JP4928720B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/30Quick freezing

Description

本発明は、冷凍室を急速に冷却する急速冷凍モードを有する冷蔵庫に関する。
従来より、食品を急速に冷凍させたい場合、或いは製氷を迅速に行いたい場合には、扉面上に配設された急速冷凍スイッチをON操作することにより、通常よりも圧縮機及び庫内ファンの回転数を高くして、冷凍室、製氷室又は冷凍温度帯に設定したとき際の仕様切替室(冷凍貯蔵室)を急速に冷却する急速冷凍モードを備えた冷蔵庫が市場に供されている(例えば特許文献1)。
特開2004−3867号公報
しかしながら、近年では冷凍能力の向上により、急速冷凍モードを使用すると冷凍室貯蔵室内は低温、例えば−30〜−40℃程度まで冷却されるため、外気温との温度差により、キャビネットの外壁に結露が発生する恐れがある。この場合、圧縮機が運転されていれば、外壁内に埋設された防露パイプに高温の冷媒が流れて、外壁が高温、例えば20℃以上となるため、結露の発生を防止することができる。しかし、急速冷凍モード終了後は通常の冷却運転に移行し、圧縮機のON温度、例えば−18℃に到達するまで圧縮機を停止させるため、上記したように冷凍貯蔵室内が−30〜−40℃程度まで冷却され、室温が圧縮機のON温度に到達するまでには長時間を要することになり、室内からの熱漏洩によってキャビネットの外壁は低温、例えば20℃未満となり、結露の発生を免れることができないものであった。
また、除霜ヒータに通電して冷却器の除霜を行う除霜モードでは、一般に圧縮機を停止させておくため、急速冷凍モード中に除霜開始のタイミングとなった場合には、急速冷凍モード運転の終了直後、又は当該タイミングと同時に除霜モードに移行する。この場合、除霜により貯蔵室内温度は徐々に上昇するが、上記したように圧縮機の停止によるキャビネット外壁の温度降下の方が早いため、キャビネットの外壁が低温となり、結露が発生する恐れがあった。
さらに、使用者の操作によって、急速冷凍モードがその運転中に解除された場合には、一般に通常の冷却モードに移行するが、貯蔵室内温度が圧縮機のOFF温度以下であれば、上記したように圧縮機が停止してON温度に至るまでに長時間を要し、その結果、キャビネットの外壁に結露が発生する恐れがあった。
本発明は上記問題点を考慮したものであり、急速冷凍モードを採用しても、キャビネットの結露を防止することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による冷蔵庫は、冷凍貯蔵室を配設したキャビネットと、凝縮器と前記キャビネットに埋設され外壁の結露を防止する防露パイプと前記冷凍貯蔵室を冷却する冷却器とを接続した冷凍サイクルに冷媒を流す可変速型の圧縮機と、前記冷却器を除霜する除霜ヒータとを備え、前記圧縮機の運転積算時間などに基づき所定のタイミングで、前記圧縮機を停止させて前記除霜ヒータに通電し、前記冷却器の除霜を行う除霜モード、前記圧縮機を高速回転で運転させて前記冷凍貯蔵室を急速に冷却する急速冷凍モード前記急速冷凍モードの終了後に前記圧縮機を低速回転で運転させる結露防止モードとを有し、前記急速冷凍モード及び前記結露防止モード中に前記所定のタイミングに至った場合には、前記結露防止モードを終了させてから前記除霜モードに移行させるとともに前記除霜モードに移行する前に、前記冷凍貯蔵室内温度が所定温度以上か否かを検知し、所定温度以上であれば前記圧縮機を高速回転で運転させて前記冷凍貯蔵室を急速に冷却するプリクール運転に移行し、その後に前記除霜モードに移行することを特徴とする
上記発明によれば、急速冷凍モード運転終了後に冷凍貯蔵室が低温状態であっても、強制的に圧縮機を回転させることにより、防露パイプに高温の冷媒を流してキャビネットの外壁を温めて、結露の発生を防止することができるとともに、急速冷凍モード及び結露防止モード中に除霜開始タイミングに至った場合でも、結露防止モードが終了してから除霜モードに移行するため、除霜モードによって圧縮機が停止しても結露防止モード運転を終えた後になることから、結露の発生を確実に防止することができる。
