JP2011196024A - キー錠用操作ノブ及びこれを備えたキー錠装置 - Google Patents

キー錠用操作ノブ及びこれを備えたキー錠装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プッシュ操作釦のプッシュ操作を小さい操作力で行うことができ、良好なプッシュ操作釦の操作性を得ることができるキー錠用操作ノブ及びこれを備えたキー錠装置を提供する。
【解決手段】操作ノブ3は、キー操作部6aを有するノブ本体6と、ノブ本体6にプッシュ操作可能に互いに対向して配置され、キーシリンダ錠2に係脱可能な第1フック12及び第4フック15fを有する1対のプッシュ操作釦7,8と、プッシュ操作釦7,8間に介在し、プッシュ操作釦7,8にそのプッシュ操作方向a,bと反対の方向a,bに復帰力を付与するばね部材9とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、キー錠用操作ノブ及びこれを備えたキー錠装置に関し、特に例えば自動車等のイグニッションスイッチを切り換えるためのキー錠用操作ノブ及びこれを備えたキー錠装置に関する。
従来のキー錠用操作ノブとして、回転操作部を有するノブ本体と、略U字状のばね部を中央部に有する連結部材と、この連結部にばね部を広げる方向のばね力を付与するばね部材とを備えたものがある(特許文献1)。
ノブ本体は、1対の釦挿通孔を有し、キーシリンダ錠のロータに連結部材を介して着脱可能に配置され、全体がキーシリンダ錠のキー挿抜口を覆うキャップ部材によって形成されている。
連結部材は、キーシリンダ錠のロータに係止可能な1対のフック、及び1対の釦挿通孔を挿通する押釦を有し、ばね部を狭める方向に弾性変形した状態でノブ本体内に配置されている。そして、連結部材は、キーシリンダ錠のロータにノブ本体を連結するように構成されている。
ばね部材は、連結部材の内側に配置され、全体が略弓形状の板ばねによって形成されている。
以上の構成により、上記キー錠用操作ノブを備えた自動車側の送受信機に予め登録されたIDコード(Identification)と乗員所有の自動車用キーからの送信信号に含まれるIDコードとが一致すると、キー錠用操作ノブの回転操作が可能となる。このため、乗員がキー錠用操作ノブを回転させることにより、自動車におけるステアリングロック装置のロック状態を解除してエンジンを始動することができる。
一方、自動車用キー側の送信機の電池切れ,故障等によって自動車におけるステアリングロック装置のロック状態をキー錠用操作ノブの回転操作によって解除することができなくなった場合には、押釦をプッシュ操作してキーシリンダ錠に対するフックの係止状態を解除した後、キーシリンダ錠からキー錠用操作ノブを離脱する。そして、キーシリンダ錠のキー挿抜口にメカニカルキーを挿入する。このメカニカルキーが正規のメカニカルキーである場合には、メカニカルキーの回転操作が可能となる。このため、乗員がメカニカルキーを回転させることにより、ステアリングロック装置のロック状態を解除してエンジンを始動することができる。
特開2005−68957号公報
しかし、特許文献1に示すキー錠用操作ノブによると、ばね部材のばね力及び連結部材のばね部のばね力が押釦に付与されているため、押釦のプッシュ操作時におけるプッシュ操作力として大きい操作力を必要とし、押釦の操作性が悪いという問題があった。
従って、本発明の目的は、プッシュ操作釦のプッシュ操作を小さい操作力で行うことができ、もって良好なプッシュ操作釦の操作性を得ることができるキー錠用操作ノブ及びこれを備えたキー錠装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、(1)〜(3)のキー錠用操作ノブ及びこれを備えたキー錠装置を提供する。
