JP2011169073A - 床版構築用パネルの架設方法および移送台車 - Google Patents

床版構築用パネルの架設方法および移送台車 Download PDF

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Abstract

【課題】床版構築用パネルをスタッドジベルの多数突設された主桁の上に容易にかつ効率的に架設することのできる床版構築用バネルの架設方法および移送台車を提供する。
【解決手段】主桁1の上に主桁1の軸方向に一定間隔をおいて配置された複数の移送台車5と当該移送台車5,5間に配置され、各移送台車5と回転自在に連結された連結部材6とを備えて構成する。各移送台車5は床版構築用パネル2を載せるパネル載置部5aと、主桁1の上を主桁1の軸方向に走行する車輪5bと、スタッドジベル3と車輪5bとの間にあってスタッドジベル3をガイドに車輪5bを主桁1の軸方向に誘導するガイド部5cとを備えて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、床版構築用パネルの架設方法および移送台車に関し、主として鉄筋コンクリート床版や鋼・コンクリート合成床版などの床版からなる道路橋の施工に適用される。
道路橋などの床版は、一般に、鉄筋コンクリート床版、プレキャストコンクリート床版、鋼・コンクリート合成床版などによって構築されている(図7(a)参照)。
例えば、鋼・コンクリート合成床版は、底鋼板2a、底鋼板2aの周囲に配置された側鋼板2b、および底鋼板2aと側鋼板2bの内側に突設されたリブ2cやスタッド2d等から型枠兼床版構造部材として予め工場製作された鋼・コンクリート合成床版構築用パネルを主桁1の上に複数架け渡し、それぞれ位置調整を行なった後、鋼・コンクリート合成床版構築用パネル内にコンクリート4を打設することにより構築されている(図7(b)参照)。
また、主桁1の上には床版構築用パネル2を主桁1に固定するためのスタッドジベル3が主桁軸方向に複数突設され、各床版構築用パネル2は、スタッドジベル3の周囲にコンクリート4を打設することにより主桁1に一体的に固定されている(図8(a)参照)。
さらに、主桁1の上には、スタッドジベル3の周囲に打設されるコンクリート4の漏れ防止等の目的で、主桁1と床版構築用パネル2との隙間を塞ぐシールスポンジ等からなるシール部材8が主桁軸方向に連続して取り付けられている(図8(a),(b)参照)。
さらに、床版構築用パネル2の架設には主としてクレーン9が用いられ、クレーン9はブームの届く範囲に設置され、床版構築用パネル2はクレーン9によって一枚一枚吊り上げて主桁1の上に架け渡される(図9参照)。
他の架設方法としては、例えば、特許文献1には、プレキャストコンクリート床版構築用パネルを床版移送台車の上に載せ、主桁の上を架設位置まで移送して架設する方法が開示されている。
特許第2967876号 特開2000−54319号公報
しかし、クレーンによる架設方法は、市街地などで充分な工事ヤードを確保できない場所においては、クレーンを設置できるような充分なスペースを確保できない場合があり、このような場所には床版構築用パネルを使用できないことがあった。
また、引用文献1に開示された床版移送台車による架設は、台車が主桁の上フランジの縁端部をガイドにして主桁の上を走行するため、主桁に取り付けられているシール部材を損傷してしまうおそれがあった。
また、主桁が曲線状に架設されている場合、台車が曲線部を通過する際の対応が不明確であった。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、床版構築用パネルをスタッドジベルの多数突設された主桁の上に容易にかつ効率的に架設することのできる床版構築用パネルの架設方法および移送台車を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の床版構築用パネルの移送台車は、スタッドジベルの突設された主桁の上を、床版構築用パネルを載せて主桁軸方向の架設位置まで移送する床版構築用パネルの移送台車において、前記主桁の上を主桁軸方向に走行する車輪と、前記スタッドジベルと車輪との間にあって前記スダッドジベルをガイドに車輪を主桁軸方向に誘導するガイド部とを備えて構成されていることを特徴とするものである。
