JP2011157352A - 農薬粒剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた性能を有する農薬製剤を提供すること。
【解決手段】式(I)
Figure 2011157352

〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、X1及びX2は、いずれも明細書中に記載の定義を表す。〕で示される化合物と、チアジニル、イソチアニル、プロベナゾール及びアシベンゾラル−S−メチルからなる群より選ばれる1以上の植物病害防除活性化合物と、スメクタイト鉱物を含む増量剤と、水溶性結合剤とを含有する農薬粒剤組成物は、優れた性能を有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、農薬粒剤組成物に関する。
従来、農作物の栽培においては、有害生物防除活性化合物、植物病害防除活性化合物、除草活性化合物など多くの農薬活性成分が、種々の形態で適用されている。例えば、水稲の栽培においては、育苗箱に予め農薬製剤を施用することにより、当該育苗箱で生育した幼苗の水田への移植と同時に前記農薬製剤に含有される農薬活性成分も水田に適用されるため、移植後も前記農薬活性成分の効力が発現可能である場合に、効率的な防除方法となるので、当該防除方法に適用するための多くの農薬製剤が開発されている。
しかしながら前記防除方法においては、長期にわたり農薬活性成分の防除効力を発揮することが望まれており、イネの幼苗などの生育初期の植物体に対して過剰量の農薬活性成分の施用が求められるため、植物体の生育不良等を引き起こす場合もあり、その改善が求められていた。
農薬活性成分としては、式(I)
Figure 2011157352
〔式中、
1は水素原子又はメチル基を表し、
2は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
3は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
4は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
5は水素原子、C1−C4アルキル基又はC1−C4アルキルアミノ基を表し、
6は水素原子又はメチル基を表し、
7はメチル基又はエチル基を表し、
8はアミノ基、C1−C4アルキルアミノ基又はジ(C1−C4アルキル)アミノ基を表し、
1及びX2はいずれも水素原子を表すか、又は、X1及びX2が一緒になり単結合を表す。〕
で示される化合物が有害生物防除活性化合物として知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
また、チアジニル、イソチアニル、プロベナゾール及びアシベンゾラル−S−メチルはいずれも、イネの植物体に作用することにより、イネいもち病などの植物病害に対する抵抗性誘導を発現させる活性化合物として知られている(例えば、特許文献3及び非特許文献1参照)。
国際公開第93/09126号パンフレット 国際公開第97/00265号パンフレット
国際公開第2008/007778号パンフレット
植物防疫、第61巻 第10号(2007)、第531頁−第536頁(社団法人 日本植物防疫協会 発行)
本発明は、前記式(I)で示される化合物を含有し、かつ優れた性能を有する農薬製剤を提供することを課題とする。
本発明者等は、前記式(I)で示される化合物を含有し、かつ優れた性能を有する農薬製剤を見出すべく検討の結果、前記式(I)で示される化合物と、チアジニル、イソチアニル、プロベナゾール及びアシベンゾラル−S−メチルからなる群より選ばれる1以上の植物病害防除活性化合物と、スメクタイト鉱物を含む増量剤と、水溶性結合剤とを含有する農薬粒剤組成物を用いることにより、優れた性能を有する農薬製剤を提供できることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、以下の〔1〕〜〔13〕の通りである。
〔1〕 式(I)
Figure 2011157352
〔式中、
1は水素原子又はメチル基を表し、
2は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
3は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
4は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
5は水素原子、C1−C4アルキル基又はC1−C4アルキルアミノ基を表し、
6は水素原子又はメチル基を表し、
7はメチル基又はエチル基を表し、
8はアミノ基、C1−C4アルキルアミノ基又はジ(C1−C4アルキル)アミノ基を表し、
1及びX2はいずれも水素原子を表すか、又は、X1及びX2が一緒になり単結合を表す。〕
で示される化合物と、
チアジニル、イソチアニル、プロベナゾール及びアシベンゾラル−S−メチルからなる群より選ばれる1以上の植物病害防除活性化合物と、
