プリンタカバーを開いた状態を図示した要部側断面図。 プリンタカバーが半開きの状態を図示した要部側断面図。 プリンタカバーが半開きの状態を図示した要部側断面図。 プリンタカバーの内側に配設された検出部材を拡大図示した正面図。 キャリッジカバー及びプリンタカバーを閉じた状態を図示した正面図。 キャリッジカバーが半開きの状態を図示した正面図。 第2実施例のインクジェットプリンタの要部側断面図。
符号の説明
1 プリンタ本体、2 プリンタカバー、7、8 開口部、11 検出部材、12 軸部
、13 軸受部、14 ねじりコイルばね、50 インクジェットプリンタ、51 搬送
駆動ローラ、52 搬送従動ローラ、53 プラテン、54 排出駆動ローラ、55 排
出従動ローラ、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、611 キャリッジカバー、61
5 凹部、IC インクカートリッジ、X 幅方向、Y 搬送方向

Claims (3)

  1. 筐体内でキャリッジが往復動する記録装置において、
    前記筐体に開閉可能に支持された筐体カバーと、
    前記キャリッジに開閉可能に支持されたキャリッジカバーと、
    前記筐体カバー又は前記キャリッジカバーのいずれか一方に配設され、前記キャリッジ
    カバーが半開きのときに前記筐体カバーが半開きになるように前記キャリッジカバーと前
    記筐体カバーとの間に介在する検出部材と、を備え、
    前記検出部材は、前記キャリッジの往復動方向へ弾性変位可能に支持されている、こと
    を特徴とした記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記検出部材は、前記筐体カバーを閉じる方向へ
    押動することで前記キャリッジカバーを閉じる方向へ押動可能に支持されている、ことを
    特徴とした記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置において、前記筐体カバー又は前記キャリッジカバーの前記
    検出部材が当接する部分に凹部が設けられている、ことを特徴とした記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103158370A (zh) * 2011-12-15 2013-06-19 冲电气工业株式会社 印刷装置
CN103832097A (zh) * 2012-11-26 2014-06-04 株式会社理光 图像形成装置

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