JP3066576U - 洗浄銃 - Google Patents

洗浄銃

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恭二 佐野
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キソー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個の洗浄銃のノズル体より高圧洗浄水と泡
状低圧洗浄水とを選択的に噴射できるようにし、しかも
その洗浄銃を小型軽量化して操作性向上やコスト節減を
図る。 【解決手段】 単一のノズル体N内に高圧ノズル口n1
と低圧ノズル口n2とを並設し、単一のノズル体取付パ
イプP内を隔壁部材11により、高圧ノズル口n1に連
なる高圧水路12と低圧ノズル口n2に連なる低圧水路
13とに区画し、銃本体10には、給水ポート1と、該
ポート1を高,低圧水路12,13に選択的に連通させ
る弁装置Vと、この弁装置Vを切換操作するための操作
部材14とを設け、給水ポート1には、該ポート1に高
圧洗浄水と洗剤入りの低圧洗浄水とを選択的に供給可能
な洗浄水供給装置Sを接続し、ノズル体N内には、低圧
ノズル口n2から噴射された洗剤入りの低圧洗浄水を発
泡させるメッシュ体Mを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、銃本体にノズル体取付パイプを介してノズル体を取付け、そのノズ ル体取付パイプ及びノズル体を通して洗浄水を被洗浄物に対し噴射可能とした洗 浄銃に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、被洗浄物に対し高圧洗浄水を噴射して高圧水洗浄を行うための洗浄銃と 、泡状の低圧洗浄水を噴射して泡洗浄を行うための洗浄銃とは、別個独立の製品 として製造され、使用されていた。従って1つの被洗浄物に対して高圧洗浄水を 噴射して行う高圧水洗浄工程と、泡状の低圧洗浄水を噴射して行う泡洗浄工程と を両方とも行う場合には、上記二種類の洗浄銃を適宜持ち替えて使い分ける必要 があり、全体として取扱いが面倒で、作業性が悪かった。
【0003】 そこで、このような問題を解決するために、例えば1個の洗浄銃で高圧洗浄水 と泡状低圧洗浄水とを選択的に噴射できるようにした改良構造が既に提案されて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記改良構造では、高圧洗浄水噴射用の高圧ノズル口を有する第1ノ ズル体とこれに連なる第1ノズル体取付パイプとから成る高圧水洗浄用噴射ユニ ットと、泡状低圧洗浄水噴射用の低圧ノズル口を有する第2ノズル体とこれに連 なる第2ノズル体取付パイプとから成る泡洗浄用噴射ユニットとを互いに横並び に配列させて銃本体に装着した二連式の銃構造であったので、洗浄銃が全体とし て大型化(従って重量化)して、その取扱い・操作性が悪く、製造コストが嵩む 等の問題があった。
【0005】 本考案は上記に鑑み提案されたもので、1個の洗浄銃で高圧洗浄水と泡状低圧 洗浄水とを選択的に噴射できるようにしても、従来構造の上記問題を解決するこ とができる洗浄銃を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、銃本体にノズル体取付パイプを介してノ ズル体を取付け、そのノズル体取付パイプ及びノズル体を通して洗浄水を噴射可 能とした洗浄銃において、単一の前記ノズル体内に高圧ノズル口と低圧ノズル口 とを並設し、単一の前記ノズル体取付パイプ内を隔壁部材により、前記高圧ノズ ル口に連なる高圧水路と前記低圧ノズル口に連なる低圧水路とに区画し、前記銃 本体には、給水ポートと、該ポートを前記高,低圧水路に選択的に連通させる弁 装置と、この弁装置を切換操作するための操作部材とを設け、前記給水ポートに は、該ポートに高圧洗浄水と洗剤入りの低圧洗浄水とを選択的に供給可能な洗浄 水供給装置を接続し、更に前記ノズル体内には、前記低圧ノズル口から噴射され た洗剤入りの低圧洗浄水を発泡させるメッシュ体を該低圧ノズル口の前側に設け たことを特徴とする。
