JP2011236056A - 係船ウインチおよび係船ウインチのケーブルを制御する方法 - Google Patents

係船ウインチおよび係船ウインチのケーブルを制御する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011236056A
JP2011236056A JP2011104253A JP2011104253A JP2011236056A JP 2011236056 A JP2011236056 A JP 2011236056A JP 2011104253 A JP2011104253 A JP 2011104253A JP 2011104253 A JP2011104253 A JP 2011104253A JP 2011236056 A JP2011236056 A JP 2011236056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
mooring
torque
value
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011104253A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011236056A5 (ja
JP5908217B2 (ja
Inventor
Mikael Holmberg
ミカエル・ホルムベルグ
Vassili Jung
バッシリ・ユング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ABB Oy
Original Assignee
ABB Oy
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ABB Oy filed Critical ABB Oy
Publication of JP2011236056A publication Critical patent/JP2011236056A/ja
Publication of JP2011236056A5 publication Critical patent/JP2011236056A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5908217B2 publication Critical patent/JP5908217B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/16Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring using winches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B21/20Adaptations of chains, ropes, hawsers, or the like, or of parts thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66DCAPSTANS; WINCHES; TACKLES, e.g. PULLEY BLOCKS; HOISTS
    • B66D1/00Rope, cable, or chain winding mechanisms; Capstans
    • B66D1/28Other constructional details
    • B66D1/40Control devices
    • B66D1/48Control devices automatic
    • B66D1/50Control devices automatic for maintaining predetermined rope, cable, or chain tension, e.g. in ropes or cables for towing craft, in chains for anchors; Warping or mooring winch-cable tension control
    • B66D1/505Control devices automatic for maintaining predetermined rope, cable, or chain tension, e.g. in ropes or cables for towing craft, in chains for anchors; Warping or mooring winch-cable tension control electrical
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • G01L5/04Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes for measuring tension in flexible members, e.g. ropes, cables, wires, threads, belts or bands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B2021/003Mooring or anchoring equipment, not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B2205/00Tethers

Abstract

【課題】係船ウインチの係船ロープ張力を制御する新規な方法を提供する。
【解決手段】係船ウインチは、巻取りドラム101と、巻取りドラムを駆動する交流電動機103と、交流電動機に接続された周波数変換ユニット104と、係船ロープの張力についての指標に基づいて周波数変換ユニットを制御する制御ユニット105とを含む。制御装置105は、交流電動機103の回転速度の基準値を所定値にセットし、所定期間について一方の方向で交流電動機103を駆動し、電動機のトルクの第1の値を定義し、所定期間について反対方向で交流電動機103を駆動し、電動機のトルクの第2の値を定義し、トルクの第1および第2の値を使用してトルク推定値を計算するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、係船ウインチの係船ロープ張力を制御する方法に関する。更に、本発明は、係船ウインチ及び係船ウインチの係船ロープ張力を制御するためのコンピュータプログラムに関する。
