JP2011186198A - 現像剤収容器、現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents

現像剤収容器、現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ケーシングの内部壁面に付着する現像剤を効率よく掻き落とすことができて現像剤の充填量を削減でき、また、摺擦音や弾き音を小さくすることができ、しかも小型化を達成できる現像剤収容器、現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像剤収容器は、現像剤が収容されるケーシング40と、ケーシング内の現像剤を攪拌する攪拌部材31とを備える。攪拌部材31が、回転軸31aと、回転軸31aにその軸心方向に沿って配設される平板状の羽根31bとを有する。ケーシング40の側壁40aの少なくとも一部に内方膨出部41aを有する。ケーシング40の内方膨出部41aを有する幅狭空間部42Aに対応する羽根における幅狭空間部対応部位を、この内部空間部の底壁内面40cを摺擦可能な幅寸法とするとともに、幅狭空間部対応部位に可撓性を付与する窓部43を設けて内方膨出部41aの内面の摺擦を可能とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成用に用いられる現像剤収容器、現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置に関する。
従来、現像装置内のトナーホッパやトナーコンテナ内にはトナーを撹拌する攪拌部材が設けられている。これは容器内のトナー物性を均一化すると共にトナーの凝集やパッキングを防止する働きがある。さらには,前記攪拌部材と容器内面を摺擦させることで容器内壁面に付着したトナーを掻き取る効果や攪拌部材の形状により現像剤の移動を促進させる効果を付加させた技術がすでに知られている。
すなわち、従来には、攪拌部材の羽根の塑性変形やクラックの発生を防止するために,撹拌部外周側端面から切込みが入った形状のスリットが複数形成されたものがある(特許文献1)。
この特許文献1に記載の攪拌部材70は図19に示すように、回転軸部71と、この回転軸部71に付設される平板状の羽根(攪拌部)72とを備えたものである。この場合の羽根72は、その長さ方向中央部には幅狭部73が設けられている。そして、長さ方向両端部の幅広部74、74には、窓部76が形成され、幅狭部73には、長さ方向に沿って所定ピッチで配設されるスリット(切れ込み)77が形成されている。
ところで、このような攪拌部材70が収容されるケーシング60には、図18に示すように、取り扱い性向上のために、凹み部61が形成されている。このため、ケーシング60の内部には幅狭部60aが形成され、羽根の幅狭部73をこの部位に対応させている。
また、従来には、羽根を、ケーシング(容器)の内部底面を摺擦する爪部を有する主翼と、主翼と180度反対位置に配設される補助翼とを備えたものがある(特許文献2)。すなわち、主翼の爪部によって、ケーシングの内部底面を摺擦させ、補助翼によって、ケーシングの内部側面を摺擦させるものであり、残トナー量の削減を達成している。
さらに、従来には、回転軸と、この回転軸にその軸線に沿って配設されるアーム部材と、このアーム部材の先端に断面円弧状の攪拌フィンとを備えたものがある(特許文献3)。
前記特許文献1に記載のものは、攪拌部材の羽根の幅狭部に、スリットが設けられたものである。このため、トナー(現像剤)の残量が少なくなったときに、羽根が内部側面に摺擦した後、羽根が弾性回復する時に、スリットを挟んで隣り合うフィン同士の弾き音,摺擦音が異常音として発生する。
また、特許文献1に記載のものでは、攪拌部材70の羽根72の幅広部74においては、図20に示すように、幅狭部60a以外のケーシング60の側壁65の側面65a及び底面65bの摺擦が可能である。しかしながら、異常音を低減させるために、羽根72と内壁との干渉量を少なくするために,ケーシング60に合わせた羽根形状とした(すなわち、幅狭部73を形成した)ことから、図21に示すように、幅狭部60aにおいては、その側面66aは摺擦するが,底面66bは摺擦できない。このため、掻き取り能力にムラが発生していた。また、現像容器内のトナー残量が多いとき,攪拌部材70の回転により羽根72がトナーを押しつぶし攪拌能力が低く,トナーの負荷によりユニットトルクも高かった。
前記特許文献2に記載のものでは、トナー供給容器の底部を摺擦する主翼と内面を摺擦する補助翼が回転軸の両側に設けられているため、容器が大型化することになる。しかも、主翼と補助翼とが非対称形であるため、弾き音や摺擦音の問題を解消することができない。また翼の形状も複雑で、材料取りも悪いため加工費、材料費が高くなる。
特許文献3に記載のものでは、攪拌部材は、大型化するとともに、その形状も複雑化しており、コスト高となっていた。
