JP6139286B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
冷蔵庫には、蒸発器を1つだけ備え、そこで発生する冷気で冷蔵空間と冷凍空間の両方を冷却するタイプのものがある(例えば特許文献1)。このタイプの冷蔵庫は、冷蔵空間よりも冷凍空間を優先して冷却する構造となっている。例えば、蒸発器が冷凍空間の背後に設けられて、蒸発器から冷凍空間までの冷気の流路が短くされ、蒸発器で発生した冷気がすぐに冷凍空間へ送られるようになっている。
一方、冷蔵空間は蒸発器から遠く、蒸発器から冷蔵空間までの流路も長い。そのため、蒸発器で発生した冷気が冷蔵空間に届くまでに時間がかかる。また、冷蔵空間へ送られる冷気の量も少ない。これらのことが原因で冷蔵空間が十分に冷却されないという問題がある。
この問題を解決するために、ファンの回転数を上げて、冷蔵空間へ送られる冷気の量を増やすことが考えられる。しかし、ファンの回転数を上げると、電力消費量が多くなったり、ファンの温度が上昇して冷蔵庫の冷却の障害となったりする。また、蒸発器から冷蔵空間までの冷気の流路を広くして、冷蔵空間へ送られる冷気の量を増やすことも考えられる。しかし、冷気の流路を広くするためには、冷蔵空間を狭くする必要がある。従って、これらの対策は、上記問題の適切な解決策ではない。
特願2011−277379
本発明が解決しようとする課題は、冷凍空間と冷蔵空間とを同じ蒸発器で冷却する冷蔵庫であって、冷蔵空間を十分に冷却できる冷蔵庫を提供することである。
実施形態の冷蔵庫は、圧縮機と、凝縮器と、主絞り装置と、主蒸発器が、この順に直列に接続された主冷却装置と、補助絞り装置と、補助蒸発器が、この順に直列に接続された上で、前記主絞り装置と並列に設けられ、前記補助蒸発器の出口側が前記主蒸発器の入口側に接続された補助冷却装置と、冷凍空間と、冷蔵空間と、前記主蒸発器が収納された蒸発器室と、前記蒸発器室から前記冷蔵空間に向けて冷気が流れるダクトとを備え、前記冷凍空間は、前記主冷却装置内でのみ冷媒が循環することにより前記主蒸発器で発生する冷気が導入されて冷却され、前記冷蔵空間は、前記凝縮器から前記補助冷却装置側へ冷媒が流れることにより前記主蒸発器及び前記補助蒸発器で発生する冷気が導入されて冷却され、前記補助蒸発器は前記ダクト内に設けられていることを特徴とする。
実施形態の冷蔵庫の断面図。 実施形態の冷却装置の構成図。 第1の実施形態の冷蔵庫の補助蒸発器周辺の拡大断面図。 第2の実施形態の冷蔵庫の補助蒸発器周辺の拡大断面図。 第3の実施形態の冷蔵庫の補助蒸発器周辺の拡大断面図。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、扉側を前とする。
(1)冷蔵庫の構成
本実施形態に係る冷蔵庫10は、図1に示すように、外郭を形成する外箱と貯蔵空間を形成する内箱との間に発泡断熱材を充填した断熱箱体からなる冷蔵庫本体11を備え、貯蔵空間を断熱仕切壁12によって上方の冷蔵空間20と下方の冷凍空間40とに区画されている。
冷蔵空間20は、冷蔵温度(例えば、2〜3℃)に冷却される空間であって、内部がさらに仕切板21によって上下に区画され、上部空間に複数段の載置棚を設けた冷蔵室22が設けられ、下部空間に引き出し式の収納容器25を配置する野菜室24が設けられている。野菜室24の内部であって、収納容器25の上方の場所には、密閉されたCA貯蔵室28が設けられている。
野菜室24の下方に配置した冷凍空間40は、冷凍温度(例えば、−18℃以下)に冷却される空間であって、比較的小容積の自動製氷機を備えた製氷室42と図示しない小型冷凍室とが左右に併設され、その下方に冷凍室46が設けられている。
冷蔵室22の開口部は、冷蔵庫本体11の一側部の上下に設けられたヒンジにより回動自在に枢支された冷蔵室扉22aにより閉塞されている。
野菜室24、製氷室42、及び冷凍室46の開口部は、それぞれ引き出し式扉24a,42a,46aにより閉塞されている。各引き出し式扉24a,42a,46aの裏面側に固着した左右一対の支持枠には、収納容器25,45,47が保持されており、開扉動作とともに庫外に引き出されるように構成されている。