(1)キー操作部を有するノブ本体と、前記ノブ本体にプッシュ操作可能に互いに対向して配置され、キー錠に係脱可能なフックを有する1対のプッシュ操作釦と、前記1対のプッシュ操作釦間に介在し、前記1対のプッシュ操作釦にそのプッシュ操作方向と反対の方向に復帰力を付与するばね部材とを備えたキー錠用操作ノブ。
(2)上記(1)に記載のキー錠用操作ノブにおいて、前記1対のプッシュ操作釦のうち一方のプッシュ操作釦は、他方のプッシュ操作釦側に突出し、かつ前記ばね部材を介して互いに対向する1対の係止片を有し、前記他方のプッシュ操作釦は、前記1対の係止片を案内するガイドを有する請求項1に記載のキー錠用操作ノブ。
(3)キー錠と、前記キー錠に着脱可能に取り付けられた操作ノブとを備え、前記操作ノブは、上記(1)又は(2)に記載のキー錠用操作ノブであるキー錠装置。
本発明によると、プッシュ操作釦のプッシュ操作を小さい操作力で行うことができ、良好なプッシュ操作釦の操作性を得ることができる。
本発明の実施の形態に係るキー錠装置を説明するために示す分解斜視図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るキー錠装置を説明するために示す正面図とA−A断面図。(a)は正面図を、また(b)はA−A断面図をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態に係るキー錠装置のフック機構を説明するために示す正面図。 本発明の実施の形態に係るキー錠装置のフック機構を説明するために示す平面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るキー錠装置における動作を説明するために示す断面図。(a)はキー錠用操作ノブのプッシュ操作状態を、また(b)はその離脱状態をそれぞれ示す。
[実施の形態]
〔キー錠装置の全体構成〕
図1及び図2(a),(b)はキー錠装置を示す。図1及び図2(a),(b)に示すように、キー錠装置1は、キー錠としてのキーシリンダ錠2と、自動車(図示せず)のイグニッションスイッチ(図示せず)を切り換えるための操作ノブ3とから大略構成されている。
(キーシリンダ錠2の構成)
キーシリンダ錠2は、外装部材としてのロータケース4、正規のメカニカルキーの回転操作によって回転可能なロータ5、及び操作ノブ3の回転操作によってロータ5と共に回転可能なシリンダインナ(図示せず)を有し、自動車のステアリングコラム(図示せず)に配置されている。
ロータケース4は、操作ノブ3の取付側(図2(b)では左側)に開口する略円筒状のボディによって形成されている。
ロータ5は、正規のメカニカルキー(図示せず)を挿抜するキー挿抜孔5aを有し、ロータケース4内に回転可能に収容されている。そして、ロータ5は、電子キーの送信機と自動車側の送受信機との間でのIDコード(認証)の確認後に操作ノブ3の回転操作によってシリンダインナと共に回転するように構成されている。また、ロータ5は、キーシリンダ錠2から操作ノブ3を離脱して正規のメカニカルキーのキー挿抜孔5aへの差し込み回転操作によって回転するように構成されている。
メカニカルキーは、電子式キーが内蔵する駆動用の電池が切れた場合等に用いてエンジン等の始動を可能にするための自動車用キーである。
ロータ5には、キー挿抜孔5aの軸線方向にシリンダインナのタンブラ係合溝に係合可能な複数のタンブラ(図示せず)が等間隔をもって往復可能に配置されている。また、ロータ5には、前方端面(操作ノブ3の取付側端面)及び外周面に開口し、かつ円周方向に等間隔をもって並列する1対の切り欠き凹部5b,5cが設けられている。
ロータ5の前方端部には、メカニカルキーの挿抜方向に開口し、かつ1対の切り欠き凹部5b,5c間に介在する1対の貫通孔5d,5eが設けられている。
一方の貫通孔5dは、軸線方向に均一な開口面をもつストレート孔50d(図2(b)に示す)、及びこのストレート孔50dから操作ノブ3の取付側に向かって漸次大きくなる開口面をもつテーパ孔51dが設けられている。
