JP7318176B2 - 浴室洗浄装置 - Google Patents
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Description
これらの文献に記載の浴室洗浄装置においては、浴槽の底部に洗浄ノズルが取付けられ、かつこの洗浄ノズルに繋がって設けられた湯水流路の途中には、ベンチュリ部(洗剤混合部)を介して洗剤供給路が分岐接続されている。湯水流路に湯水が流れると、ベンチュリ部における負圧発生作用により、洗剤はベンチュリ部に円滑に供給され、洗剤混合湯水が生成される。この洗剤混合湯水は、洗浄ノズルから浴槽に向けて噴出し、浴槽は洗浄される。
第1に、湯水流路の湯水がバイパス流路を通過する状態に設定した場合には、湯水流通抵抗が大きいベンチュリ部を迂回したかたちで前記湯水を複数の洗浄ノズルまで流れさせることができる。このため、その際の湯水流れの圧力損失を小さくし、湯水流路への湯水供給圧が比較的低い場合であっても、複数の洗浄ノズルから前記湯水を強い勢いで噴出させることが可能となる。浴室洗浄処理時において、ベンチュリ部に多くの湯水を通過させて洗剤混合湯水を生成しつつ、複数の洗浄ノズルからこの洗剤混合湯水を噴出させる場合には、バイパス流路を利用した前記した態様の湯水噴出は困難であるものの、それ以外の場合には、バイパス流路を利用し、複数の洗浄ノズルから湯水を強い勢いで噴出させることが可能である。このことにより、前記従来技術よりも洗浄能力を高めることができる。また、水道圧が低めの地域においても、本発明の浴室洗浄装置を適切に用いることが可能となる。
第2に、本発明によれば、バイパス流路に湯水を通過させ、ベンチュリ部における湯水流通量が減少した際には、ベンチュリ部における負圧発生作用も減少する。ベンチュリ部に洗剤を供給する経路には、開閉弁が設けられているのが通例であって、洗剤混合湯水を生成しない場合には、この開閉弁は閉状態とされる。ここで、前記開閉弁の閉状態において、ベンチュリ部に大きな負圧が発生し、この負圧が開閉弁に作用したのでは、開閉弁のたとえば弁本体を構成するゴムに作用する負荷が大きくなり、その使用寿命が短くなる不具合がある。これに対し、本発明によれば、バイパス流路に湯水を通過させている際には、ベンチュリ部の負圧発生作用を減少させることができるため、前記した不具合を適切に解消し、または少なくすることが可能となる。
第3に、洗剤洗浄処理とすすぎ処理とが組み合わされるため、洗浄能力を高める上で、より好ましいものとなる。
第4に、複数の洗浄ノズルを用いることにより、洗浄対象領域に対して各洗浄ノズルを接近させた配置とし、洗剤混合湯水または非洗剤混合湯水を強い勢いで洗浄対象領域に向けて噴出させることができる。一方、複数の洗浄ノズルからは洗剤混合湯水または非洗剤混合湯水を、時間差をもって個別に噴出させることができるため、各洗浄ノズルから噴出する洗剤混合湯水または非洗剤混合湯水の勢いが弱くならないようにすることもできる。したがって、洗浄能力を高める上で、一層好ましいものとなる。
弁V3などが設けられている。注湯開閉弁V0は、たとえば電磁開閉弁である。
噴出切替弁V3は、方向切替弁であり、洗浄ノズル2A,2Bの一方への湯水供給を選択的に切替え可能である。ただし、本実施形態においては、そのような機能に加え、洗浄ノズル2A,2Bの双方に湯水供給を同時に行なわせる状態も切替え設定可能である。
洗剤供給路6には、ベンチュリ部4への洗剤供給のオン・オフを切り替えるための洗剤開閉弁Vaが設けられている。この洗剤開閉弁Vaは、注湯開閉弁V0と同様な電磁開閉弁であり、弁開口部80およびその周囲に形成された弁座81に対向する弁体82が弁室83内に配され、かつソレノイド84の駆動により弁体82が往復動自在とされた構成である。弁体82は、弁閉時に弁座81に対面接触するゴム製シール部82aを有している。本実施形態によれば、後述するように、ベンチュリ部4において発生する負圧がゴム製シール部82に悪影響を及ぼすことを軽減する作用も得られる。
バイパス流路30には、たとえば電磁開閉弁を用いたバイパス弁V2が設けられている。このバイパス弁V2は、本発明でいう流路切替え手段の一例に相当し、このバイパス弁V2の開閉により、湯水がバイパス流路30を流れる状態と流れない状態とに切替え可能である。なお、本実施形態の構成においては、バイパス弁V2が開状態とされ、バイパス流路30に湯水が流通する場合、ベンチュリ部4にも少量の湯水は流れ得る。
