JP2011178068A - ヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及び画像記録装置 - Google Patents

ヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及び画像記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 洗浄液を塗布してノズル面を洗浄する場合に、洗浄液の塗布不良のためにノズル面の洗浄が十分に行われなくなることを防止することが可能なヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及び画像記録装置を提供する。
【解決手段】 記録ヘッド104のノズル面104Aには、ノズル面104Aの温度変化を検知するための温度センサ250が配置されている。また、洗浄液タンク212には、洗浄液の温度を検知するための温度センサ252が配置されている。システムコントローラ300は、温度センサ250及び252による温度の測定結果を取得する。そして、システムコントローラ300は、上記温度の測定結果に基づいて、洗浄液の塗布が成功したかどうかを判定する。
【選択図】 図5

Description

本発明はヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及び画像記録装置に係り、特に液体吐出ヘッドを洗浄するための技術に関する。
特許文献1には、ワイパー部材と、ワイピング専用の処理液を蓄える処理液保持部と、記録ヘッド又はワイパー部材に処理液を塗布する塗布手段とを有し、処理液を用いずに前記処理液を用いて記録ヘッドの吐出口面を払拭するドライワイピングと、処理液を用いて吐出口面を払拭するウエットワイピングとを実施可能なインクジェット記録装置が開示されている。
特開2009−101630号公報
記録ヘッドの吐出口面(ノズル面)に処理液(洗浄液)を塗布して、ノズル面に付着したインク等を除去する場合、なんらかのトラブルにより、ノズル面に洗浄液が適切に塗布されない可能性がある。このような場合、ノズル面に付着したインクの成分が除去されずに残留して、インクの吐出性能が低下するという問題があった。
また、洗浄液を塗布した後にウエットワイピングを実施する場合、洗浄液が適切に塗布されていない状態で吐出口面が払拭されると、ウエットワイピングが実質的にドライワイピングになってしまう。上記のように、処理液が適切に塗布されずに、ドライワイピングが繰り返し行われると、記録ヘッドのノズルのメニスカスが破壊されるおそれがある。更に、記録ヘッドの吐出口面の表面の撥液膜が損傷するおそれがある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、洗浄液を塗布してノズル面を洗浄する場合に、洗浄液の塗布不良のためにノズル面の洗浄が十分に行われなくなることを防止することが可能なヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及び画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係るヘッド洗浄装置は、液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液を塗布する洗浄液塗布手段と、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する検知手段とを備える。
上記第1の態様によれば、液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が適切に塗布されたかどうかを検知することができる。これにより、適切な洗浄液の塗布が行われていない場合には、洗浄処理を中断し、操作者に報知することにより、ヘッド洗浄装置のメンテナンスを確実に行うことができる。
本発明の第2の態様に係るヘッド洗浄装置は、上記第1の態様において、前記液体吐出ヘッドのノズル面を払拭する払拭手段と、前記検知手段により前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたことが検知された場合に、前記払拭手段により前記ノズル面に塗布された洗浄液の払拭を行い、前記検知手段により前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されていないことが検知された場合に、前記払拭手段による前記ノズル面に塗布された洗浄液の払拭を停止する制御手段とを更に備える。
上記第2の態様によれば、洗浄液がノズル面に適切に塗布されていない場合に、払拭手段によるノズル面の払拭を行わないようにしたので、ノズル面がドライワイピングされて損傷するのを防止することができる。
本発明の第3の態様に係るヘッド洗浄装置は、上記第1又は第2の態様において、前記検知手段を、前記液体吐出ヘッドのノズル面近傍に配置するようにしたものである。
本発明の第4の態様に係るヘッド洗浄装置は、上記第1から第3の態様において、前記検知手段が、前記洗浄液が塗布される前後のノズル面の温度変化を検出し、前記温度変化に基づいて前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知するものである。