スメクタイト鉱物を含む増量剤と、
水溶性結合剤と
を含有する農薬粒剤組成物。
〔2〕 式(I)で示される化合物100重量部に対して、植物病害防除活性化合物が100〜5000重量部の含有割合である〔1〕記載の農薬粒剤組成物。
〔3〕 農薬粒剤組成物における、式(I)で示される化合物及び植物病害防除活性化合物の含有割合が1〜30重量パーセントである〔1〕又は〔2〕記載の農薬粒剤組成物。
〔4〕 農薬粒剤組成物における、スメクタイト鉱物を含む増量剤の含有割合が40〜98重量パーセントである〔1〕〜〔3〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
〔5〕 農薬粒剤組成物における、水溶性結合剤の含有割合が1〜10重量パーセントである〔1〕〜〔4〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
〔6〕 植物病害防除活性化合物が、イソチアニルである〔1〕〜〔5〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
〔7〕 さらにネオニコチノイド化合物を含有する〔1〕〜〔6〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
〔8〕 ネオニコチノイド化合物が、クロチアニジンである〔7〕記載の農薬粒剤組成物。
〔9〕 スメクタイト鉱物を含む増量剤が、スメクタイト鉱物及び炭酸カルシウムを含む増量剤成分である〔1〕〜〔8〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
〔10〕 スメクタイト鉱物が、ベントナイトである〔1〕〜〔9〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
〔11〕 水溶性結合剤が、アルファー化デンプンである〔1〕〜〔10〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
〔12〕 式(I)で示される化合物が、スピノシンA、スピノシンD、スピネトラムJ及びスピネトラムLからなる群より選ばれる1以上の化合物である〔1〕〜〔11〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
〔13〕 式(I)で示される化合物が、スピネトラムである〔1〕〜〔11〕いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
本発明により、優れた性能を有する農薬製剤を提供することができる。
本発明の農薬粒剤組成物とは、式(I)
Figure 2011157352
〔式中、
1は水素原子又はメチル基を表し、
2は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
3は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
4は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
5は水素原子、C1−C4アルキル基又はC1−C4アルキルアミノ基を表し、
6は水素原子又はメチル基を表し、
7はメチル基又はエチル基を表し、
8はアミノ基、C1−C4アルキルアミノ基又はジ(C1−C4アルキル)アミノ基を表し、
1及びX2はいずれも水素原子を表すか、又は、X1及びX2が一緒になり単結合を表す。〕
で示される化合物(以下、本化合物Aと記す場合もある。)と、
チアジニル、イソチアニル、プロベナゾール及びアシベンゾラル−S−メチルからなる群より選ばれる1以上の植物病害防除活性化合物(以下、本植物病害防除活性化合物と記す場合もある。)と、
スメクタイト鉱物を含む増量剤と、
水溶性結合剤と
を含有するものである。
本化合物Aは、例えば、特開2009−132670号公報、国際公開第93/09126号パンフレット及び国際公開第97/00265号パンフレットに記載される化合物であり、当該文献に記載の方法で製造することができる。本発明の農薬粒剤組成物に対する本化合物Aの含有量は、通常0.1〜5重量パーセント、好ましくは0.5〜2重量パーセント程度である。
本化合物Aとしては、具体的には例えば以下の化合物が挙げられる。
下記式(I)で示される化合物;
Figure 2011157352
式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、X1及びX2は〔表1〕に記載の組合
せを表す。





Figure 2011157352
本化合物Aのうち、〔表1〕において、No.1に記載の化合物はスピノシンA、No.4に記載の化合物はスピノシンD、No.23に記載の化合物はスピネトラムJ、No.24に記載の化合物はスピネトラムLとして知られる化合物である。
