JP2011231971A - ケースの排水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショーケースの底板を低くして、ショーケースの収容量を増やすことができるとともに、十分な排水がないような場合でも下水側からの臭気がショーケース内に入り込むことを防ぐことができるショーケースの排水構造を提供する。
【解決手段】ショーケース1の排水構造は、ショーケース1を構成する底板2を貫通して形成され、ショーケース1内の流体を受け入れる排水口3と、一端が排水口3に連通し、排水口3が受け入れた流体を流下させる排水管4と、からなる排水流路と、排水流路上に設けられ、上流側が開放された筒状に形成されるとともに、下流側に上流側から連続しており互いに当接する2枚の板体が形成される弾性体からなるメンブレン5と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部に収容物を収容するケースの排水構造に関し、特に、下水側からケース内に臭気が流入することを防ぐ機能を備えたケースの排水構造に関する。
従来より、例えば主に食品店舗などに設置され、液体が流出する食品などを収容するショーケースや、冷蔵又は冷凍機能を有するショーケースのように結露や霜が内部に付着するケースは、内部の液体をショーケースの外に排出する必要がある。そのためこのようなショーケースには底板に排水口を設置し、この排水口に連通する排水管を敷設して、排水構造を形成しており、この排水構造を通って、排水が下水に流れるように構成している。
このようなケースの排水構造においては、下水側からの臭気がケース内に入り込まないように、臭気止めの機能が必要となる。そこで、例えば図7に示すように、ケースの底板100に設けられた排水口101と、この排水口101を被うように載置し、ゴミの排水口101への侵入を防止する排水網102と、排水口101から延設される排水管103と、排水管内に形成される排水トラップ104と、を備えるケースの排水構造05が提案されている(特許文献1、特許文献2)。この排水構造105が備える排水トラップ104は、排水口101の下方位置において略水平方向に屈曲する屈曲部106を設け、この屈曲部106の下部に貯留板107を配置して、屈曲部106内に排水貯留部107を形成するとともに、この排水貯留部内108に貯留された水を流出側と流入側とで仕切るように防臭板109を上側から垂下させて形成されている。このように形成すると、排水貯留部108に貯留した水が封水の役割を果たし、下水側からの臭気はこの排水貯留部108を越えることができないので、ケース内に臭気が入り込むことを防ぐことができる。
特開2007−215799号公報 特開2001−275799号公報
ところで、収容物を収容するケースにおいては、商品をより多く収容するために、ケース内の収容空間は広いほうが好ましい。そして収容空間を広げるためには、ケースを構成する底板100はできる限り低い位置に設置したほうがよい。しかし、排水口101から延設される排水管103内に排水トラップ104を形成する場合、ケースの底板100よりも下側に排水トラップ104を形成するので底板100の下側に封水を貯留できる深さの排水貯留部108を設ける必要がある。そこで、この排水貯留部108を設ける高さの分だけ底板100の設置位置を高くする必要があり、底板100を低く設置できない問題があった。一方、底板100を低く設置するために排水貯留部108の深さを浅くすると、十分な量の封水が貯まらず、少しの振動や蒸発などにより破封する虞があった。
また、ケースは、収容されている収容物から排出される液体や結露などのように少量の水を排水する場合が多く、排水貯留部108に封水を貯留する十分な深さがあったとしても、十分な排水がなかった場合には、排水貯留部内108の封水が少なくなり破封する虞があった。
そこで、本発明は、ケースの底板を低くして、ケースの収容量を増やすことができるとともに、十分な排水がないような場合でも下水側からの臭気がケース内に入り込むことを防ぐことができるケースの排水構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載のケースの排水構造は、収容物を収容するとともに、内部に発生した液体を排水する排水口を備えたケースの排水構造であって、前記ケースを構成する底板を貫通して形成され、前記ケース内の流体を受け入れる排水口と、一端が前記排水口に連通し、前記排水口が受け入れた流体を流下させる排水管と、からなる排水流路と、前記排水流路上に設けられ、上流側が開放された筒状に形成されるとともに、下流側に前記上流側から連続しており互いに当接する2枚の板体が形成される弾性体からなるメンブレンと、を備えることを特徴としている。
