JP2011194707A - 昇華性熱転写記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】被熱転写体上に形成されている画像等を保護するための熱転写保護層を有する熱転写記録媒体であって、それによって得られた印画物は他の印画物と静電気により吸着することが無くなく、さばき性が良好となるようにした昇華性熱転写記録媒体の提供。
【解決手段】剥離層と接着層とが積層されてなる熱転写保護層が面順次に設けられていて、剥離層は少なくともバインダー樹脂とポリエチレンジオキシチオフェンと真球状のフィラーを含有していて、ポリエチレンジオキシチオフェンはバインダー樹脂との固形分重量比率が0.01から0.1となる範囲で添加されていると共に、真球状のフィラーはバインダー樹脂との固形分重量比率が0.01から0.1となる範囲で添加され、かつ真球状のフィラーの粒子径と熱転写保護層の膜厚の比率が1.1から2.5の範囲に設定されていることを特徴とする昇華性熱転写記録媒体。
【選択図】図1

Description

本発明は、被熱転写体上に昇華転写されて形成されている文字または画像を保護するための熱転写保護層を有する昇華性熱転写記録媒体に関する。
一般に、昇華性熱転写記録媒体は、昇華性熱転写方式のプリンタに使用されるインクリボンのことであり、基材の一方の面には耐熱性樹脂層(バックコート層)が、基材の他方の面には昇華性染料層が設けられた構成のものである。この昇華性熱転写記録媒体の昇華性染料層は、インクの層であり、プリンタのサーマルヘッドからの熱によって、その中の染料を昇華させることによって、被熱転写体(受像層)に昇華熱転写記録が行われる。
現在、昇華性熱転写方式は、プリンタの高機能化が進み、併せて各種画像が簡便に形成できることから、身分証明書等のカード類を始め、アミューズメント用出力物等への文字や画像等の印画に広く利用されている。この様な用途の拡大に伴い、得られる印画物に耐久性を求める声が次第に大きくなってきている。また、最近は、印画する画数の増加の要求や、プリンタの高速化に対応できる、高感度で色再現性に優れる昇華性熱転写記録媒体の開発が強く望まれている。
上記のような昇華性熱転写方式により被熱転写体に形成された画像は、昇華性染料からなるため、それらを保護し、耐光、耐摩擦性等を確保する目的で熱転写保護層で覆うことがある。
しかしながら、プリンタから連続的に高速で排出されてくる印画物に上述のような熱転写保護層が設けられていると、印画物同士が貼り付き、連続印画されてプリンタから排出されてくる印画物を綺麗に揃えられない、即ち印画物がさばけない(さばき性が悪い)と言う問題が生じることがある。そこでこの問題を解決するため、熱転写保護層に様々な対策が施されている。
例えば、特許文献1には、シリコーンオイルまたは変性シリコーンレジンを熱転写保護層の構成材料として使用することによって、さばき性を向上する技術が提案されている。
また特許文献2には、針状結晶の導電性無機物を熱転写保護層の構成材料中に含有させることによって、さばき性を向上させる技術が提案されている。
しかし、いずれの特許文献に係る提案によっても、さばき性があまりよくならず、熱転写保護層のもみ落ちや印画物の光沢不良が発生することがあり、良好な連続印画が行え難い。
特開2006−123538号公報 特開2003−145946号公報
本発明は、このような事情に鑑み成されたものであり、被熱転写体上に昇華転写されて形成されている文字または画像を保護するための熱転写保護層を有する昇華性熱転写記録
媒体であって、それを使用して印画することにより、他の印画物と静電気により吸着することが無くなり、さばき性が良好になると共に、耐久性に優れる印画物が作成できるようにした昇華性熱転写記録媒体の提供を目的とする。
以上のような目的を達成するためになされ、請求項1記載の発明は、基材の一方の面には耐熱性樹脂層が設けられ、他方の面には、色相の異なる昇華性染料層と、剥離層と接着層とが積層されてなる熱転写保護層が面順次に設けられている昇華性熱転写記録媒体であって、剥離層は少なくともバインダー樹脂とポリエチレンジオキシチオフェンと真球状のフィラーを含有していて、ポリエチレンジオキシチオフェンはバインダー樹脂との固形分重量比率(ポリエチレンジオキシチオフェンの固形分重量/バインダー樹脂の固形分重量)が0.01から0.1となる範囲で添加されていると共に、真球状のフィラーはバインダー樹脂との固形分重量比率(真球状のフィラーの固形分重量/バインダー樹脂の固形分重量)が0.01から0.1となる範囲で添加され、かつ真球状のフィラーの粒子径と熱転写保護層の膜厚の比率(フィラーの粒子径/熱転写保護層の膜厚)が1.1から2.5の範囲に設定されていることを特徴とする昇華性熱転写記録媒体である。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の昇華性熱転写記録媒体において、イエロー、マゼンタ、シアンの色相を呈する昇華性染料層が少なくとも設けられていることを特徴とする。
