JP5135045B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、結露の発生を抑える防露パイプを備えた冷蔵庫に関する。
従来より、冷蔵庫には外気と冷蔵庫内との温度差による結露を防止するため、冷蔵庫本体の側壁や前面開口部の仕切表面に防露パイプを設け、冷凍サイクル中の圧縮機により圧縮された凝縮器を流通した冷媒を防露パイプに導入する場合がある。
このような防露パイプを備えた冷蔵庫では、圧縮機を高回転させる高負荷運転を行うと、冷凍サイクル中の冷媒循環量が増加するため、冷媒の凝縮温度が高くなり、防露パイプが必要以上に加熱されて庫内に熱リークして消費電力量が増加する問題があるため、防露パイプの上流側に切替弁を設け、温度センサの検知温度に基づいて切替弁を切り替えて防露パイプへの冷媒導入の有無を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、冷凍貯蔵空間では内部が例えば−20℃程度となり冷蔵庫外との温度差が大きく冷蔵庫本体に結露しやすい状況にあるのに対し、冷蔵貯蔵空間では内部が例えば+4℃程度であって冷凍貯蔵空間より高温であり冷凍貯蔵空間に比べ結露しにくい状況にある。そのため、それぞれの空間を区画する冷蔵庫本体の表面温度を適切な温度に保つことができず、結露の防止と庫内への熱リークの低減を両立することが困難である問題がある。
特開平8−189753号公報
本発明は上記問題を考慮してなされたものであり、冷蔵貯蔵空間と冷凍貯蔵空間とを備える冷蔵庫において、防露パイプの加熱不足による結露の発生を抑えつつ、過剰な加熱による庫内への熱リークを低減することができる冷蔵庫を目的とする。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵貯蔵空間と冷凍貯蔵空間とを備える冷蔵庫において、前記冷蔵貯蔵空間の周囲に配設された冷蔵用防露パイプと、前記冷凍貯蔵空間の周囲に配設された冷凍用防露パイプとを備え、圧縮機と、凝縮器と、前記冷凍室用防露パイプと、切替手段と、前記冷蔵室用防露パイプとを順次接続し、前記切替手段により前記冷蔵用防露パイプへの冷媒の流れの有無を制御する冷凍サイクルを有することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫であると、冷蔵貯蔵空間の周囲と冷凍貯蔵空間の周囲にそれぞれ別個の防露パイプを配設することで、各貯蔵空間に対応する防露パイプに導入する冷媒流量制御を別個独立に制御することができるため、各貯蔵空間の内部温度に即した適切な温度に冷蔵庫本体表面を加熱することができ、結露の発生を抑えつつ、庫内への熱リークを低減することができる。
以下、図面に基づいて本発明の第1実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る冷蔵庫10の断面図、図2は冷蔵庫扉を取り外した状態の冷蔵庫10の正面図であって防露パイプ32,34の配置を示す図、図3は冷蔵庫10の冷凍サイクル50を示す回路図、図4は冷蔵庫10の背部からの斜視図、図5は冷蔵庫10の電気的構成を示すブロック図である。
冷蔵庫10は、図1に示すように、外箱12と内箱14との間に発泡断熱材16を充填して断熱箱体17を形成し、貯蔵室内部を断熱仕切壁18によって上部に冷蔵貯蔵空間としての冷蔵室20と下部に冷凍貯蔵空間40とに区画している。
冷蔵室20内部は、さらに載置棚を兼ねた天井仕切板21及び仕切板22によって上下に3つの空間に区画され、上部空間を複数段の載置棚23を設けた冷蔵貯蔵空間24とし、中部空間を引き出し式の野菜容器25を配置する野菜貯蔵空間26とし、下部空間を内部が−3〜0℃程度に冷却される低温容器27を配置する低温貯蔵空間28としている。
