JP2016033532A - トナー撹拌機構、トナー容器、及び画像形成装置 - Google Patents

トナー撹拌機構、トナー容器、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トナー容器内のトナーの撹拌時に生じる弾き音や衝突音などの不快な異音を軽減する。
【解決手段】画像形成装置10の内部にトナーコンテナ50が設けられている。トナーコンテナ50は、内部のトナーを撹拌するための撹拌機構61を有する。撹拌機構61は、回転軸部材111と、これに取り付けられたフィルム状の撹拌部材112とにより構成されている。撹拌部材112は、複数のフィルム片115により構成されており、各フィルム片115の側端部に凹部117が形成されている。凹部117は、撹拌部材112の回動によって最も撓まされる撓み部分115Cに形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、トナー容器内のトナーを撹拌するためのトナー撹拌機構、このトナー撹拌機構を備えたトナー容器、及びこのトナー容器を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式によって印刷用紙に画像を形成する複写機やプリンター等の画像形成装置には現像装置が搭載されている。現像装置の内部にはトナーを含む現像剤が収容されている。現像装置は、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を前記現像剤に含まれるトナーによって現像する。現像が行われることにより現像装置の内部のトナーが減少する。そのため、画像形成装置は、トナーが収容されたトナー容器を備えており、トナー容器から現像装置へトナーを補給するように構成されている(特許文献1及び2参照)。また、前記トナー容器は、画像形成装置に対して着脱可能に構成されており、トナー容器内のトナーが全て消費されると、トナーが充填された新たなトナー容器に交換される。
この種のトナー容器の内部には、収容されているトナーを撹拌するための撹拌機構が設けられている。前記撹拌機構は、回転軸と、撹拌部材とを備えている。前記回転軸は、トナー容器の内部で回転可能に支持されている。前記撹拌部材は、樹脂フィルムなどで形成されたフィルム部材である。フィルム部材は前記回転軸に固定されており、回転軸に対して直交する方向へ延出されている。フィルム部材は、トナー容器の内壁までのサイズよりも長い形状に形成されている。前記回転軸が回転されることにより、前記撹拌部材が回転軸と同方向へ回動する。これにより、トナー容器の内部のトナーがフィルム部材によって撹拌される。
特開2008−170896号公報 特開2010−176032号公報
従来の撹拌機構は、フィルム部材が回転軸に直交する方向へ長く形成されているため、フィルム部材の回動に伴い、フィルム部材の先端側が撓まされた状態でトナー容器の内壁に摺接する。しかしながら、トナー容器の断面形状は真円形状ではなく、画像形成装置におけるトナー容器の装着スペースなどの制約や、内部に設けられたトナー搬送部材の位置や形状などの要因によって、様々な形状に形成されることがある。この場合、回転軸と内壁との距離が一定でないため、トナー容器の内部でフィルム部材が回動されると、フィルム部材の撓み量が変化し、回動角によってはフィルム部材がトナーの内壁に接触せずに撓まされることなく回動する場合がある。このようにフィルム部材の回動角によって撓み量が変化したり、撓み自体が生じずに回動する状態があると、フィルム部材と内壁との接触によって異音が生じる場合がある。例えば、フィルム部材が内壁に当接して撓まされた状態からその撓みが無くなり内壁に当接しない状態に変化した場合、撓まされていたフィルム部材が元の状態に戻ろうとする弾性力(復元力)によって急激に復元し、そのときに弾き音が発生する。また、フィルム部材が大きく撓まされていた状態から小さな撓み状態に変化した場合や、内部の搬送部材などにフィルムが引っ掛かった状態からその引っ掛かりが解消された状態になった場合も、弾き音或いは衝突音が生じる。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、トナー容器内のトナーの撹拌時に生じる弾き音や衝突音などの不快な異音を軽減することが可能なトナー撹拌機構、トナー容器、及びトナー容器を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るトナー撹拌機構は、回転軸部材と、複数のフィルム部材と、凹部とを備える。前記回転軸部材は、トナーを収容するトナー容器の内部に回転可能に設けられている。複数の前記フィルム部材は、軸方向に並設するように前記回転軸部材に支持され、前記軸方向に直交する方向へ延出されて前記回転軸部材から前記トナー容器の内側面及び底面までのサイズよりも長い形状である。前記凹部は、前記複数のフィルム部材における軸方向の一方又は両方の側端部に形成され、前記フィルム部材の中央側へ凹まされた形状である。
