JP2011210413A - 電気化学素子用セパレータおよび非水電解液二次電池 - Google Patents

電気化学素子用セパレータおよび非水電解液二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、内部抵抗が少なく、レート特性およびサイクル特性に優れる電気化学素子用セパレータおよび該電気化学素子用セパレータを用いた非水電解液二次電池を提供することにある。
【解決手段】BET比表面積が10m/g以上200m/g以下である、MgO、CaO、BaOおよびハイドロタルサイト類化合物、から選択される少なくとも1種の無機粒子(A)を含むことを特徴とする電気化学素子用セパレータ。
【選択図】なし

Description

本発明は、電気化学素子用セパレータおよび該電気化学素子用セパレータを用いた非水電解液二次電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池やリチウムキャパシタに代表される電気化学素子のエネルギー密度の向上および長寿命化が求められている。現行のリチウムイオン二次電池では、充放電の繰り返しにより放電容量が減少するという問題点があった。
上記の問題点を解決するため、水分・HF捕捉能を持つMgOやハイドロタルサイトを正極活物質中に添加する手法(例えば、特許文献1参照)、あるいはMgO・ハイドロタルサイトを正極活物質表面に被覆するという手法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。しかしながら上記の正極活物質にMgOを添加する方法では、リチウムマンガン複合酸化物を水分、HFの作用から十分に防御するために、MgOを正極合剤に対して10質量%以上活物質に添加あるいは活物質表面を被覆する必要がある。MgOは電子伝導性が著しく低く、抵抗となることから、上述のように正極活物質に添加すると、リチウムイオン電池の放電容量が低下してしまうという問題点があった。
また、電解液中にMgOを添加する方法(例えば、特許文献3参照)も提案されているが、電解液の粘度を上昇させイオン伝導度を落とすことから、レート特性を落とすという問題点があった。
また、MgOを含有するセパレータが開示されているが(例えば、特許文献4参照)、セパレータ内のMgOの比表面積と電解液の水分およびHFによる劣化との関連や、MgOの効果を更に特異的に優れて奏させようとする試みについては一切開示されていなかった。
特開2004−134236号公報 特開平11−73999号公報 特開2005−100740号公報 特開2008−251527号公報
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、内部抵抗が少なく、レート特性およびサイクル特性に優れる電気化学素子用セパレータおよび該電気化学素子用セパレータを用いた非水電解液二次電池を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
1.BET比表面積が10m/g以上200m/g以下である、MgO、CaO、BaOおよびハイドロタルサイト類化合物、から選択される少なくとも1種の無機粒子(A)を含むことを特徴とする電気化学素子用セパレータ。
2.前記電気化学素子用セパレータの全構成成分中、前記無機粒子(A)の含有量が5〜80質量%であることを特徴とする前記1に記載の電気化学素子用セパレータ。
3.前記電気化学素子用セパレータが、さらに、無機粒子(B)の少なくとも1種を含むことを特徴とする前記1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
4.前記1〜3のいずれか1項に記載の電気化学素子用セパレータを有することを特徴とする非水電解液二次電池。
本発明によれば、内部抵抗が少なく、レート特性およびサイクル特性に優れる電気化学素子用セパレータおよび該セパレータを用いた非水電解液二次電池を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について説明するが、本発明はこれらに限定されない。
本発明の電気化学素子用セパレータは、BET比表面積が5m/g以上である、MgO、CaO、BaOおよびハイドロタルサイト類化合物、から選択される少なくとも1種の無機粒子(A)を含むことを特徴とする。
本発明においては、特に、BET比表面積が5m/g以上である、MgO、CaO、BaOおよびハイドロタルサイト類化合物、から選択される少なくとも1種の無機粒子(A)を含むことで、内部抵抗が少なく、レート特性およびサイクル特性に優れる電気化学素子用セパレータが得られる。
本発明のセパレータは、独立膜の形態としてもよく、電極(正極および/または負極)と一体化した構造としてもよい。セパレータの厚みは、好ましくは1μm以上、50μm以下、より好ましくは5μm以上、30μm以下であることが望ましい。セパレータの厚みが、上記の下限以上であると短絡防止効果の観点から好ましく、他方、上記の上限以下であると電池としたときのエネルギー密度が大きくなる観点から好ましい。
また、セパレータの空隙率としては、30%以上、より好ましくは40%以上であって、85%以下、より好ましくは70%以下であることが望ましい。セパレータの空隙率が上記の下限以上であるとイオン伝導度が大きくなる観点から好ましく、他方、上記の上限以下であるとセパレータの強度が大きくなる観点から好ましい。
また、独立膜の場合、セパレータの強度としては、直径が1mmの針を用いた突き刺し強度で100g以上、より好ましくは300g以上であることが望ましい。突き刺し強度が、上記の下限以上であるとリチウムのデンドライト結晶・異物などによる短絡発生の抑制の観点から好ましい。
(無機粒子(A))
無機粒子(A)は、BET比表面積が5m/g以上である、MgO、CaO、BaOおよびハイドロタルサイト類化合物、から選択される少なくとも1種であり、本発明のセパレータに用いられる。
本発明のセパレータに用いられる無機粒子(A)が、本発明の非水電解液二次電池(以下単に電池とも言う)内の水分と、反応により副生するフッ酸を充分にトラップするのには、BET比表面積が10m/g以上200m/g以下の、MgO、CaO、BaOおよびハイドロタルサイト類化合物、であることが必要である。好ましくは、BET比表面積が30m/g以上200m/g以下、さらに好ましくは100m/g以上160m/g以下である。BET比表面積が10m/gよりも小さいと、無機粒子(A)添加の効果が発揮されない。原因は必ずしも明らかではないが、電池内の水分と、副生HFの捕捉能が低下するためと考えられる。また、BET比表面積が200m/gを超えると凝集しやすくなり電池内の水分と、副生HFの捕捉能が低下する。