上記第4の態様によれば、洗浄液の塗布前後のノズル面の温度差を利用して、ノズル面に洗浄液が適切に塗布されたかどうかを検知することができる。
本発明の第5の態様に係るヘッド洗浄装置は、上記第1又は第2の態様において、前記液体吐出ヘッドにより画像を記録した後のノズル面の温度と前記洗浄液の温度とは異なっており、前記検知手段が、前記洗浄液の塗布後の前記ノズル面の温度と前記洗浄液の温度とを比較することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知するものである。
本発明の第6の態様に係るヘッド洗浄装置は、上記第5の態様において、前記洗浄液を蓄えるための洗浄液貯留手段と、前記洗浄液貯留手段内の洗浄液の温度を測定する温度測定手段とを更に備え、前記検知手段が、前記洗浄液の塗布後の前記ノズル面の温度と、前記温度測定手段により測定された前記洗浄液の温度とを比較することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知するようにしたものである。
上記第5及び第6の態様によれば、画像記録工程において液体吐出ヘッド又は液体(インク)の温度が洗浄液の温度とは異なる温度に温度調整されていることを利用して、ノズル面に洗浄液が適切に塗布されたかどうかを検知することができる。
本発明の第7の態様に係るヘッド洗浄装置は、上記第1から第3の態様において、前記液体吐出ヘッドのノズル面に配置された少なくとも一対の電極を更に備え、前記検知手段が、前記電極間に流れる電流を検知することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知するようにしたものである。
上記第7の態様によれば、洗浄液の電気伝導性を利用して、ノズル面に洗浄液が適切に塗布されたかどうかを検知することができる。
本発明の第8の態様に係るヘッド洗浄装置は、上記第1から第7の態様において、前記洗浄液塗布手段が、所定のクリアランスを隔てて前記液体吐出ヘッドのノズル面に対向しており、前記洗浄液を保持するための洗浄液保持面を有する洗浄液保持手段を備え、前記洗浄液保持面と前記ノズル面との間にメニスカスを形成させることにより、前記ノズル面に前記洗浄液を塗布するようにしたものである。
本発明の第9の態様に係る画像記録装置は、液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する液体吐出ヘッドと、上記第1から第8の態様に係るヘッド洗浄装置とを備える。
本発明の第10の態様に係るヘッド洗浄方法は、液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液を塗布する洗浄液塗布工程と、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する検知工程とを備える。
本発明の第11の態様に係るヘッド洗浄方法は、上記第10の態様の検知工程において前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたことが検知された場合に、払拭手段により前記ノズル面に塗布された洗浄液の払拭を行い、前記検知工程において前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されていないことが検知された場合に、前記払拭手段による前記ノズル面に塗布された洗浄液の払拭を停止する制御工程とを更に備える。
本発明の第12の態様に係るヘッド洗浄方法は、上記第10又は第11の態様の検知工程において、前記洗浄液が塗布される前後のノズル面の温度変化を検出し、前記温度変化に基づいて前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知するようにしたものである。
本発明の第13の態様に係るヘッド洗浄方法は、上記第10又は第11の態様において、前記液体吐出ヘッドにより画像を記録した後の前記ノズル面の温度と前記洗浄液の温度とは異なっており、前記検知工程では、前記洗浄液の塗布後の前記ノズル面の温度と前記洗浄液の温度とを比較することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知するようにしたものである。
本発明の第14の態様に係るヘッド洗浄方法は、上記第13の態様において、前記洗浄液を蓄えるための洗浄液貯留手段内の洗浄液の温度を測定する温度測定工程を更に備え、前記検知工程では、前記洗浄液の塗布後の前記ノズル面の温度と、前記温度測定工程により測定された前記洗浄液の温度とを比較することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知するようにしたものである。
本発明の第15の態様に係るヘッド洗浄方法は、上記第10又は第11の態様において、前記検知工程では、前記液体吐出ヘッドのノズル面に配置された少なくとも一対の電極の間に流れる電流を検知することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知するようにしたものである。