本発明の昇華性熱転写記録媒体を使用して作成された印画物は、他の印画物と静電気によって吸着することが無くなるため、印画物のさばき性が良好となり、且つ熱転写保護層により耐久性に優れる印画物を光沢度を落とさずに作成することが可能となる。
本発明の昇華性熱転写記録媒体の概略の断面構成を示す説明図である。
以下、本発明の昇華性熱転写記録媒体の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示す昇華性熱転写記録媒体は、基材(1)の一方の面には耐熱性樹脂層(2)が設けられ、他方の面には、色相の異なる昇華性染料層[昇華性イエロー染料層(3)、昇華性マゼンタ染料層(4)、昇華性シアン染料層(5)]と、剥離層(6)と接着層(7)とが積層されてなる熱転写保護層(8)とが面順次に設けられている。
この昇華性熱転写媒体を構成する基材(1)は、熱転写記録時における熱圧で軟化変形しない耐熱性と強度が要求されるので、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、セロファン、アセテート、ポリカーボネート、ポリサルフォン、ポリイミド、ポリビニルアルコール、芳香族ポリアミド、アラミド、ポリスチレン等の合成樹脂からなるフィルムや、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類単独のもの、またはこれらが組み合わされてなる複合体等が用いられる。これらの中では、物性面、加工性、コスト面等を考慮するとポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。また、その厚みは、操作性、加工性を考慮すると、2〜50μm程度の範囲であればよいが、転写適性や加工性等のハンドリング性も考慮すると、2〜12μm程度であればより好ましい。
上記したような基材(1)の後述する昇華性染料層が設けられている面とは反対側の面
に設けられる耐熱性樹脂層(2)は、サーマルヘッドから加えられる熱による基材(1)の熱収縮や、サーマルヘッドとの摩擦による基材(1)の破断を防止するために設けられているものである。
この耐熱性樹脂層(2)を構成するバインダーとしては、セルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アセタール系樹脂等が挙げられる。
耐熱性樹脂層(2)の厚みは0.1μmから2.5μm程度でよいが、0.5μmから1.5μm程度であればより好ましい。また、バインダーとして用いられる上記樹脂のガラス転移温度(Tg)は40℃以上が好ましい。
耐熱性樹脂層(2)には滑性を向上させる目的で滑剤を含有させておいてもよい。例えば、動物系ワックス、植物系ワックス等の天然ワックスや、合成炭化水素系ワックス、脂肪族アルコール−酸系ワックス、脂肪酸エステル−グリセライト系ワックス、合成ケトン系ワックス、アミン及びアマイド系ワックス、塩素化炭化水素系ワックス、アルファーオレフィン系ワックス等の合成ワックスや、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル等の高級脂肪酸エステル、さらにはステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸マグネシウム等の高級脂肪酸金属塩や、長鎖アルキルリン酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルアリールエーテルリン酸エステルまたは、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸エステル等のリン酸エステル等の界面活性剤等が挙げられる。これらの滑剤を含有させることで、耐熱性樹脂層(2)とサーマルヘッドとの間の動摩擦係数を小さくすることができるので、摩擦による基材(1)の変形を防止することができる。
また、耐熱性樹脂層(2)には耐熱性を向上させる目的で硬化剤を含有させておいてもよい。硬化剤としては、例えばポリイソシアネートが挙げられが、これをアクリル系、ウレタン系、ポリエステル系のポリオール樹脂やセルロース系樹脂、アセタール樹脂等と組み合わせて使用すればよい。
使用されるポリイソシアネートの添加量は、ポリイソシアネートのNCO当量と耐熱性樹脂層を構成するバインダー樹脂のOH当量の比(ポリイソシアネートのNCO当量/バインダー樹脂のOH当量)で0.8以上であればよい。0.8から1.3までの範囲であればより好ましい。
