JP2015117905A - 冷蔵庫 - Google Patents

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修平 川本
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Abstract

【課題】蒸発皿に溜まった水分を外側に溢れ出ないようにして、水分の蒸発効率を向上できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、例えば圧縮機11の上部に配置された蒸発皿20に、冷却器に着霜した水分を受ける構成とした冷蔵庫であって、蒸発皿20の底部は、圧縮機11の凸状になっている上部22に沿うようにして形成され、蒸発皿20は、第1貯水部51と、第1貯水部51から溢れ出た水を受ける第2貯水部52と、を有し、第2貯水部52へ向かう流路を形成する底面形状が、第1貯水部51を形成する底面形状に比べて、傾斜がきつくなっている。
【選択図】図4

Description

本発明の実施の形態は、冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫では、特許文献1において、エバポレータ(冷却器、蒸発器)に着霜した水分を、熱源である圧縮機の排熱により蒸発させるために、圧縮機の上方に蒸発皿を配置している。この蒸発皿は、圧縮機の頂部の山形状の部分と対面した位置に区画壁を設けることで第1貯水部と第2貯水部を設けている。そして、エバポレータからの水分は、蒸発皿の第1貯水部に溜め、第2貯水部には第1貯水部より溢れ出た水分を溜める。
(特許文献1を参照)。
特許第4008085号
しかし、第2貯水部は圧縮機の上部から離れた位置にあるために、第1貯水部より溢れて第2貯水部に溜まった水分は、圧縮機の上部との距離が遠くなるので、蒸発させる効率が悪くなる。
また、従来の蒸発皿では、手動で開けることで水分を排水できる排水栓は設置されているが、この排水栓は自動では開けることができない。このために、万が一蒸発皿の貯水量を超えて水分が溢れた場合に、溢れた水分の行先のコントロールができないことから、圧縮機に付着したり、圧縮機の近辺の電装品に落下して、その水分が電装品に侵入してしまい、電気的な故障の原因となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、蒸発皿に溜まった水分を外側に溢れ出ないようにして、水分の蒸発効率を向上できる冷蔵庫を提供することにある。
本発明の実施の形態の冷蔵庫は、圧縮機の上部に配置された蒸発皿に、冷却器に着霜した水分を受ける構成とした冷蔵庫であって、前記蒸発皿の底部は、前記圧縮機の凸状になっている上部に沿うようにして形成され、前記蒸発皿は、第1貯水部と、前記第1貯水部から溢れ出た水を受ける第2貯水部と、を有し、前記第2貯水部へ向かう流路を形成する底面形状が、前記第1貯水部を形成する底面形状に比べて、傾斜がきつくなっていることを特徴とする。
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係わる冷蔵庫の全体を示す側面図であり、図1(b)は、この冷蔵庫の背面図である。 図1に示す蒸発皿の形状例を示す斜視図である。 図1(b)に示す機械室内の圧縮機と蒸発皿を示す図である。 図3に示す機械室内の圧縮機と蒸発皿を示しているが、蒸発皿の区画された構造を示すために蒸発皿を縦方向に切った状態を示す図である。 蒸発皿の区画された構造を示すために、図3に示すY方向に沿って蒸発皿を縦方向に切った断面図である。 本発明の第2実施形態を示す図である。 本発明の第3実施形態を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1(a)は、本発明の第1実施形態に係わる冷蔵庫1の全体を示す側面図であり、図1(b)は、この冷蔵庫1の背面図である。
図1(a)に示すように、冷蔵庫1は、本体2を有している。本体2は断熱箱を構成しており、本体2の前面側には開閉可能な扉3を備える。本体2内の冷蔵室4には、冷蔵室用のエバポレータ(冷却器)5と、露受け皿6等が配置されている。排水ホース7は、冷蔵室4の後ろ側に配置されている。排水ホース7の上端部は、露受け皿6の排水口6Aに対応する位置に配置され、排水ホース7の下端部の排水口9は、機械室10に達している。
