JPWO2006106571A1 - 半導体装置及び基準電圧生成方法 - Google Patents

半導体装置及び基準電圧生成方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006106571A1
JPWO2006106571A1 JP2007512375A JP2007512375A JPWO2006106571A1 JP WO2006106571 A1 JPWO2006106571 A1 JP WO2006106571A1 JP 2007512375 A JP2007512375 A JP 2007512375A JP 2007512375 A JP2007512375 A JP 2007512375A JP WO2006106571 A1 JPWO2006106571 A1 JP WO2006106571A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
cell
reference cell
output
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007512375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4763689B2 (ja
Inventor
槻舘 美弘
美弘 槻舘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Spansion Japan Ltd
Original Assignee
Spansion Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Spansion Japan Ltd filed Critical Spansion Japan Ltd
Publication of JPWO2006106571A1 publication Critical patent/JPWO2006106571A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4763689B2 publication Critical patent/JP4763689B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • G11C16/28Sensing or reading circuits; Data output circuits using differential sensing or reference cells, e.g. dummy cells
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/14Dummy cell management; Sense reference voltage generators

Abstract

本発明の半導体装置は、第1の内部リファレンスセル4、第2の内部リファレンスセル5、外部リファレンスセル6と、少なくとも2つのカレントミラー回路を備え、リファレンスセルに流れる電流から、該電流に応じた基準電圧を少なくとも2つの出力経路に出力するカスコード回路15、16、8と、少なくとも2つの出力経路のそれぞれに設けられ、基準電圧を出力する出力経路を選択するスイッチSWAR1,SWAR2,SWBR1,SWBR2,SWXR1,SWXR2とを有している。従って、リファレンスセルを増やすことなく、基準電圧の出力数を増やしたり、減らしたりすることができる。このため、これらの基準電圧から求める判定電圧の調整が容易となり、コアセル3からのデータの読み出しのときに、マージンを減らすことなく読み出しを行うことができる。