【0007】 上記特徴によれば、洗浄水供給装置から銃本体の給水ポートに高圧洗浄水を供 給可能な状態で、弁装置により該ポートをノズル体取付パイプ内の高圧水路に連 通させるようにすれば、高圧洗浄水がノズル体内の高圧ノズル口より勢い良く噴 射され、これにより高圧水洗浄が行われる。一方、洗浄水供給装置より銃本体の 給水ポートに洗剤入りの低圧洗浄水を供給可能な状態で、弁装置により該ポート をノズル体取付パイプ内の低圧水路に連通させるようにすれば、洗剤入り低圧洗 浄水がノズル体内の低圧ノズル口より噴射され、それがメッシュ体の網目を通過 する際に空気と混合して発泡し、これにより泡状の低圧洗浄水による泡洗浄が行 われる。かくして、1個の洗浄銃の只1つのノズル体より高圧洗浄水と泡状低圧 洗浄水とを選択的に噴射できるから、1つの被洗浄物に対し高圧水洗浄と泡洗浄 とを両方行う場合でも2種の洗浄銃を持ち替える必要はなくなり、その洗浄作業 性が向上する。
【0008】 また請求項2の考案は、上記特徴に加えて、前記洗浄水供給装置が、前記給水 ポートに吐出側が接続される加圧ポンプと、この加圧ポンプの吸込側に洗剤液入 りの洗浄水と洗剤液無しの洗浄水とを選択的に供給し得る給水手段と、前記加圧 ポンプを駆動するモータと、そのモータの出力を可変制御し得るインバータとを 備えることを特徴とする。この特徴によれば、モータ出力をインバータにより可 変制御してポンプの吐出圧を可変制御できるため、使用条件や洗浄形態に応じて 高圧洗浄水の噴射形態や泡状低圧洗浄水の発泡形態を比較的高い自由度を以て容 易に選択することができる。この場合、高,低圧ノズル口やメッシュ体を適宜交 換して、それらノズル口の口径や形状、メッシュ体の構造等を変更すれば、高圧 洗浄水の噴射形態や泡状低圧洗浄水の発泡形態を一層多様に選択することが可能 となる。
【0009】 また請求項3の考案は、上記各特徴に加えて、前記隔壁部材はパイプ状に形成 されて前記ノズル体取付パイプ内に同心状に配設されると共に、そのパイプ状隔 壁部材の内側が前記高圧水路、またその外側が前記低圧水路とされ、前記高圧ノ ズル口は前記ノズル体の中心部に、また前記メッシュ体及び複数の前記低圧ノズ ル口はそれぞれ該高圧ノズル口を囲繞するように環状に配列されたことを特徴と する。この特徴によれば、比較的小口径の高圧ノズル口の周囲に、比較的大口径 の低圧ノズル口を該高圧ノズル口の周囲に同心状に、しかもバランスよく広範囲 に分散配置可能となる。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を、添付図面に例示した本考案の一実施例に基づいて以下 に具体的に説明する。
【0011】 添付図面において、図1は、本考案の洗浄銃及びこれに接続される洗浄水供給 装置の一実施例を示す全体概要図、図2はレバー非操作状態の前記洗浄銃を示す 縦断面図、図3はレバー操作状態の前記洗浄銃を示す縦断面図である。
【0012】 先ず、図1において、洗車場に配備される洗浄システムは、作業者が手に持っ て洗浄作業を行うピストル形の洗浄銃Gと、該銃Gの給水ポート1に高圧洗浄水 と洗剤入りの低圧洗浄水とを選択的に供給可能な洗浄水供給装置Sとを備えてい る。
【0013】 その洗浄水供給装置Sは、洗浄水(図示例では水道水又は温水)を貯溜する貯 水タンクTaと、洗剤液を貯溜する洗剤液タンクTbと、それらタンクTa,T bの底部からそれぞれ延びる供給管2a,2bに混合器3を介して吸込側が並列 に接続される加圧ポンプPoとを備えており、このポンプPoの吐出側が可撓性 の接続ホース4を介して洗浄銃Gの給水ポート1に接続される。
