JP2003269846A - 冷蔵庫 - Google Patents
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- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2321/00—Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2321/14—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
- F25D2321/141—Removal by evaporation
- F25D2321/1411—Removal by evaporation using compressor heat
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- F25D2321/144—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the construction of drip water collection pans
- F25D2321/1442—Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the construction of drip water collection pans outside a refrigerator
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- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭い機械室空間であってもコストを低減し
て、簡単に、且つ、確実で強固な冷蔵庫における蒸発皿
の支持構成を提供する。 【解決手段】 冷蔵庫本体１の背面下部に設けた外箱底
板３と側板で形成した機械室５と、この機械室内に設置
した冷凍サイクルの一環を成す冷媒圧縮機７と、冷媒圧
縮機の上方に配置した除霜水を受ける蒸発皿13とからな
り、蒸発皿は底板面に穿設した保持孔３ａおよび透孔３
ｂに係止された支え部材15によって保持されるととも
に、支え部材は、蒸発皿の受け面16と底板３形状に沿う
固定面17を有し、固定面には底板の透孔に係合する凸条
リブ19とともに、底板の保持孔に変形して嵌入し断熱材
側で弾性復帰することで抜け止め係止される係止凸起18
を一体成形して底板に保持固定したことを特徴とする。
て、簡単に、且つ、確実で強固な冷蔵庫における蒸発皿
の支持構成を提供する。 【解決手段】 冷蔵庫本体１の背面下部に設けた外箱底
板３と側板で形成した機械室５と、この機械室内に設置
した冷凍サイクルの一環を成す冷媒圧縮機７と、冷媒圧
縮機の上方に配置した除霜水を受ける蒸発皿13とからな
り、蒸発皿は底板面に穿設した保持孔３ａおよび透孔３
ｂに係止された支え部材15によって保持されるととも
に、支え部材は、蒸発皿の受け面16と底板３形状に沿う
固定面17を有し、固定面には底板の透孔に係合する凸条
リブ19とともに、底板の保持孔に変形して嵌入し断熱材
側で弾性復帰することで抜け止め係止される係止凸起18
を一体成形して底板に保持固定したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫に係り、特に
機械室における冷媒圧縮機の上方に配置した除霜水を蒸
発させる蒸発皿の支持構成に関する。
機械室における冷媒圧縮機の上方に配置した除霜水を蒸
発させる蒸発皿の支持構成に関する。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、冷
蔵庫の断熱箱本体の下部背面に形成した機械室内には、
冷凍サイクルの一環を成す冷媒圧縮機や凝縮器、冷媒流
路切換弁やこれらと庫内を連結する種々の冷媒配管、さ
らには放熱用ファンや電装部品など多くの装置部品が収
納配置されており、前記冷媒圧縮機の上部には、除霜時
に庫内の冷却器で発生する除霜水を排水管を経由して庫
外で受ける蒸発皿が配置されている。
蔵庫の断熱箱本体の下部背面に形成した機械室内には、
冷凍サイクルの一環を成す冷媒圧縮機や凝縮器、冷媒流
路切換弁やこれらと庫内を連結する種々の冷媒配管、さ
らには放熱用ファンや電装部品など多くの装置部品が収
