JP5777949B2 - 合成床版架設機及び架設方法 - Google Patents
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Description
また、本発明の合成床版架設機は、合成床版の底鋼板パネルを橋梁の主桁上に架設する。具体的に、本発明の合成床版架設機は、本体フレームと、本体フレームの前面に設けられ、底鋼板パネルが積み込まれる積込部と、本体フレームの上面側に設けられ、積込部よりも前方に張り出された一対の張出部と、張出部にそれぞれ移動可能に設けられ、積込部に積み込まれた底鋼板パネルを主桁上に架設する架設部と、車輪を有し、合成床版架設機を移動可能とする台車部とを備え、台車部は、主桁上に既に架設されている既設底鋼板パネル上に敷設された溝形鋼からなるレール部に沿って移動する。
更に、本発明の架設方法は、上述した合成床版架設機によって、合成床版の底鋼板パネルを橋梁の主桁上に架設する。具体的に、本発明の架設方法は、積込部に底鋼板パネルが積み込まれた後に、台車部によって、主桁上に既に架設されている既設底鋼板パネル上に敷設された溝形鋼からなるレール部に沿って移動し、架設部によって、積込部に積み込まれた底鋼板パネルを吊り上げて、吊り上げた底鋼板パネルを張出部に沿って移動させて、主桁上に架設する。
1.概説
2.底鋼板パネル
3.合成床版架設機
3−1.本体フレーム
3−2.積込部
3−3.架設器
3−4.台車部
4.レール部
5.架設方法
6.変形例
図1に示すように、本発明を適用した合成床版架設機1は、合成床版10の底鋼板パネル11が積み込まれた後に、橋梁の橋台2aや橋脚2bに設けられた主桁3上に既に架設されている既設底鋼板パネル11a上に敷設されたレール部40に沿って、橋軸方向先端の既設底鋼板パネル11aまで移動して、積み込まれた底鋼板パネル11を、主桁3上に架設する。
図2及び図3に示すように、合成床版架設機1によって架設される底鋼板パネル11を有する合成床版10は、橋梁や高架道路等の床版として用いられ、底鋼板パネル11と、この底鋼板パネル11と合成されたコンクリート層12とを有する。このような合成床版10のコンクリート層12は、合成床版架設機1によって、底鋼板パネル11が主桁3上に架設された後に、底鋼板パネル11を枠型として用いて、現場で底鋼板パネル11上にコンクリートを打設することで形成される。
図4に示すように、合成床版10の底鋼板パネル11を主桁3上に架設する合成床版架設機1は、本体フレーム20と、本体フレーム20の前面20aに設けられ、底鋼板パネル11が積み込まれる積込部21と、積込部21に積み込まれた底鋼板パネル11を主桁3上に架設する架設器22と、当該合成床版架設機1を移動可能とする台車部23とを備えている。
図4乃至図7に示すように、本体フレーム20は、第一乃至第四柱部材24a〜24dと第一乃至第四横梁部材24e,24f,24i,24jと、第一乃至第四縦梁部材24g,24h,24k,24lとで、全体形状が略直方体となるように設けられている。これらの部材24a〜24lは、例えば、I形鋼又はH形鋼からなる。
更に、図4及び図5に示すように、第一横梁部材24eよりも前方に張り出した第一及び第二縦梁部材24g,24hの下部張出部24m,24mには、底鋼板パネル11が積み込まれる。すなわち、第一及び第二縦梁部材24g,24hの下部張出部24m,24mは、主桁3上に架設する底鋼板パネル11が積み込まれる積込部21となる。具体的に、下部張出部24m,24mは、第一横梁部材24eに対して、底鋼板パネル11の幅方向の長さと略同じ又はやや長く前方に張り出されている。そして、この下部張出部24m,24mには、前面20aと背面20bとが相対する前後方向(橋軸方向)に、底鋼板パネル11の幅方向を向けて、底鋼板パネル11が積み込まれる。すなわち、積込部21には、底鋼板パネル11が主桁3上に架設される向きと同じ向きに積み込まれる。更に、積込部21には、底鋼板パネル11を少なくとも1個積み込むことができ、ここでは、例えば、3個積層されて積み込まれている。
更に、図4に示すように、下部張出部24m,24mよりもさらに前方に張り出された第三及び第四縦梁部材24k,24lの上部張出部24n,24nには、それぞれ、積込部21に積み込まれた底鋼板パネル11を主桁3上に架設する架設器22が設けられている。
更に、図4に示すように、第一及び第二縦梁部材24g,24hには、当該合成床版架設機1を移動可能とする台車部23が取り付けられている。この台車部23は、第一及び第二縦梁部材24g,24hの長手方向の両端部又は両端部の近傍の下側フランジ部24pに取り付けられている。台車部23は、例えば、第一及び第二縦梁部材24g,24hにそれぞれ2個、合計4個取り付けられている。
図2及び図12に示すように、合成床版架設機1が移動されるレール部40は、底鋼板パネル11を敷設する際に、底鋼板パネル11の補強リブ14上に敷設される。
次いで、本発明を適用した合成床版架設機1によって主桁3上に底鋼板パネル11を架設する架設方法について説明する。
なお、合成床版架設機1は、台車部23の駆動部32を駆動することによって、レール部40に沿って前進及び後進することに限定されるものではない。合成床版架設機1は、本体フレーム20に電動式又は手動式のウインチやチルホール等の巻上装置を設け、この巻上装置によって、合成床版架設機1よりも前方及び後方の既設底鋼板パネル11a、主桁3、その他の固定部材等に係止されたワイヤを巻き上げることで、レール部40に沿って、前進及び後進するようにしてもよい。