本発明は、スタッドジベルが多数突設された主桁の上を、床版構築用パネルを載せて主桁軸方向の架設位置まで、車輪がガイドとなるスタッドジベルから外れることなくスムーズに移送できるようにしたものである。
本発明によれば、移送台車のガイド部が車輪とスタッドジベルとの間にあって、スタッドジベルをガイドに車輪を主桁軸方向に誘導することで、車輪がガイドとなるスタッドジベルからはずれることなく、床版構築用パネルを主桁軸方向の架設位置まできわめて容易にかつスムーズに移送することができる。
また、スタッドジベルの周囲に打設されるコンクリートの漏れ防止等の目的で、主桁1の上に取り付けられたシール部材を車輪で破損することもない。
この場合、ガイド部が主桁の軸方向に隣接する少なくとも2本のスタッドジベル間を跨ぐように取り付けられていることにより、車輪がガイドとなるスタッドジベルからはずれないように主桁軸方向に誘導することができる。
また、スタッドジベルを両側から挟み込むようにガイド部を取り付けることにより、スタッドジベルが主桁軸方向に一列に突設されている場合でも、車輪がガイドとなるスタッドジベルからはずれることなく主桁軸方向に誘導することができ、また、脱輪するといった最悪の事態も未然に防止することができる。
さらに、ガイド部を主桁軸方向に隣接する少なくとも2本のスタッドジベル間を跨ぐように取り付けることができないときは、既存のスタッドジベル間に新たにスタッドジベルを突設して既存のスタッドジベルの間隔を狭めるか、あるいはスタッドジベル間にライナー状のガイド部材を架け渡してもよい(図2、図3(b)参照)。
また、ガイド部は車輪の車軸を支持する車軸受けと兼用させることにより、車軸受けとは別にガイドをあえて設ける必要はなく、部品の少ない簡単な構造の移送台車とすることができる。
また特に、車輪にウレタン製の車輪を用いることにより、主桁継手部の継手ボルト頭部などの段差もスムーズに走行することができる。
また、移送台車は、少なくとも2台、主桁軸方向に一定間隔をおいて配置するのが望ましく、そうすることで比較的大型の床版構築用パネルも、また大きくカーブする主桁の上もきわめて安全にかつ安定した状態で移送することができる。
一般に、床版構築用パネルを安定した状態で移送するには、移送台車は主桁の軸方向に大きくするのがよいが、そうすると大きくカーブする主桁の上はスタッドジベルをガイドにしての移送は困難になる。
このような場合には、一台の移送台車を小型軽量化し、かつ少なくとも2台を主桁軸方向に一定間隔をおいて配置することで、大きくカーブする主桁の上もスタッドジベルをガイドにして、床版構築用パネルを架設位置まできわめて安定した状態で移送することができる(図6参照)。
なお、移送台車は、人力または動力によるウィンチによって引っ張る等の方法によって主桁の上を主桁軸方向に走行させることができる。また、直接押して走行させることもできる。
請求項2記載の床版構築用パネル移送台車は、スタッドジベルの突設された主桁の上を、床版構築用パネルを載せて主桁軸方向の架設位置まで移送する床版構築用パネルの移送台車において、前記主桁の上に主桁軸方向に間隔をおいて配置された複数の移送台車と当該移送台車間に配置され、移送台車と回転自在に連結された連結部材とを備え、前記移送台車は主桁の上を主桁軸方向に走行する車輪と、前記スタッドジベルと車輪との間にあって前記スタッドジベルをガイドに車輪を主桁軸方向に誘導するガイド部とを備えて構成されていることを特徴とするものである。
本発明は、スタッドジベルが多数突設された複数の主桁の上を、床版構築用パネルを載せて主桁軸方向の架設位置まで、車輪がガイドとなるスタッドジベルから外れることなくスムーズに移送できるようにしたものである。
また特に、大きくカーブする主桁の上も、床版構築用パネルを脱輪することなく架設位置までスムーズに移送できるようにしたものである。