さらに、耐熱性樹脂層(2)には微粒子を含有させておいてもよい。微粒子を含有させることで耐熱性樹脂層(2)の表面に凹凸が形成されてサーマルヘッドとの接触面積が小さくなり、印画時のサーマルヘッドに対する滑性が向上する。
上記微粒子は有機系微粒子でも無機系微粒子のどちらでもよいが、サーマルヘッドからの熱により変形しないものが好ましい。具体的には、シリカ、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、カオリン、クレー、シリコーン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂等からなる微粒子を挙げることができる。また、微粒子は単独でも2種以上を混ぜ合わせて含有させてもよい。また、微粒子は耐熱性樹脂層(2)中に0.01から0.1程度の重量比で含ませておくことが好ましい。
一方、昇華性染料層[昇華性イエロー染料層(3)、昇華性マゼンタ染料層(4)、昇華性シアン染料層(5)]中の昇華性染料としては主に昇華性分散染料が好ましく用いられる。具体的には、ジアリールメタン系、トリアリールメタン系、チアゾール系、メチン系、アゾメタン系、キサンテン系、アキサジン系、チアジン系、アジン系、アクリジン系、アゾ系、スピロジピラン系、イソドリノスピロピラン系、フルオラン系、ローダミンダクタム系、アントラキノン系等のものが挙げられる。
より具体的には、イエロー成分としては、C.I.ソルベントイエロー14、16、29、30、33、56、93等、C.I.ディスパースイエロー7、33、60、141、201、231等が、マゼンタ成分としては、C.I.ソルベントレッド18、19、27、143、182、C.I.ディスパースレッド60、73、135、167、C.I.ディスパースバイオレット13、26、31、56等が、さらにはシアン成分としては、C.I.ソルベントブルー11、36、63、105、C.I.ディスパースブルー24、72、154、354等が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
これらの昇華性染料は単体で使用しても、複数を組み合わせて使用してもよい。
また、昇華性染料層[昇華性イエロー染料層(3)、昇華性マゼンタ染料層(4)、昇華性シアン染料層(5)]の構成材料として用いられるバインダー樹脂としては、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール等のビニル系樹脂、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、スチレン−アクリルニトリル共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂等の耐熱性、昇華性染料移行性等に優れた樹脂が使用できる。
これらのバインダー樹脂のガラス転移点は、60℃以上であればよいが、110℃以上であればより好ましい。
また、昇華性染料とバインダー樹脂との重量比は、0.1から3.0までの範囲が好ましく、0.5から1.5までの範囲であればより好ましい。
このような昇華性染料層中には滑剤を含有させておいてもよい。滑剤としては、例えば、シリコーン系、フッ素系、リン酸エステル系の各種オイルや界面活性剤等が挙げられるが、シリコーン系またはフッ素系のオイルや界面活性剤が好ましく用いられる。
より具体的には、シリコーン系のものとしては、ジメチルシリコーン、メチルフェニルシリコーン等のストレートシリコーンオイル、アミノ変性、エポキシ変性、カルビノール変性、メルカプト変性、カルボキシル変性、メタクリル変性、ポリエーテル変性、フェノール変性、片末端反応性・異種官能基変性等の反応性変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性、アラルキル変性、フロロアルキル変性、長鎖アルキル変性、高級脂肪酸エステル変性、フェニル変性等の非反応性変性シリコーンオイル等が挙げられる。
また、フッ素系のものとしては、フルオロアルキル基またはパーフルオロアルキル基を含有する界面活性剤等が挙げられる。
これらの滑剤は昇華性染料層中に0.001から0.05までの重量比で含有させておくことが好ましい。
また、昇華性染料層中には耐熱性を向上させる目的で硬化剤を含有させておいてもよい。硬化剤としては、具体的にはポリイソシアネートが挙げられるが、これをアクリル系、ウレタン系、ポリエステル系のポリオール樹脂やセルロース系樹脂、アセタール樹脂等との組み合わせで用いればよい。
使用されるポリイソシアネートの添加量は、ポリイソシアネートのNCO当量と昇華性染料層を構成するバインダー樹脂のOH当量の比(ポリイソシアネートのNCO当量/バインダー樹脂のOH当量)で0.8以上であればよい。0.8から1.3までの範囲であればより好ましい。
