JP2011173475A - 車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動的に動力源の運転を停止および再開させる場合の燃費の向上を図ることができる車両制御システムを提供すること。
【解決手段】車両の動力源が車両の駆動輪によって回転駆動されるときの駆動輪に作用する動力源による負荷の大きさを変更可能な負荷変更手段と、負荷変更手段を制御する制御装置とを備え、制御装置は、車両の走行時に動力源による動力の発生を停止させる動力源停止制御を実行可能であり、制御装置は、動力源停止制御が実行され、かつ動力源が駆動輪によって回転駆動されている間に、運転者による制動操作の終了が検出され、制動操作の終了の検出後に運転者による加速操作の開始が検出された(S1−Y)ときに、制動操作の終了から加速操作の開始までの経過時間が予め定められた所定時間以上である(S2−Y)と、動力源による動力の発生を再開させることなく、負荷変更手段によって負荷の大きさを減少させる(S3)。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御システムに関する。
従来、予め定められた条件に応じて、自動的に動力源の運転を停止および再開させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、予め定めた停止条件が成立することにより内燃機関に対する燃料の供給を停止する制御を含む所定の停止制御を実行し、かつ予め定めた始動条件が成立することにより内燃機関に対する燃料の供給を再開する制御を含む始動制御を実行する内燃機関の停止・始動制御装置の技術が開示されている。
特開2003−65104号公報
ここで、動力源の運転の再開時期を決める条件である始動条件が適切に設定されていないと、燃費の低下を招くことがある。
本発明の目的は、自動的に動力源の運転を停止および再開させる場合の燃費の向上を図ることができる車両制御システムを提供することである。
本発明の車両制御システムは、車両の動力源が前記車両の駆動輪によって回転駆動されるときの前記駆動輪に作用する前記動力源による負荷の大きさを変更可能な負荷変更手段と、前記負荷変更手段を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記車両の走行時に前記動力源による動力の発生を停止させる動力源停止制御を実行可能であり、前記制御装置は、前記動力源停止制御が実行され、かつ前記動力源が前記駆動輪によって回転駆動されている間に、運転者による制動操作の終了が検出され、前記制動操作の終了の検出後に前記運転者による加速操作の開始が検出されたときに、前記制動操作の終了から前記加速操作の開始までの経過時間が予め定められた所定時間以上であると、前記動力源による動力の発生を再開させることなく、前記負荷変更手段によって前記負荷の大きさを減少させることを特徴とする。
上記車両制御システムにおいて、前記制動操作の終了は、前記車両の操作部材に対する前記運転者の操作量に基づき検出されるものであり、前記所定時間は、前記運転者が前記制動操作の終了に対応する操作量まで前記操作部材の操作量を変化させるときの操作量の変化速度によって変化し、前記変化速度が大きい場合の前記所定時間は、前記変化速度が小さい場合の前記所定時間よりも長いことが好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記負荷変更手段は、前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達の度合いを変化させるものであって、前記制御装置は、前記負荷変更手段によって前記動力の伝達の度合いを低下させることで前記負荷の大きさを減少させることが好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記負荷変更手段は、前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達経路において前記動力の伝達が行われる状態と前記動力の伝達が行われない状態とに切替えることが可能なものであって、前記制御装置は、前記負荷変更手段によって前記伝達経路において前記動力の伝達が行なわれない状態に切替えることで前記負荷の大きさを減少させることが好ましい。
上記車両制御システムにおいて、前記制動操作の終了は、前記車両の操作部材に対する前記運転者の操作量に基づき検出されるものであり、前記制御装置は、前記運転者が前記制動操作の終了に対応する操作量まで前記操作部材の操作量を変化させるときの操作量の変化速度が予め定められた所定速度以上であるときは、前記経過時間が前記所定時間以上であっても前記伝達経路において前記動力の伝達が行なわれる状態を維持することが好ましい。
