JP6706140B2 - トナーカートリッジ - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式の画像形成装置に補給するためのトナーを収容するトナーカートリッジに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、静電潜像担持体上に形成された静電潜像に、現像装置からトナーを供給することで、静電潜像がトナー像に可視像化される。静電潜像をトナー像に可視像化する際にトナーが消費されるので、現像装置にトナーを補給する必要がある。現像装置は、画像形成装置の本体部に固定される。トナーカートリッジは、現像装置への補給用のトナーを収容し、現像装置に着脱自在に装着される。トナーカートリッジは、内部に収容するトナーが無くなると、トナーが充填された新たなトナーカートリッジと交換される。
このようなトナーカートリッジにおいて、トナー詰まりが発生するのを防止するために、トナーカートリッジの周面に突起部が形成され、現像装置に叩き部材が形成され、叩き部材が、突起部に沿って摺動して突起部に乗り上げ、所定高さから落下することによってトナーカートリッジの周面を叩くように構成される技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−20643号公報
しかし、従来技術では、トナーカートリッジの周面を叩くために、現像装置、即ちトナーカートリッジ以外の部材に叩き部材を形成する必要がある。このため、トナーカートリッジを叩くといったトナー詰まり抑制機能を有しない画像形成装置に、トナー詰まり抑制機能を追加するためには、トナーカートリッジだけでなく、トナーカートリッジ以外の部材も取り換える必要が生じるので、煩雑かつコストが高騰する。
この発明の目的は、容易かつ低コストでトナー詰まり抑制機能を装備できるトナーカートリッジを提供することにある。
この発明のトナーカートリッジは、収容容器、軸部材、1以上の段差形成部、支持部、叩き部材、及び叩き力付加部材を備える。収容容器は、トナーを収容し、外側へ突出する突出部を有する。軸部材は、収容容器に回転自在に支持される。軸部材は、外部からの動力の伝達を受ける動力伝達部を突出部に対向する方の端部である突出部対向端部に有する。段差形成部は、軸部材の突出部対向端部の周面に周方向の段差を形成する。支持部は、収容容器のうち段差形成部の近傍に設けられる。叩き部材は、第1端部が突出部対向端部の周面に摺動自在に接触し、第2端部が突出部に対向するように、支持部に揺動自在に支持され、揺動することで第2端部が突出部を叩くことが可能である。叩き力付加部材は、軸部材の回転時に第1端部が段差を落下することによって第2端部が突出部を叩く力を、叩き部材に付加する。
この構成では、軸部材の回転時に、叩き部材の第1端部が段差を落下することで叩き部材が勢い良く揺動し、第2端部が突出部を叩く。突出部が叩かれることで、収容容器が振動し、収容容器内のトナーがほぐされる。
上述の構成において、突出部は、筒状であり、収容容器に収容されたトナーを排出する排出口を有することが好ましい。この構成では、トナーの排出口の近傍が、叩き部材で叩かれる。このため、排出口の近傍のトナーがほぐされる。
また、第2端部は、突出部の下側部分を叩くように構成することが好ましい。この構成では、突出部が下側から叩かれることで、突出部内のトナーが瞬間的に浮き上がり、トナーの粒子間に空気が含まれる。このため、トナーがより効率良くほぐされる。
さらに、第2端部は、突出部におけるトナーの排出方向において排出口よりも下流側部分を叩くように構成されることが好ましい。この構成では、収容容器内部から排出口へ向かうトナーの搬送経路以外の部分の突出部が叩かれるので、排出口へ向けて搬送中のトナーの搬送の乱れを抑えつつ、効率良くトナーをほぐすことができる。
また、段差形成部は、軸部材の回転方向における下流側から上流側へいくほど径方向の寸法が大きくなる傾斜部、傾斜部の上流側端部において段差を形成する段差部を有するように構成することもできる。この構成では、叩き部材の第1端部が傾斜部を摺動し、段差部において段差を落下した瞬間に、第2端部が突出部を叩く。このように簡単な構造で、トナーがほぐされる。
