JP2011212396A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者間の平等性を担保しつつ遊技の興趣を高めることが可能なスロットマシンを提供する。
【解決手段】通常状態における内部抽選に用いる当選乱数テーブルを、通常状態1、通常状態2、通常状態3の3種類設ける。この場合、BB1〜BB3役には、通常状態1〜3において何れも150個の共通の数の当選乱数を割り振る一方、複数のボーナス役が同時に内部当選するBB123役、BB12役、BB13役、BB23役には、通常状態1〜3において異なる数の当選乱数を割り振る。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数のボーナス役が同時に内部当選することが可能に構成されたスロットマシンに関する。
従来のスロットマシンにおいては、ボーナス役の内部当選確率を変動させることによって出玉の波を大きくし、興趣を高めることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2627713号公報
しかしながら、内部当選確率自体を変動させると、遊技者にとって不利な遊技状態と有利な遊技状態とが発生してしまい、遊技者間での平等性を担保することが難しいという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ボーナス役の内部当選確率を変動させることなく出玉の波を変動させることによって、遊技者間の平等性を担保しつつ遊技の興趣を高めることが可能なスロットマシンを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、所定範囲内の乱数を発生する乱数発生手段と、前記乱数のうち、少なくとも小役、第1ボーナス役、第2ボーナス役を含む複数種類の役のそれぞれに対応する当選乱数を規定する当選乱数規定手段と、前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、前記乱数発生手段が発生する乱数の中から1つの乱数を抽出し、その抽出乱数を前記当選乱数規定手段により規定された当選乱数と照合することによって内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、1回のゲームが終了したときに、前記小役のフラグを消去するとともに、前記第1ボーナス役及び第2ボーナス役のフラグを当該第1ボーナス役及び第2ボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越し可能なフラグ制御手段と、前記入賞判定手段により前記第1ボーナス役又は第2ボーナス役が入賞したと判定されたときに、遊技者にとって有利な第1ボーナス状態又は第2ボーナス状態を発生し、所定の終了条件が成立したときに当該第1ボーナス状態又は第2ボーナス状態を終了するボーナス状態発生手段と、を備えたスロットマシンであって、前記当選乱数規定手段は、前記第1ボーナス役に対応する当選乱数の数及び前記第2ボーナス役に対応する当選乱数の数が共通するとともに、前記第1ボーナス役のみに対応する当選乱数、前記第2ボーナス役にのみに対応する当選乱数、ならびに前記第1ボーナス役及び第2ボーナス役の両方に対応する当選乱数の割合が異なるように設定された2以上の当選乱数テーブルを有し、遊技者の操作に応じて、前記2以上の当選乱数テーブルのうち何れか1つの当選乱数テーブルを前記内部抽選で照合する当選乱数テーブルとして選択する当選乱数テーブル選択手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記内部抽選手段により内部抽選が実行されたときに、前記抽出乱数を前記2以上の当選乱数テーブルのうち前記当選乱数テーブル選択手段により選択されていない当選乱数テーブルと照合することによって仮想内部当選役を判定する仮想内部当選役判定手段と、前記仮想内部当選役が前記第1ボーナス役又は前記第2ボーナス役である場合に、その旨を遊技者に報知する仮想ボーナス役報知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記内部抽選手段が前記第1ボーナス役及び第2ボーナス役の両方を同時に内部当選役として決定した場合において、前記入賞判定手段により前記第1ボーナス役及び前記第2ボーナス役の両方に対応する特別ボーナス役が入賞したと判定されたときに、前記ボーナス状態発生手段は、前記第1ボーナス状態及び第2ボーナス状態を連結した特別ボーナス状態を発生することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記内部抽選手段が前記第1ボーナス役及び第2ボーナス役の両方を同時に内部当選役として決定した場合において、当該第1ボーナス役及び第2ボーナス役の入賞順を予め決定する入賞順決定手段と、前記入賞順決定手段により決定された入賞順と、実際の入賞順とが一致するか否かを判定し、その判定結果に基づいて遊技者に特典を付与する特典付与手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第1ボーナス役及び第2ボーナス役の内部当選確率は変化しないが、それらのボーナス役が単独で内部当選する割合、同時に内部当選する割合を遊技者が任意に変動させることができるため、遊技者が自らの意思で出玉の波を変化させることが可能となり、遊技者間の平等性を担保しつつ遊技の興趣を高めることができる。
