JP2011231796A - 油圧緩衝器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 インナチューブの内周にピストンを摺接させる油圧緩衝器において、圧側減衰力の応答遅れを回避すること。
【解決手段】 油圧緩衝器10において、ピストンロッド40の中空部61の内部の油中に常時浸漬している部分であって、ピストンロッド40に設けられてピストンロッド側油室21Aに連通する小孔62より上位に、絞り流路71を設けてなるもの。
【選択図】 図4
【解決手段】 油圧緩衝器10において、ピストンロッド40の中空部61の内部の油中に常時浸漬している部分であって、ピストンロッド40に設けられてピストンロッド側油室21Aに連通する小孔62より上位に、絞り流路71を設けてなるもの。
【選択図】 図4
Description
本発明は、二輪車用フロントフォーク等に用いられる油圧緩衝器に関する。
油圧緩衝器として、アウタチューブとインナチューブの内部にダンパシリンダを設け、このダンパシリンダの内周にピストンを摺接させるものに比して、部品点数の削減を図るため、特許文献1に記載の如く、ダンパシリンダを備えることなく、インナチューブの内周にピストンを摺接させるものがある。
この従来の油圧緩衝器は、アウタチューブの内周の開口部と、インナチューブの外周の先端部のそれぞれに固定したブッシュを介して、アウタチューブ内にインナチューブを摺動自在に挿入し、該アウタチューブの内周と、インナチューブの外周と、前記2つのブッシュとで囲まれる環状の油室を区画し、前記インナチューブの内周に隔壁部材を設け、下部に油室を区画するとともに、上部に油溜室を区画し、前記アウタチューブに取付けたピストンロッドを該隔壁部材に摺動自在に挿入し、前記インナチューブに挿入したピストンロッドの先端部に該インナチューブの内周に摺接するピストンを備え、前記油室を前記ピストンロッドが収容されるピストンロッド側油室と前記ピストンロッドが収容されないピストン側油室に区画し、前記環状の油室を前記インナチューブに設けた油孔を介して前記ピストンロッド側油室に連通している。
そして、前記環状の油室の断面積S1を前記ピストンロッドの断面積S2以上に形成し、かつ、前記隔壁部材に伸側行程時に前記油室から前記油溜室への流れを阻止するチェック弁を設けるとともに、伸側行程で前記環状の油室及び前記ピストンロッド側油室から排出される油が前記ピストンロッドに設けた連絡路だけを通るように構成している。
更に、前記連絡路が、前記ピストンロッドに設けられて前記ピストン側油室に開口する中空部と、前記ピストンロッドに設けられて上記中空部を前記ピストンロッド側油室に連通する小孔と、前記ピストンロッドに設けられて上記中空部を前記油溜室に連通する小孔とからなるものにしている。
これにより、圧側行程で、ピストンロッドがインナチューブに進入するとき、ピストンにより圧縮されるピストン側油室の油が連絡路の中空部、小孔を通って油溜室に流出し、この中空部、小孔の絞り抵抗により圧側減衰力を発生する。同時に、ピストンにより拡張されるピストンロッド側油室に対し、油溜室の油がチェック弁を介して供給される。
この圧側行程では、インナチューブに進入するピストンロッドの進入容積分の油がインナチューブのピストンロッド側油室からインナチューブの油孔を介して環状油室に移送される。このとき、環状油室の容積増加分ΔS1(補給量)がピストンロッドの容積増加分ΔS2以上になるから、環状油室への油の必要補給量のうち(ΔS1−ΔS2)の不足分が油溜室からチェック弁を介してピストンロッド側油室、ひいては環状油室に補給される。
また、伸側行程で、ピストンロッドがインナチューブから退出するとき、ピストンにより圧縮されるピストンロッド側油室の油が、チェック弁の存在により油溜室に流出せず、連絡路の小孔(及び中空部)を通ってピストン側油室に流入し、この小孔の絞り抵抗により伸側減衰力を発生する。
この伸側行程では、インナチューブから退出するピストンロッドの退出容積分の油が環状油室からインナチューブの油孔を介してインナチューブのピストンロッド側油室、ひいてはピストン側油室に移送される。このとき、環状油室の容積減少分ΔS1(排出量)がピストンロッドの容積減少分ΔS2以上になるから、環状油室からの油の排出量のうち、(ΔS1−ΔS2)の余剰分がピストンロッド側油室から連絡路の小孔、中空部、小孔を通って油溜室に排出される。