船舶を港の波止場又は埠頭に横付けして係留する時、船舶を適切な位置に保持するために、船舶を係留する係船ロープに適切に張力を加えなければならない。係船ロープに正しい張力が加わった状態を維持するための努力がなされない場合には、危険な状態が生じ得る。何故なら、船舶が波止場又は埠頭に対して移動する傾向があるため、係船ロープに大きな力が加わるからである。多くの要因が船舶を波止場又は埠頭に対して移動させる。これらの要因の例は、周期的な潮汐変化による海面レベルの変化、船荷の積み降ろしによる船舶の排水量(displacement)の変化である。これらの要因が波止場又は埠頭に対しての船舶の高さを変化させ、これによって船舶と波止場又は埠頭との間の所定長の係船ロープの張力を変化させる。更に、船舶は波又は風によって左右に揺り動かされ、係船ロープの張力の変動を引き起こす。動きが大きい場合には、係船ロープが破損し、近くにいる要員に危害が及び、船舶に損傷を与える可能性がある。
ロープの張力あるいはロープのトルクは、他の測定された変数に基づいて測定されるまたは計算されるかのどちらかである。電動機の速度、電動機のトルクあるいは巻取りドラムのトルクあるいはロープの張力を測定することは可能である。
特許文献1は、ギヤボックスを介して電気駆動装置に接続された少なくとも1個の巻上げドラムを有するウインチを開示している。電気駆動装置は、速度制御装置に接続されると共にブレーキ装置が設けられた非同期交流電動機である。速度制御装置は、現在の回転速度を検出するための速度インジケータを有している。速度制御装置は、制御ユニットによって調整されており、この制御ユニットは、例えば、検出された回転速度と回転速度の目標値を入力として取り込むプログラム可能なコントローラである。
ウインチの制御の重大な部分は開始点(starting point)であるので、トルクの測定された値または計算された値は制御システムで知られていない。特に、測定値は、ロープの張力の正確な値を与えず、トルクは、電動機軸およびそれらの相関に関して要求する。というのは、電動機軸とロープの間にギヤボックスおよび他の損失があるからである。
さらに、速度インジケータまたはロープ張力インジケータは、特にウインチが船舶の開放デッキ機械(machinery)として使用されている場合に厳しい気象条件に影響を受け易い。
欧州特許出願公開第0676365号明細書
本発明の第1の態様によれば、新規な係船ウインチが提供される。係船ウインチは、
− 係船ロープを巻き取るための巻取りドラムと、
− 前記巻取りドラムを駆動するようにされた交流電動機と、
− 前記交流電動機に電力を供給するようにされた周波数変換ユニットと、
− 前記係船ロープの張力についての指標(indicator)に基づいて前記周波数変換ユニットを制御するようにされた制御ユニットとを含み、
前記制御ユニットは、
前記交流電動機の回転速度の基準値を所定値にセットし、前記係船ウインチのブレーキを解除し、所定期間について一方の方向で前記交流電動機を駆動し、前記電動機のトルクの第1の値を定義し、前記所定間隔について反対方向で前記交流電動機を駆動し、前記電動機の前記トルクの第2の値を定義し、前記トルクの前記第1および前記第2の値を使用してトルク推定値を計算する
ようにされる。
ロープ張力についてのトルク推定値を定義する時、ギヤボックスおよび他の考えられる損失は除去されるだろう。
本発明の第2の態様によれば、係船ウインチの係船ロープ張力を制御するための新規な方法が提供される。係船ウインチを制御するための方法は、係船ロープを巻き取るための巻取りドラムと、前記巻取りドラムを駆動する交流電動機と、前記交流電動機に電力を供給する周波数変換ユニットとを含み、該方法は、前記係船ロープの張力についての指標に基づいて前記周波数変換ユニットを制御することを含み、該方法は、
− 前記交流電動機の回転速度の基準値を所定値にセットすることと、
− 係船ウインチのブレーキを解除することと、
− 所定期間について一方の方向で前記交流電動機を駆動することと、
− 前記電動機のトルクの第1の値を定義することと、
− 別の所定期間について反対方向で前記交流電動機を運転することと、
− 前記電動機のトルクの第2の値を定義することと、
− 前記トルクの第1および前記第2の値を用いて前記トルク推定値を計算することと
をさらに含む。
本発明の第3の態様によれば、係船ウインチの係船ロープ張力を制御するための新規なコンピュータプログラムが提供され、その係船ウインチは、係船ロープを巻き取るための巻取りドラムと、前記巻取りドラムを駆動する交流電動機と、前記交流電動機に電力を供給する周波数変換ユニットとを含み、該コンピュータプログラムは、プログラム可能なプロセッサに、係船ロープの張力についての指標に基づいて前記周波数変換ユニットを制御させる、コンピュータが実行可能な命令を含み、該コンピュータプログラムは、プログラム可能なプロセッサに、
− 交流電動機の回転速度の基準値を所定値にセットさせ、
− 前記係船ウインチのブレーキを解除させ、
− 所定期間について一方の方向で前記交流電動機を駆動させ、
− 前記電動機のトルクの第1の値を定義させ、
− 所定間隔について反対方向で前記交流電動機を駆動させ、
− 前記電動機の前記トルクの第2の値を定義させ、
− 前記トルクの前記第1および前記第2の値を使用して、トルク推定値を計算させる、
コンピュータが実行可能な命令を更に含む。
本発明の多数の実施形態が添付の従属請求項に記載されている。
構成及び動作方法に関する本発明の種々の例示的実施形態は、その追加の目的や利点と共に、具体的な例示的実施形態についての以下の説明を添付の図面と関連づけて読むことにより最もよく分かるであろう。
以下、本発明の例示的実施形態とそれらの利点を例示として添付の図面を参照してより詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による係船ウインチを示す。 図2は、係船ウインチの係船ロープ張力を制御するための本発明の実施形態による方法のフローチャートを示す。 図3aは、本発明の実施形態による係船ウインチの例示的状況における動作を示す。 図3bは、本発明の実施形態による係船ウインチの例示的状況における動作を示す。
