JP2011184375A - 水中油型睫毛用化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 次の成分(A)〜(C);(A)水性アルカリ増粘型ポリマーエマルション(B)ポリビニルアルコール(C)平均粒径が10〜100nmの水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルションを配合することにより、簡便できれいに化粧落としができ、かつ束つきせず、速乾性やカール力が高く、化粧持続効果に優れる水中油型睫毛用化粧料に関する。
【選択図】なし
Description
従来、これらの睫用化粧料は、油系タイプのもの、水中油型や油中水型の乳化系タイプのもの、水系タイプもの等、種々の剤型で市場の動向に合わせて開発されてきた。
油系タイプは、化粧効果やその持続性の点において非常に優れるものが得られ、水系タイプは、塗布や化粧の除去のし易さにおいて優れるものが得られた。水中油型や油中水型の乳化系タイプは両者の良いところを兼ね備える剤型と期待され、更に特異的な機能を付与するために種々の開発がなされてきた。
乳化系タイプの場合、油系タイプに比べ、耐水性や耐油性、形状保持能力に劣る為、化粧持ちの向上には、ワックスや樹脂および皮膜形成剤の配合量を増加させることや、カール力の付与には、ワックスの微小分散物を配合する技術(例えば、特許文献1参照)が検討されてきた。
そして、ワックスや樹脂の配合検討により、耐水性や耐油性の向上がなされると、化粧膜の除去が困難になり、強力な化粧膜の除去を目的とした目元専用のリムーバーが必要となってきた。この目元専用リムーバーは、強力な化粧塗膜の除去を可能とするメリットもあるが、その反面、目にも大きな負担がかかるというデメリットもあった。
そのため、目元専用リムーバーを使用しなくても、化粧塗膜の除去が簡便にできるものの開発がされてきたが、耐水性や耐油性の低下を免れなかった。そこで、温水により除去できる睫用化粧料(例えば、特許文献2、3参照)や水で除去できるマスカラ下地(例えば、特許文献4参照)の検討が行われてきた。
また、従来化粧落としの際には、専用リムーバーや流水を用いて、化粧膜を溶解しながら除去していた。その結果、目の周りが黒ずんで見えるといった不満や、化粧落としが完了したかを視認できないといった不具合が指摘されている。そこで、仕上がり化粧塗膜の束つきのなさや速乾性、カール力、化粧持続効果だけでなく、化粧塗膜がフィルム状を形成しながら簡便にはく離することで、目の周りが黒ずんで見えたり、化粧塗膜が落ちたとわかりやすく視認でき、またすっきり落ちたと認識する際の爽快感にも着目した睫用化粧料の開発が望まれていた。
(A)水性アルカリ増粘型ポリマーエマルション、
(B)ポリビニルアルコール、
(C)平均粒径が10〜100nmの水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルション、
を配合することを特徴とする水中油型睫毛用化粧料を提供するものである。
本発明の水中油型睫用化粧料に使用される成分(A)の水性アルカリ増粘型ポリマーエマルションは、水性溶媒中に高分子の微粒子が安定に分散した系で、界面活性剤で乳化させたモノマーを重合することによって得られる液や自然界に存在する乳状の樹液を含むもので、中性下では、乳白液状のエマルションであり、アルカリ剤で中和することにより増粘し、化粧料に粘度を付与するものである。
本発明において増粘とは、成分(A)の水性アルカリ増粘型ポリマーエマルションを固形分換算で0.3質量%(以下、単に「%」で示す。)に調製した水分散体に、アルカリ剤としてトリエタノールアミンで中和してpHを7.5にした際の粘度上昇が、アルカリ剤で中和する前の粘度と比較して、100倍以上になるものをいう。尚、本発明において粘度は、B型粘度計、例えば、単一円筒型回転粘度計ビストロンVS−A1(芝浦システム社製)で測定した値である。
