JP2011228108A - プラグキャップ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ターミナルボディとゴム部材との間からの水の浸入を抑制することで、電流のリークをより確実に防止する。
【解決手段】プラグキャップ1は、電気的接続部5と、電気的接続部5の外周側に設けられるターミナルボディ2と、ターミナルボディ2の一端部に取付けられ、スパークプラグ又はプラグコードが挿通される筒状のプラグ側ゴム部材3又はコード側ゴム部材6とを備える。前記ターミナルボディ2は、自身の一端部に前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される挿通部43,44を有し、自身の外周面に自身の長手方向に沿って延びる突起部PL1,PL2が存在している。一方で、ターミナルボディ2の外周面のうち、ゴム部材3,6で覆われている部位の少なくとも一部には、全周に亘って突起部PL1,PL2が存在しないように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スパークプラグとプラグコードとを電気的に接続するためのプラグキャップ、及び、その製造方法に関する。
プラグキャップは、スパークプラグに対して高電圧を印加するために、内燃機関に取付けられたスパークプラグと、点火コイルやディストリビュータから延びるプラグコードとを電気的に接続するものである。プラグキャップとしては、樹脂により形成され、少なくとも両端部が筒状をなすターミナルボディと、当該ターミナルボディの端部に取付けられた筒状のゴム部材とを備えるものが知られている。プラグキャップをスパークプラグやプラグコードに接続する際には、スパークプラグ等がゴム部材に挿通され、スパークプラグ等とゴム部材との間がシールされるようになっている(例えば、特許文献1等参照)。
ところで、前記ターミナルボディはその外周面に凹凸状の係合部を有していることがある。また、ターミナルボディとしては、内燃機関に対するスパークプラグの組付状態等に対応すべく、直線状のものだけでなく、所定位置において屈曲されたものもある。従って、上記のようなターミナルボディを形成するにあたって、ターミナルボディの外形部分を1つの型のみを用いて成形することはできない。そこで、ターミナルボディは、複数の割型を用いた型成形により形成されるのが一般的である。例えば、図11(a),(b)に示すように、ターミナルボディの内周部分を画定するためのピン(図示せず)と、ターミナルボディの外形形状に対応する成形面を有する割型91,92とを所定位置に配置した上で型閉めする。次いで、前記ピン及び割型91,92により形成されたキャビティ(空間)内に可塑化状態にある樹脂を充填した上で、当該樹脂を固化させる。その後、割型91,92を型開きし、ピンを抜き取ることで、図12(a),(b)に示すターミナルボディ93が形成される。
特開2001−155837号公報
しかしながら、上述の手法によりターミナルボディを形成すると、ターミナルボディ93の外周面には、前記割型91,92の突合せ部に対応し、長手方向に沿って延びる突起部(型割線)PL1,PL2が形成されてしまう場合がある〔尚、図12(a),(b)においては、突起部PL1,PL2を強調して示している〕。そのため、当該突起部PL1,PL2の位置する部位において、ゴム部材の内周面とターミナルボディの外周面とが十分に密着せず、両者の間から水が浸入してしまうおそれがある。仮に水が浸入し、スパークプラグやプラグコードに付着してしまうと、電流のリークが生じてしまい、スパークプラグに高電圧を印加することができないおそれがある。
また近年では、燃費向上等を図るべく、内燃機関の高圧縮化が進んでおり、このような内燃機関においては、火花放電のために必要な電圧(要求電圧)がより一層増大する。そのため、ごく少量の水が浸入した場合であっても、電流のリークが生じてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、ターミナルボディとゴム部材との間からの水の浸入を抑制することができ、電流のリークをより確実に防止することができるプラグキャップ、及び、その製造方法を提案することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各構成につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する構成に特有の作用効果を付記する。
構成1.本構成のプラグキャップは、スパークプラグとプラグコードとの間を電気的に接続する電気的接続部と、
前記電気的接続部の外周側に設けられるターミナルボディと、
前記ターミナルボディの一端部に取付けられ、前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状のゴム部材とを備え、
前記ターミナルボディは、自身の一端部に前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状の挿通部を有するとともに、自身の外周面に自身の長手方向に沿って延びる突起部が存在するプラグキャップであって、
前記ターミナルボディの外周面のうち、前記ゴム部材で覆われている部位の少なくとも一部には、全周に亘って前記突起部が存在しないことを特徴とする。