冷蔵空間20の後方には、蒸発器室61から上方へ延びるダクト34aが設けられている。ここで、蒸発器室61は、冷凍空間40の後方に設けられた空間で、内部に後述する主蒸発器53が収納されている。ダクト34aは、蒸発器室61で発生した冷気を冷蔵空間20に供給する流路である。ダクト34aの冷蔵空間20側の壁には、複数の吹出口27が設けてある。また、冷蔵空間20から蒸発器室61へ空気を吸い込む図示しない吸込流路も設けられている。吹出流路34aの蒸発器室61側の端部、すなわち蒸発器室61から吹出流路34aへ冷気が吹き出す吹出口34に、吹出口34を開閉する第1の吹出ダンパ35が設けてある。ダクト34a内であって、最も上方の吹出口27付近には、補助ファン74が設けられている。
冷凍空間40と、冷凍空間40の背後上部にある蒸発器室61は、壁62により仕切られている。壁62には、冷凍空間40と蒸発器室61とを連通する吹出流路30a及び吸込流路32aが設けられている。吹出流路30aは蒸発器室61で発生した冷気を冷凍空間40に供給する流路である。吸込流路32aは冷凍空間40の冷気を蒸発器室61へ戻す流路である。吹出流路30aの冷凍空間40側の端部、すなわち吹出口30には、吹出口30を開閉する第2の吹出ダンパ31が設けられている。壁62の製氷室42および冷凍室46の間の高さに位置する箇所に吹出口30が設けられ、壁62における冷凍室46の高さ方向中央部に吸込口32が設けられている。
図2に示すように、圧縮機56、凝縮器55、主絞り装置50、主蒸発器53が、この順に冷媒が流れるように直列に連結され、主冷却装置59を構成している。圧縮機56と凝縮器55は、冷凍空間40の背面下部にある機械室57に収納されている。また、主蒸発器53は、蒸発器ファン58とともに冷凍空間40背面に設けられた蒸発器室61内に収納されている。
また、図2に示すように、補助絞り装置70と補助蒸発器71が、この順に冷媒が流れるように直列に連結され、補助冷却装置72を構成している。補助冷却装置72は、主絞り装置50と並列に設けられている。そして、補助蒸発器71の冷媒の出口側は、主蒸発器53の冷媒の入口側に接続されている。補助蒸発器71は、ダクト34a内の上部であって、補助ファン74の下方となる高さの場所に設けられている。補助蒸発器71は、図3に示すように、ダクト34aの後方の壁の凹部76内に設けられている。そして、補助蒸発器71の前方の表面が、ダクト34aの後方の壁面と同一の面上に位置している。ここで、同一の面上に位置するとは、両者の面が完全に同一面上にあることのみならず、設計上や製造上の都合等により、両者の面の間に数mm程度の段差があることも含む。
なお、主蒸発器53は、冷媒が通るパイプと、該パイプの外側に該パイプの延長方向に対して垂直に設けられた複数の板状のフィンとを備える、フィンチューブ蒸発器である。補助蒸発器71は、パイプと金属板を組み合わせたパイプオンシート蒸発器である。そして、補助蒸発器71の表面とは、パイプや金属板の外接面のことである。
ダクト34aの壁面であって、補助蒸発器71の下方には、補助蒸発器71の結露水が落下して溜まる樋75が設けられている。
凝縮器55の下流側に、三方弁73が接続され、冷媒の出口の一方が主絞り装置50に接続され、冷媒の出口の他方が補助絞り装置70に接続されている。三方弁73の主絞り装置50側の出口が開くと、冷媒は、主絞り装置50側へのみ流れるから、主冷却装置59内でのみ循環する。その結果、蒸発器室61内の主蒸発器53周辺でのみ冷気が発生する。また、三方弁73の補助絞り装置70側の出口が開くと、冷媒は、補助冷却装置72内を通過した後、主蒸発器53へ流入する。その結果、主蒸発器53周辺と補助蒸発器71周辺で冷気が発生する。
なお、この実施形態において、主絞り装置50及び補助絞り装置70はキャピラリチューブである。そして、補助絞り装置70としてのキャピラリチューブの内径が、主絞り装置50としてのキャピラリチューブの内径より大きい。そのため、補助蒸発器71の周囲で発生する冷気の温度が、主絞り装置50を使用した場合の主蒸発器53の周囲で発生する冷気の温度より高い。
本実施形態の冷蔵庫10は、冷蔵空間20内で、補助蒸発器71よりも低い場所に、図示しない霧化装置を備える。霧化装置は、冷蔵空間20の一画に設けられた図示しない給水タンクの水に高電圧をかけて、帯電した微粒子のミストを発生させ、冷蔵空間20内へ放出するものである。このミストは冷蔵空間20内の菌に作用してこれを死滅させる。そのため、カビの抑制や脱臭、貯蔵物の傷み防止等の効果を得られる。霧化装置の給水タンクと樋75はホースで接続され、樋75に溜まった水が霧化装置の給水タンクに供給されるようになっている。