Description

本発明は半導体装置に関し、特にメモリセルとは別に設けたリファレンスセルにより読み出し時や書き込み時の基準レベルを作成し、メモリセルへのデータの書き込みや読み出したデータの判定を行う半導体装置に関する。
半導体装置、特に不揮発性メモリの場合、メモリセルとは別に読み出し、メモリセルの読み出し時のリファレンス用のメモリセルが設けられている。例えば、データを記憶するコアセル領域内に、コアセルと、第1の内部リファレンスセルと第2の内部リファレンスセルとを設け、第1の内部リファレンスセルと第2の内部リファレンスセルとの出力から基準電圧を生成し、コアセルから読み出したデータとこの基準電圧とを比較することで、データが0であるのか、1であるのかを判定している。
コアセルは、データの書き換えや消去によって劣化が起こる。フラッシュメモリの場合は、電荷蓄積層に蓄えられた電荷の量によって情報を記憶するため、経時的に電荷が抜けてしまうという劣化現象がある。よって、コアセル領域にリファレンスセルを設けることで、コアセルのデータとリファレンセルのデータのデータ劣化特性を同じにすることができる。コアセルと一緒に消去されたリファレンスセルは、消去後に再設定される。
図1に第1の内部リファレンスセルと第2の内部リファレンスセルとの閾値電圧の分布を示す。第1と第2のリファレンスセルはそれぞれ複数あるため、閾値に一定の幅を持つことになる。よって、これらを読み出したときの平均電流から生成される基準電圧Vrefも同様に一定の幅を持つことになる。従って、基準電圧Vrefは、コアセルの劣化による閾値電圧の変動量と同様にできる反面、読み出しマージン(ΔMG0、ΔMG1)が少なくなってしまう。
そこで、特許文献1では、図2に示すように外部リファレンスセル104をさらに設けて、第1及び第2の内部リファレンスセル102、103と、外部リファレンスセル104との出力から基準電圧Vrefを生成している。外部リファレンスセル104ではデータの書き換えが行われないので、経時変化を起こさない。また、これは一つのメモリセルによって構成するため、閾値に分布幅を持たない。従って、これら3つの内部リファレンスセルの出力の平均を基準電圧Vrefとすることで、仮想的なリファレンスセルの閾値電圧の分布を狭くすることができ、データを正しく読み出すことができるとしている。なお、仮想的なリファレンスセルの閾値電圧の分布とは、基準電圧の生成に使用するすべてのリファレンスセルの電圧分布をまとめて1つの仮想的なリファレンスセルの閾値電圧の分布に見立てたものである。
日本国特許公開公報 特開2004−110881号公報
しかしながら、リファレンスセルごとの経時変化による変動量は一定ではないため、外部リファレンスセルを設けても読み出し時のマージンが減ってしまうという問題は依然として残っている。
基準電圧Vrefは、経時変化のない外部リファレンスセルの出力と、経時変化の起こる第1のリファレンスセル及び第2のリファレンスセルの出力とから生成される。第1のリファレンスセルと第2のリファレンスセルの書き換えによる経時変化によって、‘0’のデータのリファレンスセルがΔV2だけ外部リファレンスセルの出力する電圧に近づき、‘1’のデータのリファレンスセルがΔV1だけ外部リファレンスセルの出力する電圧から遠ざかった場合、仮想的なリファレンスセルの分布は、
ΔV3=(ΔV1+ΔV2)/3
だけ劣化する。
ここで、図3に示すようにΔV2の変動が大きかった場合、仮想的なリファレンスセルの分布は、外部リファレンスセルの電圧の影響によって余り大きな変動をしないので、‘0’のデータのリファレンスセルの分布が仮想的なリファレンスセルの分布に近づき、これらの間のマージン(図3に示すΔMG0)が無くなってしまうという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内部リファレンスセルの経時変化の変動量に応じて最適な基準電圧を設定することができる半導体装置及び基準電圧生成方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の半導体装置は、少なくとも1つのリファレンスセルと、少なくとも2つのカレントミラー回路を備え、前記少なくとも1つのリファレンスセルに流れる電流に依存する電圧を少なくも2つの出力経路に出力するカスコード回路と、前記少なくとも2つの出力経路を、定められた出力端に選択的に接続するスイッチとを有する構成としている。このように本発明は、リファレンスセルを増やすことなく、電圧の出力数を増やしたり、減らしたりすることができる。従って、これらの電圧から求める基準電圧の調整が容易となり、コアセルからのデータの読み出しのときに、マージンを減らすことなく読み出しを行うことができる。