特許文献1に記載の油圧緩衝器は、圧側行程で、ピストンにより圧縮されるピストン側油室の油がピストンロッドの中空部を上方向きに流れて油溜室に流出し、伸側行程で、環状油室の油の排出量ΔS1のうち、ピストンロッドの容積減少分ΔS2に対する余剰分(ΔS1−ΔS2)の油がピストンロッドの中空部を上方向きに流れて油溜室に流出する。従って、油圧緩衝器の通常作動状態では、ピストンロッドの中空部に常に油の上方向き流れを生じ、ピストンロッドの中空部が油で満たされる。ピストンロッドの中空部の油は、インナチューブの下部油室、及び環状油室にヘッド圧を及ぼす存在になる。
このとき、インナチューブの下部油室を油溜室に対して封止している隔壁部材や、環状油室を油溜室に対して封止しているブッシュのシール性が完全でないと、ピストンロッドの油溜室に連通している小孔経由で、油溜室の空気が該ピストンロッドの中空部に入り、ピストンロッドの中空部の油のヘッド圧が上記の油室や環状油室の油を油溜室へ漏出させる。これにより、ピストンロッドの中空部の油面は、油溜室に連通している小孔より下位に低下する(中空部の油面は油溜室の油面と同一レベルになるまで低下し得る)。
このようにピストンロッドの中空部の油面が油溜室に連通している小孔より下位に低下すると、圧側行程で、中空部の油面が上昇し、該中空部を油が満たすまで、ピストンにより圧縮されたピストン側油室の油が上記小孔を通ることはなく、該小孔の絞り抵抗による圧側減衰力を発生することがない。圧側減衰力の応答遅れを引き起こす。
本発明の課題は、インナチューブの内周にピストンを摺接させる油圧緩衝器において、圧側減衰力の応答遅れを回避することにある。
請求項1に係る発明は、アウタチューブの内周の開口部と、インナチューブの外周の先端部のそれぞれに固定したブッシュを介して、アウタチューブ内にインナチューブを摺動自在に挿入し、該アウタチューブの内周と、インナチューブの外周と、前記2つのブッシュとで囲まれる環状の油室を区画し、前記インナチューブの内周に隔壁部材を設け、下部に油室を区画するとともに、上部に油溜室を区画し、前記アウタチューブに取付けたピストンロッドを該隔壁部材に摺動自在に挿入し、前記インナチューブに挿入したピストンロッドの先端部に該インナチューブの内周に摺接するピストンを備え、前記油室を前記ピストンロッドが収容されるピストンロッド側油室と前記ピストンロッドが収容されないピストン側油室に区画し、前記環状の油室を前記インナチューブに設けた油孔を介して前記ピストンロッド側油室に連通し、前記環状の油室の断面積を前記ピストンロッドの断面積以上に形成し、かつ、前記隔壁部材に伸側行程時に前記油室から前記油溜室への流れを阻止するチェック弁を設けるとともに、伸側行程で前記環状の油室及び前記ピストンロッド側油室から排出される油が前記ピストンロッドに設けた連絡路だけを通るように構成され、前記連絡路が、前記ピストンロッドに設けられて前記ピストン側油室に開口する中空部と、前記ピストンロッドに設けられて上記中空部を前記ピストンロッド側油室に連通する小孔と、前記ピストンロッドに設けられて上記中空部を前記油溜室に連通する連通孔とからなる油圧緩衝器において、前記ピストンロッドの前記中空部の内部の油中に常時浸漬している部分であって、該ピストンロッドに設けられて前記ピストンロッド側油室に連通する前記小孔より上位に、絞り流路を設けてなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)前記ピストンロッドの前記中空部の内部の油中に常時浸漬している部分であって、該ピストンロッドに設けられて前記ピストンロッド側油室に連通する前記小孔より上位に、絞り流路を設けた。従って、インナチューブの下部油室を油溜室に対して封止している隔壁部材や、環状油室を油溜室に対して封止しているブッシュのシール性が完全でないために、ピストンロッドの油溜室に連通している連通孔経由で、油溜室の空気が該ピストンロッドの中空部に入り、ピストンロッドの中空部の油のヘッド圧が上記の油室や環状油室の油を油溜室へ漏出させ、ピストンロッドの中空部の油面が油溜室に連通している連通孔より下位に低下した状態でも、ピストンロッドの中空部の低下した油面とピストンロッド側油室に連通する小孔との間に、絞り流路が設けられる。