本発明の車両制御システムは、車両の動力源が前記車両の駆動輪によって回転駆動されるときの前記駆動輪に作用する前記動力源による負荷の大きさを変更可能な負荷変更手段と、前記負荷変更手段を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記車両の走行時に前記動力源による動力の発生を停止させる動力源停止制御を実行可能であり、前記制御装置は、前記動力源停止制御が実行され、かつ前記動力源が前記駆動輪によって回転駆動されている間に、運転者による加速操作の開始が検出されたときに、最後に前記車両の車速が増速から減速に転じたときの前記車速から前記車速があらかじめ定められた所定低下量以上低下している場合には、前記動力源による動力の発生を再開させることなく、前記負荷変更手段によって前記負荷の大きさを減少させることを特徴とする。
本発明にかかる車両制御システムは、動力源停止制御が実行され、かつ動力源が駆動輪によって回転駆動されている間に、運転者による制動操作の終了が検出され、制動操作の終了の検出後に運転者による加速操作の開始が検出されたときに、制動操作の終了から加速操作の開始までの経過時間が予め定められた所定時間以上であると、動力源による動力の発生を再開させることなく、負荷変更手段によって駆動輪に作用する負荷の大きさを減少させる。本発明にかかる車両制御システムによれば、上記経過時間が長く、運転者が素早い加速を望んでいないなど加速遅れが生じにくいと考えられる状況において、動力源による動力の発生を再開させることなく、運転者の加速操作に応じた減速度の調整を行うことが可能となり、燃費を向上できるという効果を奏する。
図1は、車両制御システムの第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 図2は、実施形態の車両制御システムの動作を示す他のフローチャートである。 図3は、実施形態の車両制御システムが適用された車両を示す図である。 図4は、実施形態のアクセル開度と車両Gとの関係を説明するための図である。 図5は、変形例にかかる所定時間を示す図である。 図6は、第2実施形態の車両制御について説明するための図である。
以下に、本発明にかかる車両制御システムの一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
(第1実施形態)
図1から図4を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、車両制御システムに関する。図1は、本発明にかかる車両制御システムの第1実施形態の動作を示すフローチャート、図2は、本実施形態の車両制御システムの動作を示す他のフローチャート、図3は、本実施形態の車両制御システムが適用された車両を示す図である。
本実施形態の車両制御システム1−1では、アクセル全閉によりフューエルカットがなされてエンジンブレーキが効いている状態から、運転者がアクセルを踏んで減速度を減らす操作をした場合に、エンジン(図3の符号11参照)と駆動輪(図3の符号16参照)との間のクラッチ(図3の符号40参照)を開放して駆動輪16をフリーラン状態にし、エンジン11を停止させることでフューエルカットを継続して燃費を向上させる手段を備える。しかしながら、一旦クラッチ40を開放すると、加速したい場合に遅れが生じてしまうため、アクセル踏込みがなされるたびに毎回クラッチ開放を実行するわけには行かない。
本実施形態では、以下に説明するように、ブレーキOFFからアクセルONまでの経過時間によって、アクセルON時にクラッチ40を開放するか否かが決定される。この経過時間には、運転者が素早い加速を望んでいるか、駆動力の微調整を行おうとしているかなどの運転者の意図が反映されると考えられる。車両制御システム1−1は、ブレーキOFFからアクセルONまでの経過時間が長く、運転者が素早い加速を望んでいないと考えられる状況では、クラッチ40を開放して駆動輪16をフリーラン状態とし、エンジン11を停止させる。これにより、本実施形態の車両制御システム1−1によれば、燃費の向上を図ることができる。
図3に示すように、車両1には、車両1の動力源としてのエンジン11が設けられている。エンジン11には、トルクコンバータ12を有する自動変速機13が連結されている。エンジン11の駆動力は、トルクコンバータ12を介して自動変速機13に入力され、デファレンシャルギヤ14及びドライブシャフト15を介して駆動輪16に伝達される。本実施形態の自動変速機13は、有段の自動変速機(AT)であるが、これに代えて他の自動変速機(CVT等)が搭載されてもよい。自動変速機13とデファレンシャルギヤ14とは、クラッチ40を介して接続されている。