【0014】 前記貯水タンクTaには、これに水道、温水器等の水源5がフロート弁6を介 して接続され、このフロート弁6は、該タンクTa内の貯水レベルを一定に保つ 働きをする。
【0015】 前記洗剤液タンクTbと混合気3との間の供給管2bには、該タンクTb内の 洗剤液の混合器3への流入・流入停止を切換制御する電磁開閉弁7と、該タンク Tb内の洗剤液の混合器3への流入量を調整し得る流量調整弁8とが直列に介装 されている。而して前記貯水タンクTa、洗剤液タンクTb、供給管2a,2b 、混合器3、電磁開閉弁7及び流量調整弁8は、互いに協働して本考案の給水手 段Wを構成する。
【0016】 前記加圧ポンプPoは、インバータIにより出力が可変制御可能なモータMo により駆動され、そのモータMoの出力を可変制御することで該モータMoに連 動する加圧ポンプPoの吐出圧を可変制御することができる。
【0017】 次に図2,3を参照して洗浄銃Gの構造を説明する。洗浄銃Gは、下半部にグ リップ部10gを有する銃本体10と、その本体10の上部前面より前方に直線 状に延びる単一のノズル体取付パイプPと、そのパイプPの前端に装着される単 一のノズル体Nとを備える。
【0018】 前記銃本体10は、相互間を着脱可能に結着した左右一対の半体(説明の便宜 上、図2,3ではその左半体のみを簡略化して示す)より分割構成され、その両 半体間に弁ハウジングVhが挟着される。その銃本体10には、グリップ部10 g内を縦通するように前記給水ポート1が配設固定されており、そのポート1の 上端部は、銃本体10内の前記弁ハウジングVh内を経てノズル体取付パイプP 内に連絡される。
【0019】 そのノズル体取付パイプPの内部には、基端を銃本体10内の弁ハウジングV hに嵌着されたパイプ状の隔壁部材11が同心状に配設、固定されており、この 隔壁部材11により該パイプPの内部空間が、内側の高圧水路12と、これを囲 繞する外側の環状低圧水路13とに区画される。
【0020】 前記ノズル体Nは、ノズル体取付パイプPに向かって先細りのテーパ部を基端 部に有する比較的大径の円筒体より形成され、その中心部には、前記パイプ状の 隔壁部材11の先端部が環状の空隙を介して嵌挿される。ノズル体N内に位置す る隔壁部材11の先端部には、前記高圧水路12に直接連通した1個の高圧ノズ ル口n1を有する高圧ノズルHが着脱可能に装着される。
【0021】 またノズル体Nの内周と隔壁部材11の先端部外周との間には、前記低圧水路 13に連通した複数個(図示例では2個)の低圧ノズル口n2をノズル体周方向 に等間隔おきに有するリング板状の低圧ノズルLが着脱可能に嵌合、装着される 。更にノズル体Nの内周と隔壁部材11の先端部外周との間には、前記低圧ノズ ルLの前側に直列に並ぶ複数枚(図示例では3枚)の発泡用メッシュ体Mが着脱 可能に嵌合、装着される。
【0022】 前記弁装置Vは、前記給水ポート1を高,低圧水路12,13に選択的に連通 させるものであり、図示例では操作部材としての引金状の操作レバー14により 切換操作可能な切換弁V1と、加圧ポンプPからの所定圧以上の水圧を受けると 開弁する一方向弁V2とを共通の弁ハウジングVh内に収納して構成される。
【0023】 その一方向弁V2は、弁ハウジングVhに形成されて給水ポート1と高圧水路 12とを連通させる第1連通路に介装されていて、通常は該連通路を遮断する常 閉弁として構成される。そして該ポート1内に導入された洗浄水の水圧が所定値 を超えると、該弁V2の弁体15が閉じバネ16の閉弁力に抗して開弁動作し、 これにより、その高圧洗浄水を高圧水路12を経て高圧ノズル口n1より噴射さ せることができる。