図1(a)と図1(b)に示すように、機械室10は、本体2の冷蔵室4の下部に配置されている。この機械室10には、例えば圧縮機(コンプレッサ)11と、蒸発皿20と、電装品収納部12と、図示しない凝縮器等が配置されている。圧縮機11は、冷蔵庫サイクルに冷媒を循環させるために駆動される。電装品収納部12内には、圧縮機11を駆動するために用いられる回路基板等の電装品100が収納されている。
この機械室10では、圧縮機11は、凝縮器と、冷却器である冷蔵室用のエバポレータ5と、循環経路を通じて冷媒を循環させることで、冷凍サイクルを構成している。この冷媒を循環する冷凍サイクルは、圧縮機11から、凝縮器、循環回路のキャピラリチューブを経て、冷蔵室4内の冷蔵室用のエバポレータ(冷却器)5に至り、圧縮機11に戻る閉回路を形成している。
図2は、図1に示す蒸発皿20の形状例を示す斜視図である。図3は、図1(b)に示す機械室10内の圧縮機11と蒸発皿20を示しており、図3では、図1(b)の場合とは異なり、機械室10内の圧縮機11と蒸発皿20を冷蔵庫1の前側から示している。図4は、図3に示す機械室10内の圧縮機11と蒸発皿20を示しているが、蒸発皿20の区画された構造を示すために蒸発皿20を縦方向に切った状態を示している。図5は、蒸発皿20の区画された構造を示すために、図3に示すY方向に沿って蒸発皿20を縦方向に切った断面で示している。
図1(b)と図3に示すように、機械室10では、蒸発皿20は、圧縮機11の上部に配置されている。この蒸発皿20は、次の目的から圧縮機11の上部に配置されている。図1(a)において、図示しない凝縮器により凝縮された冷媒が、冷蔵室エバポレータ(冷却器)5内を通過する際に、冷蔵室エバポレータ5が冷却され、冷蔵室4内の水分が冷蔵室エバポレータ5に吸湿し、その水分も冷却されて冷蔵室エバポレータ5に着霜する。そのまま、冷蔵室エバポレータ5に着霜し続けると、その水分の冷却負荷が増え続けるので、冷却能力に影響を及ぼすことになる。
そこで、定期的に圧縮機11の動作を停止して、または除霜用の除霜ヒータに通電することで、冷蔵室エバポレータ5の除霜を実施する。その除霜の際に生じた水分(除霜水)は、図1(a)に示す露受け皿6と排水ホース7を通じて、機械室10内の蒸発皿20に導かれて貯留される。そして、蒸発皿20内に貯留された水分は、駆動する圧縮機11が発生させる熱量により、蒸発皿20から蒸発させるようになっている。
図2に示すように、機械室10では、蒸発皿20は圧縮機11の上部に配置される構造であることから、蒸発皿20の底部の3次元的な曲面形状は、圧縮機11の上部21の3次元的な曲面形状に合わせて形成されている。
まず、蒸発皿2の形状を詳しく説明する前に、圧縮機11の形状を、図3から図5を参照して説明する。
この圧縮機11は、曲面状の外形を有する下部21と曲面状の外形を有する上部22から構成されている。圧縮機11の下部21は、冷蔵庫の本体2の底面筐体部17に対して、防振用の緩衝材であるゴム材18を介してネジ19を用いて、複数箇所において固定されている。
図2に示すように、圧縮機11の上部22は、上方向(Z方向)に向けて山形もしくは凸状の3次元的な曲面形状に形成されている。この上部22の曲面形状は、X1方向については、徐々に緩やかに下がっていく曲面形状部分22Aになっているが、X1方向とは反対のX2方向については、徐々に緩やかに下がっていきしかも急激にほぼ垂直に下がっていく曲面形状部分22Bになっている。
さらに詳細に説明すると、一方の曲面形状部分22Aは、緩やかな例えばほぼ1/4円形形状の曲面に近い形状に形成されている。他方の曲面形状部分22Bは、やや尖った凸状の曲面になっていて、凸状になっている上部の形状が下向きにきつく下がるように形成されている。また、中央の曲面形状部分22Cは、曲面形状部分22A,22Bにつながるように緩やかな曲面になっている。
また、図3に示すように、圧縮機11の上部22の3次元的な曲面形状は、Y方向の紙面垂直手前方向とY方向の紙面垂直奥行方向についても、それぞれ曲面形状部分になっている。すなわち、図5に示すように、圧縮機11の上部22は、曲面形状部分22D、22E,22Fにより構成されており、曲面形状部分22D、22Eはほぼ1/4円形形状の曲面に近い形状に形成されているが、中央の曲面形状部分22Fは、曲面形状部分22D、22Eに比べて緩やかな曲面になっている。
次に、図2と図4を参照して、蒸発皿20の構造を説明する。