(a)前記ピストンロッドの前記中空部の内部の油中に常時浸漬している部分であって、該ピストンロッドに設けられて前記ピストンロッド側油室に連通する前記小孔より上位に、絞り流路を設けた。従って、インナチューブの下部油室を油溜室に対して封止している隔壁部材や、環状油室を油溜室に対して封止しているブッシュのシール性が完全でないために、ピストンロッドの油溜室に連通している連通孔経由で、油溜室の空気が該ピストンロッドの中空部に入り、ピストンロッドの中空部の油のヘッド圧が上記の油室や環状油室の油を油溜室へ漏出させ、ピストンロッドの中空部の油面が油溜室に連通している連通孔より下位に低下した状態でも、ピストンロッドの中空部の低下した油面とピストンロッド側油室に連通する小孔との間に、絞り流路が設けられる。
このようにピストンロッドの中空部の油面が仮に低下しても、圧側行程で、ピストンにより圧縮されるピストン側油室の油はピストンロッドの中空部を上方向きに流れ、必ずその中空部の油中に浸漬している上記絞り流路を通るものになり、該絞り流路の絞り抵抗による圧側減衰力を応答遅れなく発生する。
油圧緩衝器(二輪車用フロントフォーク)10は、図1〜図4に示す如く、アウタチューブ11の下端開口部の内周に固定したブッシュ11Aと、インナチューブ12の上端開口部の外周に固定したブッシュ12Aを介して、アウタチューブ11の内部にインナチューブ12を摺動自在に挿入する。アウタチューブ11の下端開口部に接続されるシールケース11Bにオイルシール11C、ダストシール11Dが格納される。アウタチューブ11の上端開口部にはフォークボルト13が密封状態で螺着される。インナチューブ12の下端開口部にはボトムピース15が密封状態で挿着されてインナチューブ12の内周に係着された止め輪16に抜け止めされ、インナチューブ12の下端外周にはボトムブラケット17が挿着され、ボトムブラケット17の底部の貫通孔に外側から挿入されたボルト18がボトムピース15に螺着されてボトムピース15を引き寄せ、インナチューブ12の下端部にボトムブラケット17が設けられる。
油圧緩衝器10は、アウタチューブ11の内周と、インナチューブ12の外周と、前記2つのブッシュ11A、12Aで囲まれる環状油室20を区画する。
油圧緩衝器10は、インナチューブ12の上端側で内径を段差状に拡径した内周に、下環状板付カラー31(下環状板32を備える)、上環状板33、長尺カラー34、ワッシャ35を順に挿入し、インナチューブ12の上端かしめ部12Bによりこれらをかしめ保持する。下環状板付カラー31及び上環状板33は、インナチューブ12の内周に設けられる隔壁部材30を構成し、隔壁部材30より下部に油室21を区画するとともに、上部に油溜室22を区画する。油溜室22の中でその下側領域は油室22A、上側領域は空気室22Bである。
油圧緩衝器10は、アウタチューブ11の上端開口部のねじ孔37にフォークボルト13をOリング37Aを介して封着されて螺着され、フォークボルト13の外周フランジ13Aをアウタチューブ11の上端面に突き当てロックする。フォークボルト13の中心軸上に設けたねじ孔38にピストンロッド40の上端部を該フォークボルト13の一方側(緩衝器の内側)から螺着し、ピストンロッド40の上端面をねじ孔38の上端面に突き当てロックする。フォークボルト13の他方側(緩衝器の外側)に設けてある段差状ボルト孔39から挿入されて軸方向に係合する取付ボルト19の先端ねじ部がピストンロッド40の中空部61の上端ねじ部61Aに螺着される。取付ボルト19は、頭部19Aを段差状ボルト孔39の大径孔と小径孔の段差面に突き当てロックし、ボルト孔39の小径孔とピストンロッド40の上端面との間にOリング39Aを介して封着される。これにより、フォークボルト13にピストンロッド40を取付けてある。フォークボルト13と取付ボルト19とピストンロッド40の締結構造については後述する。