具体例としては、アクリル酸とアクリル酸アルキルエステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルション、アクリル酸とメタクリル酸アルキルエステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルション、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルション、アクリル酸、メタクリル酸及びアクリル酸アルキルエステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルション、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル及びアクリル酸ポリエチレングリコールエステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルション、アクリル酸、メタクリル酸アルキルエステル及びアクリル酸(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル)エステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルション、アクリル酸、メタクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル)エステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルション、アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル)エステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルション、アクリル酸、アクリル酸アルキルエステル及びイタコン酸(ポリオキシエチレンモノアルキルエーテル)エステルの共重合体をポリマー分とするポリマーエマルションなどが挙げられる。このうち、アクリル酸アルキルやメタクリル酸アルキルのアルキル基については、炭素数1〜12の1種でも、また2種以上であっても良い。
成分(A)のポリマー分を構成するモノマーがアクリル酸を有するポリマーであると、化粧塗膜を保ちながら簡便に化粧落としができる点で好ましい。
市販品としては、例えば、「プライマルASE−60」(固形分28%)(ポリマーラテックス社製)、「SALCARE SC81」(固形分30%)(チバスペシャリティケミカルズ社製)、「ACULYN22」(固形分30%)、「ACULYN28」(固形分20%)、「ACULYN33A」(固形分28%)(いずれもローム&ハース社製)等が挙げられる。これらの成分(A)は必要に応じ、1種又は2種以上を使用することができる。
本発明に使用される成分(A)水性アルカリ増粘型ポリマーエマルションの配合量は、固形分換算で0.2〜2%が好ましく、0.5〜1.5%がより好ましい。この範囲であれば、速乾性やカール力が高く、化粧持続効果に優れ、かつ化粧塗膜がフィルム状を形成しながら簡便にはく離することで、簡便できれいに化粧落としができる点で満足のいくものが得られる。
市販品としては、例えば、「PVA−205」、「PVA−217」、「クラレポバール PVA124」(以上、クラレ社製)、「PVA−EG25」、「PVA−EG40」、「PVA−GL05S」、「PVA−EG05」、(以上、日本合成化学工業社製)等が挙げられる。これらの成分(B)は必要に応じ、1種又は2種以上を使用することができる。
本発明に使用される成分(B)ポリビニルアルコールの配合量は、0.1〜3%が好ましく、0.5〜2%がより好ましい。この範囲であれば、束つきせず、カール力が高く、化粧持続効果に優れ、かつ化粧塗膜がフィルム状を形成しながら簡便にはく離することで、簡便できれいに化粧落としができる点で満足のいくものが得られる。
本発明においてアルカリ剤で増粘しないとは、成分(C)の水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルションを固形分換算で0.3%に調製した水分散体に、アルカリ剤としてトリエタノールアミンで中和してpHを7.5にした際の粘度上昇が、アルカリ剤で中和する前の粘度と比較して、2倍未満になるものをいう。
具体的には、例えばアクリル酸アルキル重合体、メタアクリル酸アルキル重合体、アクリル酸アルキル共重合体、メタアクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル・メタアクリル酸アルキル共重合体等が挙げられる。このうち、アクリル酸アルキルやメタクリル酸アルキルのアルキル基については、炭素数1〜12の1種でも、また2種以上であっても良い。成分(C)の水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルションは必要に応じ、1種又は2種以上を使用することができる。