また充放電繰り返しによる充放電容量の低下を招かないためには、無機粒子(A)の含水量は2000ppm以下であることが好ましい。さらに好ましくは、500ppm以下である。無機粒子の含水量を低減する方法としてはどのような方法でもよいが、300℃以上で減圧乾燥し、露点−30℃以下の雰囲気下で冷却し、取り出す方法が簡便である。
本発明のセパレータに使用する無機粒子(A)の二次粒子径としては特に制約は無いが、好ましくは10μm以下、さらに好ましくは0.5μm以上5μm以下である。
本発明のセパレータにおいて、無機粒子(A)の添加量としては特に制約はないが、セパレータの全構成成分中、95質量%を上限に添加することができる。無機粒子(A)の添加量が多すぎることによる無機粒子(A)同士の結着不足抑制の観点から、好ましくは5〜80質量%、さらに好ましくは30〜70質量%である。
前記ハイドロタルサイト類化合物としては、一般式[M2+ 1−x3+ (OH)x+[An− x/n・mHO]x−(ただし、0<x≦0.33)で表される化合物が挙げられる。式中、M2+は、Mg2+、Mn2+、Fe2+、Co2+、Ni2+、Cu2+、Zn2+などの2価金属を表し、M3+は、Al3+、Fe3+、Cr3+、Co3+、In3+などの3価金属を表す。An−は、OH、F、Cl、Br、NO 、CO 2−、SO 2−、Fe(CN) 3−、CHCOO、シュウ酸イオンなどのn価のアニオンを表す。このハイドロタルサイト類化合物は層状構造の化合物であり、吸湿性及び陰イオン交換性能を有する。
無機粒子(A)の製造方法については特に制約はなく、上記の条件を満たすものであればどのような方法で得られたものでもよい。ハイドロタルサイト類化合物としては前記ハイドロタルサイト類化合物を500℃から700℃で焼成した、Al固溶MgOを用いることも出来る。この固溶体は、ハイドロタルサイト類化合物同様、水分、陰イオンなどを吸着することができ、これらを吸着しハイドロタルサイト類化合物に戻ることができる。
(結着剤(セパレータ用のバインダー樹脂))
本発明のセパレータには結着剤としてバインダー樹脂を用いることができる。該バインダー樹脂(結着剤ともいう)としては、電極製造時に使用する溶媒や電解液に対して安定な材料であれば特にその種類は制限されない。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリイミド、アラミド、セルロース、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体およびその水素添加物、スチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体およびその水素添加物、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体およびその水素添加物、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、プロピレン−α−オレフィン(炭素数2〜12)共重合体、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体などを用いることができる。
(無機粒子(B))
本発明のセパレータには、さらにフィラーとして無機粒子(B)を含有することができる。本発明の効果が特に優れて奏される観点から特に好ましい。本発明に適用可能な無機粒子(B)としては、特に制限は無いが、構成する金属が、Li、Na、Mg、Al、Si、K、Ca、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Rb、Sr、Y、Nb、Zr、Mo、Ag、Cd、In、Sn、Sb、Cs、Ba、La、Ta、Hf、W、Ir、Tl、Pb、Biおよび希土類金属から選ばれる1種または2種以上の金属である無機粒子(B)を用いることができ、アルカリ金属酸化物、Al、SiO、ZnO、アルカリ金属塩化物、アルカリ土類金属塩化物、ゼオライト、ハイドロタルサイト類化合物を除く粘土、NaSO、CaSO、3CaO・SiO、2CaO・SiO、3CaO・Alおよび4CaO・Al・Feが、電解液をさらに脱水出来ることから好ましい。より好ましくは、Al、SiO、ゼオライト、ハイドロタルサイト類化合物を除く粘土、CaSO、3CaO・SiO、2CaO・SiO、3CaO・Alおよび4CaO・Al・Feである。
また、粒子の粒径としては、特に制限は無いが、1μm以下の粒径を持つ粒子が好ましい。さらに好ましくは、100nm以下の粒径を持つ粒子である。
更に、本発明に係る無機粒子(B)の形状は、多孔質であってもよい。多孔質とは、内部に無数の微細な穴が空いている微粒子である。これら無機粒子(B)は一種または二種以上を混合して用いてもよい。
(セパレータの製造方法)
本発明におけるセパレータの製造方法は、特に限定しないが、湿式法、乾式法、メルトブロー、スパンボンド、電荷溶融紡糸(エレクトロスピニング)といった従来公知の手法を用いることができる。均一に製造できる点から湿式法、乾式法が好ましい。
湿式法では、無機粒子及びバインダー樹脂を溶液に分散または溶解させたペーストを、例えば、スクリーン印刷法、バーコーター法、ロールコーター法、リバースコーター法、グラビア印刷法、ドクターブレード法、ダイコーター法、スプレーコーター法等などの従来公知の塗布装置を用いてPET等の樹脂フィルム上に塗布して、乾燥させた後、膜を剥がすことによりフィルム状のセパレータを製造する方法が挙げられる。また、前記ペーストを電極(正極および/または負極)上に塗布し、乾燥し電極と一体化した構造のセパレータを得る方法が挙げられる。
上記の方法で用いる溶媒としては、特に制限は無いが無機粒子およびバインダー樹脂が均一に且つ安定に分散又は溶解できるものであればよく、例えば、N−メチルピロリドンおよびN,N−ジメチルホルムアルデヒドを挙げることができる。更に、本発明の無機粒子およびバインダー樹脂を分散又は溶解させたペーストを安定化させるために、分散剤などの添加物を加えてもよい。この添加物は、加熱などにより除去できるものであってもよいし、電気化学的に安定であり電池反応を阻害しないものであれば、電池内に残存していてもよい。
前記セパレータの乾燥および脱水方法としては、熱風、真空、赤外線、遠赤外線、電子線および低湿風を単独あるいは組み合わせた方法を用いることできるが、セパレータの孔を塞がない方法であれば特に制限は無い。乾燥温度は溶媒の沸点以下の温度が好ましい。含水量としては、電池全体で2000ppm以下が好ましく、セパレータではそれぞれ1000ppm以下にすることが好ましい。
(非水電解液)
