JPH02254988A - 誘導電動機の速度センサレス速度推定方法 - Google Patents

誘導電動機の速度センサレス速度推定方法

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JPH02254988A
JPH02254988A JP1074094A JP7409489A JPH02254988A JP H02254988 A JPH02254988 A JP H02254988A JP 1074094 A JP1074094 A JP 1074094A JP 7409489 A JP7409489 A JP 7409489A JP H02254988 A JPH02254988 A JP H02254988A
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淳 藤川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は瞬時空間ベクトル理論を適用した3相誘導電動
機の瞬時トルク、瞬時磁束制御方式において、誘導電動
機の速度センサを使用することなく演算することにより
速度を推定する、速度センサレス速度推定の一方式に関
するものである。
(従来の技術) 本発明にかかる誘導電動機の速度センサレス速度推定方
式によって推定した値は、誘導電動機の種々の制御のた
めに適用できるが、ここでは内容を分かり易(するため
に速度制御系に従来の速度センサを使用した場合につい
て詳述する。
従来、空間ベクトルによる誘導電動機の速度制御は、第
2図のブロック図に示すように、3相誘導電動機6に取
り付けられたPGあるいはTGなどの速度センサ8によ
り誘導電動機の実速度N、を検出し、速度指令N1との
偏差をトルク指令T8として制御回路7に与え、瞬時ト
ルク、瞬時磁束制御を行うことにより速度制御系を構成
していた。
第2図において破線で囲まれた瞬時トルク、瞬時磁束制
御方式の制御回路7の基本動作は、昭和61年1月発行
の電気学会論文誌Bの106巻1号第9頁以下に記載さ
れた「瞬時すべり周波数制御に基づく誘導電動機の新高
速トルク制御法」なる論文に記載されている。
その基本原理は、空間ベクトルで表された誘導電動機の
1次電流i、および1次磁束φ、ベクトルのベクトル積
として瞬時発生トルクを演算し、これとトルク指令T“
との偏差および1次磁束φ1と磁束指令値φtとの偏差
に応じて、予めテーブル化されているインバータのトル
ク応答を最適とするスイッチングパターンを選び、イン
バータの出力電圧を時々刻々更新して瞬時トルクおよび
磁束を瞬時制御するものである。
第2図は前述のごとき基本動作を行う誘導電動機の瞬時
トルク、磁束制御系のブロック図であり、直流電圧源1
より正母線1aおよび貝母4% l bを経て3相PW
Mインバータ3を介して3相誘導電動機6に給電する。
制御回路7は指令および検出された電流、電圧信号を処
理し、PWMインバータ3のスイッチング素子の通電信
号を発生する。4は電源スィッチである。
PWMインバータ3はトランジスタ等のオン、オフ可能
なスイッチング素子とダイオードとをそれぞれ逆並列接
続してなる6個のアームを3相グレツツ結線することに
より構成されるが、図のように3個の切換スイッチSu
、 Sv、 S−として表すことができる。
PWMインバータ3の各出力端子から電流検出器5u、
 5v、 5−を経て3相誘導電動機6に給電すると共
に、直流側正負母線間に電圧検出器2が接続され、これ
ら検出器と後述するスイッチ状態変数とから各相電流お
よび各相電圧が検出できるようになっている。
3相かご形誘導電動機の1次端子電圧および電流をそれ
ぞれνI+ 11とし、2次電流をigとすると、電圧
方程式は ・・・■ ただし、記号Vl+ II+ ttは直軸、横軸すなわ
ちa、q2軸変換された量のベクトル表示であり、例え
ばV、はd軸成分をνId+  q軸成分をvl、とす
ると v、=ν14  +  jv+q ・・・■ で示され、11+ tgも同様に定義される。なお、■
式左辺の0はd、q両軸成分ともOの場合を表し、かご
形回転子の場合2次電圧はこのようにOとなる。
式■における定数は R3;1次巻線抵抗 り、;1次インダクタンス R2;2次巻線抵抗 Lzzi2次インダクタンス M;相互インダクタンス θ1は回転角速度、pは微分演算子、jは虚数記号を表
す。
一方、磁束の定義として、1次磁束φ、は4重 = L