【0024】 また前記切換弁V1は、弁ハウジングVhに形成されて給水ポート1と低圧水 路13とを連通させる第2連通路に介装されていて、通常は図2に示すように該 連通路を導通させる常開弁として構成される。即ち、その切換弁V1は、前記第 2連通路の途中に形成された弁孔17と、その弁孔17の開口縁に形成された弁 座面に接離可能に着座する弁体18と、その弁体18を開き方向に常に付勢する 開きバネ19とを備えており、その弁体18には、銃本体10に前後揺動可能に 軸支20された前記操作レバー14の基部が接離可能に係合している。
【0025】 前記開きバネ19の弾発力は弁体18、従って操作レバー14を常に開き側( 図2,3で右方)に付勢しており、それらの開き側への移動限界は、銃本体10 に固設したストッパ21と該レバー14との係合により規制される。
【0026】 而して図2に示す操作レバー14の非操作状態では、切換弁V1が開弁状態に 保たれるので、給水ポート1と低圧水路13との間が常に連通しており、この状 態で給水ポート1に低圧の洗浄水が導入されると、一方向弁V2を遮断状態に保 持したまま、その低圧洗浄水を切換弁V1を経て低圧水路13側に導き、低圧ノ ズル口n2より噴射させる。
【0027】 一方、図3に示す操作レバー14の操作状態では、切換弁V1が閉弁状態に切 換わるので、給水ポート1と低圧水路13との間が遮断され、一方向弁V2が給 水ポート1への導入圧が所定圧を超えた時にだけ開弁して、該ポート1内の高圧 洗浄水を高圧水路12側に導き、高圧ノズル口n1より噴射させる。
【0028】 次に前記実施例の作用を説明する。洗浄水供給装置Sより洗浄銃Gの給水ポー ト1に高圧洗浄水を供給する場合は、洗剤液タンクTbと混合気3との間の供給 管2bを電磁開閉弁7により遮断した状態で、モータMoを高出力回転させて加 圧ポンプPoを高速回転駆動する。これにより、貯水タンクTa内の水だけがポ ンプPoに吸引加圧され、接続ホース4を経て洗浄銃Gの給水ポート1に圧送さ れる。
【0029】 また洗浄水供給装置Sより洗浄銃Gの給水ポート1に洗剤入りの低圧洗浄水を 供給する場合は、電磁開閉弁7を開弁し且つ流量調整弁8を所望開度だけ開いて 洗剤液タンクTbと混合気3との間の供給管2bを導通させた状態で、モータM oを低出力回転させて加圧ポンプPoを低速回転駆動する。これにより、貯水タ ンクTa内の水と洗剤液タンクTb内の洗剤液とが所望の割合で混合器3におい て混合されて加圧ポンプPoに吸引加圧され、接続ホース4を経て洗浄銃Gの給 水ポート1に圧送される。
【0030】 前述のように操作レバー14は、平時は開きばね19の付勢力によって図2に 示す非操作位置(前方揺動限)に保持されており、この状態で切換弁V1は開弁 状態に保たれるので、給水ポート1と低圧水路13との間が常に連通状態に置か れる。従ってこの状態で洗浄水供給装置Sから給水ポート1に低圧の洗浄水が導 入されると、一方向弁V2を遮断状態に保持したまま、その低圧洗浄水が切換弁 V1を経て低圧水路13側に導かれ、低圧ノズル口n2より噴射される。このよ うにして洗剤入り低圧洗浄水が低圧ノズル口n2より噴射されたとき、ノズル体 N内では噴射液がメッシュ体Mの網目を通過する際に空気と混合して十分に発泡 するため、作業者が洗浄銃Gを手に持って自動車等の被洗浄物に向けると、ノズ ル体Nより泡状の低圧洗浄水が該被洗浄物に向かって噴射されて泡洗浄が行われ る。
【0031】 また図3に示す如く作業者が指で操作レバー14を後方へ引き込むように揺動 操作すれば、開きばね19の付勢力に抗して切換弁V1が閉弁状態に切換わるの で、給水ポート1と低圧水路13との間が遮断される。ここで洗浄水供給装置S から給水ポート1に高圧の洗浄水が導入されると、一方向弁V2が給水ポート1 への導入圧が所定圧を超えた時にだけ開弁して、該ポート1内の高圧洗浄水を高 圧水路12側に導き、高圧ノズル口n1より噴射させる。従ってこのときに、作 業者が洗浄銃Gを手に持って自動車等の被洗浄物に向けると、ノズル体Nより高 圧洗浄水が該被洗浄物に向かって噴射されて高圧水洗浄が行われる。