納配置されており、前記冷媒圧縮機の上部には、除霜時
に庫内の冷却器で発生する除霜水を排水管を経由して庫
外で受ける蒸発皿が配置されている。
【０００３】この蒸発皿は、冷媒圧縮機の熱を利用して
溜められている除霜水を加熱し、蒸発させるものであ
り、圧縮機とは非接触の状態で近接して配置するよう
に、機械室内に取り付けられた支え部材に保持固定され
ていた。そして支え部材は、機械室奥部を形成する底板
に別体の取付部材によって固定されるものである。
溜められている除霜水を加熱し、蒸発させるものであ
り、圧縮機とは非接触の状態で近接して配置するよう
に、機械室内に取り付けられた支え部材に保持固定され
ていた。そして支え部材は、機械室奥部を形成する底板
に別体の取付部材によって固定されるものである。
【０００４】しかしながら、機械室の内部には、上記し
たように限られた空間の中に種々の部品が収納されてい
ることから部品配置も煩雑な状態となり、狭い空間内で
の取り付けは作業性が悪く、部品数が多いことから組み
立て工数やコストも増大する欠点があった。
たように限られた空間の中に種々の部品が収納されてい
ることから部品配置も煩雑な状態となり、狭い空間内で
の取り付けは作業性が悪く、部品数が多いことから組み
立て工数やコストも増大する欠点があった。
【０００５】本発明は上記点に着眼してなされたもので
あり、狭い機械室空間であってもコストを低減して、簡
単に、且つ、確実で強固な蒸発皿の支持構成を提供する
ことを目的とする。
あり、狭い機械室空間であってもコストを低減して、簡
単に、且つ、確実で強固な蒸発皿の支持構成を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項１記載の冷蔵庫は、本体の背面下部に設けた
底板と側板で形成した機械室と、この機械室内に設置し
た冷凍サイクルの一環を成す冷媒圧縮機と、冷媒圧縮機
の上方に配置した除霜水を受ける蒸発皿とからなり、前
記蒸発皿は前記底板面に穿設した保持孔および透孔に係
止された支え部材によって保持されるとともに、前記支
え部材は、蒸発皿の受け面と底板形状に沿う固定面を有
し、固定面には前記底板の透孔に係合する凸条リブとと
もに、底板の保持孔に変形して嵌入し断熱材側で弾性復
帰することで抜け止め係止される係止凸起を一体成形し
て前記底板に保持固定したことを特徴とするものであ
る。
め、請求項１記載の冷蔵庫は、本体の背面下部に設けた
底板と側板で形成した機械室と、この機械室内に設置し
た冷凍サイクルの一環を成す冷媒圧縮機と、冷媒圧縮機
の上方に配置した除霜水を受ける蒸発皿とからなり、前
記蒸発皿は前記底板面に穿設した保持孔および透孔に係
止された支え部材によって保持されるとともに、前記支
え部材は、蒸発皿の受け面と底板形状に沿う固定面を有
し、固定面には前記底板の透孔に係合する凸条リブとと
もに、底板の保持孔に変形して嵌入し断熱材側で弾性復
帰することで抜け止め係止される係止凸起を一体成形し
て前記底板に保持固定したことを特徴とするものであ
る。
【０００７】この構成により、蒸発皿の支え部材を簡易
な成形型で安価に得ることができるとともに、支え部材
の取り付けは、係止凸起と凸条リブとを外箱底板側へ押
し込むのみで完了するため作業が簡単となり、取り付け
後は充分な蒸発皿の支持強度を有する冷蔵庫を得ること
ができる。
な成形型で安価に得ることができるとともに、支え部材
の取り付けは、係止凸起と凸条リブとを外箱底板側へ押
し込むのみで完了するため作業が簡単となり、取り付け
後は充分な蒸発皿の支持強度を有する冷蔵庫を得ること
ができる。
【０００８】請求項２記載の発明は、底板面を曲面と
し、支え部材の係止凸起および凸条リブの周面を底板面
に沿う曲面にして底板に重合保持したことを特徴とする
ものであり、係止凸起による局部的係止を底板の曲面に
沿った面で効果的に保持することができ、支え部材を所
定位置に確実に固定することができる。
し、支え部材の係止凸起および凸条リブの周面を底板面
に沿う曲面にして底板に重合保持したことを特徴とする
ものであり、係止凸起による局部的係止を底板の曲面に
沿った面で効果的に保持することができ、支え部材を所
定位置に確実に固定することができる。
【０００９】請求項３記載の発明は、支え部材の係止凸
起および凸条リブの軸線を平行にしたものであり、スラ