本発明の電池に適用可能な電解液としては、本発明のセパレータに浸透するものであれば特に制限は無い。有機溶媒あるいはイオン液体にLi塩(電解質塩)を溶解させた非水電解液を挙げることができる。
(電解質塩)
本発明の電池の電解液に適用可能な電解質塩としては、特に制限はない。Li塩が好ましく、Li塩のアニオンとしては、I、Cl−、Br等のハロゲン化物イオン、bis(fluorosulfonyl)amide(FSA)、(fluorosulfonyl)(trifluoromethylsulfonyl)amide(FTA)、bis(trifluoromethylsulfonyl)amide(TFSA)、bis(pentafluoroethylsufonyl)amide(BETA)、(trifluoromethanesulfonyl)trifluoroacetamide(TSAC)、dicyanamide等のアミド、tetrafluoroborate(BF4)、trifluoromethyltrifluoroborate(CFBF)、pentafluoroethyltrifluoroborate(CFCFBF)のボレート、hexafluorophospate(PF)等のホスフェート、ClO 、SbF 、等が挙げられる。これらは一種または二種以上を混合してもよい。
(溶媒)
本発明の電池の電解液に適用可能な溶媒としては、特に制限はない。有機溶媒は例えば、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(BC)、ビニレンカーボネート(VC)等の環状カーボネート類、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジプロピルカーボネート(DPC)等の鎖状カーボネート類、ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸エチル等の脂肪族カルボン酸エステル類、γ−ブチロラクトン等のγ−ラクトン類、1,2−ジエトキシエタン、1−エトキシ−1−メトキシエタン等の鎖状エーテル類、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等の環状エーテル類、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル等のグライム、ジメチルスルホキシド、1,3−ジオキソラン、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニトリル、プロピルニトリル、ニトロメタン、エチルモノグライム、リン酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロフラン誘導体、エチルエーテル、1,3−プロパンサルトン、アニソール、N−メチルピロリドン、などの非プロトン性有機溶媒の一種又は二種以上を混合して使用したものが挙げられる。好ましくは環状カーボネート、鎖状カーボネートであり、さらに好ましくは、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、γブチロラクトン、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル等である。
(イオン液体)
本発明の電池の電解液には、水分の影響を受けやすいイオン液体を用いることができる。本発明におけるイオン液体としては、0℃以上、100℃以下の環境下で液体状態の塩が用いられる。
イオン液体のカチオンとしては、特に限定は無いが、アンモニウム、ホスホニウム、スルホニウムが好ましい。さらに好ましくはアンモニウムであり脂肪族、脂環族、芳香族、複素環の4級アンモニウムカチオンから選ばれ、代表的にはイミダゾリウム、ピリジニウム、ピペリジニウム、チアゾリウム、ピロリウム、ピラゾリウム、ベンズイミダゾリウム、インドリウム、カルバゾリウム、キノリニウム、ピロリジニウム、ピペラジニウム、アルキルアンモニウム等が挙げられる。それぞれに置換機がついていてもかまわない。またアニオン部はフッ素原子を含有するアニオンが好ましく、代表的なアニオンとしてはイミドアニオン、ボレートアニオン、ホスフェートアニオンが挙げられる。
本発明で好ましいカチオンの具体例としては、例えば、1−ethyl−3−methyl−imidazolium(EMI)、N,N−diethyl−N−methyl−N−(2−methoxyethyl)ammonium(DEME)、N−Methyl−N−propyl pyrrolidinium(P13)、N−Methyl−N−propylpiperidinium(PP13)、N−ethyl−N−buthyl pyrrolidinium(P24)等が挙げられるが、電池作動電圧範囲内で安定な構造を有するのであれば特に構造を限定するものではない。これらのカチオンは一種または二種以上を混合してもよい。
本発明で好ましいアニオンの具体例としては、例えばbis(fluorosulfonyl)amide(FSA)、(fluorosulfonyl)(trifluoromethylsulfonyl)amide(FTA)、bis(trifluoromethylsulfonyl)amide(TFSA)、bis(pentafluoroethylsufonyl)amide(BETA)、(trifluoromethanesulfonyl)trifluoroacetamide(TSAC)、tetrafluoroborate(BF)、trifluoromethyltrifluoroborate(CFBF)、pentafluoroethyltrifluoroborate(CFCFBF)、hexafluorophospate(PF)、dicyanamideが挙げられるが、電池作動電圧範囲内で安定な構造を有するのであれば、特に構造を限定するものではない。これらのアニオンは一種または二種以上を混合してもよい。
本発明のイオン液体の代表的な例は、上記カチオン群、アニオン群の組み合わせであり、任意の混合率で使用できる。
これら電解液中の有機溶媒あるいはイオン液体は、一種または二種以上を混合して用いてもよい。また、これらはポリマーあるいは無機粒子によってゲル化していてもよい。電解液の濃度は、電解質塩が溶解する範囲内であれば特に制限は無いが、0.2〜2mol/kgとすることが好ましく、特に0.5〜2mol/kgとすることが好ましい。
本発明のセパレータをリチウムイオン二次電池に用いる場合における、正極活物質、負極活物質、電極合剤、集電体、二次電池の作製方法、について記載する。
(正極活物質)
正極活物質としては、無機系活物質、有機系活物質、これらの複合体が例示できるが、無機系活物質あるいは無機系活物質と有機系活物質の複合体が、特にエネルギー密度が大きくなる点から好ましい。