冷蔵室20の前面開口部は、断熱箱体17に設けられたヒンジ部29に回動自在に取り付けられた冷蔵室扉20aによって閉塞されている。冷蔵室扉20aの前面にはこの冷蔵庫10を操作するための操作パネル38が配されている。操作パネル38は、押釦スイッチ39を押圧操作することで、各貯蔵空間の冷却強度を、例えば、強、中、弱の3段階に切り換え設定し、冷蔵室20及び冷凍貯蔵空間40の温度設定を行う設定部として機能するものである。また、この操作パネル38には冷蔵庫外の庫外温度を測定する外気温センサ68が内蔵されている。
冷蔵室20の下部に設けられた冷凍貯蔵空間40には、断熱仕切壁18の直下において、自動製氷装置を備えた製氷室42と室内温度を切換設定することができる温度切替室44とが左右に併設されており、製氷室42及び温度切替室44の下部に冷凍室46が設けられている。製氷室42、温度切替室44、及び冷凍室46は、それぞれ内部に配設された収納容器が開扉動作に連動して引き出される引き出し式の扉44a,46aによって前面開口部が閉塞されている。
また、断熱箱体17の前部開口部周縁には、冷凍サイクル50の圧縮機52から吐出される高温の冷媒が流通する防露パイプ32,34が配設され、前部開口部の庫外側が低温化して結露することを防止する。この防露パイプ32,34は、図2に示すように、断熱仕切壁18を除く冷蔵室20の前部の周囲に沿って配設された冷蔵用防露パイプ32と、冷凍貯蔵空間40を構成する製氷室42、温度切替室44及び冷凍室46の周囲に沿って一筆書き状に配設された冷凍用防露パイプ34と、からなり、防露パイプ32,34からの熱を外箱12に熱伝導可能な状態で配設されている。
そして、冷蔵室20および冷凍貯蔵空間40のそれぞれの背面部には、冷蔵用冷却器52及び冷凍用冷却器53と各冷却器に対応する冷蔵用ファン54及び冷凍用ファン55とをそれぞれ配設し、各冷却器52,53で生成された冷気をファン54,55によりダクトを介してそれぞれの貯蔵室内に導入しこれを冷却するようにしている。また、冷蔵室20の背面にある冷気を送るためのダクト31には、冷蔵室20内の庫内温度を測定する冷蔵室温度センサ33が設けられている。
冷蔵用冷却器52及び冷凍用冷却器53は、冷蔵庫10の下部に設けた能力可変式の圧縮機56から吐出される冷媒を、図3に示すような冷凍サイクル50により交互に導いて冷却される。
すなわち、冷凍サイクル50は、圧縮機56の吐出側に凝縮器58が接続され、凝縮器58には冷凍用防露パイプ34が接続され、さらにその下流側に三方弁からなる切替弁60が接続されている。この切替弁60から二股に分かれた冷媒流路の一方に冷蔵用防露パイプ32及び冷蔵室用キャピラリチューブ62を介して冷蔵用冷却器52が接続され、他方の冷媒流路に冷凍用キャピラリチューブ64を介して冷凍用冷却器53が接続されており、切替弁60を切り替えることで、凝縮器58により放熱液化され冷凍用防露パイプ34を流通した冷媒を冷蔵用冷却器52側及び冷凍用冷却器53側へ分流し、また、両冷却器52,53への該冷媒供給を遮断するようになっている。そして、各冷却器52,53の下流側が圧縮機56の吸込側と接続され、各冷却器52,53を流れた冷媒は再び圧縮機56に取り込まれ冷凍サイクル50を循環する。
圧縮機56は、図1及び図4に示すように、冷蔵庫10の背面下部に形成された機械室70に設置されており、冷蔵庫本体の幅方向にわたって設けたコンプ台71上にクッション体を介して取り付けられている。
機械室70は、本体の背面下部に冷凍室46側に突出する段部72を形成し、この段部72によって幅方向に亙る所定の奥行きと高さ寸法を有する空間をなしている。機械室70の幅方向の一方に寄せて圧縮機56を設置し、幅方向の他方側を放熱ダクトとして外気を機械室70内に導入する放熱ファン73、凝縮器58、及び除霜水を蒸発させる蒸発皿74などを設置し、放熱ファン73により機械室70内に導入された外気により凝縮器58を冷却する。
凝縮器58に隣接する圧縮機56の上方に冷蔵庫10の運転を制御する電源回路やインバータスイッチング回路、モーターコントロール回路、整流回路などを搭載したプリント配線基板からなる制御部66が配設されている。図5に示すように、制御部66には、冷蔵室温度センサ33、操作パネル38,冷蔵室用ファン54、冷凍室用ファン55、圧縮機56のモータ、外気温センサ68、放熱ファン73が接続され、制御部66によってこれらが駆動制御されるとともに、冷蔵室温度センサ33が測定した冷蔵室20内の庫内温度と、外気温センサ68が測定した冷蔵庫外の庫外温度と、を記憶するようになっている。