本発明の1実施形態について説明する。本発明に係る冷蔵庫の縦断面図である図5に示すように、冷蔵庫本体1は外箱と内箱の間に断熱材を充填させたキャビネット2内に、上段から順に、冷蔵貯蔵室である冷蔵室3、野菜室4、及び冷凍貯蔵室である冷凍室6、および冷凍温度帯に設定温度を変更した場合には冷凍貯蔵室となる仕様切替室5を有して構成されている。なお、特に図示しないが仕様切替室5の側方には冷凍貯蔵室である製氷室を併設させている。本体1の前面開口部には、上段から順に、各貯蔵室3〜6をそれぞれ開閉自在に閉塞する扉7〜10を設けている。
冷蔵室3および野菜室4は、仕切板11により区画され、冷蔵室3の背面に取付けられた冷蔵用温度センサ54(以下、Rセンサと称する)の検出温度に基づき、それぞれをほぼ1〜5度の温度帯に保持している。冷蔵室3の背面には、冷蔵用冷却器46(以下、Rエバと称する。)を設けており、その上部には、冷蔵用ファン18(以下、Rファンと称する。)を設けている。このRファン18を回転させると、Rエバ44により生成された冷気は冷蔵室3に供給されて室内を冷却するとともに、野菜室4を冷却し、冷却し終えた冷気は再びRエバ46に戻されて冷却されるようになっている。
一方、仕様切替室5、冷凍室6及び製氷室は、断熱仕切壁16により区画されており、冷凍室6は背面に取付けられた冷凍用温度センサ55(以下、Fセンサと称する)の検出温度に基づき、―18〜―25℃の温度帯に保持され、仕様切替室5は、設定された種々の温度帯に保持されるように制御されている。仕様切替室5および冷凍室6の背面には、Rエバ46より蒸発温度を低く設定した冷凍室用蒸発器48(以下、Fエバと称する。)を設け、その上部には、冷凍室用ファン19(以下、Fファンと称する。)を設けている。このFファン19が運転されると、Fエバ48により生成された冷気が仕様切替室5および製氷室や冷凍室6に供給されて各室を冷却し、冷却し終えた冷気は再びFエバ48によって冷却されるようになっている。また、Fエバ48には、除霜を行うパイプヒータからなる除霜ヒータ20を設けている。
なお、野菜室4と仕様切替室5及び製氷室は、断熱仕切壁17によって区画されており、冷蔵室3及び野菜室4と、仕様切替室5、製氷室及び冷凍室6は、それぞれ冷気の流れを独立させている。
本体1の背面底部には機械室30を設けており、内部には可変速型の圧縮機41、凝縮器42、これらを放熱する放熱ファン31(以下、Cファンと称する)、外気温度を検出する外気温センサ53を設けている。機械室30の背面には、外気温センサ53,Rセンサ54,Fセンサ55などの検出温度に基づき、各電気部品に電源を供給して制御する制御装置50を設けている。
冷蔵室扉7の前面下部には操作パネル13を配設しており、この操作パネル13には、本実施形態では押圧操作により制御装置50に運転開始信号が出力され、後述する急速冷凍モードに投入される急速冷凍スイッチ14を備えている。なお、急速冷凍モード中に、再び押圧操作をすることで本モードが解除するようになっている。
本発明に係る冷凍サイクル40は、概略図である図6に示すように、圧縮機41の吐出側には冷媒を凝縮する凝縮器42、キャビネット2の外壁、ここでは背面、側面、前面、及び仕切板11、断熱仕切壁16,17の前面に亙って埋設され、外壁の結露を防止する防露パイプ43を配設している。この防露パイプ43の下流側には、流量又は流路の調節・切替装置である切替弁44を接続しており、切替弁44の出口側の一方には、冷凍用キャピラリチューブ47(以下、F
キャピラリチューブとする)とFエバ48とアキュームレータ49を順に接続した配管を接続し、他方には、第2キャピラリチューブ44(以下、Rキャピラリチューブとする)とRエバ46を接続した配管を接続している。Rエバの出口側配管はFエバ48の入口側と接続させており、アキュームレータ49の出口側配管は、圧縮機41の吸込側に接続させている。
Rエバ46の出口配管には、Rエバ46の配管温度を検出する冷蔵用除霜センサ51(以下、RDセンサと称する)を取付けており、アキュームレータ49には、Fエバ48の出口側配管温度を検出する冷凍用除霜センサ52(以下、FDセンサと称する)を設けている。