本発明は、斯かる事情に鑑み、ケーシングの内部壁面に付着する現像剤を効率よく掻き落とすことができて現像剤の充填量を削減でき、また、摺擦音や弾き音を小さくすることができ、しかも小型化を達成できる現像剤収容器、現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明の現像剤収容器は、現像剤が収容されるケーシングと、このケーシング内の現像剤を攪拌する攪拌部材とを備え、攪拌部材が、回転軸と、この回転軸にその軸心方向に沿って配設される平板状の羽根とを有し、かつ前記ケーシングの側壁の少なくとも一部に内方膨出部を有する現像剤収容器であって、ケーシングの内方膨出部を有する幅狭空間部に対応する羽根における幅狭空間部対応部位を、この内部空間部の底壁内面を摺擦可能な幅寸法とするとともに、幅狭空間部対応部位に可撓性を付与する窓部を設けて前記内方膨出部の内面の摺擦を可能としたものである。
本発明の現像剤収容器は、羽根における幅狭空間部対応部位は、内部空間部の底壁内面を摺擦可能であり、しかも、幅狭空間部対応部位に可撓性を付与する窓部を設けて前記内方膨出部の内面の摺擦を可能としたのである。このため、ケーシング内部の壁面に付着する現像剤を効率よく掻き落とすことができる。また、幅狭空間部対応部位には窓部が設けられ、この窓部を現像剤が通り抜けることができる。
羽根の幅狭空間部対応部位に、複数の窓部を設けるとともに、任意の窓部間に、羽根外端縁に達するスリットを設けるようにするのが好ましい。このようにスリットを設けることによって、この幅狭空間部対応部位の変形性の向上を図ることができる。
現像剤搬部材を有し、羽根による現像剤の弾き飛ばし方向を前記搬送部材による現像剤の搬送方向とするのが好ましい。また、幅狭空間部対応部位以外の部位において窓部を設けるのが好ましい。
開口量が相違する窓部を備えたものとできる。幅狭空間部対応部位以外の部位において任意の窓部間に、羽根外端縁に達するスリットを設けることも可能である。
前記スリットを回転軸の軸線方向に対して90度から45度を成すように形成するとともに、ケーシングの内面との干渉幅よりも、前記スリットの基端から外端縁までの寸法を大きくすることができる。これにより、羽根の剛性を小さくできる。
ケーシングの内面との干渉幅をaとし、スリットの切り込み幅をcとし、切り込み角度をθとしたときに、C=tanθ・aとすることができる。このように設定することによって、スリット形成による拭き残しを防止できる。
ケーシングの内部には補強用リブが設けられ、前記スリットがこの補強用リブに対応して設けられるようにするのが好ましい。このように、スリットが補強用リブに対応する位置に設けることによって、補強用リブに沿ってスリットが通過することになる。切り込み長さが相違するスリットを備えたものであってもよい。
また、ケーシングの内面への摺擦直後において羽根の幅狭空間部対応部位が接触する弾き音低減部材を備えたものであってもよい。しかも、弾き音低減部材に、この種の現像剤収容器に通常用いることができる現像剤搬送部材であるスクリュ部材にて構成することができる。このように、弾き音低減部材をスクリュ部材にて構成した場合、別途弾き音低減部材を設ける必要がない。
現像剤搬送部材がスクリュ部材にて構成されるとともに、前記羽根に、スクリュ部材のスパイラル羽根間隔に嵌入する爪部を有するものであってもよい。このような爪部を有するものであれば、このスパイラル羽根間に付着する現像剤を掻き落とすことができる。
本発明の現像装置は、少なくとも、現像剤担持体と、前記現像剤収容器とを備えたものである。
本発明のプロセスカートリッジは、少なくとも、像担持体と、前記現像装置とを備えたものである。
本発明の画像形成装置は、前記プロセスカートリッジを備えたものである。
本発明の現像剤収容器では、ケーシング内部の壁面に付着する現像剤を効率よく掻き落とすことができ、現像剤充填量を削減することができ、コスト低減を図ることができる。しかも、窓部を設けることによって、現像剤も攪拌抵抗を小さくでき、安定した攪拌および現像剤による羽根への負荷を低減できる。
羽根の幅狭空間部対応部位にスリットを設けることによって、この幅狭空間部対応部位の変形性の向上を図ることができ、現像剤の攪拌機能を安定して発揮することができる。
弾き飛ばし方向を搬送部材による搬送方向とすることによって、効率のよい搬送が可能となる。また、幅狭空間部対応部位以外の部位において窓部を設けることによって、羽根全体として、安定した攪拌および現像剤による羽根への負荷を低減できる。
開口量が相違する窓部を備えたものでは、このように、開口量が相違する窓部を備えたものでは、現像剤が集まる部位に開口量の大きな窓部を配設することによって、より安定した攪拌および現像剤による羽根への負荷を低減できる。
幅狭空間部対応部位以外の部位において任意の窓部間に、羽根外端縁に達するスリットを設けた場合、幅狭空間部対応部位以外の変形性の向上を図ることができ、現像剤の攪拌機能をより安定して発揮することができる。
ケーシングの内面との干渉幅よりも、スリットの基端から外端縁までの寸法を大きくすることによって、羽根の剛性を小さくでき、摺擦音と弾き音を低減できる。
C=tanθ・aとすることによって、スリット形成による拭き残しを防止でき、掻き落とし効率の向上を図ることができる。
