JP2011167078A - 包装棒状飯及び包装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外フィルム2は幅方向の略中央部にて全長に亘って分断可能部21を有し、内フィルム3は2枚のフィルム片31、31の互いの内縁を外フィルム2の分断可能部21上で重ね合わせて形成され、長さがシート状食品4の幅長さに対応する棒状飯塊6を、包装シート1の内フィルム3の上に前記外フィルム2の分断可能部21と直交する方向に倒して載せ、棒状飯塊6を挟んで包装シート1の一端部を他端部に重ね、棒状飯塊6と包装シート1の両端重り部との間の空間Sを狭めて棒状飯塊6の周面に包装シート1を巻き付け、該包装シートの両端重なり部を止着手段5によって止着している。
【選択図】図5
Description
外フィルムは、幅方向の中央部に長手方向に分断するための分断可能部を有しており、内フィルムは2枚のフィルム片からなり、該フィルム片の内端どうしを外フィルムの分断可能部上に重ねている。
上記包装棒状飯を食するには、分断可能部によって外フィルムを2分し、棒状飯塊の一端にて、包装シートを外側に引っ張る。外フィルム半体と内フィルムの一方のフィルム片が一緒に引っ張り出される。
棒状飯塊の他端にて、包装シートを外側に引っ張る。残りの外フィルム半体と内フィルムの他方のフィルム片が一緒に引っ張り出される。
上記作業によって、シート状食品が棒状飯塊に直に巻き付いた状態に残り、これを食することができる。
又、包装シートの巻付け開始端に巻付け終端が被さって止着された状態のまま、包装シートを棒状飯塊の長手方向外側に引っ張って包装を解くことになる。
従って、包装シートを外側に引っ張る際の抵抗が大きく、棒状飯塊が型崩れしたり、割れてしまって食べ難くなる問題があった。
本発明は、上記問題を解決できる包装棒状飯及びその包装方法を明らかにするものである。
包装シート(1)は、内フィルム(3)と長方形の外フィルム(2)との間にシート状食品(4)を挟み、内、外両フィルム(2)(3)は、シート状食品(4)を囲んで溶着され、
外フィルム(2)は幅方向の略中央部にて全長に亘って分断可能部(21)を有し、内フィルム(3)は2枚のフィルム片(31)(31)の互いの内縁を外フィルム(2)の分断可能部(21)上で重ね合わせて形成され、
シート状食品(4)の幅長さに対応する長さの棒状飯塊(6)を、包装シート(1)の内フィルム(3)上に、前記外フィルム(2)の分断可能部(21)と直交する方向に倒して載せ、
棒状飯塊(6)を挟んで包装シート(1)の一端部を他端部に重ね、棒状飯塊(6)と包装シート(1)の両端重なり部との間の空間Sを狭めて、包装シート(1)の一方の端部側を折り返す様にして包装シート(1)の両端重なり部を棒状飯塊(6)の周面に巻き付け、該包装シートの両端重なり部を止着手段(5)によって止着している。
包装シート(1)は、内フィルム(3)と長方形の外フィルム(2)との間にシート状食品(4)を挟み、内、外両フィルム(3)(2)はシート状食品(4)を囲んで溶着され、
外フィルム(2)は幅方向の略中央部にて全長に亘って分断可能部(21)を有し、内フィルム(3)は2枚のフィルム片(31)(31)の互いの内縁を外フィルム(2)の分断可能部(21)上で重ね合わせて形成され、
長さがシート状食品(4)の幅長さに対応する棒状飯塊(6)を、包装シート(1)の内フィルム(3)上に、前記外フィルム(2)の分断可能部(21)と直交する方向に倒して載せ、
包装シート(1)の一端部を他端部に重ね、棒状飯塊(6)と包装シート(1)の両端重なり部との間の空間Sを狭めて棒状飯塊(6)の周面に包装シート(1)を巻き付け、該包装シートの両端重なり部を止着手段(5)によって止着する。
又、包装シート(1)の両端重なり部の内、一方が折り返されており、該折返しし屈曲部近傍に隙間空間S1が生じて、即ち、包装シート(1)と棒状飯塊(6)が接触していない部分が生じる。
上記によって、包装シート(1)の内フィルム(3)と棒状飯塊(6)の密着度は、従来の様に包装シートの一端側から棒状飯塊周面に巻き付ける場合に較べて低下する。
又、包装を解く際に、先ず、止着手段(5)による包装シート(1)端部の止着を外し、包装シート(1)の両端重なり部を棒状飯塊(6)から離れる方向に開いてから外フィルム(2)を分断し、棒状飯塊(6)の一端側にて、外フィルム(2)半体と、内フィルム(3)の一方のフィルム片(31)(31)を棒状飯塊(6)の長手方向外側に引っ張り出し、棒状飯塊(6)の他端側でも同様にして残りの外フィルム半体とフィルム片(31)を一緒に引っ張り出すから、これらフィルムを引っ張り出す際の抵抗は小さくなり、棒状飯塊(6)を型崩れさせたり、割れるたりすることなくスムーズに包装を解くことができる。
