JPH10234598A - 浴槽洗浄装置 - Google Patents
浴槽洗浄装置Info
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- JPH10234598A JPH10234598A JP6190397A JP6190397A JPH10234598A JP H10234598 A JPH10234598 A JP H10234598A JP 6190397 A JP6190397 A JP 6190397A JP 6190397 A JP6190397 A JP 6190397A JP H10234598 A JPH10234598 A JP H10234598A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 浴槽の汚れ具合に応じて、浴槽洗浄の程度を
切り換えることができると共に、その切り換えの手段が
簡単な機構で、耐久性が良く、また低コストで構成でき
る浴槽洗浄装置の提供を課題とする。 【解決手段】 洗浄液を噴射する洗浄液噴出ノズル20を
有し、この洗浄液噴出ノズル20によって浴槽10内壁に向
けて洗浄液を噴射することにより浴槽10の洗浄を行う浴
槽洗浄装置において、洗浄能力がある一定程度となるよ
うに前記洗浄液噴出ノズル20により洗浄液を噴射する標
準モードと、前記標準モードよりも洗浄能力が高くなる
ように前記洗浄液噴出ノズル20により洗浄液を噴射する
念入りモードとの、少なくとも二つのモードを設けた。
切り換えることができると共に、その切り換えの手段が
簡単な機構で、耐久性が良く、また低コストで構成でき
る浴槽洗浄装置の提供を課題とする。 【解決手段】 洗浄液を噴射する洗浄液噴出ノズル20を
有し、この洗浄液噴出ノズル20によって浴槽10内壁に向
けて洗浄液を噴射することにより浴槽10の洗浄を行う浴
槽洗浄装置において、洗浄能力がある一定程度となるよ
うに前記洗浄液噴出ノズル20により洗浄液を噴射する標
準モードと、前記標準モードよりも洗浄能力が高くなる
ように前記洗浄液噴出ノズル20により洗浄液を噴射する
念入りモードとの、少なくとも二つのモードを設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は浴槽内壁等に付着し
た汚れを洗浄する浴槽洗浄装置に関する。
た汚れを洗浄する浴槽洗浄装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】浴槽の内側壁等の汚れを落とし、浴槽内
を綺麗に保つための浴槽洗浄装置が近年提供されてい
る。これらの浴槽洗浄装置は、一般には、浴槽の一部或
いは浴槽の近傍に洗浄液を噴射する設備を備え、そこか
ら洗剤を混入した洗浄液を浴槽内に噴射して、汚れを落
とす機構となっているものが多い。
を綺麗に保つための浴槽洗浄装置が近年提供されてい
る。これらの浴槽洗浄装置は、一般には、浴槽の一部或
いは浴槽の近傍に洗浄液を噴射する設備を備え、そこか
ら洗剤を混入した洗浄液を浴槽内に噴射して、汚れを落
とす機構となっているものが多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記した従来
の浴槽洗浄装置は、洗浄のモードが単モードのものが多
く、浴槽の汚れの程度に応じた切り換えができるものが
少なかった。
の浴槽洗浄装置は、洗浄のモードが単モードのものが多
く、浴槽の汚れの程度に応じた切り換えができるものが
少なかった。
【０００４】そこで本発明は、上記従来における装置の
問題を解消し、浴槽の汚れ具合に応じて、浴槽洗浄の程
度を切り換えることができると共に、その切り換えの手
段が簡単な機構で、耐久性が良く、また低コストで構成
できる浴槽洗浄装置の提供を課題とする。
問題を解消し、浴槽の汚れ具合に応じて、浴槽洗浄の程
度を切り換えることができると共に、その切り換えの手
段が簡単な機構で、耐久性が良く、また低コストで構成
できる浴槽洗浄装置の提供を課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の浴槽洗浄装置は、洗浄液を噴射する洗浄液