スリットが補強用リブに対応して設けられる場合、補強用リブに沿ってスリットが通過することになって、補強用リブ周りに付着する現像剤を安定して掻き落とすことができる。
切り込み長さが相違するスリットを備えたものであれば、スリット間の残部における摺擦音や弾き音を分散させることができる。
弾き音低減部材を備えたものであれば、弾き音を低減させることができ、弾き音の小さな現像剤収容器を構成することができる。しかも、弾き音低減部材に、スクリュ部材にて構成すれば、別途弾き音低減部材を設ける必要がなく、構成の簡略化及び低コスト化を図ることができる。
羽根に、スクリュ部材のスパイラル羽根間隔に嵌入する爪部を有するものであれば、このスパイラル羽根間に付着する現像剤を掻き落とすことができ、現像剤充填量の削減効率の向上を図ることができる。
本発明の現像装置は、現像剤収容器を用いることによって、現像剤充填量を削減でき、しかも安定した現像剤の攪拌を可能となる。このため、高精度の現像が可能となる。
本発明のプロセスカートリッジは、前記現像装置を備えたものであり、本発明の画像形成装置は、前記プロセスカートリッジを備えたものであるので、これらを用いれば、高精度の画像形成が可能となる。
本発明の実施形態を示す画像形成装置の簡略断面図である。 前記画像形成装置に用いられる本発明に係る現像装置の断面図である。 前記図2に示す現像装置に用いられる現像剤収容器の簡略断面図である。 前記図3に示す現像剤収容器に用いられる攪拌部材の斜視図である。 前記図4に示す攪拌部材の平面図である。 図3のX−X線断面図である。 図3のY−Y線断面図である。 前記図2に示す現像剤収容器において攪拌部材にてケーシングの内方膨出部を摺擦している状態の簡略断面図である。 前記図3に示す攪拌部材の要部拡大図である。 スリットが軸線方向に対して直交する方向に配置された羽根の簡略図である。 スリットが軸線方向に対して所定角度に傾斜するように配置された羽根の簡略図である。 攪拌部材の第1変形例を示す簡略平面図である。 攪拌部材の第2変形例を示す簡略平面図である。 攪拌部材の第3変形例を示す簡略平面図である。 攪拌部材の第4変形例を示す簡略平面図である。 攪拌部材の第5変形例を示す簡略平面図である。 前記図16の攪拌部材と搬送部材との関係を示す簡略斜視図である。 従来の現像装置に用いられる現像剤収容器の簡略断面図である。 前記図18に示す現像剤収容器に用いられる従来の攪拌部材の平面図である。 図18におけるX1−X1線断面図である。 図18におけるY1−Y1線断面図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態における画像形成装置の概略構成図である。図1は、本発明に係る電子写真方式のカラー画像形成装置を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置は、4つのプロセスユニット(プロセスカートリッジ)1Y,1C,1M,1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成してある。
各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの異なる色のトナー(現像剤)を収容している以外は同様の構成となっている。そこで、1つのプロセスユニット1Yを例にその構成を説明する。
プロセスユニット1Yは、静電潜像担持体としての感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2の表面にトナー像を形成する現像手段としての現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としての感光体クリーニングブレード5を備えている。また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、感光体2の表面を露光する露光手段としての露光装置7が配設されている。
図1に示す画像形成装置は、中間転写方式の画像形成装置である。詳しくは、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方に、無端状の中間転写ベルト10を有する中間転写ユニット6が配設されている。中間転写ベルト10は、駆動ローラ8及び従動ローラ9に張架され、図の矢印の方向に周回走行可能に構成されている。また、従動ローラ9は中間転写ベルト10に所定の張力を付与するためのテンションローラとして機能している。
中間転写ベルト10の内周面には、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ(一次転写部材)11が、4つの感光体2に対向して配設されている。4つの感光体2は、中間転写ベルト10の外周面に圧接しており、各圧接部において一次転写ニップを形成している。
中間転写ベルト10を張架する駆動ローラ8に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ(二次転写部材)12が配設されている。二次転写ローラ12は、中間転写ベルト10の外周面に圧接しており、その圧接部において二次転写ニップを形成している。また、駆動ローラ8は、二次転写ローラ12に対向して二次転写ローラ12の接触圧を受ける二次転写対向ローラとしても機能している。