図1は本発明の実施形態による係船ウインチを示す。係船ウインチは、係船ロープ102を巻き取るための巻取りドラム101と、巻取りドラムを駆動するための交流電動機103とを含む。交流電動機は、例えば誘導電動機又は永久磁石同期電動機とすることができる。図1に示す係船ウインチは、交流電動機103と巻取りドラム101との間にギヤボックス106を有している。ブレーキ109は、巻取りドラムを発効させる係船ウインチのためのものである。巻取りドラムは、ギヤボックスと軸受ブロック108とによって支持されている。交流電動機の寸法及び巻取りドラムの寸法によっては、直接駆動方式の巻取りドラムを設け、ギヤボックスを不要にすることもできる。係船ウインチは、交流電動機103に電力を供給する周波数変換ユニット104を含む。周波数変換ユニットは、例えば、船舶の給電網(electrical network)とし得る、給電網107に接続されている。係船ウインチは、係船ロープ102の張力[kN]についての指標に基づいて周波数変換ユニットを制御する制御ユニット105を含む。好ましくは、交流電動機103は、危険な状況を避けるために、速度制御によって発生される最大係船ロープ張力が制限されるように速度制御モードで駆動される。好ましくは、制御ユニット105は、交流電動機の速度制御を実現するための速度制御装置を構成する。また、速度制御装置を構成する別個の装置を用いることもできる。制御ユニット105は、交流電動機の固定子磁束をモデル化するための磁束空間ベクトルΨを計算すると共に、この磁束空間ベクトルと交流電動機の固定子電流の空間ベクトルiとに基づいてトルク推定値Mestを計算する。トルク推定値は次式に従って計算できる。なお、「×」はベクトル積(即ち、外積)を意味する。
est=Ψ×i (1)
制御ユニット105は、トルク推定値を係船ロープの張力についての指標として使用する。従って、トルク推定値を許容された範囲内に維持することによって係船ロープ張力が許容された範囲内に維持される。交流電動機103は、無センサベクトル制御、即ち交流電動機の軸に速度及び/又は位置インジケータを設けないベクトル制御によって制御できる。無センサベクトル制御は、例えば、推定されたトルクMestと磁束空間ベクトルの大きさ|Ψ|が所望の範囲内に入るように、交流電動機の端子に供給される電圧の空間ベクトルvを制御する、オープンループの直接トルク制御(DTC)とすることができる。
周波数変換ユニット104と制御ユニット105は別個の装置であってもよく、周波数変換器110の一部であってもよい。
本発明の実施形態による係船ウインチにおいては、制御ユニット105は、自動係船動作を開始するために以下の動作を行う:
− 交流電動機の回転速度の基準値を所定値にセットし、
− 前記係船ウインチのブレーキを解除し、
− 所定期間について一方の方向で前記交流電動機を駆動し、
− 前記電動機のトルクの第1の値を定義し、
− 所定間隔について反対方向で前記交流電動機を駆動し、
− 前記電動機の前記トルクの第2の値を定義し、
− 前記トルクの前記第1および前記第2の値を使用してトルク推定値を計算する。
図2は、係船ウインチの係船ロープ張力を制御するための本発明の実施形態による方法のフローチャートである。本方法は、以下のことを含む。
段階22では、係船ウインチは逆方向(backwards)に駆動される。所定の速度基準値がセットされ、また、電動機は短い期間(a short time interval)について逆方向に駆動される。
段階24では、逆方向駆動の間、第1のトルク値は、固定子電流の空間ベクトルであるΨ× i,iとして計算されたM1である。
段階26では、係船ウインチは順方向(forwards)に駆動される。所定の速度基準値がセットされ、また、電動機は短い期間について逆方向に駆動される。速度基準値および短い期間は、段階22でのものと同じものが好適である。しかし、それらはそれらとさらに異なってもよい。
段階28では、順方向駆動の間、第2のトルク値は、固定子電流の空間ベクトルであるΨ× i,iとして計算されたM2である。
段階30では、トルク推定値は第1および第2のトルク値に基づいて計算される。トルク推定値は、第1および第2のトルク値の平均として計算されてもよい。さらに、加重平均としてトルク推定値を計算することが可能である。
段階32では、係船ロープの張力Tの指標に基づいて周波数変換ユニット。制御ユニット基盤(basis)は、係船ロープの張力Tについての指標をユーザセット値と比較する。比較に基づいて、制御ユニットは、係船ドラムが内側に駆動されるか外側に駆動されるかを(driven in or out)選択する。
所定のトルク設定値は、交流電動機によって発生するトルクの目標値についての上限値である。トルク推定値の第1の値が所定の設定値よりも著しく大きい場合には、係船ロープは張り過ぎで、係船ロープを繰り出さなければならない。同様に、トルク推定値の第1の値が所定の設定値よりも著しく小さい場合には、係船ロープは緩みすぎで、係船ロープを巻き上げなければならない。また、緩んだ係船ロープは危険な機械的移動を許容するため、係船ロープが緩みすぎるのは望ましくない。
本発明の実施形態による係船ウインチにおいては、制御ユニット105は、周期的な係船動作を成し遂げるために次の一連の段階を行うようになっている。本発明の対応実施例による方法は、周期的な係船動作を成し遂げるために次の一連の段階を含む:
− 周期的な係船動作を開始し、
− 係船ウインチが逆方向に駆動され、所定の速度基準値がセットされ、電動機が短い期間について逆方向に駆動され、
− 逆方向駆動の間、第1のトルク値は、固定子電流の空間ベクトルであるΨ× i,iとして計算されたM1であり、
− 係船ウインチは順方向に駆動される。所定の速度基準値がセットされ、電動機は短い期間について逆方向に駆動される。速度基準値および短い期間は段階22でのものと同じものが好適であり、しかし、それらはそれらとさらに異なることができ、
− 順方向駆動第2のトルク値は、固定子電流の空間ベクトルであるΨ× i,iとして計算されたM2であり、
− トルク推定値は第1および第2のトルク値に基づいて計算され、
− 条件付きの段階A:計算されたトルク推定値が第1の限界値より低い状況に応答して前記係船ロープを巻き上げるように前記交流電動機を制御し、
− 条件付きの段階B:計算されたトルク推定値が第2の限界値より高い状況に応答して前記係船ロープを繰り出させるように前記交流電動機を制御し、
− 段階C:所定期間待機し、
− 前記周期的な係船動作手順を再開する。
上記の第2限界値は上記の第1限界値よりも大きいか等しい、即ちH+≧H−である。
周期的な係船動作を成し遂げるための本発明の実施例による方法は、同様の一連の段階を含む。
本発明の別の実施形態による係船ウインチにおいては、制御ユニット105は、連続的な係船動作を提供するために交流電動機を連続的に通電すると共に制御するようになっている。
本発明の別の実施形態による方法においては、連続的な係船動作を提供するために交流電動機が連続的に通電されると共に制御される。
周期的な係船動作は連続的な係船動作に比べてエネルギーを節約できる。何故なら、周期的な係船動作では、交流電動機が非通電とされる時間の割合が非常に大きいためである。
本発明の実施形態による係船ウインチは、上記の周期的係船動作と連続的係船動作との間の選択を可能にするための制御インタフェースを含んでいる。