このような冷蔵庫10において冷凍サイクル50は、冷蔵用冷却器52側へ冷媒を流す冷蔵モードと、冷凍用冷却器53のみに冷媒を流す冷凍モードとを切り替えて運転される。
詳細には、冷蔵室20を冷却する場合には、圧縮機56から吐出される高温の冷媒が凝縮器58を介して冷凍用防露パイプ34に導入され、切替弁60を切り替えて、冷凍用防露パイプ34を流通した冷媒が冷蔵用防露パイプ32及び冷蔵用キャピラリチューブ62を介して冷蔵用冷却器52に流れるように構成するとともに冷蔵用ファン54を運転させる冷蔵モードを実行する。
その際、冷凍用防露パイプ34を流通する高温の冷媒により外箱12が加熱され、冷凍貯蔵空間40を構成する製氷室42、温度切替室44及び冷凍室46の周囲において結露を防止するとともに、切替弁60からの高温の冷媒が冷蔵用防露パイプ32に流通することで外箱12が加熱され、冷蔵室20の周囲において結露を防止する。
また、冷蔵用防露パイプ32に冷媒が流通する場合では、冷蔵室20の周囲の外箱12と熱交換して放熱するため、冷媒を冷蔵用防露パイプ32に流通させず冷凍用冷却器55にのみ流通させる場合に比べ、凝縮器58を冷却する放熱ファン73の回転数を低下させて駆動する。
一方、冷凍室46等の冷凍貯蔵空間40を冷却したい場合には、切替弁60を切り替えて、冷媒が冷凍用冷却器53に流れるようにするとともに冷凍用ファン55を運転させる冷凍モードを実行する。
これにより、冷凍用冷却器53で冷却された空気は冷凍用ファン55によって冷凍貯蔵空間40内部に送風され、冷凍貯蔵空間40内が冷却される。その際、凝縮器58を介して冷凍用防露パイプ34に導入された高温の冷媒により外箱12が加熱され冷凍貯蔵空間40を構成する製氷室42、温度切替室44及び冷凍室46の周囲が結露するのを防止する。
一方、切替弁60は冷蔵用冷却器52への冷媒の流通を遮断しており冷蔵室20内が冷却されず冷蔵室20の庫外側の外箱12が低温下しにくい状況であるが、冷蔵用防露パイプ32に冷媒が流れないため、冷蔵室20の周囲の外箱12が加熱されず、冷蔵用防露パイプ32からの熱が庫内に漏洩することがない。
そして、この冷蔵モードと冷凍モードを交互に切り替えて冷蔵庫10の交互冷却運転を行う。
以上のように、本実施形態に係る冷蔵庫10では、切替弁60を切り替えることで、冷蔵室20内が冷却される冷蔵モード運転時には、冷凍用防露パイプ34に冷媒が流通し冷凍貯蔵空間40の周囲の外箱12の結露を防止するとともに、冷蔵用防露パイプ32にも冷媒が流通するため、冷蔵室20の周囲の結露を防止することができる。また、冷蔵室20が冷却されず冷凍貯蔵空間40のみが冷却される冷凍モード運転時には、冷凍用防露パイプ34のみに冷媒が流通し冷凍貯蔵空間40の周囲の結露を防止しつつ、結露しにくい状況にある冷蔵室20の庫外側の外箱12が加熱されず、冷蔵室20内に冷蔵用防露パイプ32からの熱が漏洩することがない。
また、冷凍モードに比べ蒸発温度の高い冷蔵モード運転中は冷媒の放熱量が多くなるが、冷蔵用防露パイプ32が冷蔵室20の周囲の低温下した外箱12と熱交換して放熱することで、凝縮器58及び冷凍用防露パイプ34に加え冷蔵用防露パイプ32でも冷凍サイクル50の放熱量を確保することができ、冷凍サイクル50の運転状況に合わせて放熱量を確保することができる。
更にまた、冷蔵用防露パイプ32を流通する冷媒は冷蔵室20の周囲の低温下した外箱12と熱交換して放熱するため、冷媒を冷蔵用防露パイプ32に流通させず冷凍用冷却器55にのみ流通させる場合に比べ、凝縮器58を冷却する放熱ファン73の回転数を低下させても冷凍サイクル50の放熱量を確保することができ、消費電力量を抑えることができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について図6及び図7を参照して説明する。