また、一般名スピノサドとして、No.1に記載の化合物(スピノシンA)とNo.4に記載の化合物(スピノシンD)との混合物が農薬の有効成分として知られており、一般名スピネトラムとして、No.23に記載の化合物(スピネトラムJ)とNo.24に記載の化合物(スピネトラムL)との混合物が農薬の有効成分として知られており、これらを本発明に用いることもできる。
本植物病害防除活性化合物は、チアジニルが下記式(II)
Figure 2011157352
で示される化合物であり、イソチアニルが下記式(III)
Figure 2011157352
で示される化合物であり、プロベナゾールが下記式(IV)
Figure 2011157352
で示される化合物であり、アシベンゾラル−S−メチルが下記式(V)
Figure 2011157352
で示される化合物であり、いずれも市販されるものを用いることができる。本発明の農薬粒剤組成物には、本植物病害防除活性化合物が1種又は2種以上が含有されるが、その含有量は通常1〜25重量パーセント、好ましくは1〜5重量パーセント程度である。また、本発明の農薬粒剤組成物に含有される本化合物Aと本植物病害防除活性化合物との含有割合は、本化合物A100重量部に対して、本植物病害防除活性化合物が通常100〜5000重量部、好ましくは100〜600重量部程度であり、本発明の農薬粒剤組成物に対する本化合物Aと本植物病害防除活性化合物との合計含有量は、通常1.1〜30重量パーセント、好ましくは1.1〜5重量パーセント程度である。
本発明には、本化合物A及び本植物病害防除活性化合物に加えてさらに、他の農薬活性化合物を含有することができる。かかる他の農薬活性化合物としては、例えば、殺虫活性化合物、殺菌活性化合物、昆虫成長制御活性化合物、除草活性化合物及び植物成長制御活性成分を挙げることができ、例えば次に示す化合物を具体的に挙げることができる。
殺虫活性化合物としては、例えば、デルタメトリン、トラロメトリン、アクリナトリン、テトラメトリン及びテフルスリン等のピレスロイド化合物;プロポキサー、イソプロカルブ、キシリルカルブ、メトルカルブ、チオジカルブ、XMC、カルバリル、ピリミカルブ、カルボフラン、メソミル、フェノキシカルブ及びフェノブカルブ等のカーバメート化合物;アセフェート、トリクロルホン、テトラクロルビンホス、ジメチルビンホス、ピリダフェンチオン、アジンホスエチル及びアジンホスメチル等の有機リン化合物;ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、ルフェヌロン、ヘキサフルムロン、フルフェノクスロン、フルシクロクスロン、シロマジン、ジアフェンチウロン、ヘキシチアゾクス、ノヴァルロン、テフルベンズロン、トリフルムロン、4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−(6−ヨード−3−ピリジルメトキシ)ピリダジン−3(2H)−オン、1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル]ウレア、1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)フェニル]ウレア、2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアゾン−4−オン及び1−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−3−[2−フルオロ−4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル]ウレア等のウレア化合物;イミダクロプリド、アセタミプリド、クロチアニジン、ニテンピラム、チアメトキサム、ジノテフラン及びチアクロプリド等のネオニコチノイド化合物;フィプロニル及びエチプロール等のフェニルピラゾール化合物、スピロテトラマット、スピロメシフェン及びスピロジクロフェン等のテトラミックアシッド化合物;カルタップ、ブプロフェジン、チオシクラム、ベンスルタップ、フェナザキン、フェンピロキシメート、ピリダベン、ヒドラメチルノン、クロルフェナピル、フェンプロキシメート、ピメトロジン、ピリミジフェン、テブフェノジド、テブフェンピラド、トリアザメート、インドキサカーブ、スルフルラミド、ミルベメクチン、アベルメクチン、ホウ酸並びにパラジクロロベンゼンを挙げることができる。