さらに、段差形成部は、突出部対向端部の周面に複数の周方向の段差を形成するように、複数備えることもできる。この構成では、軸部材が1周する間に複数回、叩き部材が突出部を叩き、トナーがほぐされる。
また、叩き部材は、支持部に支持される支点部と第1端部との間の長さよりも、支点部と第2端部との間の長さの方が長くなるように、支持部に支持されるように構成することもできる。この構成では、軸部材の突出部対向端部の周面の段差が小さい場合でも、叩き部材の第2端部の振幅を大きくし、突出部を勢い良く叩くことができる。
さらに、一例として、叩き力付加部材は、弾性部材で構成することができる。弾性部材で叩き部材を付勢することで、簡単な構造で、突出部を勢い良く叩かせることができる。
また、他の例として、叩き力付加部材は、自重によって第2端部に突出部を叩かせる重りで構成することもできる。重りに作用する重力によって、突出部を勢い良く叩かせることができる。
この発明によれば、容易かつ低コストでトナーカートリッジのトナー詰まり抑制機能を装備することができる。
この発明の第1実施形態に係るトナーカートリッジを備える画像形成装置の概略の構成を示す正面視断面図である。 トナーカートリッジの背面視断面図である。 トナーカートリッジの側面視断面図である。 トナーカートリッジの背面側からの斜視図である。 トナーカートリッジの側面図である。 トナーカートリッジの背面図である。 トナーカートリッジに備えられる段差形成部の斜視図である。 図5に示すA1−A2線において切断された状態のトナーカートリッジの背面側からの拡大斜視図である。 図5に示すA1−A2線における断面図であって、叩き部材の力点部が段差形成部に乗り上げた状態を示す図である。 前記A1−A2線における断面図であって、叩き部材の力点部が段差形成部から落下した状態を示す図である。 第2実施形態に係るトナーカートリッジの断面図である。 第3実施形態に係るトナーカートリッジの断面図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、この発明の第1実施形態に係るトナーカートリッジ10を備える画像形成装置100は、電子写真方式の画像形成処理を行う機能を有する。画像形成装置100は、モノクロ画像形成モード又はカラー画像形成モードの何れかの画像形成モードで動作することで、画像データに基づいて用紙に単色又は多色の画像を形成する。用紙として、普通紙、厚紙、印画紙、OHPフィルム等が挙げられる。
画像形成装置100は、複数の画像形成部20A,20B,20C,20D、光走査装置30、中間転写ユニット40、二次転写ユニット50、定着装置60、及び給紙部70を備える。
画像形成部20A,20B,20C,20Dでは、ブラック、並びに、カラー画像を色分解して得られる減法混色の3原色であるシアン、マゼンタ、及びイエローの4色の各色相のトナー像が形成される。画像形成部20B〜20Dは、使用するトナーの色相が異なることを除いて、画像形成部20Aと実質的に同様に構成される。
画像形成部20Aは、感光体ドラム1A、帯電装置2A、現像装置3A、一次転写ローラ4A、及びクリーニングユニット5Aを有する。
感光体ドラム1Aは、所定方向に回転する。帯電装置2Aは、感光体ドラム1Aの周面を、所定電位に帯電させる。光走査装置30は、感光体ドラム1Aの周面に、静電潜像を形成する。現像装置3Aは、トナーを収容し、感光体ドラム1Aの周面にトナーを供給することで、静電潜像をトナー像に可視像化する。
中間転写ユニット40は、中間転写ベルト41、駆動ローラ42、従動ローラ43、及び中間転写ベルト用クリーニング装置44を有する。中間転写ベルト41は、無端ベルトであり、駆動ローラ42及び従動ローラ43によって張架され、ループ状の移動経路を形成するように回転移動する。画像形成部20A〜20Dは、中間転写ベルト41に対向するように一列に配置される。
一次転写ローラ4Aは、中間転写ベルト41を挟んで感光体ドラム1Aの周面に対向するように配置される。感光体ドラム1Aの周面に形成されたトナー像は、一次転写ローラ4Aに一次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト41の外周面に一次転写される。複数の画像形成部20A〜20Dにおいてトナー像が形成される場合は、各トナー像は、中間転写ベルト41の外周面に順次重ね合わせて一次転写される。