なお、ここで、メンブレンの上流側の形状が筒状とは、円筒状に限定されるものではなく、排水流路の内周に水密的に当接できる形状であれば多角形などの筒状であってもよい。
請求項2に記載のケースの排水構造は、前記メンブレンは少なくともその上流側端部が前記ケースの前記底板に設けられた前記排水口内に収納されていることを特徴としている。
請求項3に記載のケースの排水構造は、前記排水管は、前記排水口の下方において略水平に湾曲する湾曲部と、該湾曲部の下流側において前記底板に沿って略水平に延設される延設部と、を有し、前記メンブレンは、前記延設部に設置されることを特徴としている。
請求項4に記載のケースの排水構造は、収容物を収容するとともに、内部に発生した液体を排水する排水口を備えたケースの排水構造であって、ケースの底板の周縁から立ち上がる壁板の下端を貫通して形成され、前記ケース内の流体を受け入れる排水口と、一端が前記排水口に連通し、前記排水口が受け入れた流体を流下させる排水管と、からなる排水流路と、前記排水流路上に設けられ、上流側が開放された筒状に形成されるとともに、下流側に前記上流側から連続しており互いに当接する2枚の板体が形成される弾性体からなるメンブレンと、を備えることを特徴としている。
請求項5に記載のケースの排水構造は、前記ケースは、当該ケース内を冷却する冷却装置を有するものであることを特徴としている。
請求項6に記載のケースの排水構造は、前記ケースは、商品を陳列するショーケースであることを特徴としている。
請求項1に記載のケースの排水構造によると、排水流路上に、上流側が開放された筒状に形成されるとともに、下流側に前記上流側から連続しており互いに当接する2枚の板体が形成される弾性体からなるメンブレンと、を備えており、このメンブレンの上流側から排水が流れる場合には、排水の圧力によりメンブレンの下流側の2枚の板体が互いに離反する方向に弾性変形して開口するので排水を下流側に排出することができるとともに、下流側から臭気が上がってくる場合には、上流側から連続して形成された互いに当接する2枚の板体により排水流路が閉じられるので、臭気がこのメンブレンよりも上流に漏れることがない。したがって、排水を貯留する排水貯留部を形成する必要がなく、ケースの底板を低くして、ケースの収容量を増やすことができるとともに、十分な排水がないような場合でも排水流路を閉じることができるので、下水側からの臭気がケース内に入り込むことを防ぐことができる。
請求項2に記載のケースの排水構造によると、前記メンブレンは少なくともその上流側端部が前記ケースの前記底板に設けられた前記排水口内に収納されているので、よりケースの底板を低くすることができ、よりケースの収容量を増やすことができる。
請求項3に記載のケースの排水構造によると、メンブレンは略水平に延設される延設部に設置されるのでメンブレン自体も上流側から下流側に略水平方向に設置することができ、メンブレンを鉛直方向に設置する場合に比べてメンブレンの高さを低くすることができるので、よりケースの底板を低くすることができ、よりケースの収容量を増やすことができる。
請求項4に記載のケースの排水構造によると、側板の下端を貫通して排水口が形成されているので底板の下側に排水管を敷設する必要がなく、よりケースの底板を低くすることができ、よりケースの収容量を増やすことができる。
請求項5に記載のケースの排水構造によると、ケースは、このケース内を冷却する冷却装置を有するものであるので結露が生じやすく、排水口を通してこの結露を排水することになるが、メンブレンを用いて下水からの臭気を上流に漏れないように構成しているので、封水を貯留する排水貯留部を設ける必要がなく、ケースの底板を低くすることができ、ケースの収容量を増やした冷蔵又は冷凍機能付きケースとすることができる。
請求項6に記載のケースの排水構造によると、ケースは、商品を陳列するショーケースであるので、多量の商品を収容することで、商品の補充などの作業を軽減し、設置される店舗などの運営コストを低減させることができる。
第1の実施形態に係るケースの排水構造が用いられるショーケースの一例を示す断面図。 第1の実施形態に係るケースの排水構造を示す断面図であって、(A)は排水口から排水が殆ど排出されていない状態を示し、(B)は排水口から排水が排出された状態を示す一部省略断面図。 (A)(B)は閉じられた状態のメンブレンを示す斜視図であり、(C)は閉じられた状態のメンブレンを上流側から見た図。 (A)(B)は開いた状態のメンブレンを示す斜視図であり、(C)は開いた状態のメンブレンを上流側から見た図。 第2の実施形態に係るケースの排水構造を示す一部省略断面図。 第3の実施形態に係るケースの排水構造を示す一部省略断面図。 従来のケースの排水構造を示す一部省略断面図。