図2と図4に示すように、蒸発皿20は、例えば金属製やプラスチック製であり、図2に示す矢印Tに沿って下向きに見て長方形状に形成されている。ただし、蒸発皿20に貯留された水分をより効率よく蒸発させるためには、熱伝導率の大きい金属製の蒸発皿20を用いることが望ましい。蒸発皿20は、曲面状の底部40と、4辺の側部41,42,43,44と、2つの取付け部25と2つの別の取付け部26を有している。
図2に示すように、2つの側部41,42は短辺側であり対向して配置されており、残りの2つの側部43,44は長辺側であり対向して配置されている。2つの側部41,42はY方向に平行であり、残りの2つの側部43,44はX1、X2方向に平行である。2つの取付け部25は、側部44において、Z方向に突出して設けられており、2つの取付け部26は、側部43において、Z方向に突出して設けられている。これら4つの取付け部25,26は、図3に示すようにネジ23を用いて、機械室10の取り付け部分24に対して固定されるようになっている。
図4に示すように蒸発皿20の底部40の曲面形状は、圧縮機11の上部22の3次元的な曲面形状の曲面形状部分22A、22Bに沿うようにして形成されており、しかも蒸発皿20の底部40は、上部22の曲面形状の曲面形状部分22A、22Bから、所定の間隔(クリアランス)だけ離してある。詳細には、蒸発皿20の底部40の端部位置P2における間隔(クリアランス)D2は、蒸発皿20の底部40のほぼ中央位置P1における間隔(クリアランス)D1に比べて大きく設定されている。これにより、地震等の外的な負荷で振動が冷蔵庫に加わった時に、蒸発皿20の端部位置P2が圧縮機10の曲面形状部分22Bに突き当たるのを防いでいる。
図2と図4に示すように、蒸発皿20は、第1貯水部51と、第2貯水部52と、第3貯水部53と、第4貯水部54を有している。この蒸発皿20の上方位置には、図1(a)に示す排水ホース7の下端部の排水口9が位置されている。第1貯水部51は、除霜することで生じる水分(除霜水)が、図3に示す排水ホース7の下端部の排水口9から落下する地点に設けられている。これにより、排水口9から落下する水分は、まず第1貯水部51内に確実に受けて溜めることができる。
図2に示すように、第1貯水部51は、4辺の壁部51Aから51Dと、底部部分40Aにより区画して形成されている。第1貯水部51は、水分を貯溜して蒸発させるために設けられている。
これに対して、第2貯水部52は、第1貯水部51から水分が溢れ出た場合に、第1貯水部51から溢れた水分を貯留して蒸発させるために設けられている。第2貯水部52は、第1貯水部51の側部51Bと壁部54Aと、側部43,44と、底部部分40Bにより区画して形成されている。
図2と図4に示すように、第3貯水部53は、第1貯水部51を挟んで、第2貯水部52とは反対側に設けられている。第3貯水部53は、第2貯水部52から水分が溢れ出た場合に、第2貯水部52から溢れた水分を貯溜して蒸発させるために設けられている。第3貯水部53は、第1貯水部51の側部51Dと側部42,43,44と、壁部51Dと、底部部分40Cにより形成されている。
第4貯水部54は、第3貯水部53から水分が溢れ出た場合に、第2貯水部52と第3貯水部53から溢れた水分を貯留して蒸発させるために設けられている。第4貯水部54は、側部41,43,44と、壁部54Aと、底部部分40Dにより形成されている。
このように蒸発皿20の内部が、第1貯水部51から第4貯水部54まで、複数の部分に区分けされているのは、地震等の外的な振動が冷蔵庫に加わることにより、蒸発皿20内に溜まっている水分が大きなうねりとなる場合がある。このように水分がうねりを生じた場合に、蒸発皿20の外に溢れ出ないようにするためである。また、水分が蒸発皿20内の1つの区画から溢れ出ても蒸発皿20自体からは溢れ出ないようにするために、水分を順次別の区画で収容できるようにしている。
図4に示すように、底部40は、底部部分40A,40B,40C,40Dを有している。第1貯水部51の底部部分40Aは、左右方向(X1、X2方向)に緩やかに傾斜してそれぞれ下がっている。第2貯水部52の底部部分40Bは、底部部分40Aに比べてやや強くX1方向に向けて傾斜して下がっている。第3貯水部53の底部部分40Cは、底部部分40Aと同様にして緩やかに傾斜して下がっている。第4貯水部54の底部部分40Dは、底部部分40A,40B,40Cに比べて、かなり低い位置にある。