クリーニングユニット5Aは、一次転写後に感光体ドラム1Aの周面に残留したトナーを回収する。
二次転写ユニット50は、二次転写ローラ51を有する。二次転写ローラ51は、中間転写ベルト41を挟んで駆動ローラ42に、所定のニップ圧で圧接している。二次転写ローラ51と中間転写ベルト41との圧接位置を、二次転写位置と称する。
中間転写ベルト41の外周面に担持されたトナー像は、中間転写ベルト41が回転移動することによって、二次転写位置へ向けて搬送される。
給紙部70は、給紙カセット71、手差しトレイ72、及び用紙搬送路73を有する。給紙部70は、給紙カセット71又は手差しトレイ72から二次転写位置へ、用紙を1枚ずつ供給する。
用紙は、その先端と中間転写ベルト41に担持されたトナー像の先端とが二次転写位置において合致するようにタイミングを計って、二次転写位置へ搬送される。二次転写ローラ51に二次転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルト41から用紙へトナー像が二次転写される。
トナー像が用紙へ転写された後の中間転写ベルト41上に残留したトナーは、中間転写ベルト用クリーニング装置44によって回収される。これによって、次工程での混色が防止される。
トナー像が転写された用紙は、定着装置60へ搬送される。定着装置60は、加熱ローラ61及び加圧ローラ62を備え、加熱ローラ61と加圧ローラ62との間を搬送する用紙を加熱及び加圧することで、用紙にトナー像を定着させる。トナー像が定着した用紙は、排紙トレイ74上へ排出される。
このように、画像形成装置100では、静電潜像をトナー像に可視像化する際に、トナーを消費する。このため、現像装置3Aにトナーを補給する必要がある。現像装置3Aは、画像形成装置100の装置本体101に固定される。そこで、画像形成装置100は、現像装置3Aに着脱自在に装着されるトナーカートリッジ10をさらに備える。トナーカートリッジ10は、装置本体101に挿脱されることで、現像装置3Aに着脱される。トナーカートリッジ10は、補給用のトナーを収容し、現像装置3Aに装着された状態で、現像装置3Aへトナーを補給する。内部に収容するトナーが無くなったトナーカートリッジ10は、トナーが充填された同型のトナーカートリッジ10と交換される。画像形成部20B〜20Dのそれぞれの現像装置についても同様である。
図2及び図3に示すように、トナーカートリッジ10は、収容容器11、撹拌部材12、及び供給部材13を備える。
収容容器11は、装置本体101に挿脱される一方向に沿って長い形状を有し、トナーを収容する。撹拌部材12は、収容容器11の長手方向Xに沿って配置される回転軸121を中心に回転自在に、収容容器11に支持される。供給部材13は、収容容器11の長手方向Xに沿った回転軸を中心に回転自在に収容容器11に支持される。撹拌部材12の回転軸121と供給部材13の回転軸とは、左右に並んで、互いに平行に配置される。
収容容器11は、撹拌部材12と供給部材13との間に、長手方向Xに一様な高さを有する隔壁14を有する。収容容器11の天面と隔壁14との間には、トナーを搬送するのに十分な空間が設けられる。また、収容容器11は、供給部材13の下方であって収容容器11の長手方向Xにおける一部に、トナーの排出口15を有する。一例として、排出口15は、トナーカートリッジ10の装置本体101への挿入方向における下流側端部近傍に設けられる。排出口15は、現像装置3Aのトナー補給管31Aに接続され、収容容器11と現像装置3Aとを連通させる。収容容器11内のトナーを排出口15から排出することで、現像装置3Aにトナーが補給される。
撹拌部材12は、回転軸121、及びシート状のトナー汲み上げ部材122を有する。トナー汲み上げ部材122は、回転軸121に一端部を支持され、回転軸121とともに回転する。一例として、トナー汲み上げ部材122は、可撓性を有するポリエチレンテレフタレート(PET)シートで構成される。
撹拌部材12は、後述する手段によって駆動力を供給されることで、所定方向に回転する。撹拌部材12は、所定方向に回転することで、収容容器11内のトナーを撹拌しながら、収容容器11の内壁に沿ってトナーを供給部材13の周囲へ汲み上げる。この際、トナー汲み上げ部材122の開放端部は、可撓性によって湾曲しつつ収容容器11の内壁に沿って摺動する。撹拌部材12によって収容容器11の内壁に沿って汲み上げられたトナーは、隔壁14の上側を乗り越えて供給部材13の周囲へ搬送される。隔壁14が設けられることによって、適量のトナーが供給部材13の周囲へ供給される。