油圧緩衝器10は、アウタチューブ11のフォークボルト13に取付けたピストンロッド40を隔壁部材30からインナチューブ12の内部に摺動自在に挿入する。インナチューブ12に挿入されたピストンロッド40の先端部には、インナチューブ12の内周に摺接するピストン41を備える。ピストン41の外周にはピストンリング41Aが設けられる。ピストンロッド40のピストン41は、インナチューブ12の内部の油室21を、ピストンロッド40が収容されるピストンロッド側油室21Aと、ピストンロッド40が収容されないピストン側油室21Bに区画する。
油圧緩衝器10は、前記環状油室20を、インナチューブ12に設けた油孔20Aを介して、ピストンロッド側油室21Aに連通する。
油圧緩衝器10は、インナチューブ12の内部で、ピストン41のピストン側油室21Bに臨む下端面と、ボトムピース15のピストン側油室21Bに臨む上端面の間に懸架スプリング42を介装している。油圧緩衝器10は、車両走行時に路面から受ける衝撃力を懸架スプリング42の伸縮により吸収する。
油圧緩衝器10は、フォークボルト13の下面に当接するストッパラバー43をピストンロッド40の上端外周まわりに配置し、ピストンロッド40の上端外周に係着した止め輪44によりバックアップされるワッシャ45をストッパラバー43の下面に押し当てる。油圧緩衝器10の最圧縮時に、インナチューブ12の上端かしめ部12Bがワッシャ45を介してストッパラバー43に衝合することにより、最圧縮ストロークを規制する。
油圧緩衝器10は、ピストンロッド40の下端外周まわりに配置したリバウンドスプリング46をピストン41の上面に担持している。油圧緩衝器10の最伸長時に、隔壁部材30がリバウンドスプリング46に衝合することにより、最伸長ストロークを規制する。
しかるに、油圧緩衝器10にあっては、図4に示す如く、アウタチューブ11とインナチューブ12の環状隙間からなる前記環状油室20の断面積S1を、ピストンロッド40の断面積(外径に囲まれる面積)S2以上に形成している。
また、隔壁部材30に、伸側行程ではピストンロッド側油室21Aから油溜室22への油の流れを阻止し、圧側行程では油溜室22からピストンロッド側油室21Aへの油の流れを、前記環状油室20の断面積S1と前記ピストンロッド40の断面積S2の差ΔSに起因して該環状油室20に補給すべき補給分だけ許容する隔壁チェック弁50を設けている。隔壁チェック弁50は、隔壁部材30の下環状板32と上環状板33の間に納められ、下環状板32と上環状板33の間隔より短尺とされ、短尺カラー31の内径より小外径とされ、ピストンロッド40の外周に摺接して上下変位する円筒状とされ、下端面に横溝51を形成される。隔壁チェック弁50は、下環状板32との間に圧縮コイルばねからなるバルブスプリング52を介装され、上環状板33の側に付勢されている。圧側行程では、隔壁チェック弁50はインナチューブ12に進入するピストンロッド40に連れ移動して下方に移動し、下環状板32に衝合するとともに、上環状板33との間に隙間を形成し、油溜室22の油をその外周経由で横溝51からピストンロッド側油室21Aへ導入可能にする。伸側行程では、隔壁チェック弁50はインナチューブ12から退出するピストンロッド40に連れ移動して上方に移動し、上環状板33に衝合して上環状板33との間の隙間を閉じ、ピストンロッド側油室21Aの油が油溜室22へ排出されることを阻止する。
油圧緩衝器10は、伸側行程で、環状油室20及びピストンロッド側油室21Aから排出される油が、ピストンロッド40に設けた連絡路60だけを通るように構成されている。本実施例の連絡路60は、ピストンロッド40(ピストン41も含む)に設けられてピストン側油室21Bに開口する中空部61と、ピストンロッド40に設けられて中空部61をピストンロッド側油室21Aに直に連通する小孔62と、ピストンロッド40に設けられて中空部61を油溜室22の空気室22Bに直に連通する連通孔63とからなる。
このとき、油圧緩衝器10は、ピストンロッド40の連絡路60を構成している中空部61の内部の油中に常時浸漬している部分であって、ピストンロッド40に設けられてピストンロッド側油室21Aに連通している上記小孔62より上位に、絞り流路71を設けている。本実施例では、絞りピース70の中心部に孔状の絞り流路71を穿設し、この絞りピース70がピストンロッド40の中空部61に圧入等されて挿入固定される。