本発明の成分(C)水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマー粒子の平均粒径は、pH7において、ベックマン・コールター社製 サブミクロン粒子アナライザー N5を用いて測定するとき、その平均粒径が10〜100nmのものである。好ましくは平均粒径が30〜70nmである。成分(C)の平均粒径が10〜100nmのものを配合することで緻密なフィルム状の化粧塗膜を得ることができる。本成分のみで化粧塗膜を形成すると、カール力および化粧持続効果に優れた睫毛用化粧料は得られるが、睫への付着性が良いので、化粧落としの際には落ちにくいものとなる。そこで、成分(A)および(B)を配合することで、化粧落としの際に水と接触した時化粧塗膜を柔軟にし、水との親和性を高めることで、化粧塗膜がフィルム状を形成しながら簡便にはく離することが可能となる。
ところが、平均粒径が100nmを超えるものであると、化粧塗膜が荒くなり、成分(A)および(B)と組みわせた場合、カール力や化粧持続効果が低下し、化粧落としの際に水と接触した時フィルム状にならずに、溶けたり、不連続な膜となり、きれいに化粧落としをすることができない。また、平均粒径が10nm未満であると、束つきの原因となる。
市販品としては、例えば「ヨドゾールGH256F」(アクゾノーベル社製)等が挙げられる。
本発明に使用される成分(C)(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルションの配合量は、固形分換算で0.05〜15%が好ましく、0.2〜10%がより好ましい。この範囲であれば、束つきせず、速乾性やカール力が高く、化粧持続効果に優れる点で満足のいくものが得られる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2−ペンタジオール等が挙げられる。
下記表1に示す処方の水中油型睫用化粧料を調製し、化粧塗膜を維持したまま簡便できれいに化粧落としができるかどうかについて下記の方法により評価した。また、睫用化粧料を塗布した時の効果である、束つきのなさ、速乾性、カール力、化粧持続効果についても下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
*2:ニップシール E−220(東ソーシリカ社製)
*3:ACULYN 33A(固形分28%)(ローム&ハース社製)
*4:クラレポバール 224C(クラレ社製)
*5:ヨドゾールGH256F(固形分29%)(アクゾノーベル社製)
*6:ポリマー粒子の平均粒径:120nm(固形分46%)
*7:ビニブラン GV−5651(固形分36.4%)(日信化学社製)
(製造方法)
(製法)
A.成分(1)〜(10)を80℃に加熱し、均一に混合する。
B.成分(11)〜(21)を80℃で均一に加熱混合する。
C.AにBを加え、乳化し、室温まで冷却する。
D.Cを容器に充填して製品とする。
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
a.簡便できれいな化粧落とし効果
a−1.流水試験
b.束つきのなさ(セパレート効果)
c.速乾性
d.カール力
e.化粧持続効果(カールキープ力)
aとb〜eについては、各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付け、各試料のパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
尚、aの化粧塗膜を維持したまま簡便できれいに化粧落としができるかどうかについては、水道水を含浸したコットンを用いて、睫を水にぬらしながら除去する際に、簡便にかつコットン上に化粧塗膜がフィルム状を形成しながらはく離していることが確認でき、目の周りが黒ずんで見えず、化粧塗膜が落ちたとわかりやすく視認でき、またすっきり落ちたと認識することができるかどうかを評価した。
また、dの化粧持続効果については、各試料を睫に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、6時間後に涙や汗などでは落ちていないかどうかを評価した。
更に、簡便できれいな化粧落とし効果については、aの使用テストによる評価に加え、下記の流水試験a−1を行った。
(評点):(評価)
6:非常に良い
5:良い
4:やや良い
3:普通
2:やや悪い
1:悪い
0:非常に悪い
(判定):(評点の平均点)
◎ :5点を超える :非常に良好
○ :3点を超える5点以下:良好