噴出ノズルを有し、この洗浄液噴出ノズルによって浴槽
内壁に向けて洗浄液を噴射することにより浴槽の洗浄を
行う浴槽洗浄装置において、洗浄能力がある一定程度と
なるように前記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射す
る標準モードと、前記標準モードよりも洗浄能力が高く
なるように前記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射す
る念入りモードとの、少なくとも二つのモードを設けた
ことを第１の特徴としている。また本発明の浴槽洗浄装
置は、上記第１の特徴に加えて、標準モードと念入りモ
ードとは、洗浄液噴出ノズルにより噴射する洗浄液の濃
度或いは噴射時間が異なり、念入りモードは標準モード
よりも洗浄液の濃度を高くするか、噴射時間を長くして
あることを第２の特徴としている。また本発明の浴槽洗
浄装置は、浴槽の底壁から浴槽内に臨み、洗浄液を浴槽
内壁に向けて噴射する洗浄液噴出ノズルと、洗浄用の温
水又は冷水を浄水供給源から洗浄液噴出ノズルに向けて
供給する浄水供給路と、洗剤液タンクと、該洗剤液タン
クから洗剤を供給する洗剤供給路と、ベンチュリー管を
前記浄水供給路の途中に配すると共に該ベンチュリー管
の負圧形成部に前記洗剤供給路を接続してなる混合部と
を有し、前記洗浄液噴出ノズルから洗剤を混合し或いは
混合しない洗浄液を浴槽内壁に噴射させることで、浴槽
を洗浄するようにした浴槽洗浄装置であって、且つ前記
洗剤供給路の途中に、洗剤供給路を流れる洗剤の流量を
複数段に切り換え調節する洗剤量調節手段を設けたこと
を第３の特徴としている。また本発明の浴槽洗浄装置
は、上記第３の特徴に加えて、洗剤量調節手段は、二種
類の異なる口径の通孔を持つボール弁を用い、ボール弁
を回動させることで前記何れかの通孔が洗剤供給路に接
続するように構成したことを第４の特徴としている。
め、本発明の浴槽洗浄装置は、洗浄液を噴射する洗浄液
噴出ノズルを有し、この洗浄液噴出ノズルによって浴槽
内壁に向けて洗浄液を噴射することにより浴槽の洗浄を
行う浴槽洗浄装置において、洗浄能力がある一定程度と
なるように前記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射す
る標準モードと、前記標準モードよりも洗浄能力が高く
なるように前記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射す
る念入りモードとの、少なくとも二つのモードを設けた
ことを第１の特徴としている。また本発明の浴槽洗浄装
置は、上記第１の特徴に加えて、標準モードと念入りモ
ードとは、洗浄液噴出ノズルにより噴射する洗浄液の濃
度或いは噴射時間が異なり、念入りモードは標準モード
よりも洗浄液の濃度を高くするか、噴射時間を長くして
あることを第２の特徴としている。また本発明の浴槽洗
浄装置は、浴槽の底壁から浴槽内に臨み、洗浄液を浴槽
内壁に向けて噴射する洗浄液噴出ノズルと、洗浄用の温
水又は冷水を浄水供給源から洗浄液噴出ノズルに向けて
供給する浄水供給路と、洗剤液タンクと、該洗剤液タン
クから洗剤を供給する洗剤供給路と、ベンチュリー管を
前記浄水供給路の途中に配すると共に該ベンチュリー管
の負圧形成部に前記洗剤供給路を接続してなる混合部と
を有し、前記洗浄液噴出ノズルから洗剤を混合し或いは
混合しない洗浄液を浴槽内壁に噴射させることで、浴槽
を洗浄するようにした浴槽洗浄装置であって、且つ前記
洗剤供給路の途中に、洗剤供給路を流れる洗剤の流量を
複数段に切り換え調節する洗剤量調節手段を設けたこと
を第３の特徴としている。また本発明の浴槽洗浄装置
は、上記第３の特徴に加えて、洗剤量調節手段は、二種
類の異なる口径の通孔を持つボール弁を用い、ボール弁
を回動させることで前記何れかの通孔が洗剤供給路に接
続するように構成したことを第４の特徴としている。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態例に係
る浴槽洗浄装置の全体を示す概略構成図、図２は要部の
一部断面構成図、図３は洗剤量調節手段の詳細断面図、