請求項2の発明によれば、遊技者が選択しなかった当選乱数テーブルを仮に選択していたとしたらボーナス役が内部当選していたのか否かを確認することができるため、自らの選択が結果的によかったのか、あるいは悪かったのかを事後的に判断することができる。
請求項3の発明によれば、特別ボーナス状態が発生した場合には、2つのボーナス状態(第1ボーナス状態及び第2ボーナス状態)で獲得する遊技媒体を1回のボーナス状態(特別ボーナス状態)で一気に獲得するような感覚を遊技者に与えることができる。
請求項4の発明によれば、第1ボーナス役と第2ボーナス役とが同時に内部当選した場合に、どのような順序で入賞させるかが重要な意味を持つことになり、ボーナス役を入賞させる際の緊張感・期待感を高めることができる。
本発明の一実施形態におけるスロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図 スロットマシンの正面図 有効ラインを示す図 リール配列を示す図 役構成を示す図 通常状態及びBB状態における当選乱数の数及び内部当選確率を示す図 ボーナス役非内部当選時の仮想ボーナス役表示画面の表示例を示す図 MB状態中の画面の表示例を示す図 ボーナス状態終了時の仮想ボーナス役表示画面の表示例を示す図 内部抽選処理を示すフローチャート 仮想ボーナス役判定処理を示すフローチャート 仮想ボーナス役表示処理を示すフローチャート テーブル切換処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態によるスロットマシンについて、図面を参照しながら説明する。
図2は、スロットマシンの正面外観を概略的に示している。スロットマシン1の正面には表示窓2が設けられており、遊技者は表示窓2を通じて内部に設けられたリール3(図柄変動表示手段に相当)の図柄を視認可能となっている。表示窓2には、図3に示すように、中段に対応した横方向の1本(図3に1で示す実線)、上段、中段及び下段に対応した斜め方向の2本(図3に2、3で示す破線)、上段及び中段、下段及び中段に対応したV字状の2本(図3に4、5で示す一点鎖線)の合計5本の有効ラインが設けられており、入賞図柄が何れかの有効ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生する。この有効ラインの本数は、後述する遊技状態の違いによらず常に5本である。各図柄は、図4に示すように、左リール3a、中リール3b、右リール3cの円周面に描かれている。この図柄は、各リール3a〜3cが停止した状態では、表示窓2の上段、中段及び下段に対応して表示される。即ち、表示窓2には、各リール3a〜3cそれぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
表示窓2の上方には、メダル(遊技媒体に相当)の払い出し進捗状態などの情報や各種の画像などを表示する液晶表示部4(表示手段、仮想ボーナス役報知手段に相当)及びスピーカ5が設けられている。表示窓2の下方には、クレジットメダルの投入を行うBETボタン6、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン7、メダルを投入するメダル投入口8が設けられており、これらの下方にはスタートレバー9(ゲーム開始操作手段に相当)、停止操作手段に相当する左ストップボタン10、中ストップボタン11、右ストップボタン12、及び切換ボタン13(当選乱数テーブル選択手段に相当)が設けられている。
表示窓2の右方には、メダルの払出枚数を表示する払出数表示部14及びメダルのクレジット数を表示するクレジット数表示部15が設けられている。クレジット数表示部15は、メダル投入口8から投入されたメダルのうち未だゲームに使用されていないメダルの数、及びゲームで入賞が発生したときに付与されるメダルの数を表示する。クレジット数が1以上の状態で精算ボタン7が操作されたときは、そのクレジット数分のメダルが払い出される。また、スロットマシン1の正面最下部には受皿16が設けられ、スロットマシン1の正面最上部には装飾ランプ部17が設けられている。
次に、スロットマシン1の電気的な構成について説明する。
図1は、スロットマシン1の主要な電気的構成を機能ブロックとして示している。制御部18(内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、利益付与手段、乱数発生手段、入賞順決定手段、当選乱数規定手段、フラグ制御手段、ボーナス状態発生手段、仮想内部当選役判定手段、仮想ボーナス役報知手段、特典付与手段)は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、BETボタン6、精算ボタン7、スタートレバー9、左ストップボタン10、中ストップボタン11、右ストップボタン12、切換ボタン13、投入メダル検知部19、設定値操作部20などから各種の操作信号が入力される。