Claims (10)
- 合成床版の底鋼板パネルを橋梁の主桁上に架設する合成床版架設機において、
本体フレームと、
上記本体フレームの前面に設けられ、上記底鋼板パネルが上記主桁上に架設される向きと同じ向きに積み込まれる積込部と、
上記本体フレームの上面側に設けられ、上記積込部よりも前方に張り出された一対の張出部と、
上記張出部にそれぞれ移動可能に設けられ、上記積込部に積み込まれた底鋼板パネルを回転させることなく上記主桁上に架設する架設部と、
車輪を有し、当該合成床版架設機を移動可能とする台車部とを備え、
上記台車部は、上記主桁上に既に架設されている既設底鋼板パネル上に敷設されたレール部に沿って移動することを特徴とする合成床版架設機。 - 合成床版の底鋼板パネルを橋梁の主桁上に架設する合成床版架設機において、
本体フレームと、
上記本体フレームの前面に設けられ、上記底鋼板パネルが積み込まれる積込部と、
上記本体フレームの上面側に設けられ、上記積込部よりも前方に張り出された一対の張出部と、
上記張出部にそれぞれ移動可能に設けられ、上記積込部に積み込まれた底鋼板パネルを上記主桁上に架設する架設部と、
車輪を有し、当該合成床版架設機を移動可能とする台車部とを備え、
上記台車部は、上記主桁上に既に架設されている既設底鋼板パネル上に敷設された溝形鋼からなるレール部に沿って移動することを特徴とする合成床版架設機。 - 上記底鋼板パネルには、溝形鋼からなる補強リブが設けられ、
上記レール部は、上記補強リブ上に敷設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の合成床版架設機。 - 上記張出部間には、前方に向かうに従って幅広となる略V字状の横構部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の合成床版架設機。
- 上記台車部は、上記車輪を回転可能に支持し、溝形鋼からなる第一及び第二車輪支持部材からなり、該第一及び第二車輪支持部材のウェブ同士が相対するように設けられており、該第一及び第二車輪支持部材の下側フランジ部が、溝形鋼からなる上記レール部の溝形鋼のフランジ部にガイドされることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項記載の合成床版架設機。
- 上記レール部には、上記底鋼板パネルの補強リブに対応する位置に、固定部が形成されており、
上記固定部は、上記補強リブに、固定部材によって着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項3記載の合成床版架設機。 - 上記レール部は、長手方向を橋軸方向に向けて、橋軸直角方向に所定の間隔をあけて、既設底鋼板パネル上に橋軸方向に複数個敷設されており、
上記レール部の長手方向の一端部には、橋軸方向に隣り合う他のレール部の他端部が配置され、配置された該他のレール部を側面から支持する連結部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項記載の合成床版架設機。 - 上記張出部は、I形鋼又はH形鋼からなり、
上記架設部は、上記張出部のフランジ部に係合され、該張出部に沿って移動することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項記載の合成床版架設機。 - 本体フレームと、上記本体フレームの前面に設けられ、底鋼板パネルが積み込まれる積込部と、上記本体フレームの上面側に設けられ、上記積込部よりも前方に張り出された一対の張出部と、上記張出部にそれぞれ移動可能に設けられ、上記積込部に積み込まれた底鋼板パネルを上記主桁上に架設する架設部と、車輪を有し、当該合成床版架設機を移動可能とする台車部とを備える合成床版架設機によって、合成床版の底鋼板パネルを橋梁の主桁上に架設する架設方法において、
上記積込部に底鋼板パネルが上記主桁上に架設される向きと同じ向きに積み込まれた後に、上記台車部によって、上記主桁上に既に架設されている既設底鋼板パネル上に敷設されたレール部に沿って移動し、
上記架設部によって、上記積込部に積み込まれた底鋼板パネルを吊り上げて、該吊り上げた底鋼板パネルを上記張出部に沿って移動させて、上記積込部に積み込まれた底鋼板パネルを回転させることなく、上記主桁上に架設する架設方法。 - 本体フレームと、上記本体フレームの前面に設けられ、底鋼板パネルが積み込まれる積込部と、上記本体フレームの上面側に設けられ、上記積込部よりも前方に張り出された一対の張出部と、上記張出部にそれぞれ移動可能に設けられ、上記積込部に積み込まれた底鋼板パネルを上記主桁上に架設する架設部と、車輪を有し、当該合成床版架設機を移動可能とする台車部とを備える合成床版架設機によって、合成床版の底鋼板パネルを橋梁の主桁上に架設する架設方法において、
上記積込部に底鋼板パネルが積み込まれた後に、上記台車部によって、上記主桁上に既に架設されている既設底鋼板パネル上に敷設された溝形鋼からなるレール部に沿って移動し、
上記架設部によって、上記積込部に積み込まれた底鋼板パネルを吊り上げて、該吊り上げた底鋼板パネルを上記張出部に沿って移動させて、上記主桁上に架設する架設方法。
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