図４はボール弁の外観図である。
る浴槽洗浄装置の全体を示す概略構成図、図２は要部の
一部断面構成図、図３は洗剤量調節手段の詳細断面図、
図４はボール弁の外観図である。
【０００７】図１を参照して、10は浴槽で、該浴槽10の
底壁11に、内部に臨む洗浄液噴出ノズル20が設けられて
いる。該洗浄液噴出ノズル20へは、例えば一般給湯機能
や風呂湯張り機能を備えると共に浴槽水追い焚き機能を
備えた風呂釜装置30を浄水供給源として、温水又は冷水
からなる浄水が、浄水供給路40を介して供給される。風
呂釜装置30からの浄水は開閉弁41が開放されることで浄
水供給路40に流れる。
底壁11に、内部に臨む洗浄液噴出ノズル20が設けられて
いる。該洗浄液噴出ノズル20へは、例えば一般給湯機能
や風呂湯張り機能を備えると共に浴槽水追い焚き機能を
備えた風呂釜装置30を浄水供給源として、温水又は冷水
からなる浄水が、浄水供給路40を介して供給される。風
呂釜装置30からの浄水は開閉弁41が開放されることで浄
水供給路40に流れる。
【０００８】前記浄水に対して洗剤を混合するための洗
剤液タンク50が別に設けられており、該洗剤液タンク50
からの洗剤は開閉弁61が開放されることで洗剤供給路60
を通って、混合部70に送られる。混合部70では送られて
きた洗剤を浄水に混合させて洗浄液とし、洗浄液噴出ノ
ズル20に向けて送り出す。勿論、前記開閉弁61が閉止さ
れている場合は、洗剤は混合されず、浄水がそのまま洗
浄液となる。80はリモコンで、風呂釜装置30に対して給
湯運転や風呂追い焚き運転を指令すると共に、浴槽洗浄
運転を指令する。
剤液タンク50が別に設けられており、該洗剤液タンク50
からの洗剤は開閉弁61が開放されることで洗剤供給路60
を通って、混合部70に送られる。混合部70では送られて
きた洗剤を浄水に混合させて洗浄液とし、洗浄液噴出ノ
ズル20に向けて送り出す。勿論、前記開閉弁61が閉止さ
れている場合は、洗剤は混合されず、浄水がそのまま洗
浄液となる。80はリモコンで、風呂釜装置30に対して給
湯運転や風呂追い焚き運転を指令すると共に、浴槽洗浄
運転を指令する。
【０００９】図２を参照して、前記混合部70には、ベン
チュリー管71が設けられている。該ベンチュリー管71
は、浄水供給路40の途中に配置されると共に、そのベン
チュリー管71の負圧形成部である小さな連通孔71a に対
して洗剤供給路60が接続されている。洗剤供給路60内を
流れてきた洗剤はベンチュリー管71内に吸い込まれ、浄
水と混合されて洗浄液となる。混合部70内の前記ベンチ
ュリー管71の上流の浄水供給路40には、浄水供給路40を
流れてきた浄水の流量を、洗浄液噴出ノズル20から噴射
される洗浄液の噴射量や噴射の勢いが適当になるように
調節する浄水流量調節器72が設けられている。該浄水流
量調節器72は、モータ72a によって図示しないバルブの
開閉度が適当に変更されるよう構成されている。また混
合部70内の前記ベンチュリー管71の連通孔71a に接続す
る洗剤供給路60の途中に、該洗剤供給路60を流れる洗剤
の流量を調節するための洗剤量調節手段90が設けられて
いる。
チュリー管71が設けられている。該ベンチュリー管71
は、浄水供給路40の途中に配置されると共に、そのベン
チュリー管71の負圧形成部である小さな連通孔71a に対
して洗剤供給路60が接続されている。洗剤供給路60内を
流れてきた洗剤はベンチュリー管71内に吸い込まれ、浄
水と混合されて洗浄液となる。混合部70内の前記ベンチ
ュリー管71の上流の浄水供給路40には、浄水供給路40を
流れてきた浄水の流量を、洗浄液噴出ノズル20から噴射
される洗浄液の噴射量や噴射の勢いが適当になるように
調節する浄水流量調節器72が設けられている。該浄水流
量調節器72は、モータ72a によって図示しないバルブの
開閉度が適当に変更されるよう構成されている。また混
合部70内の前記ベンチュリー管71の連通孔71a に接続す
る洗剤供給路60の途中に、該洗剤供給路60を流れる洗剤
の流量を調節するための洗剤量調節手段90が設けられて
いる。
【００１０】図３、図４も参照して、前記洗剤量調節手