このような構成の昇華性染料層[昇華性イエロー染料層(3)、昇華性マゼンタ染料層
(4)、昇華性シアン染料層(5)]が設けられている基材(1)の面と同一の面に面順次に設けられている熱転写保護層(8)は、前記した耐熱性樹脂層(2)側からサーマルヘッドによって加えられた熱により印画された被熱転写体の文字や画像を覆うように転写され、下部の文字や画像を保護するための層である。
この熱転写保護層(8)は、剥離層(6)と接着層(7)が積層されてなる複層構成になっていて、熱転写時には、基材(1)と剥離層(6)との間で剥離が生じ、剥離層(6)と接着層(7)が被熱転写体表面に転写される。
剥離層(6)は、バインダー樹脂と導電剤と真球状のフィラーによって少なくとも構成され、その厚みは、0.3〜0.8μm程度が好ましい。
この剥離層(6)のバインダー樹脂としては、例えば、熱可塑性のポリスチレン、ポリα−メチルスチレン等のスチレン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、石油樹脂、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルガム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリ塩素化オレフィン等の天然樹脂や合成ゴムの誘導体、カルナバワックス、パラフィンワックス等のワックス類が用いられる。これらの中では、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、セルロース誘導体、エポキシ樹脂は好適に用いられる。
剥離層(6)中の導電剤としては、本発明の昇華性熱転写記録媒体を使用して作成された印画物が、他の印画物と静電気によって吸着しないようにし、さばき性を良好にする目的でポリエチレンジオキシチオフェンが用いられる。その他の材料として、スルホン化ポリアニリン、化学的にドーピングしたポリアセチレン、ポリパラフェニレンビニレン、ポリパラフェニレンスルフィド、化学的に重合とドーピングをさせたポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、熱処理により生成したフェノール樹脂の熱処理物、ポリアミドの熱処理物、ペリレン酸無水物の熱処理物等を併用しても良い。
ポリエチレンジオキシチオフェンの添加量は、剥離層(6)を構成するバインダー樹脂とポリエチレンジオキシチオフェンの固形分重量比率(ポリエチレンジオキシチオフェンの固形分重量/バインダー樹脂の固形分重量)が0.01から0.1となるような範囲に設定する。固形分重量比率が0.01より小さい場合、導電剤の添加量が少ないために導電性能が低くなり、本発明の昇華性熱転写記録媒体を用いて作成された印画物同士が静電気で貼り付くようになり、さばき性は良化しない。また固形分重量比率が0.1より多い場合、剥離層の造膜性が悪くなって均一に導電性能を引き出すことができなくなるため、この場合も、本発明の昇華性熱転写記録媒体を用いて作成された印画物同士が静電気で貼り付き、さばき性は良化しない。
また、剥離層(6)の構成材料として用いる真球状のフィラーは、印画物が重なった際に、剥離層と印画物の表面との間に適度の空間を確保し、さばき性を向上させる目的で必要となるものである。使用する真球状のフィラーのとしては、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、シリコーンパウダー、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、サチンホワイト、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、シリカ、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、加水ハロサイト、水酸化マグネシウム等からなる無機の真球状のフィラーや、アクリル系プラスチックピグメント、スチレン系プラスチックピグメント、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等からなる有機の真球状のフィラーが具体例として挙げられる。中でも、シリコーンパウダーのようなものが好ましい。
剥離層(6)中の真球状のフィラーの粒子径と熱転写保護層(8)の膜厚の比率(フィラーの粒子径/熱転写保護層の膜厚)は1.1から2.5の範囲とすると、剥離層(6)と印画物の表面との間に均一な空間を確保することができるようになる。膜厚の比率が1.1より低い場合、剥離層(6)と接着層(7)を積層してなる熱転写保護層(8)と被熱転写体との間に十分な空間が出来ず、貼り付いてしまうため、さばき性は良化しない。また、膜厚の比率が2.5より大きい場合、真球状のフィラーが熱転写保護層(8)から崩れ落ち、この場合も十分な空間が確保出来ずに印画物同士が貼り付いてしまうため、さばき性は良化しない。