図3に示すように、供給部材13は、羽根及び回転軸を含むオーガスクリュ131、並びに供給ギヤ132を有する。
供給部材13は、トナーカートリッジ10が装置本体101に装着された状態において、供給ギヤ132と装置本体101に搭載された図示しない駆動ギヤとが係合することで、装置本体101に搭載された図示しないモータから駆動力を供給されて、所定方向に回転する。
オーガスクリュ131は、所定方向に回転することで、供給部材13の回転軸方向の両端部から排出口15へ向けて、トナーを搬送するように構成される。供給部材13が所定方向に回転することで、収容容器11内に収容されているトナーが、排出口15を通って現像装置3Aへ向かう経路を搬送される。
図3、図4及び図5に示すように、収容容器11は、背面に外側へ突出した突出部111を有する。突出部111は、筒状であり、下側に排出口15を有する。供給部材13の回転軸は、突出部111を通って背面側から収容容器11の外側へ突き出ており、この突き出た部分に供給ギヤ132を有する。
撹拌部材12の回転軸121は、収容容器11の背面側へ突き出ており、この突き出た部分に撹拌ギヤ123を有する。なお、図3では、撹拌ギヤ123が省略されている。
撹拌ギヤ123は、供給ギヤ132に噛み合っている。装置本体101に搭載された前記モータから供給ギヤ132に回転力が供給され、供給ギヤ132から撹拌ギヤ123に回転力が伝達されることで撹拌ギヤ123が回転し、これによって撹拌部材12が回転する。撹拌ギヤ123は、外部から動力の伝達を受ける動力伝達部を構成する。
図6に示すように、背面視において、供給部材13が反時計方向に回転することで、撹拌部材12は、時計方向に回転する。
なお、撹拌ギヤ123及び供給ギヤ132を保護するため、収容容器11の一方の側面及び天面が、背面よりも背面側へ突出している。
図7に示すように、撹拌部材12の回転軸121のうち突出部111に対向する方の端部である突出部対向端部には、その周面に、段差形成部81が設けられる。突出部対向端部は、撹拌ギヤ123が取り付けられる背面側の端部である。
段差形成部81は、回転軸121の回転方向における下流側から上流側へいくほど半径方向の寸法が大きくなる傾斜部811、傾斜部811の上流側端部において段差を形成する段差部812を有する。一例として、段差部812は、回転軸121の半径方向に平行かつ周方向に直交する面で構成される。
図8に示すように、トナーカートリッジ10は、収容容器11の背面に、取付板91、支持部92、叩き部材93、及びバネ94をさらに備える。取付板91及び支持部92は、撹拌部材12の回転軸121と突出部111との間に配置される。取付板91及び支持部92は、収容容器11の背面から背面側へ突出する。
支持部92は、棒状の叩き部材93を揺動自在に支持する。叩き部材93の第1端部931は、回転軸121の突出部対向端部の周面に対向し、第2端部932は、突出部111に対向する。一例として、叩き部材93の第1端部931は、回転軸121側へL字状に屈曲する。叩き部材93の第2端部932は、突出部111側へ突出する曲面部を有する。
バネ94は、例えばコイルスプリングである。バネ94の一端部は取付板91に取り付けられ、他端部は叩き部材93の第1端部931に取り付けられる。バネ94は、叩き部材93の第1端部931を、回転軸121の突出部対向端部側へ付勢する。これによって、叩き部材93の第1端部931は、回転軸121の突出部対向端部の周面に、摺動自在に圧接する。なお、バネ94に代えて、板バネ又はゴム等の弾性部材を用いることもできる。バネ94は、回転軸121の回転時に第1端部931が段差を落下することによって第2端部932が突出部111を叩く力を、叩き部材93に付加する、叩き力付加部材の一例である。
図9及び図10に示すように、回転軸121が回転すると、叩き部材93の第1端部931は、回転軸121の突出部対向端部の周面を摺動し、叩き部材93の傾斜部811を上り、回転軸121の回転方向の上流側端部の段差部812において叩き部材93から一気に落下する。これによって、叩き部材93は、勢い良く揺動し、第2端部932が突出部111を叩く。突出部111が叩かれることで、収容容器11が振動し、収容容器11内のトナーがほぐされる。このように簡単な構造で、トナーがほぐされる。