また、CA貯蔵室28の背後であって、補助蒸発器71より下の位置には、減酸素装置80が設けられている。減酸素装置80はCA貯蔵室28内の酸素濃度を低減させる装置である。CA貯蔵室28は、陽極と、陰極と、これらに挟持された水素イオン伝導性を有する高分子電解質膜と、両極間に電圧を印加する電圧印加手段と、陽極側に供給する水を蓄える給水タンクとを備える。減酸素装置80はダクト34aを貫通して設けられている。そして、陽極はダクト34a側に配置されている。一方、陰極はCA貯蔵室28内に接続されている。陽極と陰極の間に電圧が印加されると、陽極側で水が分解して酸素及び水素イオンが発生する。この水素イオンが高分子電解質膜内を陰極側へ移動し、陰極側でCA貯蔵室28内の酸素と結合して水となる。これにより、CA貯蔵室28内の酸素濃度が低減される。減酸素装置80の給水タンクと樋75はホースで接続され、樋75に溜まった水が減酸素装置80の給水タンクへ供給されるようになっている。
(2)冷蔵庫の運転
上記の構造の冷蔵庫10において、冷凍空間40が冷却される場合は、三方弁73の主絞り装置50側の出口が開けられる。すると、冷媒が主冷却装置59内でのみ循環し、主蒸発器53周辺でのみ冷気が発生する。この状態で、第1の吹出ダンパ35が閉じられ、第2の吹出ダンパ31が開けられる。すると、主蒸発器53周辺で発生した冷気は、吹出流路30aを通過して冷凍空間40にのみ流入する。このようにして冷凍空間40が冷却される。
冷蔵空間20が冷却される場合は、三方弁73の補助絞り装置70側の出口が開けられる。すると、凝縮機55を通過した冷媒は、補助冷却装置72内へ流入し、補助絞り装置70及び補助蒸発器71を通過する。補助蒸発器71を通過した冷媒は、主冷却装置59側へ戻り、主蒸発器53、圧縮機56を通過し、再び凝縮機55へ戻る。冷媒がこのように循環する結果、主蒸発器53及び補助蒸発器71の周囲で冷気が発生する。この状態で、第2の吹出ダンパ31が閉じられ、第1の吹出ダンパ35が開けられる。すると、主蒸発器53周辺で発生した冷気は、ダクト34a内を上方へ流れる。そして、補助冷却装置72の近傍において、さらに冷却される。このようして冷却された冷気が、冷蔵空間20に流入し、冷蔵空間20が冷却される。冷蔵空間20の冷却中、補助ファン74が回転する。
(3)効果
上記の実施形態の冷蔵庫10において、主蒸発器53周辺で発生した冷気は、ダクト34a内を流れて補助蒸発器71に接する。そのため、冷気の蒸発器との接触面積が広くなり、冷蔵空間20へ流入する冷気の温度が十分に下がる。そのため、冷蔵空間20が十分に冷却される。
ここで、補助蒸発器71は、ダクト34aの後方の壁の凹部76内に設けられ、その前方の表面がダクト34aの後方の壁面と同一の面上に位置し、ダクト34a内へ突出していない。そのため、ダクト34a内の冷気の流れが阻害されない。
また、補助蒸発器71が、ダクト34a内にあるため、前方から見るとダクト34aの前方の壁に隠れて見えない。そのため、冷蔵空間20内の美観が損なわれることがない。
また、補助絞り装置70としてのキャピラリチューブの内径が、主絞り装置50としてのキャピラリチューブの内径より大きい。そのため、補助蒸発器71の温度が、冷凍空間40へ送られる冷気を発生させる主蒸発器53の温度より高い。そのため、補助蒸発器71に接した冷気は、冷蔵空間20を冷却するために適した温度となる。
また、ダクト34a内に補助ファン74を備えるため、ダクト34a内に多くの冷気を循環させることができる。特に、補助ファン74は、ダクト34a内であって、最も上方の吹出口27付近、すなわち、補助蒸発器71より冷気の下流側にあたる場所に設けられている。そのため、多くの冷気が補助蒸発器71の設置位置を通過するように流れる。そのため、冷蔵空間20に導入される冷気が十分に冷却される。そして、冷蔵空間20が十分に冷却される。
また、補助ファン74が冷蔵空間20の冷却中に回転することにより、ダクト34a内を通って冷蔵空間20に導入される冷気が増える。さらに、多くの冷気が補助蒸発器71に当たることになるため、冷蔵空間20に導入される冷気が十分に冷却される。これらの効果により、冷蔵空間20が十分に冷却される。
また、補助蒸発器71で発生した水を、霧化装置や減酸素装置80へ供給するため、使用者が外部から水を供給する必要がなく、使い勝手を良くすることができる。また、霧化装置や減酸素装置80は、補助蒸発器71よりも下方にある。そのため、補助蒸発器71で発生した水を、ポンプ等を使用することなく、自由落下させて、霧化装置や減酸素装置80へ供給することができる。