また、駆動ローラ8の近傍には、転写ベルト10上に残った未転写のトナー像をクリーニングするためのクリーニングユニットUが配置されている。
画像形成装置本体100の下部には、紙やOHPシート等の記録材Pを収容した記録材収容部13が配設されている。記録材収容部13には、記録材Pを搬出する供給ローラ14等が設けてある。
画像形成装置本体100内には、記録材Pを記録材収容部13から上方へ案内するための搬送路Rが配設されている。駆動ローラ8と二次転写ローラ12によって形成された二次転写ニップよりも、搬送路Rの搬送方向上流側(図の下方)に、一対のレジストローラ15a,15bが配設されている。また、二次転写ニップよりも、搬送路Rの搬送方向下流側(図の上方)に、定着装置16が配設されている。定着装置16は、加熱ローラ17と加圧ローラ18を有する。加熱ローラ17と加圧ローラ18は互いに圧接しており、その圧接部において定着ニップを形成している。
搬送路Rの搬送方向下流端部には、一対の排出ローラ19a,19bが配設されている。また、記録材Pを積載するためのストック部20が、画像形成装置本体100の上面を内方へ凹ませて形成されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の通常の印刷動作について説明する。
プロセスユニット1Yにおいて、感光体2を図の矢印の方向に回転させ、その感光体2の表面を帯電ローラ3によって均一な高電位に帯電させる。次いで、画像データに基づいて露光装置7から感光体2の表面にレーザビームが照射され、照射された部分の電位が低下して静電潜像が形成される。この感光体2の表面に形成された静電潜像の部分に、現像装置4によって帯電させたトナーを静電的に転移させ、イエローのトナー画像を形成(可視画像化)する。
一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、一次転写ローラ11と感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界を形成する。そして、一次転写ニップにおいて、回転する感光体2上のトナー画像を、図の矢印方向に走行する中間転写ベルト10に一次転写する。
その他の各プロセスユニット1C,1M,1Bkにおいても、同様にして感光体2上にトナー画像を形成し、4色のトナー画像を互いに重なり合うように中間転写ベルト10に一次転写する。
また、一次転写行程を経た後の感光体2の表面を、感光体クリーニングブレード5によってクリーニングし、残留トナーを除去する。さらに、感光体2の表面に残る残留電荷を図示しない除電ランプによって除電する。
一方、記録材収容部13に収容されている記録材Pを、供給ローラ14を回転させて搬送路Rへ送り出す。送り出された記録材Pは、レジストローラ15a,15bによって一旦停止される。
また、二次転写ローラ12にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加して二次転写ニップに転写電界を形成する。あるいは、二次転写ローラ12に対向する駆動ローラ8にトナーの帯電極性と同極性の電圧を印加して、同様の転写電界を形成してもよい。その後、レジストローラ15a,15bの駆動を再開し、中間転写ベルト10上のトナー画像とタイミング(同期)をとって記録材Pを二次転写ニップへ送る。そして、二次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト10上のトナー画像を記録材P上に一括して二次転写する。
二次転写後、中間転写ベルト10の表面に残留するトナーは、クリーニングユニットUによって除去され、除去されたトナーは廃トナー収容器30へ回収される。
トナー画像を転写された記録材Pは、定着装置16へと搬送される。定着装置16に送り込まれた記録材Pは、加熱ローラ17と加圧ローラ18間に挟まれて加熱・加圧され、トナー画像が記録材P上に定着される。その後、記録材Pは排出ローラ19a,19bによってストック部20に排出される。
ところで、プロセスカートリッジは、感光体(感光ドラム)と、感光クリーニング手段、現像装置4等を一体に結合したものである。そして、現像装置4は、図2に示すように、現像剤収容室38aを構成する現像剤収容器38と現像剤供給室39aを構成する現像剤供給器39とを有するケーシング(現像装置ケーシング)40を備える。ケーシング40は、仕切り壁33を介して仕切られている。
現像剤供給室39には、現像剤担持体3、現像剤供給体(供給ローラ)34、規制部材37等が設けられている。供給ローラ34には、現像バイアスに対して現像剤の帯電極性と同方向にオフセットさせた値の供給バイアスが印加される。現像剤供給室内に設けられた供給ローラ34は、一定の力で現像剤担持体3に当接して配置される。
