JP2017040398A - 冷蔵庫 - Google Patents

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野口 好文
Yoshifumi Noguchi
好文 野口
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Abstract

【課題】断熱箱体の外側表面に生じる結露の抑制と貯蔵室内への熱漏洩の低減を両立することができる冷蔵庫を提供する。【解決手段】内箱3と外箱2と内箱3及び外箱2の間に形成された断熱空間に配設された断熱材4とを有し内箱3の内部に貯蔵室6,7が形成された断熱箱体5と、圧縮機21と凝縮器24と絞り装置と冷却器8,10とを冷媒パイプで接続した冷凍サイクルと、冷凍サイクルの高温側の冷媒パイプの一部を構成し外箱2の断熱空間側に沿わせて設けられた放熱パイプと、圧縮機21を冷却する放熱ファン14と、冷蔵庫1の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサ18と、冷凍サイクル及び放熱ファン14を制御する制御部とを備え、制御部は、圧縮機21の動作中に湿度センサ18で検出された湿度に基づいて放熱ファン14の回転速度を制御する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫では、冷凍サイクルの一部を構成する高温の冷媒が流れる冷媒パイプを放熱パイプとして冷蔵庫の開口部の周囲や冷蔵庫本体の側面などに設け、放熱パイプの熱によって冷蔵庫の開口部の周囲や冷蔵庫本体の側面を加温することで、外気と冷蔵庫内との温度差によって冷蔵庫本体の表面に生じる結露を抑制している(例えば、下記特許文献1参照)。
しかしながら、冷凍サイクルは外気と冷蔵庫内との温度差に関わらず貯蔵室の温度によって制御されるため、上記のような放熱パイプを備えた冷蔵庫では、冷蔵庫本体の外側表面温度を設置雰囲気に応じた適切な温度に保つことが困難となり、冷蔵庫本体の外側表面の加熱が不足して結露が発生したり、冷蔵庫本体の外側表面が必要以上に加熱され庫内への熱漏洩が増大したりするおそれがあり、結露の抑制と貯蔵室内への熱漏洩の低減を両立することが困難である。
特開2010−38528号公報
そこで、冷蔵庫本体に冷凍サイクルの一部を構成する放熱パイプを設けて冷蔵庫本体の表面に生じる結露を抑制する冷蔵庫において、断熱箱体の外側表面温度を冷蔵庫の設置雰囲気に応じた適切な温度に保つことができ、結露の抑制と貯蔵室内への熱漏洩の低減を両立することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本実施形態に係る冷蔵庫は、内箱と外箱と前記内箱及び前記外箱の間に形成された断熱空間に配設された断熱材とを有し前記内箱の内部に貯蔵室が形成された断熱箱体と、圧縮機と凝縮器と絞り装置と冷却器とを冷媒パイプで接続した冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルの高温側の冷媒パイプの一部を構成し前記外箱の断熱空間側に沿わせて設けられた放熱パイプと、前記圧縮機を冷却する放熱ファンと、冷蔵庫の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサと、前記冷凍サイクル及び放熱ファンを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記圧縮機の動作中に前記湿度センサで検出された湿度に基づいて前記放熱ファンの回転速度を制御するものである。
第1実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。 図1に示す冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。 図1に示す冷蔵庫の電気構成を示すブロック図である。
(第1実施形態)
以下、図面に基づき本発明の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る冷蔵庫1は、鋼板製の外箱2と合成樹脂製の内箱3との間に形成された断熱空間に断熱材4を設けた冷蔵庫本体(断熱箱体)5の内部に複数の貯蔵空間を形成し、断熱箱体5に組み込まれた冷凍サイクル20によって貯蔵空間内を冷却するように構成されている。冷蔵庫1の貯蔵空間は、仕切壁によって上下に区画され、上方空間に冷蔵室と野菜室を上下に配置した冷蔵貯蔵室6が設けられ、下方空間に冷凍室や製氷室などからなる冷凍貯蔵室7が設けられている。
冷蔵貯蔵室6の背面には、冷蔵貯蔵室6の庫内温度を検出する冷蔵温度センサ16が設けられ、冷凍貯蔵室7の背面には、冷凍貯蔵室7の庫内温度を検出する冷凍温度センサ17が設けられている。
各貯蔵室6,7の前面開口部は、扉によって閉塞されている。冷凍貯蔵室7の上段部分に設けられた冷蔵室の前面開口部を閉塞する扉には、冷蔵庫1の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサ18と、冷蔵庫1の設置雰囲気の温度(庫外温度)を検出する庫外温度センサ19とが設けられている。