本発明によれば、請求項1記載の発明と同様にガイド部が車輪とスタッドジベルとの間にあって、スタッドジベルをガイドに車輪を主桁軸方向に誘導することで、車輪がガイドとなるスタッドジベルから外れることなく床版構築用パネルを主桁軸方向の架設位置まできわめて容易にかつスムーズに移送することができる。
また特に、移送台車は、同一主桁の上には少なくとも2台、主桁の軸方向に間隔をおいて配置し、かつ台車どうしを台車間に配置された連結部材によって回転自在材に連結する(ピン構造)ことで、カーブする主桁の上もきわめてスムーズに床版構築用パネルも架設位置まで移送することができる。また、各台車と連結部材との連結部を自在継手とすることにより、勾配付きの主桁の上も床版構築用パネルを架設位置まで移送することができる。
この場合、各移送台車は小型軽量化し、かつ少なくとも2台を主桁軸方向に一定間隔をおいて配置することで、大きくカーブする主桁の上もスタッドジベルをガイドにして、床版構築用パネルを架設位置まできわめて安定した状態で移送することができる。
請求項3記載の床版構築用パネルの架設方法は、スタッドジベルの突設された主桁の上を、パネル移送台車に床版構築用パネルを載せて主桁軸方向の架設位置まで移送する工程と、架設位置で床版構築用パネルを移送台車から降ろして前記主桁の上に架設する工程とからなり、前記移送台車は前記主桁の上を主桁軸方向に走行する車輪と、前記スタッドジベルと車輪との間にあってスダッドジベルをガイドに車輪を主桁軸方向に誘導するガイド部とを備えて構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、移送台車のガイド部が車輪と主桁の上に突設されたスタッドジベルとの間にあって、スタッドジベルをガイドに車輪を主桁軸方向に誘導することで、車輪がガイドとなるスタッドジベルから外れるのを防止することができるため、スタッドジベルが多数突設された主桁の上でも、床版構築用パネルを主桁軸方向の架設位置まできわめて容易にかつスムーズに移送することができる等の効果がある。
また、移送台車は同一主桁の上に少なくとも2台ずつ、主桁の軸方向に間隔をおいて配置され、かつ台車どうしを台車間に配置された連結部材によって回転自在材に連結されていることで(ピン構造)、大きくカーブする主桁の上もきわめてスムーズに床版構築用パネルも架設位置まで移送することができる等の効果がある。
移送台車に床版構築用パネルを載せて主桁の上を移送する方法を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図である。 主桁の上に配置された移送台車を示す側面図である。 移送台車を示し、(a)はその底面図、(b)は側面図である。 他の移送台車を示し、(a)はその底面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 主桁の上に配置された床版構築用パネルの一部を示し、(a)は主桁と床版構築用パネルとの接合部を示す断面図、(b)は高さ調整ボルトの取付けられた位置の断面図である。 曲線状に架設された主桁の上を走行する移送台車を示す平面図である。 床版からなる道路橋を示し、(a)はその断面図、(b)は鋼・コンクリート床版からなる道路橋の一部斜視図である。 (a)は主桁と床版構築用パネルとの接合部を示す断面図、(b)は主桁の一部斜視図である。 床版構築用パネルを使用した道路橋の施工方法を示す図である。
図1〜図6は、本発明の一実施形態を示し、図において、符号1は道路橋の主桁であり、主桁1はその軸方向に平行にかつその軸直角方向に所定間隔をおいて複数架け渡されている。
符号2は、主桁1の上に架け渡される床版構築用パネルであり、床版構築用パネル2は主桁1,1間に主桁1の軸直角方向に延在し、かつ主桁1の軸方向に互いに隣接して架け渡される。
符号3は、主桁1の上に各床版構築用パネル2を固定するためのスタッドジベルであり、スタッドジベル3は主桁1の上フランジ1aのほぼ中央部分とその両側部分に中央部分のスタッドジベル3を挟んで対称に、かつ主桁1の軸方向に任意の間隔をおいて多数突設されている。