ここで、通常の冷却モードについて説明する。通常の冷却モードは、R冷却モードとF冷却モードを交互に切替えて各室を冷却するようになっており、R冷却モードは、Rセンサ54の検出温度が圧縮機41のON温度、例えば5℃まで上昇すると、Rエバ46側に冷媒が流れるように切替弁44を動作させて冷蔵室3および野菜室4を冷却する。一方、F冷却モードは、Fセンサ55の検出温度が圧縮機41のON温度、例えば、−18℃になると、Fエバ48側に冷媒が流れるように切替弁44を操作して冷凍室6等を冷却する。なお、冷却中の貯蔵室を最低限冷却する必要があるため、冷却を行っていない貯蔵室がON温度に達しても、所定時間、例えばR冷却モードであれば20分、F冷却モードであれば40分間は、冷却モードは切替えない。
具体的にR冷却モードでは、Rファン18を回転させて冷蔵室3に冷気を供給し、Fファン19は停止させておく。F冷却モードでは、Fファン19を回転させて冷凍室6などに冷気を供給し、Rファン18は、Rエバ44の除霜のため、RDセンサ51の検出温度が所定温度、例えば3℃に達するまで回転させておく。こうして、R冷却モードとF冷却モードを順次交互に切替えることにより、冷蔵室3,野菜室4および切替室5,製氷室,冷凍室6を適温に保持するようになっている。
圧縮機41は、各室の設定温度とRセンサ54又はFセンサ55の検出温度との温度差に基づき回転周波数が決定され、回転するようになっており、冷却中の貯蔵室がOFF温度に達し、冷却を行っていない貯蔵室がON温度に達していない場合には回転を停止する。Cファン31は、圧縮機41の回転数と同期して回転速度を可変し、圧縮機41が停止すると停止するようになっている。
次に、Fエバ48の除霜モードについて説明する。通常での除霜モードは、Fエバ48の着霜により冷却性能が低下していると見做す所定の冷却運転の周期、例えば、圧縮機41の運転積算時間が8時間を経過し(以下、除霜開始タイミングとする。)、F冷却モードが終了した時点で通常の冷却モードから移行する。なお、除霜モードに移行する直前には、除霜による冷凍室6などの温度上昇を抑制するために、F冷却モードの終了設定温度を段階的に降下させて、冷凍室6などを強制的に冷却するプリクール運転を行う。
このプリクール運転は、段階的に圧縮機41のOFF温度を降下させていき、最終的にプリクール終了温度、ここでは−28℃まで冷凍室6を冷却する。このプリクール終了温度は、除霜ヒータ20の通電により冷凍室6などの室内温度が上昇しても、除霜モードの開始時点の室内温度を降下させておくことで、食品に与える悪影響を抑制するように、実験などで得られた温度に設定している。
除霜モードに移行した後は、除霜ヒータ20に通電して除霜を行い、FDセンサ52の検出温度が、除霜終了温度、例えば10℃に達すると除霜ヒータ20の通電を遮断して除霜モードを解除する。そして、冷凍サイクルの圧力バランスなどのため、所定時間、例えば6分間経過するまで圧縮機41を停止させておき、通常の冷却モードに移行するようになっている。
次に、急速冷凍モードについて、図1を参照して説明する。急速冷凍モードは、急速冷凍スイッチ14が操作されると、t0のタイミングで通常の冷却モード中であれば即座に移行し、除霜モード又はプリクール運転中であれば除霜モードが終了した後に移行する。
急速冷凍モードでは、冷凍室6などに貯蔵された食品を急速に冷却するため、F冷却モードに移行するとともに、貯蔵室内の温度に拘わらず、圧縮機41を高速回転、例えば回転周波数を63Hzで運転させる。このとき、Fファン19及びCファン31も高速回転させることにより、冷気の供給を増加させ、放熱効果を高めて急速な冷却を行っている。
この冷却中に、冷蔵室3の室内温度がON温度に達した場合には、継続して冷凍貯蔵室を冷却してしまうと冷蔵室3や野菜室4は高温となってしまうため、taのタイミングでR冷却モードに移行して冷蔵貯蔵室を冷却し、貯蔵室内温度がOFF温度に到達すると、tbのタイミングで再びF冷却モードに移行する。なお、R冷却モードに移行しても、圧縮機41は高速回転で運転させることで、貯蔵室内の温度を迅速にOFF温度まで到達させ、F冷却モードに移行させるようになっている。