ストレート孔50dは、貫通孔5dの後方部位(操作ノブ3の取付側端部と反対側の部位)に配置され、後述する第1フック12の爪部12bを挿入可能なサイズの孔部によって形成されている。
テーパ孔51dは、貫通孔5dの前方部位に配置され、第1フック12の爪部12bを貫通孔5dへの挿入時に案内するガイド機能をもつ孔部によって形成されている。これにより、操作ノブ3のロータ5に対する取付時にプッシュ操作釦7をプッシュ操作することなく、第1フック12の爪部12bを貫通孔5dに挿入することができる。
他方の貫通孔5eは、それぞれ均一な開口面をもつストレート孔50e、及びこのストレート孔50eから操作ノブ3の取付側に向かって漸次大きくなる開口面をもつテーパ孔51eが設けられている。
ストレート孔50eは、貫通孔5eの後方部位(操作ノブ3の取付側端部と反対側の部位)に配置され、後述する第4フック15fの爪部151fを挿入可能なサイズの孔部によって形成されている。
テーパ孔51eは、貫通孔5eの前方部位に配置され、第4フック15fの爪部151fを貫通孔5eへの挿入時に案内するガイド機能をもつ孔部によって形成されている。これにより、操作ノブ3のロータ5に対する取付時にプッシュ操作釦8をプッシュ操作することなく、第4フック15fの爪部151fを貫通孔5eに挿入することができる。
シリンダインナは、ロータ5を挿通させるロータ挿通孔(図示せず)を有し、ロータケース4内に回転可能に配置されている。シリンダインナには、その内周面に開口するタンブラ係合溝(図示せず)が設けられている。
これにより、ロータ5のキー挿抜孔5aに正規のメカニカルキーが挿入されると、タンブラが往動してタンブラ係合溝との係合状態が解除され、ロータ5がシリンダインナ内で回転可能になる。一方、ロータ5のキー挿抜孔5aから正規のメカニカルキーが引き抜かれると、タンブラが復動してタンブラ係合溝に係合し、ロータ5のシリンダインナ内での回転が阻止される。
(操作ノブ3の構成)
操作ノブ3は、ノブ本体6,プッシュ操作釦7,8及びばね部材9を有し、キーシリンダ錠2におけるロータ5の前方端部に着脱可能に取り付けられている。そして、操作ノブ3は、電子キーの送信機と自動車側の送受信機との間でのIDコード(認証)の確認後にロータ5及びシリンダインナと共に回転操作可能に構成されている。
ノブ本体6は、操作ノブ3の前方に突出するキー操作部6aを有し、全体がキーシリンダ錠2側に開口するキャップ部材によって形成されている。そして、ノブ本体6は、キー操作部6aがキーシリンダ錠2のロータ5に対する第1フック12及び第4フック15fの係止状態において回転操作可能な回転操作部として機能するように構成されている。
ノブ本体6には、プッシュ操作釦7,8の釦操作部11,16(後述)をそれぞれ挿通させる挿通孔6a,6bが設けられている。また、ノブ本体6には、開口内面に突出し、かつロータ5の切り欠き凹部5b,5cにそれぞれ嵌合可能な略コ字状の凸部6d,6e(凸部6dのみ示す)が突設されている。
ノブ本体6の内面には、プッシュ操作釦7,8を介してばね部材9の弾撥力(ばね力)を受けるばね力受部6f,6gが設けられている。
図3及び図4はプッシュ操作釦のフック機構を示す。図3及び図4に示すように、一方のプッシュ操作釦7は、釦ベース10及び釦操作部11を有し、ノブ本体6に保持されている。そして、プッシュ操作釦7は、操作ノブ3の回転操作面内でプッシュ操作方向aにプッシュ操作し得るように構成されている。
釦ベース10は、プッシュ操作釦7の非プッシュ操作状態においてばね力受部6fに当接する当接部10aを有し、ノブ本体6内に収容され、全体が水平部10b及び垂直部10c,10dからなる略コ字状の部材によって形成されている。