殺菌活性化合物としては、例えば、ベノミル、カルベンダジム、チアベンダゾール及びチオファネートメチル等のベンズイミダゾール化合物;ジエトフェンカルブ等のフェニルカーバメート系化合物;プロシミドン、イプロジオン及びビンクロゾリン等のジカルボキシイミド化合物;ジニコナゾール、エポキシコナゾール、テブコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾール、フルシラゾール及びトリアジメフォンのアゾール化合物;メタラキシル等のアシルアラニン化合物;フラメトピル、チフルザミド、メプロニル、フルトラニル及びトリフルザミド等のカルボキシアミド化合物;トルクロホスメチル、フォセチルアルミニウム及びピラゾホス等の有機リン化合物;ピリメサニル、メパニピリム及びシプロジニル等のアニリノピリミジン化合物;フルジオキソニル及びフェンピクロニル等のシアノピロール化合物;ブラストサイジンS、カスガマイシン、ポリオキシン及びバリダマイシンの抗生物質;アゾキシストロビン、オリサストロビン、メトミノストロビン、クレソキシムメチル及びSSF−126等のメトキシアクリレート化合物;クロロタロニル、マンゼブ、キャプタン、フォルペット、トリシクラゾール、ピロキロン、フサライド、シモキサニル、ジメトモルフ、CGA245704、ファモキサドン、オキソリニック酸、フルアジナム、フェリムゾン、ジクロシメット、カルプロパミド、クロベンチアゾン、イソバレジオン、テトラクロオロイソフタロニトリル、チオフタルイミドオキシビスフェノキシアルシン、3−アイオド−2−プロピルブチルカーバメイト、パラヒドロキシ安息香酸エステル、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム並びにチウラムを挙げることができる。
植物成長調節活性化合物としては、例えば、マレイックヒドラジド、クロルメカット、エテフォン、ジベレリン、メピカットクロライド、チジアズロン、イナベンファイド、パクロブトラゾール及びウニコナゾールを挙げることができる。
本発明の農薬粒剤組成物が他の農薬活性化合物を含有する場合、かかる他の農薬活性化合物の本発明の農薬粒剤組成物における含有量は、通常2〜40重量パーセント程度である。
本発明の農薬粒剤組成物には、スメクタイト鉱物と、必要によりスメクタイト鉱物以外の増量剤とが含有される。
スメクタイト鉱物としては、例えばサポナイト、ヘクトライト、ソーコナイト、スチーブンサイト、ノントロナイト、モンモリロナイト及びバイデライトが挙げられ、好適にはモンモリロナイトが挙げられる。モンモリロナイトとして具体的には、例えば、ベントナイト富士、ベントナイト穂高、ベントナイト赤城、ベントナイト妙義、スーパークレー(いずれもホージュン社製)、クニゲルV1、クニゲルV2、クニゲルVA、クニボンド(いずれもクニミネ工業社製)、関西ベントナイト(カネサン工業社製)が挙げられる。
スメクタイト鉱物以外の増量剤としては、例えば、カオリナイト、ディッカナイト、ナクライト、ハロサイト等のカオリン鉱物、クリソタイル、リザータイト、アンチコライト、アメサイト等の蛇紋石、パイロフィライト、タルク、ロウ石、白雲母、フェンジャイト、セリサイト、イライト等の雲母、クリストバライト、クォーツ等のシリカ、アタパルジャイト、セピオライト等の含水珪酸マグネシウム、石膏等の硫酸塩鉱物、ドロマイト、ギプサム、ゼオライト、沸石、凝灰石、バーミキュライト、ラポナイト、軽石、珪藻土、炭酸カルシウム等の鉱物質担体;トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻粉、籾殻、小麦粉、木粉、糠、ふすま、大豆粉等の植物系担体;尿素、乳糖、ショ糖、食塩、芒硝等の水溶性固体担体が挙げられる。
本発明の農薬粒剤組成物にはスメクタイト鉱物を含む増量剤が、本発明の農薬粒剤組成物に対して、通常40〜98重量パーセント、好ましくは60〜95重量パーセント程度含有される。スメクタイト鉱物を含む増量剤中のスメクタイト鉱物の割合は、通常1〜100重量パーセント、好ましくは1〜75重量パーセント、さらに好ましくは5〜50重量パーセントである。
本発明の農薬粒剤組成物には、水溶性結合剤が含有される。かかる水溶性結合剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウム、トラガントガム、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アルファー化デンプン、デキストリン、アルギン酸及びアルギン酸ナトリウムが挙げられる。
本発明の農薬粒剤組成物に対して、水溶性結合剤が通常1〜10重量パーセント、好ましくは1〜5重量パーセント程度含有される。
本発明の農薬粒剤組成物には、本化合物A、本植物病害防除活性化合物、スメクタイト鉱物を含む増量剤及び水溶性結合剤、さらに任意に含有される他の農薬活性化合物に加えて、界面活性剤、溶剤、安定剤、防腐剤、着色料、香料等の製剤用補助剤を含有することもできる。
本発明の農薬粒剤組成物には、かかる製剤用補助剤が通常0〜5重量パーセント含有される。
本発明の農薬粒剤組成物は、本化合物A、本植物病害防除活性化合物、スメクタイト鉱物を含む増量剤及び水溶性結合剤、さらに任意に含有される他の農薬活性化合物、界面活性剤、溶剤、安定剤、防腐剤、着色料、香料を含有する混合物に、水を加えて混練し、得られた混練物を造粒し、得られた造粒物を乾燥し、必要により解砕、篩分、整粒等を行い製造することができる。混練の際に用いられる水の量は、前記混合物100重量部に対して、通常3〜50重量部の割合である。