本実施形態は、図6に示すように、冷凍サイクル50は、圧縮機56の吐出側に凝縮器58が接続され、凝縮器58には冷凍用防露パイプ34が接続され、さらにその下流側に三方弁からなる切替弁60が接続されている。この切替弁60から二股に分かれた冷媒流路の一方に冷蔵用防露パイプ32が接続され、他方に迂回流路65が接続されており、切替弁60を切り替えることで、冷凍用防露パイプ34を流通した冷媒を冷蔵用防露パイプ32及び迂回流路65へ分流するようになっている。
また、冷蔵用防露パイプ32及び迂回流路65の下流側が四方弁61に接続されており、四方弁61から二股に分かれた冷媒流路の一方に冷蔵室用キャピラリチューブ62を介して冷蔵用冷却器52が接続され、他方の冷媒流路に冷凍用キャピラリチューブ64を介して冷凍用冷却器53が接続されており、四方弁61を切り替えることで、冷媒を冷蔵用冷却器52側及び冷凍用冷却器53側へ分流し、また、両冷却器52,53への該冷媒供給を遮断するようになっている。そして、各冷却器52,53の下流側が圧縮機56の吸込側と接続され、各冷却器52,53を流れた冷媒は再び圧縮機56に取り込まれ冷凍サイクル50を循環する。
本実施形態の冷蔵庫10において、冷凍サイクル50は、冷蔵用防露パイプ32及び迂回流路65のいずれかを流通した冷媒を、四方弁61を切り替えることで、冷蔵用冷却器52側へ流す冷蔵モードと、冷凍用冷却器53のみに流す冷凍モードとを切り替えて運転される。
そして、冷凍サイクル50は、図7のフロー図に例示するように切替弁60を切換制御する。すなわち、ステップS101において冷凍サイクル50が冷蔵用冷却器52側へ冷媒が流れている否か判断し、冷蔵用冷却器52に冷媒が流れている場合はステップS102に進み、冷蔵用冷却器52に流れていない場合にはステップS105に進む。
ステップS102では、冷蔵用冷却器52で生成された冷気を冷蔵室20内に導入する冷蔵用ファン54が回転しているか否か判断し、回転している場合はステップS103に進み、回転していない場合はステップS105に進む。
ステップS103では外気温センサ68により計測された冷蔵庫外の庫外温度Toが、所定温度(例えば、16℃)より高いか否か判断し、所定温度より高ければステップS104に進み冷蔵用防露パイプ32に冷媒が流れるように切替弁60を切り替え、所定温度以下であればステップS105に進み、ステップS105において迂回流路65に冷媒が流れるように切替弁60を切り替える制御を行う。
そして、ステップS104において切替弁60を切り替えて冷蔵用防露パイプ32に冷媒を流通させた後、再びステップS101に戻り、ステップS101、S102,S103のいずれかの条件を満たさなくなるまで、つまり、冷蔵用冷却器52に冷媒が流れなくなる、冷蔵用ファン54の回転が停止する、あるいは、外気温センサ68により計測された冷蔵庫外の庫外温度Toが所定温度より高くなる、いずれかの状態となるまで冷蔵用防露パイプ32に冷媒を流通させた状態を維持する。
本実施形態では、冷蔵用冷却器52で生成された冷気を冷蔵用ファン54により冷蔵室20内に導入する場合や冷蔵庫外の庫外温度Toが所定温度より高い場合など、冷蔵室20内と庫外との温度差が生じやすく結露しやすい場合に、冷蔵用防露パイプ32に冷媒を流通させることができ、より確実に、冷蔵室20の周囲の外箱12の結露を防止しつつ、冷蔵用防露パイプ32からの熱が冷蔵室20内にリークするのを防止することができる。
なお、本実施形態では、冷蔵用防露パイプ32及び迂回流路65の下流側に設けた四方弁61を切り替えることで、冷媒を冷蔵用冷却器52及び冷凍用冷却器53へ分流するように構成したが、図8に示すように、冷蔵用防露パイプ32の下流側を迂回流路65と接続した後に三方弁61と接続し、この三方弁61を切換制御することで冷蔵用冷却器52及び冷凍用冷却器53へ冷媒を分流するように構成してもよい。このように、冷蔵用冷却器52及び冷凍用冷却器53への冷媒の切り替えを三方弁により行うことで、四方弁を用いる場合に比べ冷凍サイクル50の製造コストを抑えることができる。