上記構成1によれば、ターミナルボディの外周面のうち、ゴム部材で覆われている部位の少なくとも一部の部位には突起部が存在せず、当該部位は全周に亘って平滑な(平らな)形状となるように構成されている。従って、ターミナルボディの当該平滑状の外周面とゴム部材の内周面とをより確実に密着させることができ、ターミナルボディとゴム部材との間からの水の浸入を抑制することができる。その結果、電流のリークをより確実に防止することができる。
構成2.本構成のプラグキャップは、スパークプラグとプラグコードとの間を電気的に接続する電気的接続部と、
前記電気的接続部の外周側に設けられるターミナルボディと、
前記ターミナルボディの一端部に取付けられ、前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状のゴム部材とを備え、
前記ターミナルボディは、自身の一端部に前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状の挿通部を有するとともに、自身の外周面に自身の長手方向に沿って延びる突起部が存在するプラグキャップであって、
前記突起部の一端よりも一端側に、前記ターミナルボディの一端が位置することを特徴とする。
上記構成2によれば、突起部の一端よりも一端側に、ターミナルボディの一端が位置している。すなわち、突起部は、ターミナルボディの一端に至ることなく形成されており、ターミナルボディの外周面のうち突起部の一端とターミナルボディの一端との間の部位が、全周に亘って平滑な形状となるように構成されている。従って、ターミナルボディの当該平滑状の外周面とゴム部材の内周面とをより確実に密着させることができ、ひいては水の浸入、及び、これに起因する電流のリークをより確実に防止することができる。
構成3.本構成のプラグキャップは、上記構成1又は2において、前記ターミナルボディの外周面には、周方向に沿って延びるとともに、前記突起部の一端が接する環状突起部が形成されていることを特徴とする。
上記構成3によれば、基本的には上記構成1等と同様の作用効果が奏される。
尚、「環状突起部」は、例えば、後述するプラグキャップの製造方法において用いられる一端側金型部材と、その他の金型部材との突合せ部分に形成される突起(型割線)をいう。
構成4.本構成のプラグキャップは、上記構成1乃至3のいずれかにおいて、前記ターミナルボディの外周面のうち前記ゴム部材で覆われている部位に、周方向に沿って延びる環状突起部が形成されていることを特徴とする。
上記構成4によれば、ターミナルボディの外周面のうち前記ゴム部材で覆われている部位には、周方向に延びる環状突起部が形成されている。従って、ターミナルボディとゴム部材との間を突起部を伝わって水が入り込んだ場合であっても、環状突起部によって水のそれ以上の浸入を抑制することができる。すなわち、上記構成4によれば、環状突起部と、ターミナルボディ及びゴム部材の密着部分との双方により、水の浸入を効果的に抑制することができる。その結果、電流のリークを一層確実に防止することができる。
構成5.本構成のプラグキャップは、上記構成3又は4において、前記ターミナルボディは、その外周面に、その一端から他端側に所定距離だけ離間した位置に、前記ゴム部材の内周部分が係合される凸状の係合部を有するとともに、前記係合部の表面に、前記環状突起部が形成されていることを特徴とする。
尚、「所定距離」とあるのは、「ゼロ」を含む距離を意味する。従って、ターミナルボディの最も一端側に係合部を設けることとしてもよい(以下、同様)。
ターミナルボディの一端部にゴム部材を安定した状態で取付けるために、ターミナルボディに凸状の係合部を設けるとともに、当該係合部に対してゴム部材を係合させた状態で、ターミナルボディにゴム部材を取付けることが考えられる。
このような係合部が存在する場合において、上記構成5によれば、凸状をなし、外径の比較的大きな係合部の表面に環状突起部が形成されている。このため、環状突起部をより外周側に張り出させることができ、水の浸入抑制効果をより高めることができる。その結果、電流のリークをより一層確実に防止することができる。
構成6.本構成のプラグキャップは、上記構成1乃至5のいずれかにおいて、前記ターミナルボディは、その外周面に、その一端から他端側に所定距離だけ離間した位置に凸状の係合部を有し、
前記ターミナルボディのうち前記係合部よりも一端側の部位における外径が、一定、又は、一端側に向けて小さくされていることを特徴とする。
上記構成6によれば、ターミナルボディのうち、係合部よりも一端側の外径が一定又は徐々に小さくなるように形成されているため、ターミナルボディの一端部に取付けられるゴム部材の内径を比較的小さなものとすることができる。従って、ターミナルボディに対するゴム部材の密着性を向上させることができ、ひいては水の浸入をより効果的に抑制することができる。
また、上記構成1のように、ターミナルボディの外周面のうち、ゴム部材で覆われている部位の少なくとも一部の部位に突起部が存在しないように構成するためには、例えば、ターミナルボディの一端部を筒状の金型部材を用いて成形し、成形後、前記金型部材をターミナルボディの長手方向(径方向と直交する方向)に沿って移動させ、ターミナルボディから取外す手法が考えられる。そして、ターミナルボディの外周面に係合部を設ける場合においては、係合部よりも一端側の部位を前記筒状の金型部材により成形することが考えられる。しかしながら、係合部よりも一端側の部位が一端側に向けて拡径していたり、当該一端側の部位に凹凸が存在していたりすると、ターミナルボディから金型部材を取外すことが難しくなってしまう場合がある。