イド型などを必要とせず、単純な雌雄２型の射出成形に
よりコストアップすることなく、一体成形することが可
能となる。
起および凸条リブの軸線を平行にしたものであり、スラ
イド型などを必要とせず、単純な雌雄２型の射出成形に
よりコストアップすることなく、一体成形することが可
能となる。
【００１０】請求項４記載の発明は、支え部材における
係止凸起の上面側に弾性爪を突出させ、この弾性爪の弾
性により底板の保持孔に嵌入し、抜け止め係止させたこ
とを特徴とするものである。
係止凸起の上面側に弾性爪を突出させ、この弾性爪の弾
性により底板の保持孔に嵌入し、抜け止め係止させたこ
とを特徴とするものである。
【００１１】この構成により、支え部材の係止凸起と凸
条リブを押し込むだけの作業で底板取り付けが容易にで
きるとともに、取着後は確実に抜け止めがおこなえ、強
固な保持が可能となる。
条リブを押し込むだけの作業で底板取り付けが容易にで
きるとともに、取着後は確実に抜け止めがおこなえ、強
固な保持が可能となる。
【００１２】請求項５記載の発明は、支え部材における
係止凸起の先端を尖頭円錐状にし、底板の保持孔より軸
線方向の断熱材側に径大部を設けたことを特徴とするも
のであり、成形型は雌雄２型で型抜きが可能となるとと
もに、円筒状の嵌入軸の弾性変形を利用して、保持孔へ
の嵌入取り付け作業が容易にでき、蒸発皿の貯留水の重
力が掛かっても、径大部により外箱底板からの脱離が防
止できる。
係止凸起の先端を尖頭円錐状にし、底板の保持孔より軸
線方向の断熱材側に径大部を設けたことを特徴とするも
のであり、成形型は雌雄２型で型抜きが可能となるとと
もに、円筒状の嵌入軸の弾性変形を利用して、保持孔へ
の嵌入取り付け作業が容易にでき、蒸発皿の貯留水の重
力が掛かっても、径大部により外箱底板からの脱離が防
止できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施形態について説明する。冷蔵庫の機械室部分の縦断面
図である図１、およびその背面図である図２に示すよう
に、断熱箱で形成した冷蔵庫本体（１）の内部に設けた
冷却貯蔵室の背面下部の外面に、断熱壁（２）を介して
その天井面と奥壁面を形成する外箱底板（３）を設け、
この外箱底板と外箱側板（４）間の全幅に亙って所定の
奥行きと高さ寸法を有する機械室（５）を形成してい
る。
施形態について説明する。冷蔵庫の機械室部分の縦断面
図である図１、およびその背面図である図２に示すよう
に、断熱箱で形成した冷蔵庫本体（１）の内部に設けた
冷却貯蔵室の背面下部の外面に、断熱壁（２）を介して
その天井面と奥壁面を形成する外箱底板（３）を設け、
この外箱底板と外箱側板（４）間の全幅に亙って所定の
奥行きと高さ寸法を有する機械室（５）を形成してい
る。
【００１４】機械室（５）は底面をコンプ台（６）で形
成しており、そのほぼ中央部に冷媒を圧縮し吐出する圧
縮機（７）を支持固定するとともに、冷媒圧縮機の側方
には放熱用のファン（８）や庫内の冷却器などと接続さ
れる種々の冷媒配管（９）、さらに圧縮機の始動リレー
（10）や図示しない電機部品など多くの装置部品を収納
配設し、背面開口を背面カバー（11）で閉塞している。
成しており、そのほぼ中央部に冷媒を圧縮し吐出する圧
縮機（７）を支持固定するとともに、冷媒圧縮機の側方
には放熱用のファン（８）や庫内の冷却器などと接続さ
れる種々の冷媒配管（９）、さらに圧縮機の始動リレー
（10）や図示しない電機部品など多くの装置部品を収納
配設し、背面開口を背面カバー（11）で閉塞している。
【００１５】前記冷媒圧縮機（７）は、図面上に表れな
い本体底部に配設した凝縮器や絞り装置、冷媒流路切換
弁および冷却器とともに冷凍サイクルを構成しており、
その上部には、庫内の冷却器の除霜水を排水管（12）を
経由して受ける蒸発皿（13）が配置されている。
い本体底部に配設した凝縮器や絞り装置、冷媒流路切換
弁および冷却器とともに冷凍サイクルを構成しており、
その上部には、庫内の冷却器の除霜水を排水管（12）を
経由して受ける蒸発皿（13）が配置されている。
【００１６】この蒸発皿（13）は熱伝導性のよい耐熱樹
脂で成形されており、冷媒圧縮機（７）の熱を受けて、
溜められている除霜水を加熱し蒸発させるものであっ
て、圧縮機とは非接触の状態で近接して配置するよう
に、機械室（５）の奥壁を形成する外箱底板（３）に取