さらに、剥離層(6)中の真球状のフィラーの添加量は、剥離層(6)を構成するバインダー樹脂とフィラーの固形分重量比率(フィラーの固形分重量/バインダー樹脂の固形分重量)が0.01から0.1となるようにする。固形分重量比率が0.01より小さい場合、熱転写保護層(8)と被熱転写体との間に十分な空間が確保出来ずに貼り付いてしまい、さばき性は良化しない。また、固形分重量比率が0.1より大きい場合、転写される印画物が光沢不良となってしまい、色再現性が低下してしまう。
一方、接着層(7)を構成するバインダーとしては、例えば、熱可塑性のポリスチレン、ポリα−メチルスチレン等のスチレン系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル等のアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、石油樹脂、アイオノマー、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体等の合成樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース誘導体、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、エステルガム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエン−アクリロニトリルゴム、ポリ塩素化オレフィン等の天然樹脂や合成ゴムの誘導体、カルナバワックス、パラフィンワックス等のワックス類が挙げられる。特に、アクリル系樹脂、セルロース誘導体は好ましく用いられる。
以上、熱転写保護層(8)の概略の構成を説明したが、この熱転写保護層(8)中には、必要に応じて、シリコーンオイル、界面活性剤、離型剤、ワックス類、有機または無機フィラーに代表される滑り剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、難燃剤、酸化防止剤、ブロッキング防止剤、触媒促進剤、着色剤、光散乱剤、艶調整剤、蛍光増白剤、帯電防止剤等を添加することができる。
以下、実施例について詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
厚み4.5μmのポリエステルフィルムを基材として用い、その一方の面に、下記組成の耐熱性樹脂層形成用インクを用いてグラビアコート法により、乾燥厚1.3μmの耐熱性樹脂層を設けた。その後、基材の他方の面の所定位置に、下記組成の昇華性染料層形成用イエローインク、昇華性染料層形成用マゼンタインク、昇華性染料層形成用シアンインクを用いて、昇華性染料層[昇華性イエロー染料層、昇華性マゼンタ染料層、昇華性シア
ン染料層]をそれぞれ乾燥厚が0.8μmとなるように面順次に設けた。
そして、昇華性染料層の後方に下記組成の剥離層形成用インクを用いて剥離層を0.3μmの乾燥厚で形成し、さらにその剥離層上に下記組成の接着層形成用インクを用いて接着層を1.5μmの乾燥厚で積層して形成し、熱転写保護層を設け、本発明の実施例1に係る昇華性熱転写記録媒体を作製した。
剥離層形成用インクの真球状のフィラーの添加量は、バインダー樹脂固形分重量比で0.05とし、フィラーの粒子径と熱転写保護層の膜厚の比率(フィラーの粒子径/熱転写保護層の膜厚)は1.5とした。また、導電剤の添加量は、バインダー樹脂固形分重量比を0.05とした。なお、文中で「部」とあるのは、質量基準である。
<耐熱性樹脂層形成用インク>
アクリルポリオール樹脂 15.0部
ステアリン酸亜鉛 1.5部
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル 1.5部
タルク 1.0部
2,6−トリレンジイソシアネート 5.0部
トルエン 50.0部
メチルエチルケトン 20.0部
酢酸エチル 6.0部
<昇華性染料層形成用イエローインク>
C.I.ソルベントイエロー93 0.6部
C.I.ソルベントイエロー16 3.6部
ポリビニルブチラール樹脂 3.2部
有機変性ポリシロキサン 0.1部
2,6−トリレンジイソシアネート 0.7部
メチルエチルケトン 60.5部
トルエン 30.3部
<昇華性染料層形成用マゼンタインク>
C.I.ディスパースレッド60 6.7部
C.I.ディスパースバイオレット26 1.3部
C.I.ソルベントブルー36 0.4部
ポリビニルブチラール樹脂 5.2部
有機変性ポリシロキサン 0.1部