本発明の他の局面に係るトナー容器は、前記トナー撹拌機構と、トナーを収容する容器本体と、を備える。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記トナー容器と、前記トナー容器から供給されたトナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を備える。
本発明によれば、トナー容器内のトナーの撹拌時に生じる弾き音や衝突音などの不快な異音を軽減することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、画像形成装置の中間転写ユニットにトナーコンテナが装着された状態を示す斜視図である。 図3は、トナーコンテナ及びその装着部を示す斜視図である。 図4は、トナーコンテナの長手方向の断面図である。 図5は、図4の切断線V−Vの断面図であって、トナーコンテナの短手方向の断面構造を示す図である。 図6は、撹拌機構の撹拌部材を示す図である。 図7は、撹拌機構の動作を説明するための説明図である。 図8は、他の実施形態の撹拌部材を示す図である。
以下、添付図を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。以下の説明では、本発明の実施形態に係る画像形成装置10が平坦な支持面に設置された状態(図1に示す状態)を基準として上下方向6を定義する。また、図1の紙面に対して左側を画像形成装置10の正面側(前面側)として前後方向7を定義する。また、図1の画像形成装置10を正面から見て左右方向8(図1の紙面に垂直な方向)を定義する。したがって、図1の紙面に対して手前が画像形成装置10の右側であり奥が左側である。
[画像形成装置10]
画像形成装置10は、少なくとも印刷機能を備えた装置である。図1に示すように、画像形成装置10は、所謂タンデムタイプのカラープリンターである。この画像形成装置10は、トナーを含む現像剤を用いて、シート状の印刷用紙に画像を印刷する。なお、画像形成装置10は、印刷機能を備えたものであればよく、例えば、前記印刷機能を含む複数の機能を備えた複合機や、FAX装置、複写機などの画像形成装置であってもよい。もちろん、カラー画像を形成するものでなく、単一色の画像を形成するものであってもよい。
図1に示すように、画像形成装置10は、主として、4つの画像形成部21と、中間転写ユニット22と、給紙装置25と、定着装置26と、二次転写装置27と、露光装置24と、4つのトナーコンテナ50(50A〜50D)と、を備える。これらの構成要素は、画像形成装置10の外部フレーム(不図示)や内部フレーム(不図示)などを構成する筐体としての装置本体28に取り付けられている。なお、トナーコンテナ50は、画像形成装置10におけるトナー容器の一例である。
4つの画像形成部21は、装置本体28の内部において、中間転写ユニット22の下方に配置されている。各画像形成部21は、前後方向7に沿って並設されている。各画像形成部21は、所謂電子写真方式に基づいて印刷用紙に画像を形成する画像形成処理を実行する。具体的に、各画像形成部21は、不図示のネットワーク通信部を介して外部から入力された画像データに基づいて、印刷用紙に画像を印刷する。画像形成部21は、感光体ドラム11、帯電装置(不図示)、現像装置12、一次転写装置13等を備えている。画像形成部21は、感光体ドラム11にトナー像を形成し、中間転写ユニット22が備える転写ベルト23にトナー像を順次重ね合わせて転写する。転写ベルト23は、矢印19の方向へ移動しており、その移動中の転写ベルト23にトナー像が順次転写される。図1に示す例では、装置本体28の内部において転写ベルト23の移動方向(矢印19方向)の下流側から順に、ブラック色、シアン色、マゼンタ色、イエロー色に対応する画像形成部21が一列に配置されている。
中間転写ユニット22は、画像形成部21の上方に配置されている。中間転写ユニット22の前後方向7の両端に駆動プーリー31及び従動プーリー32が設けられている。転写ベルト23は、駆動プーリー31及び従動プーリー32それぞれに掛け渡すように支持されている。これにより、ベルト面が水平な状態で前後方向7に延在している。また、転写ベルト23が駆動プーリー31及び従動プーリー32に支持されることにより、転写ベルト23は、その表面が各感光体ドラム11の表面に接しながら矢印19の方向へ移動(走行)可能となる。転写ベルト23は、例えばゴムやウレタン等の素材からなる無端環状のベルトである。