クラッチ40は、自動変速機13とデファレンシャルギヤ14との間で動力を伝達することができ、かつ、動力の伝達の度合いを変化させることが可能である。クラッチ40は、例えば、摩擦係合式のクラッチ装置であり、油圧により係合あるいは開放するものである。クラッチ40は、クラッチ油圧制御装置41により制御される。クラッチ油圧制御装置41は、クラッチ40に供給される油圧である係合油圧を制御するものであり、後述するECU20の制御指令によって制御される。クラッチ40は、クラッチ油圧制御装置41により供給される油圧により、エンジン11と駆動輪16との動力の伝達が不能な開放状態と、エンジン11と駆動輪16との間で動力を伝達する係合状態とに切り替えられる。言い換えると、クラッチ40は、エンジン11と駆動輪16との動力の伝達経路において動力の伝達が行われる状態と伝達経路において動力の伝達が行われない状態とに切替えることができる。
さらに、クラッチ40は、係合油圧により、完全係合状態と、半係合状態とに制御可能である。半係合状態では、クラッチ40は、エンジン11側と駆動輪16側とが相対回転するスリップ状態で動力を係合し、係合油圧によりスリップ量(動力の伝達の度合い)が変化する。クラッチ40は、動力の伝達の度合いを変化させることにより、エンジン11が駆動輪16によって回転駆動されるときの駆動輪16に作用するエンジン11による負荷の大きさを変更可能な負荷変更手段として機能することができる。
なお、クラッチ40の配置は、自動変速機13とデファレンシャルギヤ14との間には限定されず、エンジン11と駆動輪16との動力伝達経路を断接するものであればよい。クラッチ40は、例えば、エンジン11と自動変速機13との間や、自動変速機13内などに設けられていてもよい。また、クラッチ40は、油圧により係合状態(係合・開放の切替え、動力の伝達度合い)が制御されるものに限らず、制御装置により係合状態が制御されるものであればよい。
ブレーキ装置18は、ブレーキ油圧制御装置19によって制御されて、車両を制動する。自動変速機13は、A/T油圧制御装置17により車両の運転状態に応じて変速比が自動的に制御される。車両1には、エンジン11や自動変速機13やブレーキ装置18やクラッチ油圧制御装置41などを制御する電子制御ユニット(ECU)20が設けられている。ECU20は、エンジン11、自動変速機13(A/T油圧制御装置17)、ブレーキ装置18(ブレーキ油圧制御装置19)及びクラッチ油圧制御装置41の総合的な制御を行う。ECU20は、エンジン11の制御として、燃料制御、バルブ制御、EGR制御、スロットル制御等を行う。本実施形態のECU20は、負荷変更手段としてのクラッチ油圧制御装置41およびクラッチ40を制御する制御装置として機能する。本実施形態の車両制御システム1−1は、ECU20、クラッチ40およびクラッチ油圧制御装置41を含む。
車両1には、アクセルペダルの操作量(アクセル開度)を検出するアクセルポジションセンサ21が設けられている。アクセルポジションセンサ21により検出されたアクセル開度を示す信号は、ECU20に出力される。エンジン11の吸気管22に設けられたスロットルコントロールバルブ23は、スロットルアクチュエータ24により開閉可能とされている。ECU20は、アクセル開度にかかわらずスロットルアクチュエータ24によりスロットルコントロールバルブ23のスロットル開度を制御することができる。車両1には、スロットルコントロールバルブ23の全閉状態(アイドル状態)及びスロットル開度を検出するスロットル開度センサ27が設けられている。スロットル開度センサ27によって検出されたアイドル状態及びスロットル開度のそれぞれを示す信号は、ECU20に出力される。
エンジン11には、エンジン回転数(エンジン回転速度)を検出するエンジン回転数センサ28が設けられている。車速センサ29は、車両の車速を検出する。シフトポジションセンサ30は、運転者が操作するシフトレバーの位置(シフトポジション)を検出する。ブレーキ操作量センサ32は、ブレーキ装置18に関する操作量を検出するものであり、車両1に設けられた制動操作のための図示しない操作部材(例えば、ブレーキペダル)に対する運転者による操作量を検出する。ECU20は、ブレーキ操作量センサ32により検出される操作量に基づき、制動操作の開始・終了や、制動操作を終了させるときの操作量の変加速度等を検出することができる。クラッチ入力軸回転数センサ33は、クラッチ40の入力軸(自動変速機13と連結された軸)の回転数を検出する。クラッチ出力軸回転数センサ34は、クラッチ40の出力軸(デファレンシャルギヤ14と連結された軸)の回転数を検出する。各センサ28,29,30,32,33,34の検出結果を示す信号は、ECU20に出力される。また、ECU20には、この他にエンジン11の制御用の各種センサ、自動変速機13の入力軸回転数を検出するセンサ、エンジントルクを検出するセンサ等の信号が入力される。
ECU20は、変速マップを有しており、スロットル開度、車速などに基づいて、自動変速機13の変速段を決定し、この決定された変速段を成立させるようにA/T油圧制御装置17を制御することができる。