また、上方の現像剤収容器38には、搬送部材28を構成する上スクリュ32が配設されるとともに、現像剤供給器39には、搬送部材28を構成する下スクリュ35が配設されている。このため、現像剤は、現像剤収容器38と現像剤供給器39とを循環することになる。循環する現像剤は、現像剤供給体34により現像剤担持体3に供給し、規制部材37により現像剤担持体3上に薄膜を形成する。また、この場合、現像剤は搬送部材28(スクリュ32、35)によって、ケーシング40の長手方向中央部に搬送される。
上方の現像剤収容器38には攪拌部材31が配置される。攪拌部材31は、図3から図5に示すように、回転軸31aと、この回転軸31aにその軸心方向に沿って配設される平板状の羽根31bとを有するものである。羽根31bは、例えば、可撓性を有するポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂シート等で構成される。
ところで、現像剤収容器38は、図3と図7に示すように、対向する側壁40a,40bと、底壁40cとを備え、一方の側壁40aの長手方向方向中央部に凹み部41が設けられている。このため、現像剤収容器38の内部において、幅狭空間部42Aが形成され、長手方向端部側に幅広空間部42Bが形成される。
攪拌部材31の羽根31bには、図3〜図5に示すように、複数個の開口部からなる窓部43が設けられている。この場合、窓部43には、現像剤収容器38の幅狭空間部42Aに対応する幅狭空間部対応部位の窓部43a1、43a2と、現像剤収容器38の幅広空間部42Bに対応する幅広空間部対応部位の窓部43b1、43b2、43b3、43b4とがある。ところで、この実施例では、攪拌部材31の羽根31bは、幅狭空間部対応部位の幅寸法と、幅広空間部対応部位の幅寸法とが同一とされる。
また、任意の窓部43間に、羽根外端縁36aに達するスリット44が設けられている。スリット44も、現像剤収容器38の幅狭空間部42Aに対応するスリット44aと、現像剤収容器38の幅広空間部42Bに対応するスリット44b、44cとがある。
スリット44aは、幅狭空間部42Aの長手方向方向中央に配設され、回転軸31aの軸線に直交する方向に延びる。また、現像剤収容器38の幅広空間部42Bに設けられるスリット44b1,44b2、44c1、44c2は、回転軸31a側から羽根外端縁36a側に向かって長手方向中央に接近するように傾斜している。各スリット44の基端(回転軸31a側の端部)には貫通孔45が設けられている。このような貫通孔45を設けることによって、現像剤攪拌時のこの貫通孔45を通り抜け、現像剤の攪拌抵抗を小さくすることができる。また、貫通孔45を円孔とすることによって、スリット端部付近での応力集中を防止できる利点がある。なお、貫通孔45として円孔に限るものではない。
そして、中央のスリット44aの両側の窓部43a1、43a1は夫々台形状とされ、これより長手方向端部側の窓部43a2、43a2は平行四辺形状とされる。すなわち、窓部43a1は、そのスリット44aに対応する辺46aがスリット44aと平行に配設され、この辺46aに対向する辺46bが回転軸31a側から羽根外端縁36a側に向かって長手方向中央に接近する傾斜面とされる。
また、平行四辺形の窓部43a2は、窓部43a1の辺46bに対向する辺47aがこの辺46bに平行に配設され、また、辺47aに対向する辺47bは辺47aに平行に配設されている。
スリット44b1とスリット44c1との間の窓部43b1,43b2は、その辺48a、48b、49a、49bがスリット44b1、44c1と平行に配設された平行四辺形である。また、スリット44b2とスリット44c2との間の窓部43b1,43b2、及びスリット44c2よりも長手方向外側の窓部43b3は、その辺48a、48b、49a、49b、50a、50bがスリット44b2、44c2と平行に配設された平行四辺形である。
スリット44c1よりも長手方向外方の窓部43b3は、辺50aがスリット44c1に平行に配設され、この辺50aに対向する辺50bが端面36bと平行に配設されている。また、スリット44c2よりも長手方向外方の窓部43b3は、辺50aがスリット44c2に平行に配設され、この辺50aに対向する辺50bがスリット44c2に平行に配設されている。スリット44c2側における窓部43b4は、窓部43b3の辺50bに対向する辺51aがこの辺50bに平行に配設され、辺51aに対向する辺51bは、端面36cと平行に配設されている。
また、各窓部43の羽根外端縁36a側の辺46c、47c、48c、49c、50c、51cは、羽根外端縁36aと平行の同一直線上に配設される。また、これに対向する辺46d、47d、48d、49d、50d、51も、羽根外端縁36aと平行の同一直線上に配設される。
この場合、図5に示すように、回転軸31aの軸心から羽根外端縁36aまでの寸法(距離)をm2とし、軸心からの窓部43の辺46c、47c、48c、49c、50c、51cまでの寸法(距離)をm1とし、図3に示すように、回転軸31aの軸心から、ケーシング40における幅広空間部42Bの側壁40a1までの寸法をL1としたときに、m1<L1<m2に設定される。また、回転軸31aの軸心からケーシング40の底壁までの寸法L2をm2よりも僅かに小さい程度に設定する。