 r + i r  + M i !弐〇の第1行を展
開して ・・・■ V+ ”  (R++pL++)  L +pMiz弐
〇を代入し、整理すると VI  R+i+= Pφ1          ・・
・■両辺を積分すると ’;、−f<ご−R1書)dt    ・・・■すなわ
ち、電動機1次磁束は式■の積分演算により求められる
各切換スイッチSu、 Sv、 Swは、正母線la側
に倒れる場合と負母線lb側に倒れる場合とがあり、中
間位置をとることはない、前者を状態1.後者を状態0
とするとインバータの出力状態は次に示すスイッチ状態
変数表ですべてを表すことができる。
スイッチ状態変数表 ここに、kは切換スイッチ状態を示す番号で、この8通
りしか存在しない、また、■、脣はd。
92軸成分で表したスイッチ状態変数で、実際のd、 
 q軸電圧Vld+ Vlqは、これに直流電圧源1の
電圧VとFフπとを乗じ と表せる。
このスイッチ状態変数表を図示したのが第3図であり、
V、の横の括弧内は切換スイッチSu、 Sv。
Swの状態を順に示しており、kが増加するに従って時
計方向に60°ずつステップする電圧ベクトルを表して
いる。なお、k=0およびに=7は零ベクトルと呼ばれ
るもので、図では原点と一致する。
k=oおよびに=7はそれぞれインバータの出力を決定
する切換スイッチSu、 Sv、 Swがすべて正母&
Ila側に倒れるか、または負母線lb側に倒れるかの
違いはあるが、3相誘導電動機6の線間電圧はいずれも
零となり、a相短絡モードである。
瞬時トルクTは式■の1次磁束φ、と1次電流iIのベ
クトル積として式■により求められる。
T=φ、×1.==φ+mXi+q  −φ+qXL4
  ・・・■ここで、φ14.φ1.およびLd+ I
IQはそれぞれ1次磁束φ、および1次電流11をd、
q2軸に分解したときの各成分である。
ブロック701および703bは切換スイッチ”u+ 
Sv。
Swの状態と電圧検出器2で検出した直流電圧源lの電
圧■とから1次端子電圧v1を算出するブロックであり
、スイッチ状態変数表と弐〇とから算出される。
ブロック702は電流検出器5u、 5v、 5hによ
り検出される3相電流iu、 iν、 iwを、次式に
よりd。
92軸成分に変換するブロックである。
・・・■ この1次電流iIに、ブロック703aにおいて1次巻
線抵抗R1を乗じ、ブロック704において1次端子電
圧ν1から1次巻線抵抗R3と1次電流11の積を減算
する。
ブロック705は式■に従って磁束を積分演算するブロ
ックであり、1次磁束φ1のd、q両軸成分φld+ 
 φ1Qが求められ、ブロック706にて磁束ベクトル
長φ、が次式により求められる。
φ1=J「ΣT「Σ  ・・・■ 更に、ブロック710では第4図の磁束状態図に示すよ
うに、1次磁束φ、ベクトルのd軸を基準とする時計方
向の回転角θが、境角線として30゜90@、 150
°、 210@、 270@、 330°の60″毎に
仕切られるどの領域に属しているかによって、制御Iフ
ラグfθを次のように発生する。
−30’≦θ<30’ifθ=■ 30@≦θ<  90’  ;fθ=■90″≦θ<1
50”;fθ=■ 150@≦θ< 210” ・fθ=■210’≦θ<
270@、fθ=V 270’≦θ<330”ifθ=■ 第5図はヒステリシスコンパレータの状態制御図で、磁
束ベクトル長φ1が磁束指令値φtに対し、誤差限界Δ
φを用いて φ−−Δφ/2くφ1くφど+Δφ/2となるように制
御するための制御フラグfφを発生する。すなわち、磁
束ベクトル長φ1が増加して上限であるφ−+Δφ/2
に達すると減磁を指令する制御フラグfφ=0を発生し
、また磁束ベクトル長φ1が減少して下限であるφ1−
Δφ/2に達すると増磁を指令する制御フラグfφ=1
を発生する。
かくして、磁束ベクトル長φ1は第5図に示される矢印
の方向にリミットサイクルを描くようにして制御される
ことになるが、実際には、ブロック706で式■により
算出された磁束ベクトル長φ1がブロック708におい
て磁束指令値φげから減算され、ブロック711におい
て第5図の状態制御図に従い制御フラグfφ=1.Oを
発生する。
第5図に示した磁束のリミットサイクルは、第4図に関
していえば、1次磁束φ、のベクトルの頭部が常に図示
された円環部分に存在するように制御されていることに
対応する。
第5図による制御フラグfφと第4図で説明した制御フ
ラグfθとが組み合わされて、例えばfφ=1.fθ=
■の制御フラグが立っているとすると、領域が一30@