無機系活物質として、例えば、Li0.2MnO、LiMn12、V、LiCoO、LiMn、LiNiO、LiFePO、LiCo1/2Ni1/2Mn1/2、Li1.2(Fe0.5Mn0.50.8、Li1.2(Fe0.4Mn0.4Ti0.20.8、Li1+x(Ni0.5Mn0.51−x、LiNi0.5Mn1.5、LiMnO、Li0.76Mn0.51Ti0.49、LiNi0.8Co0.15Al0.05、Fe、等の金属酸化物、LiFePO、LiCoPO、LiMnPO、LiMPOF(M=Fe、Mn)、LiMn0.875Fe0.125PO、LiFeSiO、Li2−xMSi1−x(M=Fe、Mn)、LiMBO(M=Fe、Mn)などのリン酸、ケイ酸、ホウ酸系が挙げられ、化学式中、xは0〜1の範囲であることが好ましい。更に、FeF、LiFeF、LiTiFなどのフッ素系、LiFeS、TiS、MoS、FeS等の金属硫化物、これらの化合物とリチウムの複合酸化物が挙げられる。
有機系活物質としては、例えば、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリパラフェニレン、等の導電性高分子、有機ジスルフィド化合物、有機イオウ化合物DMcT(2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール)、ベンゾキノン化合物PDBM(ポリ2,5−ジヒドロキシ−1,4−ベンゾキノン−3,6−メチレン)、カーボンジスルフィド、活性イオウ等のイオウ系正極材料、有機ラジカル化合物等が用いられる。
(負極活物質)
負極については特に制限はなく、集電体に負極活物質を密着させたものが利用できる。黒鉛系やスズ合金系などの粉末を、スチレンブタジエンゴムやポリフッ化ビニリデンなどの結着材とともにペースト状として集電体上に塗布して、乾燥後、プレス成形して作製したものが利用できる。物理蒸着(スパッタリング法や真空蒸着法など)によって、3〜5ミクロンのシリコン系薄膜を集電体上に直接形成したシリコン系薄膜負極なども利用できる。
リチウム金属負極の場合は、銅箔上に10〜30ミクロンのリチウム箔を付着させたものが好適である。高容量化の観点からは、シリコン系薄膜負極やリチウム金属負極からなるものであることが好ましい。
(電極合剤)
本発明に用いる電極合剤としては、導電剤、結着剤やフィラーなどの他に、リチウム塩、非プロトン性有機溶媒等が添加されたものが挙げられる。
前記導電剤は、構成された二次電池において、化学変化を起こさない電子伝導性材料であれば何を用いてもよい。通常、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛、土状黒鉛など)、人工黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、炭素繊維や金属粉(銅、ニッケル、アルミニウム、銀(特開昭63−148554号公報に記載)等)、金属繊維あるいはポリフェニレン誘導体(特開昭59−20971号公報に記載)などの導電性材料を1種またはこれらの混合物として含ませることができる。
その中でも、黒鉛とアセチレンブラックの併用が特に好ましい。前記導電剤の添加量としては1〜50質量%が好ましく、2〜30質量%がより好ましい。カーボンや黒鉛の場合は、2〜15質量%が特に好ましい。
本発明では電極合剤を保持するための結着剤を用いる。このような結着剤としては、多糖類、熱可塑性樹脂およびゴム弾性を有するポリマーなどが挙げられ、その中でも、例えば、でんぷん、カルボキシメチルセルロース、セルロース、ジアセチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルフェノール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリルアミド、ポリヒドロキシ(メタ)アクリレート、スチレン−マレイン酸共重合体等の水溶性ポリマー、ポリビニルクロリド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、テトラフロロエチレン−ヘキサフロロプロピレン共重合体、ビニリデンフロライド−テトラフロロエチレン−ヘキサフロロプロピレン共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(EPDM)、スルホン化EPDM、ポリビニルアセタール樹脂、メチルメタアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルを含有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体、(メタ)アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、ビニルアセテート等のビニルエステルを含有するポリビニルエステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン−アクリル共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、ネオプレンゴム、フッ素ゴム、ポリエチレンオキシド、ポリエステルポリウレタン樹脂、ポリエーテルポリウレタン樹脂、ポリカーボネートポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等のエマルジョン(ラテックス)あるいはサスペンジョンが好ましい。ポリアクリル酸エステル系のラテックス、カルボキシメチルセルロース、ポリテトラフロロエチレン、ポリフッ化ビニリデンがより好ましい。
前記結着剤は、一種単独または二種以上を混合して用いることができる。結着剤の添加量は1〜30質量%が好ましく、2〜10質量%がより好ましい。上記範囲の下限以上であると電極合剤の保持力、凝集力の観点から好ましく、上記範囲の上限以下であると電極体積が増加し電極単位体積あるいは単位質量あたりの容量の減少抑制の観点から好ましい。
前記フィラーは、本発明の二次電池において、化学変化を起こさない繊維状材料であれば何でも用いることができる。通常、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのオレフィン系ポリマー、ガラス、炭素などの繊維が用いられる。フィラーの添加量は特に限定されないが、0〜30質量%が好ましい。
(集電体)