ECU20は、予め定められたフューエルカット開始条件が成立すると、エンジン11への燃料の供給を停止するフューエルカット制御を開始する。フューエルカット制御は、車両1の走行時にエンジン11による動力の発生を停止させる動力源停止制御である。フューエルカット開始条件は、例えば、アクセルオフされている条件およびエンジン回転数が予め定められた所定回転数以下である条件を含む。フューエルカット制御が実行されると、筒内で燃焼が行われなくなることで、エンジン11による動力の発生が停止する。これにより、エンジン11は、自動変速機13やデファレンシャルギヤ14、ドライブシャフト15を介して駆動輪16により駆動される被駆動状態となる。つまり、フューエルカット制御の実行中は、エンジン11は、駆動輪16に対する負荷となり、車両1に減速度を発生させる。なお、少なくともフューエルカット制御の開始時には、クラッチ40は、係合状態(例えば、完全係合状態)とされている。
ECU20は、フューエルカット制御の実行中に、運転者によるアクセル全閉の状態からのアクセルの踏込み操作(アクセルON)が検出された場合に、クラッチ40を開放する制御(以下、単に「クラッチ開放制御」と記載する。)を実行することができる。クラッチ開放制御がなされると、エンジン11と駆動輪16との動力の伝達が不能となり、エンジン11は駆動輪16に対して負荷として作用しない状態となる。これにより、駆動輪16は、エンジン11による負荷が作用しない状態で回転するフリーラン状態となるため、車両1の減速度が低下する。
運転者は、フューエルカット中において、エンジンブレーキを必要とする場合や、エンジンブレーキは不要で惰行だけしたい場合がある。フューエルカット制御中にアクセルONの操作がなされるのは、例えば、運転者が惰行を望んでいる場合である。このように、運転者が惰行を望んでいる場合や、減速度を減らしたい(エンジンブレーキ力を減らしたい)だけの場合に、エンジン11を運転させてしまうと、燃費の低下を招くことがある。エンジン11を運転させることに代えて、クラッチ開放制御を実行するようにすれば、エンジン11への燃料の供給(エンジン11による動力の発生)を再開させることなく、減速度を減少させることができる。よって、運転者による減速度調整の要求に応えつつ、燃費の向上を図ることができる。
しかしながら、運転者は、フューエルカット制御の実行中にアクセルONの操作をする場合に、加速を望んでいる場合もある。一旦クラッチ40を開放してしまうと、加速したい場合に遅れが生じてしまう。クラッチ40が開放された状態から、エンジン11の始動およびクラッチ40の係合を完了するまでには時間がかかるため、加速の開始が遅れることとなる。したがって、運転者がアクセルONの操作をした場合に、運転者が惰行を望んでいるのか、加速を望んでいるのかを適切に判断できることが望まれる。
本実施形態では、ECU20は、フューエルカット制御が実行され、かつエンジン11が駆動輪16によって回転駆動されている間に、ブレーキOFF(運転者による制動操作の終了)が検出され、ブレーキOFFの検出後にアクセルON(加速操作の開始)が検出されたときに、ブレーキOFFからアクセルONまでの経過時間Tiによって惰行あるいは加速のいずれかを選択する。具体的には、ECU20は、経過時間Tiが予め定められた所定時間T0未満である場合、クラッチ40を開放することなく、エンジン11を始動させる。ブレーキOFFからアクセルONまでの時間が短い場合、運転者は素早い加速を望んでいると考えられるため、アクセルONに対し即座にエンジン11に燃料を入れてファイヤリングし、加速に備える。一方、経過時間Tiが所定時間T0以上である場合、エンジン11による動力の発生を再開させることなく、クラッチ40を開放するクラッチ開放制御により車両1を惰行させる。つまり、負荷変更手段であるクラッチ40によって駆動輪16に作用するエンジン11による負荷の大きさを減少させる。これは、ブレーキOFFからアクセルONまでの時間が長い場合、運転者は惰行を望んでいると考えられるためである。また、運転者が加速を望んでいたとしても、素早い加速を望んではいないと考えられるため、アクセルONの後さらにアクセルが踏込まれた場合にエンジン11の始動とクラッチ40の係合を行ったとしても、加速の遅れは生じにくい。
図1および図2を参照して、本実施形態の動作について説明する。図1は、クラッチ開放制御に移行するか否かを判定するフローチャートであり、図2は、クラッチ開放制御の終了判定を行うフローチャートである。図1に示す制御フローは、フューエルカット制御の実行中に実行されるものであり、例えば、ブレーキOFFが検出された場合に所定間隔で繰り返し実行される。
ステップS1では、ECU20により、アクセルOFFからアクセルONに変化したか否かが判定される。ECU20は、アクセルポジションセンサ21の検出結果を示す信号に基づき、アクセル開度が予め定められたアクセルの全閉状態を示す開度から、アクセルONと判定される開度に変化したか否かを判定する。その判定の結果、アクセルOFFからアクセルONに変化したと判定された場合(ステップS1−Y)にはステップS2に進み、そうでない場合(ステップS1−N)にはリターンする。