段90は、内部にボール弁91が配置され、このボール弁91
の頂部が軸93でモータ92と連結され、モータ92の回転に
ボール弁91が回転されるようになっている。ボール弁91
はその下部に、上流側の洗剤供給路60a （図３参照）に
対して回転自在に嵌合して通路を連続させる連結開口91
a が設けられている。またボール弁91の中央部の側周部
に、大径開口91b と小径開口91c とが一定の角度（本例
では90度）をもって設けられている。そして前記連結開
口91a と大径開口91b と小径開口91c とは内通路91d で
連続している。ボール弁91が水平方向に90度回転せられ
ることで、大径開口91b と小径開口91cとを切り換えて
下流側の洗剤供給路60b （図３参照）に接続することが
できる。勿論、前記ボール弁91には大径開口91b と小径
開口91c 以外に他の径を持つ開口を設けて、３段階に切
り換えるようにすることもできる。
段90は、内部にボール弁91が配置され、このボール弁91
の頂部が軸93でモータ92と連結され、モータ92の回転に
ボール弁91が回転されるようになっている。ボール弁91
はその下部に、上流側の洗剤供給路60a （図３参照）に
対して回転自在に嵌合して通路を連続させる連結開口91
a が設けられている。またボール弁91の中央部の側周部
に、大径開口91b と小径開口91c とが一定の角度（本例
では90度）をもって設けられている。そして前記連結開
口91a と大径開口91b と小径開口91c とは内通路91d で
連続している。ボール弁91が水平方向に90度回転せられ
ることで、大径開口91b と小径開口91cとを切り換えて
下流側の洗剤供給路60b （図３参照）に接続することが
できる。勿論、前記ボール弁91には大径開口91b と小径
開口91c 以外に他の径を持つ開口を設けて、３段階に切
り換えるようにすることもできる。
【００１１】今、リモコン80によって、浴槽洗浄モード
が標準モードか念入りモードかを選択し、浴槽洗浄運転
スイッチをオンすると、風呂釜装置30に内蔵の制御部
は、先ず、前記洗剤量調節手段90のモータ92を駆動し
て、ボール弁91を標準モードに対応する小径開口91c か
或いは念入りモードに対応する大径開口91b かの何れか
が通路接続されるように切り換え、また浄水流量調節器
72を適当な浄水量が流れる状態に調節した後、開閉弁4
1、61を開く。これによって、風呂釜装置30から温水又
は冷水の浄水が浄水供給路40を供給される。また洗剤液
タンク50から洗剤が洗剤供給路60を供給される。そして
浄水が前記混合部70のベンチュリー管71を通過する際、
洗剤が連通孔71a から負圧吸引され、両者が混合され
て、洗浄液となる。この洗浄液は洗浄液噴出ノズル20に
よって浴槽10の底から浴槽10の内周壁に噴射され、該内
周壁の洗浄を行う。前記洗剤供給路60の開閉弁61は、運
転開始から運転初期の適当な時間だけ開放された後閉止
される。よってその後は浄水だけが噴射され、一定時間
洗浄が続けられる。
が標準モードか念入りモードかを選択し、浴槽洗浄運転
スイッチをオンすると、風呂釜装置30に内蔵の制御部
は、先ず、前記洗剤量調節手段90のモータ92を駆動し
て、ボール弁91を標準モードに対応する小径開口91c か
或いは念入りモードに対応する大径開口91b かの何れか
が通路接続されるように切り換え、また浄水流量調節器
72を適当な浄水量が流れる状態に調節した後、開閉弁4
1、61を開く。これによって、風呂釜装置30から温水又
は冷水の浄水が浄水供給路40を供給される。また洗剤液
タンク50から洗剤が洗剤供給路60を供給される。そして
浄水が前記混合部70のベンチュリー管71を通過する際、
洗剤が連通孔71a から負圧吸引され、両者が混合され
て、洗浄液となる。この洗浄液は洗浄液噴出ノズル20に
よって浴槽10の底から浴槽10の内周壁に噴射され、該内
周壁の洗浄を行う。前記洗剤供給路60の開閉弁61は、運
転開始から運転初期の適当な時間だけ開放された後閉止
される。よってその後は浄水だけが噴射され、一定時間
洗浄が続けられる。
【００１２】前記洗剤量調節手段90のボール弁91が大径