この点、上記構成6によれば、筒状の金型部材を用いてターミナルボディの一端部を形成する際に、前記金型部材の取外しを一層容易に行うことができる。その結果、作業性の更なる向上を図ることができる。
構成7.本構成のプラグキャップは、上記構成1乃至6のいずれかにおいて、前記ゴム部材の内周面には、前記ターミナルボディの外周面と接触する部位に少なくとも1つの環状の凸部が形成されており、
前記ターミナルボディの外周面のうち前記凸部に対応する部位の一部、又は、前記ゴム部材の前記凸部以外の部分に対応する部位に、前記突起部が存在することを特徴とする。
上記構成7によれば、ゴム部材の内周面には少なくとも1つの環状の凸部が形成されている。従って、凸部がターミナルボディに対してより大きな圧力をもって接触することとなり、水の浸入を一層抑制することができる。
また、上記構成7によれば、ターミナルボディの外周面のうち凸部に対応する部位の一部、又は、ゴム部材の凸部以外の部分に対応する部位に、前記突起部が存在するように構成されている。換言すれば、ターミナルボディの外周面のうち、ゴム部材の凸部に対応する部位の少なくとも一部には、突起部が存在しないように構成されている。従って、ゴム部材の凸部をターミナルボディに対してより一層確実に密着させることができ、その結果、浸水抑制効果の更なる向上を図ることができる。
構成8.本構成のプラグキャップの製造方法は、スパークプラグとプラグコードとの間を電気的に接続する電気的接続部と、
前記電気的接続部の外周側に設けられるターミナルボディとを備え、
前記ターミナルボディは、自身の一端部に、前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状の挿通部を有するプラグキャップの製造方法であって、
前記ターミナルボディを型成形により形成する型成形工程を含み、
前記型成形工程においては、少なくとも前記ターミナルボディの外周面のうち一端側の部位の少なくとも一部を成形するための一端側金型部材を備えた、複数の金型部材からなる成形用金型が用いられ、
前記型成形工程は、
前記成型用金型を型閉めする型閉め工程と、
前記成形用金型の内部に設けられ、前記ターミナルボディの外形形状に対応した形状を有するキャビティ部に、前記ターミナルボディを形成する材料を充填して前記ターミナルボディを形成する形成工程と、
前記成形用金型を型開きし、前記ターミナルボディを取り出す型開き工程とを含み、
前記型開き工程においては、前記一端側金型部材と前記ターミナルボディとを該ターミナルボディの径方向と垂直な方向に離すことを特徴とする。
上記構成8によれば、ターミナルボディを型成形により形成するにあたり、型開き工程においては、一端側金型部材とターミナルボディとをターミナルボディの径方向と垂直な方向に離すことで、一端側金型部材がターミナルボディから取外される。従って、ターミナルボディのうち少なくとも一端側金型部材により形成された部位の外周面においては、特段の処理をすることなく、突起部が存在しないように構成することができる。すなわち、上記構成8の製造方法により得られたプラグキャップにおいては、上記構成1等と同様の作用効果が奏されることとなる。また、特段の処理を行うことなく、ターミナルボディの外周面を平滑状に形成することができるため、製造コストの抑制を図ることができる。
構成9.本構成のプラグキャップの製造方法は、上記構成8において、前記ターミナルボディは、その外周面に、その一端から他端側に所定距離だけ離間した位置に凸状の係合部を有し、
前記一端側金型部材によって前記係合部から一端側の部位が成形されることを特徴とする。
上記構成9のように、ターミナルボディの外周面に突状の係合部を設ける場合、係合部よりも他端部側の部位を一端側金型部材により成形すると、当該一端側金型部材の引き抜きが困難となってしまうおそれがある。
この点、上記構成9によれば、係合部から一端側の部位(係合部を含む)が前記一端側金型部材により成形されるため、一端側金型部材の引き抜きを容易に行うことができる。その結果、生産性の向上を図ることができる。
(a)は、プラグキャップの正面図であり、(b)は、プラグキャップの側面図である。 プラグキャップの構成を示す断面図である。 第1係合部及び第2係合部の形成位置の別例を示す一部破断正面図である。 (a)は、ターミナルボディを形成するための成型用金型の正面図であり、(b)は、成型用金型の側面図である。 成型用金型の断面図である。 別の実施形態におけるプラグ側ゴム部材の構成を示す一部破断拡大図である。 別の実施形態における環状突起部の形成位置等を示す部分拡大図である。 別の実施形態におけるプラグキャップの構成を示す正面図である。 別の実施形態におけるプラグ側ゴム部材やコード側ゴム部材の他端側面の形状を示すプラグキャップの正面図である。 (a),(b)は、別の実施形態における係合部の構成を示す部分拡大断面図である。 従来技術においてターミナルボディを形成する際の金型を説明する図であって、(a)は金型の正面図であり、(b)は金型の側面図である。 従来技術により製造されたターミナルボディを示す図であって、(a)はターミナルボディの正面図であり、(b)はターミナルボディの側面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1(a)は、プラグキャップ1の正面図であり、図1(b)は、プラグキャップ1の側面図である。また、図2は、プラグキャップ1の断面図である。