洗浄ノズル2(2Aおよび/または2B)に湯水が供給されている。多くの湯水がベンチュリ部4を通過して洗浄ノズル2に供給される場合には、ベンチュリ部4における圧力損失が大きくなり、洗浄ノズル2から噴出する湯水の勢いが弱くなる虞がある。これに対し、本実施形態によれば、そのような虞をなくし、洗浄ノズル2からは湯水(非洗剤混合湯水)を強い勢いで噴出させることができる。したがって、すすぎ処理能力、ひいては浴槽洗浄能力を優れたものとすることができる。湯水流路3への湯水供給圧が低めの地域であっても、この浴室洗浄装置Aを適切に使用することが可能となる。
図4に示す動作処理は、図3の符号P3で示す範囲の動作が省略されており、これ以外
は、図3に示した動作処理と同様であり、その説明は重複するため省略する。
図5に示す実施形態においては、湯水流路3とバイパス流路30との接続箇所に、三方弁としてのバイパス切替弁V2’が設けられている。このバイパス切替弁V2’による流路切替えにより、湯水をベンチュリ部4およびバイパス流路30の一方に選択的に流れさせることが可能であり、前記実施形態と同様な作用を得ることが可能である。
本実施形態から理解されるように、本発明でいう流路切替え手段としては、バイパス流路に設けられた開閉弁に代えて、三方弁などを用いた構成とすることも可能である。
本発明に係る浴室洗浄装置の洗浄対象は、浴槽に限定されず、これ以外として、たとえば浴室の床面、側壁面、天井、浴槽蓋などとすることが可能である。複数の洗浄ノズルのうち、一部の洗浄ノズルを浴槽洗浄用とし、かつ他の一部を浴槽以外の部分の洗浄用とすることもできる。
1回の浴室洗浄工程における洗剤洗浄処理やすすぎ処理の実行回数やその実行タイミングなども限定されない。洗剤の具体的な種類、成分なども限定されない。
V0 注湯開閉弁
Va 洗剤開閉弁
V2 バイパス弁(流路切替え手段)
V2’ バイパス切替弁(流路切替え手段)
V3 噴出切替弁
1 浴槽
2 洗浄ノズル
3 湯水流路
30 バイパス流路
4 ベンチュリ部
6 洗剤供給路
Claims (4)
- 洗浄ノズルに繋がった湯水流路と、
この湯水流路の途中箇所に設けられ、かつ前記湯水流路を流れる湯水に洗剤を混合させて洗剤混合湯水を生成するためのベンチュリ部と、
を備えている、浴室洗浄装置であって、
前記湯水流路に接続され、かつ前記ベンチュリ部よりも湯水流れ方向上流域を流れる湯水を、前記ベンチュリ部を迂回した経路で前記ベンチュリ部よりも湯水流れ方向下流域に流れさせることが可能なバイパス流路と、
前記湯水流路の湯水が前記バイパス流路を通過する状態と通過しない状態とに選択的に切り替えることが可能な流路切替え手段と、
を備えており、
前記湯水流路のうち、前記ベンチュリ部よりも湯水流れ方向下流域には、噴出切替弁を介して分岐した複数の分岐流路が設けられ、かつこれら複数の分岐流路には、前記洗浄ノズルとして、複数の洗浄ノズルが設けられており、
前記複数の洗浄ノズルから前記洗剤混合湯水を噴出させる洗剤洗浄処理、および前記複数の洗浄ノズルから前記洗剤が混入されていない非洗剤混合湯水を噴出させるすすぎ処理が、所定の手順で実行されるように、前記流路切替え手段を制御可能な制御部を、さらに備えており、
前記制御部は、前記洗剤洗浄処理および前記すすぎ処理のいずれにおいても、前記洗剤混合湯水または前記非洗剤混合湯水が前記複数の洗浄ノズルから同時に噴出される動作と、前記複数の洗浄ノズルのそれぞれから非同時で個別に噴出される動作と、が行なわれるように、前記噴出切替弁を制御可能な構成とされていることを特徴とする、浴室洗浄装置。 - 請求項1に記載の浴室洗浄装置であって、
前記すすぎ処理の際には、前記湯水流路の湯水が前記バイパス流路を通過するように構成されている、浴室洗浄装置。 - 請求項1または2に記載の浴室洗浄装置であって、
前記洗剤洗浄処理の初期においては、前記湯水流路の湯水が前記バイパス流路を通過しない状態で前記ベンチュリ部を通過するように構成されている、浴室洗浄装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の浴室洗浄装置であって、
前記洗剤洗浄処理の後期においては、前記ベンチュリ部への前記洗剤の供給が停止された状態で、前記湯水流路の湯水が前記バイパス流路を通過し、前記湯水流路中に存在する洗剤混合湯水を前記複数の洗浄ノズルから噴出させるように構成されている、浴室洗浄装置。
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