開口91b と小径開口91c とで切り換えられることで、ボ
ール弁91を通ってベンチュリー管71に吸い込まれる洗剤
の吸い込みスピードが変更せられ、その結果、洗浄液噴
出ノズル20から噴射される洗浄液の洗剤濃度が変更され
る。よって、通常時は基準モードで運転することで、洗
剤量を少なくして経済的に洗浄を行い、浴槽の汚れが大
きい場合にだけ念入りモードにして十分な洗浄を行うこ
とができる。
開口91b と小径開口91c とで切り換えられることで、ボ
ール弁91を通ってベンチュリー管71に吸い込まれる洗剤
の吸い込みスピードが変更せられ、その結果、洗浄液噴
出ノズル20から噴射される洗浄液の洗剤濃度が変更され
る。よって、通常時は基準モードで運転することで、洗
剤量を少なくして経済的に洗浄を行い、浴槽の汚れが大
きい場合にだけ念入りモードにして十分な洗浄を行うこ
とができる。
【００１３】前記洗剤量調節手段90は必ずしもボール弁
91を用いたものである必要はなく、複数段階に洗剤量を
調節できるものであればよい。しかしながら、ボール弁
91を用い、大径開口91b と小径開口91c との切り換えで
洗剤量を切り換え調節する機構とすることで、構造が簡
単で、故障が少く、耐久性があり、且つ低コストの装置
を得ることができる。尚、上記実施形態においては、洗
剤量調節手段90によって、洗浄液噴出ノズル20から噴射
される洗浄液の洗剤濃度が変更されるようにしたものに
ついて説明したが、更に別の方法を用い、或いは組み合
わせるようにしてもよい。即ち、洗剤液タンク50からの
開閉弁61の開時間を制御して浴槽10に噴射される洗浄液
の量を調節し、念入りモードでは標準モードよりも開時
間を長くする。またより多段階に行う場合には、ボール
弁91の開口91b 、91c の切り換えと、開閉弁61の開時間
とを組み合わせて行うようにしてもよい。
91を用いたものである必要はなく、複数段階に洗剤量を
調節できるものであればよい。しかしながら、ボール弁
91を用い、大径開口91b と小径開口91c との切り換えで
洗剤量を切り換え調節する機構とすることで、構造が簡
単で、故障が少く、耐久性があり、且つ低コストの装置
を得ることができる。尚、上記実施形態においては、洗
剤量調節手段90によって、洗浄液噴出ノズル20から噴射
される洗浄液の洗剤濃度が変更されるようにしたものに
ついて説明したが、更に別の方法を用い、或いは組み合
わせるようにしてもよい。即ち、洗剤液タンク50からの
開閉弁61の開時間を制御して浴槽10に噴射される洗浄液
の量を調節し、念入りモードでは標準モードよりも開時
間を長くする。またより多段階に行う場合には、ボール
弁91の開口91b 、91c の切り換えと、開閉弁61の開時間
とを組み合わせて行うようにしてもよい。
【００１４】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項１
に記載の浴槽洗浄装置によれば、洗浄液を噴射する洗浄
液噴出ノズルを有し、この洗浄液噴出ノズルによって浴
槽内壁に向けて洗浄液を噴射することにより浴槽の洗浄
を行う浴槽洗浄装置において、洗浄能力がある一定程度
となるように前記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射
する標準モードと、前記標準モードよりも洗浄能力が高
くなるように前記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射
する念入りモードとの、少なくとも二つのモードを設け
たので、二つのモードを切り換え使用することで、浴槽
の汚れ具合に応じて、念入りモードと標準モードでの臨
機応変な浴槽洗浄を行うことができる。また請求項２に
記載の浴槽洗浄装置によれば、請求項１に記載の構成に
よる効果に加えて、標準モードと念入りモードとは、洗
浄液噴出ノズルにより噴射する洗浄液の濃度或いは噴射
時間が異なり、念入りモードは標準モードよりも洗浄液
の濃度を高くするか、噴射時間を長くしてあるので、念
入りモードの場合には、より強力に浴槽の汚れを落とす
ことができる。また標準モードの場合には、より低コス