【0032】 かくして、1個の洗浄銃Gの只1つのノズル体Nより高圧洗浄水と泡状の低圧 洗浄水とを選択的に噴射できるから、1つの被洗浄物に対し高圧水洗浄と泡洗浄 とを両方行う場合でも2種の洗浄銃をいちいち持ち替えて使い分ける必要はなく なり、その洗浄作業性が良好である。その上、銃本体10に設けるべきノズル体 N及びノズル体取付パイプPは只1組だけで足りるため、それらノズル体N及び ノズル体取付パイプPを2組並列に設けた所謂二連式の銃構造と比べ、洗浄銃を 全体として小型軽量化することができ、その取扱いや操作性が頗る良好であると 共に製造コスト節減が図られる。
【0033】 また洗浄水供給装置Sが、加圧ポンプPoを駆動するモータMの出力を可変制 御し得るインバータIを備えるので、モータ出力をインバータIにより可変制御 してポンプPの吐出圧を可変制御することができ、更に洗浄水中の洗剤混合割合 を任意に変更可能な流量調整弁8を備えている。従って使用条件や洗浄形態に応 じて高圧洗浄水の噴射形態や泡状低圧洗浄水の発泡形態を比較的高い自由度を以 て選択することができる。
【0034】 以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は、その考案の範囲内で 種々の実施例が可能であり、前記実施例に限定されない。例えば、前記実施例で は、ノズル体N内で複数の低圧ノズル口n2を高圧ノズルNH の周囲に環状に配 列したものを示したが、本考案では、ノズル体N内で1個又は複数個の低圧ノズ ル口n2を高圧ノズルNH に横並びに並置してもよい。
【0035】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、1個の洗浄銃で高圧洗浄水と泡状低圧洗浄水と を選択的に噴射できるようにしたので、1つの被洗浄物に対し高圧水洗浄工程と 泡洗浄工程とを両方行う場合でも、各々の工程毎に異なる2種の洗浄銃を持ち替 えて使い分ける必要がなく、全体として取扱いが簡便で、作業性が良好である。 しかも共通1個のノズル体内に高圧ノズル口と低圧ノズル口とを並設する一方、 共通1個のノズル体取付パイプ内を隔壁部材により、高圧ノズル口に連なる高圧 水路と低圧ノズル口に連なる低圧水路とに区画し、銃本体には、給水ポートと、 該ポートを高,低圧水路に選択的に連通させる弁装置と、この弁装置を切換操作 するための操作部材とを設け、給水ポートには、該ポートに高圧洗浄水と洗剤入 りの低圧洗浄水とを選択的に供給可能な洗浄水供給装置を接続し、更にノズル体 内には発泡用メッシュ体を低圧ノズル口の前側に設けたので、銃本体に設けるべ きノズル体及びノズル体取付パイプは只1組だけでよく、従ってそれらノズル体 及びノズル体取付パイプを2組並列に設けた所謂二連式の銃構造と比べ、洗浄銃 を全体として小型軽量化することができて、その取扱い・操作性が良好であると 共に製造コストの節減が図られる。
【0036】 また特に請求項2の考案によれば、洗浄水供給装置が、加圧ポンプと、このポ ンプの吸込側に洗剤液入りの洗浄水と洗剤液無しの洗浄水とを選択的に供給し得 る給水手段と、加圧ポンプを駆動するモータと、そのモータの出力を可変制御し 得るインバータとを備えるので、モータ出力をインバータにより可変制御してポ ンプの吐出圧を可変制御することができ、従って使用条件や洗浄形態に応じて高 圧洗浄水の噴射形態や泡状低圧洗浄水の発泡形態を比較的高い自由度を以て選択 することができる。
【0037】 また特に請求項3の考案によれば、前記隔壁部材はパイプ状に形成されてノズ ル体取付パイプ内に同心状に配設されると共に、そのパイプ状隔壁部材の内側が 高圧水路、またその外側が低圧水路とされ、高圧ノズル口はノズル体の中心部に 、またメッシュ体及び複数の低圧ノズル口はそれぞれ該高圧ノズル口を囲繞する ように環状に配列されるので、比較的小径の高圧ノズル口の周囲に、比較的口径 の大きい低圧ノズル口を該高圧ノズル口の周囲に同心状に、しかもバランスよく 広範囲に分散配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の洗浄銃及びこれに接続される洗浄水供