急速冷凍モードは、本モードに移行した時点から予め設定されている設定時間、例えば120分間、又は使用者が設定した時間を経過したとき、又は冷凍室6の室内温度が予め設定された温度、例えば−35℃に到達したときに、室内を十分に急速冷却したと見做して、その運転を終了する。
次に、本発明の1実施形態である結露防止モードについて説明する。結露防止モードは、第1所定時間と第2所定時間からなり、急速冷凍モードが終了したtcのタイミングで移行するようになっており、第1所定時間、本実施形態では20分間は、通常の冷却モードと同様の制御を行う。
一般に、通常の冷却モードを行っても、急速冷凍モードの終了後では、冷蔵室3の室内温度がON温度に達していないと、冷凍室6はOFF温度以下であることから、圧縮機41は停止した状態となっている。このため、キャビネット2の外壁温度が実験などから測定した露付き温度、ここでは熱漏洩により20℃以下に降下し、結露が発生する恐れがあるが、tdのタイミングで、強制的にF冷却モードを実行させる。
この場合、通常のF冷却モードとは異なり、圧縮機41は低速回転、例えば、回転周波数30Hzで運転させる。
急速冷凍モード運転の終了後は、冷凍貯蔵室は十分に冷却されているため、これ以上の冷却する必要はないが、圧縮機41を回転させないと防露パイプ43に高温の冷媒ガスが流れないため、キャビネット2の外壁は加温されず、熱漏洩により冷却されて結露が発生することになる。そこで、強制的に圧縮機41を回転させて防露パイプ43に冷媒ガスを流すことで、キャビネット2を加温して結露の発生を防止することができる。また、低速で回転させることで無駄な過冷却を防止でき、もって省電力化を果たすことができる。さらに、F冷却モードとすることで、過冷却となっても、冷蔵室3や野菜室4と異なり食品が凍結して不具合が発生するということがない。
なお、急速冷凍モード終了後、第1所定時間が経過せずとも、上記したように圧縮機41を低速回転させて結露の発生を防止してもよいが、キャビネット2の外壁は急速冷凍モード中に加温されていたため、圧縮機41を停止させても、外壁温度が露付き温度に低下するには、ある程度の時間を要する。したがって、実験より測定したキャビネット2の外壁温度が露付き温度に到達するまでの時間よりも、第1所定時間を短く設定することで、確実に結露を防止することができるとともに、第1所定時間内は強制的な圧縮機41の低速回転を行わないことで、無駄な冷却を防止して省電力化を果たすことができる。
一方、結露防止モード中には、Cファン31を停止させている。これは、通常通り、圧縮機41と同期させて回転させてしまうと、凝縮器42や圧縮機41を放熱してしまうため、防露パイプ43に流れる冷媒ガス温度が低下し、キャビネット2の外壁を加温させるという目的からすると逆効果となる。したがって、Cファン31を停止させておくことで、より高温な冷媒ガスを防露パイプ43に流すことができ、結露の発生をより確実に且つ効果的に防止することができる。
なお、結露防止モードは、第1所定時間及び第2所定時間を経過しても、確実にキャビネット2の外壁温度を加温できない場合には、te〜tf及びtf〜gのように、再び同じ制御を繰り返す。すなわち圧縮機41を断続的に運転させることで確実にキャビネット2の外壁を加温するようになっている。
また、この第2所定時間は、冷凍貯蔵室の温度上昇及びキャビネット2の温度との関係から、圧縮機41を停止させても露付き温度以下に下降しない時間を実験などにより計測したものであり、ここでは10分としている。
したがって、結露防止モードを第2所定時間経過した後に解除することで、確実に結露を防止することができるとともに、圧縮機41を低速回転のまま継続して運転させてしまうと、冷凍室6の室内温度がON温度に達しても冷却されないという不具合を防止することができ、その後の冷却を効果的に行うことができる。
次に、本実施形態による急速冷凍モード運転中に、除霜開始タイミングがあった場合の動作について説明する。急速冷凍モード中(tb〜tc)に、除霜開始タイミング(tj)があった場合、即座に除霜モードに移行してしまうと、使用者からは冷蔵庫が冷えない等の違和感を与えたり、迅速に製氷を行いたいなどの要求に応えることができないため、急速冷凍モードを継続して行う。