正・負極の集電体としては、本発明の二次電池において化学変化を起こさない電子伝導体が用いられる。正極の集電体としては、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、チタンなどの他にアルミニウムやステンレス鋼の表面にカーボン、ニッケル、チタンあるいは銀を処理させたものが好ましく、その中でも、アルミニウム、アルミニウム合金がより好ましい。負極の集電体としては、銅、ステンレス鋼、ニッケル、チタンが好ましく、銅あるいは銅合金がより好ましい。
前記集電体の形状としては、通常フィルムシート状のものが使用されるが、多孔質体、発泡体、繊維群の成形体なども用いることができる。前記集電体の厚みとしては、特に限定されないが、1〜500μmが好ましい。また、集電体表面は表面処理により凹凸を付けることも好ましい。
(二次電池の作製)
ここでは、本発明の非水電解質二次電池の作製について説明する。本発明の二次電池の形状としては、シート、角、シリンダーなどいずれの形にも適用できる。正極活物質や負極活物質の電極合剤は、集電体の上に塗布(コート)、乾燥、圧縮されて、主に用いられる。
前記電極合剤の塗布方法としては、例えば、リバースロール法、ダイレクトロール法、ブレード法、ナイフ法、エクストルージョン法、カーテン法、グラビア法、バー法、ディップ法およびスクイーズ法等が好適に挙げられる。その中でも、ブレード法、ナイフ法およびエクストルージョン法が好ましい。
また、塗布は0.1〜100m/分の速度で実施されることが好ましい。この際、電極合剤の溶液物性、乾燥性に合わせて、上記塗布方法を選定することにより、良好な塗布層の表面状態を得ることができる。塗布は片面ずつ逐時でも、両面同時に行ってもよい。更に、前記塗布は連続でも間欠でもストライプでもよい。
その塗布層の厚み、長さおよび巾は、電池の形状や大きさにより決められるが、片面の塗布層の厚みはドライ後の圧縮された状態で1〜2000μmが好ましい。
前記電極シート塗布物の乾燥および脱水方法としては、熱風、真空、赤外線、遠赤外線、電子線および低湿風を単独あるいは組み合わせた方法を用いることできる。乾燥温度は80〜350℃が好ましく、100〜250℃がより好ましい。含水量としては、電池全体で2000ppm以下が好ましく、正極合剤、負極合剤や電解質では、それぞれ500ppm以下にすることが好ましい。
シートのプレス法は、一般に採用されている方法を用いることができるが、特にカレンダープレス法が好ましい。プレス圧は特に限定されないが、0.2〜3t/cmが好ましい。前記カレンダープレス法のプレス速度としては、0.1〜50m/分が好ましく、プレス温度は室温〜200℃が好ましい。正極シートに対する負極シート幅の比としては、0.9〜1.1が好ましく、0.95〜1.0が特に好ましい。正極活物質と負極活物質との含有量比は、化合物種類や電極合剤処方により異なる。
本発明の二次電池の形態は特に限定されないが、コイン、シート、円筒等、種々の電池セルに封入することができる。
本発明の二次電池の用途は特に限定されないが、例えば、電子機器としては、ノートパソコン、ペン入力パソコン、モバイルパソコン、電子ブックプレーヤー、携帯電話、コードレスフォン子機、ページャー、ハンディーターミナル、携帯ファックス、携帯コピー、携帯プリンター、ヘッドフォンステレオ、ビデオムービー、液晶テレビ、ハンディークリーナー、ポータブルCD、ミニディスク、電気シェーバー、トランシーバー、電子手帳、電卓、メモリーカード、携帯テープレコーダー、ラジオ、バックアップ電源、メモリーカードなどが挙げられる。
その他民生用として、自動車、電動車両、モーター、照明器具、玩具、ゲーム機器、ロードコンディショナー、時計、ストロボ、カメラ、医療機器(ペースメーカー、補聴器、肩もみ機など)などが挙げられる。更に各種軍需用、宇宙用として用いることができる。また、太陽電池と組み合わせることもできる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
実施例1
(セパレータの作製)
無機粒子(A)には、BET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)を用い、300℃〜700℃の温度で加熱処理して含水量を調整し、露点−60℃の雰囲気で常温まで冷却してから使用した。ポリプロピレン(PP)(重量平均分子量100,000)を97質量%、無機粒子(A)を3質量%となるように、2軸押出し機に投入した。押出し機は口径25mm、L/D=48のものを使用し、成型温度は230℃、押出し回転数は毎分100回転として混練した。その後、溶融樹脂を幅100mm、リップ間隔0.5mmのTダイより押出し、95℃に温度調整したロールで引き取り、フィルムを得た。
得られたフィルムを130℃、2時間の条件でアニールした後、30℃でフィルム走行方向に50%寸法変化するように1軸延伸し、その後110℃でフィルム走行方向に150%寸法変化するように1軸延伸した。その後、140℃で60秒固定し、多孔質セパレータフィルムを作製した。得られたセパレータフィルムは80℃で6時間減圧乾燥後、露点−60℃のドライボックス中で6時間以上静置した。これをセパレータ1とする。
(正極の作製)
正極活物質として、LiMnを43質量部、鱗片状黒鉛2質量部、アセチレンブラック2質量部、更に結着剤としてPVDF(ポリフッ化ビニリデン)3質量部を加え、NMP(N−メチルピロリドン)を適宜加えて分散させ、混練して得られたペーストを厚さ20μmのアルミニウム箔に、ダイコート法で塗布、乾燥後カレンダープレス機により圧縮成形した後、端部にアルミニウム製のリード板を溶接し、厚さ100μm、幅54mm×長さ49mmの正極シートを作製、露点−40℃以下の乾燥空気中、230℃で30分脱水乾燥した。
(負極の作製)
人造黒鉛(負極活物質)2000質量部と、スチレン−ブタジエン共重合体の変性体を40質量%含む水性分散液(日本ゼオン製、BM−400B)75質量部と、CMC(カルボキシメチルセルロース、ダイセル化学工業(株)製、CMCダイセル1220、増粘剤)を30質量部と、適量の水とを分散させ、混練して、負極ペーストを調製した。このペーストを厚さ10μmの銅箔の両面に、負極リード接続部を除いて、ダイコート法で塗布後、塗膜を乾燥させた。乾燥後の塗膜をカレンダープレス機により圧縮成形した後、負極合剤層を形成し、厚さ100μm、幅60mm×長さ55mmの負極シートを作製、露点−40℃以下の乾燥空気中、230℃で30分脱水乾燥した。
(シート型電池の作製)
露点−60℃のドライボックス中で、正極材料と負極材料の間にセパレータ1を挟み、ポリエチレン(50μm)−アルミニウム箔(80μm)−ポリエチレンテレフタレート(50μm)のラミネートフィルムよりなる外装材に入れ、3縁を熱融着した。エチレンカーボネート(EC)と、ジエチルカーボネート(DEC)とを体積比1:1の割合で混合し、これに電解質塩としてLiPFを濃度1.0mol/lで溶解したものを電解液として使用した。前記電解液を注液したあと、残る1縁を熱融着しシート型電池を作製した。これを電池1とする。