り付けられた支え部材（15）に保持されている。
脂で成形されており、冷媒圧縮機（７）の熱を受けて、
溜められている除霜水を加熱し蒸発させるものであっ
て、圧縮機とは非接触の状態で近接して配置するよう
に、機械室（５）の奥壁を形成する外箱底板（３）に取
り付けられた支え部材（15）に保持されている。
【００１７】冷媒圧縮機（７）に対向する外箱底板
（３）は、圧縮機形状に沿って有効な断熱厚を設けるよ
うに曲面に形成されており、圧縮機（７）上方の対向部
に保持孔（３ａ）と透孔（３ｂ）とを上下に離間して穿
設している。この保持孔と透孔の断熱材（２）側にはシ
ールテープ（14）が添着されており、断熱空間へのポリ
ウレタンフォーム（２）原液の充填発泡時に孔からフォ
ームが漏洩しないようシールしている。
（３）は、圧縮機形状に沿って有効な断熱厚を設けるよ
うに曲面に形成されており、圧縮機（７）上方の対向部
に保持孔（３ａ）と透孔（３ｂ）とを上下に離間して穿
設している。この保持孔と透孔の断熱材（２）側にはシ
ールテープ（14）が添着されており、断熱空間へのポリ
ウレタンフォーム（２）原液の充填発泡時に孔からフォ
ームが漏洩しないようシールしている。
【００１８】支え部材（15）は、図３に外箱底板（３）
への取付け状態図を、図４に斜視図を示すように、背面
カバー（11）との間で蒸発皿（13）を載置する受け面
（16）と、外箱底板（３）の曲面に沿う曲面状に形成し
た固定面（17）とからなり、固定面（17）の前記保持孔
（３ａ）と透孔（３ｂ）に対応する位置には、保持孔に
対向する係止凸起（18）とともに、透孔に係合する棒状
の凸条リブ（19）を一体に成形している。
への取付け状態図を、図４に斜視図を示すように、背面
カバー（11）との間で蒸発皿（13）を載置する受け面
（16）と、外箱底板（３）の曲面に沿う曲面状に形成し
た固定面（17）とからなり、固定面（17）の前記保持孔
（３ａ）と透孔（３ｂ）に対応する位置には、保持孔に
対向する係止凸起（18）とともに、透孔に係合する棒状
の凸条リブ（19）を一体に成形している。
【００１９】前記係止凸起（18）は、保持孔（３ａ）に
嵌入する所定肉厚の円筒状の嵌入軸（18ａ）の先端に尖
頭円錐部（18ｂ）を形成するとともに、嵌入軸（18ａ）
の上面一部を切り欠いて上方に突出する係止爪（18ｃ）
を設けている。
嵌入する所定肉厚の円筒状の嵌入軸（18ａ）の先端に尖
頭円錐部（18ｂ）を形成するとともに、嵌入軸（18ａ）
の上面一部を切り欠いて上方に突出する係止爪（18ｃ）
を設けている。
【００２０】支え部材（15）における係止凸起（18）と
凸条リブ（19）は、それぞれの軸線を平行に形成してお
り、このように構成することによって、前記係止爪（18
ｃ）の部分を喰い切り構成とすればスライド型などを必
要とせず、単純な雌雄２型の射出成形によりコストアッ
プすることなく、一体に形成することが可能となる。
凸条リブ（19）は、それぞれの軸線を平行に形成してお
り、このように構成することによって、前記係止爪（18
ｃ）の部分を喰い切り構成とすればスライド型などを必
要とせず、単純な雌雄２型の射出成形によりコストアッ
プすることなく、一体に形成することが可能となる。
【００２１】そして、支え部材（15）の外箱底板（３）
への取着は、その凸条リブ（19）を透孔（３ｂ）に嵌入
させ断熱材（２）中に埋設して位置決めとし、係止凸起
（18）を底板の保持孔（３ａ）に直接押し込むことで、
係止爪（18ｃ）が変形し、同時に円筒状の嵌入軸（18
ａ）部分が弾性変形して保持孔（３ａ）内に嵌入し、断
熱材（２）中に埋設されることで保持固定されるもので
ある。
への取着は、その凸条リブ（19）を透孔（３ｂ）に嵌入
させ断熱材（２）中に埋設して位置決めとし、係止凸起
（18）を底板の保持孔（３ａ）に直接押し込むことで、
係止爪（18ｃ）が変形し、同時に円筒状の嵌入軸（18
ａ）部分が弾性変形して保持孔（３ａ）内に嵌入し、断
熱材（２）中に埋設されることで保持固定されるもので
ある。
【００２２】以上により、支え部材（15）の外箱底板
（３）への取り付け作業は、その固定面（17）における
凸条リブ（19）と係止凸起（18）を底板（３）側へ押し
込む作業のみで完了するため、従来、別部材の固定具に
よる煩雑な取り付け作業が不要となりきわめて容易にで
きるとともに、嵌入後は係止爪（18ｃ）が断熱材（２）