また、冷蔵用冷却器52及び冷凍用冷却器53への冷媒の分流を三方弁61で行う場合、冷蔵用防露パイプ32に直列に逆止弁75を配設するとともに、迂回流路65に逆止弁76を配設してもよく、これにより、冷蔵用防露パイプ32と迂回流路65との間で冷媒が逆流するのを防止することができ、冷凍サイクル50を安定して動作させることができる。
また、上記の本実施形態では、ステップS103において冷蔵庫外の庫外温度Toが所定温度以下の場合、冷蔵室20が結露しにくい状態にあるとして、迂回流路65に冷媒が流れるように切替弁60を切り替える制御を行ったが、例えば、冷蔵庫外の庫外温度Toと冷蔵室20内の庫内温度Tiとの温度差(To−Ti)が所定値より大きい場合、冷蔵用防露パイプ32に冷媒がなれるように切替弁60を切り替え、温度差(To−Ti)が所定値以下であれば迂回流路65に冷媒が流れるように切替弁60を切り替える制御を行うようにしてもよい。このように、冷蔵庫外の庫外温度Toと冷蔵室20内の庫内温度Tiとの温度差(To−Ti)が大きく結露しやすい場合に、冷蔵用防露パイプ32に冷媒を流通させることができ、より確実に、冷蔵室20の周囲の外箱12の結露を防止しつつ、冷蔵用防露パイプ32からの熱が冷蔵室20内にリークするのを防止することができる。
(第3実施形態)
次に本発明の第2実施形態について図9を参照して説明する。
本実施形態は、図6に示すような、切替弁60を切り替えることで冷凍用防露パイプ34を流通した冷媒を冷蔵用防露パイプ32及び迂回流路65へ分流する上記の第2実施形態の冷凍サイクル50において、図9のフロー図に例示するように切替弁60を切換制御する。
すなわち、ステップS151において操作パネル38などにより冷蔵室20の運転強度が「弱」に設定されているか否か判断し、「弱」に設定されている場合、冷蔵室20の冷却強度設定が「強」及び「中」である場合に比べ冷蔵室20内と冷蔵庫外との温度差が生じにくく結露しにくい状態にあるとして、ステップS152に進み切替弁60を切り替えて迂回流路65に冷媒を流通させ、「強」及び「中」に設定されている場合、冷蔵室20内と庫外との温度差が生じやすく結露しやすいと状態にあるして、ステップS153に進み切替弁60を切り替えてに冷媒を冷蔵用防露パイプ32に冷媒を流通させる。
そして、ステップS153において切替弁60を切り替えて冷蔵用防露パイプ32に冷媒を流通させた後、再びステップS151に戻り、冷蔵室20の運転強度設定が「弱」に切り換えられるまで冷蔵用防露パイプ32に冷媒を流通させた状態を維持する。
このような場合であっても、冷蔵室20の冷却強度設定に応じて結露しやすい状態であるか否か判断することができ、冷蔵室20の周囲の外箱12の結露を防止しつつ、冷蔵用防露パイプ32からの熱が冷蔵室20内にリークするのを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫背部からの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫の制御方法を示すフロー図である。 本発明の第2実施形態の変更例に係る冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。 本発明の第3実施形態に係る冷蔵庫の制御方法を示すフロー図である。
符号の説明
10…冷蔵庫 20…冷蔵室 32…冷蔵用防露ヒータ
34…冷凍用防露ヒータ 40…冷凍貯蔵空間 56…圧縮機
58…凝縮器 60…切替弁

Claims (10)

  1. 冷蔵貯蔵空間と冷凍貯蔵空間とを備える冷蔵庫において、前記冷蔵貯蔵空間の周囲に配設された冷蔵用防露パイプと、前記冷凍貯蔵空間の周囲に配設された冷凍用防露パイプとを備え
