JP2011187104A - 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011187104A
JP2011187104A JP2010048959A JP2010048959A JP2011187104A JP 2011187104 A JP2011187104 A JP 2011187104A JP 2010048959 A JP2010048959 A JP 2010048959A JP 2010048959 A JP2010048959 A JP 2010048959A JP 2011187104 A JP2011187104 A JP 2011187104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
memory cell
nonvolatile semiconductor
operational amplifier
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010048959A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Ido
正路 井銅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2010048959A priority Critical patent/JP2011187104A/ja
Publication of JP2011187104A publication Critical patent/JP2011187104A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

【課題】高歩留まりかつ高速動作が可能な不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法を提供すること。
【解決手段】本発明は、リファレンス回路1と、ワード線電圧生成回路2と、を有するものである。リファレンス回路1は、メモリセルアレイ4から出力されるビット線信号と比較されるリファレンス電圧Vrefを出力する。ワード線電圧生成回路2は、メモリセルアレイ4へ出力されるワード線電圧Vwlを、リファレンス電圧Vrefの変動に応じて、変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法に関し、特に、ワード線電圧を調整可能な不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法に関する。
近年、半導体製造プロセスの微細化に伴い、製造ばらつきなどによって回路特性のばらつきや温度依存ばらつきが顕在化してきた。これにより、不揮発性半導体記憶装置においては、メモリセル閾値電圧の判定に回路特性ばらつきが誤差として含まれるようになっている。そのため、メモリセル閾値電圧判定における品質向上を実現するためには、回路特性ばらつきを補正する手段が求められている。
特許文献1には、プログラムされたメモリセルとプログラムされていないメモリセルとを区別するためのマージン(以後、検証マージンと呼ぶ)を広げる技術が記載されている。特許文献1では、メモリセル電流特性の温度依存性、メモリセルの特性及びメモリセルのストリング(すなわち、NANDフラッシュの直列チェーンにおけるメモリセルの位置)に応じてワード線電圧を修正することにより、検証マージンを広げることができるとしている。
特許文献1の説明によれば、電気的に消去可能なプログラマブル・メモリ及びフラッシュEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)のような不揮発性メモリは、基板と制御ゲートとの間に配置されたフローティングゲートを用いて、電界効果トランジスタに情報を蓄積する。フラッシュメモリにおいては、複数のメモリセルの制御ゲートがワード線に結合される。この制御ゲート上の信号電位は、ワード線電圧Vwlとして表される。
初期のメモリセルが消去されていると仮定すると、フローティングゲートに電荷を配置することによって、メモリセルがプログラムされる。電荷がフローティングゲートに蓄積されると、この電荷はフローティングゲートに効果的に捕らえられ、電源が切断されても失われない。その後、消去プロセスにより、蓄積された電荷をフローティングゲートから除去する。これらのプログラミング及び消去は、メモリセルの構造に依存して、アバランシェ注入、チャネル注入及びトンネリングなどの、周知の種々のメカニズムを用いて達成される。
図11は、通常の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセル電流とワード線電圧との関係(メモリセル電流特性)を示すグラフである。図11に示すように、消去されたメモリセルは曲線20で表されて、格納されたデータとしては「1」として定義される電流特性を示す。メモリセルがプログラムされると、フローティングゲート中に追加される電荷により、メモリセルの電流特性は高電圧側へ移動する。この際、フローティングゲート中に蓄積される電荷量が多いほど、電流曲線は高電圧側へ移動する。曲線30は、格納されたデータとしては「0」として安全にプログラムされたメモリセルの電流特性を示している。曲線25は、「0」とみなされるべき許容可能な最小プログラミングでのメモリセルの電流特性を示している。リファレンス電流Ithの値は、プログラムされたメモリセルとプログラムされていないメモリセルとを、センスアンプが区別するための電流値である。メモリセル電流Icellがリファレンス電流Ithの値よりも小さいならば、メモリセルはプログラムされている(プログラム状態)とみなされる。メモリセル電流Icellがリファレンス電流Ithの値よりも大きいならば、メモリセルはプログラムされていない(非プログラム状態)とみなされる。
図12は、通常の不揮発性半導体記憶装置の読み出しプロセス期間のワード線電圧Vwlに対してプログラムされているメモリセル電流特性に対する検証マージンを表している。曲線25は、図11と同様に、プログラムされているとみなされるべき許容可能な最小プログラミングでのメモリセルの電流特性を示している。通常の不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルがプログラムされた後に検証プロセスが実行される。検証プロセスにおいては、プログラムされたメモリセルを読み出すのに許容できる最高の電圧であり、かつ、リファレンス電流Ithの値よりも小さなメモリセル電流Icellを与える検証ワード線電圧Vwl_vを用いてメモリセルを読み取る。この検証プロセスの後、メモリセルがプログラムされているものとして検出されない場合、メモリセルは再度プログラムされ、又は不良セルとしてマークされる。つまり、メモリセルが通常の読み出し動作期間に読み出されるとき、プログラムされたメモリセルとプログラムされていないメモリセルとを区別するためのマージンが存在することを保証するよう、Vwl_vよりも小さいワード線電圧Vwl_rを読み出しプロセス期間に用いることができる。
図13は、通常の不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの電流特性の温度依存性を示す図である。図13に示すように、メモリセルの電流特性は温度の変化と共に変動する。曲線25Lは低温でプログラムされたメモリセルの電流特性を示している。ワード線電圧Vwl_v(LT)はメモリセルが低温において許容可能レベルにあると検証され得るワード線電圧を示す。しかし、低温でプログラムされたメモリセルを高温にすると、メモリセルは曲線25Hで表される電流特性を示す。高温においては、メモリセルがプログラムされているとして検証される最高のワード線電圧は、Vwl_v(HT)で示される。つまり、読み出しワード線電圧Vwl_rが低温及び高温に対して同一電圧であれば、低温でプログラムされ高温で読み出されるメモリセルでは、図13に示すように、検証マージンが減少する。メモリセルの電流特性は温度変化と共に変動するので、この温度変化は、プログラムされたメモリセルとプログラムされていないメモリセルとを区別するのに利用できる検証マージンを減少させる。
また、メモリセルの直列チェーンにおけるセルの位置は、メモリセル閾値電圧を支配する。さらに、温度変化はメモリセルの直列チェーンを流れる電流を変化させる。図14は、フラッシュメモリセルアレイの一部を単純化した、フラッシュメモリセルの直列チェーンを示す図である。図14に示すように、NANDフラッシュにおけるメモリセルアレイは、直列セル・チェーン88及び89に配列されたメモリセルのアレイ87からなる。それぞれのメモリセルは直列セル・チェーン88及び89においてドレインとソースの間が結合されている。複数の直列セル・チェーン88及び89を通るワード線(WL_0〜WL_15)は、どのメモリセルの制御ゲートにも結合されてその動作を制御する。