《評価方法》
以下に示す方法を用いて、本発明のセパレータの評価および電池の評価を行った。
(セパレータの空隙率)
セパレータ試料について、セパレータ体積V(m)についての質量:G(kg)を測定し、バインダー樹脂の密度、無機粒子の密度、を測定し、下記式により空隙率(%)を求めた。結果を表2に示す。
空隙率(%)={1−[(セパレータ質量G(kg))/(バインダー樹脂の密度(kg/m)+無機粒子の密度(kg/m))/(セパレータ体積V(m))]}×100
(シート電池のサイクル特性)
得られたシート型リチウム二次電池について、計測器センター製の充放電測定装置を用いて、0.2Cの電流で電圧2Vから4.2Vまで充電し、10分間の休止後、0.2Cの電流で電池電圧3Vまで放電した。この充放電を300サイクル繰り返した。初期の充放電容量と、300サイクル目の充放電容量を測定し、充放電容量維持率(%)を[(300サイクル目の充放電容量)/(初期の充放電容量)]×100(%)から求め、サイクル特性の評価とした。結果を表3に示す。
(シート電池のレート特性)
得られたシート型リチウム二次電池について、計測器センター製の充放電測定装置を用いて、0.2Cの電流で電圧2Vから4.2Vまで充電し、10分間の休止後、1Cの電流で電池電圧3Vまで放電する充放電を5サイクル繰り返した後に、1Cの電流で電圧2Vから4.2Vまで充電し、10分間の休止後、1Cの電流で電池電圧3Vまで放電する充放電を5サイクル繰り返し、[(1Cでの充放電容量の5サイクル平均値)/(0.2Cでの充放電容量の5サイクル平均値)]×100(%)をレート特性の評価とした。結果を表3に示す。
(電池内の電解液の水分量)
水分量が10ppm以下である電解液を注液後、6時間静置した非水電解液電池の電解液を抽出し、水分量(ppm)をカールフィッシャー水分測定装置により測定した結果を電池内の電解液の水分量(ppm)として示す。結果を表3に示す。
実施例2
無機粒子(A)をBET比表面積80m/g、平均粒子径0.04μmのBaO粒子(日清エンジニアリング製)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例2のセパレータを作製した。このセパレータを用いた以外は正極、負極、電池の作製、および電池の評価も実施例1と同様にした。
実施例3
無機粒子(A)をBET比表面積11m/g、平均粒子径0.6μmのハイドロタルサイト類化合物粒子Mg4.5Al(OH)13CO・3.5HO(協和化学製DHT−4A)とした以外は、実施例1と同様にして、実施例3のセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は正極、負極、電池の作製、および電池の評価も実施例1と同様にした。
実施例4
無機粒子(A)にBET比表面積30m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−30)を用い、無機粒子(A)とポリプロピレンの組成比を30質量%:70質量%にした以外は実施例1と同様にして、実施例4のセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は正極、負極、電池の作製、および電池の評価も実施例1と同様にした。
実施例5
無機粒子(A)にBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)を用い、無機粒子(A)とポリプロピレンの組成比を30質量%:70質量%にした以外は実施例1と同様にして、実施例5のセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は正極、負極、電池の作製、および電池の評価も実施例1と同様にした。
実施例6
無機粒子(A)をBET比表面積70m/g、平均粒子径0.15μmのCaO粒子(シグマアルドリッチ製)を用い、無機粒子(A)とポリプロピレンの組成比を30質量%:70質量%にした以外は実施例1と同様にして、実施例6のセパレータを作製した。このセパレータを用いた以外は正極、負極、電池の作製、および電池の評価も実施例1と同様にした。
実施例7
無機粒子(A)をBET比表面積80m/g、平均粒子径0.04μmのBaO粒子(日清エンジニアリング製)を用い、無機粒子(A)とポリプロピレンの組成比を30質量%:70質量%にした以外は実施例1と同様にして、実施例7のセパレータを作製した。このセパレータを用いた以外は正極、負極、電池の作製、および電池の評価も実施例1と同様にした。
実施例8
無機粒子(A)をBET比表面積11m/g、平均粒子径0.6μmのハイドロタルサイト類化合物粒子Mg4.5Al(OH)13CO・3.5HO(協和化学製DHT−4A)を用い、無機粒子(A)とポリプロピレンの組成比を30質量%:70質量%にした以外は実施例1と同様にして、実施例8のセパレータを作製した。このセパレータを用いた以外は正極、負極、電池の作製、および電池の評価も実施例1と同様にした。
実施例9
(負極上のセパレータ層の作製)
BET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)を60質量部と、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)40質量部を加え、NMP(N−メチルピロリドン)を適宜加えて分散させ、混練して得られたセパレータペーストを調製した。このペーストを実施例1で作製した負極の両面に塗布し、80℃で減圧乾燥させ、厚さ20μmの多孔質絶縁層を形成した。その後、リードを接続し、負極上のセパレータ層を得た。
(電池の作製)
露点−60℃のドライボックス中で、実施例1で作製した正極シートとセパレータ層が塗布された負極を重ね合わせ、ポリエチレン(50μm)−アルミニウム箔(80μm)−ポリエチレンテレフタレート(50μm)のラミネートフィルムよりなる外装材に入れ、3縁を熱融着した。電解液としては、エチレンカーボネート(EC)と、ジエチルカーボネート(DEC)とを体積比1:1の割合で混合したものを溶媒とし、これに電解質塩としてLiPFを濃度1.0mol/lで溶解したものを電解液(非水電解液)として使用した。該電解液を注液したあと、残る1縁を熱融着しシート型電池を作製した。電池の評価は実施例1と同様に行った。
実施例10
無機粒子(A)をBET比表面積80m/g、平均粒子径0.04μmのBaO粒子(日清エンジニアリング製)とした以外は、実施例9と同様にして、実施例10の多孔質セパレータ層を作製した。この負極上のセパレータ層を用いた以外は、実施例9と同様に電池の作製を行った。電池の評価は実施例1と同様に行った。