プラグキャップ1は、屈曲形状のターミナルボディ2、その一方の端部に取付けられたプラグ側ゴム部材3、及び、他方の端部に取付けられたコード側ゴム部材6(プラグ側ゴム部材3及びコード側ゴム部材6が、本発明におけるゴム部材に相当する)などから構成されるものである。
前記ターミナルボディ2は、筒状をなし、耐熱性及び耐電圧性に優れる樹脂(例えば、フェノール樹脂)により形成されている。また、ターミナルボディ2は、略中間部分において略直角に屈曲されており、第1軸線CL1に沿って延びる比較的大径の第1ボディ構成部21と、第1軸線CL1に対して略直交する第2軸線CL2に沿って延び、第1ボディ構成部21よりも小径の第2ボディ構成部22とから構成されている。
尚、本発明においては、プラグ側ゴム部材3又はコード側ゴム部材6の取付けられた側が、ターミナルボディ2の一端側となるが、本実施形態においては、ターミナルボディ2の両端部に対して、プラグ側ゴム部材3及びコード側ゴム部材6がそれぞれ取付けられている。そのため、説明の便宜上、以下においては、ターミナルボディ2のうち、第1ボディ構成部21の開口側を第1一端側とし、第2ボディ構成部22の開口側を第2一端側とし、また、第1軸線CL1及び第2軸線CL2の交点側をそれぞれの他端側として説明する。
ターミナルボディ2の説明に戻り、前記第1ボディ構成部21の外周には、第1一端から他端側に所定距離だけ離間した位置に凸状の第1係合部23が形成されている。また、第2ボディ構成部22の外周には、第2一端から他端側に所定距離だけ離間した位置に凸状の第2係合部24が形成されている。尚、「所定距離」とあるのは、「ゼロ」を含む距離である。従って、図3に示すように、ターミナルボディ8の第1一端に第1係合部83を設け、ターミナルボディ8の第2一端に第2係合部84を設けることとしてもよい。
図1,2に戻り、ターミナルボディ2の内部には、第1軸線CL1に沿って延びる第1軸孔41と、第2軸線CL2に沿って延びる第2軸孔42とからなる軸孔4が形成されている。当該軸孔4の第1一端側(第1軸孔41)には、図示しない内燃機関に取付けられたスパークプラグ(図示せず)の端子電極が挿通される筒状の第1挿通部43が形成されている。一方で、軸孔4の第2一端側(第2軸孔42)には、図示しない点火コイルやディストリビュータから延びるプラグコード(図示せず)が挿通される筒状の第2挿通部44が形成されている。
さらに、前記軸孔4内には、前記スパークプラグ及びプラグコードを電気的に接続するための電気的接続部5が設けられている。当該電気的接続部5は、コネクタ金具51、抵抗体52、コンタクトスプリング53、及び、コード取付ねじ54が直列的に接続されることで構成されている。
コネクタ金具51は、有底円筒状をなす導電性金属(例えば、真鍮)により形成されており、その一部が前記第1挿通部43内に配置されている。加えて、当該コネクタ金具51の外周には、環状のコネクタスプリング51Aが取付けられている。そして、プラグキャップ1をスパークプラグに接続した際には、前記コネクタスプリング51Aから前記スパークプラグの端子電極に対して径方向内側に向けた締付力が加わることとなり、その結果、コネクタ金具51をスパークプラグに対して安定した状態で接続できるようになっている。
前記抵抗体52は、略円柱状をなすとともに、導電性セラミックから形成されており、所定の電気抵抗(例えば、5kΩ)を有している。また、抵抗体52の両端部には、金属製のコンタクトキャップ55,56が配設されており、コンタクトキャップ55を介して、抵抗体52とコネクタ金具51とが電気的に接続されている。
加えて、前記コンタクトスプリング53は、導電性金属(例えば、ステンレス)により形成されており、一方の端部が前記コンタクトキャップ56に接触している一方で、他方の端部が前記コード側取付ねじ54に接触している。当該コンタクトスプリング53により耐振動性が高まることとなり、コネクタ金具51からコード取付ねじ54までの間が安定した状態で電気的に接続されるようになっている。
前記コード取付ねじ54は、導電性金属(例えば、真鍮)により形成されており、第2軸線CL2に沿って延びる木ねじ形状とされている。また、コード取付ねじ54のねじ形状部分は、前記第2挿通部44に向けて突き出して配置されている。そして、プラグコードを接続する際には、プラグコードの端部を第2挿通部44に挿通しつつ、プラグコードの端部をコード取付ねじ54にねじ込むことで、プラグコード内の導線とコード取付ねじ54とが電気的に接続されるようになっている。尚、コード取付ねじ54の基端部外周には、円環状をなす2枚のワッシャー57,58が嵌め込まれている。当該ワッシャー57,58により、コード取付ねじ54はターミナルボディ2に固定されているとともに、プラグコードを接続する際などにおける、コード取付ねじ54の倒れが防止されるようになっている。
さらに、ターミナルボディ2の第1一端部には、スパークプラグに接続された際に当該スパークプラグの端子電極等が挿通される筒状のプラグ側ゴム部材3が取付けられている。プラグ側ゴム部材3は、所定のゴム(例えば、シリコーンゴム)により形成されており、比較的小径の小径部31と、当該小径部31よりも大径の大径部32とを備えている。