本発明の半導体装置は、コアセルの領域内に設けられた少なくとも1つの内部リファレンスセルと、前記コアセルの領域外に設けられた少なくとも1つの外部リファレンスセルと、少なくとも2つのカレントミラー回路を備え、前記少なくとも1つの内部リファレンスセルに流れる電流に依存する第1の電圧を少なくも2つの第1の出力経路に出力する第1のカスコード回路と、選択された前記第1の電圧を前記定められた出力端に出力するため、前記少なくとも2つの第1の出力経路を、前記定められた出力端に選択的に接続する第1のスイッチと、前記少なくとも1つの外部リファレンスセルに流れる電流を第2の電圧に変換する第2のカスコード回路とを有する構成としている。このように本発明は、内部リファレンスセルや外部リファレンスセルを増やすことなく、電圧の出力数を増やしたり減らしたりすることができる。内部リファレンスセルは経時変化によって劣化するが、リファレンスセルによって劣化度合いが異なるため、リファレンスセルから読み出される電圧も変動する。このため、複数のリファレンスセルからの電圧から生成される基準電圧も一定しない。そのため、電圧の出力数を増やしたり減らしたりして基準電圧を調整することで、コアセルからのデータの読み出しのときに、マージンを減らすことなく読み出しを行うことができる。
上記構成の半導体装置において、前記第2のカスコード回路は、少なくとも2つのカレントミラー回路を備え、前記少なくも1つの外部リファレンスセルに流れる電流から前記第2の電圧を生成し、前記第2の電圧を少なくとも2つの第2の出力経路に出力し、前記半導体装置は、前記少なくとも2つの第2の出力経路と、前記定められた出力端とを選択的に接続する第2のスイッチを備えているとよい。従って、外部リファレンスセルを増やすことなく、電圧の出力数を増やしたり減らしたりすることができる。
上記半導体装置において、前記少なくとも2つの前記第1の出力経路と、前記少なくとも2つの前記第2の出力経路とは短絡されているとよい。これらの出力経路が短絡されていることで、これらの経路の出力から基準電圧を生成することができる。
上記半導体装置において、前記少なくとも1つの内部リファレンスセルは、データ0の状態を有する第1の内部リファレンスセルと、データ1の状態を有する第2の内部リファレンスセルとを含み、前記少なくとも1つの外部リファレンスセルは、データ0とデータ1との中間の状態を有しているとよい。従って、コアセルに書き込まれたデータを精度よく読み出すことができる。
上記構成の半導体装置において、前記コアセルからの出力と、前記定められた出力端の出力の平均である基準電圧とを比較し、前記コアセルに格納されたデータを読み出すセンスアンプを備えているとよい。従って、コアセルから読み出したデータの判定を精度よく行うことができる。
上記構成の半導体装置において、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを制御し、経年変化を補償するため前記基準電圧を変更する制御回路を有しているとよい。従って、リファレンスセルの経時変化の特性に応じた基準電圧を生成することができる。
本発明の基準電圧生成方法は、リファレンスセルに流れる電流から電圧を生成して少なくとも2つの出力経路に出力するステップと、基準電圧を得るために、前記少なくとも2つの出力経路を定められた出力端に選択的に接続するステップとを備えている。従って、これらの電圧から求める基準電圧の調整が容易となり、コアセルからのデータの読み出しのときに、マージンを減らすことなく読み出しを行うことができる。
本発明は、内部リファレンスセルの経時変化に応じて最適な判定電圧を設定することができる。
従来の不揮発性メモリにおいて、基準電圧を発生する仮想的なリファレンスセルの閾値分布の変化を示す図である。 従来の不揮発性メモリ装置の構成を示す構成図である。 従来の不揮発性メモリにおいて、基準電圧を発生する仮想的なリファレンスセルの閾値分布の変化を示す図である。 本発明の半導体装置の構成を示す図である。 カスコード回路の構成を示す図である。 カスコード回路の他の構成を示す図である。 本発明の半導体装置において、基準電圧を発生する仮想的なリファレンスセルの閾値分布の変化を示す図である。 動作手順を示すフローチャートである。
添付図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、図4を参照しながら本実施例の構成を説明する。本実施例の半導体装置1は、図4に示すようにコアセル領域2に2つのリファレンスセル領域を設けると共に、コアセルの領域外に1つのリファレンスセルを設けた不揮発性の半導体装置である。コアセル領域2のメモリセルは、仮想接地型のメモリアレイであり、メモリセルの配列、ワード線、ビット線等を含み、各メモリセルに2ビットのデータを記憶する。コントロールゲートと基板との間に、酸化膜、窒化膜、酸化膜の順に積層した膜を形成し、この窒化膜に電荷をトラップさせることでしきい値を変化させて、データ“0”と“1”とを区別する。窒化膜等のトラップ層は絶縁膜のため、電荷は移動しない。トラップ層の両端に電荷を蓄えることで1セルに2ビットを記録することができる。1セルに2ビットを記録する方式をミラービット方式と呼ぶこともある。また、セルアレイ5は、電荷を蓄える層として、多結晶シリコンからなるフローティングゲートを用いるメモリセルであっても良い。なお、ここに挙げたメモリセルの構造は、一例であってリファレンスセルを用いてコアセルのデータを判定して読み出す構成の半導体装置に対して幅広く適用することができる。