ステップS2では、ECU20により、ブレーキOFFからの時間が所定時間経過しているか否かが判定される。ECU20は、アクセルポジションセンサ21の検出結果を示す信号およびブレーキ操作量センサ32の検出結果を示す信号に基づいて、この判定を行う。ECU20は、ブレーキ操作量センサ32により検出されたブレーキ操作量が、ブレーキONを示す値から予め定められたブレーキOFFと判定される値(制動操作の終了に対応する操作量)に変化した時刻をブレーキOFF時刻とする。また、ECU20は、ステップS1においてアクセルONへの変化を検出した時刻をアクセルON時刻とする。そして、ブレーキOFF時刻からアクセルON時刻までの経過時間が、予め定められた所定時間以上であると、ステップS2において肯定判定がなされる。ステップS2の判定の結果、ブレーキOFFからの時間が所定時間経過していると判定された場合(ステップS2−Y)にはステップS3に進み、そうでない場合(ステップS2−N)にはリターンする。
ステップS3では、ECU20により、クラッチ開放制御が実行される。ECU20は、クラッチ油圧制御装置41を制御し、クラッチ40に供給される油圧をクラッチ40が開放する油圧とすることで、エンジン11と駆動輪16との動力の伝達経路において動力の伝達が行われない状態に切替える。その結果、エンジン11と駆動輪16との動力の伝達が不能となり、エンジン11は回転を停止する。また、駆動輪16に作用するエンジン11による負荷の大きさが減少する。ステップS3が実行されると、リターンする。
図2に示す制御フローは、クラッチ開放制御の実行中に実行されるものであり、例えば、所定間隔で繰り返し実行される。
まず、ステップS11では、ECU20により、クラッチ40を開放中であるか否かが判定される。ECU20は、例えばクラッチ入力軸回転数センサ33およびクラッチ出力軸回転数センサ34の検出結果に基づいてステップS11の判定を行うことができる。ECU20は、例えば、クラッチ40の入力軸の回転数が入力軸の回転停止を示す値であり、クラッチ40の出力軸の回転数が出力軸の回転状態を示す値である場合にクラッチ40が開放中であると判定する。ステップS11の判定の結果、クラッチ40を開放中であると判定された場合(ステップS11−Y)にはステップS12に進み、そうでない場合(ステップS11−N)にはリターンする。
ステップS12では、ECU20により、アクセルポジションセンサ21によって検出された現在のアクセル開度が第1所定値α未満であるか否かを判定する。この第1所定値αは、クラッチ40を係合してエンジンブレーキを効かせた状態とするか否かを判定する予め定められたアクセル開度の閾値である。第1所定値αは、例えば、アクセルOFFとアクセルONとの境界のアクセル開度とすることができる。ステップS12の判定の結果、アクセル開度が第1所定値α未満であると判定された場合(ステップS12−Y)にはステップS13に進み、そうでない場合(ステップS12−N)にはステップS14に進む。
ステップS13では、ECU20により、クラッチ40が係合される。ECU20は、クラッチ油圧制御装置41を制御して、クラッチ40に供給される油圧をクラッチ40が係合する油圧とする。その結果、エンジン11と駆動輪16とが動力を伝達可能となり、エンジン11が駆動輪16に対する負荷として作用し、エンジンブレーキがかかる。ステップS13が実行されると、リターンする。
ステップS14では、ECU20により、アクセルポジションセンサ21によって検出された現在のアクセル開度が第2所定値βよりも大であるか否かが判定される。この第2所定値βは、エンジン11を始動するか否かを判定する予め定められたアクセル開度の閾値である。第2所定値βは、第1所定値α以上の開度である。ステップS14の判定の結果、アクセル開度が第2所定値βよりも大であると判定された場合(ステップS14−Y)にはステップS15に進み、そうでない場合(ステップS14−N)にはリターンされてクラッチ開放制御が継続される。
ステップS15では、ECU20により、エンジン11の始動およびクラッチ40の係合が実行される。ECU20は、フューエルカット制御を終了してエンジン11を始動させ、クラッチ開放制御を終了してクラッチ40を係合させる。ステップS15が実行されると、リターンする。
図4は、本実施形態の車両制御がなされる場合のアクセル開度と車両Gとの関係について説明するための図である。図4において、横軸はアクセル開度、縦軸は車両1の前後加速度である。図4には、低車速時(エンジン低回転)におけるアクセル開度と車両Gとの関係が示されている。符号100は、本実施形態の車両制御がなされる場合のアクセル開度と車両Gとの関係、符号101は、クラッチ開放制御によるフリーランを行わない場合のアクセル開度と車両Gとの関係の一例を示す。