突出部111は、排出口15を有し、排出口15の近傍が叩かれるので、排出口15の近傍のトナーが特に良くほぐされる。このため、排出口15の近傍におけるトナー詰まりが抑制される。収容容器11内のトナーの搬送経路が、突出部111で狭まっている場合に、突出部111を叩いてトナーをほぐすことで、トナー詰まりの抑制効果がより大きくなる。収容容器11の内壁に固着していたトナーが剥がれて一気に排出口15へ運ばれた場合でも、排出口15の近傍のトナーがほぐされるので、トナー詰まりが抑制される。
また、叩き部材93は、突出部111の下側部分を叩くように構成されることが好ましい。突出部111が下側から叩かれることで、突出部111内のトナーが瞬間的に浮き上がり、トナーの粒子間に空気が含まれる。このため、トナーがより効率良くほぐされる。
さらに、叩き部材93は、突出部111におけるトナーの搬送方向において排出口15よりも下流側部分を第2端部932が叩くように構成されることが好ましい。収容容器11内部から排出口15へ向かうトナーの搬送経路以外の部分の突出部111が叩かれるので、収容容器11内部から排出口15へ向けて搬送中のトナーの搬送量の乱れを抑えつつ、効率良くトナーをほぐすことができる。
また、叩き部材93は、支持部92に支持される支点部933と第1端部931との間の長さよりも、支点部933と第2端部932との間の長さの方が長くなるように、支持部92に支持されるように構成されることが好ましい。回転軸121の突出部対向端部の周面の段差が小さい場合でも、叩き部材93の第2端部932の振幅を大きくし、突出部111を勢い良く叩くことができる。
叩き部材93は、図6及び図9に示すように、収容容器11の背面と撹拌ギヤ123との間に配置されるので、トナーカートリッジ10の大型化を防ぐことができる。また、叩き部材93は、図6及び図9に示すように、背面視において収容容器11からほとんど食み出さないので、この意味でも、トナーカートリッジ10の大型化を防ぐことができる。
なお、突出部111は、筒状であることに限定されない。例えば、突出部111は、板状又は棒状等であってもよい。叩き部材93が突出部111を叩くことで、収容容器11内のトナーに振動が伝わり、トナーがほぐされる。
トナーカートリッジ10によれば、トナーカートリッジ10を叩くといったトナー詰まり抑制機能を有しない従来型のトナーカートリッジを使用していた画像形成装置に、従来型のトナーカートリッジから本発明のトナーカートリッジ10に交換するだけで、容易かつ低コストでトナー詰まり抑制機能を装備させることができる。
[第2実施形態]
図11に示すように、第2実施形態に係るトナーカートリッジ10Aは、回転軸121の突出部対向端部の周面に複数の周方向の段差を形成するように、複数の段差形成部81,82を備える。なお、トナーカートリッジ10Aは、3個以上の段差形成部81を備えていてもよい。トナーカートリッジ10Aは、複数の段差形成部81,82を備える点を除いて、トナーカートリッジ10と同様に構成される。
一例として、複数の段差形成部81,82は、回転軸121の周方向において、等間隔に配置される。これによって、叩き部材93は突出部111を一定間隔で叩き、トナーが一定間隔でほぐされる。
複数の段差形成部81,82が備えられることで、回転軸121が1周する間に複数回、叩き部材93が突出部111を叩き、叩き部材93が突出部111を叩く毎にトナーがほぐされる。これによって、トナー詰まり抑制効果がより向上する。
[第3実施形態]
図12に示すように、第3実施形態に係るトナーカートリッジ10Bは、叩き力付加部材として、バネ94に代えて、自重によって第2端部932に突出部111を叩かせる重り95を備える。なお、図12では、説明の便宜上、重り95にハッチングを付している。トナーカートリッジ10Bは、バネ94に代えて重り95を備える点を除いて、トナーカートリッジ10と同様に構成される。