前記混練物を押出造粒する際は、通常0.5〜2.0mmφ、好ましくは0.7〜1.5mmφのスクリーンを用いて行われる。押出造粒された後の造粒物は、通常30〜90℃、好ましくは30〜80℃で乾燥される。乾燥された後の本発明の農薬粒剤組成物の粒長は、通常0.5〜6.0mm、好ましくは0.7〜4.0mmである。なお、本発明における粒長とは、粒が取り得る最大長さを意味する。
本発明の農薬粒剤組成物を製造する際に用いられる練合機としては、ニーダー、ナウターミキサー、レディゲミキサー等が挙げられる。押出造粒機としては、スクリュー型押出造粒機、ロール型押出造粒機、ディスクペレッター型押出造粒機、ペレットミル型押出造粒機、バスケット型押出造粒機、プレード型押出造粒機、オシレーティング型押出造粒機、ギア式押出造粒機、リングダイス式押出造粒機等が挙げられ、具体的には不二パウダル(株)のツインドームグラン、シングルドームグラン等を用いることができる。
本発明の農薬粒剤組成物は、イネの育苗箱への播種時や発芽後から水田への移植前のイネの育苗時に育苗箱に施用することができる。その施用量は、本化合物A及び本植物病害防除活性化合物の含有量や水稲育苗箱の大きさなどにより変動し得るものであるが、例えば30cm×60cmの大きさの水稲育苗箱1枚あたり、本化合物A及び本植物病害防除活性化合物の合計量として0.05〜4.0g程度である。
次に本発明を製造例、試験例等によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
参考製造例1 粉状農薬組成物1の調製
70.0重量部の2’−シアノ−3,4−ジクロロイソチアゾール−5−カルボキシアニリド(一般名:イソチアニル)及び30.0重量部のロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)を均一に混合し、遠心粉砕機にて全量粉砕して、体積中位径が4.12μm(MALVERN製MASTERSIZER2000)の2’−シアノ−3,4−ジクロロイソチアゾール−5−カルボキシアニリドを含有する粉状農薬組成物(以下、粉状農薬組成物1と記す。)を得た。
参考製造例2 粉状農薬組成物2の調製
50.0重量部のスピネトラム及び50.0重量部のロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)を均一に混合し、遠心粉砕機にて全量粉砕して、体積中位径が4.29μm(MALVERN製MASTERSIZER2000)のスピネトラムを含有する粉状農薬組成物(以下、粉状農薬組成物2と記す。)を得た。
参考製造例3 粉状農薬組成物3の調製
70.0重量部の(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジン(一般名:クロチアニジン)及び30.0重量部のロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)を均一に混合し、遠心粉砕機にて全量粉砕して、体積中位径が8.20μm(MALVERN製MASTERSIZER2000)の(E)−1−(2−クロロ−1,3−チアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジンを含有する粉状農薬組成物(以下、粉状農薬組成物3と記す。)を得た。
参考製造例4 農薬含有熱硬化性樹脂微粉末1の調製
46.3重量部のスミフェンTM(住化バイエルウレタン製分岐型ポリエーテルポリオール)、52.2重量部のスミフェン1600U(住化バイエルウレタン製直鎖型ポリエーテルポリオール)、及び1.5重量部の2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(化薬アクゾ製)を均一に混合し、ポリオールと触媒との液状混合物(以下、ポリオールプレミックス1と記す。)を得た。ポリオールプレミックス1の粘度は322m・Pa(B型粘度計、25℃、12回転、ロータNo.1)であった。
ハイスピードミキサー装置(深江パウテック株式会社製FS−GS−25型;丸皿型の容器部の底面の中心を通る垂直線を回転軸とするアジテータ羽根および丸皿型の容器部の側面を貫通する水平線を回転軸とするチョッパー羽根を有する装置)の容器内に、100重量部の粉状農薬組成物3を仕込み、該装置のアジテータ羽根(回転数:382rpm)及びチョッパー羽根(回転数:3500rpm)を回転させた。次に、混合容器を加温し、粉状農薬組成物3の粉体の温度を85±5℃に保持したまま、1.93重量部のポリオールプレミックス1を2分間かけて添加した。該ポリオールプレミックス1が粉状農薬組成物3に湿潤される様子が観察された。3分後、粉体の温度を85±5℃に保持したまま、1.07重量部のスミジュール44V10(住化バイエルウレタン製ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、粘度130m・Pa(25℃))を2分間かけて添加した。添加直後から、増粘現象が確認され、その後、粘度が低下し、ポリウレタン樹脂の硬化が観察された