係船ウインチのブレーキは種々の方法で実現できる。例えば、図1に示す様にブレーキ109を配置できる。或いは、ブレーキを電動機103と一体的にすることもでき、ブレーキをギヤボックス106と一体的にすることもでき、電動機、ギヤボックス及び軸受ブロック108のうちの2以上のものと組み合わせてブレーキを設けることもできる。ブレーキは、例えば、ディスクブレーキ又はドラムブレーキとすることができる。
図3aは、例示的状況における本発明の実施形態による係船ウインチの動作を示す。曲線221はトルク推定値を表し、曲線222は交流電動機の速度基準を表す。なお、t0...t1の期間及びt2...t3の期間においては、速度基準222は時間軸に一致している。本明細書では、「速度基準」という用語は、交流電動機103(図1)の回転速度の基準値を意味する。回転速度の基準値は必ずしも一定でなく、時間と共に変化し得る。
本発明の実施形態による係船ウインチにおいては、制御ユニット105(図1)は、トルク推定値221が第1の所定のヒステリシス限界値H−を下回る状況に応答して交流電動機103(図1)に係船ロープ102(図1)を巻き上げさせ、トルク推定値221が第2の所定のヒステリシス限界値H+を超える状況に応答して交流電動機に係船ロープを繰り出させるようになっている。第2の所定のヒステリシス限界値H+は第1の所定のヒステリシス限界値H−よりも大きい。本明細書では、交流電動機の回転速度の符号は、交流電動機が正方向に回転する時に係船ロープが巻き上げられる、即ち係船ロープ張力が増加されるように選ばれている。従って、速度基準222を正にすることによって係船ロープを巻き上げることができ、速度基準222を負にすることによって係船ロープを繰り出すことができる。図3aに示す例示的状況においては、時点(time instant)t1においてトルク推定値がヒステリシス限界値H+を超え、従って、係船ロープ張力を減少させるために速度基準222が負にされる。時点t3においてトルク推定値がヒステリシス限界値H−を下回り、従って、係船ロープ張力を増加させるために速度基準が正にされる。
本発明の実施形態による係船ウインチにおいては、制御ユニット105(図1)は、トルク推定値221が所定の範囲R内にある状況に応答して速度基準222をゼロに設定するようになっている。所定の範囲Rは所定のトルク設定値Sの前後である。所定の設定値Sは、トルクの目標値についての上限値とすることができ、トルクの目標値は、例えば、速度制御装置の出力であり、時間と共に変化し得る。図3aに示す例示的状況においては、推定トルク221は時点t2において所定の範囲Rに入り、従って、速度基準222は時点t2においてゼロに設定される。
図3bは、例示的状況における本発明の実施形態による係船ウインチの動作を示す。曲線221はトルク推定値を表し、曲線222は交流電動機の速度基準を表す。なお、t0...t1+d1の期間及びt2+d2...t3+d3の期間においては、速度基準222は時間軸に一致している。
本発明の実施形態による係船ウインチにおいては、制御ユニット105(図1)は、トルク推定値221がヒステリシス限界値H−を下回った後で第1の所定の遅延時間d3が経過した状況に応答して交流電動機103(図1)に係船ロープ102(図1)を巻き上げさせ、トルク推定値221がヒステリシス限界値H+を超えた後で第2の所定の遅延時間d1が経過した状況に応答して交流電動機に係船ロープを繰り出させるようになっている。図3bに示す例示的状況においては、トルク推定値は時点t1においてヒステリシス限界値H+を超え、従って、係船ロープ張力を減少させるために遅延時間d1の後に速度基準222が負にされる。時点t3においてトルク推定値がヒステリシス限界値H−を下回り、従って、係船ロープ張力を増加させるために遅延時間d3の後に速度基準が正にされる。このような遅延時間のおかけで、例えば、ヒステリシス限界値H+及びH−のうちの一方の前後でトルク推定値221が変動する状況において、変動する可能性のある不必要な制御動作を避けることができる。
本発明の実施形態による係船ウインチにおいては、制御ユニット105(図1)は、トルク推定値221が所定の範囲Rに入った後で所定の遅延時間d2が経過した状況に応答して速度基準222をゼロに設定するようになっている。図3aに示す例示的状況においては、時点t2において推定トルク221が所定の範囲Rに入り、従って、時点t2+d2において速度基準222がゼロに設定される。
本発明の実施形態による係船ウインチにおいては、制御ユニット105(図1)は、交流電動機103(図1)の回転速度を制御するための速度制御装置を構成するようになっている。速度制御装置の出力は、時間と共に変化し得るトルクの目標値である。好ましくは、トルクの所定の設定値Sはトルクの目標値についての上限値である。
本発明の実施形態による方法は、上記の周期的係船動作と連続的係船動作との間の選択を含む。
本発明の実施形態による方法においては、トルク推定値221(図3a)が第1の所定の限界値H−(図3a)を下回る状況に応答して、係船ロープを巻き上げるように交流電動機が制御され、トルク推定値221(図3a)が第2の所定の限界値H+(図3a)を超える状況に応答して、係船ロープを繰り出すように交流電動機が制御され、第2の所定の限界値は第1の所定の限界値よりも大きい。
本発明の実施形態による方法においては、トルク推定値221(図3a)が所定の範囲R(図3a)内にある状況に応答して、交流電動機の回転速度の基準値222(図3a)がゼロに設定され、この所定の範囲は、トルクの所定の設定値S(図3a)の前後である。
本発明の実施形態による方法においては、トルク推定値221(図3b)が第1の所定の限界値H−(図3b)を下回った後で第1の所定の遅延時間d3(図3b)が経過した状況に応答して、係船ロープを巻き上げるように交流電動機が制御され、トルク推定値221(図3b)が第2の所定の限界値H+(図3b)を超えた後で第2の所定の遅延時間d1(図3b)が経過した状況に応答して、係船ロープを繰り出すように交流電動機が制御され、第2の所定の限界値は第1の所定の限界値よりも大きい。
本発明の実施形態による方法においては、トルク推定値221(図3b)が所定の範囲R内に入った後で所定の遅延時間d2(図3b)が経過した状況に応答して、交流電動機の回転速度の基準値222(図3b)がゼロに設定され、この所定の範囲は、トルクの所定の設定値S(図3b)の前後である。
本発明の実施形態による方法においては、トルクの所定の設定値S(図3a及び図3b)は、トルクの目標値についての上限値であり、トルクの目標値は、交流電動機の回転速度を制御する速度制御装置の出力である。
本発明の実施形態によるコンピュータプログラムは、係船ロープを巻き取るための巻取りドラム、巻取りドラムを駆動する交流電動機、及び交流電動機に電力を供給する周波数変換ユニットを含む係船ウインチの係船ロープ張力を制御する、コンピュータで実行可能な命令を含んでいる。上記のコンピュータで実行可能な命令は、プログラム可能なプロセッサを制御して、