〔第1の実施形態〕
以下、図1から図4を参照しつつ、本発明のケースの排水構造の第1の実施形態について説明する。本実施形態のケースの排水構造は、例えば冷蔵機能を備えた食品用ショーケース1に用いられるものであって、ショーケース1を構成する底板2に形成された排水口3と、この排水口3が受け入れた流体を流下させる排水管4と、からなる排水流路と、この排水流路上に形成され、上流から下流にのみ流体を流すメンブレン5と、を備えている。
ショーケース1は、図1に示すように、天板6、背板7、左右の側板8、及び底板2を有しており、全面が開口した箱状に形成されている。そして各板6,7,8は、それぞれ内部に断熱層を備えており、冷気が外部に漏れることを防いでいる。このショーケース1には、商品を陳列するための複数段の棚9が設けられている。このショーケース1にはまた、天板6、背板7、及び底板2とほぼ平行に内側に距離を開けて内壁10が設けられており、天板6、背板7、及び底板2と、内壁10との間に冷気をショーケース1内に循環させるダクト11が形成されている。ダクト11内には冷却器12及び送風機13がそれぞれ設けられており、送風機13が冷却器12からの冷気がダクト11内を上方に向かうよう送風する。上方に送風された冷気は天板6側のダクト11に設けられた吐出口14から下方に向けて吹き出され、下方の吸込口15から再びダクト11内へ取り込まれており、この吐出口14から吸込口15への空気流はショーケース1前方の開口部にエアーカーテンを形成し、これによってショーケース1内の冷気を前方外部に逃がさないようにしている。なお、本実施形態のショーケース1は、このような冷蔵や冷凍などの冷却機能を有するものに限定されるものではなく、冷却する機能を有さないショーケース1であっても、例えば液体が排出される商品を収容するショーケース1であっても用いることもできる。また、本発明のケースは商品展示に用いられるショーケース1に限定されるものではなく、排水機能を備える必要がある保存用のケースや運搬用のケースなどの様々なケースを用いることができる。
排水口3は、図2に示すように、ショーケース1を構成する底板2を貫通して設けられた開口に上側から嵌る樹脂または金属製で形成されており、上部は漏斗状に広がって排水を流入し易く形成するとともに、その上に異物が排水口3に進入することを防ぐ目皿16が設けられている。また排水口3の下部は内周が螺子切られており、下側から挿入される排水管4の端部が螺着することができるように形成されている。
排水管4は、樹脂で形成され中間位置で略直角に湾曲するエルボ管であり、一端が排水口3の下部に挿入されて螺着されるとともに、排水口3の下側で湾曲して他端側が略水平に延びている。そして、この排水管4の他端側には樹脂で形成された直管17が連通されて排水を下流に流下させている。
メンブレン5は図2及び図3に示すように、弾性を有する樹脂により形成されており、上流側の端部が開放された円筒部51を形成するとともに、下流側の端部は、この円筒部51から連続して扁平するように形成され、側部が固着された2枚の板体52を重ねた形状となっている。このメンブレン5は圧力が加わらない状態のとき又は下流側から圧力が加わった場合には、図3に示すように、2枚の板体52が互いに密着した状態を維持し、上流側に流体が移動することを規制する。一方、このメンブレン5に上流側から圧力が加わった場合には、図4に示すように、円筒部51の内側から連続する2枚の板体52の内側に圧力が加わるので、2枚の板体52が互いに離反するように弾性変形し、2枚の板体52の間に流体が通過できる間隔が生じる。なお、本実施形態において、メンブレン5の上流側端部の形状は円筒に限定されるものではない。排水口の内周面の形状に合わせて多角形の筒状であってもよい。
以上のように形成されるメンブレン5は、図2に示すように、上流側の端部が排水口3の内部に挿入されて固定されており、下流側の端部が下方に突出している。このようにメンブレン5の上流側の端部が排水口3内に挿入されていることにより、メンブレン5の板体52が下方に突出する部分を短くすることができるので、排水管4の湾曲位置を排水口3から殆ど離れないように形成することができ、底板2から排水管4及び直管17までの高さを短くすることができるので、より底板2を低く設けることができ、ショーケース1の収容量を増やすことができる。ショーケース1内で発生した排水を排水口3が受け入れたときには、図2(B)に示すように、メンブレン5の2枚の板体52が弾性変形により互いに離反して流体が通過できる間隙が生じるので、排水を排水管4及び直管17を介して下流側に流下させることができる。