△ :1点を超える3点以下:やや不良
× :1点以下 :不良
a−1.各試料をガラス板に膜厚32mil(約0.8mm)のアプリケータで塗布膜を形成させ、この塗布膜を流水に30秒さらした後の指でこすり塗布膜の状態を下記の基準で評価及び判定した。
尚、本試験は、eの使用テストの簡便できれいな化粧落とし効果の評価と比較した。
そして、水を流してから30秒以内で壊れるものが、使用テストでもよい評価を得ることができ、下記の評価基準と使用テストの評価結果は一致するものであった。
(判定):(評価基準)
◎ :塗布膜は、水の流し始めはガラス板に付着しているが、15秒程度から塗布膜を維持したままはく離し始め、指でこすることにより塗布膜が簡単にはく離する。
○ :塗布膜は、水の流し始めはガラス板に付着しているが、25秒程度から塗布膜を維持したままはく離壊れ始め、指でこすることにより塗布膜が簡単にはく離する。
△ :塗布膜は、水を流して30秒間はガラス板に付着しているが、指でこすれば塗布膜を維持したままはく離する。
× :塗布膜は、水を流し始めるとすぐにガラス板から塗布膜を維持したままはく離する、もしくは溶ける。あるいは、30秒後指でこすってもはく離しない。
特に実施例1においては、睫への付着が良好で、一本一本に均一に塗布されるため束つきがなく、重ね塗りに対する束つきが懸念される速乾性にも優れ、セパレートしながらボリューム効果があるにも関わらず、水中油型睫用化粧料の自重にも負けないカール力や化粧持続効果も良好であった。
成分(B)が配合されていない比較例2は、簡便できれいな化粧落とし効果においては、フィルム状を形成せず、不連続な膜でポロ落ちするような形態で化粧塗膜が剥がれるため、すっきりとした爽快感に乏しいものであり、睫用化粧料を塗布した時の効果については、付着量が著しく低下するためカール力の点で満足のいくものが得らなかった。
成分(C)の代わりにポリマー粒子の平均粒径が120nmであるアクリル酸アルキルポリマーエマルションが配合されている比較例3は、簡便できれいな化粧落とし効果においては、流水試験では化粧塗膜が溶解するように落ち、使用テストでは、目の周りが黒ずんでしまい、すっきりとした爽快感を満たすものではなく、睫用化粧料を塗布した時の効果については、化粧料の皮膜形成性が乏しくなり、カール力および化粧持続効果において満足のいくものが得られなかった。
さらに、成分(C)の代わりにポリ酢酸ビニルエマルションを配合した比較例4は、簡便できれいな化粧落とし効果においては、流水試験では化粧塗膜が溶解するように落ち、使用テストでは、目の周りが黒ずんでしまい、すっきりとした爽快感を満たすものではなく、睫用化粧料を塗布した時の効果については、化粧料の粘度が高く付着力が強すぎて束つきが生じてしまい、ボリュームが過剰となって速乾性に乏しく、また化粧塗膜の自重に耐え切れずカール力及び化粧持続効果は低下し、全ての項目について満足いくものが得られなかった。
(成分) (%)
(1)ステアリン酸 2
(2)キャンデリラワックス 3
(3)ミツロウ 4.5
(4)セタノール 0.1
(5)パラフィン 5
(6)モノステアリン酸グリセリン 0.9
(7)ショ糖脂肪酸エステル 1.5
(8)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 1.3
(9)セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
(10)ロジン酸ペンタエリスリット 3
(11)ベンガラ 1.4
(12)黄酸化鉄 2.6
(13)タルク 2
(14)マイカ 3
(15)トリエタノールアミン 1.1
(16)1,3−ブチレングリコール 7
(17)ポリビニルアルコール*4 1
(18)水性アルカリ増粘型エマルションポリマー*3 3
(19)スチレン・ビニルピロリドンポリマーエマルション*8 10
(20)水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルション*5 15
(21)ナイロン繊維(8デニール、2mm) 2
(22)1,2−ペンタジオール 0.2
(23)精製水 残量
*8:ANTARA 430(固形分40%)(アイエスピー・ジャパン社製)
(製法)
A.成分(1)〜(14)を80℃まで加熱し、均一に混合する。
B.成分(15)〜(23)を80℃で加熱し、均一に混合する。
C.AにBを加え、乳化し、室温まで冷却する。
D.Cを容器に充填して製品とする。