これにより、蒸発皿20においては、第1貯水部51から溢れ出た水分は、第2貯水部52に導かれ、第2貯水部52から溢れ出た水分は、第3貯水部53に導かれる。そして、第3貯水部53から溢れ出た水分は、より深い第4貯水部54側に導かれるようにして流れる。このように蒸発皿20内では、水分の行先(流れる方向)を確実に決めることができる。
図3と図4に示すように、図1(b)で示した電装品収納部12が、圧縮機11の下部21の側部に配置されている。この電装品収納部12内には、圧縮機11を駆動するための回路基板等の電装品100が収納されている。図2から図5に示す第1実施形態では、電装品収納部12の上部には、蒸発皿20の貯水部は設けられていない。すなわち、第1貯水部51、第2貯水部52、第3貯水部53は、圧縮機11の上部22の範囲内に配置されている。ただし、第4貯水部54は、電装品収納部12が配置されている側とは反対側の位置の上部に突き出すようにして配置されている。
次に、上述した構造を有する冷蔵庫1における蒸発皿20の作用を説明する。
図1(a)において、図示しない凝縮器により凝縮された冷媒が、冷蔵室エバポレータ(冷却器)5内を通過する際に、冷蔵室エバポレータ5が冷却され、冷蔵室4内の水分が冷蔵室エバポレータ5に吸湿し、その水分も冷却されて冷蔵室エバポレータ5に着霜する。
そこで、定期的に圧縮機11の動作を停止して、または除霜用の除霜ヒータに通電することで、冷蔵室エバポレータ5の除霜を実施する。その除霜の際に発生した水分(除霜水)は、図1(a)に示す露受け皿6と排水ホース7を通じて、機械室10内の蒸発皿20に導かれる。そして、蒸発皿20内に貯溜された水分は、駆動する圧縮機11の発生させる熱量により、蒸発皿20から蒸発させる。
このように、除霜水が蒸発皿20内に貯溜される際には、水分が図3に示す排水ホース7の下端部の排水口9から落下する地点に設けられている第1貯水部51に貯溜される。第1貯水部51は、圧縮機11の上部22のほぼ中央位置に位置されているので、圧縮機11の排熱を利用して第1貯水部51内の除霜水を蒸発させることができ、蒸発効率を向上できる。
しかし、この水分の量が多くて、もし水分が第1貯水部51から溢れ出た場合には、漏れ出た水分はその行先がコントロールされて、第2貯水部52に貯溜される。すなわち、水分が第1貯水部51から溢れ出た場合には、第2貯水部52の底部部分40Bの傾斜が第1貯水部51の底部部分40Aの傾斜よりも強くなるように一方向に向けて形成されているので、漏れ出た水分は第2貯水部52の端部に向けて一方向に移動して集中させることができる。このように、第1貯水部51から溢れ出た水分は、第2貯水部52に集中させ易いので、溢れ出た水分の行先を、電装品収納部12から離れた方向にコントロールできる。
このため、水分が漏れ出て電装品収納部12に掛かってしまうのを防いで、電装品収納部12内に収納されている電装品100が濡れることが無いようにしているので、電気的な故障の原因等を無くすことができる。
しかも、第2貯水部52も、第1貯水部51と同様に、圧縮機11の上部22の領域範囲に位置されており、しかも第2貯水部52は圧縮機11の上部22に対する隙間(クリアランス)を小さくしている。このため、圧縮機11の排熱を利用して、第1貯水部51内の除霜水だけでなく、第2貯水部52内の除霜水をも効率良く蒸発させることができ、蒸発効率を向上できる。
さらに、水分が、第2貯水部52から溢れ出した場合には、溢れ出た水分は、第2貯水部52とは反対側の第3貯水部53に貯溜される。第3貯水部53は、圧縮機11の上部22の範囲内に位置されているので、圧縮機11の排熱を利用して第3貯水部53内の水分を蒸発させることができ、蒸発効率を向上できる。
さらに、水分が、第3貯水部53から溢れ出した場合には、溢れ出た水分は、第3貯水部53とは反対側の第4貯水部54に貯溜される。第4貯水部54は、圧縮機11の上部の付近に位置されているので、圧縮機11の排熱を利用して第4貯水部54内の水分を蒸発させることができ、蒸発効率を向上できる。
ところで、第4貯水部54は、電装品収納部12が配置されている位置とは、反対側に配置されている。このことから、万が一にも第4貯水部54から水分が溢れ出ても、第4貯水部54の下部には電装品収納部12が配置されていないことから、第4貯水部54から漏れ出した水分が、電装品収納部12に掛かってしまうことを完全に防ぐことができる。従って、電装品収納部12内に収納されている電装品100が濡れることを防いで、電気的な故障の原因等を無くすことができる。