第1の内部リファレンスセル4は、例えばデータ0の状態を有しており、第2の内部リファレンスセル5は、データ1の状態を有している。また外部リファレンスセルは、データ0とデータ1との中間の状態を有している。
また、この半導体装置1には、基準電圧発生回路10と、カスコード回路7、8と、センスアンプ9とが設けられている。基準電圧発生回路10内には、選択回路11、20と、カスコード回路15、16と、制御回路17とが設けられている。
選択回路11におけるスイッチSWAX12,SWAB13,SWBX14をオンすることで、第1の内部リファレンスセル4、第2の内部リファレンスセル5、外部リファレンスセル6の出力(電流)がそれぞれカスコード回路15、16、8に出力される。
カスコード回路15では、第1の内部リファレンスセル4に流れる電流に対応する電圧(第1の電圧)を生成する。同様にカスコード回路16は、第2の内部リファレンスセル5に流れる電流に対応する電圧(第1の電圧)を生成する。またカスコード回路8は、外部リファレンスセル6に流れる電流に対応する電圧(第2の電圧)を生成する。
カスコード回路15の出力電圧は、出力経路51、52(第1の出力経路)に出力される。これらの出力経路51、52には、スイッチSWAR1(21)、スイッチSWAR2(22)(第1のスイッチ)がそれぞれ設けられている。スイッチSWAR1(21)、スイッチSWAR2(22)のオン、オフを制御回路17で制御することで、カスコード回路15の出力電圧が、出力端27に出力される。なお、本実施例では、出力経路51、52のそれぞれにスイッチを設けているが、いずれか一方の経路だけにスイッチを設けるものであってもよい。
カスコード回路16の出力電圧は、出力経路53、54(第1の出力経路)に出力される。これらの出力経路53、54には、スイッチSWBR1(23)、スイッチSWBR2(24)(第1のスイッチ)がそれぞれ設けられている。スイッチSWBR1(23)、スイッチSWBR2(24)のオン、オフを制御回路17で制御することで、カスコード回路16の出力電圧が、出力端27に出力される。なお、出力経路53、54のそれぞれにスイッチを設けているが、いずれか一方の経路だけにスイッチを設けるものであってもよい。
カスコード回路8の出力電圧は、出力経路55、56(第2の出力経路)に出力される。これらの出力経路55、56には、スイッチSWXR1(25)、スイッチSWXR2(26)(第2のスイッチ)がそれぞれ設けられている。スイッチSWXR1(25)、スイッチSWXR2(26)のオン、オフを制御回路17で制御することで、カスコード回路8の出力電圧が、出力端27に出力される。なお、出力経路55、56のそれぞれにスイッチを設けているが、いずれか一方の経路だけにスイッチを設けるものであってもよい。
選択回路20におけるスイッチSWAR1(21),SWAR2(22),SWBR1(23),SWBR2(24),SWXR1(25),SWXR2(26)をオンすることでカスコード回路15、16、8の出力が短絡され、定められた出力端27に電圧が出力される。出力端27に出力された電圧の平均値から基準電圧Vrefが生成される。
制御回路17は、例えば不揮発性のトリミング用メモリセルを含んで、製品評価時に得たメモリセルの劣化特性に応じて、このトリミング用メモリセルに当該情報を予め設定しておき、選択回路11におけるスイッチSWAX12,SWAB13、SWBX14および選択回路20におけるスイッチSWAR1、SWAR2,SWAR1,SWAR2,SWXR1,SWXR2のオン、オフ制御を行うものである。従って、製品出荷後はこのトリミング用メモリセルによって、所定のスイッチのオン、オフが決定されることになる。尚、トリミング用メモリセルとして、コアセルの一部を利用しても良い。
センスアンプ9は、基準電圧発生回路10からの基準電圧Vrefと、コアセル3からのデータ出力(電流)をカスコード回路7で電流−電圧変換した信号(コアセル3内の任意のメモリセルから読み出されたデータ電圧(データを読み出すメモリセルの閾値によって決まる電圧)とを比較することで、コアセル3からの読み出しデータ出力が『0』であるか、或いは『1』であるかを判定する。
図5に、カスコード回路15の構成を示す。なお、他のカスコード回路8、16もカスコード回路15と同様な構成を備えているため、これらの説明は省略する。カスコード回路15は、図5に示すようにpチャネルMOSトランジスタ30とnチャネルMOSトランジスタ31とを直列に接続し、nMOSトランジスタのソース側に第1の内部リファレンスセル4を接続している。またpチャネルMOSトランジスタ30のゲート電極にpチャネルMOSトランジスタ33のゲート電極と、pMOSトランジスタ34のゲート電極とを接続し、カレントミラー回路を構成している。