ワード線(WL_0〜WL_15)は、プログラムされるべき又は読み出されるべき直列セル・チェーン88及び89における個々のメモリセルを選択し、各直列セル・チェーン88及び89における残りのメモリセルを通過モードで動作させる。メモリセルの直列セル・チェーン88及び89は、それぞれソース選択ゲート94及び95によってソース線90に結合される。また、それぞれドレイン選択ゲート91及び92によって、個々のビット線(BL1〜BL2)に結合される。ソース選択ゲート94及び95は制御ゲートの結合されたソース選択ゲート制御線SG(S)96によって制御される。ドレイン選択ゲート91及び92はドレイン選択ゲート制御線SG(D)93によって制御される。
図14に示すように、1つのメモリセルを読み出すためには、電流(Ion)は直列セル・チェーン88及び89における他のメモリセルを流れなければならない。したがって、残りのセルはドレイン接続又はソース接続と直列の寄生抵抗になる。直列セル・チェーン88の最も下側にあるセル98は、アレイのグランドに最も近いので、ドレイン線において15回の電圧降下を経験し、ソース線において1回の電圧降下を経験する。直列セル・チェーン88の最も上に位置するセル97は、ソース線において15回の電圧降下を経験し、ドレイン線において1回の電圧降下を経験する。
知られているように、任意のトランジスタ(例えばメモリセル)の電流Ionは、動作モードに依存して、トランジスタのゲート−ソース間電圧Vgsとドレイン−ソース間電圧Vdsとによって決定される。飽和モードにおいては、メモリセルの電流Ionの大部分はゲート−ソース間電圧Vgsとともに変化し、ドレイン−ソース間電圧Vdsの関数ではない。トランジスタ電流はゲート−ソース間電圧Vgsの二乗の割合で変化する。線形モードにおいては、メモリセルの電流Ionは、ドレイン−ソース間電圧Vdsに比例して変化する。
最大利得を得るために特定のメモリセルが飽和モードで動作していると仮定すると、直列セル・チェーン88の最も下のセル98は、そのゲート−ソース間電圧Vgsに電圧降下を経験しない。直列セル・チェーン88の最も上のセル97はソース電圧の15回の電圧降下を経験する。Vtmをメモリセル閾値電圧とすると、メモリセルの電流Ionは、(Vgs−Vtm)の二乗の関数である。よって、メモリセル閾値電圧Vtmが同一であるならば、ゲート−ソース間電圧Vgsの差は、セル電流の変化を反映して二乗される。
温度とメモリセル閾値電圧Vtmとの関係は、セル・ストリング又はメモリセルのチェーンにおけるメモリセルの位置の関数である。メモリセル閾値電圧Vtmの変動は温度の関数であるばかりでなく、セル・ストリングにおけるセルの位置の関数でもある。
メモリセルの電流特性は温度変化に依存し、温度変化は検証マージンを減少させる。また、メモリセル閾値電圧Vtmもメモリセルのストリングにおけるメモリセルの位置の関数である。従って、温度、メモリセルの特性及びセルのストリングにおけるメモリセルの位置に依存してワード線電圧を修正することにより、検証マージンを増加させるように、ワード線電圧を生成する必要性が存在する。
前記課題解決のためのワード線電圧発生器が特許文献1で開示されている。図15は、特許文献1にかかるワード線電圧発生器700の回路図である。図15に示すように、ワード線電圧発生器700は、電流加算ノード150に結合された電流源である。電流源110は、相互接続されたメモリセルのストリングにおけるメモリセルの位置に依存して変化する温度係数を有する、第1電流を生成する。電流源120は、調整可能な電流源であり、温度変化から実質的に独立した第2電流を生成する。電圧変換器140は、第1電流に比例するワード線電圧を発生させる。
図16は、通常の不揮発性半導体記憶装置の異なる温度及びメモリセルのストリング(すなわち直列チェーン)における異なる位置のメモリセルに対する読み出しワード線電圧Vwl_rを変えることによって広げられた検証マージンを示すグラフである。曲線25Lは低温でプログラムされたメモリセル電流特性を示し、曲線25Hは高温で読み出されるメモリセル電流特性を示している。Vwl_v(LT)は、低温においてプログラムされたメモリセルを読み出すのに許容できる最高の電圧を示している。同様に、Vwl_v(HT)は、高温においてプログラムされたメモリセルを読み出すのに許容できる最高の電圧を示している。Vwl_rは、温度やメモリセルの位置依存を補正しないときのワード線電圧である。Vwl_rとVwl_v(HT)との間に、比較的小さい検証マージンが「未補償検証マージン」として示されている。しかし、読み出しが行われるワード線電圧を修正するならば、検証マージンを広げることが可能である。Vwl_r(HT)は、高温期間での読み出しプロセスに対する修正された電圧を示している。読み出しプロセス期間にワード線電圧を下げることにより、検証マージンは、Vwl_v(HT)とVwl_r(HT)との間の差である「補償済み検証マージン」によって示されるように広げられる。
特開2007−299489号公報
通常の不揮発性半導体記憶装置では、メモリセルセル・チェーンから延在するビット線は、図14に示すように、センスアンプと接続される。図17は、通常の不揮発性半導体記憶装置600の構成を示すブロック図である。図17に示すように、通常の不揮発性半導体記憶装置600は、リファレンス回路61、ワード線電圧生成回路62、ワード線ドライバ63、メモリセルアレイ64、カラム選択回路65及びセンスアンプ66により構成される。ワード線電圧生成回路62は、ワード線電圧をワード線ドライバ63に出力する。ワード線ドライバ63は、ワード線電圧をメモリセルアレイ64に出力する(WL−0〜WL−p)。メモリセルは、ビット線信号(BL0〜BLm)をカラム選択回路65に出力する。カラム選択回路65は、選択したビット線信号をセンスアンプ66へ出力する。
センスアンプ66は、入力されたビット線信号と、リファレンス回路61から入力されるリファレンス電圧Vrefと、を比較して、「0」レベル信号DOUT0又は「1」レベル信号DOUT1を出力する。具体的には、センスアンプ66では、リファレンス電圧Vrefはリファレンス電流Ithに変換される。また、ビット線信号はメモリセル電流Icellに変換される。センスアンプ66は、リファレンス電流Ithとメモリセル電流Icellとの大小関係に応じて、「0」レベル信号DOUT0又は「1」レベル信号DOUT1を出力する。
上述の検証プロセスでは、リファレンス電流Ithとメモリセル電流Icellとを比較して、対象となるメモリセルがプログラム状態であるか否かを識別する。そして、識別結果に応じて、メモリセルをエラーセルとしてマーキングされ、又は再プログラムが要求される。
上述の従来技術の説明においては、リファレンス回路61で用いられるリファレンス電流Ithの値は温度によらず常に一定であることを前提としていた。しかし、一般には、リファレンス回路61は独自の温度特性を有している。そのため、温度変化の影響により、リファレンス電圧Vrefは変動する。そのため、リファレンス電圧Vrefを変換したリファレンス電流Ithも変動する。その結果、同じ大きさのメモリセル電流Icellに対する、センスアンプの出力データが、温度により変化してしまうこととなる。
図18は、通常の不揮発性半導体記憶装置のリファレンス電流Ithの値とワード線電圧Vwlとの関係の温度依存性を示すグラフである。例えば図18に示すように、リファレンス電流Ithの値が高温でIth_HT、低温でIth_LTと変動する場合、プログラム検証プロセスにおいてプログラムされているとみなされるべき許容可能な最小プログラミングでのメモリセルの電流特性を示す曲線は、高温では曲線W10_HTであり、低温では曲線W20_LTである。つまり、同じワード線電圧Vwlであっても、温度変化によりリファレンス電流Ithの値は変化してしまう。そのため、メモリセルのフローティングゲートへの電荷注入量がより多く必要であり、低温ではメモリセルへの過剰なプログラム特性が要求されることで歩留まり低下や書き換え速度の低下が生じる。
また、他の問題点として、高温環境保管前後のメモリセル閾値変動テスト(以後、保持特性テストと呼ぶ)の品質低下がある。保持特性は、メモリセルをプログラムした後の時間の経過とともに、フローティングゲート中に蓄積された電荷が抜けていき、メモリセル閾値電圧が低下していく現象である。通常、製品出荷テストにおいては加速試験のため、プログラム直後のメモリセル閾値電圧を測定し、ある所定時間だけ高温環境に保管したあと、メモリセル閾値電圧を測定しプログラム直後のメモリセル閾値電圧からの変動量を把握し、一定のスペックを満たすかを判定する。