本発明によれば、液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が適切に塗布されたかどうかを検知することができる。これにより、適切な洗浄液の塗布が行われていない場合には、洗浄処理を中断し、操作者に報知することにより、ヘッド洗浄装置のメンテナンスを確実に行うことができる。更に、本発明によれば、洗浄液がノズル面に適切に塗布されていない場合に、払拭手段によるノズル面の払拭を行わないようにすることにより、ノズル面がドライワイピングされて損傷するのを防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置を示す斜視図 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の画像記録部を示す図 記録ヘッド104のノズル面を示す平面図 図3の4−4断面図 本発明の第1の実施形態に係る洗浄処理部202を示す図 払拭部204を示す側面図 本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10のシステム構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係るヘッド洗浄方法を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係る洗浄処理部202を示す図 本発明の第2の実施形態に係るヘッド洗浄方法を示すフローチャート
以下、添付図面に従って本発明に係るヘッド洗浄装置、ヘッド洗浄方法及び画像記録装置の実施の形態について説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の画像記録部を示す図である。
本実施形態に係るインクジェット記録装置10は、インク(水性インク)と処理液(凝集処理液)を用いて記録媒体の記録面に画像を記録する2液凝集方式のインクジェット記録装置である。なお、インクジェット記録装置10の記録方式は2液凝集方式に限定されるものではなく、他の方式を採用することも可能である。
図1に示すように、インクジェット記録装置10は、記録媒体に画像を記録する画像記録部100と、記録ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス部200とを備えている。
まず、画像記録部100について説明する。図1に示すように、画像記録部100は、圧胴102と、液体吐出ヘッド(記録ヘッド)104と、記録ヘッド104が搭載されるヘッドユニット106とを備えている。図2に示すように、画像記録部100は、記録媒体(例えば、枚葉紙)24が格納される給紙部12と、給紙部12から供給された記録媒体24の記録面に処理液を付与する処理液付与部322とを備えている。
給紙部12内の記録媒体24は、給紙トレイ50及び給紙胴52を介して処理液付与部322に搬送される。処理液付与部322は、処理液ドラム54及び処理液塗布装置56を備えており、記録媒体24の記録面に処理液を塗布する。
処理液が付与された記録媒体24は、第1中間搬送部(搬送ドラム)26を介して圧胴102(描画ドラム)上に搬送されて保持される。圧胴102は、回転軸102Cの周りに回転可能となっている。記録媒体24は、圧胴102及び用紙押さえローラ74によって外側に記録面が向いた状態で保持されて回転搬送される。
記録ヘッド104は、例えば、マゼンダ(M)、黒(K)、シアン(C)及びイエロー(Y)の4色のインクに対応する記録ヘッド(それぞれ104M、104K、104C及び104Y)を含んでいる。
図3は、記録ヘッド104のノズル面を示す平面図である。図4は、図3の4−4断面図である。
図3に示すように、記録ヘッド104は、マトリクス状に(2次元的に)配置された複数の液体吐出素子130を備えている。液体吐出素子130は、ノズル132と、圧力室134と、インク供給口136とを含んでいる。記録ヘッド104のノズル面104Aには、各液体吐出素子130のノズル132が露呈している。
図4に示すように、圧力室134は、インク供給口136を介して共通流路138と連通されている。共通流路138はインク供給源(インクタンク、不図示)と連通しており、インクタンクから供給されるインクは共通流路138を介して圧力室134に供給される。
圧力室134の一部の図中上面には、共通電極として兼用される振動板140が形成されている。振動板140には、個別電極142を備えた圧電素子144が接合されている。個別電極142に駆動電圧が印加されると、圧電素子144が変形して圧力室134の容積が変化し、ノズル132からインクが吐出される。インクが吐出された後、圧電素子144が元の状態に戻る際、共通流路138からインク供給口136を通って新しいインクが圧力室134に充填される。
記録ヘッド104は、圧胴102に保持されて搬送される記録媒体24の記録面上に、各色のインクを付与する。インクが付与された記録媒体24は、第2中間搬送部28(搬送ドラム)を介して乾燥部326に搬送される。
乾燥部326は、乾燥ドラム76及び溶媒乾燥装置78を備えている。溶媒乾燥装置78は、ヒータ(例えば、ハロゲンヒータ)80を備えている。インクが付与された記録媒体24は、記録面(インク付与面)が乾燥ドラム76の外側に向いた状態で搬送されてヒータ80により加熱される。これにより、記録媒体24表面に付与されたインクの溶媒に含まれる水分が蒸発される。乾燥処理が施された記録媒体24は、第3中間搬送部30(搬送ドラム)を介して定着部330に搬送される。