トで或いは短時間で浴槽の日常の手入れを行うことがで
きる。また請求項３に記載の浴槽洗浄装置によれば、浴
槽の底壁から浴槽内に臨み、洗浄液を浴槽内壁に向けて
噴射する洗浄液噴出ノズルと、洗浄用の温水又は冷水を
浄水供給源から洗浄液噴出ノズルに向けて供給する浄水
供給路と、洗剤液タンクと、該洗剤液タンクから洗剤を
供給する洗剤供給路と、ベンチュリー管を前記浄水供給
路の途中に配すると共に該ベンチュリー管の負圧形成部
に前記洗剤供給路を接続してなる混合部とを有し、前記
洗浄液噴出ノズルから洗剤を混合し或いは混合しない洗
浄液を浴槽内壁に噴射させることで、浴槽を洗浄するよ
うにした浴槽洗浄装置であって、且つ前記洗剤供給路の
途中に、洗剤供給路を流れる洗剤の流量を複数段に切り
換え調節する洗剤量調節手段を設けたので、浴槽の汚れ
具合に応じて、汚れの程度が大きい場合にはより洗浄力
をアップして浴槽の洗浄を行うことができ、また汚れの
程度が大したことがない場合には洗剤の量を減らして浴
槽の洗浄を行うことができる。よって、浴槽の必要十分
な洗浄を確保すると共に洗剤の無駄な浪費を抑えて、メ
ンテナンス上及び経済上のメリットを図ることができ
る。また請求項４に記載の浴槽洗浄装置によれば、請求
項３に記載の構成による効果に加えて、洗剤量調節手段
は、二種類の異なる口径の通孔を持つボール弁を用い、
ボール弁を回動させることで前記何れかの通孔が洗剤供
給路に接続するように構成したので、洗剤量の切り換え
調節をボール弁91を用いた機構とすることで、構造が簡
単で、故障が少く、耐久性がある、低コストの装置を得
ることができる。
に記載の浴槽洗浄装置によれば、洗浄液を噴射する洗浄
液噴出ノズルを有し、この洗浄液噴出ノズルによって浴
槽内壁に向けて洗浄液を噴射することにより浴槽の洗浄
を行う浴槽洗浄装置において、洗浄能力がある一定程度
となるように前記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射
する標準モードと、前記標準モードよりも洗浄能力が高
くなるように前記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射
する念入りモードとの、少なくとも二つのモードを設け
たので、二つのモードを切り換え使用することで、浴槽
の汚れ具合に応じて、念入りモードと標準モードでの臨
機応変な浴槽洗浄を行うことができる。また請求項２に
記載の浴槽洗浄装置によれば、請求項１に記載の構成に
よる効果に加えて、標準モードと念入りモードとは、洗
浄液噴出ノズルにより噴射する洗浄液の濃度或いは噴射
時間が異なり、念入りモードは標準モードよりも洗浄液
の濃度を高くするか、噴射時間を長くしてあるので、念
入りモードの場合には、より強力に浴槽の汚れを落とす
ことができる。また標準モードの場合には、より低コス
トで或いは短時間で浴槽の日常の手入れを行うことがで
きる。また請求項３に記載の浴槽洗浄装置によれば、浴
槽の底壁から浴槽内に臨み、洗浄液を浴槽内壁に向けて
噴射する洗浄液噴出ノズルと、洗浄用の温水又は冷水を
浄水供給源から洗浄液噴出ノズルに向けて供給する浄水
供給路と、洗剤液タンクと、該洗剤液タンクから洗剤を
供給する洗剤供給路と、ベンチュリー管を前記浄水供給
路の途中に配すると共に該ベンチュリー管の負圧形成部
に前記洗剤供給路を接続してなる混合部とを有し、前記
洗浄液噴出ノズルから洗剤を混合し或いは混合しない洗
浄液を浴槽内壁に噴射させることで、浴槽を洗浄するよ
うにした浴槽洗浄装置であって、且つ前記洗剤供給路の
途中に、洗剤供給路を流れる洗剤の流量を複数段に切り
換え調節する洗剤量調節手段を設けたので、浴槽の汚れ
具合に応じて、汚れの程度が大きい場合にはより洗浄力
をアップして浴槽の洗浄を行うことができ、また汚れの
程度が大したことがない場合には洗剤の量を減らして浴
槽の洗浄を行うことができる。よって、浴槽の必要十分
な洗浄を確保すると共に洗剤の無駄な浪費を抑えて、メ
ンテナンス上及び経済上のメリットを図ることができ
る。また請求項４に記載の浴槽洗浄装置によれば、請求
項３に記載の構成による効果に加えて、洗剤量調節手段