このように設定することによって、攪拌部材31が回転駆動すると、ケーシング40における幅広空間部42Bにおいて、図6に示すように、側壁40a1の内面および底壁40cの内面を羽根31bによって摺擦することができる。また、窓部43の辺46c、47c、48c、49c、50c、51cが、側壁40aの内面および底壁40cの内面に架かっていない。このため、この辺46c、47c、48c、49c、50c、51cと羽根外端縁36aとの間の部位である可撓性部位が安定して摺擦することができる。
また、幅狭空間部42Aにおいても、図7に示すように、側壁40a2の内面および底壁40cの内面を羽根31bによって摺擦することができる。この際、羽根31bが側壁40a2の内面を通過する際、大きく撓むことになるが、窓部43を有することによって、通過可能な可撓性を具備する。
ところで、羽根31bの羽根外端縁36aが描く軌跡K2(障害物が無い場合の軌跡)は、図6と図7に示すような円形となる。このため、羽根外端縁36aは搬送部材(上スクリュ)32に接触することになる。すなわち、側壁40a1、40a2と通過した直後に上スクリュ32に接触することになる。
この羽根31bが側壁40a1、40a2の内面及び底壁40cの内面を摺擦した後、羽根31bが底壁40cから離間する際には、現像剤が弾き飛ばされる。この際、スリット44b1、44c1、44b2、44c2を、回転軸31a側から羽根外端縁36a側に向かって長手方向中央に接近するように傾斜させているので、現像剤は長手方向中央に向かって弾き飛ばされる。すなわち、羽根31bによる現像剤の弾き飛ばし方向を搬送部材28による搬送方向としている。
また、羽根31bとして、図9に示す関係に設定するのが好ましい。すなわち、羽根31bの側壁40a1の内面や底壁40cの内面との干渉部(摺擦部)Vの幅寸法をaとし、羽根外端縁36aから窓部43の辺47d、48d等までの寸法をdとし、羽根外端縁36aからスリットエンド(貫通孔45)までの寸法をbとしたときに、a>>b、d>bとするのが好ましい。
ところで、図10に示すように、スリット44が回転軸31aの軸線に対して直交する方向に配設される場合、このスリット44のスリット幅をCとすれば、その開口部ではそのスリット幅C分の現像剤Wを残すことになる。そして、摺擦後においても拭き残しW´として残すことになる。
このめ、スリット44として、図11に示すように、回転軸31aの軸線に対して所定角度だけ傾斜させるのが好ましい。すなわち、スリット44の傾斜角度をθとし、干渉部(摺擦部)Vの幅寸法をaとし、羽根外端縁36aから窓部43の辺47d、48d等までの寸法をdとし、羽根外端縁36aからスリットエンド(貫通孔45)までの寸法をbとしたときに、c=tanθ・aもしくはθ=tan-1(a/c)となるように設定する。このように設定することによって、前記図10で残すことになる拭き残しW´を拭き取ることができる。
本発明の現像剤容器では、羽根31bにおける幅狭空間部対応部位は、内部空間部の底壁40c内面を摺擦可能であり、しかも、幅狭空間部対応部位に可撓性を付与する窓部43を設けて前記内方膨出部41aの内面の摺擦を可能としている。このため、ケーシング内部の壁面に付着する現像剤を効率よく掻き落とすことができ、現像剤充填量を削減することができ、コスト低減を図ることができる。窓部を設けることによって、現像剤も攪拌抵抗を小さくでき、安定した攪拌および現像剤による羽根31bへの負荷を低減できる。
羽根31bの幅狭空間部対応部位にスリット44を設けることによって、この幅狭空間部対応部位の変形性の向上を図ることができ、現像剤の攪拌機能を安定して発揮することができる。
弾き飛ばし方向を搬送部材28による搬送方向とすることによって、効率のよい搬送が可能となる。また、幅狭空間部対応部位以外の部位において窓部43を設けることによって、羽根全体として、安定した攪拌および現像剤による羽根31bへの負荷を低減できる。
開口量が相違する窓部43を備えたものでは、より安定した攪拌および現像剤による羽根31bへの負荷を低減できる。
幅狭空間部対応部位以外の部位において任意の窓部43間に、羽根外端縁36aに達するスリット44を設けた場合、幅狭空間部対応部位以外の変形性の向上を図ることができ、現像剤の攪拌機能をより安定して発揮することができる。
ケーシング40の内面との干渉幅よりも、スリット44の外端縁からの寸法を大きくすることによって、羽根31bの剛性を小さくでき、摺擦音と弾き音を低減できる。すなわち、a>>bとすることによって、羽根の剛性を小さくでき、摺擦音と弾き音を低減でき、d>bとすることによって、窓部にかかる羽根の応力集中を回転軸付近にすることができ、羽根31bの破れや塑性変形を防止できる。
C=tanθ・aとすることによって、スリット形成による拭き残しを防止でき、掻き落とし効率の向上を図ることができる。
次に、図12から図15は攪拌部材の比較例を示し、図12と図13では、43b1、43b2、43b3、43b4の窓部の幅寸法を小としている。図12では、羽根外端縁36a側の各辺48c、49c、50c、51cが回転軸側に後退している。図13では、反羽根外端縁側の各辺48d、49d、50d、51dが反回転軸側に前進している。すなわち、図12と図13では、窓部43(43a1,43b1)の幅寸法をn1とし、幅寸法が小である窓部43b3、43b4の幅寸法をn2とし、窓部43b1、43b2の幅寸法をn3としたときに、n1>n3>n2である。