定着部330は、定着ドラム84、ヒータ(例えば、ハロゲンヒータ)86、定着ローラ88及びインラインセンサ90を備えている。定着ローラ88は、例えば、熱伝導性のよい金属製(例えば、アルミ製)のドラム内にヒータが組み込まれた加熱ローラである。記録媒体24は、記録面(インク付与面)が定着ドラム84の外側に向いた状態で搬送されてヒータ86により予備加熱される。そして、予備加熱された記録媒体24は、定着ローラ88によって加熱及び加圧(定着)される。
インラインセンサ90は、記録媒体24に定着された画像について、チェックパターンや水分量、表面温度及び光沢度等を計測する装置であり、CCDラインセンサなどが適用される。インラインセンサ90による計測結果はシステムコントローラ300(図7参照)に出力される。
定着部330において定着処理が施された記録媒体24は、渡し胴94、搬送ベルト96及び張架ローラ98を介して排出トレイ92に排出される。
画像の記録が行われた後、記録ヘッド104は、画像記録部100からメンテナンス部200に移動し、ノズル面のメンテナンスを行うことが可能となっている。
次に、ヘッドユニット106が画像記録部100とメンテナンス部200との間を移動するための駆動機構について説明する。
図1に示すように、記録ヘッド104(104M、104K、104C及び104Y)は、ヘッドユニット106に一体的に保持されており、ヘッドユニット106は、X方向(圧胴102の回転軸102Cと略平行な方向)に伸びるボールネジ108に取り付けられている。ボールネジ108の下側には、ボールネジ108と平行にガイド軸110が配置されており、ヘッドユニット106はこのガイド軸110に摺動自在に係合している。
ヘッドユニット106の図中下方には、ガイドレール部材112が配置されている。ガイドレール部材112の図中上面には、ヘッドユニット106の移動を案内するガイド溝114がX方向に形成されている。ヘッドユニット106の図中下面には、ガイド溝114に係合する凸形状の係合部(不図示)が形成されている。上記係合部は、ガイド溝114に摺動自在に係合する。ボールネジ108は、不図示のモータにより回転され、ヘッドユニット106は、この回転により、画像記録部100とメンテナンス部200との間をX方向に沿って移動可能となっている。ボールネジ108、ガイド軸110及びガイドレール部材112は、ヘッドユニット106画像記録部100とメンテナンス部200との間を移動可能となるように所要の長さで延設されている。
また、ヘッドユニット106と、ボールネジ108及びガイド軸110との連結部116は、ヘッドユニット106が上下方向(±Z方向)に移動可能となるような係合構造118を有している。ヘッドユニット106は、不図示の駆動部(モータ、アクチュエータ)により±Z方向に移動可能となっている。
次に、メンテナンス部200について説明する。図1に示すように、メンテナンス部200は、画像記録部100に対してX方向(圧胴102の回転軸102Cと略平行な方向)に隣接して設けられている。
図1に示すように、メンテナンス部200は、洗浄処理部202、払拭部204及びノズルキャップ206を備えている。
洗浄処理部202は、画像記録部100から搬送された記録ヘッド104のノズル面104Aに洗浄液を付与する。ここで、洗浄液としては、ノズル面104Aに付着した固化インクを溶解する物質(例えば、DEGmBE(ジエチレングリコールモノブチルエーテル))を含む溶剤を用いることができる。
払拭部204は、洗浄液が塗布されたノズル面104Aを払拭(ウエットワイピング)する。
ノズルキャップ206は、記録ヘッド104のノズル面104Aを覆う形状の部材であり、メンテナンス後の記録ヘッド104は、ノズルキャップ206の位置に保持される。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る洗浄処理部202を示す図である。
洗浄処理部202は、洗浄液塗布ユニット210と、洗浄液が貯留される洗浄液タンク212と、洗浄液タンク212から洗浄液塗布ユニット210に洗浄液を供給するためのポンプ214と備えている。図5に示すように、洗浄液塗布ユニット210は、洗浄液が保持される洗浄液保持面210Aと、ポンプ214に接続され、洗浄液保持面210Aに洗浄液を供給する洗浄液供給口210Bとを備えている。
図5に示すように、洗浄液保持面210Aは、金属材料(例えば、ステンレス)又は樹脂材料により形成されており、水平面(XY平面)に対して傾斜している。洗浄液供給口210Bは、洗浄液保持面210Aの傾斜の上端部近傍に設けられている。ポンプ214によって汲み上げられた洗浄液は、矢印A10に沿って洗浄液塗布ユニット210の内部流路210Cを通って洗浄液供給口210Bにから流れ出て、洗浄液保持面210Aの傾斜(矢印A12)に沿って流れ落ちるようになっている。
画像記録部100から搬送された記録ヘッド104は、ノズル面104Aが洗浄液保持面210Aに略平行となるように保持される。ノズル面104Aと洗浄液保持面210Aとの間のクリアランスHは、一例で1mmから1.5mmである。なお、洗浄液保持面210Aは、ノズル面104Aとの間で上記のクリアランスを保つことができれば、平面以外の形状であってもよい。