側で上方に弾性復帰し保持孔（３ａ）の周縁に係止する
ことで抜け止め作用をなすものであり、透孔（３ｂ）を
経由して断熱材（２）中に嵌入した凸条リブ（19）によ
る保持と併せて、支え部材（15）を外箱底板（３）の曲
面に沿った所定位置に確実に保持固定することができ
る。
（３）への取り付け作業は、その固定面（17）における
凸条リブ（19）と係止凸起（18）を底板（３）側へ押し
込む作業のみで完了するため、従来、別部材の固定具に
よる煩雑な取り付け作業が不要となりきわめて容易にで
きるとともに、嵌入後は係止爪（18ｃ）が断熱材（２）
側で上方に弾性復帰し保持孔（３ａ）の周縁に係止する
ことで抜け止め作用をなすものであり、透孔（３ｂ）を
経由して断熱材（２）中に嵌入した凸条リブ（19）によ
る保持と併せて、支え部材（15）を外箱底板（３）の曲
面に沿った所定位置に確実に保持固定することができ
る。
【００２３】蒸発皿（13）は、冷媒圧縮機（７）の上部
に近接して位置する部分を皿容器状に形成するととも
に、その周縁を下方に延ばして圧縮機（７）の周囲を環
状に覆うごとく形成した水貯留容器部（13ａ）を設けて
いる。そして、上面から外箱底板（３）側に突出する鍔
部（13ｂ）を設けて、前記支え部材（15）の受け面（1
6）にこの鍔部（13ｂ）の前端を載置させ、さらに、後
端（13ｃ）を背面開口から上方に延出して外箱底板
（３）の上部に取り付けることで支持しており、この背
面および開口を前記背面カバー（11）で覆っている。
に近接して位置する部分を皿容器状に形成するととも
に、その周縁を下方に延ばして圧縮機（７）の周囲を環
状に覆うごとく形成した水貯留容器部（13ａ）を設けて
いる。そして、上面から外箱底板（３）側に突出する鍔
部（13ｂ）を設けて、前記支え部材（15）の受け面（1
6）にこの鍔部（13ｂ）の前端を載置させ、さらに、後
端（13ｃ）を背面開口から上方に延出して外箱底板
（３）の上部に取り付けることで支持しており、この背
面および開口を前記背面カバー（11）で覆っている。
【００２４】そして、除霜時に流下する冷却器の融霜し
た水を排水管（12）を経由して蒸発皿（13）で受けて貯
留し、冷媒を圧縮し高温ガスとして吐出する圧縮機
（７）の熱、および凝縮器と熱交換してファン（８）か
ら送風される温風によって蒸発させるものである。
た水を排水管（12）を経由して蒸発皿（13）で受けて貯
留し、冷媒を圧縮し高温ガスとして吐出する圧縮機
（７）の熱、および凝縮器と熱交換してファン（８）か
ら送風される温風によって蒸発させるものである。
【００２５】したがって、蒸発皿（13）には、冷媒圧縮
機の運転時間を積算して所定時間毎に動作する除霜運転
によって霜融け水が貯留されるため相当の重量となる
が、この重量は、蒸発皿の後端支持部（13ｃ）と前記支
え部材（15）で支持されるとともに、支え部材の固定面
（17）の係止凸起（18）は外箱底板の保持孔（３ａ）を
貫通して、断熱材（２）中に嵌入し、係止爪（18ｃ）が
保持孔（３ａ）の縁部に係止しているため、重量が掛か
ると係止爪（18ｃ）は保持孔（３ａ）の縁部に食い込む
方向へ変位動作し、支え部材（15）が外箱底板（３）か
ら離脱することを防止できる。
機の運転時間を積算して所定時間毎に動作する除霜運転
によって霜融け水が貯留されるため相当の重量となる
が、この重量は、蒸発皿の後端支持部（13ｃ）と前記支
え部材（15）で支持されるとともに、支え部材の固定面
（17）の係止凸起（18）は外箱底板の保持孔（３ａ）を
貫通して、断熱材（２）中に嵌入し、係止爪（18ｃ）が
保持孔（３ａ）の縁部に係止しているため、重量が掛か
ると係止爪（18ｃ）は保持孔（３ａ）の縁部に食い込む
方向へ変位動作し、支え部材（15）が外箱底板（３）か
ら離脱することを防止できる。
【００２６】上記実施例においては、支え部材（15）の
係止構成として、上部を係止爪（18ｃ）を有する係止凸
起（18）、下部を棒状の凸条リブ（19）したが、これに
限らず、双方とも係止爪を有する係止凸起として上下、
あるいは幅方向に複数個形成して係合保持するようにし
てもよいことはいうまでもない。
係止構成として、上部を係止爪（18ｃ）を有する係止凸
起（18）、下部を棒状の凸条リブ（19）したが、これに
限らず、双方とも係止爪を有する係止凸起として上下、
あるいは幅方向に複数個形成して係合保持するようにし