≦θ<30°における増磁モードを意味するから、1次
磁束φ1ベクトルに積分されるべき1次電圧1ベクトル
は、円の外向き成分を持ったものの中から選ばれる。
ブロック707はブロック702.705の両出力のベ
クトル積を式■により演算し、瞬時トルクTを算出する
ブロックであり、ブロック709においてトルク指令T
″から瞬時トルクTを減算し、トルク指令T1と弐〇に
より求められた瞬時トルクTとの差が所定の誤差限界以
内に押えられるように、ブロック712において第6図
の状態制御部に従って制御フラグfτを発生する。
第6図は3値ヒステリシスコンパレータの状態制御図で
、電動機力行時はトルク偏差T′″−Tが上限値ΔTl
 (ΔT、>O)に達すると、加速モードの制御フラグ
fτ=1を発生する。電動機が加速されてトルク偏差が
下限値−ΔTt (ΔT!>O)に達すると、零ベクト
ルモードの制御フラグfτ=Oを発生し、トルクが漸減
して再び偏差が増加し上限値ΔT1に達すると加速モー
ドに移り、第6図の上半部のヒステリシスループを矢印
方向に周回するリミットサイクルを描く。
次に、電動機が回生制動を行っている時は第6図の下半
部のヒステリシスループを描くことになり、トルク偏差
が負の下限値−ΔTl (ΔT+>O)に達すると漸減
モードの制御フラグfτ=−1を発生する。以下、カ行
時と同様に矢印方向のリミットサイクルを繰り返えす、
かくして、ブロック712は制御フラグfτ−1,0,
−1を出力する。
ブロック713はブロック710.711.712から
出力される3個の制御フラグfθ、fφ、fτの各組み
合わせに最も適したインバータ出力電圧を決定するブロ
ックであり、次に示すスイッチングテーブルによって、
第4図で説明した1次磁束φ、のベクトル長と回転方向
をこれら3個の制御フラグfθ、fφ、fτが制御する
スイッチングテーブル このスイッチングテーブルは、3個の制榊フラグfθ、
fφ、fτのすべての組み合わせについて出力電圧ベク
トルの番号にの値を示したもので、倍演算サイクルごと
にブロック713においてこのスイッチングテーブルを
参照することにより、インバータ3ヘスイツチング信号
を送り、磁束およびトルクの制御が行われる。
インバータ周波数は第4図の1次磁束φ、ベクトルの回
転速度と考えることができるが、これは外部から与えら
れるものではなく、弐〇による電圧ベクトルの積算結果
として生じるものである。
以上に説明したように、瞬時トルク、瞬時磁束制御系が
破線で囲んだ制御回路7で構成され、速度指令N*と3
相誘導電動機6に取り付けられたPGあるいはTGなど
の速度センサ8により得た誘導電動機の実速度N、との
偏差をブロック717にて演算し、これをトルク指令T
*とじて制御回路7に与えて誘導電動機の速度制御系が
構成されていた。
(発明が解決しようとする課題) 以上説明したように、空間ベクトル法に基づいて四−イ
ンバータによる3相誘導電動機の瞬時トルク、瞬時磁束
制御が行われるが、従来のPWMインバータによる誘導
電動機の速度制御においては、電圧と周波数との比率を
一定とし、すなわち磁束指令値φ“を一定として与え、
速度指令N”と3相誘導電動機に外付けされた例えばP
GまたはTGなどの速度センサによって得られる誘導電
動機の実速度N、との偏差をトルク指令T′″として与
えて制御されていた。
このような制御では速度センサが不可欠なものであり、
誘導電動機の軸端にPGまたはTGなどを取り付けるか
、または速度センサ行の誘導電動機を用意しなければな
らなかった。すなわち、誘導電動機の速度検出のために
高価な速度センサを具備しなければこの速度制御は不可
能であり、コスト面で極めて不利である。また、速度セ
ンサの取り付けのための機構およびスペースの面から電
動機の軸方向寸法が太き(なる不具合があった。速度セ
ンナ内蔵の誘導電動機を使用しても同様にコスト高とな
り、また速度センサ無しのものとの互換性がない場合も
あった。更に、PGやTGなどの速度センサの信号に対
してノイズ対策など配線についての配慮が要求され、ま
たこの速度センサの断線時のオーバーラン対策を要する
など、速度センサを具備することによる問題点が多数残
されていた。
(課題を解決するための手段) 3相誘導電動機の速度制御の手段として誘導電動機の速
度を推定するために、従来は速度センサが不可欠のもの
であったが、速度センサはそれが高価なことや取付スペ
ースなどの制約から、速度センサ無しで、すなわち速度
センサレスの速度制御を行うことが種々提案されている