貯蔵空間の後部には、冷蔵貯蔵室6を冷却するための冷蔵冷却器8と、冷蔵貯蔵室6の冷気を循環するための冷蔵ファン9と、冷凍貯蔵室7を冷却するための冷凍冷却器10と、冷凍貯蔵室7の冷気を循環するための冷凍ファン11が設けられている。各貯蔵室は、冷蔵冷却器8及び冷凍冷却器10と、冷蔵ファン9及び冷凍ファン11によってそれぞれ所定の設定温度に冷却保持されるものであり、各冷却器8,10は、断熱箱体5の背面下部の機械室12に設置した圧縮機21から供給される冷媒によって冷却される。
冷蔵庫1の断熱箱体5に組み込まれた冷凍サイクル20は、図2に示すように、高温高圧の冷媒ガスを吐出する圧縮機21の吐出側から順番に、デリベリパイプ(蒸発パイプ)22、凝縮器24、放熱パイプ26、ドライヤ30、および三方弁32の入口側が冷媒パイプにより接続されている。デリベリパイプ22や、放熱パイプ26や、ドライヤ30と三方弁32の入口側とを接続する冷媒パイプは、絞り装置としての冷蔵キャピラリチューブ34や冷凍キャピラリチューブ40で冷媒が減圧される前の液体冷媒が流通する高温側冷媒パイプの一部を構成する。
三方弁32の一方の出口には、冷蔵キャピラリチューブ34と、冷蔵冷却器8と、冷蔵アキュムレータ36および冷蔵サクションパイプ38が、冷媒パイプにより順に接続されている。三方弁32の他方の出口には、冷凍キャピラリチューブ40、冷凍冷却器10、冷凍アキュムレータ42、及び冷凍サクションパイプ44が冷媒パイプにより順に接続されている。なお、符号49は、冷凍サクションパイプ44に設けられた逆止弁である。
冷凍サイクル20を構成する圧縮機21、デリベリパイプ22、及び凝縮器24は、断熱箱体5の背面下部を上方に陥没させて形成した機械室12内に収納されている。具体的には、機械室12の幅方向一方側には、防振ゴムを介して能力可変型の圧縮機21が載置されている。また、機械室12の幅方向他方側には、機械室12の前方を区画する前壁に沿って形成されたダクト13と、ダクト13の内部に収納された凝縮器24と、凝縮器24の後方に位置する放熱ファン14とが設けられている。そして、放熱ファン14の駆動により、庫外の空気が、断熱箱体5の前方から断熱箱体5の底面と冷蔵庫1の設置面との隙間を通って後方に流れ、機械室12の下方に開口する吸込口12aからダクト13を介して機械室12へ取り込まれ、凝縮器24及び圧縮機21へ送風されこれらを冷却する。また、機械室12には、除霜運転時に冷蔵冷却器8及び冷凍冷却器10から生じた除霜水が不図示の排水経路を介して流れ込む蒸発皿15が設けられている。蒸発皿15は、冷蔵冷却器8及び冷凍冷却器10で発生した除霜水を機械室12で貯水し、機械室12に設けられた圧縮機21及び凝縮器24の熱や放熱ファン14による風によって貯水した除霜水を蒸発させる。
放熱パイプ26は、機械室12から外箱2を貫通して断熱箱体5の断熱空間内へ進入し、外箱2の断熱空間側に接触させ外箱2と熱交換するように設けられている。この例では、機械室12から断熱箱体5の断熱空間内へ進入した放熱パイプ26は、断熱箱体5の背壁、左右側壁、天井壁、及び貯蔵室6,7の前面開口部の周縁部に設けられ、放熱パイプ26を流れる冷媒の熱によって断熱箱体5の壁面や貯蔵室6,7の開口部の周囲を加温することで結露を抑制している。
三方弁32は、凝縮器24で液化した冷媒を、冷蔵冷却器8と冷凍冷却器10に対して交互に供給するように流路を切り替える切替弁であり、冷蔵キャピラリチューブ34を介して低温の冷媒を冷蔵冷却器8に供給する冷蔵冷却運転の状態と、冷蔵冷却器8に供給せずに冷凍キャピラリチューブ40を介して冷凍冷却器10に供給する冷凍冷却運転の状態とに、切り替える。
冷凍サイクル20は、サイクル内に封入された冷媒が、圧縮機21で圧縮されて高温高圧の気体状の冷媒に変化し、デリベリパイプ22を介して凝縮器24に流れ込み放熱しながら凝縮器24及び放熱パイプ26を流れる。凝縮器24及び放熱パイプ26を流れた液体状の冷媒は、三方弁32によって冷蔵キャピラリチューブ34又は冷凍キャピラリチューブ40に送られ、各キャピラリチューブ34,40で気化し易いように減圧され、その後に冷蔵冷却器8又は冷凍冷却器10で気化し、周囲から熱を奪うことにより冷蔵冷却器8及び冷凍冷却器10を冷却し冷気が発生する。冷蔵冷却器8及び冷凍冷却器10を流れた冷媒は、各アキュムレータ36、42にそれぞれ流れ、各アキュムレータ36、42では気液混合体状の冷媒を気体状の冷媒と液体状の冷媒とにそれぞれ分離し、気体状の冷媒が各サクションパイプ38,44を経て圧縮機21へ戻り、再び圧縮され高温高圧の気体状の冷媒となる。