制御部18は、メダル投入口8に投入されたメダルの真贋及び数量を判定する投入メダル検知部19から投入メダル検知信号が入力されると、その入力された信号の数に基づいて投入されたメダルの数を計数する。メダルの数が1ゲームに必要な所定数(本実施形態では、通常状態では3枚)を超えたときには、その超えた分のメダルの数をクレジット数として、例えばRAMなどに所定の上限値(例えば50枚)まで記憶すると共に、そのクレジット数をクレジット数表示部15に表示する。
また、制御部18には、設定値操作部20から内部当選確率などの各種の設定信号が入力される。スロットマシン1には例えば1〜6の6段階で役の内部当選確率を設定するための設定値が設けられており、設定値操作部20はこのうち1つの設定値を有効化する。これにより、出玉率が理論値として設定される。設定値操作部20では、設定変更キー21が挿入され設定変更が可能な状態となった上で、例えばDIPスイッチの切り換えなどによって設定値が変更される。
また、制御部18は、液晶表示部4、払出数表示部14及びクレジット数表示部15などの各種表示部、装飾ランプ部17、各リール3a〜3cに対応するリール用モータ22を駆動するリール駆動部23、各リール3a〜3cに設けられた基準位置片の通過を検知するセンサ24a〜24c、各センサ24a〜24cからの検知信号に基づいて各リール3a〜3cの基準位置を検知する基準位置検出部25、スピーカ5を駆動する音声出力部26と接続されている。また、メダルを払い出すメダル払出部27と接続されており、精算ボタン7が操作されると、記憶しているクレジット数に対応するメダルを払い出すようにメダル払出部27を制御するとともに、クレジット数表示部15の表示を零にする。
また、制御部18は、乱数発生部28、乱数抽出部29を有しており、メダルが投入された状態でスタートレバー9が操作されると(ゲーム開始操作が行われると)、乱数発生部28が発生する乱数の中から1つの乱数(抽出乱数に相当)を乱数抽出部29で抽出することにより、内部抽選を実行するとともに、当該内部当選役のフラグを成立させる。
制御部18は、上述した各入力信号及びROMなどに記憶した制御プログラムに基づいて、スロットマシン1の作動を制御すると共に、ゲームの進行に応じて例えば、使用媒体数(消費したメダルの枚数)を特定可能なアウト信号(1メダルの投入毎又は1クレジットメダルの投入毎に1パルス出力)、払出媒体数(払出されたメダルの枚数)を特定可能なセーフ信号(1メダルの払出毎に1パルス出力)、消化ゲーム数を特定可能なゲーム信号(1ゲーム開始毎に1パルス出力)、遊技状態を特定可能なボーナス信号(ボーナス状態中にレベル信号出力)などの遊技信号を生成し、図示しない信号出力端子から外部へ出力する。信号出力端子から出力される各遊技信号は、遊技場内に設置されている管理装置(図示せず)などに入力され、各スロットマシン1の稼動状況を管理するために利用される。このような構成のスロットマシン1は、それぞれ固有の番号(所謂台番)が付与されて遊技場内に多数(例えば数百台)設けられている。
図5は、スロットマシン1に設定されている内部当選役の役構成を示している。スロットマシン1に設定されている役としては、ボーナス役、小役、リプレイ役の3種類があり、これらのうち、単独で内部当選するボーナス役(第1ボーナス役、第2ボーナス役に相当)としてはBB1役、BB2役、BB3役の3種類、2つ又は3つのBB役が同時に内部当選するMB役(特別ボーナス役に相当)、小役としては10枚役、3枚役、1枚役の3種類がそれぞれ設定されている。また、後述するボーナス状態(BB状態又はMB状態)においては、小役のみが内部当選するように構成されるとともに、各小役の払出メダルの枚数は15枚に設定される。尚、1回のゲームにおけるメダルの投入数(BET数)は、後述する通常状態では3枚(3BET)、BB状態では2枚(2BET)に設定されている。
図6は、スロットマシン1に設けられている遊技状態のうち、通常状態及びBB状態におけるボーナス役、小役に割り振られている当選乱数の数及び内部当選確率を示している。当選乱数は、0〜65535までの数値であり、合計で65536個が設定されている。本実施形態では、スロットマシン1には、以下のように、当選乱数テーブル(当選乱数の個数が設定されたテーブル)に応じて通常状態1、通常状態2、通常状態3の3種類の通常状態が設定されている。
通常状態1の当選乱数テーブルには、MB役に対応するBB123役、BB12役、BB13役、BB23役には当選乱数が割り振られておらず、各ボーナス役(BB1〜BB3役)は、単独でのみ内部当選する。この場合、BB1〜BB3役にはそれぞれ150個の当選乱数が割り振られており、150/65536=1/436.9、即ち、436.9ゲームに1回の確率で単独で内部当選する。このため、通常状態1における全ボーナス役の内部当選確率は、(150+150+150)/65536=1/145.6、即ち、145.6ゲームに1回となる。
通常状態2の当選乱数テーブルには、各MB役にそれぞれ30個の当選乱数が割り振られているとともに、BB1〜BB3役にそれぞれ60個の当選乱数が割り振られている。ここで、BB1役に注目してみると、BB1役には、MB役としてBB123役、BB12役、BB13役で内部当選する3種類、及び単独で内部当選する場合の合計4種類の当選パターンが存在する。このため、BB1役に割り振られている当選乱数の数は、合計で30×3+60=150個である。つまり、通常状態2におけるBB1役は、150/65536=150/65536=1/436.9、即ち、通常状態1と同じ確率で内部当選する。一方、MB役にも当選乱数が割り振られていることから、MB役に対応する当選乱数の割合は、通常状態1と異なるように設定されている。尚、BB2役及びBB3役も、BB1役と同様の設定になっている。