− 交流電動機の固定子磁束をモデル化するための磁束空間ベクトルを計算させ、
− 磁束空間ベクトルと交流電動機の固定子電流の空間ベクトルとに基づいてトルク推定値を計算させ、
− トルク推定値を係船ロープの張力についての指標として使用させ、
− 係船ロープの張力についての指標に基づいて周波数変換ユニットを制御させることができる。
本発明の実施形態によるコンピュータ可読媒体には、本発明の実施形態によるコンピュータプログラムがエンコードされている。コンピュータ可読媒体は、例えば、光学コンパクトディスク読出し専用メモリ(CD−ROM)であることができる。
本発明の実施形態による信号は、本発明の実施形態によるコンピュータプログラムを特定する情報を運ぶようになっている。
上記の記載において提供された具体的な例は限定的なものであるとして解釈してはならない。従って、本発明は、上記の実施形態のみに限定されるものではなく、多くの変形が可能である。

Claims (13)

  1. 係船ウインチであって、
    − 係船ロープ(102)を巻き取るための巻取りドラム(101)と、
    − 前記巻取りドラムを駆動するようにされた交流電動機(103)と、
    − 前記交流電動機に電力を供給するようにされた周波数変換ユニット(104)と、
    − 前記係船ロープの張力についての指標に基づいて前記周波数変換ユニットを制御するようにされた制御ユニット(105)とを含み、
    前記制御ユニットは、
    前記交流電動機の回転速度の基準値を所定値にセットし、
    前記係船ウインチのブレーキを解除し、
    所定期間について一方の方向で前記交流電動機を駆動し、
    前記電動機のトルクの第1の値を定義し、
    前記所定間隔について反対方向で前記交流電動機を駆動し、
    前記電動機の前記トルクの第2の値を定義し、
    前記トルクの前記第1および前記第2の値を使用してトルク推定値を計算する
    ように構成されることを特徴とする係船ウインチ。
  2. 係船ウインチであって、
    − 前記ロープの張力はセンサによって測定され、
    − 前記ロープの前記測定された張力は前記制御ユニットへの入力である
    請求項1に記載の係船ウインチ。
  3. 前記制御ユニットは、
    − 前記交流電動機の固定子磁束をモデル化するための磁束空間ベクトルを計算し、
    − 前記磁束空間ベクトルおよび前記交流電動機の固定子電流の空間ベクトルに基づいて前記トルクの前記第1および前記第2の値を計算する
    ようにされる請求項1に記載の係船ウインチ。
  4. 前記電動機の速度が測定され、前記測定された速度は前記制御ユニットへの入力である
    請求項1に記載の係船ウインチ。
  5. 前記制御ユニットは、
    前記トルク推定値(221)が第1の所定の限界値(H−)を下回る状況に応答して、前記交流電動機に前記係船ロープを巻き上げさせ、前記トルク推定値が第2の所定の限界値(H+)を超える状況に応答して、前記交流電動機に前記係船ロープを繰り出させるように構成されており、前記第2の所定の限界値は前記第1の所定の限界値よりも大きい、請求項1に記載の係船ウインチ。
  6. 前記制御ユニットは、
    前記トルク推定値(221)が第1の所定の限界値(H−)を下回った後で第1の所定の遅延時間(d3)が経過した状況に応答して、前記交流電動機に前記係船ロープを巻き上げさせ、前記トルク推定値(221)が第2の所定の限界値(H+)を超えた後で第2の所定の遅延時間(d1)が経過した状況に応答して、前記交流電動機に前記係船ロープを繰り出させるように構成されており、前記第2の所定の限界値は前記第1の所定の限界値よりも大きい、請求項1に記載の係船ウインチ。
  7. 前記制御ユニットは、
    周期的な係船動作を成し遂げるために次の一連の段階、即ち、
    − 条件付き段階A:前記計算されたトルク推定値が第1の限界値より低い状況に応答して前記係船ロープを巻き上げるように前記交流電動機を制御する、
    − 条件付き段階B:前記計算されたトルク推定値が第2の限界値より高い状況に応答して前記係船ロープを繰り出させるように前記交流電動機を制御する、
    − 段階C:所定期間待機し、前記トルク推定値を再計算し、前記段階Aから継続する
    を行うように構成されている、請求項1に記載の係船ウインチ。
  8. 係船ロープを巻き取るための巻取りドラムと、前記巻取りドラムを駆動する交流電動機と、前記交流電動機に電力を供給する周波数変換ユニットとを含む係船ウインチの係船ロープ張力を制御するための方法であって、該方法は、前記係船ロープの張力についての指標に基づいて前記周波数変換ユニットを制御すること(304)を含み、該方法が更に、
    − 前記交流電動機の回転速度の基準値を所定値にセットすることと、
    − 前記係船ウインチのブレーキを解除することと、
    − 所定期間について一方の方向で前記交流電動機を駆動することと、
    − 前記電動機のトルクの第1の値を定義することと、
    − 別の所定期間について反対方向で前記交流電動機を運転することと、
    − 前記電動機のトルクの第2の値を定義することと、
    − 前記トルクの第1および前記第2の値を用いて前記トルク推定値を計算すること
    をさらに含むことを特徴とする方法。
  9. 方法であって、
    − 前記交流電動機の固定子磁束をモデル化するための磁束空間ベクトルを計算することと、
    − 前記磁束空間ベクトルおよび前記交流電動機の固定子電流の空間ベクトルに基づいて前記トルクの第1および第2の値を計算することと
    を含む請求項8に記載の方法。
  10. 前記トルク推定値(221)が第1の所定の限界値(H−)を下回る状況に応答して、前記交流電動機が前記係船ロープを巻き上げるように制御され、前記トルク推定値(221)が第2の所定の限界値(H+)を超える状況に応答して、前記交流電動機が前記係船ロープを繰り出すように制御され、前記第2の所定の限界値は前記第1の所定の限界値よりも大きい、請求項8に記載の方法。
  11. 前記トルク推定値(221)が第1の所定の限界値(H−)を下回った後で第1の所定の遅延時間(d3)が経過した状況に応答して、前記交流電動機が前記係船ロープを巻き上げるように制御され、前記トルク推定値(221)が第2の所定の限界値(H+)を超えた後で第2の所定の遅延時間(d1)が経過した状況に応答して、前記交流電動機が前記係船ロープを繰り出すように制御され、前記第2の所定の限界値は前記第1の所定の限界値よりも大きい、請求項8に記載の方法。
  12. 周期的な係船動作を成し遂げるために次の一連の段階、即ち、