又、ラベル(50)を剥がして包装シート(1)の両端重なり部を重なり状態のまま棒状飯塊(6)から離れる方向に開いて、外フィルム(2)上のカットテープ(22)を引っ張って外フィルム(2)を分断する際、分断開始端にはカットテープ(22)を挟んで切込み(23)(23)が施されているから、外フィルム(2)を簡単且つ綺麗に分断できる。
棒状飯塊(6)は白米、或いはかやくご飯の円柱状の塊であり、部分的或いは全体に胡麻等の振掛け食品を振り掛けておいてもよい。
図1乃至図4は、包装シート(1)を示している。
包装シート(1)は、内フィルム(3)と長方形で透明な外フィルム(2)との間に、長方形のシート状食品(4)を挟んで形成される。
外フィルム(2)の長さは、棒状飯塊(6)の周長の1.4乃至1.7程度、幅長さは、棒状飯塊(6)長さに約2cmを加えた長さである。
実施例の分断可能部(21)は、カットテープ(22)を外フィルム(2)の全長に亘って接着したものであって、カットテープ(22)の一端を引っ張ると外フィルム(2)をテープ幅で裂くことができる。
外フィルム(2)の一端には、カットテープ(22)を挟み、カットテープ(22)に接近してカットテープ(22)と平行に短く平行に切込み(23)(23)が施されている。該切込み(23)(23)間を摘んでカットテープ(22)を引っ張るため、切込み(23)(23)側が外フィルム(2)の分断開始端となる。
両フィルム片(31)(31)は、互いに外フィルム(2)の長手方向に沿う側縁から台形状に大きくみ出した端部包み部(33)(33)を具えている。
端部包み部(33)(33)のはみ出し高さhは、棒状飯塊(6)の直径の1.3倍程度である。
端部包み部(33)(33)を含むフィルム片(31)(31)は、図7に示す如く、凹部(31a)と凸部(31b)が均一に分布したエンボスフィルムである。
尚、内フィルム(3)と前記外フィルム(2)は、互いの溶着性が問題はなく、棒状飯塊(6)に対する粘着性が悪いものを選択すればよい。
海苔(41)は、長さ約15cm、幅長さ約10cmであって、長さは前記棒状飯塊(6)の周長の1倍強(約1.2倍)、幅長さは棒状飯塊(6)の長さと略同じである。
フィルム片(31)(31)の重なり部(32)には該溶着線(12)は存在しない。
海苔(41)は、外フィルム(2)の切込み(23)(23)側、即ち、分断開始端側とは反対側寄りに位置している。従って、包装シート(1)の外フィルム(2)の分断開始端側には実施例では、該開始端から4cm内側の範囲eには海苔(41)は存在していない。
ラベル(50)は、外フィルム(2)の端部を殆んど一杯に止着できる大きさであり、裏面全体が接着剤層(51)となっている。
ラベル(50)は外フィルム(2)の切込み(23)(23)とは反対側端部に、全幅に亘って外フィルム(2)の端縁からはみ出す様に外フィルム(2)の表側面に接着される。
ラベル(50)には、外フィルム(2)のカットテープ(22)との対応位置に、カットテープ(22)の幅よりも広い間隔を存して断続的な切込み(52)(52)がカットテープ(22)に沿う方向に施されている。
数字「1」は、外フィルム(2)からはみ出た部分の幅中央に印される。
数字「1」の近傍に、内向きの矢印(53)が印される。
数字「2」は、外フィルム(2)の幅方向の一端側に、数字「3」は外フィルム(2)の幅方向の他端側に印される。
数字「2」、「3」の夫々の近傍に、棒状飯塊(6)の長手方向外向きの矢印(54)(55)が印される。
図3に示す如く、内フィルム(3)を上にした包装シート(1)に棒状飯塊(6)を、倒れ状態で外フィルム(2)のカットテープ(22)と直交し、両端が海苔(41)からはみ出さない様に、且つ海苔(41)の長さ中央付近に載せる。
このとき、ラベル(50)側とは反対側端部(1a)をラベル側端部(1b)から少しはみ出してラベル(50)裏面の接着剤層(51)に貼り付けて止着する。
包装シート(1)の両端重なり部と棒状飯塊(6)との間に大きな空間Sが生じる。
尚、図5a、図5b、図5cにおいて、端部包み部(33)(33)は省略している。
図6に示す包装棒状飯のラベル(50)に示された数字「1」に対応する矢印(53)の方向にラベル(50)を剥がす。ラベル(50)は包装シート(1)から完全に取り外す必要はなく、図8に示す如く、包装シート(1)の両端重なり部を、重なり状態のまま棒状飯塊(6)から離れる方向に開くことができればよい。