てもよいことはいうまでもない。
【００２７】支え部材の係止凸起は、上記実施例に限ら
ず、図５および図６に示すように、支え部材（15´）に
おける係止凸起（18´）の周縁に、型抜き用肉盗み部
（20）を形成して、所定肉厚の円筒状の嵌入軸（18ａ
´）の先端を尖頭円錐部（18ｂ´）とし、保持孔（３ａ
´）より軸線方向の断熱材（２´）側の外形に径大部
（21）を設けた構成にしてもよい。
ず、図５および図６に示すように、支え部材（15´）に
おける係止凸起（18´）の周縁に、型抜き用肉盗み部
（20）を形成して、所定肉厚の円筒状の嵌入軸（18ａ
´）の先端を尖頭円錐部（18ｂ´）とし、保持孔（３ａ
´）より軸線方向の断熱材（２´）側の外形に径大部
（21）を設けた構成にしてもよい。
【００２８】この構成によれば、上記実施例と同様に雌
雄２型で型抜きが可能となるとともに、円筒状の嵌入軸
（18ａ´）の弾性変形を利用して、保持孔（３ａ´）へ
の嵌入取り付け作業が容易にでき、蒸発皿（13）へ貯留
水の重力が掛かっても、径大部（21）により外箱底板
（３´）からの脱離が防止でき、充分な支持強度を有す
る蒸発皿の支持構成が得られる。
雄２型で型抜きが可能となるとともに、円筒状の嵌入軸
（18ａ´）の弾性変形を利用して、保持孔（３ａ´）へ
の嵌入取り付け作業が容易にでき、蒸発皿（13）へ貯留
水の重力が掛かっても、径大部（21）により外箱底板
（３´）からの脱離が防止でき、充分な支持強度を有す
る蒸発皿の支持構成が得られる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蒸発皿の支え部材を簡易な成形型で安価に得ることがで
きるとともに、支え部材の取り付けは、係止凸起と凸条
リブとを外箱底板側へ押し込むのみで完了するため作業
が簡単となり、取り付け後は充分な蒸発皿の支持強度を
有する冷蔵庫を得ることができる。
蒸発皿の支え部材を簡易な成形型で安価に得ることがで
きるとともに、支え部材の取り付けは、係止凸起と凸条
リブとを外箱底板側へ押し込むのみで完了するため作業
が簡単となり、取り付け後は充分な蒸発皿の支持強度を
有する冷蔵庫を得ることができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す冷蔵庫の機械室部分
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図２】図１の背面図である。
【図３】図２における要部拡大断面図である。
【図４】図３に示す支え部材の斜視図である。
【図５】本発明の他の実施形態を示す要部の拡大断面図
である。
である。
【図６】図５に示す支え部材の斜視図である。
１…冷蔵庫本体 ２…断熱壁 ３…外
箱底板 ４…外箱側板 ５…機械室 ６…コ
ンプ台 ７…冷媒圧縮機 ８…放熱ファン ９…冷
媒配管 10…始動リレー 11…背面カバー 12…排
水管 13…蒸発皿 13ａ…貯留容器部 13ｂ…
鍔部 13ｃ…後端支持部 15…支え部材 16…受
け面 17…固定面 18…係止凸起 18ａ…
嵌入軸 18ｂ…尖頭円錐部 18ｃ…係止爪 19…凸
条リブ 20…型抜き用肉盗み部 21…径大部
箱底板 ４…外箱側板 ５…機械室 ６…コ
ンプ台 ７…冷媒圧縮機 ８…放熱ファン ９…冷
媒配管 10…始動リレー 11…背面カバー 12…排
水管 13…蒸発皿 13ａ…貯留容器部 13ｂ…
鍔部 13ｃ…後端支持部 15…支え部材 16…受
け面 17…固定面 18…係止凸起 18ａ…
嵌入軸 18ｂ…尖頭円錐部 18ｃ…係止爪 19…凸
条リブ 20…型抜き用肉盗み部 21…径大部
Claims (5)
- 【請求項１】 本体の背面下部に設けた底板と側板で形
成した機械室と、この機械室内に設置した冷凍サイクル
の一環を成す冷媒圧縮機と、冷媒圧縮機の上方に配置し
た除霜水を受ける蒸発皿とからなり、前記蒸発皿は前記
底板面に穿設した保持孔および透孔に係止された支え部
材によって保持されるとともに、前記支え部材は、蒸発
皿の受け面と底板形状に沿う固定面を有し、固定面には
前記底板の透孔に係合する凸条リブとともに、底板の保
持孔に変形して嵌入し断熱材側で弾性復帰することで抜
け止め係止される係止凸起を一体成形して前記底板に保
持固定したことを特徴とする冷蔵庫。 - 【請求項２】 底板面を曲面とし、支え部材の係止凸起