図19は、通常の不揮発性半導体記憶装置において保持特性テストを行う際のテストシステムの構成図である。図19に示すように、不揮発性半導体記憶装置500は、メモリセルに格納されたデータが出力される出力端子SOとワード線電圧外部入力端子V4を備えているとする。テスタ8の入力IN1には、不揮発性半導体記憶装置500の出力端子SOが接続される。テスタ8の出力OUTには、不揮発性半導体記憶装置500のワード線電圧外部入力端子V4が接続され、テスタ8により不揮発性半導体記憶装置500に供給するワード線電圧を自由に変更することが可能である。よって、テスタ8により、ワード線電圧を変えながら、出力端子SOのデータ「1」とデータ「0」の境界を探索することにより、メモリセル閾値電圧情報を把握することが可能である。
次に保持特性テスト方法について具体的に説明する。図20は、通常の不揮発性半導体記憶装置の保持特性テストにおける電流特性を示すグラフである。図20に示すように、プログラム直後のメモリセルの電流を示す曲線を曲線W1_HTとすると、高温環境保管後はメモリセル閾値電圧が低下し曲線W3_HTとなる。この場合の、保持特性テストを行う場合の変動量スペックSPECを1.5Vとする。
プログラム直後と高温環境保管後のメモリセル閾値電圧測定を同じ温度で行う場合には、プログラム直後のメモリセル閾値電圧は高温において7Vと測定され、高温環境保管後のメモリセル閾値電圧は高温において6Vと測定される。この場合、温度が一定であるためリファレンス電流Ithの値も一定となるので、リファレンス電流Ithの値の変動による誤差をメモリセル閾値電圧測定値に与えることはない。メモリセル閾値電圧の変動量は1Vなので、SPEC範囲内となり良品となる。
一方、プログラム直後と高温環境保管後のメモリセル閾値電圧測定を異なる温度で行う場合には、リファレンス電流Ithの値は高温でIth_HT、低温でIth_LTとなる。この場合、プログラム直後のメモリセル閾値電圧が高温において7Vと測定され、高温環境保管後のメモリセル閾値電圧が低温において5Vと測定される。そのため、メモリセル閾値電圧の変動量は2Vなので、SPEC範囲外として不良品となってしまう。つまり、メモリセル閾値電圧測定値に、リファレンス電流Ithの値の変動量による誤差が含まれ、テスタによるSPECに対する判定精度が悪化する。その結果、本来リジェクトする必要のない良品が不良品と判定されてしまい、歩留まり低下に繋がる。
以上説明した2つの問題は特許文献1に開示されるワード線電圧Vwlを修正する技術を検証プロセスに用いたとしても、ワード線電圧生成回路がリファレンス電流Ithの値に相関をもたず、ワード線電圧のリファレンス電流Ithの値の変動に対する補正ができないため解決することはできない。
本発明の一態様である不揮発性半導体記憶装置は、メモリセルアレイから出力されるビット線信号と比較されるリファレンス信号を出力するリファレンス回路と、メモリセルアレイへ出力されるワード線電圧を前記リファレンス信号の温度変動に応じて変化させるワード線電圧生成回路と、を少なくとも備えるものである。この不揮発性半導体記憶装置では、前記リファレンス回路の温度変化に伴い、前記リファレンス信号が変動する。前記ワード線電圧生成回路は、前記リファレンス信号の温度変動に応じて補正電圧を生成し、前記補正電圧に応じて前記ワード線電圧を変化させる。よって、ワード線電圧を自動的に調整することで、前記ビット線信号と前記リファレンス信号との比較結果に対する前記リファレンス回路の温度変化又は前記リファレンス回路の供給される電源電圧の変動による影響を回避することができる。これにより、高歩留まりかつ高速動作が可能な不揮発性半導体記憶装置が実現できる。
本発明の一態様である不揮発性半導体記憶装置の制御方法は、メモリセルアレイから出力されるビット線信号と比較するリファレンス信号の温度変動を検出し、前記リファレンス信号の温度変動に応じて、前記メモリセルアレイに出力するワード線電圧を変化させるものである。この不揮発性半導体記憶装置の制御方法では、前記リファレンス信号がリファレンス回路における温度変化に伴い変動する。ワード線電圧生成回路においては、前記リファレンス信号の温度変動に応じて生成される補正電圧に応じて、前記ワード線電圧を変化させる。よって、ワード線電圧を自動的に調整し、前記ビット線信号と前記リファレンス信号との比較結果に対する前記リファレンス回路の温度変化又は前記リファレンス回路の供給される電源電圧の変動による影響を回避することができる。これにより、高歩留まりかつ高速動作が可能な不揮発性半導体記憶装置の制御方法が実現できる。
本発明は、高歩留まりかつ高速動作が可能な不揮発性半導体記憶装置及びその制御方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる不揮発性半導体記憶装置100の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるワード線電圧生成回路2aの回路図である。 実施の形態1にかかるオペアンプ31〜33の構成を示す回路図である。 検証プロセスにおけるワード線電圧生成回路2aの電圧一覧表である。 ワード線電圧生成回路2aのリファレンスセルRC1のドレイン電流とゲート電圧との関係を示す特性グラフである。 消去されたメモリセルとプログラムされたメモリセルのメモリセル電流Icellとワード線電圧Vwlとの関係を表すグラフである。 実施の形態2にかかるワード線電圧生成回路2bの回路図である。 実施の形態3にかかるワード線電圧生成回路2cの回路図である。 実施の形態4にかかるテストシステムの構成図である。 実施の形態4におけるメモリセルの温度特性を示すグラフである。 通常の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセル電流とワード線電圧との関係(メモリセル電流特性)を示すグラフである。 通常の不揮発性半導体記憶装置の読み出しプロセス期間のワード線電圧Vwlに対してプログラムされているメモリセル電流特性に対する検証マージンを表すグラフである。 通常の不揮発性半導体記憶装置におけるメモリセルの電流特性の温度依存性を示す図である。 フラッシュメモリセルアレイの一部を単純化したフラッシュメモリセルの直列チェーンを示す図である。 特許文献1にかかるワード線電圧発生器700の回路図である。 通常の不揮発性半導体記憶装置の異なる温度及びメモリセルのストリング(すなわち直列チェーン)における異なる位置のメモリセルに対する読み出しワード線電圧Vwl_rを変えることによって広げられた検証マージンを示すグラフである。 リファレンス回路を有する不揮発性半導体記憶装置600の構成を示すブロック図である。 通常の不揮発性半導体記憶装置のリファレンス回路のリファレンス電流Ithの値とワード線電圧Vwlとの関係の温度依存性を示すグラフである。 通常の不揮発性半導体記憶装置において保持特性テストを行う際のテストシステムの構成図である。 通常の不揮発性半導体記憶装置の保持特性テストにおける電流特性を示すグラフである。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態1にかかる不揮発性半導体記憶装置100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、不揮発性半導体記憶装置100は、リファレンス回路1、ワード線電圧生成回路2a、ワード線ドライバ3、メモリセルアレイ4、カラム選択回路5及びセンスアンプ6により構成される。リファレンス回路1は、リファレンス電圧Vrefをワード線電圧生成回路2a及びセンスアンプ6へ出力する。
ワード線電圧生成回路2aは、リファレンス電圧Vrefに応じてワード線電圧Vwlを調整する。そして、調整したワード線電圧Vwlを、ワード線ドライバ3に出力する。ワード線ドライバ3は、ワード線電圧Vwlを、メモリセルアレイ4に出力する(WL−0〜WL−p)。メモリセルアレイ4は、ビット線信号(BL0〜BLm)をカラム選択回路5に出力する。カラム選択回路5は、選択したビット線信号をセンスアンプ6へ出力する。
センスアンプ6は、入力されたビット線信号と、リファレンス回路1から入力されるリファレンス電圧Vrefと、を比較して、「0」レベル信号DOUT0又は「1」レベル信号DOUT1を出力する。具体的には、センスアンプ6では、リファレンス電圧Vrefはリファレンス電流Ithに変換される。また、ビット線信号はメモリセル電流Icellに変換される。センスアンプ6は、リファレンス電流Ithとメモリセル電流Icellとの大小関係に応じて、「0」レベル信号DOUT0又は「1」レベル信号DOUT1を出力する。例えば、センスアンプ6は、メモリセル電流Icellがリファレンス電流Ithよりも小さければ、メモリセルがプログラム状態であると判断する。一方、メモリセル電流Icellがリファレンス電流Ith以上であれば、メモリセルが非プログラム状態であると判断する。