符号G1は、エンジン11においてファイヤリングがなされている(エンジン11が動力を発生している)ときに車両1に発生する前後加速度の最小値である。また、符号G2は、フューエルカット制御がなされており、かつクラッチ40が係合しているときの車両1の前後加速度である。フューエルカット制御の実行中に、運転者のアクセルONの操作によりアクセル開度が第1所定値αとなった場合に、エンジン11を始動すると、符号G2で示す加速度まで大きく加速度が増加する。これに対して、本実施形態では、第1所定値αでは、クラッチ開放制御によりフリーラン状態とされる。符号100aは、フリーラン状態における車両1の前後加速度を示す。フリーラン状態の加速度は、フューエルカット制御中の加速度G2よりは減速度が小さく、ファイヤリング時の加速度G1よりは減速度が大きい。つまり、クラッチ開放制御により、フューエルカット制御中とファイヤリング時との間の減速度とすることができる。これにより、本実施形態の車両制御によれば、運転者がアクセル操作によって望みの減速度を実現しやすくなる。
例えば、フューエルカット制御の実行中で、かつブレーキONの状態から、減速度を弱めたい場合にはブレーキOFFとし(加速度G2)、さらに減速度を弱めたければアクセルONすることでフリーラン状態となる(符号100a参照)。それでも減速度が大きいと感じる場合には、アクセルを踏込めばエンジン11が始動されてエンジンブレーキ力が低減する(加速度G1)。減速度を微妙に調整することが可能となり、減速度の段差が小さいため、ドライバビリティが向上する。また、フリーラン状態を活用することで、第1所定値αと第2所定値βの間のアクセル開度では、エンジン11を運転することなく車両1を走行させることができる。よって、第1所定値αのアクセル開度でエンジン11を始動する場合よりも燃費を向上させることができる。
また、フューエルカット制御の実行中に、運転者が加速(素早い加速)を望む場合には、ブレーキOFFから短時間でアクセルONの操作をする。この場合、本実施形態では、クラッチ開放制御は行われず、燃料の供給および点火がなされてエンジン11の運転が再開される。よって、応答性よく運転者の加速要求に応えることができる。
本実施形態の車両制御システム1−1が適用可能なパワートレーンは、上記のものには限定されず、例えば、エンジン11に代えて他の公知の動力源が搭載されたものであってもよい。本実施形態の車両1が更にモータを備えてもよく、この場合、モータは、動力の伝達経路における自動変速機13の前後、あるいはエンジン11の前のいずれに配置されてもよい。また、ECU20は、<エンジン制御ECU×変速制御ECU>または<パワートレーンECU>、<ハイブリッド制御ECU>などであってもよい。
なお、ブレーキOFF時刻からアクセルON時刻までの経過時間が、予め定められた所定時間以上である場合に、クラッチ開放制御に代えて、クラッチ40を係合状態に保ち、動力の伝達の度合いを低下させるようにしてもよい。このようにしても、駆動輪16に作用するエンジン11による負荷の大きさを減少させ、減速度を低下させることが可能である。
(第1実施形態の第1変形例)
図5を参照して、第1実施形態の第1変形例について説明する。本変形例において、上記実施形態と異なる点は、クラッチ開放制御に移行するか否かを判定する所定時間が、ブレーキ開放速度に応じて可変とされる点である。
図5は、本変形例にかかる所定時間を示す図であり、フューエルカット中のブレーキOFFの操作におけるブレーキ操作量の変化速度(ブレーキ開放速度)と、所定時間との関係を示している。ブレーキ開放速度は、運転者が制動操作の終了に対応する操作量まで操作部材の操作量を変化させるときの操作量の変化速度である。ブレーキ開放速度が小さい場合、運転者の操作は、微妙な駆動力の調整を行っていると考えられる。このため、図5に示すように、所定時間は、ブレーキ開放速度が小さい領域ではほぼ一定であり、かつ小さな値とされている。ブレーキ開放速度が大きくなるほど、運転者は大雑把な加減速を行っていると考えられる。このため、一定以上の大きさのブレーキ開放速度の領域では、ブレーキ速度の増加に応じて所定時間が増加する。また、ブレーキ開放速度が大きくなるほど、ブレーキ開放速度の増分に対する所定時間の増分が大きくなる。つまり、ブレーキ開放速度が大きい場合の所定時間は、ブレーキ開放速度が小さい場合の所定時間よりも長くなる。