前記小径部31は、その内径がスパークプラグの絶縁碍子の後端部の外径よりも若干小さくなるように構成されており、また、小径部31の内周面には、径方向内側に向けて突出形成された環状の凸部31Pが複数設けられている。このため、スパークプラグにプラグキャップ1が接続された際には、小径部31がスパークプラグの絶縁碍子により押し広げられるとともに、スパークプラグの外周面と前記凸部31Pとが密着する。その結果、第1挿通部43内への水の浸入が防止されるようになっている。
また、前記大径部32は、前記小径部31の他端側に形成されるとともに、大径部32の内周面には、凹状をなす環状の第1被係合部33が形成されている。プラグ側ゴム部材3は、第1被係合部33に対して前記第1係合部23を係合しつつ、大径部32内にターミナルボディ2の第1一端部が嵌合されることで、ターミナルボディ2の第1一端部に取付けられている。尚、本実施形態では、プラグ側ゴム部材3の内周面のうち、少なくとも第1被係合部33よりも第1一端側の部位が、平滑状(平ら)に形成されている。また、プラグ側ゴム部材3の他端側面34は、第1軸線CL1と直交する方向(径方向)に延びるように形成されている。
さらに、ターミナルボディ2の第2一端部には、プラグコードを接続した際に当該プラグコードが挿通されるコード側ゴム部材6が取付けられている。コード側ゴム部材6は、所定のゴム(例えば、EPDMゴム)により形成されており、第2軸線CL2に沿って延びる筒状をなしている。また、コード側ゴム部材6は、大径部61と、当該大径部61の第2一端側において大径部61よりも小径の小径部62とを備えている。
前記大径部61の内周面には、凹状をなす環状の第2被係合部63が形成されている。そして、コード側ゴム部材6は、ターミナルボディ2の第2係合部24が第2被係合部63に係合されるとともに、前記大径部61内にターミナルボディ2の第2一端部が挿入されることで、ターミナルボディ2の第2一端部に取付けられている。尚、本実施形態では、コード側ゴム部材6の内周面のうち、少なくとも第2被係合部63よりも第2一端側の部位が、平滑状(平ら)に形成されている。また、プラグ側ゴム部材6の他端側面64は、第2軸線CL1と直交する方向(径方向)に延びるように形成されている。
さらに、本実施形態において、ターミナルボディ2は、後述する型成形により形成されており、ターミナルボディ2の外周面には、自身の長手方向に沿って延びる突起部(型割線)PL1,PL2がターミナルボディ2の第1一端側から第2一端側にかけて形成されている(図2では、突起部PL1,PL2を不図示)。また、型成形に伴い、前記第1係合部23及び第2係合部24の表面には、周方向に延びる環状突起部(型割線)PL3,PL4が形成されている。
本実施形態では、前記突起部PL1,PL2の第1一端は、前記環状突起部PL3に接し、突起部PL1,PL2の第2一端が、環状突起部PL4に接するように構成されている。加えて、突起部PL1,PL2の第1一端よりも第1一端側にターミナルボディ2の第1一端が位置し、突起部PL1,PL2の第2一端よりも第2一端側に、ターミナルボディの第2一端が位置している。すなわち、ターミナルボディ2(第1ボディ構成部21)のうち環状突起部PL3よりも第1一端側の部位には突起部PL1,PL2が存在せず、また、ターミナルボディ2(第2ボディ構成部22)のうち環状突起部PL4よりも第2一端側の部位にも突起部PL1,PL2が存在しないものとされている。尚、本実施形態では、ターミナルボディ2の外周面のうち、環状突起部PL3よりも第1一端側の部位が全周に亘って平滑状をなし、また、環状突起部PL4よりも第2一端側の部位が全周に亘って平滑状をなしている。
加えて、本実施形態では、第1係合部23の外径が、第1ボディ構成部21のうち第1係合部23以外の部位における外径よりも大きくされている。また、第2係合部24の外径が、第2ボディ構成部22のうち第2係合部24以外の部位における外径よりも大きくされている。すなわち、ターミナルボディ2は、第1軸線CL1に沿った方向において、第1係合部23の外径が最も大きく、第2軸線CL2に沿った方向において、第2係合部24の外径が最も大きくなるように構成されている。
また、第1ボディ構成部21のうち第1係合部23よりも第1一端側の部位における外径D1が一定とされており、同様に、第2ボディ構成部22のうち第2係合部24よりも第2一端側の部位における外径D2が一定とされている。
次に、上述したプラグキャップ1のうち、特にターミナルボディ2の製造方法について説明する。
ターミナルボディ2は、型成形工程を経て製造されるものであり、型成形工程においては、図4(a),(b)及び図5に示すように、第1一端側金型部材M1と、第2一端側金型部材M2と、一対の割型M3,M4と、ターミナルボディ2の内周部分を画定するためのピンP1,P2とからなる成形用金型MOが用いられる。一端側金型部材M1,M2及び割型M3,M4は、その内周面がターミナルボディ2の外形形状に対応した形状とされている。特に、第1一端側金型部材M1の内周面は、ターミナルボディ2の外周面のうち第1一端から第1係合部23のほぼ中間までの部分に対応する形状とされており、第2一端側金型部材M2の内周面は、ターミナルボディ2の外周面のうち第2一端から第2係合部24のほぼ中間までの部分に対応する形状とされている。