次に、不揮発性半導体記憶装置100におけるワード線電圧生成回路2aの構成について説明する。図2は、実施の形態1にかかるワード線電圧生成回路2aの回路図である。ワード線電圧生成回路2aは、図2に示すように、補正電圧発生回路11及び電圧加算回路15により構成されている。補正電圧発生回路11は、N型MOSトランジスタN1、P型MOSトランジスタP1、P型MOSトランジスタP2、リファレンスセルRC1及びオペアンプ31により構成され、リファレンス電圧Vrefの値に対応する補正電圧V1を発生させる。
N型MOSトランジスタN1のゲートには、図1に示すリファレンス回路1から、リファレンス電圧Vrefが入力される。N型MOSトランジスタN1のソースはグランド電位GNDと接続され、ドレインはP型MOSトランジスタP1のドレインと接続される。
P型MOSトランジスタP1のソースは電源電位VDDと接続され、P型MOSトランジスタP1のゲートはP型MOSトランジスタP1のドレインと接続される。P型MOSトランジスタP2のソースは電源電位VDDと接続され、P型MOSトランジスタP2のゲートはP型MOSトランジスタP1のゲートと接続される。よって、P型MOSトランジスタP1とP型MOSトランジスタP2とは、電流ミラー回路を構成する。
P型MOSトランジスタP2のドレインは、オペアンプ31のプラス入力端及びリファレンスセルRC1のドレインと接続される。リファレンスセルRC1のゲートはリファレンスセルRC1のドレインと接続され、ソースはグランド電位GNDと接続される。オペアンプ31のマイナス入力端はオペアンプ31の出力端と接続される。つまり、オペアンプ31はボルテージフォロワ接続される。
なお、リファレンス回路RC1は、図1に示すメモリセルアレイ4における個々のメモリセルと同様の温度特性を有するものである。すなわち、リファレンス回路RC1のゲート電圧とリファレンス電流Ithとの間に成立する相関関係は、メモリセルアレイ4における個々のメモリセルのゲート電圧とメモリセルの電流Ionとの間に成り立つ相関関係と、同一となる。従って、メモリセルアレイ4における個々のメモリセルとリファレンスセルRC1とは、同様の温度依存性を有する。
電圧加算回路15は、第1の電流源21、第2の電流源22及び電圧変換器R3により構成される。第1の電流源21は、補正電圧発生回路11の出力(すなわち、オペアンプ31の出力)である補正電圧V1が入力され、この補正電圧V1に対応する第1の電流I21を生成する。第2の電流源22は、基準電圧V2が入力され、この基準電圧V2に対応する第2の電流I22を生成する。
第1の電流源21は、オペアンプ32、P型MOSトランジスタP3、P型MOSトランジスタP4及び抵抗R1により構成される。オペアンプ32のマイナス入力端は、補正電圧発生回路11のオペアンプ31の出力端(すなわち、補正電圧V1)と接続される。オペアンプ32の出力端は、P型MOSトランジスタP3及びP型MOSトランジスタP4のゲートと接続される。P型MOSトランジスタP3及びP型MOSトランジスタP4のソースはそれぞれ電源電位VDDと接続される。P型MOSトランジスタP3のドレインは、抵抗R1の一端及びオペアンプ32のプラス入力端と接続される。抵抗R1の他端はグランド電位GNDと接続される。よって、オペアンプ32、P型MOSトランジスタP3及びP型MOSトランジスタP4は、電流ミラー回路を構成する。P型MOSトランジスタP4のドレインは、電圧変換器R3の一端及びP型MOSトランジスタP5のドレインと接続される。
第2の電流源22は、オペアンプ33、P型MOSトランジスタP5、P型MOSトランジスタP6及び抵抗R2により構成される。オペアンプ33のプラス入力端は、基準電圧V2と接続される。オペアンプ33の出力端は、P型MOSトランジスタP5及びP型MOSトランジスタP6のゲートと接続される。P型MOSトランジスタP5及びP型MOSトランジスタP6のソースはそれぞれ電源電位VDDと接続される。P型MOSトランジスタP6のドレインは、抵抗R2の一端及びオペアンプ33のマイナス入力端と接続される。抵抗R2の他端はグランド電位GNDと接続される。よって、オペアンプ33、P型MOSトランジスタP5及びP型MOSトランジスタP6は、電流ミラー回路を構成する。P型MOSトランジスタP5のドレインは、電圧変換器R3の一端及びP型MOSトランジスタP4のドレインと接続される。
電圧変換器R3は、一端が第1の電流源21(P型MOSトランジスタP4のドレイン)及び第2の電流源22(P型MOSトランジスタP5のドレイン)と接続され、他端はグランド電位GNDと接続される。電圧変換器R3の第1の電流源21及び第2の電流源22側の一端の電圧は、ワード線電圧Vwlとして出力される。
図3は、オペアンプ31〜33の構成を示す回路図である。以下では代表として、オペアンプ31について説明する。オペアンプ31は、図3に示すように、マイナス入力端VIN−がN型MOSトランジスタN10のゲートと接続され、プラス入力端VIN+がN型MOSトランジスタN20のゲートと接続される。N型MOSトランジスタN10及びN型MOSトランジスタN20のソースは、それぞれ定電流源41の一端と接続される。定電流源41の他端は、グランド電位GNDと接続される。N型MOSトランジスタN10のドレインは、P型MOSトランジスタP10のドレインと接続される。N型MOSトランジスタN20のドレインは、P型MOSトランジスタP20のドレイン及びP型MOSトランジスタP30のゲートと接続される。P型MOSトランジスタP10及びP型MOSトランジスタP20のソースは、それぞれ電源電位VDDと接続される。P型MOSトランジスタP10のゲートは、P型MOSトランジスタP10のドレインと接続される。更に、P型MOSトランジスタP20のゲートはP型MOSトランジスタP10のゲートと接続される。よって、P型MOSトランジスタP10及びP型MOSトランジスタP20は、電流ミラー回路を構成する。
P型MOSトランジスタP30のゲートは、N型MOSトランジスタN20のドレインと接続される。P型MOSトランジスタP30のソースは電源電位VDDと接続され、ドレインは定電流源42の一端及び出力端子VOUTと接続される。定電流源42の他端はグランド電位GNDと接続される。図3のマイナス入力端VIN−、プラス入力端VIN+及び出力端子VOUTは、それぞれ図2に示すオペアンプ31〜33のマイナス入力端、プラス入力端及び出力端に相当する。なお、図2および図3の電流ミラー回路を構成するP型MOSトランジスタ同士のコンダクタンスは、それぞれ同じとする。
次に、不揮発性半導体記憶装置100の動作について、図1、2及び4〜6を参照して具体的に説明する。図4は、検証プロセスにおけるワード線電圧生成回路2aの電圧一覧表である。図5は、ワード線電圧生成回路2aのリファレンスセルRC1のドレイン電流とゲート電圧との関係を示す特性グラフである。図6は、消去されたメモリセル及びプログラムされたメモリセルのメモリセル電流Icellとワード線電圧Vwlとの関係を表すグラフである。
リファレンス回路1は温度特性を有するため、リファレンス回路1の温度が変化すると、それに応じてリファレンス電圧Vrefは変動する。従って、センスアンプ6におけるリファレンス電流Ithも変動する。例えば、リファレンス回路1の温度が上昇すれば、それに応じてセンスアンプ6におけるリファレンス電流Ithの値も上昇することとなる。
ワード線電圧生成回路2aの補正電圧発生回路11では、図2に示すように、リファレンス回路1が出力するリファレンス電圧VrefがN型MOSトランジスタN1のゲートと接続されている。これにより、P型MOSトランジスタP1にリファレンス電流Ithが電流ミラーされる。さらに、リファレンス電流Ithは、P型MOSトランジスタP1からP型MOSトランジスタP2に電流ミラーされる。よって、リファレンスセルRC1には、リファレンス電流Ithが流れる。つまり、リファレンスセルRC1のドレイン電圧V11は、リファレンス電流Ithに応じて変化する。
リファレンスセルRC1のドレイン電圧V11が変化すると、オペアンプ31はボルテージフォロア接続されているため、オペアンプ31の出力電圧である補正電圧V1も同じだけ電圧変化を生じる。補正電圧V1は、第1の電流源21のオペアンプ32のマイナス入力端に入力される。すると、オペアンプ32のイマジナリーショートにより、抵抗R1の一端の電圧V21は、補正電圧V1と同じとなる。よって、P型MOSトランジスタP3に流れる第1の電流I21は、以下の式(1)で表される。