断熱箱体5の背面上部に設けられた制御部50は、例えばマイクロコンピュータとメモリを備え、図3に示すように、冷蔵温度センサ16、冷凍温度センサ17、湿度センサ18、庫外温度センサ19、冷蔵ファン9、冷凍ファン11、放熱ファン14、及び圧縮機21が接続されており、各種センサ16,17,18,19から入力される検出信号と予めメモリに記憶された制御プログラムに基づいて冷蔵ファン9、冷凍ファン11、及び放熱ファン14の回転速度や圧縮機21の運転周波数や三方弁32を制御して冷蔵庫1の動作全般を制御する。
具体的には、制御部50は、冷蔵温度センサ16による冷蔵貯蔵室6の庫内温度の検出値TRが冷蔵上限温度TRon(例えば、TRon=4.5℃)より大きい場合に冷蔵貯蔵室6内を冷却する冷蔵モードを実行する。冷蔵モードでは、圧縮機21を動作させ、三方弁32を切り替えて冷蔵冷却器8に冷媒が流れるようにするとともに、冷蔵ファン9及び放熱ファン14を運転させることで、冷蔵冷却器8で冷却された空気を冷蔵貯蔵室6に供給して冷蔵貯蔵室6内を冷却する。そして、冷蔵温度センサ16の検出値TRが冷蔵下限温度TRoff(例えば、TRoff=1.5℃)以下に達すると制御部50は冷蔵モードを終了する。
また、制御部50は、冷凍温度センサ17による冷凍貯蔵室7の庫内温度の検出値TFが冷凍上限温度TFon(例えば、TFon=−16℃)より大きい場合に冷凍貯蔵室7内を冷却する冷凍モードを実行する。冷凍モードでは、圧縮機21を動作させ、三方弁32を切り替えて冷凍冷却器10に冷媒が流れるようにするとともに、冷凍ファン11及び放熱ファン14を運転させることで、冷凍冷却器10で冷却された空気を冷凍貯蔵室7に供給して冷凍貯蔵室7内を冷却する。そして、冷凍温度センサ17の検出値TFが冷凍下限温度TFoff(例えば、TFoff=−−20℃)以下に達すると制御部50は冷凍モードを終了する。
そして、制御部50は、冷蔵温度センサ16の検出値TRと冷凍温度センサ17の検出値TFが、冷蔵下限温度TRoff以下と冷凍下限温度TFoff以下になったり、あるいは、冷蔵冷却器8や冷凍冷却器10の除霜運転を実行中など、所定の条件を満たすと、圧縮機21を停止するとともに、冷蔵ファン9、冷凍ファン11及び放熱ファン14も停止させる。
上記した冷蔵モード及び冷凍モードでは、冷凍サイクル20内を冷媒が循環するため、放熱パイプ26を流通する冷媒の熱により外箱2が加熱され、断熱箱体5の外側における結露を抑制する。
このような構成の冷蔵庫1では、上記した冷蔵モード及び冷凍モードの際に冷凍サイクル20内を冷媒が循環するため、放熱パイプ26を流通する冷媒の熱により外箱2が加熱され、断熱箱体5の外側における結露を抑制する。その際、制御部50は、冷蔵室を閉塞する扉に設けられた湿度センサ18の検出値Hに基づいて、放熱ファン14の回転速度を制御する。
詳細には、制御部50は、冷蔵モード及び冷凍モードの際に、冷蔵室を閉塞する扉に設けられた湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth(例えば、Hth=70%)未満であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1(例えば、R1=1000〜1100rpm)で回転させ、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度の第2回転速度R2(例えば、R2=800〜900rpm)で回転させる。なお、ここでは湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上の時に、放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度で回転させる場合について説明するが、例えば、圧縮機21や機械室12内の温度が低い時などでは放熱ファン14を停止させてもよい。
以上のような本実施形態の冷蔵庫1では、冷蔵庫1の設置雰囲気の湿度が低く断熱箱体5の外側に結露が生じにくい状況下では、放熱ファン14を所定の回転速度で回転させ圧縮機21や凝縮器24を冷却することで、放熱パイプ26を流通する冷媒の温度が必要以上に高くなりすぎて庫内への熱漏洩が増大するのを抑え、冷蔵庫1の設置雰囲気の湿度が高く断熱箱体5の外側に結露が生じやすい状況下では、湿度が低い時に比べて放熱ファン14の回転速度を低下させたり放熱ファン14を停止させ圧縮機21や凝縮器24の冷却を抑えることで、放熱パイプ26を流通する冷媒の温度を上昇させ結露の発生を抑えることができる。したがって、本実施形態では、断熱箱体5の外側表面温度を冷蔵庫の設置雰囲気に応じた適切な温度に保つことができ、結露の抑制と貯蔵室内への熱漏洩の低減を両立することができる。
しかも、本実施形態では、従前から冷蔵庫に設けられている放熱ファン14の回転速度によって放熱パイプ26の温度を制御することができるため、新たに機器を設ける必要がなく簡便に結露の抑制と貯蔵室内への熱漏洩の低減を両立することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、圧縮機21の運転周波数に関わらず湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度の第2回転速度R2で回転させる場合について説明したが、本実施形態では、圧縮機21の運転周波数が所定周波数F(例えば、30Hz)以上で運転している場合、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上であっても、放熱ファン14を第1回転速度R1で回転させる。