    − 条件付き段階A:前記計算されたトルク推定値が第1の限界値より低い状況に応答して前記係船ロープを巻き上げるように前記交流電動機を制御すること、
    − 条件付き段階B:前記計算されたトルク推定値が第2の限界値より高い状況に応答して前記係船ロープを繰り出すように前記交流電動機を制御すること、
    − 段階C:所定期間待機し、前記トルク推定値を再計算し、前記段階Aから継続すること
    を含む、請求項8に記載の方法。
  13. 係船ロープを巻き取るための巻取りドラムと、巻取りドラムを駆動する交流電動機と、交流電動機に電力を供給する周波数変換ユニットとを含む係船ウインチの係船ロープ張力を制御するためのコンピュータプログラムであって、該コンピュータプログラムは、プログラム可能なプロセッサに係船ロープの張力についての指標に基づいて周波数変換ユニットを制御させるコンピュータが実行可能な命令を含み、該コンピュータプログラムは、プログラム可能なプロセッサに、
    − 交流電動機の回転速度の基準値を所定値にセットさせ、
    − 前記係船ウインチのブレーキを解除させ、
    − 所定期間について一方の方向で前記交流電動機を駆動させ、
    − 前記電動機のトルクの第1の値を定義させ、
    − 所定間隔について反対方向で前記交流電動機を駆動させ、
    − 前記電動機の前記トルクの第2の値を定義させ、
    − 前記トルクの前記第1および前記第2の値を使用して、トルク推定値を計算させる、
    コンピュータが実行可能な命令を更に含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2011104253A 2010-05-07 2011-05-09 係船ウインチおよび係船ウインチのケーブルを制御する方法 Active JP5908217B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10162339.5 2010-05-07
EP10162339A EP2385011B1 (en) 2010-05-07 2010-05-07 A mooring winch and a method for controlling a cable of a mooring winch

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011236056A true JP2011236056A (ja) 2011-11-24
JP2011236056A5 JP2011236056A5 (ja) 2014-06-19
JP5908217B2 JP5908217B2 (ja) 2016-04-26

Family

ID=42797393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011104253A Active JP5908217B2 (ja) 2010-05-07 2011-05-09 係船ウインチおよび係船ウインチのケーブルを制御する方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8436558B2 (ja)
EP (1) EP2385011B1 (ja)
JP (1) JP5908217B2 (ja)
KR (1) KR101776671B1 (ja)
CN (1) CN102259804B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017124943A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 エイビービー テクノロジー オサケ ユキチュア ウィンチ操作方法及びウィンチ
KR20200126499A (ko) * 2019-04-30 2020-11-09 (주) 이안이엔지 텐션에 따라 동작하는 와이어 윈치 장치
WO2024070042A1 (ja) * 2022-09-26 2024-04-04 株式会社日立産機システム 巻上機、巻上機システム、および状態推定システム

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120079635A (ko) * 2011-01-05 2012-07-13 삼성전자주식회사 호이스트 장치 및 그 제어 방법
WO2013059862A1 (en) * 2011-10-26 2013-05-02 Savwinch Pty Ltd Acn 148 968 227 Boat anchor winch
KR101241282B1 (ko) * 2011-12-26 2013-03-15 한국표준과학연구원 전류-주파수 변환장치, 피 교정기 평가장치, 피 교정기 평가방법, 및 그 기록매체
EP2837553B1 (en) * 2012-04-09 2022-01-19 CyTroniQ Ltd. System for static and dynamic positioning or controlling motion of marine structure
KR101321710B1 (ko) * 2012-04-09 2013-10-28 마이클 명섭 리 계류라인의 실시간 모니터링을 이용한 해양 구조물의 정적 및 동적 포지셔닝 시스템 및 방법
CN102991644B (zh) * 2012-11-28 2015-10-21 武汉船用机械有限责任公司 一种电动锚机动态制动装置和方法
DE102013201860A1 (de) * 2013-02-05 2014-08-07 Terex Cranes Germany Gmbh Verfahren zur Beeinflussung einer auf einen Seiltrieb wirkenden Seilwindenkraft und Vorrichtung zur Durchführung eines derartigen Verfahrens
US20160159625A1 (en) * 2014-10-28 2016-06-09 John Bradford Janik Variable speed motor and hybrid winch with controlled release and torque impulse generation control for anchor handling offshore
US9831812B2 (en) * 2015-02-27 2017-11-28 Nutech Ventures Direct torque control of AC electric machines