pチャネルMOSトランジスタ30とnチャネルMOSトランジスタ31との接続点であるノード35の電圧は、内部リファレンスセルに流れる電流Iによって変動する。すなわち、内部リファレンスセルに流れる電流Iが多くなるとノード35の電圧が下がり、内部リファレンスセルに流れる電流量Iが少なくなるとノード35の電圧が上がる。このノード35の電圧の変化をカレントミラー回路によってpチャネルMOSトランジスタ33、34のドレイン側のSA1、SA2に伝える。SA1とSA2には負荷としてILの定電流源が接続されている。定電流源は、例えばポリシリコンからなる抵抗である。SA1と出力端との間には、制御回路17によってコントロールされるスイッチSWAR1が置かれ、SA2と出力端との間には、制御回路17によってコントロールされるスイッチSWAR2が置かれる。スイッチSWAR1,SWAR2を閉じることで、他のカスコード回路16、8の出力と平均された基準電圧Vrefとしてセンスアンプ9に出力される。尚、スイッチSWAR1,SWAR2は、どちらか一方のみ形成しても良い。
本実施例は、スイッチSWAR1,SWAR2,SWBR1,SWBR2,SWXR1,SWXR2のオン/オフを切り換えることによって、内部リファレンスセルの特性に応じた基準電圧Vrefを作り出すことができる。例えば、スイッチSWAR1,SWAR2,SWBR1,SWBR2と、外部リファレンスセルのスイッチSWXR1をオンにすることで、第1のリファレンスセル4に流れる2倍の電流と、第2のリファレンスセル5に流れる2倍の電流と、外部リファレンスセルに流れる1倍の電流からなる基準電圧Vrefが生成される。
図6に、カスコード回路15の変形例を示す。pチャネルMOSトランジスタ33、34のVcc電源側と定電流源ILのVss電源側に、これらを流れる電流パスをカットできるMOSトランジスタ36、37、38、39が設けられている。これらのMOSトランジスタは、スイッチSWAR1,SWAR2と同じ機能をする。この構成では、基準電圧Vrefのノードにスイッチに起因する寄生容量がつかないため、精度の高いVrefを生成することができる。尚、MOSトランジスタはSA1側またはSA2側のどちらか一方のみに形成しても良い。
図7を参照しながら本実施例の作用について詳細に説明する。図7に示すように第1のリファレンスセル4と、第2のリファレンスセル5の書き換えによる経時変化によって、‘0’データのリファレンスセルがΔV2だけ外部リファレンスセルの出力する電圧に近づき、‘1’データのリファレンスセルがΔV1だけ外部リファレンスセルの出力する電圧から遠ざかり、仮想的なリファレンスセルの分布がΔV3だけ劣化したとする。
このとき、図4に示すスイッチSWAR1,SWAR2,SWBR1,SWBR2,SWXR1をオンさせていると(以下、この状態を状態Aと呼ぶ)、仮想的なリファレンスセルの分布の劣化は、ΔV3=2/5×(ΔV1+ΔV2)となる(図7(B)参照)。また、スイッチSWAR1,SWBR1,SWXR1をオンさせた場合(以下、この状態を状態Bと呼ぶ)、仮想的なリファレンスセルの分布の劣化は、ΔV3=1/3×(ΔV1+ΔV2)となる。また、図4に示すスイッチSWAR1,SWBR1,SWXR1,SWXR2をオンさせると(以下、この状態を状態Cと呼ぶ)、仮想的なリファレンスセルの分布の劣化は、ΔV3=1/4×(ΔV1+ΔV2)となる。従って、状態Aでは、基準電圧Vrefを(ΔV1+ΔV2)の2/5にすることができ、状態Bでは、(ΔV1+ΔV2)の1/3にすることができ、状態Cでは、(ΔV1+ΔV2)の1/4にすることができる。
従って、第1の内部リファレンスセル4と第2の内部リファレンスセル5の経時変化による劣化の度合いに応じて、基準電圧Vrefを簡単に調整することができる。従って、リファレンスセルを増やすことなく、基準電圧Vrefに経時変化を持たせることが可能となり、マージンを減らすことなく読み出しができる。
次に、図8に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。制御回路17は、製品評価時に得たメモリセルの劣化特性に応じて選択回路20のスイッチのうち、オンさせるスイッチを選択してオンする。
次に、第1及び第2の内部リファレンスセル4、5と外部リファレンスセル6とを選択してセル電流を流し(ステップS2)、この電流をそれぞれのカスコード回路15、16、8で電圧に変換する(ステップS3)。スイッチがオンされた経路を図4に示す出力端27に接続し、第1及び第2の内部リファレンスセル4、5と、外部リファレンスセル6の出力から基準電圧Vrefを生成する(ステップS4)。この基準電圧Vrefと、コアセル3に流れる電流を電圧変換した値とを比較しコアセル3に書き込まれたデータを判定する(ステップS5)。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但しこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。