    圧縮機と、凝縮器と、前記冷凍室用防露パイプと、切替手段と、前記冷蔵室用防露パイプとを順次接続し、前記切替手段により前記冷蔵用防露パイプへの冷媒の流れの有無を制御する冷凍サイクルを有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷凍サイクルが、前記冷凍用防露パイプを流通した冷媒を、前記切替手段によって、前記冷蔵用防露パイプ及び冷蔵用絞り機構を介して前記冷蔵貯蔵空間に対応した冷蔵用冷却器と、冷凍用絞り機構を介して前記冷凍貯蔵空間に対応した前記冷凍用冷却器と、に切替て流通させることを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷凍サイクルは、前記切替手段の下流側に前記冷蔵用防露パイプと迂回流路とが並列に接続され、前記冷蔵用防露パイプと前記迂回流路の下流側が四方弁に接続され、前記四方弁の下流側に冷蔵用絞り機構を介して前記冷蔵貯蔵空間に対応した冷蔵用冷却器と、冷凍用絞り機構を介して前記冷凍貯蔵空間に対応した冷凍用冷却器と、が並列に接続され、
    前記切替手段によって前記冷凍用防露パイプを流通した冷媒を前記冷蔵用防露パイプと迂回流路とに切替て流通させ、前記四方弁によって前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器とに冷媒を切り替えて流通させることを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  4. 前記冷凍サイクルは、前記切替手段の下流側に前記冷蔵用防露パイプと迂回流路とが並列に接続され、前記冷蔵用防露パイプと前記迂回流路の下流側が連結され三方弁に接続され、前記三方弁の下流側に冷蔵用絞り機構を介して前記冷蔵貯蔵空間に対応した冷蔵用冷却器と、冷凍用絞り機構を介して前記冷凍貯蔵空間に対応した冷凍用冷却器と、が並列に接続され、
    前記切替手段によって前記冷凍用防露パイプを流通した冷媒を前記冷蔵用防露パイプと迂回流路とに切替て流通させ、前記三方弁によって前記冷蔵用冷却器と前記冷凍用冷却器とに冷媒を切り替えて流通させることを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷凍サイクルが、前記冷蔵用防露パイプに直列に接続された逆止弁と、前記迂回流路に配設された逆止弁と、を備えることを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記冷蔵用防露パイプに冷媒を流通させる場合に、前記冷凍用防露パイプのみに冷媒を流通させる場合に比べて凝縮器を冷却する放熱ファンの回転数を低下させることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 冷蔵庫外の庫外温度を検知する外気温検知手段を備え、
    前記外気温検知手段の検知温度が所定温度より小さい場合に、前記迂回流路に冷媒を流通させることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記冷蔵用冷却器によって冷却された空気を前記冷蔵貯蔵空間へ送風する冷蔵用ファンを備え、
    前記冷蔵用冷却器に冷媒が流通し、かつ、前記冷蔵用ファンが回転している場合には、
    前記冷蔵用防露パイプに冷媒を流通させることを特徴する請求項3〜6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  9. 冷蔵庫外の庫外温度を検知する外気温検知手段と、冷蔵室内の庫内温度を検知する庫内温度検知手段と、を備え、
    前記外気温検知手段の検知温度と庫内温度検知手段の検知温度との温度差が所定値以下の場合に、前記迂回流路に冷媒を流通させることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  10. 前記冷蔵室の冷却強度を設定する設定部を備え、
    前記設定部が少なくとも最も弱い冷却強度に設定されている場合に、前記迂回流路に冷媒を流通させることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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