実施例11
無機粒子(A)をBET比表面積11m/g、平均粒子径0.6μmのハイドロタルサイト類化合物粒子Mg4.5Al(OH)13CO・3.5HO(協和化学製DHT−4A)とした以外は、実施例9と同様にして、実施例11の多孔質セパレータ層を作製した。この負極上のセパレータ層を用いた以外は、実施例9と同様に電池の作製を行った。電池の評価は実施例1と同様に行った。
実施例12〜実施例14
前記電池の作製において、1−ethyl−3−methyl−imidazolium bis(fluorosulfonyl)amide(EMIFSA)を溶媒とし、これに電解質塩として Li bis(trifluoromethylsulfonyl)amide(LITFSA)を濃度1.0mol/lで溶解したものを電解液(非水電解液)として使用した以外は、実施例9〜実施例11と同様にして、電池の作製、および電池の評価をそれぞれ行った。
実施例15
(セパレータの作製)
無機粒子(A)としてBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)、無機粒子(B)としてBET比表面積100m/g、平均粒子径0.01μmのアルミナ(日本アエロジル製Alu−C)を用い、300℃〜700℃の温度で加熱処理して含水量を調整し、露点−60℃の雰囲気で常温まで冷却してから使用した。ポリプロピレン(重量平均分子量100,000)を70質量%、無機粒子(A)を3質量%、無機粒子(B)を27質量%となるように、2軸押出し機に投入した。押出し機は口径25mm、L/D=48のものを使用し、成型温度は230℃、押出し回転数は毎分100回転として混練した。その後、溶融樹脂を幅100mm、リップ間隔0.5mmのTダイより押出し、95℃に温度調整したロールで引き取り、フィルムを得た。得られたフィルムを130℃、2時間の条件でアニールした後、30℃でフィルム走行方向に50%寸法変化するように1軸延伸し、その後110℃でフィルム走行方向に150%寸法変化するように1軸延伸した。その後、140℃で60秒固定し、多孔質セパレータフィルムを作製した。得られたセパレータフィルムは80℃で6時間減圧乾燥後、露点−60℃のドライボックス中で6時間以上静置した。このセパレータを用いた以外は正極、負極、電池の作製、および電池の評価も実施例1と同様にした。
実施例16
無機粒子(B)としてBET比表面積800m/g、平均粒子径1μmの多孔質シリカ(AGCエスアイテック製、サンスフェアH31)を用いた以外は実施例15と同様にセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
実施例17
無機粒子(B)としてBET比表面積400m/g、平均粒子径1.5μmのゼオライト(日本化学工業製、ゼオスター)を用いた以外は実施例15と同様にセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
実施例18
PVDF(ポリフッ化ビニリデン)40質量%および無機粒子(A)としてBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)30質量%および無機粒子(B)としてBET比表面積150m/g、平均粒子径0.01μmの多孔質シリカ(日本エアロジル製、RX200)30質量%をNMP(N−メチルピロリドン)に溶解分散させ、セパレータペーストを得た。このペーストを実施例1で作製した負極の両面に塗布し、80℃で減圧乾燥させ、厚さ20μmの多孔質絶縁層を形成した。その後、リードを接続し、負極上のセパレータ層を得た。この負極上のセパレータ層を用いた以外は、実施例9と同様に電池の作製を行った。電池の評価は実施例1と同様に行った。
実施例19
無機粒子(B)としてBET比表面積100m/g、平均粒子径0.01μmのアルミナ(日本アエロジル製、Alu−C)を用いた以外は実施例18と同様に負極上のセパレータ層を作製した。この負極上のセパレータ層を用いた以外は、実施例9と同様に電池の作製を行った。電池の評価は実施例1と同様に行った。
実施例20
無機粒子(B)としてBET比表面積800m/g、平均粒子径1μmの多孔質シリカ(AGCエスアイテック製、サンスフェアH31)を用いた以外は実施例18と同様に負極上のセパレータ層を作製した。この負極上のセパレータ層を用いた以外は、実施例9と同様に電池の作製を行った。電池の評価は実施例1と同様に行った。
実施例21
無機粒子(B)としてBET比表面積260m/g、平均粒子径11μmの活性アルミナ(DK Fine製、AA100)を用いた以外は実施例18と同様に負極上のセパレータ層を作製した。この負極上のセパレータ層を用いた以外は、実施例9と同様に電池の作製を行った。電池の評価は実施例1と同様に行った。
実施例22
無機粒子(B)としてBET比表面積400m/g、平均粒子径1.5μmのゼオライト(日本化学工業製、ゼオスター)を用いた以外は実施例18と同様にセパレータフィルムを作製した。この負極上のセパレータ層を用いた以外は、実施例9と同様に電池の作製を行った。電池の評価は実施例1と同様に行った。
比較例1
(正極の作製)
LiMn 99.5質量部と、MgO 0.5質量部とを、十分に混合した後、ボールミルを用いて、室温でメカニカルアロイングすることにより、MgOにより粒子表面が被覆されたLiMn正極活物質を得た。LiMnの代わりに、MgOにより粒子表面が被覆されたLiMnを正極活物質とした以外は、実施例1と同様にして、正極シートを作製した。
正極シートとしては上記正極シートを用い、且つ、セパレータとしては厚さ25μmの微多孔性ポリエチレンフィルム(Celgard 2400)を用いた以外は、負極、電池の作製、および電池の評価を実施例1と同様に行った。
比較例2
溶媒としてエチレンカーボネート(EC)と、ジエチルカーボネート(DEC)とを体積比1:1の割合で混合し、これに電解質塩としてLiPFを濃度1.0mol/lで溶解した電解液100質量部に、更にBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)を1質量部加えて分散させたものを電解液として使用し、且つ、セパレータとしては厚さ25μmの微多孔性ポリエチレンフィルム(Celgard 2400)を用いた以外は、実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
比較例3