空間ベクトル法に基づく瞬時トルク、瞬時磁束制御を基
本とした速度制御を行う際には、演算1次磁束ペルトル
の両軸成分φ4.φ1Qが算出され、1次電流ベクトル
の両軸成分i□+tlqも算出されているが、これらの
値から2次鎖交磁束φ富ベクトルが算出できることに着
目して本発明がなされた。
すなわち、本発明による誘導電動機の速度センサレス速
度推定方式は、前記1次磁束ベクトルと前記1次電流ベ
クトルとから2次鎖交磁束ベクトルを演算し、この2次
鎖交磁束ベクトルの演算値から誘導電動機の2次角周波
数ω2を演算し、又トルクの演算値と前記2次鎖交磁束
ベクトルと更に2次巻線抵抗とを用いてすべり角周波数
ω3を演算して、誘導電動機の回転子角周波数ω1をω
―=ω寡−ω3        ・・・[相]として演
算することにより求めることを特徴とする。
尚、2次角周波数ω2は2次鎖交磁束φ2ベクトルの角
速度であり、すべり角周波数ω3は負荷トルクに比例す
る。又、誘導電動機の毎分回転速度N、は、 N 、 −(120/p) X (ωm/2π)   
・・・■で求められる。
ここに、pは誘導電動機の極数であり、回転子角周波数
ω1,2次角周波数ω2及びすべり角周波数ω1はいず
れもrad/secで与えられる。
(作 用) トルとから2次鎖交磁束φgベクトルを演算し、この2
次鎖交磁束φ2ベクトルの演算値から誘導電動機の2次
角周波数ω8を演算し、又トルクの演算値Tと前記2次
鎖交磁束φ8ベクトルと更に2次巻線抵抗R,とを用い
てすべり角周波数ωmが演算できることを詳細に説明す
る。
先に従来技術の説明において1次磁束φ1の定義式■ φ+  = L + + i +  十旧よ・・・■ を示したが、同様に2次鎖交磁束φ2についてもφZ 
 =  Mi++Lzziz の定義式が成立する。
・・・@ これらの2式、弐〇及び弐〇から2次電流18を消去す
ると、 式■によると、2次鎖交磁束φ2は空間ベクトル理論を
応用した誘導電動機の瞬時トルク、瞬時磁束制御では常
に算出している1次磁束ベクトルφ1=φ14+jφI
q%及び1次電流i 1 = i + a + j f
 lqの2つの値により求めることができる。
2次鎖交磁束φ2=φ□+jφtqの回転角速度である
2次角周波数ω2は、2次鎖交磁束φ2ベクトルのd軸
となる角θ2が であるから、これを時間で微分することにより、式■に
よって求めることができる。
一方、すべり角周波数ωmはトルク演算値下と2次鎖交
磁束φ2及び2次巻線抵抗R1から、で与えられるので
、回転子角周波数ωmは・・・■ によって演算することができる。
すなわち、この算出された回転子角周波数ω。
を式■に代入することによって、誘導電動機の毎分回転
速度N、を速度センサを用いることなく推定できる。
尚、本明細書では本発明の内容の理解を容易とするため
に、本発明の誘導電動機の速度センサレス速度推定方式
を速度制御のために適用した場合について詳述するが、
例えば巻取機のセンタードライブ方式のような間接張力
制御などで、速度情報が必要な他の制御方式に対しても
この速度推定方式が適用できる。
(実施例) 以下、誘導電動機の速度制御系に本発明の速度推定方式
を適用した一実施例について説明する。
第1図は本発明の特徴を表した誘導電動機の速度制御ブ
ロック図であり、第2図と同一の符号は同一機能を有す
る部分を示し、第2図と異なる所は速度センサ8を除去
してブロック714〜716を追加したのみである。
ブロック705で演算された1次磁束φ1ベクトルのd
、q両軸成分φ、およびφ19が、ブロック706、7
07及び710の各ブロックへ送られると共に、ブロッ
ク714へも送られる。
ブロック714は1次磁束φ1の他に1次電流i。
も取り込み、弐〇に従って2次鎖交磁束φ2の演算を行
うブロックであり、算出された2次鎖交磁束φ3はブロ
ック715へ送られる。
ブロック715には、2次鎖交磁束φ2から弐〇に従っ
て2次角周波数ω鴛を算出する部分と、2次鎖交磁束φ
2.2次巻線抵抗R1及びブロック707から送られる
瞬時トルクTとから式[相]に従ってすべり角周波数ω
mを演算する部分、及びそれら演算された2次角周波数
ω2とすべり角周波数ω。
との差を演算し回転子角周波数ωmを算出する部分とが
ある。この回転子角周波数ωmの演算は直接式〇によっ
てもよい。
ここで、式■又は弐〇のφ24.φ、は1サンプリング
前のφtd、φ2Qの情報との差とサンプリングタイム
hとから、例えば、φ2□については現在の値をφ−d