具体的には、制御部50は、冷蔵モード及び冷凍モードの際に湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth未満であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1で回転させる。一方、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上の場合、制御部50は、圧縮機21の運転周波数が所定周波数F未満であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度の第2回転速度R2で回転させ、圧縮機21の運転周波数が所定周波数F以上であれば、放熱ファン14を第2回転速度R2に低速化せず第1回転速度R1で回転させる。
本実施形態では、圧縮機21の運転周波数が所定周波数F以上で運転しており、圧縮機21及び凝縮器24の温度や放熱パイプ26等の高温側冷媒パイプを流れる冷媒の温度が高くなりやすい場合に、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上であっても、放熱ファン14を第2回転速度R2に低速化することなく第1回転速度R1で回転させるため、圧縮機21や放熱パイプ26等の過熱を防止することができる。なお、その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度の第2回転速度R2で回転させる場合について説明したが、本実施形態では、更に、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hthより高湿度である第2所定値Hth2以上であれば、制御部50は、冷蔵上限温度TRonと冷蔵下限温度TRoffの温度差ΔRや冷凍上限温度TFonと冷凍下限温度TFoffの温度差ΔFが小さく設定する。
具体的には、制御部50は、冷蔵モード及び冷凍モードの際に、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth未満であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1で回転させ、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上であって第2所定値Hth2(例えば、Hth2=80%)未満であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度の第2回転速度R2で回転させる。その際、制御部50は、冷蔵上限温度TRonを4.5℃、冷蔵下限温度TRoffを1.5℃、冷凍上限温度TFonを−16℃、冷凍下限温度TFoffを−20℃にそれぞれ設定し、温度差ΔR、ΔFを3℃、4℃にそれぞれ設定する。
そして、制御部50は、冷蔵モード及び冷凍モードの際に、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hthより高湿度である第2所定値Hth2以上であれば、放熱ファン14を第2回転速度R2で回転させ、更に、冷蔵上限温度TRonを3.75℃、冷蔵下限温度TRoffを2.25℃、冷凍上限温度TFonを−17℃、冷凍下限温度TFoffを−19℃にそれぞれ設定し、温度差ΔR、ΔFを1.5℃、2℃にそれぞれ設定する。
本実施形態では、冷蔵モード及び冷凍モードの際に、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hthより高湿度である第2所定値Hth2以上であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度の第2回転速度R2で回転させることに加え、湿度センサ18の検出値Hが第2所定値Hth2より小さい場合に比べて温度差ΔR、ΔFを小さく設定するため、圧縮機21の稼働率が高くなって放熱パイプ26に高温の冷媒が流れやすくなり、断熱箱体5の外側における結露を抑制することができる。なお、その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、冷蔵モード又は冷凍モードの実行中に放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度の第2回転速度R2で回転させる場合に、庫外温度センサ19で検出された庫外温度が所定温度以下であると、冷蔵モード及び冷凍モードが終了し圧縮機21が停止した後も放熱ファン14を動作させる。