溶媒としてのEMIFSAに電解質塩としてLiTFSAを濃度1.0mol/lで溶解した電解液100質量部に、更にBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)を1質量部加えて分散させたものを電解液として使用し、且つ、セパレータとしては厚さ25μmの微多孔性ポリエチレンフィルム(Celgard 2400)を用いた以外は、実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
比較例4
無機粒子(A)としてのBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)3質量%の代わりに無機粒子(B)としてのBET比表面積800m/g、平均粒子径1μmの多孔質シリカ(AGCエスアイテック製、サンスフェアH31)33質量%、ポリプロピレン(重量平均分子量100,000)40質量%、を用いた以外は実施例16と同様にセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
比較例5
無機粒子(A)としてのBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)3質量%の代わりに無機粒子(B)としてのBET比表面積400m/g、平均粒子径1.5μmのゼオライト(日本化学工業製、ゼオスター)33質量%、ポリプロピレン(重量平均分子量100,000)40質量%、を用いた以外は実施例17と同様にセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
比較例6
無機粒子(A)としてのBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)3質量%の代わりに無機粒子(B)としてのBET比表面積100m/g、平均粒子径0.01μmのアルミナ(日本アエロジル製、Alu−C)33質量%、ポリプロピレン(重量平均分子量100,000)40質量%、を用いた以外は実施例15と同様にセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
比較例7
無機粒子(A)としてBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)3質量%の代わりに、BET比表面積4.8m/g、平均粒子径1.3μmのMgO粒子(協和化学製、パイロキスマ5Q)3質量%を用いた以外は実施例1と同様にセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
比較例8
無機粒子(A)としてBET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)3質量%の代わりに、BET比表面積8.9m/g、平均粒子径0.5μmのMgO粒子(タテホ化学工業製、ピュアマグ FNM−G)3質量%を用いた以外は実施例1と同様にセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
実施例23
無機粒子(A)として、BET比表面積105m/g、平均粒子径0.7μmのMgO粒子(協和化学製ミクロマグ3−150)3質量%の代わりに、BET比表面積160m/g、平均粒子径0.23μmのMgO粒子(岩谷化学工業製、MTK−30)を3質量%用いた以外は実施例1と同様にセパレータフィルムを作製した。このセパレータを用いた以外は実施例1と同様に正極、負極、電池の作製、および電池の評価を行った。
以上の経過及び結果を表1〜表3に示す。
Figure 2011210413
表1中、
<無機粒子(A)>
MgO(3−30):MgO(協和化学製、ミクロマグ3−30)
MgO(3−150):MgO(協和化学製、ミクロマグ3−150)
BaO(日清エンジニアリング製):BaO(日清エンジニアリング製)
ハイドロタルサイト(DHT−4A):ハイドロタルサイト類化合物(協和化学製、DHT−4A)
CaO(シグマアルドリッチ製):CaO(シグマアルドリッチ製)
MgO(パイロキスマ5Q):MgO(協和化学製、パイロキスマ5Q)
MgO(ピュアマグ FNM−G):(タテホ化学工業製、ピュアマグ FNM−G)
MgO(MTK−30):MgO(岩谷化学工業製、MTK−30)
<バインダー樹脂、結着剤>
PP:ポリプロピレン(重量平均分子量100,000)
PVDF:ポリフッ化ビニリデン
Figure 2011210413
表2中、
<無機粒子(B)>
アルミナ(Alu−C):アルミナ(日本アエロジル製Alu−C)
多孔質シリカ(サンスフェアH31):多孔質シリカ(AGCエスアイテック製、サンスフェアH31)
ゼオライト(ゼオスター):ゼオライト(日本化学工業製、ゼオスター)
シリカ(RX200):シリカ(日本エアロジル製、RX200)
活性アルミナ(AA100):活性アルミナ(DK Fine製、AA100)
<電解液の溶媒>
EC:エチレンカーボネート
DEC:ジエチルカーボネート
Figure 2011210413
表3に記載の結果より明らかなように、本発明のセパレータを用いた本発明の二次電池は、比較例のMgOによる正極被覆あるいは電解液中への添加に比べて、レート特性の劣化が殆どなくサイクル特性に優れていることが分かった。また、比較例5の水分吸着能を持つ粒子のみのセパレータを用いた場合に比べても良好なサイクル特性を示すことが分かる。
特に水分吸着能を有する無機粒子(B)を含む実施例16,17、20〜22のセパレータでは、サイクル特性が特異的に極めて優れていることが分かる。
尚、本実施例は正極活物質にLiMnしか用いていないが、LiCoO、LiFePOを正極活物質に用いた二次電池でも同様に高いレート特性を保持したまま、良好なサイクル特性を得ることが出来た。

Claims (4)

  1. BET比表面積が10m/g以上200m/g以下である、MgO、CaO、BaOおよびハイドロタルサイト類化合物、から選択される少なくとも1種の無機粒子(A)を含むことを特徴とする電気化学素子用セパレータ。
  2. 前記電気化学素子用セパレータの全構成成分中、前記無機粒子(A)の含有量が5〜80質量%であることを特徴とする請求項1に記載の電気化学素子用セパレータ。
  3. 前記電気化学素子用セパレータが、さらに、無機粒子(B)の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の電気化学素子用セパレータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気化学素子用セパレータを有することを特徴とする非水電解液二次電池。
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