通常状態3の当選乱数テーブルには、MB役としてのBB123役には100個、BB12役、BB13役、BB23役にはそれぞれ20個の当選乱数が割り振られている。つまり、通常状態3では、MB役に対応する当選乱数の数が通常状態1、2と異なるように設定されている。一方、BB1〜BB3役にはそれぞれ10個の当選乱数が割り振られている。このため、BB1〜BB3役には、100+20+20+10=150個の当選乱数が割り振られており、その数は通常状態1、2と同一である。
このように、スロットマシン1では、通常状態1〜3においては、BB1〜BB3役それぞれに割り振られている当選乱数の数(150個)が共通する(第1ボーナス役及び第2ボーナス役に対応する当選乱数の数が共通である)とともに、BB1〜BB3役のみに割り振られている当選乱数の数、ならびに何れかのボーナス役が同時に内部当選するMB役に割り振られている当選乱数の数(第1ボーナス役及び第2ボーナス役の両方に対応する当選乱数の数)が異なっている。このため、何れかのボーナス役が1つ以上内部当選する乱数の数は通常状態1で450個、通常状態2では300個、通常状態3では190個となり、内部当選確率は、以下のようになる。
通常状態1:450/65536=1/145.6
通常状態2:300/65536=1/218.5
通常状態3:190/65536=1/344.9
つまり、通常状態1では、ボーナス役が内部当選する割合は多いものの、ボーナス役の同時当選はなく、1回のボーナス役の内部当選により獲得することができるメダルの枚数が少なくなるように設定されている。また、通常状態2では、通常状態1に比較して、ボーナス役が単独で内部当選する割合は低いものの、ボーナス役が同時当選する割合が多いことから、1回のボーナス役の内部当選により獲得することができるメダルの枚数が多くなるように設定されている。更に、通常状態3では、通常状態2に比較して、ボーナス役が単独で内部当選する割合は低いものの、ボーナス役が同時当選する割合が多くなるように設定されている。このため、それぞれの通常状態では、理論上の出玉率はほぼ同じとみなすことができる一方、出玉の波は大きく異なっている。尚、当選乱数の数は、上記した設定値に応じて変化する。
また、通常状態1〜3では、小役及びリプレイ役の当選乱数の数が共通に設定されている。尚、この図6は当選乱数の「数」を示しているものであり、当選乱数の「値」は、例えば通常状態1〜3で一部を共通に設定してもよいし、全く異なるように設定してもよい。
また、BB状態の当選乱数テーブルには、各ボーナス役には当選乱数が割り振られておらず、小役(10枚役、3枚役、1枚役)にのみ当選乱数が割り振られている。つまり、BB状態では、各ボーナス役は、内部抽選の対象から除外されている。
このような構成のスロットマシン1では、ゲームの開始に応じて実行される内部抽選において、内部抽選の結果が当選であった場合(内部当選役がある場合)には、当該内部当選役に対応した内部当選役フラグ(ボーナス役フラグ、小役フラグ或いはリプレイ役フラグ)がオンされる(成立する)。このとき、ボーナス役フラグについては当該ボーナス役が入賞するまで何ゲームでも持ち越される一方、小役フラグ及びリプレイ役フラグについては入賞の有無に関わらず次のゲームを開始するまでに消去される。
スロットマシン1は、内部当選役フラグに応じて、各リール3a〜3cの停止位置を決定するための図示しない停止テーブルに基づいて所謂引込制御(すべり制御)を含む停止制御(各リール3a〜3cを内部当選役フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止させる制御)を実行する。この引込制御は、各ストップボタン10〜12の操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(最大で4図柄まで)にある図柄を有効ライン(図3参照)上に引込んで停止させることが可能な制御である。尚、内部当選役フラグに対応する図柄が上記の引込範囲内に存在しないときは、その図柄を有効ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、所謂取りこぼしとなる。
ここで、スロットマシン1に設けられている遊技状態について説明する。
スロットマシン1には、通常状態(通常状態1〜3)、ボーナス状態の遊技状態が設けられている。スロットマシン1は、予め定められた条件の成立に応じてこれらの遊技状態が切り替わるようになっており、初期化時(リセット時)などには通常状態1〜3の何れかの状態になっている。尚、詳細は後述するが、この通常状態1〜3は、切換ボタン13の操作により切り換えられる。
通常状態1〜3では、遊技者が入賞させた役に応じて対応する利益が遊技者に付与される。例えば、通常状態1〜3において小役が入賞した場合には、対応する数のメダルを払い出すという利益が遊技者に付与される。また、リプレイ役が入賞した場合には、新たにメダルを投入することなく再度ゲームを実行できるという利益が付与される。