(4)変更例
上記の実施形態では、補助蒸発器71はダクト34aの後方の壁の凹部76内に設けられ、その前方の表面がダクト34aの後方の壁面と同一の面上に位置しているが、補助蒸発器71の配置の態様はこれに限られない。
例えば、凹部及びこれに設ける補助蒸発器71の位置は、ダクト34aの前方や側方の壁のいずれかの位置であっても良い。
また、補助蒸発器71の配置の他の態様として、図4に示すように、ダクト34aの冷気の流れに直交する方向の中央部に、ダクト34の壁と間隔を空け、ダクト34aの壁に当接しない状態で配置されることが考えられる。この場合、補助蒸発器71の固定は、例えば、ダクト34a内に冷気の流れを邪魔しない骨組みが設けられ、その骨組みに補助蒸発器71が取り付けられることによって行われる。このように配置すると、補助蒸発器71の全ての表面にダクト34a内を通過する冷気が当たることになる。そのため、冷気と補助蒸発器71との間の熱交換が十分に行われ、ダクト34a内を通過する冷気が十分に冷却される。
なお、以上の実施例及び変更例において用いられる補助蒸発器71は、パイプオンシート蒸発器が望ましいが、フィンチューブ蒸発器であっても良い。
また、補助蒸発器71の配置の他の態様として、図5に示すように、ダクト34a内の、冷気が流れる方向の一部分において、全ての壁面に接して配置されることが考えられる。この場合の補助蒸発器71はフィンチューブ蒸発器である。これによって、ダクト34a内の一部分が、補助蒸発器71によって塞がれる。そのため、ダクト34a内を通過する冷気は、補助蒸発器71を構成するパイプやフィンの間を通り抜けることになる。そのため、冷気と補助蒸発器71との間の熱交換が十分に行われ、ダクト34a内を通過する冷気が十分に冷却される。
なお、図3及び4の配置がなされる場合、補助蒸発器はフィンチューブ蒸発器でなくても良い。例えば、直方体の箱に収納された蒸発器であっても良い。
上記の実施形態において、補助ファン74は冷蔵空間20の冷却中、換言すれば補助蒸発器71に冷媒が流れている場合に回転する。しかし、補助蒸発器71に冷媒が流れていない場合、換言すれば、補助蒸発器71周辺で冷気が発生していない場合に、補助ファン74が回転するよう制御されても良い。より詳細に説明すれば、補助蒸発器71に冷媒が流れていない場合にのみ補助ファン74が回転するよう制御されても良いし、補助蒸発器71に冷媒が流れている場合も流れていない場合も補助ファン74が回転するよう制御されても良い。ここで、補助蒸発器71に冷媒が流れていない場合としては、冷凍空間40が冷却されている場合や、圧縮機56が停止して冷媒が循環していない場合が挙げられる。補助蒸発器71に冷媒が流れていない場合に補助ファン74が回転すると、風が補助蒸発器71に当たり、補助蒸発器71に付着した結露水が蒸発する。そのため、補助蒸発器71への着霜を防ぐことができる。また、蒸発した水蒸気が冷蔵空間20へ送られるため、冷蔵空間20が食品の保存に適した湿度に保たれる。
主絞り装置50及び補助絞り装置70は、絞り装置としての役割を果たすものであれば、キャピラリチューブ以外のものであっても良い。例えば膨張弁であっても良い。
上記の実施形態の冷蔵庫10は、霧化装置及び減酸素装置80を備えるが、これらは冷蔵庫10内に設置される、水を使用する装置の例である。これら以外にも水を使用する装置が冷蔵庫10内に設置される場合は、そこへ補助蒸発器71で発生する水を供給することができる。
上記の実施形態では、樋75に溜まった水が霧化装置及び減酸素装置80に供給されるが、冷蔵空間20内の冷気から取り出された水が、霧化装置及び減酸素装置80に供給されても良い。冷蔵空間20内の冷気から水を取り出す方法としては、例えば、冷蔵空間20内に金属板を設置し、ここで水を結露させることが考えられる。そして、結露水をタンク等に集める。特に、補助蒸発器71に冷媒が流れていない場合に補助ファン74が回転して冷蔵空間20内が加湿されている場合は、これにより冷蔵空間20内の水分を有効活用できる。