二次転写装置27は、転写ベルト23に転写された複数色からなるトナー像を印刷用紙に転写する。トナー像が転写された印刷用紙は、定着装置26に搬送される。定着装置26は、印刷用紙に転写されたトナー像を熱によってその印刷用紙に定着させる。定着装置26は、高温に加熱される加熱ローラー26Aと、この加熱ローラー26Aに対向配置された加圧ローラー26Bとを有する。定着装置26に搬送された印刷用紙は、加熱ローラー26Aと加圧ローラー26Bとの間のニップ部で所定の付勢力によって挟持されつつ搬送されることにより、トナー像が印刷用紙に溶着される。その後、印刷用紙は、装置本体28の上部に設けられた排紙トレイ29に排出される。
画像形成装置10は、転写ベルト23を搬送ベルトとして用い、その搬送ベルト上に搬送される印刷用紙にトナー像が直接に重ね合わせて転写される構成であってもよい。また、画像形成装置10は、転写ベルト23に代えてローラー状の中間転写部材を用いる構成であってもよい。
4つのトナーコンテナ50(50A〜50D)は、中間転写ユニット22の上方に配置されている。4つのトナーコンテナ50は、装置本体28の内部において、転写ベルト23に沿って前後方向7に沿って一列に並んで設けられている。トナーコンテナ50は、対応する色の現像装置12にトナーを供給するように構成されている。
[装着部34の構成]
図2に示すように、装置本体28の内部には、複数のトナーコンテナ50を装着するための装着部34が設けられている。具体的には、装着部34は、中間転写ユニット22の上部に設けられている。装置本体28の上部のトップカバー33が装置本体28の支軸33A(図1参照)を中心に開閉可能に支持されている。トップカバー33が上方(開方向)へ回動されると、トナーコンテナ50が装着される装着部34が露出される。装着部34は、中間転写ユニット22の上部に一体に形成されており、各トナーコンテナ50は、装着部34に収納されるように装着される。なお、装着部34は中間転写ユニット22の上部に一体に形成されたものに限られず、中間転写ユニット22とは別部材として装置本体28に取り付けられたものであってもよい。
各トナーコンテナ50には、画像形成部21の各色に対応する色のトナーが収容されている。具体的には、各トナーコンテナ50(50A〜50D)それぞれには、ブラック色、シアン色、マゼンタ色、イエロー色のトナーが個別に収容されている。図1及び図2に示すように、4つのトナーコンテナ50のうち、最も後方に位置するトナーコンテナ50Aは他のトナーコンテナ50B〜50Dよりも大容量タイプのものであり、このトナーコンテナ50Aにブラック色のトナーが収容されている。また、トナーコンテナ50B〜50Dはいずれも同じ形状であり同じ容量のものである。トナーコンテナ50Bにシアン色のトナーが収容されており、トナーコンテナ50Cにマゼンタ色のトナーが収容されており、トナーコンテナ50Dにイエロー色のトナーが収容されている。
[トナーコンテナ50の構成]
以下、トナーコンテナ50の構成について説明する。ここで、大容量タイプのトナーコンテナ50Aと他のトナーコンテナ50B〜50Dとは、トナー収容部のサイズが異なる以外は同じ構成である。また、トナーコンテナ50B〜50Dは配置位置が異なる以外は同じ構成である。そのため、以下の説明では、トナーコンテナ50A〜50Dをトナーコンテナ50として説明する。
トナーコンテナ50は、現像装置12に供給されるトナーを収容する。図3乃至図5に示すように、トナーコンテナ50は、筐体51(容器本体)と、トナー排出口52(図4参照)と、操作部54と、カバー72と、を備えている。トナーは筐体51の内部に収容されている。図4に示すように、トナー排出口52は筐体51に形成されている。また、図3に示すように、操作部54は、ユーザーによって操作可能なように筐体51に設けられている。
トナーコンテナ50は、画像形成装置10の装着部34に装着される。図2及び図3に示すように、装置本体28は、筐体51が装着される支持プレート42,43を有している。支持プレート42,43に4つのトナーコンテナ50の筐体51の両端が支持される。トナーコンテナ50が装着部34に装着された状態で、操作部54が操作されることにより、図示しない開閉機構が作動して、トナー排出口52が開閉される。
筐体51は、樹脂材料からなり、図3に示すように、左右方向8に長い箱状に形成されている。つまり、筐体51の長手方向が、図1に示す画像形成装置10の左右方向8に一致する。
図3に示すように、筐体51は、コンテナ本体55と、蓋部56とを有する。蓋部56は、コンテナ本体55の上部の開放部分を閉塞している。コンテナ本体55は、上部が開放された有底の箱形状に形成されている。より詳細には、コンテナ本体55は、図5に示すように、前後方向7の両方の側壁55A,55B間のサイズに対して上下方向6(底面に垂直な方向)のサイズが長い形状に形成されている。言い換えると、コンテナ本体55は横幅よりも縦方向に長い縦長形状である。コンテナ本体55は、下向きに湾曲した概ね円弧形状の底壁57を有する。
図4及び図5に示すように、トナー排出口52は、コンテナ本体55に形成されている。詳細には、トナー排出口52は、図4に示すように、コンテナ本体55の底壁57の右端部に形成されている。トナー排出口52は、コンテナ本体55の底壁57を下方へ貫通するように形成されている。
コンテナ本体55の内部には、トナーを撹拌する撹拌機構61(トナー撹拌機構)と、トナー排出口52へトナーを搬送する搬送部材62とが設けられている。なお、図4では、撹拌機構61のフィルム片115の図示が省略されている。
搬送部材62は、軸周りに螺旋形状の羽根を有する所謂スパイラル軸である。搬送部材62は、トナー排出口52の上側に配置されており、その両端の支軸が側壁59A,59Bに回転可能に支持されている。搬送部材62に外部から回転駆動力が入力されることにより、搬送部材62が回転されて、前記羽根によってトナーがトナー排出口52へ運ばれる。
撹拌機構61は、トナーコンテナ50に収容されているトナーを撹拌するものである。撹拌機構61は、回転軸部材111と、撹拌部材112とを備えている。
図4に示すように、回転軸部材111は、トナーを収容するトナーコンテナ50の内部に回転可能に設けられている。回転軸部材111は、左右方向8に長い形状に形成された軸部材である。回転軸部材111は、コンテナ本体55の左右方向8の両端にある側壁59A,59Bに回転可能に支持されている。図6に示されるように、回転軸部材111は、矩形状の軸本体120を有する。軸本体120は、回転軸部材111の軸方向に長い形状である。軸本体120は、その長手方向の両端に支軸121を有する。支軸121は、側壁59A,59Bに回転可能に支持されている。一方の支軸121には、図示しないジョイントが連結されており、このジョイントを介して回転駆動力が入力されると、回転軸部材111が回転される。
本実施形態では、図5に示すように、回転軸部材111は、トナーコンテナ50の側壁55A,55Bの内面(内側面)及び底壁57の内面(底面)から概ね等距離の位置に設けられている。
図5及び図6に示すように、軸本体120は、支持部127を有する。支持部127は、撹拌部材112の被取付部114(被支持部の一例)を支持するためのものである。支持部127は、軸本体120の側面に軸方向に所定間隔を隔てて複数配置されている。支持部127は、軸本体120の側面との間で微小隙間を形成する板片(支持片)であり、この微小隙間に被取付部114が挟み込まれるようにして固定される。なお、被取付部114の固定方法の他の例として、支持部127に設けられた爪部材(不図示)との係合や、支持部127と被取付部114との接着などが適用可能である。
撹拌部材112は、PET(ポリエチレンテレフタラート)樹脂などの弾性材料で構成されており、厚みの薄いフィルム形状に形成されている。もちろん、撹拌部材112は、PET樹脂に限られず、塩化ビニルやポリカーボネートなどの合成樹脂で構成されてもよい。
図5及び図6に示すように、撹拌部材112は、回転軸部材111に取り付けられている。本実施形態では、撹拌部材112は、回転軸部材111においてその長手方向の全体に亘って取り付けられている。図6に示されるように、撹拌部材112は、回転軸部材111の長手方向に沿って長い形状に形成されている。具体的には、撹拌部材112は、回転軸部材111に取り付けられる被取付部114と、被取付部114から延出される複数のフィルム片115(フィルム部材の一例)とを有する。複数のフィルム片115それぞれは、被取付部114を除き分離されている。このため、隣接するフィルム片115は、互いに独立して回転軸部材111の軸回りに撓むことができる。
図6に示すように、複数のフィルム片115は、軸方向に併設するように回転軸部材111に支持されている。具体的には、複数のフィルム片115について共通の被取付部114が支持部127に固定されており、その被取付部114から回転軸部材111の軸方向に直交する方向へ複数のフィルム片115が延出されている。つまり、複数のフィルム片115は、回転軸部材111によって支持される被取付部114で互いに連接されることにより撹拌部材112として一体に形成されている。このような撹拌部材112が回転軸部材111に支持されることにより、複数のフィルム片115は、それぞれが独立して軸周りに撓むことができるように、回転軸部材111の軸方向に直交する方向へ延出した姿勢を保持する。