(n) とし、1サンプリング前の値をφza(n−1
)とすれば、 として得られ、同様にして φ=、(n)−φtQ(n−1) φ2Q−・・・[相] が得られる。
かくしてブロック715で得られた回転子角周波数ωm
がブロック716へ送られ、ブロック716では式■に
従って誘導電動機の毎分回転速度N、を算出し、第2図
の従来例では速度センサ8から送られた速度情報に代え
てブロック717へ送る。
ブロック717では第2図の場合と同様に速度指令N1
から誘導電動機の速度N、を減算し、これをトルク指令
T“とじて制御回路7に与えることにより誘導電動機の
速度制御系を構成する。
以上、一実施例として本発明の誘導電動機の速度推定方
式を誘導電動機の速度制御に適用した場合について説明
したが、速度制御系以外でも誘導電動機の速度情報が必
要となる誘導電動機の制御系に対して適用することがで
きる。
(発明の効果) 従来は3相誘導電動機の各種の制御を行う場合に、誘導
電動機の実速度を検出するため、PGやTG等の高価な
速度センサを必要とし、且つその速度センサを誘導電動
機へ取り付けるための工数およびスペースを必要として
いたが、本発明の誘導電動機の速度推定方式によれば、
速度センサ無しで従来から空間ベクトル法で演算されて
いた情報を利用した簡単な演算のみで、誘導電動機の速
度が検出できる。
すなわち、本発明により高価な速度センサが不要の速度
制御方法等の誘導電動機の制御方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる誘導電動機の速度検出方式を適
用した空間ベクトルによる誘導電動機の速度制御系のブ
ロック図、 第2図は従来の空間ベクトルによる誘導電動機の速度制
御系のブロック図、 第3図は1次端子電圧ベクトルを示すベクトル図、 第4図は磁束状態を示すベクトル図、 第5図は磁束に関するヒステリシスコンパレータの状態
制御図、 第6図はトルクに関する3値ヒステリシスコンパレータ
の状態制御図である。 1・・・直流電圧源    1a・・・正母線lb・・
・負母線      2・・・電圧検出器3・・・PW
Mインバータ  4・・・電源スイッチ5u、 5v、
 5御・・・電流検出器6・・・3相誘導電動機  7
・・・制御回路8・・・速度センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、3相誘導電動機の電圧および電流をそれぞれ空間ベ
    クトル値に換算して1次磁束ベクトルの瞬時値を演算す
    る手段と、前記1次磁束ベクトルと電流ベクトルとから
    トルクの瞬時値を演算する手段と、磁束指令値と前記1
    次磁束ベクトルの大きさとを比較する磁束比較手段と、
    トルク指令値と前記トルクの瞬時値とを比較するトルク
    比較手段と、前記1次磁束ベクトルの方向を判別する磁
    束ベクトル方向判別手段とを具え、これら磁束比較手段
    、トルク比較手段および磁束ベクトル方向判別手段の出
    力から判断して、可変電圧、可変周波数インバータの最
    適出力電圧を決定し誘導電動機の瞬時トルク、瞬時1次
    磁束を制御する方式において、 前記1次磁束ベクトルと前記1次電流ベク トルとから2次鎖交磁束ベクトルを演算し、この2次鎖
    交磁束ベクトルの演算値から誘導電動機の2次角周波数
    ω_2を演算し、又前記トルクの演算値と前記2次鎖交
    磁束ベクトルと更に2次巻線抵抗とを用いてすべり角周
    波数ω_3を演算して、誘導電動機の回転子角周波数ω
    _mを ω_m=ω_2−ω_3 として演算することにより求めることを特徴とする誘導
    電動機の速度センサレス速度推定方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011236056A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Abb Oy 係船ウインチおよび係船ウインチのケーブルを制御する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011236056A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Abb Oy 係船ウインチおよび係船ウインチのケーブルを制御する方法

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