2,6−トリレンジイソシアネート 0.9部
メチルエチルケトン 55.3部
トルエン 27.6部
シクロヘキサノン 2.5部
<昇華性染料層形成用シアンインク>
C.I.ソルベントブルー36 5.9部
C.I.ソルベントブルー63 1.5部
ポリビニルブチラール樹脂 5.2部
有機変性ポリシロキサン 0.2部
2,6−トリレンジイソシアネート 0.8部
メチルエチルケトン 55.9部
トルエン 27.9部
シクロヘキサノン 2.6部
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 1.0部
シリコーンパウダー 1.0部
メチルエチルケトン 58.5部
トルエン 19.5部
<接着層形成用インク>
アクリル樹脂 10.0部
ポリエステル樹脂 3.5部
エポキシ樹脂 3.5部
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤 8.0部
トルエン 35.0部
メチルエチルケトン 40.0部
<実施例2>
剥離層形成用インクの真球状のフィラーの添加量を、バインダー樹脂固形分重量比で0.01とし、真球性のフィラーの粒子径と熱転写保護層の膜厚の比率(フィラーの粒子径/熱転写保護層の膜厚)を1.1とし、さらに導電剤の添加量をバインダー樹脂固形分重量比で0.01とした以外は実施例1と同様にして、実施例2に係る昇華性熱転写記録媒体を作製した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 0.2部
シリコーンパウダー 0.2部
メチルエチルケトン 59.7部
トルエン 19.9部
<実施例3>
剥離層形成用インクの真球状のフィラーの添加量を、バインダー樹脂固形分重量比で0.1とし、フィラーの粒子径と熱転写保護層の膜厚の比率(フィラーの粒子径/熱転写保護層の膜厚)を2.5とし、導電剤の添加量を、バインダー樹脂固形分重量比を0.1とした以外は実施例1と同様にして、実施例2に係る昇華性熱転写記録媒体を作成した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 2.0部
シリコーンパウダー 2.0部
メチルエチルケトン 57.0部
トルエン 19.0部
<比較例1>
剥離層形成用インクの真球状のフィラーの添加量を、バインダー樹脂固形分重量比で0.005とした以外は実施例1と同様にして、比較のための昇華性熱転写記録媒体を作製した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 1.0部
シリコーンパウダー 0.1部
メチルエチルケトン 59.0部
トルエン 19.9部
<比較例2>
剥離層形成用インクの真球状のフィラーの添加量を、バインダー樹脂固形分重量比で0.11とした以外は実施例1と同様にして、比較のための昇華性熱転写記録媒体を作製した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 1.0部
シリコーンパウダー 2.2部
メチルエチルケトン 58.4部
トルエン 18.4部
<比較例3>
剥離層形成用インクの真球状のフィラーの粒子径と熱転写保護層の膜厚の比率(フィラーの粒子径/熱転写保護層の膜厚)を1.0とした以外は実施例1と同様して、比較のための昇華性熱転写記録媒体を作製した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 1.0部
シリコーンパウダー 1.0部
メチルエチルケトン 58.5部
トルエン 19.5部
<比較例4>
剥離層形成用インクのフィラーの粒子径と熱転写保護層の膜厚の比率(フィラーの粒子径/熱転写保護層の膜厚)を2.6とした以外は実施例1と同様にして、比較のための昇華性熱転写記録媒体を作製した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 1.0部
シリコーンパウダー 1.0部
メチルエチルケトン 58.5部
トルエン 19.5部
<比較例5>
剥離層形成用インクの導電剤の添加量を、バインダー樹脂固形分重量比で0.005とした以外は実施例1と同様にして、比較のための昇華性熱転写記録媒体を作製した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 0.1部
シリコーンパウダー 1.0部
メチルエチルケトン 59.0部
トルエン 19.9部
<比較例6>
剥離層形成用インクの導電剤の添加量を、バインダー樹脂固形分重量比で0.11とし
た以外は実施例1と同様にして、比較のための昇華性熱転写記録媒体を作製した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 2.2部