スロットマシン1は、通常状態1〜3においてボーナス役(BB1〜BB3役又はMB役)が入賞した場合には、入賞したボーナス役に応じたボーナス状態(BB状態又はMB状態)に移行する。これにより、ボーナス状態の発生という利益が遊技者に付与される。ボーナス状態では、各ボーナス役及び各リプレイ役は内部抽選の抽選対象から外され、小役のみが内部当選するように設定されている。また、ボーナス状態では、上述したように全ての小役が入賞時に15枚のメダルを払い出すように構成されている。このため、ボーナス状態は、各小役の内部当選確率が大幅に向上して一気に大量のメダルを獲得することが可能であり、且つ、BET数が2に削減されることから、遊技者にとって最も有利な遊技状態であるといえる。
このボーナス状態は、規定数のメダルの払出が行われるまで(所定の終了条件成立するまで)継続する。本実施形態では、ボーナス状態のうち、BB1〜BB3役の単独入賞に対応するBB状態は、メダルの払出が345枚を越えるまで継続する。また、BB1〜BB3役の複数が同時に入賞したとみなされるMB状態は、メダルの払出が同時当選数×345枚を越えるまで(特別ボーナス状態の終了条件が成立するまで)継続する。そのため、例えばBB1役とBB2役が同時に内部当選したBB12役が入賞した場合には、345+345=690枚のメダルの払出があるまでMB状態が継続する(各BB状態が連結される)。このとき、内部的には個別のBB状態が順次移行する移行処理が行われるものの、個別のBB役を入賞させなくとも、上述したMB状態の終了条件が成立するまで1つのボーナス状態が継続される。
MB状態は、複数のBB役が同時に内部当選した場合に行われるMB抽選においてMB当選となり、遊技者が対応するMB役図柄(図5参照)を有効ライン上に停止表示させた場合に発生する。このMB抽選では、当選乱数のうち、奇数乱数はMB当選、偶数乱数はMB非当選となる。つまり、MB抽選では、50%の当選確率でMB当選として決定される。また、MB当選の場合には、BB1〜BB3役に対応する図柄の入賞が禁止され、MB役図柄のみが入賞可能となる。一方、MB抽選において非当選となった場合にはMB役図柄の入賞が禁止されるので、内部当選したボーナス役の図柄をそれぞれ1つずつ入賞させて、1つずつボーナス状態を発生させることになる。尚、スロットマシン1は、ボーナス状態が終了するとボーナス状態発生時の通常状態へ移行する。
次に上記した構成のスロットマシン1の作用について説明する。尚、初期状態では、内部当選役フラグや後述する仮想ボーナス役フラグなどの各フラグはオフされている。
制御部18は、スロットマシン1の全体を制御するための処理を実行しており、そのうちの一つとして内部抽選処理を実行している。
図10は、内部抽選処理を示すフローチャートである。制御部18は、ゲームを開始したかを判定しており(A1)、遊技者によりゲームの開始操作がなされると(A1:YES)、内部抽選乱数を抽出して(A2)、現在の遊技状態に対応する当選乱数テーブルと照合し(A3)、その照合結果に応じて該当する内部当選役フラグをオンする(A4)。続いて、複数のBB役が同時に内部当選したBB同時当選であるかを判定し(A5)、BB同時当選でない場合には(A5:NO)、仮想ボーナス役判定処理を実行する(A8)。
図11は、仮想ボーナス役判定処理を示すフローチャートである。制御部18は、通常状態であるかを判定しており(B1)、通常状態では(B1:YES)、内部抽選乱数を遊技者が選択しなかった当選乱数テーブルである非選択テーブル(「当選乱数テーブル選択手段により選択されていない当選乱数テーブル」に相当)と照合する(B2)。このとき、仮想ボーナス役当選であるか、即ち、内部抽選時に抽出された乱数が3つの当選乱数テーブル(図6参照)のうち非選択テーブルでは当選乱数であったかを判定し(B3)、仮想ボーナス当選でない場合には(B3:NO)、リターンする。
続いて、制御部18は、図12に示す仮想ボーナス役表示処理を実行する。制御部18は、1ゲームが終了したかを判定しており(C1)、1ゲームが終了した場合には(C1:YES)、仮想ボーナス役フラグがオンであるかを判定する(C2)。この場合、仮想ボーナス役フラグはオンされていないので(C2:NO)、リターンする。
仮想ボーナス役表示処理からリターンすると、制御部18は、入賞した役に対応するメダルの払出などを行う。スロットマシン1では、このように通常のゲーム進行に関する処理が行われている。
さて、本実施形態のスロットマシン1には、上述したように、通常状態では3つの当選乱数テーブルが設けられている。制御部18は、遊技者による切換ボタン13の操作に応じて、以下のように3つの当選乱数テーブルを切り換えている。尚、以下では、通常状態1に対応するテーブルを「1」、通常状態2に対応するテーブルを「2」、通常状態3に対応するテーブルを「3」として説明する。
図13は、テーブル切換処理を示すフローチャートである。遊技者により切換ボタン13が操作されると、制御部18は、切換ボタン13がオン(操作)されたことから(D1:YES)、現在の当選乱数テーブルが通常状態1に対応した「1」であるかを判定し(D2)、現在の当選乱数テーブルが「1」である場合には(D2:YES)、当選乱数テーブルを「2」に切り換え(D3)、切り換えた当選乱数テーブルを液晶表示部4に表示(図7参照)した後(D4)、リターンする。これにより、内部抽選で用いられる当選乱数テーブルが、「2」に切り換えられる。