(100重量部の粉状農薬組成物3に対して、3.0重量部のポリウレタン樹脂に相当)。6分後、粉体の温度を85±5℃に保持したまま、下記の操作(以下、ウレタン添加操作と記す。)を34回繰り返し行った。
〔ウレタン添加操作〕
1.93重量部のポリオールプレミックス1を2分間かけて添加する→3分間待つ→1.07重量部のスミジュール44V10を2分間かけて添加する→6分間待つ。
上記のウレタン添加操作の間、ハイスピードミキサー装置は、同条件にてせん断力のある攪拌混合を継続させた。
100重量部の粉状農薬組成物3に対し、合計105重量部のポリウレタン樹脂原料を添加した。上記操作終了後、4.76重量部の炭酸カルシウムNS#2300(日東粉化株式会社製)を添加し、3分間混合した。混合後、該混合物を冷却することにより、粉状農薬組成物3がポリウレタン樹脂で固められ、被覆されてなる農薬含有熱硬化性樹脂微粉末(以下、農薬含有熱硬化性樹脂微粉末1と記す;体積中位径:44μm、見掛比重:0.42g/ml)を得た。
参考製造例5 粉状農薬組成物4の調製
70.0重量部のフラメトピル及び30.0重量部のロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)を均一に混合し、遠心粉砕機にて全量粉砕して、体積中位径が4.02μmのフラメトピルを含有する粉状農薬組成物(以下、粉状農薬組成物4と記す。)を得る。
製造例1 農薬粒剤組成物1の調製
農薬含有熱硬化性樹脂微粉末1を4.4重量部(農薬活性化合物として1.5重量部)、粉状農薬組成物1を2.9重量部(農薬活性化合物として2.0重量部)、粉状農薬組成物2を1.0重量部(農薬活性化合物として0.5重量部)、アルファ化澱粉(アミロックスNo.1A、日本コーンスターチ製)5.0重量部、炭酸カルシウム(SS♯80、日東粉化工業製)10.0重量部、モンモリロナイト(ベントナイト穂高、ホージュン社製)10.0重量部、ロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)65.7重量部の混合物に、界面活性剤(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、Sorpol T-20、東邦化学工業製)1.0重量部を含有する水 約20重量部を加えて、混練した。得られた混練物の約1.5kgを、0.9mmφのスクリーン付きバスケット型押出造粒機(HU−G型畑式造粒機、畑製作所機)に投入し、まず10秒間だけ当該造粒機を運転した。10秒間で得られた造粒物を取り除いた後、当該造粒機の運転を再開し、30秒間で得られた造粒物を取得し、当該造粒物を70℃で30分間乾燥して、農薬粒剤組成物1を得た。
製造例2 農薬粒剤組成物2の調製
農薬含有熱硬化性樹脂微粉末1を4.4重量部(農薬活性化合物として1.5重量部)、粉状農薬組成物1を2.9重量部(農薬活性化合物として2.0重量部)、粉状農薬組成物2を1.0重量部(農薬活性化合物として0.5重量部)、アルファ化澱粉(アミロックスNo.1A、日本コーンスターチ製)5.0重量部、炭酸カルシウム(SS♯80、日東粉化工業製)10.0重量部、モンモリロナイト(ベントナイト穂高、ホージュン社製)20.0重量部、ロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)55.7重量部の混合物に、界面活性剤(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、Sorpol T-20、東邦化学工業製)1.0重量部を含有する水 約20重量部を加えて、混練した。得られた混練物の約1.5kgを、0.9mmφのスクリーン付きバスケット型押出造粒機(HU−G型畑式造粒機、畑製作所機)に投入し、まず10秒間だけ当該造粒機を運転した。10秒間で得られた造粒物を取り除いた後、当該造粒機の運転を再開し、30秒間で得られた造粒物を取得し、当該造粒物を70℃で30分間乾燥して、農薬粒剤組成物2を得た。
製造例3 農薬粒剤組成物3の調製
農薬含有熱硬化性樹脂微粉末1を4.4重量部(農薬活性化合物として1.5重量部)、粉状農薬組成物1を2.9重量部(農薬活性化合物として2.0重量部)、粉状農薬組成物2を1.0重量部(農薬活性化合物として0.5重量部)、アルファ化澱粉(アミロックスNo.1A、日本コーンスターチ製)5.0重量部、炭酸カルシウム(丸尾カルシウム社製)10.0重量部、モンモリロナイト(ベントナイト穂高、ホージュン社製)10.0重量部、ロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)65.7重量部の混合物に、界面活性剤(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、Sorpol T-20、東邦化学工業製)1.0重量部を含有する水 約20重量部を加えて、混練した。得られた混練物の約1.5kgを、0.9mmφのスクリーン付きバスケット型押出造粒機(HU−G型畑式造粒機、畑製作所機)に投入し、まず10秒間だけ当該造粒機を運転した。10秒間で得られた造粒物を取り除いた後、当該造粒機の運転を再開し、30秒間で得られた造粒物を取得し、当該造粒物を70℃で30分間乾燥して、農薬粒剤組成物3を得た。