図5に示すように、ノズル面104Aが洗浄液保持面210Aと対向して保持されると、ポンプ214によって汲み上げられた洗浄液が洗浄液供給口210Bから供給される。ノズル面104Aの表面は撥液性を有しており、洗浄液は、ノズル面104Aと洗浄液保持面210Aとの間にメニスカスを形成しながら濡れ広がって、洗浄液保持面210Aを図中の矢印A1に沿って流れ落ちる。
ノズル面104Aと洗浄液保持面210Aとの間に洗浄液を保持した状態を維持しながら、洗浄液塗布ユニット210と記録ヘッド104とをX方向(記録ヘッド104の長手方向)に相対移動させることで、記録ヘッド104のノズル面104Aの全面に洗浄液が塗布される。
洗浄処理部202において、洗浄液がノズル面104Aと洗浄液保持面210Aとの間にメニスカスを形成しながら流れ落ちるようにするため、ノズル面104Aの表面性(接触角)、洗浄液保持面210Aの表面性(接触角)、洗浄液の物性(粘度)、洗浄液の流速(単位時間あたりの供給量)、洗浄液供給口210Bの形状、個数、配置及びサイズが最適化される。なお、洗浄液保持面210Aの幅W(洗浄液供給口210Bから洗浄液保持面210Aの下端部までの長さ)は、少なくともノズル面104Aのノズルが配設されるノズル配設領域の幅W1を超えていればよく、両側のヘッドモジュール支持部材104Bの幅W2を足した(W1+W2×2)を超えることがより好ましい。
なお、洗浄液は、洗浄液保持面210Aの内部流路210Cからではなく、表面側から供給(滴下)するようにすることも可能である。また、洗浄液を塗布する手段は、上記洗浄処理部202に限定されるものではない。例えば、回転体(ローラ)を用いて洗浄液を塗布する手段、又は噴霧スプレーにより塗布する手段を用いることも可能である。
図5に示すように、洗浄液保持面210Aから流れ落ちた洗浄液は、洗浄液保持面210Aの下端部に配置された回収トレイ216に落下する。回収トレイ216に集められた使用済みの洗浄液は、ポンプ218により送液されて、異物を取り除く(濾過する)ためのフィルタ220を介して洗浄液タンク212に戻されて再利用される。
本実施形態では、洗浄液の塗布工程の前後の記録ヘッド104のノズル面104Aの温度の変化を利用して、洗浄液がノズル面104Aの全面に適切に塗布されたかどうかを判断する。例えば、記録ヘッド104又はインクが所定の温度(例えば、インクジェット記録装置10の使用環境の温度(約25℃)よりも高い温度。約30℃)に温調されているが、洗浄液は温調されていない(インクジェット記録装置10の使用環境の温度と略同じ)とする。なお、洗浄液を所定の温度に温調する構成としてもよい。
図5に示すように、記録ヘッド104のノズル面104Aには、ノズル面104Aの温度変化を検知するための温度センサ250が配置されている。また、洗浄液タンク212には、洗浄液の温度を検知するための温度センサ252が配置されている。システムコントローラ300は、温度センサ250及び252による温度の測定結果を取得する。
ここで、温度センサ250は、記録ヘッド104のノズル面104Aに所定の間隔で複数配置されている。なお、温度センサ250は、ノズル132が形成されている領域を囲むように配置されていてもよいし、また、ノズル面104Aの近傍(例えば、最も外側のノズル132からノズル径の数倍離れた位置)に配置されていてもよい。また、温度センサ250は、例えば、線状又は面状のセンサであってもよい。
システムコントローラ300は、記録ヘッド104が洗浄処理部202を通過した後に、温度センサ250及び252によって測定されたノズル面104Aの温度と、洗浄液の温度とを比較する。ノズル面104Aの温度と洗浄液の温度との差の絶対値が所定値未満の場合(ノズル面104Aの温度と洗浄液の温度とが略一致する場合)、システムコントローラ300は、洗浄液がノズル面104Aの全面に塗布されたものと判断し、ボールネジ108駆動用のモータを駆動して洗浄処理部202の+X側(払拭部204側)に記録ヘッド104を搬送させ、払拭部204により洗浄液の払拭を行う。一方、ノズル面104Aの温度と洗浄液の温度との差の絶対値が所定値以上の場合(ノズル面104Aの温度と洗浄液の温度とが略一致しない場合)、システムコントローラ300は、記録ヘッド104を払拭部204に接しないように搬送させ、ノズルキャップ206に格納する。
図6は、払拭部204を示す側面図である。
払拭部204は、払拭布222と、払拭布222が巻かれた払拭ローラ224とを備えている。払拭ローラ224は、駆動部226によって±Z方向に移動可能となっている。また、払拭ローラ224は、駆動部226によってXY平面に対する角度が調整できるようになっており、記録ヘッド104のノズル面104Aと略平行となるように配置される。払拭ローラ224を回転させながら、記録ヘッド104を+X方向に移動させることにより、ノズル面104Aに塗布された洗浄液が払拭される。これにより、ノズル面104Aに残留していたインクが洗浄液とともに拭き取られる。なお、払拭部204としては、上記の構成に代えて、ブレード又はブラシを用いることも可能である。
洗浄液が払拭された後、記録ヘッド104は、図1に示すノズルキャップ206側に搬送され、ノズルキャップ206に格納される。
図7は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置10のシステム構成を示すブロック図である。