同様に、制御部18は、現在選択されている当選乱数テーブルが通常状態2に対応した「2」であった場合には(D5:YES)、当選乱数テーブルを「3」に切り換えて(D6)、また、現在の当選乱数テーブルが「1」及び「2」の何れでもない場合、即ち、現在の当選乱数テーブルが「3」であった場合には(D2:NO、D5:NO)、当選乱数テーブルを「1」に切り換えて(D7)、切り換えた当選乱数テーブルを表示した後(D4)、リターンする。
このように、制御部18は、遊技者による切換ボタン13の操作に応じて、内部抽選に用いられる当選乱数テーブルを「1」→「2」→「3」→「1」のように順に切り換えていく。これにより、遊技者は、所望の当選乱数テーブルを選択してゲームを行うことが可能になる。
何れかの当選乱数テーブルが選択された状態で遊技者がゲームを開始すると、制御部18は、上記したように、ゲームの開始操作にともない(A1:YES)、選択された当選乱数テーブルを用いて内部抽選を実行した後(A2、A3、A4)、BB同時当選であるかを判定する(A5)。このとき、BB同時当選でない場合には(A5:NO)、そのままステップA8へ移行する。これに対して、BB同時当選である場合には(A5:YES)、MB抽選を実行した後、MB当選であるかを判定し(A6)、MB当選でない場合には(A6:NO)、ステップA8に移行する。一方、MB当選である場合には(A6:YES)、MB役フラグをオンした後(A7)、ステップA8に移行する。
つまり、制御部18は、遊技者によるゲームの開始操作に応じて内部抽選を行った場合には、内部当選役の有無に関わらず、ステップA8に移行して仮想ボーナス役判定処理を実行する。
制御部18は、図11の仮想ボーナス役判定処理において、今回のゲームが通常状態で行われたゲームである場合には(B1:YES)、上述したように内部抽選乱数を非選択テーブルと照合し(B2)、仮想ボーナス役当選であるかを判定する(B3)。このとき、仮想ボーナス役当選である場合には(B3:YES)、当該仮想ボーナス役に対応する仮想ボーナス役フラグをオンして(B4)、リターンする。ここで、仮想ボーナス役フラグとは、仮想ボーナス役当選したボーナス役(仮想内部当選役に相当)の種類を示すフラグである。
続いて、制御部18は、図12の仮想ボーナス役表示処理を実行する。以下、説明の簡略化のため、仮想ボーナス役フラグがオンされたゲームにおいて、内部抽選処理で内部当選役が無い又は小役が内部当選した場合と、ボーナス役が内部当選した場合とについて個別に説明する。
<内部当選役が無い又は小役が内部当選した場合>
制御部18は、1ゲームが終了すると(C1:YES)、仮想ボーナス役フラグがオンされていることから(C2:YES)、ボーナス入賞であったかを判定する(C3)。このボーナス入賞の判定では、終了したゲームにおいてボーナス役が入賞したか、又は、終了したゲームがボーナス状態のゲームであったかが判定されている。今回は通常状態で何も入賞していないか、小役が入賞した状態であり(C3:NO)、ボーナス役フラグもオンされていないことから(C4:NO)、液晶表示部4に仮想ボーナス役を表示する(C5)。液晶表示部4には、図7に示すように、現在選択されているテーブルを示す選択テーブルマークM1、仮想ボーナス役の種類を示す仮想ボーナス役図柄M2、仮想ボーナス役が内部当選役になる非選択テーブルを示す仮想テーブルマークM3が表示される。図7の場合、遊技者が選択したテーブルがTBL3(通常状態3に対応するテーブル。上述した「3」に相当)であり、非選択テーブルがTBL1(通常状態1に対応するテーブル。上述した「1」に相当)、仮想ボーナス役がBB1役(図5参照)であることが示されている。つまり、もし通常状態1のテーブルを選択していたとしたら、BB1役が内部当選していたことが、1ゲーム終了時に遊技者に報知される。これにより、自身の選択が結果的に悪かったことを事後的に判断することができる。
<ボーナス役が内部当選役であった場合>
この場合、制御部18は、小役が内部当選役であったときと同様の判定を行うものの(C1:YES、C2:YES、C3:NO)、ボーナス役フラグ(BB役フラグ、又はMB役フラグ)がオンされていることから(C4:YES)、そのままリターンする。つまり、何れかのボーナス役が内部当選した場合には、非選択テーブルにおいて仮想ボーナス役が内部当選していたとしても、その旨は遊技者に報知されない。
さて、ボーナス役が内部当選した状態で遊技者が当該ボーナス役を入賞させた場合、例えばMB役が内部当選した状態で遊技者がMB役図柄を停止表示(MB役を入賞)させた場合、液晶表示部4には、図8に示すように、選択テーブルマークM1、MB状態であることを示す「MULTIBONUS!!!」のメッセージM4、MB役を示す図柄マークM5、及び当該MB状態における差枚数M6(払出数−投入数)が表示される。尚、スロットマシン1が何れかのボーナス状態に移行したとしても、仮想ボーナス役フラグはオンのままである。