そして、主桁1の上に床版構築用パネル2を架設した後、スタッドジベル3の周囲に後からコンクリート4を打設することにより、各床版構築用パネル2は主桁1の上に固定される。
なお、主桁1にはH形鋼などの形鋼や組立形鋼などが用いられ、床版構築用パネル2には鋼・コンクリート合成構造やコンクリート構造、あるいは鋼構造などの床版構築用パネルが用いられ、さらにスタッドジベル3にはスタッドボルト等が用いられている。
符号5は、床版構築用パネル2を載せて主桁1の上を主桁1の軸方向に走行して、床版構築用パネル2を主桁1の架設位置まで移送する移送台車である。
移送台車5は、床版構築用パネル2を載せるパネル載置部5aと主桁1の上フランジ1aの上を走行する複数の車輪5bと車輪5bをスタッドジベル3に沿って主桁1の軸方向に案内するガイド部5cとを備えて構成されている。
車輪5bは、主桁1のフランジ1aの中央部分に突設されたスタッドジベル3とその両側に突設されたスタッドジベル3との間をそれぞれ走行するように主桁1の軸直角方向に一定間隔をおいて取り付けられている。
また、車輪5bには、スタッドジベル3から外れることなく主桁1の上をその軸方向にスムーズに走行するように、スタッドジベル3の長さよりやや大きい径の車輪が用いられており、通常、直径200mm程度の車輪が用いられている。さらに、車輪5bには主桁継手部の段差や継手ボルト頭部などもスムーズに走行するように特にウレタン製の車輪が用いられている。
なお、車輪5bとして特に直径200mm程度の車輪が用いられているのは、スタッドジベル3の高さが200mm程度あり、これより小さい径の車輪を用いると、スタッドジベル3を跨ぐ金具が別途必要になり、強度やコスト面で不利になる。
また、主桁1の上フランジ1aに段差がある場合、乗り越え時の抵抗が大きくなり走行が困難になる。さらに、台車5はスタッドジベル3をかわせる高さを有する中で低いほうが望ましいが、車輪5bの径を大きくするとパネル移送台車5の高さが高くなり、安定性やコストの面で問題がある等の理由によるものである。
ガイド部5cは、各車輪5bと各スタッドジベル3との間にあって、車輪5bがスタッドジベル3,3間をスタッドジベル3から外れることなく主桁1の軸方向にスムーズに走行するように取り付けられている。
また、ガイド部5cは車輪5bの車軸5dを受ける車軸受けを兼ねており、プレート等から形成されている。
この場合、主桁1の中央に突設されたスタッドジベル3とその両側に位置する車輪5b,5bとの間にそれぞれ取り付けられたガイド部5c,5cが、主桁中央のスタッドジベル3をガイドに移送台車5を主桁軸方向に誘導する働きを有する。
したがって、主桁幅方向の両端に突設された各スタッドボルト3とその内側に位置する各車輪5bとの間に取り付けられたガイド部5cは補助的なものであり必ずしも必要としないが、重量のかなり嵩む床版構築用パネル2を移送する場合は、車輪5bの車軸5dを支持する車軸受けとして強度上あるほうが望ましい。
また、各ガイド部5cを主桁1の軸方向に隣接する少なくとも2本のスタッドジベル3,3間を跨ぐように取り付けられていることにより、車輪5bがスタッドジベル3から外れないように主桁1の軸方向に誘導することができる。
なお、ガイド部5cを主桁1の軸方向に隣接する少なくとも2本のスタッドジベル3,3間を跨ぐように取り付けることができないときは、既存のスタッドジベル3,3間に新たにスタッドジベル3を突設してスタッドジベル3,3間の間隔を狭めるか、あるいはスタッドジベル3,3間にライナー状のガイド部材10を架け渡してもよい(図2、図3(b)参照)。
図4(a),(b)は、移送台車の他の実施形態を示し、特に車輪5bが主桁の軸方向と軸直角方向の両方向に所定間隔をおいて取り付けられており、この移送台車によれば、大型でかつ重い床版構築用パネルも容易に移送することができる。
このように構成された移送台車5は、各主桁1の上フランジ1aの上に主桁1の軸方向に所定間隔をおいて複数台配置され、また同じ主桁1の上に配置された移送台車5どうしは連結部材6によって互いに連結されている。
なお、同じ主桁1の上に配置される移送台車5の台数と間隔は、床版構築用パネル2の大きさや重量、さらには主桁1が曲線状に架け渡されている場合は、その曲率をも考慮して決定する。