I21=V1/R1 ・・・(1)

また、P型MOSトランジスタP4とP型MOSトランジスタP3とは電流ミラー回路を構成しているので、P型MOSトランジスタP4には、同じく第1の電流I21が流れる。
一方、第2の電流源22では、基準電圧V2が第1のオペアンプ33のプラス入力端に入力される。すると、オペアンプ33のイマジナリーショートにより、抵抗R2の一端の電圧V22は、基準電圧V2と同じとなる。よって、P型MOSトランジスタP6に流れる第2の電流I22は、以下の式(2)で表される。

I22=V2/R2 ・・・(2)

また、P型MOSトランジスタP5とP型MOSトランジスタP6とは電流ミラー回路を構成しているので、P型MOSトランジスタP5には、同じく第2の電流I22が流れる。
従って、電圧加算回路15の電圧変換器R3には、P型MOSトランジスタP4に流れる第1の電流I22とP型MOSトランジスタP5に流れる第2の電流I22を加算した電流Iaが流れる。電流Iaは、以下の式(3)で示される。

Ia=I21+I22=(V1/R1+V2/R2) ・・・(3)

このときの電圧変換器R3の一端の電圧であるワード線電圧Vwlは、以下の式(4)で表される。

Vwl=(V1/R1+V2/R2)×R3 ・・・(4)

これにより、リファレンス電流Ithの値の変動量が、補正電圧V1として、ワード線電圧Vwlに反映される。
例えば、図4に示すように、プログラム検証プロセス(高温)及びプログラム検証プロセス(低温)における抵抗R1を4kΩ、抵抗R2を1kΩ、電圧変換器R3を4kΩ、基準電圧V2を1Vとする。ここで、プログラム検証プロセス(高温)におけるリファレンス電流Ithの値を20uAと仮定する。図5に示すように、リファレンスセルRC1のドレイン電圧V11は3Vであるので、補正電圧V1も同様に3Vとなる。よって、ワード線電圧Vwlは、以下の式(5)で示されるように、7Vとなる。

Vwl=(3[V]/4[kΩ]+1[V]/1[kΩ])×4[kΩ]=7[V]
・・・(5)
一方、プログラム検証プロセス(低温)におけるリファレンス電流Ithの値を10uAと仮定する。図5に示すように、リファレンスセルRC1のドレイン電圧V11は2Vであるので、補正電圧V1も同様に2Vとなる。よって、ワード線電圧Vwlは、以下の式(6)で示されるように、6Vとなる。

