JP2011178343A5 - - Google Patents
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Description
本願のブレーキ装置に係る発明は、ピストンの作動によりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダのピストンを作動させる倍力装置と、前記マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設されポンプを有して前記ホイールシリンダに対してブレーキ液圧の増圧制御及び減圧制御を行なう液圧制御機構と、前記液圧制御機構を制御する制御手段とからなり、前記制御手段は、前記倍力装置による前記ピストンの作動が解除された後に、前記液圧制御機構のポンプの駆動により前記ホイールシリンダのブレーキ液を前記マスタシリンダへ戻す減圧制御を行うことを特徴とする。
マスタシリンダ2は、有底のシリンダ本体9とリザーバ10とを備えている。シリンダ本体9内は、プライマリピストン11とセカンダリピストン12とにより2つの圧力室14、15が画成されており、前記両ピストン11、12の前進(図2左方向への移動)に応じて各圧力室14、15内に封じ込められているブレーキ液が、シリンダ本体9に圧力室14、15に対応して設けられた吐出ポート6A、6BからABS/VDCアクチュエータ8を介して対応するホイールシリンダ7へ圧送される。また、後述するように、ABS/VDCアクチュエータ8を介してホイールシリンダ7から圧力室14、15にブレーキ液が戻される(換言すれば、ABS/VDCアクチュエータ8によってホイールシリンダ7が減圧され、その分のブレーキ液が圧力室14、15に戻される)ことにより、プライマリピストン11とセカンダリピストン12は後退方向の力(戻り力)を受けるようになっている。
前記ステップS8処理(ABS減圧&ポンプバック動作)時には、ABS/VDCアクチュエータ8内のバルブ類など(ソレノイドバルブ311,313(211,213)及びポンプ用電動モータ401など)は、図4(この図4は他方の系統300を図示しているので、以下では他方の系統300の符号も交えて説明する。)にも示すように以下のように駆動される。
(ア1)カットバルブ301(201) :開弁状態
(イ1)サクションバルブ321(221) :閉弁状態
(ウ1)インレットソレノイドバルブ311,313(211,213):閉弁状態
(エ1)アウトレットソレノイドバルブ325,327(225,227):開弁状態
(オ1)ポンプ319(219)〔ポンプ用電動モータ401〕 :駆動状態
このようにABS/VDCアクチュエータ8内のポンプ319(219)が駆動することで、ホイールシリンダ7のブレーキ液をマスタシリンダ2へ戻す減圧制御が行なわれる。
(ア1)カットバルブ301(201) :開弁状態
(イ1)サクションバルブ321(221) :閉弁状態
(ウ1)インレットソレノイドバルブ311,313(211,213):閉弁状態
(エ1)アウトレットソレノイドバルブ325,327(225,227):開弁状態
(オ1)ポンプ319(219)〔ポンプ用電動モータ401〕 :駆動状態
このようにABS/VDCアクチュエータ8内のポンプ319(219)が駆動することで、ホイールシリンダ7のブレーキ液をマスタシリンダ2へ戻す減圧制御が行なわれる。
ステップS32で、電動アクチュエーション3が故障であると判断された場合、VDC増圧&ABS減圧実施回数カウンタをインクリメントする(ステップS35)。ステップS35に続いて、VDC増圧&ABS減圧実施回数カウンタが所定回数(例えば、3回)以上であるであるか否かを判定する(ステップS36)。
ステップS36で、VDC増圧&ABS減圧実施回数が所定回数以上行われたと判定された場合、処理を終了する。この処理の終了により、VDC増圧とABS減圧との動作の切り換えを所定回数に制限するようにしている。
また、ステップS36で、VDC増圧&ABS減圧実施が所定回数以上行われていないと判定された場合、ステップS37に進み、VDC増圧VsABS減圧選択フラグを判断する(VDC増圧動作及びABS減圧動作のうちいずれかの選択を行う)。
ステップS37で、VDC増圧動作が選択されると、VDC増圧動作が所定時間にわたって行われたか否かが判断される(ステップS38)。
第4実施形態における制御初期段階(初回)では、VDC増圧動作がセットされており、ステップS37の処理の後、ステップS38(VDC増圧動作が所定時間にわたって行われたか?)の判定処理が行われる。