特に、主桁1のカーブの曲率が大きいときは、パネル移送用台車5の台数を増やし、各台車5どうしを連結部材6によって回転自材に連結することにより、曲線状をなす主桁1の上もスタッドジベル3から外れることなくスムーズに走行することができる(図6参照)。
このような構成において、次に複数台の移送台車5を用いて、主桁1の上に床版構築用パネル2を架設する方法について説明する。
(1) 最初に、各主桁1の上に移送台車5を配置する。移送台車5は各主桁1の上に少なくとも2台ずつ、主桁1の軸方向に一定間隔をおいて配置する。
また、各主桁1の上に配置された移送台車5,5どうしを連結部材6によって互いに連結する。その際、各移送用台車5と連結部材6は横方向若しくは任意の方向に自由に回転可能なように連結する。
(2) 次に、主桁1の上に配置された移送台車5,5の上に床版構築用パネル2を掛け渡して載せ、各移送台車5に固定ボルト(図省略)によって固定する。
なお、移送台車5,5の上に床版構築用パネル2を載せるのにはクレーンを利用する。また、床版構築用パネル2には高さ調節ボルト7を取り付けておく(図5(b)参照)。
(3) 次に、ウィンチ11等によって床版構築用パネル2を載せた移送台車5を主桁1の軸方向に引っ張って床版構築用パネル2の架設位置まで移送する。
(4) 床版構築用パネル2を架設位置まで移送したら、床版構築用パネル2を各移送台車5に固定している固定ボルトを取り外して、床版構築用パネル2を各移送台車5から切り離す。
(5) 次に、所版構築用パネル2に取り付けられている高さ調整ボルト7を回して主桁1の上で回し、主桁1の上に立て付けることにより、床版構築用パネル2を移送台車5から浮かせる。そして、床版構築用パネル2の下側から移送用台車5を撤去する。
(6) 次に、高さ調整ボルト7を反対側に回して床版構築用パネル2を主桁1の上に載せる。そして、床版構築用パネル2内に突設されたスタッドジベル3の周囲にコンクリート4を打設して(図5(a)参照)、床版構築用パネル2の架設は完了する。
本発明は、道路橋などの床版の施工に際し、床版構築用パネルを主桁の上に効率的に架設することができる。
1 主桁
2 床版構築用パネル
3 スタッドジベル
4 コンクリート
5 移送台車
5a パネル載置部
5b 車輪
5c ガイド部
5d 車軸
6 連結部材
7 高さ調節ボルト
8 シール部材
9 クレーン
10 ガイド部材
11 ウィンチ

Claims (3)

  1. スタッドジベルの突設された主桁の上を、床版構築用パネルを載せて主桁軸方向の架設位置まで移送するための床版構築用パネルの移送台車において、前記主桁の上を主桁軸方向に走行する車輪と、前記スタッドジベルと車輪との間にあって前記スダッドジベルをガイドにして車輪を主桁軸方向に誘導するガイド部とを備えて構成されていることを特徴とする床版構築用パネルの移送台車。
  2. スタッドジベルの突設された主桁の上を、床版構築用パネルを載せて主桁軸方向の架設位置まで移送する床版構築用パネルの移送台車において、前記主桁の上に主桁軸方向に一定間隔をおいて配置された複数の移送台車と当該移送台車間に配置され、移送台車と回転自在に連結された連結部材とを備え、前記移送台車は主桁の上を主桁軸方向に走行する車輪と、前記スタッドジベルと車輪との間にあって前記スタッドジベルをガイドに車輪を主桁軸方向に誘導するガイド部とを備えて構成されていることを特徴とする床版構築用パネルの移送台車。
  3. スタッドジベルの突設された主桁の上を、パネル移送台車に床版構築用パネルを載せて主桁軸方向の架設位置まで移送する工程と、架設位置で床版構築用パネルを移送台車から降ろして前記主桁の上に架設する工程とからなり、前記移送台車は前記主桁の上を主桁軸方向に走行する車輪と、前記スタッドジベルと車輪との間にあってスダッドジベルをガイドにして車輪を主桁軸方向に誘導するガイド部とを備えて構成されていることを特徴とする床版構築用パネルの架設方法。
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