Claims (8)

  1. 少なくとも1つのリファレンスセルと、
    少なくとも2つのカレントミラー回路を備え、前記少なくとも1つのリファレンスセルに流れる電流に依存する電圧を少なくも2つの出力経路に出力するカスコード回路と、
    前記少なくとも2つの出力経路を、定められた出力端に選択的に接続するスイッチと、を有することを特徴とする半導体装置。
  2. コアセルの領域内に設けられた少なくとも1つの内部リファレンスセルと、
    前記コアセルの領域外に設けられた少なくとも1つの外部リファレンスセルと、
    少なくとも2つのカレントミラー回路を備え、前記少なくとも1つの内部リファレンスセルに流れる電流に依存する第1の電圧を少なくも2つの第1の出力経路に出力する第1のカスコード回路と、
    選択された前記第1の電圧を前記定められた出力端に出力するため、前記少なくとも2つの第1の出力経路を、前記定められた出力端に選択的に接続する第1のスイッチと、
    前記少なくとも1つの外部リファレンスセルに流れる電流を第2の電圧に変換する第2のカスコード回路と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第2のカスコード回路は、少なくとも2つのカレントミラー回路を備え、前記少なくも1つの外部リファレンスセルに流れる電流から前記第2の電圧を生成し、前記第2の電圧を少なくとも2つの第2の出力経路に出力し、
    前記半導体装置は、前記少なくとも2つの第2の出力経路と、前記定められた出力端とを選択的に接続する第2のスイッチを備えることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記少なくとも2つの前記第1の出力経路と、前記少なくとも2つの前記第2の出力経路とは短絡されていることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記少なくとも1つの内部リファレンスセルは、データ0の状態を有する第1の内部リファレンスセルと、データ1の状態を有する第2の内部リファレンスセルとを含み、前記少なくとも1つの外部リファレンスセルは、データ0とデータ1との中間の状態を有することを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  6. 前記コアセルからの出力と、前記定められた出力端の出力の平均である基準電圧とを比較し、前記コアセルに格納されたデータを読み出すセンスアンプを備えることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項記載の半導体装置。
  7. 前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとを制御し、経年変化を補償するため前記基準電圧を変更する制御回路を有することを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. リファレンスセルに流れる電流から電圧を生成して少なくとも2つの出力経路に出力するステップと、
    基準電圧を得るために、前記少なくとも2つの出力経路を定められた出力端に選択的に接続するステップとを有することを特徴とする基準電圧生成方法。
JP2007512375A 2005-03-31 2005-03-31 半導体装置及び基準電圧生成方法 Expired - Fee Related JP4763689B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2005/006266 WO2006106571A1 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 半導体装置及び基準電圧生成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006106571A1 true JPWO2006106571A1 (ja) 2008-09-11
JP4763689B2 JP4763689B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=37073139