製造例4 農薬粒剤組成物4の調製
農薬含有熱硬化性樹脂微粉末1を4.4重量部(農薬活性化合物として1.5重量部)、粉状農薬組成物1を2.9重量部(農薬活性化合物として2.0重量部)、粉状農薬組成物2を1.0重量部(農薬活性化合物として0.5重量部)、アルファ化澱粉(アミロックスNo.1A、日本コーンスターチ製)5.0重量部、モンモリロナイト(ベントナイト穂高、ホージュン社製)20.0重量部、炭酸カルシウム(丸尾カルシウム社製)65.7重量部の混合物に、界面活性剤(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、Sorpol T-20、東邦化学工業製)1.0重量部を含有する水 約20重量部を加えて、混練した。得られた混練物の約1.5kgを、0.9mmφのスクリーン付きバスケット型押出造粒機(HU−G型畑式造粒機、畑製作所機)に投入し、まず10秒間だけ当該造粒機を運転した。10秒間で得られた造粒物を取り除いた後、当該造粒機の運転を再開し、30秒間で得られた造粒物を取得し、当該造粒物を70℃で30分間乾燥して、農薬粒剤組成物4を得た。
製造例5 農薬粒剤組成物5の調製
粉状農薬組成物1を2.9重量部(農薬活性化合物として2.0重量部)、粉状農薬組成物2を1.0重量部(農薬活性化合物として0.75重量部)、粉状農薬組成物3を2.2重量部(農薬活性化合物として1.5重量部)、粉状農薬組成物4を5.8重量部(農薬活性化合物として4.0重量部)、アルファ化澱粉(アミロックスNo.1A、日本コーンスターチ製)5.0重量部、炭酸カルシウム(SS♯80、日東粉化工業製)10.0重量部、モンモリロナイト(ベントナイト穂高、ホージュン社製)10.0重量部及びロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)62.1重量部の混合物に、界面活性剤(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、Sorpol T-20、東邦化学工業製)1.0重量部を含有する水 約20重量部を加えて、混練する。得られる混練物の約1.5kgを、0.9mmφのスクリーン付きバスケット型押出造粒機(HU−G型畑式造粒機、畑製作所機)に投入し、まず10秒間だけ当該造粒機を運転する。10秒間で得られる造粒物を取り除いた後、当該造粒機の運転を再開し、30秒間で得られる造粒物を取得し、当該造粒物を70℃で30分間乾燥して、農薬粒剤組成物5を得る。
参考例1 対照農薬粒剤組成物1の調製
粉状農薬組成物1を2.9重量部(農薬活性化合物として2.0重量部)、粉状農薬組成物2を1.0重量部(農薬活性化合物として0.5重量部)、アルファ化澱粉(アミロックスNo.1A、日本コーンスターチ製)5.0重量部、炭酸カルシウム(SS♯80、日東粉化工業製)10.0重量部、ロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)80.1重量部の混合物に、界面活性剤(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、Sorpol T-20、東邦化学工業製)1.0重量部を含有する水 約20重量部を加えて、混練した。得られた混練物の約1.5kgを、0.9mmφのスクリーン付きバスケット型押出造粒機(HU−G型畑式造粒機、畑製作所機)に投入し、まず10秒間だけ当該造粒機を運転した。10秒間で得られた造粒物を取り除いた後、当該造粒機の運転を再開し、30秒間で得られた造粒物を取得し、当該造粒物を70℃で30分間乾燥して、対照農薬粒剤組成物1を得た。
参考例2 対照農薬粒剤組成物2の調製
農薬含有熱硬化性樹脂微粉末1を4.4重量部(農薬活性化合物として1.5重量部)、粉状農薬組成物1を2.9重量部(農薬活性化合物として2.0重量部)、粉状農薬組成物2を1.0重量部(農薬活性化合物として0.5重量部)、アルファ化澱粉(アミロックスNo.1A、日本コーンスターチ製)5.0重量部、炭酸カルシウム(SS♯80、日東粉化工業製)10.0重量部、ロウ石(勝光山クレーS、勝光山鉱業所製)75.7重量部の混合物に、界面活性剤(ポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル、Sorpol T-20、東邦化学工業製)1.0重量部を含有する水 約20重量部を加えて、混練した。得られた混練物の約1.5kgを、0.9mmφのスクリーン付きバスケット型押出造粒機(HU−G型畑式造粒機、畑製作所機)に投入し、まず10秒間だけ当該造粒機を運転した。10秒間で得られた造粒物を取り除いた後、当該造粒機の運転を再開し、30秒間で得られた造粒物を取得し、当該造粒物を70℃で30分間乾燥して、対照農薬粒剤組成物2を得た。