ステップS36で、VDC増圧&ABS減圧実施回数が所定回数以上行われたと判定された場合、処理を終了する。この処理の終了により、VDC増圧とABS減圧との動作の切り換えを所定回数に制限するようにしている。
また、ステップS36で、VDC増圧&ABS減圧実施が所定回数以上行われていないと判定された場合、ステップS37に進み、VDC増圧VsABS減圧選択フラグを判断する(VDC増圧動作及びABS減圧動作のうちいずれかの選択を行う)。
ステップS37で、VDC増圧動作が選択されると、VDC増圧動作が所定時間にわたって行われたか否かが判断される(ステップS38)。
第4実施形態における制御初期段階(初回)では、VDC増圧動作がセットされており、ステップS37の処理の後、ステップS38(VDC増圧動作が所定時間にわたって行われたか?)の判定処理が行われる。
Claims (10)
- ピストンの作動によりブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダのピストンを作動させる倍力装置と、前記マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設されポンプを有して前記ホイールシリンダに対してブレーキ液圧の増圧制御及び減圧制御を行なう液圧制御機構と、前記液圧制御機構を制御する制御手段とからなり、
前記制御手段は、前記倍力装置による前記ピストンの作動が解除された後に、前記液圧制御機構のポンプの駆動により前記ホイールシリンダのブレーキ液を前記マスタシリンダへ戻す減圧制御を行うことを特徴とするブレーキ装置。 - 請求項1に記載のブレーキ装置において、前記制御手段の倍力装置によるピストン作動解除は、ブレーキペダル操作の解除であることを特徴とするブレーキ装置。
- 請求項2に記載のブレーキ装置において、前記制御手段は、ブレーキペダルの操作を検出するブレーキペダル操作検出手段に接続され、該ブレーキペダル操作検出手段によりブレーキペダルの操作の解除が検出されたときに、前記減圧制御を行うことを特徴とするブレーキ装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載のブレーキ装置において、前記制御手段は、前記倍力装置による前記ピストンの作動が解除され、かつ、前記減圧制御が必要とされる所定の情報があると判断されたときに、前記減圧制御を行うことを特徴とするブレーキ装置。
- 請求項4に記載のブレーキ装置において、前記倍力装置は電動モータを有する電動アクチュエーションであり、前記制御手段は、前記倍力装置の電動モータの位置を検出する位置検出手段と、前記マスタシリンダからホイールシリンダまでの間にあってブレーキ液圧を検出する液圧検出手段とに接続され、
前記所定の情報は、前記液圧検出手段により検出される液圧が基準液圧以上であること、及び/または、前記倍力装置の電動モータの位置情報で基準位置まで戻っていないことにより判断することを特徴とするブレーキ装置。 - 請求項1に記載のブレーキ装置において、前記制御手段は、前記ブレーキペダルの操作を検出するペダル操作検出手段と、前記マスタシリンダで発生するブレーキ液圧を検出する液圧検出手段とに接続され、前記ペダル操作検出手段により非操作状態が検出され、かつ、前記液圧検出手段により液圧発生が検出されたときに、前記減圧制御を行うことを特徴とするブレーキ装置。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載のブレーキ装置において、前記制御手段は、前記減圧制御する前に、前記液圧制御機構により前記マスタシリンダのブレーキ液を前記ホイールシリンダへ供給する増圧制御を行うことを特徴とするブレーキ装置。
- 請求項7に記載のブレーキ装置において、前記制御手段は、前記増圧制御と前記減圧制御とを1回行うことを特徴とするブレーキ装置。
- 請求項7に記載のブレーキ装置において、前記制御手段は、前記増圧制御と前記減圧制御とを所定回数繰返して行った後に、前記液圧制御機構の作動を終了することを特徴とするブレーキ装置。
- 請求項7に記載のブレーキ装置において、前記制御手段は、前記増圧制御と前記減圧制御とを繰返し行なうようになっており、前記増圧制御と前記減圧制御とを1回または繰返して行った後に、前記液圧検出手段によって液圧が発生していないことを検出したときに、前記繰返しの制御を終了することを特徴とするブレーキ装置。
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