本発明のマスカラ(繊維入りタイプ)は、化粧落としの際は、化粧塗膜がフィルム状を形成しながら簡便にはく離することで、目の周りが黒ずんで見えず、化粧塗膜が落ちたとわかりやすく視認でき、またすっきり落ちたと認識することができ、睫用化粧料を塗布した時の効果については、束つきのなさ、速乾性、カール力、化粧持続効果に優れるものであった。
(成分) (%)
(1)ステアリン酸 1.5
(2)カルナウバワックス 1.5
(3)ミツロウ 4
(4)セタノール 0.9
(5)ポリエチレン 1
(6)モノステアリン酸グリセリン 0.9
(7)ショ糖脂肪酸エステル 1.5
(8)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 1
(9)セスキオレイン酸ソルビタン 0.4
(10)ロジン酸ペンタエリスリット 2.5
(11)タルク 10
(12)マイカ 3
(13)トリエタノールアミン 1.1
(14)ポリビニルアルコール*4 0.5
(15)水性アルカリ増粘型ポリマーエマルション*3 3.5
(16)1,3−ブチレングリコール 7
(17)水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルション*5 20
(18)アクリル酸アルキル・酢酸ビニルポリマーエマルション*9 5
(19)フェノキシエタノール 0.3
(20)精製水 残量
*9:ビニゾール 2140L(固形分42.7%)(大同化成工業社製)
(製法)
A.成分(1)〜(12)を80℃まで加熱し、均一に混合する。
B.成分(13)〜(20)を80℃で加熱し、均一に混合する。
C.AにBを加え、乳化し、室温まで冷却する。
D.Cを容器に充填して製品とする。
本発明のマスカラ下地は、該マスカラ下地を塗布した時および通常のマスカラを更に塗布した時においても、化粧落としの際は、化粧塗膜がフィルム状を形成しながら簡便にはく離することで、目の周りが黒ずんで見えず、化粧塗膜が落ちたとわかりやすく視認でき、またすっきり落ちたと認識することができ、睫用化粧料を塗布した時の効果については、束つきのなさ、速乾性、カール力、化粧持続効果に優れるものであった。
(成分) (%)
(1)キャンデリラレジン*10 0.1
(2)トリオクタン酸グリセリル 1
(3)軽質流動イソパラフィン 25
(4)精製水 残量
(5)ポリオキシエチレン(30E.O.)セチルエーテル 2
(6)水性アルカリ増粘型ポリマーエマルション*3 5
(7)L−アルギニン 2
(8)ポリビニルアルコール*4 2
(9)水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルション*5 5
(10)アクリル酸アルキルポリマーエマルション*11 5
(11)エチルアルコール 5
(12)グリセリン 5
*10:キャンデリラ樹脂E−1(日本ナチュラルプロダクツ社製)
*11:ドゾール GH800(固形分45%)(アクゾノーベル社製)
(製法)
A.成分(1)〜(3)を均一に加熱溶解し、80℃にする。
B.成分(4)〜(12)を均一に混合し、80℃まで加熱する。
C.BにAを加え乳化する。
D.Cを容器に充填して製品とする。
本発明のマスカラオーバーコートは、該マスカラオーバーコートのみを塗布した時および通常のマスカラを塗布した後に塗布した時においても、化粧落としの際は、化粧塗膜がフィルム状を形成しながら簡便にはく離することで、目の周りが黒ずんで見えず、化粧塗膜が落ちたとわかりやすく視認でき、またすっきり落ちたと認識することができ、睫用化粧料を塗布した時の効果については、束つきのなさ、速乾性、カール力、化粧持続効果に優れるものであった。
Claims (3)
- 次の成分(A)〜(C);
(A)水性アルカリ増粘型ポリマーエマルション、
(B)ポリビニルアルコール、
(C)平均粒径が10〜100nmの水性(メタ)アクリル酸アルキルポリマーエマルション、
を配合することを特徴とする水中油型睫毛用化粧料。 - 前記成分(A)を固形分換算で0.2〜2質量%、前記成分(B)を0.1〜3質量%、前記成分(C)を固形分換算で0.05〜15質量%配合することを特徴とする請求項1記載の水中油型睫毛用化粧料。
- 前記成分(A)のポリマーを構成するモノマーがアクリル酸を含むポリマーエマルションであることを特徴とする請求項1記載または2記載の水中油型睫毛用化粧料。
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