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007512375A Expired - Fee Related JP4763689B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 半導体装置及び基準電圧生成方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7321513B2 (ja)
JP (1) JP4763689B2 (ja)
TW (1) TW200705151A (ja)
WO (1) WO2006106571A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101208754B (zh) * 2005-06-28 2011-02-02 斯班逊有限公司 半导体器件及其控制方法
US7961519B2 (en) * 2009-06-29 2011-06-14 Spansion Llc Memory employing independent dynamic reference areas
US7940570B2 (en) 2009-06-29 2011-05-10 Spansion Llc Memory employing separate dynamic reference areas
EP4082015A4 (en) * 2019-12-23 2023-07-19 Micron Technology, Inc. COUNTER-BASED READING IN A MEMORY DEVICE
TWI766462B (zh) * 2019-12-23 2022-06-01 美商美光科技公司 在記憶體裝置中基於計數器之讀取

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110881A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
JP2004288260A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113863B2 (ja) * 1985-06-29 1995-12-06 株式会社東芝 半導体集積回路装置
US5608676A (en) * 1993-08-31 1997-03-04 Crystal Semiconductor Corporation Current limited current reference for non-volatile memory sensing
JP3875434B2 (ja) * 1999-09-24 2007-01-31 株式会社東芝 半導体装置およびその基準電位調整方法
JP4019321B2 (ja) * 2003-06-04 2007-12-12 カシオ計算機株式会社 電流生成供給回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110881A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置
JP2004288260A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Fujitsu Ltd 半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070035993A1 (en) 2007-02-15
US7321513B2 (en) 2008-01-22
TW200705151A (en) 2007-02-01
WO2006106571A1 (ja) 2006-10-12
JP4763689B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100681225B1 (ko) 정확한 내부기준전압을 발생하는 반도체 메모리 장치
KR100681255B1 (ko) 바이어스 전압 인가 회로 및 반도체 메모리 장치
JP2007059024A (ja) 温度補償された読み出し・検証動作をフラッシュ・メモリにおいて生成するための方法及び装置
US7911864B2 (en) Semiconductor memory device
KR100785185B1 (ko) 다치 데이터를 기억하는 불휘발성 반도체 기억 장치
JPWO2007000809A1 (ja) 半導体装置およびその制御方法
JP2001229687A (ja) 電圧レギュレータ回路および半導体メモリ装置
US6734719B2 (en) Constant voltage generation circuit and semiconductor memory device
US6928000B2 (en) Semiconductor memory device having a resistance adjustment unit
US6873551B2 (en) Apparatus and method for a configurable mirror fast sense amplifier
US7417898B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device
JP4763689B2 (ja) 半導体装置及び基準電圧生成方法
JP4632422B2 (ja) 読み出し回路、及び不揮発性半導体記憶装置
JP2011159355A (ja) 半導体記憶装置
US8189405B2 (en) Data readout circuit and semiconductor memory device
US7538584B2 (en) Sense amplifier
JP4200912B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP4484344B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPWO2007125590A1 (ja) 半導体装置およびその制御方法
JP3964745B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
CN115346588A (zh) 电压调节装置及采用其的存储器
JP5475975B2 (ja) 半導体装置およびその調整方法
KR100525917B1 (ko) 센싱 수단을 이용한 워드라인 전압 발생 회로
JP4193816B2 (ja) 記憶装置
JP2020161202A (ja) 不揮発性メモリ読出回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100616

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100805

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110609

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4763689

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees