JP5582452B2 - トナーの搬送機構および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナーの搬送機構と、該トナーの搬送機構を備えた画像形成装置に関する。
上記のような画像形成装置では、トナーは、トナーカートリッジなどのトナー格納部から搬送経路を経て現像器に供給される。また、プロセスカートリッジを用いる画像形成装置においては、プロセスカートリッジで生じた廃トナーが搬送経路を経て廃トナー回収部に供給される。
近年、画像形成装置の小型化に伴い、トナーの搬送経路も小径化され、トナーが流動し難くなってきている。トナーの流動が妨げられると、搬送経路内でトナーの塊が発生し、搬送機能が損なわれることがある。そこで、トナーの塊の発生を防止するとともに発生した塊を崩す機能を備えた画像形成装置が提案されている。
たとえば、特許文献1には、搬送コイルの一部に軸部材を介してトナー崩し部材の上端部を吊るし、トナー崩し部材の下部がトナーの滞り部に接するように位置決めしたうえで、搬送コイルを回転させることでトナー崩し部材に運動を与え、搬送路にトナー崩し部材を摺接、接離させて搬送路上に堆積したトナーのかたまりを崩すようにした画像形成装置が提案されている。
特許文献2には、トナーを軸方向に搬送するスパイラル部材の外周に、弾性を有する金属線材からなるトナー除去部材の一端部をループにして掛け渡し、トナー除去部材の他端部を支持部材に支持した画像形成装置が提案されている。
特開平11−149237号公報 特開2006−301604号公報
本発明は、トナー崩し部材のためのスペースを小さくすることができるとともに、トナー崩し部材を3次元的に動かして効果的にトナーの塊を崩すことができるトナーの搬送機構と画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、回転軸と当該回転軸が回転することでトナーを前記回転軸の軸方向へ送るトナー送り部とを備えた搬送部材と、前記トナーを撹拌する撹拌手段とを備え、前記撹拌手段は、柔軟性を有するフィルムからなり、前記トナー送り部から前記回転軸の半径方向へ向かう力を受けて撹拌手段を半径方向に撓ませる半径方向受け部と、前記トナー送り部から前記回転軸の軸方向へ向かう力を受けて撹拌手段を軸方向に撓ませる軸方向受け部とを備え、前記撹拌手段は、前記軸方向に伸びる基部と、該基部から前記搬送部材側へ伸びる前記半径方向受け部と、この半径方向受け部の一側縁から該半径方向受け部の板厚方向へ突出する前記軸方向受け部とを備え、前記軸方向受け部は前記基部側に寄せて設けられ、前記半径方向受け部の先端部は、前記回転軸の下側に位置し、前記軸方向受け部は、前記回転軸の上側に位置していることを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記トナー送り部が螺旋状をなし、前記半径方向受け部が先端へ向かうに従って幅狭となり、該半径方向受け部の先端部が、前記トナー送り部の螺旋の間の位置することを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記トナー送り部の側面視における螺旋の開き角度が、前記半径方向受け部の側縁どうしのなす角度よりも大きいことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記半径方向受け部が軸方向に沿って互いに間隔を空けて複数設けられ、前記半径方向受け部どうしの間隔が、前記トナー送り部の螺旋の間隔と異なることを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記軸方向受け部が前記半径方向受け部に対して折り曲げて形成されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記撹拌手段が、半径方向撹拌手段と軸方向撹拌手段とを備え、前記半径方向撹拌手段が、前記軸方向に伸びる基部と、該基部から前記搬送部材側へ伸びる半径方向受け部とを備え、前記軸方向撹拌手段が、前記ハウジングに前記軸方向と直交する方向に沿って伸びる基部と、該基部から前記搬送部材側へ伸びる軸方向受け部とを備えていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記半径方向受け部と前記軸方向受け部が、前記軸方向に沿って互いに間隔を空けて複数設けられ、前記軸方向受け部が、前記半径方向受け部に対して軸方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項に係る発明において、前記トナー送り部が螺旋状をなし、前記半径方向受け部どうしの間隔が、前記トナー送り部の螺旋の間隔と異なることを特徴とする。
請求項に係る発明は、トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー画像を記録シートに転写する転写部と、前記記録シートに転写された前記トナー画像を定着させる定着部とを備えた画像形成装置において、前記画像形成部は、請求項1〜のいずれかに記載のトナー搬送機構を備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、効果的にトナーの塊を崩すことができるとともに撹拌部材を小型化することができる。また、撹拌手段を1つの部材で構成することができる。また、半径方向受け部の先端部で回転軸の下側のトナーの塊を崩し、軸方向受け部によって撹拌された回転軸の上側のトナーを崩すことができる。
請求項に係る発明によれば、トナー送り部の螺旋の間における半径方向受け部の先端部の移動範囲が大きい。
請求項に係る発明によれば、トナー送り部の螺旋の溝の中における半径方向受け部の先端部の移動範囲が大きい。
請求項の発明によれば、半径方向受け部の動作が同期せずばらばらとなり、半径方向受け部どうしの間でトナーが撹拌される。
請求項に係る発明によれば、軸方向受け部を1つの素材から簡単に製造することができる。
請求項に係る発明によれば、効果的にトナーの塊を崩すことができるとともに撹拌部材を小型化することができる。
請求項に係る発明によれば、搬送部材の軸方向で満遍なくトナーを崩すことができる。
請求項に係る発明によれば、半径方向受け部の動作が同期せずばらばらとなり、半径方向受け部どうしの間でトナーが撹拌される。
請求項に係る発明によれば、効果的にトナーの塊を崩すことができるとともに撹拌部材によるスペースの増加が抑制された画像形成装置が提供される。
本発明の実施形態のプリンタを示す斜視図である。 本発明の実施形態のプリンタを示す断面図である。 本発明の実施形態のプリンタのカバーを開けた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態のプリンタのカバーを開けた状態を示す断面図である。 本発明の実施形態のプリンタの現像器を示す斜視図である。 本発明の実施形態のプリンタのトナーカートリッジ収納部を示す断面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図7の矢印VIIで示す部分の拡大図である。 本発明の実施形態のプリンタのトナー搬送経路を示す斜視図である。 本発明の実施形態のプリンタのトナー搬送経路を示す側面図である。 本発明の実施形態のプリンタの撹拌部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態のプリンタのトナー搬送経路を示す断面図である。 本発明の実施形態のプリンタのオーガ等を示す側面図である。 本発明の他の実施形態のプリンタのトナー搬送経路を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態のプリンタの半径方向撹拌部材を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態のプリンタの軸方向撹拌部材を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
(1)プリンタの基本的な構成および動作
まず、一実施形態に係るプリンタ(画像形成装置)の基本的な構成および動作を説明する。
図1は一実施形態に係るプリンタ1の外観を示しており、図2はプリンタ1の内部構成を示している。これら図で符号10は筐体11を有する装置本体である。装置本体11は、図3および図4に示すように、上部から前部(図1〜4でF方向が前側)にわたる領域が開口しており、この開口は、前部カバー12と上部カバー13によって開閉される。前部カバー12は、装置本体11の前部および上部前側を覆う断面逆L字状に形成されたもので、図2に示すように、下端が左右方向(図2の図面表裏方向)に延びるヒンジ軸12Aを介して装置本体10にヒンジ結合され、前後に傾倒するように開閉される。また、上部カバー13は、下端がヒンジ軸12Aと平行なヒンジ軸13Aを介して装置本体10にヒンジ結合され、上下方向に回動して開閉される。
図2に示すように、装置本体10の下部には、多数の用紙Pを積層して収納する用紙収納部14が設けられている。印字される用紙Pは、用紙収納部14から、装置本体10内の前側に形成された用紙搬送路20を上昇し、上部カバー13の上部に形成された排紙トレー15に排出される。
プリンタ1はタンデム型のフルカラープリンタであって、図2に示すように、装置本体10内には、回転自在、かつ前下がり(図2で左下がり)に傾斜して張架された矢印A方向に回転する転写ベルト31と、この転写ベルト31の下方に並列された4色の画像形成ユニット4Y,4M,4C,4Kと、二次転写部23と、定着部24等が組み込まれている。画像形成ユニット4Y,4M,4C,4Kは、転写ベルト31の傾斜方向と平行に配列されている。
4つの画像形成ユニット4Y,4M,4C,4Kは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)のトナー画像を形成するものであって基本構成は同じであり、感光体ドラム41を主体とする感光体ユニット40と、現像器5とを具備している。感光体ユニット40は装置本体10に対して上方から着脱自在にセットされ、現像器5は装置本体10側に固定されている。なお、感光体ユニット40に設けられているトナー搬送機構は本実施形態の特徴であり、後に詳細に説明する。
画像形成ユニット4Y,4M,4C,4Kの下部には、画像形成ユニット4Y,4M,4C,4Kに共通の画像露光装置6が配設されている。この画像露光装置6は、Y,M,C,Kの各色の画像データに応じて変調されたレーザビームを射出する図示せぬ半導体レーザを4つ備えている。
プリンタ1には、パーソナルコンピュータ等からカラー画像情報が入力され、カラー画像情報が入力されると、画像露光装置6の半導体レーザから各色に対応した4本のレーザビームが射出される。それらレーザビームは、ポリゴンミラーによって偏向されてからレンズやミラー(いずれも図示せず)を介して画像形成ユニット4Y,4M,4C,4Kの回転している帯電された感光体ドラム41の表面を走査する。これにより各感光体ドラム41の表面には各色の静電潜像が形成される。
感光体ドラム41に形成された静電潜像は、現像器5によって各色のトナーを含む現像剤で現像され、現像されたトナー像(色画像)は、回転している転写ベルト31の外周面に対し一次転写ローラ32によって一次転写される。このような感光体ドラム41から転写ベルト31への現像の一次転写動作が各画像形成ユニット4Y,4M,4C,4Kにおいて所定タイミングで順に行われ、最も下流側のブラックの画像形成ユニット4Kを通過する時に、転写ベルト31の外周面にはフルカラートナー像が形成される。
転写ベルト31は、図3および図4に示すように上部カバー13側に設けられており、上部カバー13を閉じることにより、図2に示すように各画像形成ユニット4Y,4M,4C,4Kに対向し、かつ一次転写ローラ32が感光体ドラム41との間に転写ベルト31を挟んでニップを形成する位置に配される。転写ベルト31は駆動ローラ33、テンションローラ34および従動ローラ35に巻回されており、駆動ローラ33が回転することにより矢印A方向に回転する。
図2により説明を続けると、転写ベルト31に形成されたフルカラートナー像は、用紙収納部14から給紙部21により引き出されて適正なタイミングで用紙搬送路20を上昇する用紙Pに対し、二次転写部23において転写される。給紙部21は、給紙ローラ21aと用紙分離ローラ21bとを備えており、用紙Pは、この給紙部21により1枚ずつ分離されて用紙収納部14からレジストローラ対22まで一旦搬送され、停止される。そして、所定のタイミングで回転駆動されるレジストローラ対22によって、用紙Pは二次転写部23へ送り出される。二次転写部23は、転写ベルト31を張架する上記駆動ローラ33と、この駆動ローラ33とニップを形成する二次転写ローラ23aとを備えており、これらローラ33,23a間を通過することにより、転写ベルト31のフルカラートナー像が用紙Pに転写される。
フルカラートナー像が転写された用紙Pは定着部24を通過し、この定着部24でカラートナー像が用紙Pに定着される、定着部24は、加熱ローラ24aと、この加熱ローラ24aとニップを形成する加圧ローラ24bを備えており、これらローラ24a,24b間を用紙Pが通過することにより、フルカラートナー像が用紙Pに対し圧着と加熱の作用で定着される。そして、定着部24を通過した用紙Pは排紙ローラ対25によって排紙トレー15に排出される。用紙搬送路20は、給紙部21から、レジストローラ対22、二次転写部23、定着部44を経て排紙ローラ対25に至る経路で構成される。
なお、用紙搬送路20の前側には、用紙Pの表裏を反転させる用紙反転機構26が備えられている。図4に示すように、用紙反転機構26は前部カバー12側に設けられている。また、同図に示すように、用紙搬送路20を形成する二次転写部23の二次転写ローラ23a、定着部24および排紙ローラ対25は、前部カバー12側に支持され、前部カバー12と一体的に傾倒する。
(2)トナー搬送機構の構成
次に、図5〜図13を参照して実施形態のトナー搬送機構について説明する。図5に示すように、各現像器5には、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)のトナーが充填されたトナーカートリッジ(図示略)を収納するトナーカートリッジ収納部50Y,50M,50C,50Kがそれぞれ接続されている。トナーカートリッジの下面には、トナー排出口が設けられ、トナー排出口は、トナーカートリッジ収納部50Y,50M,50C,50Kの下面に設けられた横方向に伸びるトナー搬送経路51Y,51M,51C,51Kと接続される。そして、トナー搬送経路51Yには、トナーを撹拌して塊を崩す撹拌機構が設けられている。以下、撹拌機構について説明する。
図9において符号52はトナー搬送経路51Yの通路を形成するハウジングである。ハウジング52の一端部の上面には、上面が平坦に成形された略矩形状の取付部53が形成され、取付部53の中央部には、矩形状のトナー供給口54が形成されている。ハウジング52は、取付部53によってトナーカートリッジ収納部50Yのトナー排出口に取り付けられている。
ハウジング52には、オーガ(搬送部材)55が両端部をハウジング52の両端部に回転自在に支持されて配置されている。オーガ55は、回転軸56の外周に螺旋羽根(トナー送り部)57を形成するとともに、両端部にシャフト58a,58bを形成したものである。オーガ55は、シャフト58bに図示しない回転駆動機構の回転が伝達されることにより、ハウジング52内で回転し、トナー供給口54から供給されるトナーを図中矢印Xの方向へ搬送する。
ハウジング52の矢印X方向側の端部の下面には、フック59aを有する取付部59が形成され、取付部59にはトナー排出口59b(図10にのみ示す)が形成されている。そして、ハウジング52は、取付部59を現像器5の端部に挿入し、その際にフック59aを所定の箇所に引っ掛けることで現像器5に取り付けられている。その状態でトナー排出口59bは、現像器5に設けたトナー供給口(図示略)と重なり合い、トナー供給口に供給されたトナーは、現像器5に内蔵したトナー搬送機構により現像器5の長手方向の全体に亘って供給される。そして、トナーは、ハウジング52に設けた撹拌手段60によって塊が崩され、個々の粉末の状態で現像器5に供給される。以下、撹拌手段60について説明する。
図において符号60は撹拌手段であり、撹拌手段60はハウジング52の取付部53に、トナー供給口54の一側に沿って取り付けられている。撹拌手段60は、柔軟性を有する合成樹脂製のフィルムから一体的に形成されたもので、図11に示すように、矩形状の基部61を備えている。基部61の一側には、下方へ向けて傾斜する複数(この実施形態では3つ)の横フラップ(半径方向受け部)62がX方向に向けて互いに間隔を空けて形成されている。横フラップ62は、先端側へ向かうに従って幅狭となる略三角形状に形成され、その先端部には、幅が一段狭くなる撹拌部(先端部)62aが形成されている。また、撹拌部62aの基部61側には、横フラップ62に対して所定角度(例えば90°)をなす縦フラップ(軸方向受け部)63が形成されている。縦フラップ63の基部61と反対側の先端部には、先端側へ向かうに従って幅狭となる傾斜部63aが形成されている。なお、縦フラップ63と横フラップ62のなす角度は任意であり、また、縦フラップ63は平坦なものに限らず、例えば捩ったような形状であってもよい。
ここで、図12に示すように、横フラップ62の撹拌部62aは、回転軸56の下側に位置し、縦フラップ63の傾斜部63aは、回転軸56の上側に位置している。また、図10に示すように、横フラップ62の撹拌部62aは、オーガ55の螺旋羽根57の間に位置し、かつ、その側縁どうしのなす角度は、螺旋羽根57の開き角度よりも小さい。さらに、横フラップ62どうしの間隔は、螺旋羽根57の溝の間隔と異なっている。
トナー搬送経路51Yは、上記のように撹拌手段60を有する構成である。この実施形態では、他のトナー搬送経路51M,50C,50Kは、上記のような撹拌手段60を設けていない以外はハウジングやオーガなどトナー搬送経路51Yと同等の構成を備えている。また、トナー搬送経路51M,50C,50Kには、それらと現像器5を接続する縦方向トナー搬送経路65M,65C,65Kが接続されている(図5参照)。なお、トナー搬送経路51M,50C,50Kに上記のような撹拌手段60を設けることもできる。図3において符号66は、トナーカートリッジ収納部50Y,50M,50C,50Kを開閉する蓋である。
(3)トナー搬送機構の作用
次に、上記構成のトナー搬送機構の作用をトナー搬送経路51Yについて説明する。プリンタ1が印刷を開始すると、オーガ55が回転を始め、ハウジング52中のトナーが矢印X方向へ搬送される。図12は、撹拌手段60の横フラップ62および縦フラップ63がオーガ55の螺旋羽根57の溝に収容されている状態を示している。その状態から螺旋羽根57が回転すると、螺旋羽根57が撹拌手段60の横フラップ62を押し下げるとともに、縦フラップ63を矢印X方向へ押しやって横フラップ62および縦フラップ63を撓ませ、次いで図12に示す状態に戻る。
以上の動作を横フラップ62の長手方向から見たときに、横フラップ62の撹拌部62aは時計回りの円を描くように規則的な動きをする。この運きにより、回転軸56の下側のトナーが撹拌されるとともに、トナーが凝集して塊となっている場合には横フラップ62付近の当該トナーが崩される。また、回転軸56の上側では、横フラップ62の上下方向への運動と縦フラップ63の軸方向への運動によりトナーが撹拌され、トナーが凝集して塊となっている場合に当該トナーが崩されて回転軸56の下側へ落下する。したがって、撹拌手段60は上下方向へも軸方向へも運動するように構成されているので、単に所定の空間に何れの方向にも自由に動くことが可能に設けられていて実際に動くのは撹拌手段まかせとしている構成(例えば、縦方向の筒状の空間に当該空間の内径と比べて十分小さい螺旋状のバネを吊るして配置させ、上方から搬送されてくるトナーに応じてバネが自由に動くことが可能な構成)と比べて、確実に上下方向や軸方向などの複数の方向に運動させられる。この為、撹拌手段60の為の専用のスペースを用いる形態と比べて、相対的に小さなスペースに小さな部品を配置させた場合であっても、トナーの塊の発生を効果的に防止することができる。すなわち、トナー搬送経路51Yを大きくすることなく撹拌手段60を取り付けることができるので、省スペースを達成することができる。
上記実施形態では、横フラップ62と縦フラップ63が螺旋羽根57の回転により規則的な立体的動作を行うので、トナーの状態にかかわらず塊を崩して個々の粉末にすることができる。特に、上記実施形態では、横フラップ62の撹拌部62aがオーガ55の螺旋羽根57の間(例えば、溝)に収容され、その側縁どうしのなす角度が螺旋羽根57の開き角度よりも小さいから、横フラップ62および縦フラップ63の可動範囲が大きく、トナーの塊をより効果的に崩すことができる。
また、横フラップ62どうしの間隔が螺旋羽根57の溝の間隔と異なっているから、各横フラップ62および縦フラップ63の動きが同期せず、ばらばらとなる。このため、横フラップ62および縦フラップ63と隣接する横フラップ62および縦フラップ63との間でトナーの撹拌が行われるから、トナーの塊ができ難い。さらに、上記実施形態では、縦フラップ63の先端部に先端側へ向かうに従って幅狭となる傾斜部63aを形成しているから、撹拌部62aの移動範囲を大きくすることができる。
(4)他の実施形態
図14〜図16は本発明の他の実施形態を示す図である。この実施形態は、撹拌手段を、半径方向撹拌手段70と軸方向撹拌手段80とで構成した点が前記実施形態と異なっている。そこで、以下の説明においては、それらの構成を主として説明し、同等の構成要素には同符号を付してその説明を省略する。
図14に示すように、半径方向撹拌手段70は、ハウジング52の取付部53にトナー供給口54の一側に沿って取り付けられている。半径方向撹拌手段70は、柔軟性を有する合成樹脂製のフィルムから一体的に形成されたもので、図15に示すように、矩形状の基部71を備えている。基部71の一側には、下方へ向けて傾斜する複数(この実施形態では3つ)の横フラップ(半径方向受け部)72がX方向に向けて互いに間隔を空けて形成されている。横フラップ72は、先端側へ向かうに従って幅狭となる略三角形状に形成されている。
図16に示すように、軸方向撹拌手段80は、矩形状のフレーム81を備えている。フレーム81の長手方向中央部には、梁部材82が形成されている。そして、フレーム81の一側と梁部材82には、X方向に向け下方へ傾斜する縦フラップ83が形成されている。このような軸方向撹拌部材80は、半径方向撹拌部材70に重ねてトナー供給口54の縁部に沿って取り付けられている。