および凸条リブの周面を底板面に沿う曲面にして底板に
重合保持したことを特徴とする請求項１記載の冷蔵庫。 - 【請求項３】 支え部材の係止凸起および凸条リブの軸
線を平行にしたことを特徴とする請求項１または２記載
の冷蔵庫。 - 【請求項４】 支え部材における係止凸起の上面側に弾
性爪を突出させ、この弾性爪の弾性により保持孔に嵌入
し、抜け止め係止させたことを特徴とする請求項１乃至
３のいずれかに記載の冷蔵庫。 - 【請求項５】 支え部材における係止凸起の先端を尖頭
円錐状とし、保持孔より軸線方向の断熱材側に径大部を
設けたことを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記
載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002073188A JP2003269846A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002073188A JP2003269846A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003269846A true JP2003269846A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29202984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002073188A Pending JP2003269846A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003269846A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102230710A (zh) * | 2011-05-25 | 2011-11-02 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 蒸发盘及具有该蒸发盘的冰箱 |
| CN103808103A (zh) * | 2014-03-12 | 2014-05-21 | 合肥美的电冰箱有限公司 | 接水盘和包括该接水盘的冰箱 |
| CN104344649A (zh) * | 2013-09-22 | 2015-02-11 | 海尔集团公司 | 一种冰箱 |
| JP2015117905A (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫 |
| CN105352246A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-02-24 | 广东奥马电器股份有限公司 | 一种可调式接水盘 |
-
2002
- 2002-03-15 JP JP2002073188A patent/JP2003269846A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102230710A (zh) * | 2011-05-25 | 2011-11-02 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 蒸发盘及具有该蒸发盘的冰箱 |
| CN104344649A (zh) * | 2013-09-22 | 2015-02-11 | 海尔集团公司 | 一种冰箱 |
| JP2015117905A (ja) * | 2013-12-19 | 2015-06-25 | 株式会社東芝 | 冷蔵庫 |
| CN103808103A (zh) * | 2014-03-12 | 2014-05-21 | 合肥美的电冰箱有限公司 | 接水盘和包括该接水盘的冰箱 |
| CN103808103B (zh) * | 2014-03-12 | 2016-08-24 | 合肥美的电冰箱有限公司 | 接水盘和包括该接水盘的冰箱 |
| CN105352246A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-02-24 | 广东奥马电器股份有限公司 | 一种可调式接水盘 |
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