は、二種類の異なる口径の通孔を持つボール弁を用い、
ボール弁を回動させることで前記何れかの通孔が洗剤供
給路に接続するように構成したので、洗剤量の切り換え
調節をボール弁91を用いた機構とすることで、構造が簡
単で、故障が少く、耐久性がある、低コストの装置を得
ることができる。
【図１】本発明の実施の形態例に係る浴槽洗浄装置の全
体を示す概略構成図である。
体を示す概略構成図である。
【図２】本発明の実施の形態例に係る浴槽洗浄装置の要
部の一部断面構成図である。
部の一部断面構成図である。
【図３】洗剤量調節手段の詳細断面図である。
【図４】ボール弁の外観図である。
10 浴槽 11 底壁 20 洗浄液噴出ノズル 30 風呂釜装置 40 浄水供給路 41 開閉弁 50 洗剤液タンク 60 洗剤供給路 61 開閉弁 70 混合部 71 ベンチュリー管 71a 連通孔 72 浄水流量調節器 80 リモコン 90 洗剤量調節装置 91 ボール弁 91a 連結開口 91b 大径開口 91c 小径開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 聡 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 畠 洋二 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 辻 栄一 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内
Claims (4)
- 【請求項１】 洗浄液を噴射する洗浄液噴出ノズルを有
し、この洗浄液噴出ノズルによって浴槽内壁に向けて洗
浄液を噴射することにより浴槽の洗浄を行う浴槽洗浄装
置において、洗浄能力がある一定程度となるように前記
洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射する標準モード
と、前記標準モードよりも洗浄能力が高くなるように前
記洗浄液噴出ノズルにより洗浄液を噴射する念入りモー
ドとの、少なくとも二つのモードを設けたことを特徴と
する浴槽洗浄装置。 - 【請求項２】 標準モードと念入りモードとは、洗浄液
噴出ノズルにより噴射する洗浄液の濃度或いは噴射時間
が異なり、念入りモードは標準モードよりも洗浄液の濃
度を高くするか、噴射時間を長くしてあることを特徴と
する請求項１に記載の浴槽洗浄装置。 - 【請求項３】 浴槽の底壁から浴槽内に臨み、洗浄液を
浴槽内壁に向けて噴射する洗浄液噴出ノズルと、洗浄用
の温水又は冷水を浄水供給源から洗浄液噴出ノズルに向
けて供給する浄水供給路と、洗剤液タンクと、該洗剤液
タンクから洗剤を供給する洗剤供給路と、ベンチュリー
管を前記浄水供給路の途中に配すると共に該ベンチュリ
ー管の負圧形成部に前記洗剤供給路を接続してなる混合
部とを有し、前記洗浄液噴出ノズルから洗剤を混合し或
いは混合しない洗浄液を浴槽内壁に噴射させることで、
浴槽を洗浄するようにした浴槽洗浄装置であって、且つ
前記洗剤供給路の途中に、洗剤供給路を流れる洗剤の流
量を複数段に切り換え調節する洗剤量調節手段を設けた
ことを特徴とする浴槽洗浄装置。 - 【請求項４】 洗剤量調節手段は、二種類の異なる口径
の通孔を持つボール弁を用い、ボール弁を回動させるこ
とで前記何れかの通孔が洗剤供給路に接続するように構
成したことを特徴とする請求項３に記載の浴槽洗浄装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190397A JPH10234598A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 浴槽洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190397A JPH10234598A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 浴槽洗浄装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10234598A true