これにより、ブレーキ開放速度が小さい、つまりゆっくりとブレーキペダルを戻してブレーキOFFとなった場合には、その後アクセルONするまでの経過時間が比較的短い場合であっても、エンジン11の運転は行われず、クラッチ開放制御に移行する。ブレーキ開放速度が大きい、つまり加減速が激しい運転環境では、クラッチ40を開放して惰行するモードには入りづらくなる。このように、ブレーキOFF時の運転者のブレーキ操作速度に応じて、クラッチ開放制御による惰行モードへの入りやすさが変化することで、駆動力を微調整する場合には、微妙な加減速の調整がしやすく、かつ燃費が向上する一方、レスポンスのよい加減速を望む場合には、惰行モードに入りにくくなり、加速遅れが抑制される。よって、ドライバビリティの向上と燃費向上とを可能な限り両立させることが可能となる。
(第1実施形態の第2変形例)
第1実施形態の第2変形例について説明する。本変形例において、上記第1実施形態および第1変形例と異なる点は、ブレーキ開放速度が大きい場合には、クラッチ開放制御を禁止する点である。ECU20は、ブレーキ開放速度が、予め定められた開放速度の閾値(所定速度)以上であるときには、ブレーキOFFからアクセルONまでの経過時間が所定時間以上であったとしても、クラッチ開放制御を許可しない。これにより、エンジン11と駆動輪16との動力の伝達経路において動力の伝達が行われる状態が維持される。一方、ブレーキOFFからアクセルONまでの経過時間が、所定時間以上であって、ブレーキ開放速度が上記開放速度の閾値を上回らない場合、ECU20はクラッチ開放制御を許可する。本変形例によれば、加減速が激しい運転環境では、クラッチ40を開放して惰行するモードに入らないようにすることができる。
なお、所定時間T0は、一定であっても、可変とされてもよい。例えば、上記第1変形例のようにブレーキ開放速度に応じて所定時間T0が変化するようにされてもよい。
(第2実施形態)
図6を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材や構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図6は、第2実施形態の車両制御について説明するための図である。
本実施形態において、上記第1実施形態と異なる点は、ブレーキOFFからアクセルONまでの経過時間に代えて、車速が増速から減速に転じてからの車速の低下量に基づいて、クラッチ開放制御に移行するか否かを判定する点である。これにより、走りの傾向が明らかに減速に向かっているときに限りクラッチ開放制御を行うことができる。フューエルカット制御が実行され、かつエンジン11が駆動輪16によって回転駆動されている間に、運転者による加速操作の開始が検出されたときに、クラッチ開放制御に移行するか否かの判定がなされる。
図6は、本実施形態の車両制御がなされる場合のタイムチャートである。図6には、(a)車速、(b)アクセル開度、(c)クラッチ開放指令信号の推移が示されている。クラッチ開放指令信号は、クラッチ油圧制御装置41に対してクラッチ40を開放させる指令信号であり、ECU20からクラッチ油圧制御装置41に出力される。
本実施形態では、最後に車速が増速から減速に転じたときの車速(MAX車速)からの車速の低下量(以下、単に「車速低下量ΔV」と記載する。)が、低下量の閾値(所定低下量)ΔV1以上である場合に、フューエルカット制御中のアクセルONに応じてクラッチ開放制御が実行される。例えば、フューエルカット制御が実行され、かつエンジン11が駆動輪16によって回転駆動されている間の時刻t1においてアクセルOFFからアクセルONとなり、このときの車速低下量ΔVは、低下量の閾値ΔV1よりも大きい。これにより、クラッチ開放指令信号がONとされ、クラッチ開放制御が実行される。時刻t2においてアクセルOFFとなると、クラッチ開放制御は終了する。時刻t3から時刻t4にかけても同様にクラッチ開放制御が実行される。その他のアクセルONでは、車速低下量ΔVが低下量の閾値ΔV1に達していないか、もしくはアクセル開度が大きいため、クラッチ開放制御は実行されない。なお、MAX車速は、減速から増速に転じるたびにリセットされる。
本実施形態の車両制御では、ECU20は、MAX車速からの車速の低下量に基づき、車速低下量ΔVが閾値ΔV1以上である場合に限り、エンジン11による動力の発生を再開させることなく、クラッチ開放制御を実行して、駆動輪16に作用するエンジン11による負荷の大きさを減少させる。走りの傾向が明らかに減速に向かっているときにだけクラッチ開放制御が許可され、頻繁に加減速がなされている場合には、アクセルONに応じてクラッチ開放制御を行うことなくファイヤリングされる。よって、クラッチ解放制御を行うかの判断にそれまでの車速の推移にあらわれた運転者の加減速操作の状況(意図)が反映されることで、燃費の向上を実現しつつドライバビリティの向上を図ることができる。
(上記各実施形態の変形例)