Vwl=(2[V]/4[kΩ]+1[V]/1[kΩ])×4[kΩ]=6[V]
・・・(6)
よって、図6に示されるように、リファレンス回路1が高温の場合のリファレンス電流Ith_HTは20uAであるので、曲線W1_HTで表されるように、高温でのプログラム検証プロセスにおけるワード線電圧Vwlは7Vとなる。また、リファレンス回路1が低温の場合におけるリファレンス回路1のリファレンス電流Ith_LTは10uAでるので、曲線W1_LTで表されるように、低温でのプログラム検証プロセスにおけるワード線電圧Vwlは6Vとなる。従って、温度の変化によりリファレンス電流Ithの値が変化しても、補正電圧V1によりワード線電圧Vwlが自動的に補正され、曲線W1_HTと曲線W1_LTとは同等となる。
従って、不揮発性半導体記憶装置100によれば、メモリセルへの過剰なプログラミング要求を防ぎ、プログラミング歩留まり低下やプログラム速度の低下が生じるという問題を解消することができる。なお、消去プロセスにおいても同様の問題を解決する効果があり、消去特性歩留まり向上や消去スピード向上にも貢献することができる。
なお、リファレンス電圧refは、リファレンス回路1に供給される電源電圧の変動によっても変動する。従って、リファレンス電流Ithは、リファレンス回路1に供給される電源電圧の変動によっても変動する。従って、本構成によれば、リファレンス回路1に供給される電源電圧の変動に対しても、ワード線電圧を変化させることが可能である。
実施の形態2
次に、実施の形態2にかかる不揮発性半導体記憶装置200について説明する。不揮発性半導体記憶装置200は、不揮発性半導体記憶装置100におけるワード線電圧生成回路2aをワード線電圧生成回路2bに置き換えたものである。図7は、実施の形態2にかかるワード線電圧生成回路2bの回路図である。ワード線電圧生成回路2bは、ワード線電圧生成回路2aの補正電圧発生回路11を、補正電圧発生回路12に置き換えたものである。その他の部分の構成及び動作は、ワード線電圧生成回路2aと同様であるので、説明を省略する。
補正電圧発生回路12は、補正電圧発生回路11におけるリファレンスセルRC1を、代替素子である抵抗R4に変更したものである。ここで、抵抗R4に流れる電流とこの電流により生じる電圧との相関関係は、リファレンスセルRC1のドレイン電流とゲート電圧との間に成立する相関関係と同一である。つまり、抵抗R4に流れる電流とリファレンスセルRC1のドレイン電流とが等しければ、抵抗R4に生じる電圧とリファレンスセルRC1のゲート電圧とは等しくなる。すなわち、抵抗R4の電流−電圧特性は、メモリセルアレイ4における個々のメモリセルの温度特性(メモリセルの電流Ionとゲート電圧との間で成立する相関関係)と同一の挙動を示す。従って、抵抗R4及びメモリセルアレイ4における個々のメモリセルの温度依存性は同一とみなすことができる。抵抗R4の一端の電圧V12は、図2のリファレンスセルRC1のドレイン電圧V11と同様となるので、不揮発性半導体記憶装置200によれば、不揮発性半導体記憶装置100と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3
次に、実施の形態3にかかる不揮発性半導体記憶装置300について説明する。不揮発性半導体記憶装置300は、不揮発性半導体記憶装置100におけるワード線電圧生成回路2aをワード線電圧生成回路2cに置き換えたものである。図8は、実施の形態3にかかるワード線電圧生成回路2cの回路図である。ワード線電圧生成回路2cは、ワード線電圧生成回路2aの補正電圧発生回路11を、補正電圧発生回路13に置き換えたものである。その他の部分の構成及び動作は、ワード線電圧生成回路2aと同様であるので、説明を省略する。
補正電圧発生回路13は、補正電圧発生回路11におけるリファレンスセルRC1及びオペアンプ31の接続を変更したものである。補正電圧発生回路13では、リファレンスセルRC1のゲートがオペアンプ31の出力端と接続される。オペアンプ31のマイナス入力端には基準電圧V3=1Vが入力される。その他の構成は、補正電圧発生回路11と同様であるので説明を省略する。
よって、不揮発性半導体記憶装置300によれば、リファレンス回路8のリファレンス電流Ithの値が変化しても、リファレンスセルRC1のドレイン電圧V13は基準電圧V3と同じ1Vに固定される。これにより、リファレンスセルRC1は線形領域の動作状態に維持される。これにより、オペアンプ31をボルテージフォロア接続する場合に比べ、アーリー効果による電圧変換誤差を抑制できる。従って、不揮発性半導体記憶装置300によれば、メモリセルのドレイン電流とゲート電圧との相関関係から、より正確にリファレンス電流Ithの値の変動量をワード線電圧変動量として再現することが可能となる。
実施の形態4
次に、実施の形態4にかかる不揮発性半導体記憶装置の保持特性テストの方法について説明する。図9は、実施の形態4にかかるテストシステムの構成図である。まず、本テスト方法では、テスト用補正電圧発生回路14を含む不揮発性半導体記憶装置400に、テスタ7を接続する。ここで、テスト用補正電圧発生回路14は、補正電圧発生回路11と同様の構成及び機能を有するものであるので、説明を省略する。
不揮発性半導体記憶装置400には、メモリセルに格納されたデータを出力する出力端子SO及びワード線電圧外部入力端子V4を有している。テスタ7は、入力IN1、入力IN2及び出力OUTを有する。入力IN1は出力端子SOと接続され、入力IN2には、不揮発性半導体記憶装置400のテスト用補正電圧発生回路14から補正電圧V5が入力される。出力OUTは、ワード線電圧外部入力端子V4と接続される。
テスタ7は、出力OUTからワード線電圧外部入力端子V4へワード線電圧を出力する。これにより、テスタ7は、出力OUTから出力するワード線電圧を変えながら、不揮発性半導体記憶装置400の出力端子SOから出力されるデータ「1」とデータ「0」との境界を探索することにより、メモリセル閾値電圧情報を把握することが可能である。
さらに、テスタ7は、入力IN2に入力されるテスト用補正電圧V5を測定することが可能である。これにより、リファレンス電流Ithの値の変動によるメモリセル閾値電圧測定誤差を、テスタ7で補正することができる。
次に不揮発性半導体記憶装置の保持特性テスト方法について具体的に説明する。まず、高温において、プログラム直後のメモリセル閾値電圧(Vtm1とする)及びテスト用補正電圧発生回路14のテスト用補正電圧V5(補正電圧Vadj1とする)を、テスタ7により測定する。そのまま高温環境保管を行った後に、低温において、メモリセル閾値電圧(Vtm2とする)とテスト用補正電圧発生回路14のテスト用補正電圧V5(補正電圧Vadj2とする)を、テスタ7により測定する。その結果、高温と低温との間におけるメモリセル閾値電圧変動量ΔVtmは、以下の式(7)により求まる。