釦ベース10には、ロータ5の挿通孔5dを挿通してストレート孔50dの開口周縁に係止可能な第1フック12、及び他方のプッシュ操作釦8の係止孔150d,150e(後述)にそれぞれ係止可能な1対の係止片としての第2フック13,第3フック14が設けられている。また、釦ベース10には、ばね部材9の一方側端部を係止する係止凸部10eが設けられている。
第1フック12は、一部をノブ本体6外に露出するフック本体12a、及びこのフック本体12aに一体化された爪部12bからなる略L字状の鉤形部材によって形成されている。
第2フック13は、プッシュ操作釦8側に突出し、全体が釦ベース10の垂直部10cに連接するフック本体13a、及びこのフック本体13aに一体化された爪部13bからなる略L字状の鉤形部材によって形成されている。
第3フック14は、第2フック13と同様にプッシュ操作釦8側に突出し、かつ第2フック13にばね部材9を介して対向する位置で配置され、全体が釦ベース10の垂直部10dに連接するフック本体14a、及びこのフック本体14aに一体化された爪部14bからなる略L字状の鉤形部材によって形成されている。
釦操作部11は、一部がノブ本体6外に露出して釦ベース10に一体に設けられ、かつノブ本体6の挿通孔6bに挿通され、全体が円柱部材によって形成されている。釦操作部11の外部露出長は、約1.5mmの寸法に設定されている。これにより、プッシュ操作釦7のプッシュ操作ストロークとして比較的大きいストロークが得られる。
他方のプッシュ操作釦8は、釦ベース15及び釦操作部16を有し、一方のプッシュ操作釦8にばね部材9を介して対向する位置に配置され、かつノブ本体6に保持されている。そして、プッシュ操作釦8は、操作ノブ3の回転操作面内でプッシュ操作方向bにプッシュ操作し得るように構成されている。プッシュ操作釦8はプッシュ操作釦7と共にフック機構を構成する。
釦ベース15は、プッシュ操作釦8の非プッシュ操作状態においてばね力受部6gに当接する当接部15a,15bを有し、ノブ本体6内に収容されている。当接部15a,15bは、ノブ本体6の突起部6h,6iに当接してプッシュ操作釦7,8の矢印c方向(図4に示す)への傾きを防止する傾き防止用の凸部としても機能する。
釦ベース15には、一方のプッシュ操作釦7側に開口し、かつばね部材9の他方側端部を収容するスプリング収容部15cが設けられている。また、釦ベース15には、釦ベース10の第2フック13,第3フック14をそれぞれ案内する略コ字状のガイド壁15d,15e、及びロータ5の挿通孔5eを挿通してストレート孔50eの開口周縁に係止可能な第4フック15fが設けられている。ガイド壁15d,15eは、プッシュ操作釦7のプッシュ操作釦8に対して矢印d方向(図2(b)に示す)への傾きを防止する傾き防止用の壁部としても機能する。
ガイド壁15dには第2フック13を係止する係止孔150dが、またガイド壁15eには第3フック14を係止する係止孔150eがそれぞれ設けられている。
第4フック15fは、一部をノブ本体6外に露出するフック本体150f、及びこのフック本体150f(図2に示す)に一体化された爪部151fからなる略L字状の鉤形部材によって形成されている。
釦操作部16は、一部がノブ本体6外に露出して釦ベース15に一体に設けられ、かつノブ本体6の挿通孔6cに挿通され、全体が円柱部材によって形成されている。釦操作部16の外部露出長は、約1.5mmの寸法に設定されている。これにより、プッシュ操作釦8のプッシュ操作ストロークとして比較的大きいストロークが得られる。
(ばね部材9の構成)
ばね部材9は、金属製の圧縮コイルばねからなり、プッシュ操作釦7の釦ベース10とプッシュ操作釦8の釦ベース15との間に介在して圧縮した状態で配置され、かつノブ本体6内に収容されている。そして、ばね部材9は、プッシュ操作釦7,8にそのプッシュ操作方向a,bと反対の方向a,bの復帰力を付与するように構成されている。ばね部材9としては板ばねを用いてもよい。ばね部材の材料としては、金属以外に合成樹脂でもよい。ばね部材9の弾撥力としては、プッシュ操作釦7,8のプッシュ操作力が約5.5N(ニュートン)の操作力でプッシュ操作可能となるばね力に設定されている。