システムコントローラ300は、インクジェット記録装置10の各部を制御する制御部である。システムコントローラ300は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路を含んでおり、ホストコンピュータ400との間の通信制御、メモリ306の読み書き制御等を行うとともに、モータ310及びヒータ314を制御する制御信号を生成する。
プログラム格納部304は、各種制御プログラムが格納される記憶領域である。プログラム格納部304としては、例えば、ROMやEEPROM等の半導体メモリ、ハードディスク等の磁気媒体を用いることができる。
メモリ306は、各種のデータの記憶領域、及びシステムコントローラ300が演算を行うときの作業領域を含む記憶装置である。メモリ306としては、例えば、RAM等の半導体メモリ、ハードディスク等の磁気媒体を用いることができる。
通信インターフェース302は、ホストコンピュータ400との間で通信接続を行うためのインターフェースである。通信インターフェース302としては、例えば、USB、IEEE1394等のシリアルインターフェース、セントロニクス等のパラレルインターフェース、無線ネットワーク、イーサネット(登録商標)を適用することができる。通信インターフェース302を介して入力された画像データは、メモリ306に一時記憶される。
プリント制御部332は、システムコントローラ300から入力される制御信号に従って、メモリ306に一時記憶された画像データに対して所定の信号処理を施し、印字制御信号(ドットデータ)を生成する。プリント制御部332は、上記印字制御信号に基づいてヘッドドライバ336を制御して、画像記録部100の記録ヘッド104(104K、104C、104M及び104Y)から吐出されるインクの吐出量や吐出タイミングの制御を行う。また、プリント制御部332は、印字検出部338から得られるインクの打滴結果に基づいて、印字制御信号を補正する。
バッファメモリ334は、プリント制御部332が画像データを処理するときの作業領域を含む記憶装置である。
ヘッドドライバ336は、プリント制御部332から入力されるドットデータに基づいて記録ヘッド104を駆動するための駆動信号を生成し、記録ヘッド104に供給する。
モータドライバ308は、システムコントローラ300から入力される制御信号に従って、インクジェット記録装置10の各部に配置されたモータ310を駆動する。例えば、モータドライバ308は、圧胴102及び不図示の搬送用ローラ等を回転させ、記録媒体の搬送制御を行う。
ヒータドライバ312は、システムコントローラ300から入力される制御信号に従って、記録媒体を加熱するための加熱部の加熱制御を行う。
処理液付与制御部320は、システムコントローラ300から入力される制御信号に従って、処理液付与部322を制御して、画像の記録対象の記録媒体に処理液を付与(塗布)する。
乾燥制御部324は、システムコントローラ300から入力される制御信号に従って、乾燥部326を制御して、インクの溶媒を蒸発させる。
定着制御部328は、システムコントローラ300から入力される制御信号に従って、定着部330を制御して、インクが打滴されて画像が記録された記録媒体に圧力を加えて、記録媒体の表面に画像を定着させる。
メンテナンス制御部316は、システムコントローラ300から入力される制御信号に従って、メンテナンス部200の各部を制御する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係るヘッド洗浄方法を示すフローチャートである。
まず、記録媒体に画像を記録の終了後、システムコントローラ300は、記録ヘッド104のノズル面104Aと洗浄処理部202の洗浄液保持面210Aとの間のクリアランスHが所定の範囲になるように記録ヘッド104の姿勢を制御した後、ボールネジ108駆動用のモータを駆動して、記録ヘッド104を+X方向に搬送する。そして、洗浄処理部202によって、記録ヘッド104のノズル面104Aに洗浄液が塗布される(ステップS10)。
次に、温度センサ250によってノズル面104Aの温度が測定される。ノズル面104Aの温度が変化して洗浄液の温度センサ252の測定温度と略一致した場合には(ステップS12のYes)、システムコントローラ300は、ノズル面104Aの表面全面に洗浄液が適切に塗布されたと判断する(ステップS16)。そして、システムコントローラ300は、払拭部204のノズル面104Aに当接する面とノズル面104Aとが略平行になるように払拭部204の姿勢を制御した後、記録ヘッド104を払拭部204の払拭布222に当接させながら+X方向に搬送する。これにより、ノズル面104Aの表面に付着したインクの固形成分が溶解された洗浄液が払拭部204の払拭布222によって払拭される(ステップS18)。
一方、ノズル面104Aの温度の変化が検出されなかった場合には(ステップS12のNo)、システムコントローラ300は、ノズル面104Aの表面全面に洗浄液が適切に塗布されなかったと判断する(ステップS14)。そして、システムコントローラ300は、払拭部204がノズル面104Aに接触しないように払拭部204の姿勢を制御した後、記録ヘッド104をノズルキャップ206に+X方向に搬送する。