JPH10234598A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=13184584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6190397A Pending JPH10234598A (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 浴槽洗浄装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10234598A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007089705A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 浴槽ミスト洗浄装置及び浴槽ミスト洗浄装置を用いた洗浄方法 |
| JP2008178485A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Noritz Corp | 浴槽洗浄装置 |
| JP2009168294A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Rinnai Corp | 浴槽自動洗浄システム |
| JP2009183414A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Rinnai Corp | 浴槽等自動洗浄システム |
| JP2018175001A (ja) * | 2017-04-04 | 2018-11-15 | リンナイ株式会社 | 浴槽洗浄装置 |
| CN109247851A (zh) * | 2018-07-20 | 2019-01-22 | 江苏浙泰机电科技有限公司 | 一种洗澡机用使用液输送装置 |
| JP2019166247A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | リンナイ株式会社 | 洗浄液生成装置及び浴槽洗浄装置 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP6190397A patent/JPH10234598A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007089705A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 浴槽ミスト洗浄装置及び浴槽ミスト洗浄装置を用いた洗浄方法 |
| JP2008178485A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Noritz Corp | 浴槽洗浄装置 |
| JP2009168294A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Rinnai Corp | 浴槽自動洗浄システム |
| JP2009183414A (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-20 | Rinnai Corp | 浴槽等自動洗浄システム |
| JP2018175001A (ja) * | 2017-04-04 | 2018-11-15 | リンナイ株式会社 | 浴槽洗浄装置 |
| JP2019166247A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | リンナイ株式会社 | 洗浄液生成装置及び浴槽洗浄装置 |
| CN109247851A (zh) * | 2018-07-20 | 2019-01-22 | 江苏浙泰机电科技有限公司 | 一种洗澡机用使用液输送装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040305 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040824 |