型成形工程は、型閉め工程と、形成工程と、型開き工程とを含んでいる。まず、型閉め工程においては、前記成型用金型MOを型閉めし、成形用金型MOの内部に、ターミナルボディ2の外形形状に対応した形状を有するキャビティ部CAを形成する。次いで、形成工程において、成型用金型MOに設けられた充填孔(図示せず)から、キャビティ部CAに軟化状態にある樹脂(ターミナルボディ2を形成する材料)を充填する。そして、充填された樹脂を固化させることで、ターミナルボディ2が形成される。
次いで、型開き工程において、成形用金型MOを型開きして、ターミナルボディ2を取り出す。この型開き工程においては、前記第1一端側金型部材M1とターミナルボディ2とが、ターミナルボディ2(特に第1一端側金型部材M1により形成される部位)の径方向と垂直な方向(つまり第1軸線CL1方向)に離されることにより、ターミナルボディ2から第1一端側金型部材M1が取外される。また、前記第2一端側金型部材M2とターミナルボディ2とが、ターミナルボディ2(特に第2一端側金型部材M2により形成される部位)の径方向と垂直な方向(つまり第2軸線CL2方向)に離されることにより、ターミナルボディ2から第2一端側金型部材M2が取外される。両一端側金型部材M1,M2を取外した後、割型M3,M4及びピンP1,P2が取外されることで、ターミナルボディ2が得られる。尚、一端側金型部材M1,M2の取外し前に、割型M3,M4やピンP1,P2を取外すこととしてもよく、金型を取外す順番は適宜変更可能である。
以上詳述したように、本実施形態によれば、ターミナルボディ2の外周面のうち、プラグ側ゴム部材3又はコード側ゴム部材6で覆われている部位の少なくとも一部の部位には突起部PL1,PL2が存在しないように構成されており、環状突起部PL3よりも第1一端側の部位、及び、環状突起部PL4よりも第2一端側の部位は、全周に亘って平滑な(平らな)形状とされている。従って、ターミナルボディ2の当該平滑状の外周面とゴム部材3,6の内周面とをより確実に密着させることができ、ターミナルボディ2とゴム部材3,6との間からの水の浸入を抑制することができる。その結果、電流のリークをより確実に防止することができる。
さらに、ターミナルボディ2の外周面には、環状突起部PL3,PL4が形成されており、当該環状突起部PL3,PL4によって水のそれ以上の浸入を抑制することができる。特に本実施形態では、外径の比較的大きな係合部23,24の表面に環状突起部PL3,PL4が形成されているため、水の浸入抑制効果をより高めることができる。
加えて、ターミナルボディ2のうち、係合部23,24よりも一端側の外径D1,D2が一定となるように形成されているため、ターミナルボディ2に取付けられるゴム部材3,6の内径を比較的小さなものとすることができる。従って、ターミナルボディ2に対するゴム部材3,6の密着性を向上させることができ、ひいては水の浸入をより効果的に抑制することができる。
また、第1係合部23の外径が、ターミナルボディ2(第1ボディ構成部21)のうち第1係合部23以外の部位における外径よりも大きく、第2係合部24の外径が、ターミナルボディ2(第2ボディ構成部22)のうち第2係合部24以外の部位における外径よりも大きくされている。加えて、前記外径D1,D2が一定とされ、さらに、第1一端側金型部材M1により、ターミナルボディ2のうち第1係合部23から第1一端までの部分が成形されるとともに、第2一端側金型部材M2により、ターミナルボディ2のうち第2会合部24から第2一端までの部分が成形されている。そのため、第1一端側金型部材M1、及び、第2一端側金型部材M2の取外しを容易に行うことができ、また、両一端側金型部材M1,M2により形成された部位には、特段の処理を行うことなく、突起部PL1,PL2が存在しないものとすることができる。すなわち、本実施形態の製造方法によれば、製造コストの増大を招くことなく、水の浸入抑制効果を向上させることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、ターミナルボディ2の外周面のうち、環状突起部PL3よりも第1一端側の部位が全周に亘って平滑状をなし、また、環状突起部PL4よりも第2一端側の部位が全周に亘って平滑状をなしているが、水の浸入を抑制するという観点からは、ターミナルボディ2の外周面のうち、プラグ側ゴム部材3又はコード側ゴム部材6で覆われている部分の少なくとも一部が、全周に亘って平滑状をなしていればよい。従って、全周に亘って平滑状をなす部位は、上記実施形態の態様に限定されるものではなく、例えば、ターミナルボディ2のうち係合部23,24よりも一端側の部位の一部のみが、全周に亘って平滑状をなすこととしてもよい。
(b)上記実施形態では、プラグ側ゴム部材3の内周面のうち、第1被係合部33よりも第1一端側の部位が、平滑状(平ら)に形成されているが、図6に示すように、プラグ側ゴム部材3のうちターミナルボディ2の外周面と接触する部位に少なくとも1つの環状の凹部35を形成するとともに、プラグ側ゴム部材3の内周面のうち凹部35以外の部位を突状の凸部36としてもよい。この場合には、前記凸部36がターミナルボディ2に対してより大きな圧力をもって接触することとなり、水の浸入を一層抑制することができる。