シリコーンパウダー 1.0部
メチルエチルケトン 58.4部
トルエン 18.4部
<比較例7>
剥離層形成用インクのフィラーの形状を不定形とした以外は実施例1と同様にして、比較のための昇華性熱転写記録媒体を作製した。
<剥離層形成用インク>
アクリル樹脂 20.0部
ポリエチレンジオキシチオフェン 1.0部
シリコーンパウダー 1.0部
メチルエチルケトン 58.5部
トルエン 19.5部
前記実施例および比較例に係る昇華性熱転写記録媒体に対して、以下の条件にて印画評価を行った。印画に際しては被熱転写体として以下のものを用いた。印画評価の結果を表1に記載する。
Figure 2011194707
<被熱転写体の作製>
グラビアコート法により、下記する被熱転写体用基材の一方の面に、下記組成の昇華熱転写用受像層形成用インクを用いて、昇華熱転写用受像層を乾燥厚5.0μmで形成することで、昇華熱転写用の被熱転写体を作製した。
<被熱転写体用基材>
発泡ポリエステルフィルム:厚み188μm
<昇華熱転写用受像層形成用インク>
塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 20.0部
シリコーンオイル 0.5部
トルエン 40.0部
メチルエチルケトン 39.5部
<昇華性熱転写記録媒体を用いて得られた印画物の評価>
印画物表面の光沢度を測定し、さらに印画物を10枚重ねた時のさばき性について評価した。
評価の結果、本発明の昇華性熱転写記録媒体は、それを用いて得られる印画物が、他の印画物と静電気によって吸着することが無くなるため、さばき性が良好となり、且つ熱転写保護層により耐久性に優れる印画物が光沢度を落とすことなく作成できることが分かった。
それに対して、比較例1に係る昇華性熱転写記録媒体は熱転写保護層中のフィラーの添加量が少ないため、印画物上の熱転写保護層と被熱転写体の昇華転写用受像層との間に十
分な空間が出来ず、貼り付いた。比較例2に係る昇華性熱転写記録媒体は熱転写保護層中のフィラーの添加量が多いため、それによって得られた印画物は光沢不良となり、色再現性が低下した。比較例3に係る昇華性熱転写記録媒体は、熱転写保護層の膜厚よりフィラーの粒子径が小さいため、熱転写保護層と昇華転写用受像層との間に十分な空間が出来ず、貼り付いた。比較例4に係る昇華性熱転写記録媒体は、熱転写保護層中のフィラーは、熱転写保護層の膜厚より粒子径が大きいため、フィラーが熱転写保護層から崩れ落ち、熱転写保護層と昇華転写用受像層との間に十分な空間が出来ず、貼り付いた。比較例5に係る昇華性熱転写記録媒体は、導電剤の添加量が少なかったため、導電性能が低くなり、印画物同士が静電気で貼り付いてしまった。比較例6に係る昇華性熱転写記録媒体は、導電剤を多くしたため、剥離層の造膜性が悪く、均一な導電性能が引き出せず、印画物同士が貼り付いた。そして、比較例7に係る昇華性熱転写記録媒体は、不定形のフィラーを使用したため、熱転写保護層と昇華転写用受像層との間に均一な空間が確保できず、印画物同士が貼り付いた。
尚、評価は○×にて評価している。光沢度の評価は、90%以上である場合は○とし、それ以外は×として評価した。さばき性の評価は、印画物を10枚重ねた上で擦り合わせた後、貼り付かずに容易に手でさばける場合は○とし、少しでも引っ掛かる場合は×として評価した。
1・・基材
2・・耐熱性樹脂層
3・・昇華性イエロー染料層
4・・昇華性マゼンタ染料層
5・・昇華性シアン染料層
6・・剥離層
7・・接着層
8・・熱転写保護層

Claims (2)

  1. 基材の一方の面には耐熱性樹脂層が設けられ、他方の面には、色相の異なる昇華性染料層と、剥離層と接着層とが積層されてなる熱転写保護層が面順次に設けられている昇華性熱転写記録媒体であって、剥離層は少なくともバインダー樹脂とポリエチレンジオキシチオフェンと真球状のフィラーを含有していて、ポリエチレンジオキシチオフェンはバインダー樹脂との固形分重量比率(ポリエチレンジオキシチオフェンの固形分重量/バインダー樹脂の固形分重量)が0.01から0.1となる範囲で添加されていると共に、真球状のフィラーはバインダー樹脂との固形分重量比率(真球状のフィラーの固形分重量/バインダー樹脂の固形分重量)が0.01から0.1となる範囲で添加され、かつ真球状のフィラーの粒子径と熱転写保護層の膜厚の比率(フィラーの粒子径/熱転写保護層の膜厚)が1.1から2.5の範囲に設定されていることを特徴とする昇華性熱転写記録媒体。
  2. イエロー、マゼンタ、シアンの色相を呈する昇華性染料層が少なくとも設けられていることを特徴とする請求項1記載の昇華性熱転写記録媒体。
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