ところで、前記実施形態や図12及び図13に示す比較例では、各スリット44の貫通孔45から羽根外端縁36aまでの距離を同一に設定していたが、図14や図15に示すように、相違するものであってもよい。
図14では、スリット44aの貫通孔45から羽根外端縁36aまでの距離をp1とし、スリット44c1、44c2の貫通孔45から羽根外端縁36aまでの距離をp2とし、スリット44b1、44b2の貫通孔45から羽根外端縁36aまでの距離をp3としたときに、p1>p3>p2である。
図15では、スリット44aの貫通孔45から羽根外端縁36aまでの距離を
p1とし、スリット44c1、44c2の貫通孔45から羽根外端縁36aまでの距離をp2とし、スリット44b1、44b2の貫通孔45から羽根外端縁36aまでの距離をp3としたときに、p1>p2>p3である。
開口量が相違する窓部43を備えたものでは、現像剤が集まる部位に開口量の大きな窓部43を配設することによって、より安定した攪拌および現像剤による羽根への負荷を低減できる。また、切り込み長さが相違するスリット44を備えたものであれば、スリット44間の残部における摺擦音や弾き音を分散させることができる。
図16では、羽根31bの羽根外端縁36aに小矩形状の爪部55が設けられている。この爪部55は、上スクリュ32のスパイラル羽根32bの隙間56に嵌入する。上スクリュ32は軸部32aと、この軸部32aの外周面に配設される前記スパイラル羽根32bとを備える。すなわち、攪拌部材31は、上スクリュ32の回転中に、爪部55がスパイラル羽根32bの隙間56に嵌入するような回転を行う。このため、爪部55の突出量t及び突出幅hとしては、
このため、羽根31bの爪部55が上スクリュ32のスパイラル羽根32b乃至軸部32aの外周面に摺擦することになる。従って、上スクリュ32に付着する現像剤を掻き落とすことができる。しかも、ケーシング40の内面への摺擦直後において羽根31bの爪部55が上スクリュ32に接触することによって、この上スクリュ32が接触する弾き音低減部材を構成することになる。このため、爪部55の突出量t及び突出幅hとしては、爪部55がスパイラル羽根32bの隙間56に入って、スパイラル羽根32b乃至軸部32aの外周面に摺擦するような範囲で設定される。
スリット44の傾斜角度(切込み角度θ)と弾き音との関係を調べてその結果を次の表1に示した。この際、ケーシング40に付着した現像剤の残り量(残トナー量)についても調べた。なお、表1におけるS部とは、図8に示した部位(幅狭空間部42Aと幅広空間部42Bとの間のテーパ壁内面部である。
Figure 2011186198
弾き音に関して切込み角度θの影響は少ないが,トナー掻き取り能力に差が生じる。実験の結果では30°を越えて60°以下の角度が最も良好であることがわかる。角度θが30°以下になると,羽根の切込み部で大きくなり変形し,塑性変形してしまう。60°超えて90°以下の角度では,30°から60°に比べると残トナー量が多くなったが,30°以下の角度に比べると残トナー量は減少した。なお、本発明の実施例では角度θを45°としている。表1の弾き音の欄で○は良好(小さい弾き音)であることを示し、△は弾き音が比較的大ききことを示している。残トナー量の欄で×は羽根の塑性変形が大であることを示し、○は良好(残トナーがないか又は僅かであって、羽根には塑性変形ない場合を示し、△は羽根には塑性変形ないが残トナーがある場合を示している。このため、θが30°以下の場合、弾き音が○で残トナー量が×であるので、判定として△、つまり良好ということができない。また、60°超えて90°以下の角度では,弾き音が△で残トナー量が△であるので、判定として○、つまり製品として使用できる程度とした。これに対して、30°を越えて60°以下の角度の場合、判定として、◎、つまり良好であるとした。
本発明の現像装置は、現像剤収容器を用いることによって、現像剤充填量を削減でき、しかも安定した現像剤の攪拌を可能となる。このため、高精度の現像が可能となる。
本発明のプロセスカートリッジは、前記現像装置を備えたものであり、本発明の画像形成装置は、前記プロセスカートリッジを備えたものであるので、これらを用いれば、高精度の画像形成が可能となる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。羽根31bとしては、適度な弾性と耐クリープ性の有るものが好ましく、現像剤収容器内の環境下においても劣化や損傷しないものを種々の材質から選択できる。また、羽根31bの肉厚、窓部の大きさ、形状、数等は、使用する材質等に応じて種々変更すことができる。
スリット44の数、幅寸法、長さ寸法、傾斜角度等は、ケーシングの側壁内面、底壁内面の掃き残しが残らない範囲で、しかも羽根31bの強度を低下させない範囲で種々変更できる。なお、前記実施例では、ケーシングのリブ(補強用リブ)に対応した位置にスリット44を設けていたが、リブに対応した位置に設けなくてもよい。