なお、前記実施形態と同様に、横フラップ72の先端部は、回転軸56回転軸の下側に位置し、縦フラップ83は、回転軸56の上側に位置している。また、横フラップ72の先端部は、オーガ55の螺旋羽根57の溝に収容され、かつ、その側縁どうしのなす角度は、螺旋羽根57の開き角度よりも小さい。さらに、横フラップ72どうしの間隔は、螺旋羽根57の溝の間隔と異なっている。上記のような実施形態においても前記実施形態と同等の作用および効果を奏する。
なお、本発明は上記のようにトナーを現像器に供給する搬送機構に限定されるものではなく、プロセスカートリッジで生じた廃トナーを廃トナー回収部へ搬送する搬送経路にも適用することができる。
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、およびこれらの複合機等の画像形成装置に利用することができる。
51Y,51M,51C,51K トナー搬送経路
52 ハウジング
55 オーガ(搬送部材)
56 回転軸
57 螺旋羽根(トナー送り部)
60,70,80 撹拌手段
62,72 横フラップ(半径方向受け部)
62a 撹拌部(先端部)
63,83 縦フラップ(軸方向受け部)

Claims (9)

  1. 回転軸と当該回転軸が回転することでトナーを前記回転軸の軸方向へ送るトナー送り部とを備えた搬送部材と、
    前記トナーを撹拌する撹拌手段とを備え、
    前記撹拌手段は、柔軟性を有するフィルムからなり、前記トナー送り部から前記回転軸の半径方向へ向かう力を受けて撹拌手段を半径方向に撓ませる半径方向受け部と、前記トナー送り部から前記回転軸の軸方向へ向かう力を受けて撹拌手段を軸方向に撓ませる軸方向受け部とを備え、
    前記撹拌手段は、前記軸方向に伸びる基部と、該基部から前記搬送部材側へ伸びる前記半径方向受け部と、この半径方向受け部の一側縁から該半径方向受け部の板厚方向へ突出する前記軸方向受け部とを備え、
    前記軸方向受け部は前記基部側に寄せて設けられ、前記半径方向受け部の先端部は、前記回転軸の下側に位置し、前記軸方向受け部は、前記回転軸の上側に位置していること、を特徴とするトナーの搬送機構。
  2. 前記トナー送り部は螺旋状をなし、前記半径方向受け部は先端へ向かうに従って幅狭となり、該半径方向受け部の先端部は、前記トナー送り部の螺旋の間に位置することを特徴とする請求項に記載のトナーの搬送機構。
  3. 前記トナー送り部の側面視における螺旋の開き角度は、前記半径方向受け部の側縁どうしのなす角度よりも大きいことを特徴とする請求項に記載のトナーの搬送機構。
  4. 前記半径方向受け部は軸方向に沿って互いに間隔を空けて複数設けられ、前記半径方向受け部どうしの間隔は、前記トナー送り部の螺旋の間隔と異なることを特徴とする請求項に記載のトナー搬送機構。
  5. 前記軸方向受け部は、前記半径方向受け部に対して折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のトナーの搬送機構。
  6. 前記撹拌手段は、半径方向撹拌手段と軸方向撹拌手段とを備え、前記半径方向撹拌手段は、前記軸方向に伸びる基部と、該基部から前記搬送部材側へ伸びる半径方向受け部とを備え、
    前記軸方向撹拌手段は、前記ハウジングに前記軸方向と直交する方向に沿って伸びる基部と、該基部から前記搬送部材側へ伸びる軸方向受け部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のトナーの搬送機構。
  7. 前記半径方向受け部と前記軸方向受け部は、前記軸方向に沿って互いに間隔を空けて複数設けられ、前記軸方向受け部は、前記半径方向受け部に対して軸方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項に記載のトナーの搬送機構。
  8. 前記トナー送り部は螺旋状をなし、前記半径方向受け部どうしの間隔は、前記トナー送り部の螺旋の間隔と異なることを特徴とする請求項に記載のトナー搬送機構。
  9. トナー画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で形成されたトナー画像を記録シートに転写する転写部と、前記記録シートに転写された前記トナー画像を定着させる定着部とを備えた画像形成装置において、
    前記画像形成部は、請求項1〜のいずれかに記載のトナー搬送機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
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