しかし、急速冷凍モードの終了直後に、除霜モードに移行してしまうと、圧縮機41が停止するため、キャビネット2の外壁温度が露付き温度以下に降下してしまう恐れがある。そこで本発明では、上記したように結露防止モードを実行した後に除霜モードに移行するようになっている。
具体的には、tgのタイミングで結露防止モードが終了すると、プリクール運転に移行し、プリクール終了温度まで冷却する。そして、thのタイミングで除霜モードに移行して、Fエバ48の除霜を行い、FDセンサ52の検出温度が、除霜終了温度に達すると除霜ヒータ20の通電を遮断して除霜モードを解除する。その後、特に図示しないが冷凍サイクルの圧力バランスなどのため、所定時間、圧縮機41を停止させておき、tiのタイミングで通常の冷却モードに移行するようになっている。
上記したように、本発明によれば、急速冷凍モード中に、除霜開始のタイミングに至った場合には、結露防止モードを終了してから除霜モードに移行するため、急速冷凍モードによって冷凍室6等が急速に冷却され、その後、除霜モードに移行して圧縮機41が停止しても、結露防止モードによりキャビネット2の温度降下を抑制することができるため、確実に結露の発生を防止することができる。
この場合、急速冷凍モード中だけでなく、結露防止モード中に除霜開始のタイミングに至った場合においても、結露防止モードが終了した時点で、除霜モードに移行することで、同様の効果を奏することができる。
次に、第2の実施形態について図2を参照して説明する。本実施形態では、急速冷凍モード又は結露防止モード中に、除霜開始のタイミングに至った場合、結露防止モード終了後に、冷凍貯蔵室、本実施形態では冷凍室6の室内温度を検出して、その検出温度に基づき除霜モードへの移行を変更するものである。
具体的には結露防止モードが終了したtgのタイミングで、Fセンサ55の検出温度が所定温度、ここではプリクール終了温度より高いか否かを検出し、プリクール終了温度以上であれば、上記実施形態と同様にプリクール運転を行った後に、除霜モードに移行する。
一方、図2に示すように、プリクール終了温度より低ければ、そのまま除霜モードに移行しても十分冷凍貯蔵室は冷却されているため、除霜の温度上昇に伴って食品に与える悪影響は抑制できると見做すことができ、tgのタイミングで、そのままプリクール運転を行わずに除霜モード(tg〜ti)に移行する。
上記した発明によれば、急速冷凍モードの終了後において、除霜前のプリクールを行うか否かを、結露防止モード終了後の冷凍貯蔵室内温度に基づいて判断するため、十分室内が冷却されているにも拘わらず、貯蔵室を再びプリクール運転を行うという不要な電力を消費することを防止することができる。また、冷凍貯蔵室内温度が高くなっている場合には、確実にプリクール運転を行った後に、除霜モードに移行するため、庫内温度の上昇に伴う食品への悪影響を抑制することができる。
次に、第3の実施形態について図3を参照して説明する。本実施形態は、プリクール運転又は除霜モード運転中に、使用者により急速冷凍モードの運転開始指令があった場合には、プリクール運転又は除霜モードを解除して急速冷凍モード及び結露防止モードを行った後に、プリクール運転又は除霜モードを行う構成である。
具体的には、除霜開始のタイミング(tj)に至ると、プリクール運転に移行して圧縮機41を高速回転させる。このとき、使用者よりt0のタイミングで急速冷凍スイッチ14の押圧操作により、急速冷凍モードの運転開始指令があると、プリクール運転を解除して急速冷凍モードに移行する。
そして、所定時間、急速冷凍モードを実行した後に(tc〜tg)、tgのタイミングで結露防止モードに移行して、キャビネット2の外壁が低温にならないようにしており、第2の実施形態と同様に冷凍室6の室内温度を検出して、プリクール終了温度以下であれば、そのままプリクール運転は行わずに除霜モードに移行する。
上記した発明によれば、プリクール運転又は除霜モード運転中に、急速冷凍モードの運転開始指令があった場合には、即座に急速冷凍モードに移行することで、冷蔵庫1が故障で冷えないなどの誤認を使用者に与えることなく、製氷を迅速に行いたいなどの要求に応えることができる。