制御部18は、仮想ボーナス役表示処理において、仮想ボーナス役フラグがオンされたままでボーナス状態のゲームが行われると、1ゲームが終了するごとに(C1:YES)、仮想ボーナス役フラグがオンであることから(C2:YES)、ボーナス入賞したかを判定する(C3)。この場合、ボーナス状態でゲームであることから(C3:YES)、ボーナス状態が終了したかを判定し(C7)、ボーナス状態が終了していない場合、即ちボーナス状態の終了条件が成立していない場合には(C7:NO)、リターンする。
これに対して、制御部18は、ボーナス状態が終了した場合には(C7:YES)、仮想ボーナス役を表示した後(C5)、仮想ボーナス役フラグをオフして(C6)、リターンする。これにより、ボーナス状態の終了時に、液晶表示部4には、図9に示すように、ボーナス状態が終了したことを示す「BIGBONUS END」のメッセージM7、遊技者が獲得したメダルの枚数を示す「936medals GET!」のメッセージM8、仮想ボーナス役図柄M2及び仮想テーブルマークM3が表示される。この図9の例では、遊技者が選択したテーブルはTBL3であり、TBL1を選択していた場合には、BB1役が内部当選していたこと、及び、TBL2を選択していた場合には、BB1役及びBB3役が内部当選していたことが示されている。
これにより、遊技者は、TBL3を選択したことにより936枚のメダルを獲得できたこと、及び、もしTBL1を選択していた場合にはBB状態1回分のメダル(およそ300枚)、TBL2を選択していた場合ではBB状態2回分のメダル(およそ600枚程度)であったことを認識することができる。これにより、自身の選択が結果的によかったことを事後的に判断できる。
このように、スロットマシン1では、通常状態において、出玉率が同じとみなせる複数の当選乱数テーブルのうち任意の当選乱数テーブルを遊技者が選択可能にしているとともに、内部抽選の抽出乱数を遊技者が選択しなかった当選乱数テーブルと照合し、仮想的にボーナス役が内部当選したか否かを判定し、その判定結果を液晶表示部4に表示することで遊技者に報知する。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば次のような効果を得ることができる。
通常状態において、当選乱数の個数を設定した当選乱数テーブルを3個(通常状態1、2、3)設け、BB1〜BB3役に内部当選確率を共通とし、それらのボーナス役が単独で内部当選する割合及び同時に内部当選する割合を異なるように設定したので、各ボーナス役の内部当選確率そのものは変化しないが、各ボーナス役が単独又は同時に内部当選する割合が変化する。この場合、切換ボタン13を設け、遊技者が3つの当選乱数テーブルを任意に切り換えることを可能にしたので、遊技者が自らの意思で出玉の波を変化させることが可能となり、遊技者間の平等性を担保しつつ遊技の興趣を高めることができる。
内部抽選時に抽出した乱数が非選択テーブルであれば内部当選していたかを液晶表示部4に表示することにより遊技者に報知するようにしたので、遊技者が選択しなかった非選択テーブルを仮に選択していたとしたらボーナス役が内部当選していたのか否かを確認することができるため、自らの選択が結果的によかったのか、あるいは悪かったのかを事後的に判断することができる。
MB状態では、内部的に個別のBB状態が移行するように制御しているものの、それらを連続して移行しているため、遊技者は、1回のボーナス状態が継続するように感じる。これにより、例えば2回分のボーナス状態(BB状態)で獲得するメダルを、1回分のボーナス状態(MB状態)で一気に獲得するような感覚を遊技者に与えることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述した一実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張することができる。
予め規定された3つの当選乱数テーブルの中から1つの当選乱数テーブルを選択するようにしたが、選択可能な当選乱数テーブルの数は2つ以上であればいくつでもよい。
また、ボーナス役の同時当選の割合を0〜100%の範囲内で遊技者が任意に設定できるようにしてもよい。
仮想ボーナス役を表示するタイミングは一実施形態に限定されない。例えば、仮想ボーナス役判定処理を実行した後即座に表示するようにしてもよい。この場合、仮想ボーナス役であるのか、あるいは実際の内部当選役であるのかが判別できない態様で表示するようにしてもよい。このように表示することで、表示されたボーナス役が実際に内部当選したボーナス役なのか、あるいは仮想ボーナス役なのかが分からないため、遊技者の期待感・緊張感を煽ることができる。
MB当選とすることが決定された場合にはBB役図柄の入賞を禁止し、MB役図柄のみ入賞可能としたが、BB役図柄の入賞も可能とし、遊技者が任意で何れかを入賞させることができるようにしてもよい。
また、BB役が同時当選したときは、常にMB役図柄の入賞を可能としてもよい。
MB役図柄を1種類としたが、2種類以上のMB役図柄を設けるようにしてもよい。
MB役図柄を無くしてもよい。
ボーナス役の種類・個数は一実施形態に限定されない。
通常状態よりも遊技者にとって有利な状態へ移行するボーナス役であればどのようなボーナス役でもよく何種類あってもよい。
また、ボーナス状態の終了条件も一実施形態に限定されず、様々な条件を設定することが可能である。
ボーナス役の同時当選パターンは本例に限定されない。
同時当選の組合せは適宜設定することができる。