本実施例の連絡路60において、中空部61と絞り流路71は圧側行程の減衰力を発生する絞りとなり、小孔62は伸側行程の減衰力を発生する絞りとなる。
尚、連絡路60の小孔62は、中空部61をピストンロッド側油室21Aに直に連通するものに限らず、ピストンロッド40のピストン41に設けられてピストンロッド側油室21Aをピストン側油室21Bに連通することにより、中空部61をピストン側油室21Bを介してピストンロッド側油室21Aに連通するものであっても良い。
油圧緩衝器10は以下の如くに動作する。
(圧側行程)
圧側行程で、図4に実線矢印で示す油の流れを生ずる。即ち、ピストンロッド40がインナチューブ12に進入するとき、ピストン41により圧縮されるピストン側油室21Bの油が連絡路60の中空部61、絞り流路71、連通孔63を通って油溜室22に流出し、この中空部61、絞り流路71の絞り抵抗により圧側減衰力を発生する。同時に、ピストン41により拡張されるピストンロッド側油室21Aに対し、油溜室22の油がチェック弁50を介して供給される。
(圧側行程)
圧側行程で、図4に実線矢印で示す油の流れを生ずる。即ち、ピストンロッド40がインナチューブ12に進入するとき、ピストン41により圧縮されるピストン側油室21Bの油が連絡路60の中空部61、絞り流路71、連通孔63を通って油溜室22に流出し、この中空部61、絞り流路71の絞り抵抗により圧側減衰力を発生する。同時に、ピストン41により拡張されるピストンロッド側油室21Aに対し、油溜室22の油がチェック弁50を介して供給される。
この圧側行程では、インナチューブ12に進入するピストンロッド40の進入容積分の油がインナチューブ12のピストンロッド側油室21Aからインナチューブ12の油孔20Aを介して環状油室20に移送される。このとき、環状油室20の容積増加分ΔS1(補給量)がピストンロッド40の容積増加分ΔS2以上になるから、環状油室20への油の必要補給量のうち(ΔS1−ΔS2)の不足分が油溜室22からチェック弁50を介してピストンロッド側油室21Aひいては環状油室20に補給される。
(伸側行程)
伸側行程で、図4に一点鎖線矢印で示す油の流れを生ずる。即ち、ピストンロッド40がインナチューブ12から退出するとき、ピストン41により圧縮されるピストンロッド側油室21Aの油が、チェック弁50の存在により油溜室22に流出せず、連絡路60の小孔62(及び中空部61)を通ってピストン側油室21Bに流入し、この小孔62の絞り抵抗により伸側減衰力を発生する。
伸側行程で、図4に一点鎖線矢印で示す油の流れを生ずる。即ち、ピストンロッド40がインナチューブ12から退出するとき、ピストン41により圧縮されるピストンロッド側油室21Aの油が、チェック弁50の存在により油溜室22に流出せず、連絡路60の小孔62(及び中空部61)を通ってピストン側油室21Bに流入し、この小孔62の絞り抵抗により伸側減衰力を発生する。
この伸側行程では、インナチューブ12から退出するピストンロッド40の退出容積分の油が環状油室20からインナチューブ12の油孔20Aを介してインナチューブ12のピストンロッド側油室21A、ひいてはピストン側油室21Bに移送される。このとき、環状油室20の容積減少分ΔS1(排出量)がピストンロッド40の容積減少分ΔS2以上になるから、環状油室20からの油の排出量のうち、(ΔS1−ΔS2)の余剰分がピストンロッド側油室21Aから連絡路60の小孔62、中空部61、絞り流路71、連通孔63を通って油溜室22に排出される。