ΔVtm=(Vtm1−Vadj1)−(Vtm2−Vadj2) ・・・(7)
図10は、実施の形態4におけるメモリセルの温度特性を示すグラフである。図10の曲線W1_HTはプログラム直後のメモリセルの特性曲線であり、曲線W3_HTは高温環境保管を行った後のメモリセルの特性曲線である。
図10に示すように、高温におけるリファレンス電流Ithの値であるIth_HT=20uAなので、メモリセル閾値電圧Vtm1=7Vがテスタ7により探索される。このときのテスト用補正電圧発生回路14のテスト用補正電圧Vadj1は、図5に示すようにVadj1=3Vとなる。よってテスタ7により、Vadj1=3Vが測定される。
その後、高温環境保管を行った後の低温におけるリファレンス電流Ithの値であるIth_LT=10uAなので、メモリセル閾値電圧Vtm2=5Vがテスタ7により探索される。このときのテスト用補正電圧発生回路14のテスト用補正電圧Vadj2は、図5に示すようにVadj2=2Vとなる。よってテスタ7により、Vadj2=2Vが測定される。
従って、メモリセル閾値電圧変動量ΔVtmは以下の式(8)により求まる。

ΔVtm=(7[V]−3[V])−(5[V]−2[V])=1[V] ・・・(8)

これにより、メモリセルの閾値電圧とテスト用補正電圧との間の温度依存性を観測することができ、保持特性テスト品質向上に貢献することができる。
尚、本実施の形態にかかるテスト用補正電圧発生回路14は、実施の形態1〜3にかかる不揮発性半導体記憶装置と組み合わせて用いることが可能である。
その他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、図2、図7及び図8に示す第2の電流源22は、図11に示す電流源120などの、既知の電流源を用いることが可能である。
1、61 リファレンス回路
2a、2b、2c、62 ワード線電圧生成回路
3、63 ワード線ドライバ
4、64 メモリセルアレイ
5、65 カラム選択回路
6、66 センスアンプ
7、8 テスタ
100、200、300、400、500、600 不揮発性半導体記憶装置
11〜14 補正電圧発生回路
15 電圧加算回路
21 第1の電流源
22 第2の電流源
31〜33 オペアンプ
41、42 定電流源
87 メモリセルのアレイ
88、89 直列セル・チェーン
90 ソース線
91、92 ドレイン選択ゲート
93 ドレイン選択ゲート制御線SG(D)
94、95 ソース選択ゲート
96 ソース選択ゲート制御線SG(D)
97、98 セル
110、120 電流源
140 電圧変換器
150 電流加算ノード
700 ワード線電圧発生器
IN1、IN2 入力
N1、N10、N20 N型MOSトランジスタ
OUT 出力
P1〜P6、P10、P20、P30 P型MOSトランジスタ
R3 電圧変換器
R1、R2、R4 抵抗
RC1 リファレンスセル
SO 出力端子
V4 ワード線電圧外部入力端子

Claims (19)

  1. メモリセルアレイから出力されるビット線信号と比較されるリファレンス信号を出力するリファレンス回路と、
    メモリセルアレイへ出力されるワード線電圧を前記リファレンス信号の変動に応じて変化させるワード線電圧生成回路と、を少なくとも備える、
    不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記ワード線電圧生成回路は、
    前記リファレンス信号を換算した補正電圧を発生させる補正電圧発生回路を少なくとも備え、
    前記補正電圧に応じて前記ワード線電圧を変化させることを特徴とする、
    請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記補正電圧発生回路は、
    前記リファレンス信号を換算したリファレンス電流を生成し、
    前記リファレンス電流に基づいて、前記補正電圧を発生させることを特徴とする、
    請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記補正電圧発生回路は、
    前記リファレンス電流が供給され、ゲート電圧とドレイン電流との相関関係が前記メモリセルアレイのそれぞれのメモリセルと同じであるリファレンスセルと、
    出力端から前記補正電圧を出力する演算増幅器と、を備え、
    前記リファレンスセルのゲートは、前記演算増幅器の非反転入力端及び当該リファレンスセルの高電圧側の一端と接続され、
    前記演算増幅器の反転入力端は当該演算増幅器の前記出力端と接続されることを特徴とする、
    請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記補正電圧発生回路は、
    前記リファレンス電流が供給され、ゲート電圧とドレイン電流との相関関係が前記メモリセルアレイのそれぞれのメモリセルと同じであるリファレンスセルと、
    出力端から前記補正電圧を出力する演算増幅器と、を備え、
    前記リファレンスセルのゲートは前記演算増幅器の前記出力端と接続され、
    前記演算増幅器の非反転入力端は前記リファレンスセルの一端と接続され、反転入力端は第1の基準電圧と接続されることを特徴とする、
    請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第1の基準電圧は、前記リファレンスセルの動作が線形領域に維持されるように決定されることを特徴とする、
    請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記補正電圧発生回路は、
    前記リファレンス電流が供給され、供給される電流と前記電流に応じて発生する電圧との相関関係が前記メモリセルアレイのそれぞれの前記メモリセルのドレイン電流とゲート電圧との相関関係と同じである抵抗と、
    出力端から前記補正電圧を出力する演算増幅器と、を備え、
    前記抵抗の一端は少なくとも前記演算増幅器の非反転入力端と接続され、他端は固定電位と接続され、
    前記演算増幅器の反転入力端は当該演算増幅器の出力端と接続されることを特徴とする、
    請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記ワード線電圧生成回路は、
    前記補正電圧に応じて前記ワード線電圧を変化させる電圧加算回路を更に備え、
    前記電圧加算回路は、第2の基準電圧に前記補正電圧を加算して前記ワード線電圧を生成することを特徴とする、
    請求項2乃至7のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記リファレンス信号を換算したテスト用補正電圧を発生させるテスト用補正電圧発生回路と、
    前記テスト用補正電圧発生回路により発生したテスト用補正電圧を外部に出力する出力端子と、を更に備える、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 前記リファレンス回路の温度又は前記リファレンス回路に供給される電源電圧が変動することにより、前記リファレンス信号が変動することを特徴とする、
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. メモリセルアレイから出力されるビット線信号と比較するリファレンス信号の変動を検出し、
    前記リファレンス信号の変動に応じて、前記メモリセルアレイに出力するワード線電圧を変化させる、
    不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  12. 補正電圧を、前記リファレンス信号を換算して発生させ、
    前記ワード線電圧を、前記補正電圧に応じて変化させることを特徴とする、
    請求項11に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  13. リファレンス電流を、前記リファレンス信号を換算して生成し、
    前記補正電圧を、前記リファレンス電流に基づいて発生させることを特徴とする、
    請求項12に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  14. 前記リファレンス電流を、ゲート電圧とドレイン電流との相関関係が前記メモリセルアレイのそれぞれのメモリセルと同じであるリファレンスセルに供給し、
    前記リファレンスセルのゲートを演算増幅器の非反転入力端及び当該リファレンスセルの高電圧側の一端と接続し、前記演算増幅器の反転入力端を当該演算増幅器の出力端と接続することにより、前記補正電圧を前記演算増幅器の前記出力端から出力することを特徴とする、
    請求項13に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  15. 前記リファレンス電流を、ゲート電圧とドレイン電流との相関関係が前記メモリセルアレイのそれぞれのメモリセルと同じであるリファレンスセルに供給し、
    前記リファレンスセルのゲートを演算増幅器の出力端と接続し、前記演算増幅器の非反転入力端を前記リファレンスセルの一端と接続し、前記演算増幅器の反転入力端を第1の基準電圧と接続することにより、前記補正電圧を前記演算増幅器の前記出力端から出力することを特徴とする、
    請求項13に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  16. 前記第1の基準電圧を、前記リファレンスセルの動作を線形領域に維持するように決定することを特徴とする、
    請求項15に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  17. 前記リファレンス電流を、供給される電流と前記電流に応じて発生する電圧との相関関係が前記メモリセルアレイのそれぞれのメモリセルのドレイン電流とゲート電圧との相関関係と同じである抵抗に供給し、
    前記抵抗の一端を少なくとも演算増幅器の非反転入力端と接続し、前記抵抗の他端を固定電位と接続し、前記演算増幅器の反転入力端を当該演算増幅器の出力端と接続することにより、前記補正電圧を前記演算増幅器の前記出力端から出力することを特徴とする、
    請求項13に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  18. 前記ワード線電圧を、前記補正電圧に第2の基準電圧を加算して生成することを特徴とする、
    請求項12乃至17のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  19. 前記リファレンス信号を、リファレンス回路から出力し、
    前記リファレンス信号は、前記リファレンス回路の温度又は前記リファレンス回路に供給される電源電圧が変動することにより、変動することを特徴とする、
    請求項11乃至18のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
JP2010048959A 2010-03-05 2010-03-05 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法 Pending JP2011187104A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010048959A JP2011187104A (ja) 2010-03-05 2010-03-05 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010048959A JP2011187104A (ja) 2010-03-05 2010-03-05 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011187104A true JP2011187104A (ja) 2011-09-22