複数のBB役が同時当選したときは、各BB役の入賞順を予め抽選で決定し、実際の入賞順がその抽選で決定した入賞順と一致したときに遊技者に対して特典を付与する特典付与手段を設けるようにしてもよい。このような特典付与手段を設けることにより、BB役を入賞させる順序が重要な意味を持つことになるので、BB役図柄を目押しする際の緊張感を高め、興趣が向上する。
図面中、1はスロットマシン、3はリール(図柄変動表示手段)、4は液晶表示部(表示手段、仮想ボーナス役報知手段)、9はスタートレバー(ゲーム開始操作手段)、10〜12はストップボタン(停止操作手段)、13は切換ボタン(当選乱数テーブル選択手段)、18は制御部(内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、利益付与手段、乱数発生手段、入賞順決定手段、当選乱数規定手段、フラグ制御手段、ボーナス状態発生手段、仮想内部当選役判定手段、仮想ボーナス役報知手段、特典付与手段)である。

Claims (4)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    所定範囲内の乱数を発生する乱数発生手段と、
    前記乱数のうち、少なくとも小役、第1ボーナス役、第2ボーナス役を含む複数種類の役のそれぞれに対応する当選乱数を規定する当選乱数規定手段と、
    前記ゲーム開始操作手段が操作されたときに、前記乱数発生手段が発生する乱数の中から1つの乱数を抽出し、その抽出乱数を前記当選乱数規定手段により規定された当選乱数と照合することによって内部当選役を決定するための内部抽選を実行し、内部当選役のフラグを成立させる内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段が操作されたときに、内部当選役に対応する図柄を予め規定された引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記図柄変動表示手段の各図柄表示領域に停止表示された図柄の組合せに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞が発生したと判定されたときに、当該入賞に対応する利益を遊技者に付与する利益付与手段と、
    1回のゲームが終了したときに、前記小役のフラグを消去するとともに、前記第1ボーナス役及び第2ボーナス役のフラグを当該第1ボーナス役及び第2ボーナス役が入賞するまで次のゲームへ持ち越し可能なフラグ制御手段と、
    前記入賞判定手段により前記第1ボーナス役又は第2ボーナス役が入賞したと判定されたときに、遊技者にとって有利な第1ボーナス状態又は第2ボーナス状態を発生し、所定の終了条件が成立したときに当該第1ボーナス状態又は第2ボーナス状態を終了するボーナス状態発生手段と、を備えたスロットマシンであって、
    前記当選乱数規定手段は、前記第1ボーナス役に対応する当選乱数の数及び前記第2ボーナス役に対応する当選乱数の数が共通するとともに、前記第1ボーナス役のみに対応する当選乱数、前記第2ボーナス役にのみに対応する当選乱数、ならびに前記第1ボーナス役及び第2ボーナス役の両方に対応する当選乱数の割合が異なるように設定された2以上の当選乱数テーブルを有し、
    遊技者の操作に応じて、前記2以上の当選乱数テーブルのうち何れか1つの当選乱数テーブルを前記内部抽選で照合する当選乱数テーブルとして選択する当選乱数テーブル選択手段を備えたことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記内部抽選手段により内部抽選が実行されたときに、前記抽出乱数を前記2以上の当選乱数テーブルのうち前記当選乱数テーブル選択手段により選択されていない当選乱数テーブルと照合することによって仮想内部当選役を判定する仮想内部当選役判定手段と、
    前記仮想内部当選役が前記第1ボーナス役又は前記第2ボーナス役である場合に、その旨を遊技者に報知する仮想ボーナス役報知手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記内部抽選手段が前記第1ボーナス役及び第2ボーナス役の両方を同時に内部当選役として決定した場合において、
    前記入賞判定手段により前記第1ボーナス役及び前記第2ボーナス役の両方に対応する特別ボーナス役が入賞したと判定されたときに、前記ボーナス状態発生手段は、前記第1ボーナス状態及び第2ボーナス状態を連結した特別ボーナス状態を発生することを特徴とする請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記内部抽選手段が前記第1ボーナス役及び第2ボーナス役の両方を同時に内部当選役として決定した場合において、当該第1ボーナス役及び第2ボーナス役の入賞順を予め決定する入賞順決定手段と、
    前記入賞順決定手段により決定された入賞順と、実際の入賞順とが一致するか否かを判定し、その判定結果に基づいて遊技者に特典を付与する特典付与手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のスロットマシン。
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