また、特にプリクール運転では、急速冷凍モードと同様に、冷凍貯蔵室の冷却を行っているため、プリクール運転及び除霜モード運転を終了した後に、急速冷凍モードに移行するよりも、急速冷凍モードを先に行ってプリクール運転又は除霜モードに移行する方が、冷凍貯蔵室が既に冷却されているため、高回転による圧縮機41の運転時間が短くでき、省電力とすることができる。
次に、第4の実施形態について図4を参照して説明する。本実施形態は、急速冷凍モード運転中に、使用者により急速冷凍モードの運転解除指令があった場合には、結露防止モードに移行するものである。
具体的には、t0のタイミングで使用者の操作により急速冷凍モードに投入されると、制御装置50は圧縮機41などを高速回転させて、冷凍貯蔵室を急速に冷却する。
この冷却中に、tkのタイミングで急速冷凍スイッチ14から急速冷凍モードの運転解除指令があると、急速冷凍モードの運転が停止される。しかし、tkのタイミングが運転終了間近などの場合には、冷凍室6は十分冷却されており、そのまま通常の冷却運転に移行してしまうと、室内温度がON温度に到達するまでに長時間を要し、キャビネット2の外壁温度は低温となってしまう恐れがある。
そこで、本実施形態では、急速冷凍モード運転の解除指令があったtkのタイミングにおいて、結露防止モード(tk〜tf)に移行して、その後、tfのタイミングで通常の冷却に移行する。
上記した発明によれば、急速冷凍モードが途中で解除されても、結露防止モードを行いキャビネット2の外壁を加温するため、確実にキャビネット2の結露の発生を防止することができる。
この場合、冷凍室6の室内温度が所定温度、例えば−25℃以上であれば、そのまま通常の冷却を行っても、結露の発生の恐れはないため、室内温度などが高い場合には、結露防止モードを行わずに通常の冷却モードに移行することが好ましい。
なお、上述した構成は、本発明の1実施形態であり、種々の変更が可能である。冷凍サイクル40は本実施形態で説明した構成に限らず、Rエバ46とFエバ48を並列に接続させたいわゆるパラレルサイクルや2段圧縮機を用いたサイクル、または単一の冷却器を用いて冷蔵室3や冷凍室6を冷却する1エバサイクルなどであってもよい。さらに、第1所定時間、第2所定時間、圧縮機の回転速度、露付き温度などは、冷蔵庫の形態に応じて適宜変更することが好ましく、また、外気温との関係においても適宜変更することが好ましい。
本発明は、急速冷凍モードを備えた様々な冷蔵庫に適応可能である。
本発明の1実施形態を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態を示すタイムチャートである。 本発明の第3の実施形態を示すタイムチャートである。 本発明の第4の実施形態を示すタイムチャートである。 本発明の冷蔵庫を示す縦断面図である。 図5の冷蔵庫の冷凍サイクルを示す概略図である。
符号の説明
1…冷蔵庫本体 3…冷蔵室 6…冷凍室
14…急速冷凍スイッチ 31…Cファン 41…圧縮機
42…凝縮器 43…防露パイプ 44…切替弁
46…Rエバ 48…Fエバ 50…制御装置

Claims (1)

  1. 冷凍貯蔵室を配設したキャビネットと、凝縮器と前記キャビネットに埋設され外壁の結露を防止する防露パイプと前記冷凍貯蔵室を冷却する冷却器とを接続した冷凍サイクルに冷媒を流す可変速型の圧縮機と、前記冷却器を除霜する除霜ヒータとを備え、
    前記圧縮機の運転積算時間などに基づき所定のタイミングで、前記圧縮機を停止させて前記除霜ヒータに通電し、前記冷却器の除霜を行う除霜モードと、前記圧縮機を高速回転で運転させて前記冷凍貯蔵室を急速に冷却する急速冷凍モードと、前記急速冷凍モードの終了後に前記圧縮機を低速回転で運転させる結露防止モードとを有し、
    前記急速冷凍モード及び前記結露防止モード中に前記所定のタイミングに至った場合には、前記結露防止モードを終了させてから前記除霜モードに移行させるとともに、
    前記除霜モードに移行する前に、前記冷凍貯蔵室内温度が所定温度以上か否かを検知し、所定温度以上であれば前記圧縮機を高速回転で運転させて前記冷凍貯蔵室を急速に冷却するプリクール運転に移行し、その後に前記除霜モードに移行することを特徴とする冷蔵庫。
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