従って、本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)前記ピストンロッド40の前記中空部61の内部の油中に常時浸漬している部分であって、該ピストンロッド40に設けられて前記ピストンロッド側油室21Aに連通する前記小孔62より上位に、絞り流路71を設けた。従って、インナチューブ12の下部油室21を油溜室22に対して封止している隔壁部材30や、環状油室20を油溜室22に対して封止しているブッシュ12Aのシール性が完全でないために、ピストンロッド40の油溜室22に連通している連通孔63経由で、油溜室22の空気が該ピストンロッド40の中空部61に配備、ピストンロッド40の中空部61の油のヘッド圧が上記の油室21や環状油室20の油を油溜室22へ漏出させ、ピストンロッド40の中空部61の油面が油溜室22に連通している連通孔63より下位に低下した状態でも、ピストンロッド40の中空部61の低下した油面とピストンロッド側油室21Aに連通する小孔62との間に、絞り流路71が設けられる。
(a)前記ピストンロッド40の前記中空部61の内部の油中に常時浸漬している部分であって、該ピストンロッド40に設けられて前記ピストンロッド側油室21Aに連通する前記小孔62より上位に、絞り流路71を設けた。従って、インナチューブ12の下部油室21を油溜室22に対して封止している隔壁部材30や、環状油室20を油溜室22に対して封止しているブッシュ12Aのシール性が完全でないために、ピストンロッド40の油溜室22に連通している連通孔63経由で、油溜室22の空気が該ピストンロッド40の中空部61に配備、ピストンロッド40の中空部61の油のヘッド圧が上記の油室21や環状油室20の油を油溜室22へ漏出させ、ピストンロッド40の中空部61の油面が油溜室22に連通している連通孔63より下位に低下した状態でも、ピストンロッド40の中空部61の低下した油面とピストンロッド側油室21Aに連通する小孔62との間に、絞り流路71が設けられる。
このようにピストンロッド40の中空部61の油面が仮に低下しても、圧側行程で、ピストン41により圧縮されるピストン側油室21Bの油はピストンロッド40の中空部61を上方向きに流れ、必ずその中空部61の油中に浸漬している上記絞り流路71を通るものになり、該絞り流路71の絞り抵抗による圧側減衰力を応答遅れなく発生する。
次に、油圧緩衝器10において、フォークボルト13と取付ボルト19とピストンロッド40の締結構造について説明する。油圧緩衝器10では、前述した如く、アウタチューブ11の上端部にフォークボルト13を封着し、フォークボルト13にピストンロッド40を該フォークボルト13の一方側(緩衝器の内側)から螺着し、該フォークボルト13の他方側(緩衝器の外側)から係入される取付ボルト19をピストンロッド40に螺着した。このとき、フォークボルト13にピストンロッド40を螺着するねじA(図5参照)と、ピストンロッド40に取付ボルト19を螺着するねじB(図5参照)とを、互いに逆ねじにした。即ち、Aを左ねじにし、Bを右ねじにする。又は、Aを右ねじにし、Bを左ねじにする。
尚、ピストンロッド40は、前述の如く、環状油室20、油室21、油溜室22に連通する中空部61を有する中空ロッドからなる。また、取付ボルト19は、ピストンロッド40の中空部61の上端ねじ部61Aに螺着されている。
油圧緩衝器10の組立手順は以下の如くになる。
(1)インナチューブ12の下端開口部から挿入したピストンロッド40を、インナチューブ12の上端部に取付けてある隔壁部材30に挿通する。
(1)インナチューブ12の下端開口部から挿入したピストンロッド40を、インナチューブ12の上端部に取付けてある隔壁部材30に挿通する。
(2)インナチューブ12の下端開口部にボトムピース15を挿着し、インナチューブ12の下端部にボトムブラケット17を設ける。
(3)アウタチューブ11の内部にインナチューブ12を挿入する。
(4)ピストンロッド40の上端部をフォークボルト13のねじ孔38に仮止めし、このフォークボルト13をアウタチューブ11の上端開口部のねじ孔37にOリング37Aを介して封着して螺着する。
フォークボルト13の外側に開口している段差状ボルト孔39、ピストンロッド40の中空部61の外部開口端を用いて、油圧緩衝器10の加圧検査、環状油室20、油室21、油溜室22へのオイル注入を行なう。
(5)取付ボルト19をフォークボルト13の段差状ボルト孔39に通し、この取付ボルト19をピストンロッド40の中空部61の上端ねじ部61Aに締結し、結果として、ピストンロッド40の上端部をフォークボルト13のねじ孔38に本止めする。
従って、本実施例によれば、以下の作用効果を奏する。