JP6688596B2 (ja) * 2015-11-02 2020-04-28 株式会社神戸製鋼所 電動ウインチ装置及び移動式クレーン
EP3170784B1 (en) * 2015-11-19 2019-02-27 ABB Schweiz AG Method for operating anchor winch, and anchor winch
FI126893B (en) * 2016-01-25 2017-07-31 Abb Schweiz Ag Power supply to the vessel
KR101877760B1 (ko) * 2017-04-27 2018-07-13 대광기업 주식회사 와이어로프 스풀링 방법
EP3539918A1 (en) * 2018-03-14 2019-09-18 ABB Schweiz AG Method for operating winch and electric drive for driving winch
NO345396B1 (en) 2018-07-10 2021-01-18 Apl Tech As A system for quick release of mooring and loading and unloading lines between a loading and unloading station at sea and a vessel
US11414309B2 (en) * 2018-12-12 2022-08-16 Caterpillar Inc. System for controlling the operation of an electric winch
CN109871609B (zh) * 2019-02-18 2020-10-27 中国海洋大学 基于bp-fem对海洋浮式平台系泊系统响应的预测方法
NL2023108B1 (en) 2019-05-10 2020-11-30 Tugpins B V Towing winch system and a method to carry out a towing operation, in particular an escort operation for assisting a vessel in passing a water passage.
CN110395353B (zh) * 2019-07-05 2021-04-20 浙江海洋大学 一种码头用动态系缆系统
CN111114692B (zh) * 2019-12-18 2021-08-06 中国船舶重工集团有限公司第七一0研究所 一种绞车拖缆张力测量驱动机构
KR102351092B1 (ko) * 2020-02-19 2022-01-14 주식회사 수산해양과학기술 양망기 시스템
EP3909905A1 (en) * 2020-05-15 2021-11-17 ABB Schweiz AG Method for operating winch system, and winch system
CN111824335B (zh) * 2020-07-09 2022-09-13 上海雄程海洋工程股份有限公司 锚泊控制系统和锚泊控制方法
CN112985672B (zh) * 2021-02-23 2021-11-23 中冶建筑研究总院有限公司 基于非接触空间振动测试的预应力索系索力分析方法
KR200497772Y1 (ko) * 2022-03-23 2024-02-27 (주)백산프로펠라 알루미늄 스러스터
KR102654093B1 (ko) * 2022-08-17 2024-04-03 (주)스페이스원 선박 계류용 윈치 모터 제어를 위한 시뮬레이션 장치
KR102654100B1 (ko) * 2022-08-18 2024-04-03 (주)스페이스원 선박 계류용 윈치 모터 시뮬레이터의 제어 방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5286653A (en) * 1976-01-13 1977-07-19 Mitsubishi Electric Corp Automatic tension control system for winch for anchoring ship
JPS58110696U (ja) * 1982-01-19 1983-07-28 神鋼電機株式会社 定張力係船用ウインチの制御装置
JPH02254988A (ja) * 1989-03-28 1990-10-15 Toyo Electric Mfg Co Ltd 誘導電動機の速度センサレス速度推定方法
JPH1179680A (ja) * 1997-09-04 1999-03-23 Sumitomo Constr Mach Co Ltd ウインチにおける荷重検出装置
JP2007137358A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Nishishiba Electric Co Ltd 電動機駆動装置の制御方法
JP2010111514A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Abb Oy 係船ウインチ及び係船ウインチのケーブルを制御する方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4048547A (en) * 1973-05-30 1977-09-13 Brissonneau Et Lotz Torque responsive device
GB2013375B (en) * 1976-12-03 1982-08-18 Northern Eng Ind Mooring winch system
DE2753729A1 (de) * 1976-12-03 1978-06-08 Clarke Chapman Ltd Vertaeu-windevorrichtung mit einer in normalbetrieb durch einen ueber ein mehrphasiges wechselstromnetz gespeisten mehrphasigen wechselstrommotor betriebenen wickeltrommel
US4334217A (en) * 1980-05-02 1982-06-08 Rig Electronics Ltd. Electronic control indicator for cable hoist equipment
US4752012A (en) * 1986-08-29 1988-06-21 Harnischfeger Corporation Crane control means employing load sensing devices