試験例1 水稲の播種時覆土前処理によるイネに対する生育試験
水稲育苗箱(30cm×60cm)の播種前覆土前に供試粒剤組成物を100g/育苗箱の割合で処理し、湿籾(品種:ヒノヒカリ)を160g播種した。育苗器(終日30℃)で3日間発芽させた後、屋外に移動させて育苗を行い、播種1週間後にイネ(処理区)の草丈を測定した。一方、粒剤組成物を処理しない以外は前記と同様に播種及び育苗を行ったイネ(無処理区)の草丈を測定した(2連制)。処理区の草丈と無処理区の草丈とを下記式(A)により対比して生育率(%)を算出し、下記の判定基準に従い生育状況を評価した。

Figure 2011157352

《生育状況の判定基準》
[評価] 生育率
−− : 98%以上
− : 95%以上98%未満
+ : 92%以上95%未満
++ : 89%以上92%未満
+++ : 85%以上88%未満
++++ : 85%未満

その結果を、〔表2〕に示す。
Figure 2011157352

Claims (13)

  1. 式(I)
    Figure 2011157352
    〔式中、
    1は水素原子又はメチル基を表し、
    2は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
    3は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
    4は水素原子、C1−C4アルキル基、C1−C4ハロアルキル基又は(C1−C4アルキル)カルボニル基を表し、
    5は水素原子、C1−C4アルキル基又はC1−C4アルキルアミノ基を表し、
    6は水素原子又はメチル基を表し、
    7はメチル基又はエチル基を表し、
    8はアミノ基、C1−C4アルキルアミノ基又はジ(C1−C4アルキル)アミノ基を表し、
    1及びX2はいずれも水素原子を表すか、又は、X1及びX2が一緒になり単結合を表す。〕
    で示される化合物と、
    チアジニル、イソチアニル、プロベナゾール及びアシベンゾラル−S−メチルからなる群より選ばれる1以上の植物病害防除活性化合物と、
    スメクタイト鉱物を含む増量剤と、
    水溶性結合剤と
    を含有する農薬粒剤組成物。
  2. 式(I)で示される化合物100重量部に対して、植物病害防除活性化合物が100〜5000重量部の含有割合である請求項1記載の農薬粒剤組成物。
  3. 農薬粒剤組成物における、式(I)で示される化合物及び植物病害防除活性化合物の含有割合が1〜30重量パーセントである請求項1又は2記載の農薬粒剤組成物。
  4. 農薬粒剤組成物における、スメクタイト鉱物を含む増量剤の含有割合が40〜98重量パーセントである請求項1〜3いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
  5. 農薬粒剤組成物における、水溶性結合剤の含有割合が1〜10重量パーセントである請求項1〜4いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
  6. 植物病害防除活性化合物が、イソチアニルである請求項1〜5いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
  7. さらにネオニコチノイド化合物を含有する請求項1〜6いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
  8. ネオニコチノイド化合物が、クロチアニジンである請求項7記載の農薬粒剤組成物。
  9. スメクタイト鉱物を含む増量剤が、スメクタイト鉱物及び炭酸カルシウムを含む増量剤成分である請求項1〜8いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
  10. スメクタイト鉱物が、ベントナイトである請求項1〜9いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
  11. 水溶性結合剤が、アルファー化デンプンである請求項1〜10いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
  12. 式(I)で示される化合物が、スピノシンA、スピノシンD、スピネトラムJ及びスピネトラムLからなる群より選ばれる1以上の化合物である請求項1〜11いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
  13. 式(I)で示される化合物が、スピネトラムである請求項1〜11いずれか一項記載の農薬粒剤組成物。
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