以上の実施形態は例示であり、発明の範囲はこれに限定されない。以上の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換、変更を行うことができる。以上の実施形態やその変形は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…冷蔵庫、11…冷蔵庫本体、12…断熱仕切壁、20…冷蔵空間、21…仕切板、22…冷蔵室、22a…冷蔵室扉、24…野菜室、24a…引き出し式扉、25…収納容器、27…吹出口、28…CA貯蔵室、30…吹出口、30a…吹出流路、31…第2の吹出ダンパ、32…吸込口、32a…吸込流路、34…吹出口、34a…ダクト、35…第1の吹出ダンパ、40…冷凍空間、42…製氷室、42a…引き出し式扉、45…収納容器、46…冷凍室、46a…引き出し式扉、47…収納容器、50…主絞り装置、53…主蒸発器、55…凝縮器、56…圧縮機、57…機械室、58…蒸発器ファン、59…主冷却装置、61…蒸発器室、62…壁、70…補助絞り装置、71…補助蒸発器、72…補助冷却装置、73…三方弁、74…補助ファン、75…樋、76・・・凹部、80…減酸素装置

Claims (10)

  1. 圧縮機と、凝縮器と、主絞り装置と、主蒸発器が、この順に直列に接続された主冷却装置と、
    補助絞り装置と、補助蒸発器が、この順に直列に接続された上で、前記主絞り装置と並列に設けられ、前記補助蒸発器の出口側が前記主蒸発器の入口側に接続された補助冷却装置と、
    冷凍空間と、冷蔵空間と、
    前記主蒸発器が収納された蒸発器室と、
    前記蒸発器室から前記冷蔵空間に向けて冷気が流れるダクトとを備え、
    前記冷凍空間は、前記主冷却装置内でのみ冷媒が循環することにより前記主蒸発器で発生する冷気が導入されて冷却され、
    前記冷蔵空間は、前記凝縮器から前記補助冷却装置側へ冷媒が流れることにより前記主蒸発器及び前記補助蒸発器で発生する冷気が導入されて冷却され、
    前記補助蒸発器は前記ダクト内に設けられていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記補助蒸発器は、前記ダクトの壁に形成された凹部に設けられ、前記補助蒸発器の1つの面が、前記凹部が形成されている壁面と同一の面上に位置していることを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記補助蒸発器は、前記ダクト内に、前記ダクトの壁に当接させずに設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 前記補助蒸発器は、冷媒が流れるパイプと該パイプの外側に配されたフィンとを備えるフィンチューブ蒸発器であり、前記ダクト内の、冷気が流れる方向の一部分において、全ての壁面に接していることを特徴とする、請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 前記絞り装置はキャピラリチューブであり、
    前記補助絞り装置としてのキャピラリチューブの内径が、前記主絞り装置としてのキャピラリチューブの内径より大きいことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記ダクト内に、冷気を循環させる補助ファンを備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記冷蔵空間の冷却中に前記補助ファンを運転することを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  8. 前記補助蒸発器に冷媒を流していない時に前記補助ファンを運転することを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  9. 水に高電圧をかけてミストを発生させる霧化装置を備え、
    前記補助蒸発器で発生した水又は前記冷蔵空間内の冷気から取り出された水を、前記霧化装置へ供給することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  10. 水が分解されて発生した水素イオンと前記冷蔵空間内の酸素とを反応させて水にすることにより前記冷蔵空間内の酸素濃度を低減させる減酸素装置を備え、
    前記補助蒸発器で発生した水又は前記冷蔵空間内の冷気から取り出された水を、前記減酸素装置へ供給することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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