また、凸部36を設けるにあたっては、前記突起部PL1,PL2が、凸部36に対応する部位の一部、又は、プラグ側ゴム部材3の凸部36以外の部分(凹部35)に対応する部位に存在するように、換言すれば、ターミナルボディ2の外周面のうち、凸部36に対応する部位の少なくとも一部に、突起部PL1,PL2が存在しないようにターミナルボディ2やプラグ側ゴム部材3を構成することが好ましい。この場合には、凸部36をターミナルボディ2に対してより一層確実に密着させることができ、その結果、浸水抑制効果の更なる向上を図ることができる。
尚、コード側ゴム部材6の内周面に凸部(凹部)を設けることとしてもよく、凸部(凹部)を設けるにあたっては、当該凸部に対応する部位の少なくとも一部に、突起部PL1,PL2が存在しないように構成することとしてもよい。この場合には、コード側ゴム部材6とターミナルボディ2との間からの水の浸入をより効果的に防止することができる。
(c)上記実施形態では、環状突起部PL3,PL4が係合部23,24の表面に存在しているが、環状突起部PL3,PL4の存在位置はこれに限定されるものではない。従って、例えば、図7に示すように、第1係合部23よりも第1一端側に環状突起部PL3を設けることとしてもよい。また、環状突起部PL4を第2係合部24よりも第2一端側に設けることとしてもよい。
(d)上記実施形態において、ターミナルボディ2は略中間部分において屈曲する形状をなしているが、図8に示すように、軸線CL3に沿って延びる直線状のターミナルボディ9を有するプラグキャップ1Aに対して、本発明の技術思想を適用することとしてもよい。また、上記実施形態において、ターミナルボディ2は略直角に屈曲しているが、屈曲角度はこれに限定されるものではない。
(e)上記実施形態では、プラグ側ゴム部材3の他端側面34、及び、コード側ゴム部材6の他端側面64は径方向に延びるように形成されているが、図9に示すように、プラグ側ゴム部材3の他端側面34、及び、コード側ゴム部材6の他端側面64の少なくとも一方(図9では、双方)を他端側に向けて外径が連続的に小さくなるように傾斜させることとしてもよい。この場合には、ゴム部材3,6の他端部とターミナルボディ2との間に水が溜まってしまうことを極力防止することができ、ひいては水の浸入を一層確実に防止することができる。尚、他端側面34,64の外径を他端側に向けて段階的に小さくすることとしてもよく、この場合も同様に、水の浸入を一層確実に防止することができる。
(f)上記実施形態では、第1ボディ構成部21のうち第1係合部23よりも第1一端側の部位における外径D1、及び、第2ボディ構成部22のうち第2係合部24よりも第2一端側の部位における外径D2が一定とされている。これに対して、前記外径D1を第1一端側に向けて小さくすることとしてもよいし、外径D2を第2一端側に向けて小さくすることとしてもよい。
(g)上記実施形態では、コネクタ金具51やコンタクトスプリング52等が電気的に接続されることで電気的接続部5が構成されているが、電気的接続部の構成はこれに限定されるものではない。すなわち、電気的接続部としては、スパークプラグ及びプラグコード間を電気的に接続できるものであればよい。従って、抵抗体52を設けることなく、コネクタ金具51とコンタクトスプリング53とを電気的に接続することとしてもよい。また、スパークプラグ及びプラグコード間を電気的に接続する導線を設け、当該導線により電気的接続部を構成することとしてもよい。
(h)上記実施形態では、第1係合部23の第1一端側の面、及び、第2係合部24の第2一端側の面が平坦に形成されているが、図10(a),(b)に示すように、第1係合部23の第1一端側の面に第1一端側に突出する環状の突条部27を設けたり、第2係合部24の第1一端側の面に第2一端側に突出する環状の突条部28を設けたりしてもよい。この場合には、係合部23,24の他端側の面(突条部27,28が形成された面の背面)と被係合部33,63とをより隙間なく密着させることができ、当該密着部分と前記突条部27,28との双方により、水の浸入をより一層確実に抑制することができる。また、ターミナルボディ2の径方向と垂直な方向に突出する前記突条部27,28を、上述した従来の手法(2つの割型を用いる手法)により形成することは難しいが、上記実施形態のようにターミナルボディ2の径方向と垂直な方向に一端側金型部材M1,M2を移動させて、一端側金型部材M1,M2を取外す手法であれば、前記突条部27,28を困難なく形成することができる。
(i)上記実施形態では、ターミナルボディ2を形成する樹脂としてフェノール樹脂が例示されているが、ターミナルボディ2を形成する樹脂はこれに限定されるものではない。従って、例えば、不飽和ポリエステル樹脂等を用いることとしてもよい。また、ターミナルボディ2を形成する樹脂としては、熱硬化性樹脂が好適に用いられるが、耐熱性に優れた樹脂であればよく、所定の耐熱性を有する熱可塑性樹脂(例えば、PPS樹脂等)を用いることも可能である。
(j)上記実施形態では、プラグ側ゴム部材3やコード側ゴム部材6を形成するゴムとしてEPDMゴムやシリコーンゴムが例示されているが、プラグ側ゴム部材3等を形成するゴムはこれに限定されるものではない。従って、例えば、アクリルゴム等、内燃機関の発熱に対して十分な耐熱性を有するゴムを用いて、プラグ側ゴム部材3等を形成することとしてもよい。