図6に示すように、複数のフィルム片115には、凹部117が形成されている。凹部117は、複数のフィルム片115における前記軸方向(回転軸部材111の長手方向)の一方又は両方の側端部に形成されている。具体的には、複数のフィルム片115のうち、一方端(図6の紙面右側の端部)に位置するフィルム片115Aには一つの凹部117が形成されている。複数のフィルム片115のうち、他のフィルム片115Bには、両方の側端部それぞれに凹部117が形成されている。本実施形態では凹部117は、各フィルム片115の側端部から、頂部が湾曲した三角形状に凹まされた形状に形成されている。なお、フィルム片115Aは、1つの凹部117が形成されたものに限られず、その軸方向の両端部それぞれに凹部117が形成されたものであってもよい。また、図6に示されるように、撹拌部材112が、その他方端(図6の紙面左側の端部)に細幅のフィルム片116を有している場合もある。このフィルム片116は、他のフィルム片115に比べて細幅であり、したがって、撓まされたときの弾性力(復元力)が小さい。そのため、フィルム片116は、凹部117を備える必要はない。しかし、フィルム片116は、フィルム片115Aと同様に、隣接するフィルム片115B側の端部に一つの凹部117を有するものであってもよい。
図5は、フィルム片115を通るトナーコンテナ50の断面図である。図5に示されるように、撹拌部材112の各フィルム片115は、回転軸部材111からトナーコンテナ50の側壁55A,55Bまでのサイズよりも長い形状に形成されている。また、各フィルム片115は、回転軸部材111から底壁57までのサイズよりも長い形状に形成されている。なお、各フィルム片115は、回転軸部材111から蓋部56までのサイズよりも短い形状に形成されている。つまり、撹拌部材112の被取付部114から先端部113(延出端)までのサイズは、回転軸部材111からトナー容器60の側壁55A,55B及び底壁57までのサイズよりも長く、蓋部56までのサイズよりも短い。そのため、トナーコンテナ50の内部において撹拌部材112が回転軸部材111に支持された状態で、撹拌部材112の先端部113の側面がトナーコンテナ50の側壁55A,55Bの内面又は底壁57の内面に面接触可能となる。一方で、撹拌部材112が蓋部56側に位置しているときは、先端部113は蓋部56に接触せず、撓まされることはない。
したがって、回転軸部材111に回転駆動力が入力されて撹拌部材112が回転されると、図7に示されるように、撹拌部材112の各フィルム片115は、以下の動作をする。ここで、図7は、図5の断面図を用いて撹拌機構61の動作を説明するため動作説明図である。例えば、撹拌部材112が蓋部56側に位置する状態のときは、フィルム片115はどこにも当接していない状態である(図5参照)。この状態から撹拌部材112が半時計回転方向へ回動されると、図7(A)に示されるように、フィルム片115が側壁55Bに当接する。このときに、フィルム片115と側壁55Bとの接触による接触音(衝突音)が発生する。更に撹拌部材112が回動されると、フィルム片115は底壁57の湾曲形状に沿って円滑に摺接する。その後、フィルム片115が搬送部材62に到達する。搬送部材62に到達すると、フィルム片115と搬送部材62との接触による接触音が生じる。また、更に回動されると、図7(B)に示されるように、フィルム片115が搬送部材62との接触によって更に撓まされつつ搬送部材62を通過すると、続いて、フィルム片115が側壁55Aに接触する。このとき、通過時にフィルム片115の撓みが変化することによる弾き音が発生し、また、側壁55Aとの接触音が発生する。そして、更に回動されると、図7(C)に示されるように、フィルム片115が側壁55Aから離れて蓋部56側に移動する。このとき、フィルム片115が元の状態に戻ろうとする弾性力(復元力)によって撓みが急激に無くなる。このため、フィルム片115が復元するときに弾き音が発生する。
このような接触音や弾き音などの異音を低減させるために、凹部117は前記異音が生じ難い位置に形成されている。具体的には、凹部117は、撹拌部材112のフィルム片115が回動して側壁55A,55Bの内面及び底壁57の底面に面接触して撓まされる撓み部分115Cに形成されている。詳細には、撓み部分115Cにおいて最も湾曲される部分、言い換えると、最も曲率の大きい部分に凹部117が設けられている。ここで、撹拌部材112の回動時にフィルム片115の撓み部分115Cが通る軌跡L10を図5に示す。この軌跡L10に対応する直線L11を図6に示す。本実施形態では、図6に示すように、直線L11が凹部117の中心を通るように、凹部117の形成位置が定められている。
また、凹部117は、搬送部材62との接触時に損傷することなく円滑に通過可能にする役割を担う。そのため、図6に示されるように、凹部117には、フィルム片115の先端部113側へ向かって傾斜する傾斜部117Aが形成されている。この傾斜部117Aは、例えば、回転軸部材111の軸方向に対して30°の角度で傾斜している。このため、フィルム片115が搬送部材62に接触したときに、搬送部材62の前記羽根が凹部117に進入しても、傾斜部117Aに沿って円滑に前記羽根がフィルム片115の先端部113側へ案内される。これにより、前記羽根によるフィルム片115の損傷が防止される。なお、傾斜部117Aの傾斜角は、撹拌効率やフィルム片115の撓み具合などの設計要素に応じて最適な角度に定められる。本実施形態では、前記羽根の円滑な案内を実現するために、前記傾斜角は20°乃至30°の範囲に設定される。もちろん、傾斜部117Aの傾斜角はこのような範囲に限られない。