排水内に排水が発生しておらず、排水口3が排水を受け入れていない場合は、図2(A)に示すように、メンブレン5の2枚の板体52は互いに密着して流体が通過できる間隔を開けないので、下流側の臭気をこのメンブレン5でとどめることができ、ショーケース1内に臭気が入り込むことを防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、排水管4の他端側には直管17が連通されており、排水を下流に流下させているが、本発明の実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば排水管4の他端側に、着脱可能なタンクを取り付けて排水を貯留し、タンク内の水を排水する場合には、タンクを排水管4の他端から取り外して、排水するものであってもよい。このように構成すると、タンク内に貯留された排水からの臭気はメンブレン5でとどめることができ、ショーケース1内に臭気が入り込むことがない。また、下水配管まで配管する必要がないので、ショーケース1をより簡単に設置することができる。
〔第2の実施形態〕
次に、第2の実施形態に係るケースの排水構造について図5を参照しつつ説明する。なお、第1の実施形態に係るケースの排水構造と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。第2の実施形態におけるショーケース1は、第1の実施形態におけるショーケース1と同様に、天板6、背板7、側板8、及び底板2を有した、全面が開口した箱状に形成されており、例えば冷却機能を有するものであるが、収容される商品から液体が排出されるなどでショーケース1内発生した液体を排出する必要があるものであれば、冷却機能を有していないショーケース1であってもよい。また、第1の実施形態と同様に、本実施形態のケースは商品展示に用いられるショーケース1に限定されるものではなく、排水機能を備える必要がある保存用のケースや運搬用のケースなどの様々なケースを用いることができる。
この実施形態のケースの排水構造は、ショーケース1を構成する底板2に形成された排水口3と、この排水口3が受け入れた流体を下流に流下させる排水管4と、からなる排水流路と、この排水管4に収納されるメンブレン5とにより形成されている。排水管4は、樹脂で形成され中間位置で略直角に湾曲するエルボ管であり、一端が排水口3の下部に挿入されて螺着されるとともに、排水口3の下側で湾曲して他端側が略水平に延びる延設部41を形成している。そして、この排水管4の延設部41側には樹脂で形成された直管17が連通されて排水を下流に流下させている。そして、メンブレン5は、弾性体により形成されており、排水管4の延設部41内に円筒部51から2枚の板体52に向かって略水平に形成されている。
このように、排水管4の延設部41内にメンブレン5が略水平方向を向いて設けられることで、メンブレン5の高さを低くすることができ、より底板2を低くすることができ、ショーケース1の収容量を増やすことができる。ショーケース1内で発生した排水を排水口3が受け入れたときには、排水は排水管4の屈曲位置とメンブレン5との間に所定量貯留され、円筒部51の内側から連続する2枚の板体52の内側に圧力が加わって、2枚の板体52が互いに離反するように弾性変形し、2枚の板体52の間に排水が通過できる間隔が生じる。排水管4の屈曲位置とメンブレン5との間に所定量貯留された排水の量が所定量以下であるときには、メンブレン5の2枚の板体52は互いに密着した状態を維持するので、下流側からの臭気がメンブレン5を越えることはできず、ショーケース1内に臭気が入り込むことを防ぐことができる。
〔第3の実施形態〕
次に、第3の実施形態に係るケースの排水構造について、図6を参照しつつ説明する。なお、第1の実施形態に係るケースの排水構造と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。第3の実施形態におけるショーケース1は、第1の実施形態におけるショーケース1と同様に、天板6、背板7、側板8、及び底板2を有した、全面が開口した箱状に形成されており、例えば冷却機能を有するものであるが、収容される商品から液体が排出されるなどでショーケース1内発生した液体を排出する必要があるものであれば、冷却機能を有していないショーケース1であってもよい。また、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様に、本実施形態のケースは商品展示に用いられるショーケース1に限定されるものではなく、排水機能を備える必要がある保存用のケースや運搬用のケースなどの様々なケースを用いることができる。