図9に示す如く、カットテープ(22)の終端が外フィルム(2)が離れる際に、該終端に接着してたラベル(50)の幅方向の中央部が断続的な切込み(52)(52)によって分離してカットテープ(22)に接着したまま千切り取られる。
上記作業によって、図10に示す如く、海苔(41)だけが棒状飯塊(6)に直に巻きついた状態に残る。
包装シート(1)の大きさは、棒状飯塊(6)の大きさに合わせて作成すればよい。
又、実施例では、内フィルム(3)の各フィルム片(31)(31)は、端部包み部(33)(33)を一体に具えているが、これに限らず、別体の端部包み部(33)をフィルム片(31)に溶着することも可能である。
又、端部包み部(33)(33)を省略することも可能である。
2 外フィルム
21 分断可能部
22 カットテープ
3 内フィルム
31 フィルム片
33 端部包み部
4 シート状食品
41 シート状海苔
5 止着手段
50 ラベル
Claims (8)
- 棒状飯塊(6)を包装シート(1)で包んだ包装飯塊であって、
包装シート(1)は、内フィルム(3)と長方形の外フィルム(2)との間にシート状食品(4)を挟み、内、外両フィルム(2)(3)は、シート状食品(4)を囲んで溶着され、
外フィルム(2)は幅方向の略中央部にて全長に亘って分断可能部(21)を有し、内フィルム(3)は2枚のフィルム片(31)(31)の互いの内縁を外フィルム(2)の分断可能部(21)上で重ね合わせて形成され、
シート状食品(4)の幅長さに対応する長さの棒状飯塊(6)を、包装シート(1)の内フィルム(3)上に、前記外フィルム(2)の分断可能部(21)と直交する方向に倒して載せ、
棒状飯塊(6)を挟んで包装シート(1)の一端部を他端部に重ね、棒状飯塊(6)と包装シート(1)の両端重なり部との間の空間Sを狭めて、包装シート(1)の一方の端部側を折り返す様にして包装シート(1)の両端重なり部を棒状飯塊(6)の周面に巻き付け、該包装シートの両端重なり部を止着手段(5)によって止着している、包装棒状飯。 - 内フィルム(3)の両フィルム片(31)(31)は、棒状飯塊(6)の端部を包む端部包み部(33)(33)を外フィルム(2)からはみ出して具えており、内フィルム(3)上に載せた棒状飯塊(6)の両端を端部包み部(33)(33)で包んでから、包装シート(1)を棒状飯塊(6)の周面に巻き付ける、請求項1に記載の包装棒状飯。
- フィルム片(31)(31)及び端部包み部(33)(33)は、均一分布に凹凸が施されたエンボスフィルムである、請求項2に記載の包装棒状飯。
- 展開状態の包装シート(1)の一端の外フィルム(2)上に止着手段(5)であるラベル(50)が一部を外側へはみ出して接着され、包装シート(1)の他端にて外フィルム(2)には、分断可能部(21)であるカットテープ(22)を挟んで切込み(23)(23)が施されている、請求項1乃至3の何れかに記載の包装棒状飯。
- 包装シート(1)の両端の重なり部は、上側の端縁から下側の端縁がはみ出て、該下側の端部はラベル(50)裏面の接着剤層(51)に貼り付いている、請求項4に記載の包装棒状飯。
- シート状食品(4)は、展開状態の包装シート(1)の一端側寄りに位置しており、包装状態の包装シート(1)の折返し部分にはシート状食品(4)は存在してない、請求項1乃至5の包装棒状飯。
- 包装シート(1)は、内フィルム(3)と長方形の外フィルム(2)との間にシート状食品(4)を挟み、内、外両フィルム(3)(2)はシート状食品(4)を囲んで溶着され、
外フィルム(2)は幅方向の略中央部にて全長に亘って分断可能部(21)を有し、内フィルム(3)は2枚のフィルム片(31)(31)の互いの内縁を外フィルム(2)の分断可能部(21)上で重ね合わせて形成され、
長さがシート状食品(4)の幅長さに対応する棒状飯塊(6)を、包装シート(1)の内フィルム(3)上に、前記外フィルム(2)の分断可能部(21)と直交する方向に倒して載せ、
包装シート(1)の一端部を他端部に重ね、棒状飯塊(6)と包装シート(1)の両端重なり部との間の空間Sを狭めて棒状飯塊(6)の周面に包装シート(1)を巻き付け、該包装シートの両端重なり部を止着手段(5)によって止着する、棒状飯塊の包装方法。 - 包装シート(1)の両端部を重ねる際に、包装シート(1)のラベル側とは反対側の端部を止着手段(5)であるラベル(50)裏面の接着剤層(51)に掛かる様に重ねて止めてから、棒状飯塊(6)と包装シート(1)の両端重なり部との間の空間Sを狭めて棒状飯塊(6)の周面に包装シート(1)を巻き付ける、請求項7に記載の棒状飯塊の包装方法。
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