また、凹部117は、撹拌部材112の回動時にトナーが通り抜けるための開口部の役割を担う。そのため、図6に示されるように、回転軸部材111の軸方向に隣接するフィルム片115それぞれにおいて、凹部117は互いに対向する位置に形成されている。これにより、隣接する2つの凹部117が合わさることによって、概ね菱形状の開口が実現される。これにより、撹拌部材112の回動時にトナーが凹部117を円滑に通り抜けることができ、トナーに対して適度に撹拌することができる。
このように撹拌機構61が構成されているため、撹拌機構61が回動してフィルム片115が撓まされると、元の形状に戻ろうとする弾性力(復元力)がフィルム片115に生じる。フィルム片115の撓み部分115Cに凹部117が形成されているため、フィルム片115の弾性力は、凹部117を有しない場合に比べて小さくなく。このため、撓み量の変化によって前記弾性力が変化したり、撓みが無くなってフィルム片115が元の形状に復元したりしても、衝突音や弾き音などの異音が抑えられる。
なお、上述の実施形態では、隣接するフィルム片115において凹部117が対向する位置に形成されている例を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に示されるように、凹部117は、直線L11を基準にして回転軸部材111に垂直な方向へずらされた位置に形成されていてもよい。この場合、図8において、直線L11が凹部117と重なる範囲内において凹部117の位置が定められる。
また、上述の実施形態では、複数のフィルム片115が被取付部114において連接された構成を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数のフィルム片115が完全に独立して設けられており、各フィルム片115が個々に回転軸部材111に固定された構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、4つのトナーコンテナ50を備えた画像形成装置10を例示したが、本発明は、1つのトナーコンテナ50を備えた画像形成装置にも適用可能である。
10:画像形成装置
34:装着部
50:トナーコンテナ
52:トナー排出口
55:コンテナ本体
56:蓋部
61:撹拌機構
62:搬送部材
111:回転軸部材
112:撹拌部材
115:フィルム片
117:凹部

Claims (8)

  1. トナーを収容するトナー容器の内部に回転可能に設けられた回転軸部材と、
    軸方向に並設するように前記回転軸部材に支持され、前記軸方向に直交する方向へ延出されて前記回転軸部材から前記トナー容器の内側面及び底面までのサイズよりも長い複数のフィルム部材と、
    前記複数のフィルム部材における軸方向の一方又は両方の側端部に形成され、前記フィルム部材の中央側へ凹まされた凹部と、を備えるトナー撹拌機構。
  2. 前記凹部は、前記フィルム部材が回動して前記内側面及び前記底面に面接触して撓まされる撓み部分に形成されている請求項1に記載のトナー撹拌機構。
  3. 前記凹部は、前記フィルム部材の延出端側へ向かって前記軸方向に対して傾斜する傾斜部を有する請求項1又は2に記載のトナー撹拌機構。
  4. 前記軸方向に隣接する前記フィルム部材において前記凹部は互いに対向する位置に形成されている請求項1から3のいずれかに記載のトナー撹拌機構。
  5. 複数の前記フィルム部材は、前記回転軸部材によって支持される被支持部で互いに連接されることにより一体に形成されている請求項1から4のいずれかに記載のトナー撹拌機構。
  6. 前記トナー容器は、対向する前記内側面間のサイズに対して前記底面に垂直な方向のサイズが長い形状に形成されている請求項1から5のいずれかに記載のトナー撹拌機構。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のトナー撹拌機構と、
    トナーを収容する容器本体と、を備えるトナー容器。
  8. 請求項7に記載のトナー容器と、
    前記トナー容器から供給されたトナーを用いて記録媒体に画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
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