本実施形態によれば、画像記録工程後の記録ヘッド104と洗浄液との間の温度差を利用して、ノズル面104Aに洗浄液が適切に塗布されたかどうかを検知することができる。適切な洗浄液の塗布が行われていない場合には、洗浄処理を中断し、操作者に報知することにより、ヘッド洗浄装置のメンテナンスを確実に行うことができ、ノズル面104Aの洗浄を確実に行うことができる。更に、洗浄液がノズル面104Aに適切に塗布されていない場合に、払拭部204による払拭を行わないようにしたので、ノズル面104Aがドライワイピングされて、ノズル面104Aが損傷するのを防止することができる。
なお、本実施形態では、洗浄液タンク212に温度センサ252を設けたが、温度センサ252を設けなくてもよい。例えば、洗浄液の塗布工程後のノズル面104Aの温度と、洗浄液の塗布工程前のノズル面104Aの温度とを比較し、上記温度の変化量が所定値以上の場合に洗浄液が適切に塗布されたと判断してもよい。また、画像記録工程における記録ヘッド104又はインクの温度の設定値と、洗浄液の温度(室温)とをメモリに格納しておき、記録ヘッド104のノズル面104Aの温度が画像記録工程における記録ヘッド104から洗浄液の温度に近づいた場合に、洗浄液が適切に塗布されたと判断してもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、上記第1の実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る洗浄処理部202を示す図である。
図9に示すように、本実施形態では、ノズル面104A記録ヘッド104のノズル面104Aに、一対の電極502が配置されている。電極502は、水分検知センサ500に接続されている。ここで、電極502は、記録ヘッド104のノズル面104Aに所定の間隔で複数配置されている。なお、電極502は、ノズル132が形成されている領域を囲むように配置されていてもよいし、また、ノズル面104Aの近傍(例えば、最も外側のノズル132からノズル径の数倍離れた位置)に配置されていてもよい。また、電極502は、例えば、記録ヘッド104の長手方向に帯状に一対形成するようにしてもよい。
ノズル面104Aに洗浄液が塗布されると、電極502の間が電気的に接続(短絡)される。水分検知センサ500は、電極502に所定の電圧を印加し、電極502の間が短絡しているかどうかを示す信号をシステムコントローラ300に出力する。システムコントローラ300は、水分検知センサ500からの出力信号に基づいて、ノズル面104Aに洗浄液が適切に塗布されたかどうかを判定する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るヘッド洗浄方法を示すフローチャートである。
まず、記録媒体に画像を記録の終了後、システムコントローラ300は、ボールネジ108駆動用のモータを駆動して、記録ヘッド104を+X方向に搬送する。そして、洗浄処理部202によって、記録ヘッド104のノズル面104Aに洗浄液が塗布される(ステップS20)。
次に、温度センサ250によってノズル面104Aの温度が測定される。電極502間が短絡していることが検知された場合には(ステップS22のYes)、システムコントローラ300は、ノズル面104Aの表面全面に洗浄液が適切に塗布されたと判断する(ステップS26)。そして、システムコントローラ300は、払拭部204のノズル面104Aに当接する面とノズル面104Aとが略平行になるように払拭部204の姿勢を制御した後、記録ヘッド104を払拭部204の払拭布222に当接させながら+X方向に搬送する。これにより、ノズル面104Aの表面に付着したインクの固形成分が溶解された洗浄液が払拭部204の払拭布222によって払拭される(ステップS28)。
一方、電極502間が短絡していないことが検知された場合には(ステップS22のNo)、システムコントローラ300は、ノズル面104Aの表面全面に洗浄液が適切に塗布されなかったと判断する(ステップS24)。そして、システムコントローラ300は、払拭部204がノズル面104Aに接触しないように払拭部204の姿勢を制御した後、記録ヘッド104をノズルキャップ206に+X方向に搬送する。
本実施形態によれば、洗浄液の電気伝導性を利用して、ノズル面104Aに洗浄液が適切に塗布されたかどうかを検知することができる。適切な洗浄液の塗布が行われていない場合には、洗浄処理を中断し、操作者に報知することにより、ヘッド洗浄装置のメンテナンスを確実に行うことができ、ノズル面104Aの洗浄を確実に行うことができる。更に、洗浄液がノズル面104Aに適切に塗布されていない場合に、払拭部204による払拭を行わないようにしたので、ノズル面104Aがドライワイピングされて、ノズル面104Aが損傷するのを防止することができる。
10…インクジェット記録装置、100…画像記録部、200…メンテナンス部、202…洗浄処理部、204…払拭部、206…ノズルキャップ、300…システムコントローラ、316…メンテナンス制御部

Claims (15)

  1. 液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液を塗布する洗浄液塗布手段と、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する検知手段と、
    を備えるヘッド洗浄装置。
  2. 前記液体吐出ヘッドのノズル面を払拭する払拭手段と、