(a)油圧緩衝器10にあっては、前記アウタチューブ11の上端部にフォークボルト13を封着し、該フォークボルト13に前記ピストンロッド40を該フォークボルト13の一方側から螺着し、該フォークボルト13の他方側から係入される取付ボルト19を該ピストンロッド40に螺着してなり、前記フォークボルト13に前記ピストンロッド40を螺着するねじAと、前記ピストンロッド40に前記取付ボルト19を螺着するねじBとを、互いに逆ねじにした。従って、アウタチューブ11の内部にピストンロッド40を組込むときには、ピストンロッド40をフォークボルト13に仮止めし、アウタチューブ11の上端部にフォークボルト13を締結した後、取付ボルト19をピストンロッド40に締結することにより、ピストンロッド40をフォークボルト13に締結して本止めするに至るものになる。即ち、取付ボルト19をピストンロッド40に例えば左ねじ方向で締結する過程で、ピストンロッド40が取付ボルト19の回転に連れ回るとき、ピストンロッド40はフォークボルト13に右ねじ方向で締結され、本止めされるに至る。従って、予めフォークボルト13をアウタチューブ11の上端部に封着した状態下で、ピストンロッド40を回り止め保持せずに、該ピストンロッド40を該フォークボルト13に締結して本止めすることができ、その組付性を向上できる。
(a)油圧緩衝器10にあっては、前記アウタチューブ11の上端部にフォークボルト13を封着し、該フォークボルト13に前記ピストンロッド40を該フォークボルト13の一方側から螺着し、該フォークボルト13の他方側から係入される取付ボルト19を該ピストンロッド40に螺着してなり、前記フォークボルト13に前記ピストンロッド40を螺着するねじAと、前記ピストンロッド40に前記取付ボルト19を螺着するねじBとを、互いに逆ねじにした。従って、アウタチューブ11の内部にピストンロッド40を組込むときには、ピストンロッド40をフォークボルト13に仮止めし、アウタチューブ11の上端部にフォークボルト13を締結した後、取付ボルト19をピストンロッド40に締結することにより、ピストンロッド40をフォークボルト13に締結して本止めするに至るものになる。即ち、取付ボルト19をピストンロッド40に例えば左ねじ方向で締結する過程で、ピストンロッド40が取付ボルト19の回転に連れ回るとき、ピストンロッド40はフォークボルト13に右ねじ方向で締結され、本止めされるに至る。従って、予めフォークボルト13をアウタチューブ11の上端部に封着した状態下で、ピストンロッド40を回り止め保持せずに、該ピストンロッド40を該フォークボルト13に締結して本止めすることができ、その組付性を向上できる。
(b)油圧緩衝器10の加圧検査を行なうときには、ピストンロッド40が仮止めされたフォークボルト13をアウタチューブ11の上端部に封着した状態で、取付ボルト19が螺着されていないピストンロッド40の中空部61の外部開口端から油室21及び油溜室22に検査用圧縮空気を送り込んで検査する。フォークボルト13を螺着した組立済状態で、加圧(圧漏れ)検査を行なうことができる。
加圧検査後に、上述(a)により、取付ボルト19をピストンロッド40に締結することにより、ピストンロッド40をフォークボルト13に締結し、本止めするものになる。
(c)上述(b)の取付ボルト19が螺着されていないピストンロッド40の中空部61の外部開口端を、油室21及び油溜室22へのオイル注入口としても利用できる。ユーザーのオイル交換作業を容易に実施できることにもなる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明は、アウタチューブの内周の開口部と、インナチューブの外周の先端部のそれぞれに固定したブッシュを介して、アウタチューブ内にインナチューブを摺動自在に挿入し、該アウタチューブの内周と、インナチューブの外周と、前記2つのブッシュとで囲まれる環状の油室を区画し、前記インナチューブの内周に隔壁部材を設け、下部に油室を区画するとともに、上部に油溜室を区画し、前記アウタチューブに取付けたピストンロッドを該隔壁部材に摺動自在に挿入し、前記インナチューブに挿入したピストンロッドの先端部に