上記各実施形態の変形例について説明する。車両制御システムは、上記各実施形態のクラッチ開放制御に代えて、気筒休止制御によりエンジンブレーキを低減させるものであってもよい。例えば、エンジン11の複数気筒のうち少なくとも一部の気筒を休止することで、いずれの気筒も休止しない場合よりもエンジンブレーキを低減することができる。気筒休止する場合、吸気バルブあるいは排気バルブの少なくともいずれか一方の開閉を停止するようにすればよい。気筒休止制御のモードに移行するか否かは、上記各実施形態においてのクラッチ開放制御を実行するか否かと同様に判定することができる。また、クラッチ開放制御と気筒休止制御を選択的に実行するようにしてもよい。例えば、実行したときの減速度の大きさに基づき、アクセル開度が大きい場合には減速度が小さくなる方の制御を行うようにすることができる。
以上のように、本発明にかかる車両制御システムは、加速操作の開始が検出された時の車両制御に有用であり、特に、燃費の向上を図るのに適している。
1 車両
11 エンジン
13 自動変速機
16 駆動輪
20 ECU
21 アクセルポジションセンサ
29 車速センサ
32 ブレーキ操作量センサ
33 クラッチ入力軸回転数センサ
34 クラッチ出力軸回転数センサ
40 クラッチ
41 クラッチ油圧制御装置
α 第1所定値
β 第2所定値
T0 所定時間

Claims (6)

  1. 車両の動力源が前記車両の駆動輪によって回転駆動されるときの前記駆動輪に作用する前記動力源による負荷の大きさを変更可能な負荷変更手段と、
    前記負荷変更手段を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記車両の走行時に前記動力源による動力の発生を停止させる動力源停止制御を実行可能であり、
    前記制御装置は、前記動力源停止制御が実行され、かつ前記動力源が前記駆動輪によって回転駆動されている間に、運転者による制動操作の終了が検出され、前記制動操作の終了の検出後に前記運転者による加速操作の開始が検出されたときに、前記制動操作の終了から前記加速操作の開始までの経過時間が予め定められた所定時間以上であると、前記動力源による動力の発生を再開させることなく、前記負荷変更手段によって前記負荷の大きさを減少させる
    ことを特徴とする車両制御システム。
  2. 前記制動操作の終了は、前記車両の操作部材に対する前記運転者の操作量に基づき検出されるものであり、
    前記所定時間は、前記運転者が前記制動操作の終了に対応する操作量まで前記操作部材の操作量を変化させるときの操作量の変化速度によって変化し、前記変化速度が大きい場合の前記所定時間は、前記変化速度が小さい場合の前記所定時間よりも長い
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記負荷変更手段は、前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達の度合いを変化させるものであって、
    前記制御装置は、前記負荷変更手段によって前記動力の伝達の度合いを低下させることで前記負荷の大きさを減少させる
    請求項1または2に記載の車両制御システム。
  4. 前記負荷変更手段は、前記動力源と前記駆動輪との動力の伝達経路において前記動力の伝達が行われる状態と前記動力の伝達が行われない状態とに切替えることが可能なものであって、
    前記制御装置は、前記負荷変更手段によって前記伝達経路において前記動力の伝達が行なわれない状態に切替えることで前記負荷の大きさを減少させる
    請求項1から3のいずれか1項に記載の車両制御システム。
  5. 前記制動操作の終了は、前記車両の操作部材に対する前記運転者の操作量に基づき検出されるものであり、
    前記制御装置は、前記運転者が前記制動操作の終了に対応する操作量まで前記操作部材の操作量を変化させるときの操作量の変化速度が予め定められた所定速度以上であるときは、前記経過時間が前記所定時間以上であっても前記伝達経路において前記動力の伝達が行なわれる状態を維持する
    請求項4に記載の車両制御システム。
  6. 車両の動力源が前記車両の駆動輪によって回転駆動されるときの前記駆動輪に作用する前記動力源による負荷の大きさを変更可能な負荷変更手段と、
    前記負荷変更手段を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記車両の走行時に前記動力源による動力の発生を停止させる動力源停止制御を実行可能であり、
    前記制御装置は、前記動力源停止制御が実行され、かつ前記動力源が前記駆動輪によって回転駆動されている間に、運転者による加速操作の開始が検出されたときに、最後に前記車両の車速が増速から減速に転じたときの前記車速から前記車速があらかじめ定められた所定低下量以上低下している場合には、前記動力源による動力の発生を再開させることなく、前記負荷変更手段によって前記負荷の大きさを減少させる
    ことを特徴とする車両制御システム。
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