具体的には、制御部50は、圧縮機21が動作する冷蔵モード及び冷凍モードの実行中に、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth未満であれば、放熱ファン14を第1回転速度R1で回転させる。
一方、湿度センサ18の検出値Hが所定値Hth以上の場合、制御部50は、放熱ファン14を第1回転速度R1より低速度の第2回転速度R2で回転させるが、その際に庫外温度センサ19で検出された庫外温度が所定温度より高い場合、冷蔵モード及び冷凍モードが終了し圧縮機21が停止すると放熱ファン14も停止させるが、庫外温度センサ19で検出された庫外温度が所定温度以下の場合は、冷蔵モード及び冷凍モードが終了し圧縮機21が停止しても、圧縮機21の停止から所定時間だけ放熱ファン14を動作させ続け、その後、放熱ファン14を停止する。
放熱ファン14の回転速度を第2回転速度R2に低下すると、機械室12に設けた蒸発皿15への送風量が少なくなるため、庫外温度が低いと蒸発皿15に溜まった除霜水を全て蒸発させることができないおそれがあるが、本実施形態では、庫外温度が所定温度以下であると、圧縮機21が停止した後も放熱ファン14の動作を所定時間継続するため、放熱ファン14の回転速度を低下させたために低減した蒸発皿15への送風量を補填することができ、蒸発皿15に溜まった除霜水を全て蒸発させることができる。なお、その他の構成及び作用効果は第1の実施形態と同様であり、詳細な説明は省略する。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…冷蔵庫、2…外箱、3…内箱、4…断熱材、5…断熱箱体、6…冷蔵貯蔵室、7…冷凍貯蔵室、8…冷蔵冷却器、9…冷蔵ファン、10…冷凍冷却器、11…冷凍ファン、12…機械室、12a…吸込口、13…ダクト、14…放熱ファン、15…蒸発皿、16…冷蔵温度センサ、17…冷凍温度センサ、18…湿度センサ、19…庫外温度センサ、20…冷凍サイクル、21…圧縮機、24…凝縮器、26…放熱パイプ、34…冷蔵キャピラリチューブ、40…冷凍キャピラリチューブ、50…制御部

Claims (5)

  1. 内箱と外箱と前記内箱及び前記外箱の間に形成された断熱空間に配設された断熱材とを有し前記内箱の内部に貯蔵室が形成された断熱箱体と、圧縮機と凝縮器と絞り装置と冷却器とを冷媒パイプで接続した冷凍サイクルと、前記冷凍サイクルの高温側の冷媒パイプの一部を構成し前記外箱の断熱空間側に沿わせて設けられた放熱パイプと、前記圧縮機を冷却する放熱ファンと、冷蔵庫の設置雰囲気の湿度を検出する湿度センサと、前記冷凍サイクル及び放熱ファンを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記圧縮機の動作中に前記湿度センサで検出された湿度に基づいて前記放熱ファンの回転速度を制御する冷蔵庫。
  2. 前記制御部は、前記圧縮機の動作中に前記湿度センサで検出された湿度が第1所定湿度以上であると、前記放熱ファンの回転速度を低下又は前記放熱ファンを停止させる請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、前記圧縮機が所定値以上の運転周波数で動作していると、前記湿度センサで検出された湿度が第1所定湿度以上であっても前記放熱ファンの回転速度を低下又は前記放熱ファンを停止させない請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記貯蔵室内の温度が上限温度に達すると前記圧縮機を動作させて前記貯蔵室を冷却し、前記貯蔵室内の温度が下限温度に達すると前記圧縮機を停止又他の貯蔵室を冷却する冷蔵庫であって、
    前記制御部は、前記湿度センサで検出された湿度が前記第1所定湿度より高湿度である第2所定湿度以上であると、前記上限温度と前記下限温度との温度差を小さくする請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
  5. 冷蔵庫の設置雰囲気の温度を検出する温度センサと、前記圧縮機が収納された機械室と、前記機械室に収納され前記冷却器で生じた除霜水を貯水する蒸発皿とを備え、
    前記制御部は、前記圧縮機の動作中に前記温度センサで検出された温度が前記所定温度以下であって前記湿度センサで検出された湿度が第1所定湿度以上であると、前記放熱ファンの回転速度を低下又は前記放熱ファンを停止させ、前記圧縮機が停止すると前記圧縮機の停止から所定時間だけ前記放熱ファンを動作させる請求項2〜4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107606848A (zh) * 2017-09-19 2018-01-19 合肥华凌股份有限公司 冰箱以及冰箱的防凝露装置和方法
CN112413982A (zh) * 2020-12-07 2021-02-26 中科美菱低温科技股份有限公司 一种风冷式循环风罩及冷藏设备

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