給装置の一実施例を示す全体概要図
【図2】レバー非操作状態の前記洗浄銃を示す縦断面図
【図3】レバー操作状態の前記洗浄銃を示す縦断面図
【符号の説明】
G‥‥‥‥‥‥洗浄銃 I‥‥‥‥‥‥インバータ M‥‥‥‥‥‥メッシュ体 Mo‥‥‥‥‥モータ N‥‥‥‥‥‥ノズル体 n1‥‥‥‥‥高圧ノズル口 n2‥‥‥‥‥低圧ノズル口 P‥‥‥‥‥ノズル体取付パイプ Po‥‥‥‥‥加圧ポンプ S‥‥‥‥‥‥洗浄水供給装置 V‥‥‥‥‥‥弁装置 W‥‥‥‥‥‥給水手段 1‥‥‥‥‥‥給水ポート 10‥‥‥‥‥銃本体 11‥‥‥‥‥隔壁部材 12‥‥‥‥‥高圧水路 13‥‥‥‥‥低圧水路 14‥‥‥‥‥操作部材としての操作レバー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銃本体(10)にノズル体取付パイプ
    (P)を介してノズル体(N)を取付け、そのノズル体
    取付パイプ(P)及びノズル体(N)を通して洗浄水を
    噴射可能とした洗浄銃において、 単一の前記ノズル体(N)内に高圧ノズル口(n1)と
    低圧ノズル口(n2)とを並設し、単一の前記ノズル体
    取付パイプ(P)内を隔壁部材(11)により、前記高
    圧ノズル口(n1)に連なる高圧水路(12)と前記低
    圧ノズル口(n2)に連なる低圧水路(13)とに区画
    し、前記銃本体(10)には、給水ポート(1)と、該
    ポート(1)を前記高,低圧水路(12,13)に選択
    的に連通させる弁装置(V)と、この弁装置(V)を切
    換操作するための操作部材(14)とを設け、前記給水
    ポート(1)には、該ポート(1)に高圧洗浄水と洗剤
    入りの低圧洗浄水とを選択的に供給可能な洗浄水供給装
    置(S)を接続し、更に前記ノズル体(N)内には、前
    記低圧ノズル口(n2)から噴射された洗剤入りの低圧
    洗浄水を発泡させるメッシュ体(M)を該低圧ノズル口
    (n2)の前側に設けたことを特徴とする、洗浄銃。
  2. 【請求項2】 前記洗浄水供給装置(S)は、前記給水
    ポート(1)に吐出側が接続される加圧ポンプ(Po)
    と、この加圧ポンプ(Po)の吸込側に洗剤液入りの洗
    浄水と洗剤液無しの洗浄水とを選択的に供給し得る給水
    手段(W)と、前記加圧ポンプ(Po)を駆動するモー
    タ(Mo)と、そのモータ(Mo)の出力を可変制御し
    得るインバータ(I)とを備えることを特徴とする、請
    求項1に記載の洗浄銃。
  3. 【請求項3】 前記隔壁部材(11)はパイプ状に形成
    されて前記ノズル体取付パイプ(P)内に同心状に配設
    されると共に、そのパイプ状隔壁部材(11)の内側が
    前記高圧水路(12)、またその外側が前記低圧水路
    (13)とされ、前記高圧ノズル口(n1)は前記ノズ
    ル体(N)の中心部に、また前記メッシュ体(M)及び
    複数の前記低圧ノズル口(n2)はそれぞれ該高圧ノズ
    ル口(n1)を囲繞するように環状に配列されたことを
    特徴とする、請求項1又は2に記載の洗浄銃。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005007366A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Nidec Shibaura Corp 高圧洗浄機

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