1…プラグキャップ、2…ターミナルボディ、3…プラグ側ゴム部材(ゴム部材)、5…電気的接続部、6…コード側ゴム部材(ゴム部材)、23…第1係合部(係合部)、24…第2係合部(係合部)、43…第1挿通部(挿通部)、44…第2挿通部(挿通部)、PL1,PL2…突起部、PL3,PL4…環状突起部、M1…第1一端側金型部材、M2…第2一端側金型部材、MO…成型用金型。

Claims (9)

  1. スパークプラグとプラグコードとの間を電気的に接続する電気的接続部と、
    前記電気的接続部の外周側に設けられるターミナルボディと、
    前記ターミナルボディの一端部に取付けられ、前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状のゴム部材とを備え、
    前記ターミナルボディは、自身の一端部に前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状の挿通部を有するとともに、自身の外周面に自身の長手方向に沿って延びる突起部が存在するプラグキャップであって、
    前記ターミナルボディの外周面のうち、前記ゴム部材で覆われている部位の少なくとも一部には、全周に亘って前記突起部が存在しないことを特徴とするプラグキャップ。
  2. スパークプラグとプラグコードとの間を電気的に接続する電気的接続部と、
    前記電気的接続部の外周側に設けられるターミナルボディと、
    前記ターミナルボディの一端部に取付けられ、前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状のゴム部材とを備え、
    前記ターミナルボディは、自身の一端部に前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状の挿通部を有するとともに、自身の外周面に自身の長手方向に沿って延びる突起部が存在するプラグキャップであって、
    前記突起部の一端よりも一端側に、前記ターミナルボディの一端が位置することを特徴とするプラグキャップ。
  3. 前記ターミナルボディの外周面には、周方向に沿って延びるとともに、前記突起部の一端が接する環状突起部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプラグキャップ。
  4. 前記ターミナルボディの外周面のうち前記ゴム部材で覆われている部位に、周方向に沿って延びる環状突起部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラグキャップ。
  5. 前記ターミナルボディは、その外周面に、その一端から他端側に所定距離だけ離間した位置に、前記ゴム部材の内周部分が係合される凸状の係合部を有するとともに、前記係合部の表面に、前記環状突起部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のプラグキャップ。
  6. 前記ターミナルボディは、その外周面に、その一端から他端側に所定距離だけ離間した位置に凸状の係合部を有し、
    前記ターミナルボディのうち前記係合部よりも一端側の部位における外径が、一定、又は、一端側に向けて小さくされていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプラグキャップ。
  7. 前記ゴム部材の内周面には、前記ターミナルボディの外周面と接触する部位に少なくとも1つの環状の凸部が形成されており、
    前記ターミナルボディの外周面のうち前記凸部に対応する部位の一部、又は、前記ゴム部材の前記凸部以外の部分に対応する部位に、前記突起部が存在することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプラグキャップ。
  8. スパークプラグとプラグコードとの間を電気的に接続する電気的接続部と、
    前記電気的接続部の外周側に設けられるターミナルボディとを備え、
    前記ターミナルボディは、自身の一端部に、前記スパークプラグ又は前記プラグコードが挿通される筒状の挿通部を有するプラグキャップの製造方法であって、
    前記ターミナルボディを型成形により形成する型成形工程を含み、
    前記型成形工程においては、少なくとも前記ターミナルボディの外周面のうち一端側の部位の少なくとも一部を成形するための一端側金型部材を備えた、複数の金型部材からなる成形用金型が用いられ、
    前記型成形工程は、
    前記成型用金型を型閉めする型閉め工程と、
    前記成形用金型の内部に設けられ、前記ターミナルボディの外形形状に対応した形状を有するキャビティ部に、前記ターミナルボディを形成する材料を充填して前記ターミナルボディを形成する形成工程と、
    前記成形用金型を型開きし、前記ターミナルボディを取り出す型開き工程とを含み、
    前記型開き工程においては、前記一端側金型部材と前記ターミナルボディとを該ターミナルボディの径方向と垂直な方向に離すことを特徴とするプラグキャップの製造方法。
  9. 前記ターミナルボディは、その外周面に、その一端から他端側に所定距離だけ離間した位置に凸状の係合部を有し、
    前記一端側金型部材によって前記係合部から一端側の部位が成形されることを特徴とする請求項8に記載のプラグキャップの製造方法。
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