図4と図5に示すように、蒸発皿20の底部の形状は、圧縮機11の上部22の形状に合わせた3次元的な曲面になっているので、蒸発皿20の底部と圧縮機11の上部22との間の隙間(クリアランス)は、蒸発皿20の底部の全体に渡って、ほぼ一定にすれば、圧縮機11の排熱を蒸発皿20内の水分に供給し易く、蒸発皿20内の水分の蒸発を効率良く行える。しかも、蒸発皿20の底部40の形状は、部分的に圧縮機11の上部22に近づけたり、遠ざけたりして、例えば第2貯水部52の底部を第1貯水部51の底部に比べて、圧縮機11の上部22に近づけるようにすれば、第2貯水部52内の水分をより効率よく蒸発させることができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態を示している。
図6に示す本発明の第2実施形態の蒸発皿220の構成要素が、図2ないし図5に示す本発明の第1実施形態の蒸発皿20の構成要素と同様である場合には、同じ符号を記してその説明を省略する。
図6に示す本発明の第2実施形態の蒸発皿220は、第1貯水部51、第2貯水部52、第3貯水部53、第4貯水部54に加えて、さらに外側貯水部としての第5貯水部55を有していることが、本発明の第1実施形態の蒸発皿20と異なる。
この蒸発皿220の外側貯水部としての第5貯水部55は、第4貯水部54とは、全く反対側に設けられており、第5貯水部55は、第3貯水部53の横に設けられている。第5貯水部55は、側部42Rと壁部59と、底部部分40Eと、側部43と反対側の側部(図2に示す側部44と同じ)とにより形成されている。
この第5貯水部55は、外側貯水部として、電装品収納部12が配置されている位置の上部に位置されている。これにより、第5貯水部55で水分を貯溜して、圧縮機11の排熱で蒸発させることで、電装品収納部12に水分が掛かってしまうことを防ぐことができる。このため、電装品収納部12内に収納されている電装品100が濡れることを防いで、電気的な故障の原因等を無くすことができる。
図6に示すように蒸発皿20の底部40の曲面形状は、圧縮機11の上部22の曲面形状の曲面形状部分22A、22B、22Cに沿うようにして形成されており、しかも蒸発皿20の底部40は、上部22の曲面形状の曲面形状部分22A、22Bから所定の間隔(クリアランス)だけ離してある。詳細には、蒸発皿20の底部40のほぼ中央位置P1における間隔D1は、蒸発皿20の底部40の端部位置P3における間隔D3に比べて小さくなっている。これにより、地震などの外的な負荷で振動が冷蔵庫に加わった時に、蒸発皿20の端部位置P3が圧縮機10の曲面形状部分22Bに突き当たるのを防いでいる。
また、外側貯水部としての第5貯水部55の底部部分40Eの高さ位置H2は、第4貯水部54の底部部分40Dの高さ位置H1に比べて、間隔Gだけ高くなっている。言い換えれば、水分の量が、蒸発皿220の容量よりも多くなって溢れ出る状態になった場合に、圧縮機11の横に配置されている電装品収納部12側の第5貯水部55の底部部分40Eの高さ位置H2に比べて、第4貯水部54の底部部分40Dの高さ位置H1を低くすることで、電装品収納部12側ではない、圧縮機11の反対側の位置PRに水分を溢れ出させることができる。これにより、電装品収納部12に水分が掛かってしまうことを防ぎ、電装品収納部12内に収納されている電装品100が濡れることを防いで、電気的な故障の原因等を無くすことができる。
図7は、本発明の第3実施形態を示している。
図7に示す本発明の第3実施形態の蒸発皿320の構造は、図4に示す本発明の第1実施形態の蒸発皿20の構造とほぼ同じであるが、異なる点は次の通りである。
図7に示すように、蒸発皿320では、第1貯水部51の側部51B、51Dは、跳ね返し部80を有している。同様にして、壁部54Aと側部41,42は、跳ね返し部81を有している。これらの跳ね返し部80、81は、それぞれ内側に向けて斜めに傾斜して形成されているので、溜まっている水分が例えば地震等でうねりを生じても、跳ね返し部80、81が水分を内側に跳ね返すことができ、水分が蒸発皿320の外に溢れ出るのを、防ぐことができる。
図7に示す第3実施形態における跳ね返し部80,81を設けることは、図6に示す本発明の第2実施形態の蒸発皿220にも適用することができる。