DE4408395C2 (de) 1994-03-12 1998-04-09 Hatlapa Uetersener Maschf Mooringwinde sowie Verfahren zur Windensteuerung
DE19843134A1 (de) * 1998-09-21 2000-03-30 Siemens Ag Verfahren und Einrichtung zum Bestimmen des Drehmomentes einer Induktionsmaschine
US6653804B1 (en) * 2000-09-29 2003-11-25 Magnetek, Inc. Method and apparatus for controlling a bucket hoist using a flux vector AC drive
JP2007534577A (ja) * 2004-04-29 2007-11-29 テレックス−デマグ ゲーエムベーハー ウント コー.カーゲー クレーンのスチールロープの巻取りおよび巻出しを行うためのロープ巻取りシステム
JP3869843B2 (ja) * 2005-01-18 2007-01-17 三井造船株式会社 トロール曳網装置およびその方法
US7586286B2 (en) * 2006-11-17 2009-09-08 Continental Automotive Systems Us, Inc. Method and apparatus for motor control
CN201437495U (zh) * 2009-06-27 2010-04-14 巨人通力电梯有限公司 牵引绳张力自动平衡器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5286653A (en) * 1976-01-13 1977-07-19 Mitsubishi Electric Corp Automatic tension control system for winch for anchoring ship
JPS58110696U (ja) * 1982-01-19 1983-07-28 神鋼電機株式会社 定張力係船用ウインチの制御装置
JPH02254988A (ja) * 1989-03-28 1990-10-15 Toyo Electric Mfg Co Ltd 誘導電動機の速度センサレス速度推定方法
JPH1179680A (ja) * 1997-09-04 1999-03-23 Sumitomo Constr Mach Co Ltd ウインチにおける荷重検出装置
JP2007137358A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Nishishiba Electric Co Ltd 電動機駆動装置の制御方法
JP2010111514A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Abb Oy 係船ウインチ及び係船ウインチのケーブルを制御する方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017124943A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 エイビービー テクノロジー オサケ ユキチュア ウィンチ操作方法及びウィンチ
US10589968B2 (en) 2016-01-15 2020-03-17 Abb Schweiz Ag Method for operating winch, and winch
KR20200126499A (ko) * 2019-04-30 2020-11-09 (주) 이안이엔지 텐션에 따라 동작하는 와이어 윈치 장치
KR102182106B1 (ko) * 2019-04-30 2020-11-23 경성대학교 산학협력단 텐션에 따라 동작하는 와이어 윈치 장치
WO2024070042A1 (ja) * 2022-09-26 2024-04-04 株式会社日立産機システム 巻上機、巻上機システム、および状態推定システム

Also Published As

Publication number Publication date
KR20110123680A (ko) 2011-11-15
JP5908217B2 (ja) 2016-04-26
EP2385011B1 (en) 2012-09-19
CN102259804B (zh) 2014-06-18
KR101776671B1 (ko) 2017-09-08
US8436558B2 (en) 2013-05-07
US20110271891A1 (en) 2011-11-10
CN102259804A (zh) 2011-11-30
EP2385011A1 (en) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5908217B2 (ja) 係船ウインチおよび係船ウインチのケーブルを制御する方法
JP5179457B2 (ja) 係船ウインチ及び係船ウインチのケーブルを制御する方法
JP2011236056A5 (ja)
US8844378B2 (en) Load weight determining apparatus and load weight determining method for electric chain block
KR101888047B1 (ko) 윈치를 작동하는 방법 및 윈치
CN106966312B (zh) 用于操作起锚绞车的方法及起锚绞车
CN110271985B (zh) 操作绞盘的方法、电驱动器、计算机程序产品和绞盘装置
JP4662248B2 (ja) インバータ装置
JP6169936B2 (ja) インバータ装置
JP5489873B2 (ja) 電気チェーンブロック及びその制御方法
CN108689327B (zh) 一种绞车缆绳恒张力控制方法及装置
JP2006166507A (ja) 船舶用インバータ装置
EP3647253A1 (en) Method for operating winch and electric drive for winch
JP6506003B2 (ja) インバータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140507

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5908217

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250