前記実施例では、搬送部材(スクリュ32,35)による現像剤の搬送方向は、ケーシングの長手方向方向中央に向かうものであったが、どちらか一方のケーシング端部に向かうものであってもよい。このような場合、スリット44の傾斜方向を変更して、搬送方向と羽根による現像剤の弾き飛ばし方向とを同一方向とするのが好ましい。
前記実施例では、攪拌部材31の羽根31bは、幅狭空間部対応部位の幅寸法と、幅広空間部対応部位の幅寸法とが同一とされるが、同一とすることなく、相違させてもよい。すなわち、幅狭空間部対応部位をこの内部空間部の底壁内面を摺擦可能な幅寸法とするとともに、幅狭空間部対応部位にて前記内方膨出部の内面の摺擦を可能である範囲で、種々変更でき、幅狭空間部対応部位の幅寸法が幅広空間部対応部位の幅寸法よりも大きくても小さくてもよい。
31 攪拌部材
31a 回転軸
31b 羽根
32 上スクリュ
32a 軸部
32b スパイラル羽根
35 下スクリュ
36a 羽根外端縁
40 ケーシング
40a 側壁
40c 底壁
41a 内方膨出部
42A 幅狭部
42B 幅広部
43 窓部
44 スリット
特開2009−169392号公報 特許第3571873号公報 特許第4131121号公報

Claims (16)

  1. 現像剤が収容されるケーシングと、このケーシング内の現像剤を攪拌する攪拌部材とを備え、攪拌部材が、回転軸と、この回転軸にその軸心方向に沿って配設される平板状の羽根とを有し、かつ前記ケーシングの側壁の少なくとも一部に内方膨出部を有する現像剤収容器であって、
    ケーシングの内方膨出部を有する幅狭空間部に対応する羽根における幅狭空間部対応部位を、この内部空間部の底壁内面を摺擦可能な幅寸法とするとともに、幅狭空間部対応部位に可撓性を付与する窓部を設けて前記内方膨出部の内面の摺擦を可能としたことを特徴とする現像剤収容器。
  2. 羽根の幅狭空間部対応部位に、複数の窓部を設けるとともに、任意の窓部間に、羽根外端縁に達するスリットを設けたことを特徴とする請求項1に記載の現像剤収容器。
  3. 現像剤搬部材を有し、羽根による現像剤の弾き飛ばし方向を前記搬送部材による現像剤の搬送方向としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像剤収容器。
  4. 幅狭空間部対応部位以外の部位において窓部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の現像剤収容器。
  5. 開口量が相違する窓部を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の現像剤収容器。
  6. 幅狭空間部対応部位以外の部位において任意の窓部間に、羽根外端縁に達するスリットを設けたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の現像剤収容器。
  7. 前記スリットを回転軸の軸線方向に対して90度から45度を成すように形成するとともに、ケーシングの内面との干渉幅よりも、前記スリットの基端から外端縁までの寸法を大きくしたことを特徴とする請求項6に記載の像剤収容器。
  8. ケーシングの内面との干渉幅をaとし、スリットの切り込み幅をcとし、切り込み角度をθとしたときに、C=tanθ・aとしたことを特徴とする請求項6または請求項7に記載の現像剤収容器。
  9. ケーシングの内部には補強用リブが設けられ、前記スリットがこの補強用リブに対応して設けられていることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の現像剤収容器。
  10. 切り込み長さが相違するスリットを備えたことを特徴とする請求項6〜請求項9のいずれか1項に記載の現像剤収容器。
  11. ケーシングの内面への摺擦直後において羽根の幅狭空間部対応部位が接触する弾き音低減部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の現像剤収容器。
  12. 弾き音低減部材が現像剤搬送部材であることを特徴とする請求項11に記載の現像剤収容器。
  13. 現像剤搬送部材がスクリュ部材にて構成されるとともに、前記羽根に、スクリュ部材のスパイラル羽根間隔に嵌入する爪部を設けたことを特徴とする請求項12に記載の現像剤収容器。
  14. 少なくとも、現像剤担持体と、前記請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の現像剤収容器とを備えたことを特徴とする現像装置。
  15. 少なくとも、像担持体と、前記請求項14に記載の現像装置とを備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  16. 前記請求項15に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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