〔キー錠装置1の動作〕
次に、本実施の形態に示すキー錠装置の動作につき、図5(a)及び(b)を用いて説明する。図5(a)及び(b)はキー錠用操作ノブのプッシュ操作状態と離脱状態を示す。
シリンダ錠2のロータ5に対する操作ノブ3の取付状態において、メカニカルキーを用いて自動車のエンジン等を始動するには、次に示すようにして行う。
先ず、操作ノブ3の取付状態(図2(b)に示す状態)において、図5(a)に示すように、手指Fで釦操作部11を、また手指Fで釦操作部16をそれぞれプッシュ操作方向a,bにプッシュ操作する。この場合、釦操作部11,16がプッシュ操作方向a,bにプッシュ操作されると、プッシュ操作釦7,8がばね部材9の弾撥力に抗してプッシュ操作方向a,bに第1フック12及び第4フック15fと共に往動し、これに伴いテーパ孔51dの開口周縁に対する第1フック12の係止状態及びテーパ孔51eの開口周縁に対する第4フック15fの係止状態が解除され、第1フック12の爪部12bがテーパ孔51dの開口面内に、また第4フック15fの爪部151fがテーパ孔51eの開口面内にそれぞれ配置される。
次いで、この状態を維持しながら、図5(b)に示すように、操作ノブ3をロータ5から離脱する矢印e方向に移動させる。この場合、操作ノブ3が矢印方向eに移動すると、この移動に伴い第1フック12の爪部12bが貫通孔5dを通過してロータ5外に露出するとともに、第4フック15fの爪部151fが貫通孔5eを通過してロータ5外に露出する。また、操作ノブ3の凸部6dが切り欠き凹部5bとの嵌合状態を解除してロータ5外に露出するとともに、操作ノブ3の凸部6e(図示せず)が切り欠き凹部5cとの嵌合状態を解除してロータ5外に露出する。これにより、操作ノブ3がロータ5から取り外される。
しかる後、正規のメカニカルキーをロータ5のキー挿抜孔5aに挿入し、このメカニカルキーを回転操作する。この場合、正規のメカニカルキーが回転操作されると、キーシリンダ錠2のロータ5が回転し、イグニッションスイッチが切り換えられる。
このようにして、自動車のエンジン等を始動することができる。
次に、シリンダ錠2のロータ5に対する操作ノブ3の離脱状態において、電子式キーを用いて自動車のエンジン等を始動するには、次に示すようにして行う。
先ず、操作ノブ3の軸線をロータ5の軸線に合致させた状態にして第1フック12の爪部12bを貫通孔5dの開口面内に配置するとともに、第4フック15fの爪部151fを貫通孔5eの開口面内に配置する。また、操作ノブ3の凸部6dを切り欠き凹部5bの開口面内に配置するとともに、操作ノブ3の凸部5eを切り欠き凹部5cの開口面内に配置する。
次いで、操作ノブ3をロータ5に装着する矢印e方向に移動させて第1フック12を貫通孔5dに挿通させるとともに、第4フック15fを貫通孔5eに挿通させる。また、ノブ本体6の凸部6dをロータ5の切り欠き凹部5bに挿入するとともに、ノブ本体6の凸部6eをロータ5の切り欠き凹部5cに挿入する。
この場合、操作ノブ3が矢印e方向に移動すると、この移動に伴い第1フック12の爪部12bがテーパ孔51dに案内されながら、かつばね部材9の弾撥力を受けながらテーパ孔51dを挿通し、さらに第1フック12の爪部12bがストレート孔50dを挿通してロータ5内に配置される。そして、第1フック12がばね部材9の弾撥力を受けてロータ5内で弾性復帰し、第1フック12の爪部12bがストレート孔50dの開口周縁に係止される。同時に、第4フック15fの爪部151fがテーパ孔51eに案内されながら、かつばね部材9の弾撥力を受けながらテーパ孔51eを挿通し、さらに第4フック15fの爪部151fがストレート孔50eを挿通してロータ5内に配置される。そして、第4フック15fがばね部材9の弾撥力を受けてロータ5内で弾性復帰し、第1フック12の爪部12bがストレート孔50dの開口周縁に係止される。
また、ノブ本体6の凸部6dがロータ5の切り欠き凹部5bに挿入されると、ノブ本体6の凸部6dがロータ5の切り欠き凹部5bに嵌合される。同時に、ノブ本体6の凸部6eがロータ5の切り欠き凹部5cに挿入されると、ノブ本体6の凸部6dがロータ5の切り欠き凹部5bに嵌合される。これにより、操作ノブ3がロータ5に取り付けられる。
なお、本実施の形態では、プッシュ操作釦7,8をプッシュ操作することなく、操作ノブ3がロータ5に取り付けられる場合について説明したが、プッシュ操作釦7,8をプッシュ操作しても操作ノブ4をロータ5に取り付けることができる。この場合、ロータ5に対する操作ノブ4の取り付けは、手指Fでプッシュ操作釦7の釦操作部11をプッシュ操作方向aに、また手指Fでプッシュ操作釦8の釦操作部16をプッシュ操作方向bにそれぞれプッシュ操作してから行われる。
この後、操作ノブ3のキー操作部6aを回転操作する。この場合、操作ノブ3が回転操作されると、キーシリンダ錠2のロータ5がシリンダインナと共に回転し、イグニッションスイッチが切り換えられる。
このようにして、自動車のエンジン等を始動することができる。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
ばね部材9のばね力のみがプッシュ操作釦7,8に付与されるため、プッシュ操作釦7,8のプッシュ操作を小さい操作力で行うことができ、良好なプッシュ操作釦7,8の操作性を得ることができる。
以上、本発明のキー錠用操作ノブ及びこれを備えたキー錠装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
上記実施の形態では、自動車に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の車両にも同様に適用可能である。
1…キー錠装置、2…キーシリンダ錠、3…操作ノブ、4…ロータケース、5…ロータ、5a…キー挿抜口、5b,5c…切り欠き凹部、5d,5e…貫通孔、50d,50e…ストレート孔、51d,51e…テーパ孔、6…ノブ本体、6a…キー操作部、6b,6c…挿通孔、6d…凸部、6f,6g…ばね力受部、6h,6i…突起部、7,8…プッシュ操作釦、9…ばね部材、10…釦ベース、10a…当接部、10b…水平部、10c,10d…垂直部、10e…係止凹部、11…釦操作部、12…第1フック、12a…フック本体、12b…爪部、13…第2フック、13a…フック本体、13b…爪部、14…第3フック、14a…フック本体、14b…爪部、15…釦ベース、15a,15b…当接部、15c…スプリング収容部、15d,15e…ガイド壁、150d,150e…係止孔、15f…第4フック、150f…フック本体、151f…爪部、16…釦操作部

Claims (3)

  1. キー操作部を有するノブ本体と、
    前記ノブ本体にプッシュ操作可能に互いに対向して配置され、キー錠に係脱可能なフックを有する1対のプッシュ操作釦と、
    前記1対のプッシュ操作釦間に介在し、前記1対のプッシュ操作釦にそのプッシュ操作方向と反対の方向に復帰力を付与するばね部材と
    を備えたキー錠用操作ノブ。
  2. 前記1対のプッシュ操作釦のうち一方のプッシュ操作釦は、他方のプッシュ操作釦側に突出し、かつ前記ばね部材を介して互いに対向する1対の係止片を有し、
    前記他方のプッシュ操作釦は、前記1対の係止片を案内するガイドを有する請求項1に記載のキー錠用操作ノブ。
  3. キー錠と、
    前記キー錠に着脱可能に取り付けられた操作ノブとを備え、
    前記操作ノブは、請求項1又は2に記載のキー錠用操作ノブである
    キー錠装置。
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