トナーカートリッジ10Bでは、重り95は、叩き部材93の第1端部931に設けられる。また、トナーカートリッジ10Bは、収容容器11の背面に、規制部材96を備えることが好ましい。規制部材96は、叩き部材93の第1端部931が支点部933よりも回転軸121側へ傾斜し、その反対側へ傾斜することを規制する。
トナーカートリッジ10Bでは、回転軸121の回転時であって第1端部931が段差を落下する際に、重り95に作用する重力によって、第2端部932に突出部111を勢い良く叩かせることができる。
なお、重り95は、第1端部931に設けられることに限定されない。第1端部931を回転軸121の周面に圧接させる方向の力、及び第2端部932を突出部111に近付ける方向の力を叩き部材93に付加する構成であれば、重り95の配置や叩き部材93との連結の構成は、特に限定されない。
また、トナーカートリッジ10Aに、トナーカートリッジ10Bの特徴、即ちバネ94に代えて重り95を備えるという特徴を、適用することもできる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3A 現像装置
10,10A,10B トナーカートリッジ
11 収容容器
111 突出部
12 撹拌部材
121 回転軸(軸部材)
123 撹拌ギヤ(動力伝達部)
13 搬送部材
15 排出口
81,82 段差形成部
811 傾斜部
812 段差部
92 支持部
93 叩き部材
931 第1端部
932 第2端部
933 支点部
94 バネ(弾性部材、叩き力付加部材)
95 重り
100 画像形成装置
101 装置本体
X 長手方向

Claims (9)

  1. トナーを収容し、外側へ突出する突出部を有する収容容器と、
    前記収容容器に回転自在に支持された軸部材であって、外部からの動力の伝達を受ける動力伝達部を前記突出部に対向する方の端部である突出部対向端部に有する軸部材と、
    前記軸部材の前記突出部対向端部の周面に周方向の段差を形成する1以上の段差形成部と、
    前記収容容器のうち前記段差形成部の近傍に設けられた支持部と、
    第1端部が前記突出部対向端部の周面に摺動自在に接触し、第2端部が前記突出部に対向するように、前記支持部に揺動自在に支持され、揺動することで前記第2端部が前記突出部を叩くことが可能な叩き部材と、
    前記軸部材の回転時に前記第1端部が前記段差を落下することによって前記第2端部が前記突出部を叩く力を、前記叩き部材に付加する叩き力付加部材と、を備え
    前記突出部は、前記収容容器に収容されたトナーを排出する排出口を有する、トナーカートリッジ。
  2. 前記突出部は、筒状である、請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記第2端部は、前記突出部の下側部分を叩く、請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記第2端部は、前記突出部におけるトナーの排出方向において前記排出口よりも下流側部分を叩く、請求項2又は3に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記段差形成部は、前記軸部材の回転方向における下流側から上流側へいくほど径方向の寸法が大きくなる傾斜部、前記傾斜部の上流側端部において前記段差を形成する段差部を有する、請求項1から4の何れかに記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記段差形成部は、前記突出部対向端部の周面に複数の前記周方向の前記段差を形成するように複数備えられる、請求項1から5の何れかに記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記叩き部材は、前記支持部に支持される支点部と前記第1端部との間の長さよりも、前記支点部と前記第2端部との間の長さの方が長くなるように、前記支持部に支持される、請求項1から6の何れかに記載のトナーカートリッジ。
  8. 前記叩き力付加部材は、弾性部材である、請求項1から7の何れかに記載のトナーカートリッジ。
  9. 前記叩き力付加部材は、自重によって前記第2端部に前記突出部を叩かせる重りである、請求項1から7の何れかに記載のトナーカートリッジ。
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