上述したように、本発明の実施形態の冷蔵庫1は、例えば圧縮機11の上部に配置された蒸発皿20に、冷却器に着霜した水分を受ける構成とした冷蔵庫であって、蒸発皿20の底部は、圧縮機11の凸状になっている上部22に沿うようにして形成され、蒸発皿20は、第1貯水部51と、第1貯水部51から溢れ出た水を受ける第2貯水部52と、を有し、第2貯水部52へ向かう流路を形成する底面形状が、第1貯水部51を形成する底面形状に比べて、傾斜がきつくなっている。
これにより、除霜水である水分が、第1貯水部に溜まって溢れ出た場合に、溢れ出た水分は、第2貯水部に集中させることで確実に導くことができる。このため第1貯水部から溢れ出た水分を集中させることで、水分の行先をコントロールすることができる。しかも、蒸発皿の第1貯水部と第2貯水部は圧縮機の上部に沿うように形成されているので、蒸発皿の第1貯水部と第2貯水部に溜まった水分は、圧縮機の排熱を利用して蒸発させることができ、蒸発皿に溜まった水分を外側に溢れ出ないようにして、水分の蒸発効率を向上できる。
第2貯水部52は、圧縮機11よりも外側に張り出して位置されている。これにより、仮に第2貯水部52から水分が溢れ出ても、溢れ出た水分は圧縮機11の外側の位置にこぼれるだけであり、溢れ出た水分が圧縮機に掛かってしまうことが無く、圧縮機は水分から守ることができる。
圧縮機11を駆動するための電装品100が圧縮機11に設けられており、電装品100の設けられている側には、電装品100の上部に第4貯水部54が設けられている。これにより、電装品の上部には、第4貯水部54が設けられているので、水分は第4貯水部54に溜めて蒸発させることができるので、電装品に水分が掛かってしまうことを防ぐことができる。このため、電装品の故障等を避けることができ、安全に圧縮機を動作させることができる。
圧縮機11における電装品100が設けられている位置の反対側の位置では、圧縮機11の凸状になっている上部22の形状(22B)が下向きにきつく形成されていて、きつくなっている上部の形状に合わせて、蒸発皿20の底部(40C)の形状もきつくなっている。これにより、蒸発皿20は、圧縮機11の上部22の形状に合わせて配置できるので、蒸発皿20に溜まっている水分を、圧縮機11の排熱を利用して効率よく蒸発させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な態様で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図1に示す冷蔵庫1の構造は、一例であり、任意の構造を採用することができる。
1 冷蔵庫
2 本体
10 機械室
20 蒸発皿
21 下部
22 上部
40 蒸発皿の底部
51 第1貯水部
52 第2貯水部
53 第3貯水部
54 第4貯水部
55 第5貯水部(外側貯水部)
220 蒸発皿
320 蒸発皿

Claims (4)

  1. 圧縮機の上部に配置された蒸発皿に、冷却器に着霜した水分を受ける構成とした冷蔵庫であって、
    前記蒸発皿の底部は、前記圧縮機の凸状になっている上部に沿うようにして形成され、前記蒸発皿は、第1貯水部と、前記第1貯水部から溢れ出た水を受ける第2貯水部と、を有し、
    前記第2貯水部へ向かう流路を形成する底面形状が、前記第1貯水部を形成する底面形状に比べて、傾斜がきつくなっていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記第2貯水部は、前記圧縮機よりも外側に張り出して位置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記圧縮機を駆動するための電装品が前記圧縮機に設けられており、前記電装品の設けられている側には、前記電装品の上部に外側貯水部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記圧縮機における前記電装品が設けられている位置の反対側の位置では、前記圧縮機の前記凸状になっている前記上部の形状が下向きにきつく形成されていて、前記きつくなっている前記上部の形状に合わせて、前記蒸発皿の前記底部の形状もきつくなっていることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
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