Family

ID=44793207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010048959A Pending JP2011187104A (ja) 2010-03-05 2010-03-05 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011187104A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104934068A (zh) * 2015-07-07 2015-09-23 合肥恒烁半导体有限公司 一种nand型闪存存储器读取操作时的字线电压生成电路

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11154397A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 不揮発性半導体メモリ
JP2002170391A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Nec Microsystems Ltd 不揮発性メモリの基準電圧発生回路
JP2003303496A (ja) * 2002-04-04 2003-10-24 Samsung Electronics Co Ltd 半導体メモリ装置
JP2004220711A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Nec Micro Systems Ltd 半導体集積回路装置
JP2005216454A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Denso Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2006517325A (ja) * 2003-01-21 2006-07-20 ザイコー,インコーポレーテッド フローティング・ゲート・アナログ電圧フィードバック回路
JP2007059024A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Micron Technol Inc 温度補償された読み出し・検証動作をフラッシュ・メモリにおいて生成するための方法及び装置
JP2008090991A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Hynix Semiconductor Inc フラッシュメモリ装置の電圧生成器
JP2009123292A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Toshiba Corp 半導体記憶装置
WO2009148688A1 (en) * 2008-05-30 2009-12-10 Freescale Semiconductor Inc. Method for electrically trimming an nvm reference cell
JP2010123155A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Nec Electronics Corp 不揮発性半導体メモリ装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11154397A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Nec Ic Microcomput Syst Ltd 不揮発性半導体メモリ
JP2002170391A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Nec Microsystems Ltd 不揮発性メモリの基準電圧発生回路
JP2003303496A (ja) * 2002-04-04 2003-10-24 Samsung Electronics Co Ltd 半導体メモリ装置
JP2004220711A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Nec Micro Systems Ltd 半導体集積回路装置
JP2006517325A (ja) * 2003-01-21 2006-07-20 ザイコー,インコーポレーテッド フローティング・ゲート・アナログ電圧フィードバック回路
JP2005216454A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Denso Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2007059024A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Micron Technol Inc 温度補償された読み出し・検証動作をフラッシュ・メモリにおいて生成するための方法及び装置
JP2008090991A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Hynix Semiconductor Inc フラッシュメモリ装置の電圧生成器
JP2009123292A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Toshiba Corp 半導体記憶装置
WO2009148688A1 (en) * 2008-05-30 2009-12-10 Freescale Semiconductor Inc. Method for electrically trimming an nvm reference cell
JP2010123155A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Nec Electronics Corp 不揮発性半導体メモリ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104934068A (zh) * 2015-07-07 2015-09-23 合肥恒烁半导体有限公司 一种nand型闪存存储器读取操作时的字线电压生成电路
CN104934068B (zh) * 2015-07-07 2018-10-09 合肥恒烁半导体有限公司 一种nand型闪存存储器读取操作时的字线电压生成电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10032517B2 (en) Memory architecture having two independently controlled voltage pumps
US8509008B2 (en) Internal voltage generator of semiconductor memory device
KR100923834B1 (ko) 불휘발성 메모리 장치
US7236409B2 (en) Semiconductor memory device provided with constant-current circuit having current trimming function
US20090290428A1 (en) Read/verification reference voltage supply unit of nonvolatile memory device
JP5160780B2 (ja) フラッシュメモリ装置の電圧生成器
US9105357B2 (en) Semiconductor memory device and defective judging method thereof
JP2001229687A (ja) 電圧レギュレータ回路および半導体メモリ装置
US20140003154A1 (en) Semiconductor memory device
KR20150050880A (ko) 전압 레귤레이터 및 바이어스 전류 조절 장치
US11342010B2 (en) Managing bit line voltage generating circuits in memory devices
US8379455B2 (en) Nonvolatile semiconductor storage device including failure detection circuit and method of detecting failure on nonvolatile semiconductor storage device
US9595340B2 (en) Nonvolatile memory device and method of setting a reference current in a nonvolatile memory device
US20100284226A1 (en) Voltage generation circuit and nonvolatile memory device including the same
JP2009295221A (ja) 半導体記憶装置
JPWO2006106571A1 (ja) 半導体装置及び基準電圧生成方法
CN107958688B (zh) 非易失性存储装置的感测电路及方法
JP2011187104A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及び不揮発性半導体記憶装置の制御方法
US8259505B2 (en) Nonvolatile memory device with reduced current consumption
JP2012203931A (ja) 半導体記憶装置
JP4200912B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US20230307067A1 (en) Reference voltage generating circuit and semiconductor memory device
US8138741B2 (en) High voltage generator in semiconductor memory
KR100885789B1 (ko) 불휘발성 메모리 장치
JP2006216196A (ja) 不揮発性半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130312

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130702