該インナチューブの内周に摺接するピストンを備え、前記油室を前記ピストンロッドが収容されるピストンロッド側油室と前記ピストンロッドが収容されないピストン側油室に区画し、前記環状の油室を前記インナチューブに設けた油孔を介して前記ピストンロッド側油室に連通し、前記環状の油室の断面積を前記ピストンロッドの断面積以上に形成し、かつ、前記隔壁部材に伸側行程時に前記油室から前記油溜室への流れを阻止するチェック弁を設けるとともに、伸側行程で前記環状の油室及び前記ピストンロッド側油室から排出される油が前記ピストンロッドに設けた連絡路だけを通るように構成され、前記連絡路が、前記ピストンロッドに設けられて前記ピストン側油室に開口する中空部と、前記ピストンロッドに設けられて上記中空部を前記ピストンロッド側油室に連通する小孔と、前記ピストンロッドに設けられて上記中空部を前記油溜室に連通する連通孔とからなる油圧緩衝器において、前記ピストンロッドの前記中空部の内部の油中に常時浸漬している部分であって、該ピストンロッドに設けられて前記ピストンロッド側油室に連通する前記小孔より上位に、絞り流路を設けた。これにより、インナチューブの内周にピストンを摺接させる油圧緩衝器において、圧側減衰力の応答遅れを回避することができる。
10 油圧緩衝器
11 アウタチューブ
11A ブッシュ
12 インナチューブ
12A ブッシュ
20 環状油室
20A 油孔
21 油室
21A ピストンロッド側油室
21B ピストン側油室
22 油溜室
30 隔壁部材
40 ピストンロッド
41 ピストン
50 チェック弁
60 連絡路
61 中空部
62 小孔
63 連通孔
71 絞り流路
11 アウタチューブ
11A ブッシュ
12 インナチューブ
12A ブッシュ
20 環状油室
20A 油孔
21 油室
21A ピストンロッド側油室
21B ピストン側油室
22 油溜室
30 隔壁部材
40 ピストンロッド
41 ピストン
50 チェック弁
60 連絡路
61 中空部
62 小孔
63 連通孔
71 絞り流路
Claims (1)
- アウタチューブの内周の開口部と、インナチューブの外周の先端部のそれぞれに固定したブッシュを介して、アウタチューブ内にインナチューブを摺動自在に挿入し、
該アウタチューブの内周と、インナチューブの外周と、前記2つのブッシュとで囲まれる環状の油室を区画し、
前記インナチューブの内周に隔壁部材を設け、下部に油室を区画するとともに、上部に油溜室を区画し、
前記アウタチューブに取付けたピストンロッドを該隔壁部材に摺動自在に挿入し、
前記インナチューブに挿入したピストンロッドの先端部に該インナチューブの内周に摺接するピストンを備え、前記油室を前記ピストンロッドが収容されるピストンロッド側油室と前記ピストンロッドが収容されないピストン側油室に区画し、
前記環状の油室を前記インナチューブに設けた油孔を介して前記ピストンロッド側油室に連通し、
前記環状の油室の断面積を前記ピストンロッドの断面積以上に形成し、かつ、前記隔壁部材に伸側行程時に前記油室から前記油溜室への流れを阻止するチェック弁を設けるとともに、伸側行程で前記環状の油室及び前記ピストンロッド側油室から排出される油が前記ピストンロッドに設けた連絡路だけを通るように構成され、
前記連絡路が、前記ピストンロッドに設けられて前記ピストン側油室に開口する中空部と、前記ピストンロッドに設けられて上記中空部を前記ピストンロッド側油室に連通する小孔と、前記ピストンロッドに設けられて上記中空部を前記油溜室に連通する連通孔とからなる油圧緩衝器において、
前記ピストンロッドの前記中空部の内部の油中に常時浸漬している部分であって、該ピストンロッドに設けられて前記ピストンロッド側油室に連通する前記小孔より上位に、絞り流路を設けてなることを特徴とする油圧緩衝器。
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- 2010-12-06 CN CN201010578646XA patent/CN102235455A/zh active Pending
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