    前記検知手段により前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたことが検知された場合に、前記払拭手段により前記ノズル面に塗布された洗浄液の払拭を行い、前記検知手段により前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されていないことが検知された場合に、前記払拭手段による前記ノズル面に塗布された洗浄液の払拭を停止する制御手段と、
    を更に備える請求項1記載のヘッド洗浄装置。
  3. 前記検知手段は、前記液体吐出ヘッドのノズル面近傍に配置されている、請求項1又は2記載のヘッド洗浄装置。
  4. 前記検知手段は、前記洗浄液が塗布される前後のノズル面の温度変化を検出し、前記温度変化に基づいて前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する、請求項1から3のいずれか1項記載のヘッド洗浄装置。
  5. 前記液体吐出ヘッドにより画像を記録した後の前記ノズル面の温度と前記洗浄液の温度とは異なっており、
    前記検知手段は、前記洗浄液の塗布後の前記ノズル面の温度と前記洗浄液の温度とを比較することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する、請求項1又は2記載のヘッド洗浄装置。
  6. 前記洗浄液を蓄えるための洗浄液貯留手段と、
    前記洗浄液貯留手段内の洗浄液の温度を測定する温度測定手段とを更に備え、
    前記検知手段は、前記洗浄液の塗布後の前記ノズル面の温度と、前記温度測定手段により測定された前記洗浄液の温度とを比較することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する、請求項5記載のヘッド洗浄装置。
  7. 前記液体吐出ヘッドのノズル面に配置された少なくとも一対の電極を更に備え、
    前記検知手段は、前記電極間に流れる電流を検知することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する、請求項1から3のいずれか1項記載のヘッド洗浄装置。
  8. 前記洗浄液塗布手段は、所定のクリアランスを隔てて前記液体吐出ヘッドのノズル面に対向しており、前記洗浄液を保持するための洗浄液保持面を有する洗浄液保持手段を備え、前記洗浄液保持面と前記ノズル面との間にメニスカスを形成させることにより、前記ノズル面に前記洗浄液を塗布する、請求項1から7のいずれか1項記載のヘッド洗浄装置。
  9. 液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する液体吐出ヘッドと、
    請求項1から8のいずれか1項記載のヘッド洗浄装置と、
    を備える画像記録装置。
  10. 液体を吐出するノズルが形成されたノズル面を有する液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液を塗布する洗浄液塗布工程と、
    前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する検知工程と、
    を備えるヘッド洗浄方法。
  11. 前記検知工程において前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたことが検知された場合に、払拭手段により前記ノズル面に塗布された洗浄液の払拭を行い、前記検知工程において前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されていないことが検知された場合に、前記払拭手段による前記ノズル面に塗布された洗浄液の払拭を停止する制御工程と、
    を更に備える請求項10記載のヘッド洗浄方法。
  12. 前記検知工程では、前記洗浄液が塗布される前後のノズル面の温度変化を検出し、前記温度変化に基づいて前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する、請求項10又は11記載のヘッド洗浄方法。
  13. 前記液体吐出ヘッドにより画像を記録した後の前記ノズル面の温度と前記洗浄液の温度とは異なっており、
    前記検知工程では、前記洗浄液の塗布後の前記ノズル面の温度と前記洗浄液の温度とを比較することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する、請求項10又は11のいずれか1項記載のヘッド洗浄方法。
  14. 前記洗浄液を蓄えるための洗浄液貯留手段内の洗浄液の温度を測定する温度測定工程を更に備え、
    前記検知工程では、前記洗浄液の塗布後の前記ノズル面の温度と、前記温度測定工程により測定された前記洗浄液の温度とを比較することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する、請求項13記載のヘッド洗浄方法。
  15. 前記検知工程では、前記液体吐出ヘッドのノズル面に配置された少なくとも一対の電極の間に流れる電流を検知することにより、前記液体吐出ヘッドのノズル面に洗浄液が塗布されたかどうかを検知する、請求項10又は11記載のヘッド洗浄方法。
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