この実施形態のケースの排水構造は、図6に示すように、ショーケース1の底板2の周縁から立ち上がる背板7又は側板8(壁板)の下端が内側に向けて傾斜した傾斜部18を形成しており、この傾斜部18を貫通して形成され、ショーケース1内の流体を受け入れる排水口3と、一端が排水口3に連通し、排水口3が受け入れた流体を流下させる排水管4と、からなる排水流路と、この排水管4に収納されるメンブレン5とにより形成されている。排水管4は、樹脂で形成され中間位置で略45度に湾曲しており、一端が排水口3の下部に挿入されて螺着されて斜め下方に突出するとともに、他端側が略水平に延びる延設部41を形成している。そして、この排水管4の一端側の内部にメンブレン5が斜め下方を向いて設置されている。なお、メンブレン5を設置する位置は排水管4の一端側に限られず、例えばメンブレン5は排水管4の延設部41に略水平に設置してもよい。
このように、ショーケース1の底板2の周縁から立ち上がる背板7又は側板8(壁板)の下端にショーケース1内の流体を受け入れる排水口3が形成されており、この排水口3に流体を流下させる排水管4が連通するので、底板2の下側に排水管4を敷設する必要がない。したがって、より底板2を低くすることができ、ショーケース1の収容量を増やすことができる。ショーケース1内で発生した排水を排水口3が受け入れたときには、排水口3から受け入れた排水は、排水管4に流入してメンブレン5の円筒部51の内側から連続する2枚の板体52の内側に圧力を加える。そして、メンブレン5の2枚の板体52が互いに離反するように弾性変形し、2枚の板体52の間に排水が通過できる間隔が生じ、排水はこの間隔を通って下流側に流下する。排水口3から殆ど排水を受けいてていないときには、メンブレン5の2枚の板体52は互いに密着した状態を維持するので、下流側からの臭気がメンブレン5を越えることはできず、ショーケース1内に臭気が入り込むことを防ぐことができる。
なお、本発明の実施の形態は、第1の実施形態、第2の実施形態、及び第3の実施形態の3つの実施形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
以上のように、本発明に係るケースの排水構造は、ショーケース1内の商品から液体が排出される場合や冷却による結露が生じるようなショーケース1に用いられるケースの排水構造として好適に用いることができる。
1 ショーケース
2 底板
3 排水口
4 排水管
5 メンブレン
7 背板(壁板)
8 側板(壁板)
12 冷却器(冷却装置)

Claims (6)

  1. 収容物を収容するとともに、内部に発生した液体を排水する排水口を備えたケースの排水構造であって、
    前記ケースを構成する底板を貫通して形成され、前記ケース内の流体を受け入れる排水口と、一端が前記排水口に連通し、前記排水口が受け入れた流体を流下させる排水管と、からなる排水流路と、
    前記排水流路上に設けられ、上流側が開放された筒状に形成されるとともに、下流側に前記上流側から連続しており互いに当接する2枚の板体が形成される弾性体からなるメンブレンと、を備えることを特徴とするケースの排水構造。
  2. 前記メンブレンは少なくともその上流側端部が前記ケースの前記底板に設けられた前記排水口内に収納されていることを特徴とする請求項1に記載のケースの排水構造。
  3. 前記排水管は、前記排水口の下方において略水平に湾曲する湾曲部と、該湾曲部の下流側において前記底板に沿って略水平に延設される延設部と、を有し、
    前記メンブレンは、前記延設部に設置されることを特徴とする請求項1に記載のケースの排水構造。
  4. 収容物を収容するとともに、内部に発生した液体を排水する排水口を備えたケースの排水構造であって、
    ケースの底板の周縁から立ち上がる壁板の下端を貫通して形成され、前記ケース内の流体を受け入れる排水口と、一端が前記排水口に連通し、前記排水口が受け入れた流体を流下させる排水管と、からなる排水流路と、
    前記排水流路上に設けられ、上流側が開放された筒状に形成されるとともに、下流側に前記上流側から連続しており互いに当接する2枚の板体が形成される弾性体からなるメンブレンと、を備えることを特徴とするケースの排水構造。
  5. 前記ケースは、当該ケース内を冷却する冷却装置を有するものであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のケースの排水構造。
  6. 前記ケースは、商品を陳列するショーケースであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のケースの排水構造。
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